一関市議会 2014-09-18
第49回定例会 平成26年 9月(第5号 9月18日)
職務のため出席した事務局員
事務局長 村 上 和 広 事務局次長 苫米地 吉 見
主幹 中 村 由美子
説明のため出席した者
市 長 勝 部 修 君 副市長 田 代 善 久 君
副市長 平 山 大 輔 君
企画振興部長 佐 藤 善 仁 君
総務部長 小野寺 正 英 君 市民環境部長 佐 藤 福 君
保健福祉部長 岩 本 孝 彦 君
商工労働部長 小野寺 康 光 君
農林部長 高 橋 一 秋 君 建設部長 小 岩 秀 行 君
上下水道部長併任水道部長 花泉支所長 佐々木 由 悦 君
菅 野 佳 弘 君
大東支所長 佐 藤 甲子夫 君 千厩支所長 藤 野 裕 君
東山支所長 松 岡 睦 雄 君 室根支所長 三 浦 正 勝 君
川崎支所長 清 水 高 司 君 藤沢支所長 須 藤 久 輝 君
会計管理者 金 今 寿 信 君
消防本部消防長 吉 田 正 弘 君
企画振興部次長 石 川 隆 明 君 総務部次長 金 野 富 雄 君
藤沢病院事務局長 吉 田 浩 和 君
教育委員会委員長
鈴 木 功 君
教育長 小 菅 正 晴 君 教育部長 熊 谷 雄 紀 君
監査委員 小野寺 興 輝 君
監査委員事務局長
藤 倉 明 美 君
農業委員会会長 伊 藤 公 夫 君
農業委員会事務局長
小 島 富士男 君
会議の場所
一関市議会議場
開会時刻 午前10時
会議の議事
○議長(千葉大作君) ただいまの出席議員は30名です。
定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
この際、ご報告を申し上げます。
市長提案15件、請願取り下げ申出書1件、
請願審査終了報告書3件、
委員会審査報告書1件、監査報告書1件、質疑通告書6件、討論通告書3件、委員会発議3件、議員発議6件を受理しました。
次に、宮城県
肝臓病交友会代表、大江正義氏より、
ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充に関する陳情を受理しましたが、その写しをお手元に配付していますので、これによりご了承願います。
本日の会議には、市長、
教育委員会委員長、監査委員、
農業委員会会長の出席を求めました。
議場での録画、録音、写真撮影を許可しておりますので、ご了承願います。
○議長(千葉大作君) これより議事に入ります。
本日の議事は、お手元に配付の議事日程第5号により進めます。
○議長(千葉大作君) 日程第1、請願第2号、市道深持1号線延長工事の早期開設に関する請願の取り下げについてを議題とします。
本請願について、請願者からお手元に配付のとおり、
請願取り下げ申し出の提出がありました。
お諮りします。
本件について、申し出のとおり許可することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、請願第2号の取り下げについては、これを許可することに決定しました。
○議長(千葉大作君) 日程第2、請願第4号、
手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願書を議題とし、
教育民生常任委員長の報告を求めます。
佐々木教育民生常任委員長。
○
教育民生常任委員長(佐々木賢治君)
請願審査終了報告、去る8月26日の第49回
一関市議会定例会において、
教育民生常任委員会に付託されました請願の審査が終了しましたので、報告します。
付託された請願は、請願第4号、
手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願書です。
これが審査のため、8月26日に委員会を開催しました。
委員会は、初めに、紹介議員として出席いただいた沼倉憲二議員から請願の趣旨について説明をいただき、その後、当該請願の審査を行いました。
審査に係る質疑の内容については、先に配付の委員会記録のとおりでありますが、審査の中で、厚生労働大臣が試験を実施し、手話通訳士として認定している手話でありながら、法の整備がなされていないのはまことに残念、広く手話が早く自由に使えて、国民に手話が言語として普及していただくように、ぜひこの請願を採択して、直ちに意見書を提出していただきたいと思うとの意見があったところでございます。
審査の結果でありますが、採決の結果、請願第4号は、満場で採択すべきものと決しました。
以上のとおり報告します。
○議長(千葉大作君) これより委員長報告に対し質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は、討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
委員長報告は、採択すべきものと決定した旨の報告です。
報告のとおり決することに賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、請願第4号は、採択することに決定しました。
○議長(千葉大作君) 日程第3、請願第5号、農業委員会・企業の農地所有・農協改革など、「農業改革」に関する請願を議題とし、
産業経済常任委員長の報告を求めます。
勝浦産業経済常任委員長。
○
産業経済常任委員長(勝浦伸行君) 報告いたします。
去る8月26日の本会議において、
産業経済常任委員会に付託になりました請願第5号の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果の報告をいたします。
まず、付託された請願についてですが、審査を終了いたしましたのは、請願第5号、農業委員会・企業の農地所有・農協改革など、「農業改革」に関する請願であります。
審査の経過でありますが、これが審査のため、平成26年8月26日及び9月8日に委員会を開催し、8月26日には紹介議員である石山健議員の出席を求めました。
審査に係る質疑の内容については、お手元に配付の委員会記録のとおりでありますので、ご了承願います。
審査の際には、当市議会では前回の6月定例会において、農業改革に慎重な対応を求める意見書を提出している、しかし、現政権が進める農業改革により企業参入に道を開いてしまうと、これまで培ってきた地域をベースにした産業としての農業が崩れてしまう、その部分を許してはだめだということで、農業団体で大きな運動になっている。
前回は慎重にという意見書、今回はそういうことは行わないように中止してほしいということで意見書を上げるのは、それなりに意義があるので、願意は妥当と判断していいのではないか、大局的に農業を行うにはある程度の改革が必要であり、改革の中止を求めるのは賛成できない、前回提出した意見書のとおり、慎重な対応を一関市議会として求めていくべきなどの意見がありました。
次に、審査の結果でありますが、請願第5号、農業委員会・企業の農地所有・農協改革など、「農業改革」に関する請願については、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
以上のとおりご報告いたします。
○議長(千葉大作君) これより委員長報告に対し質疑を行います。
11番、菊地善孝君。
○11番(菊地善孝君) 改めて、配付いただいている
常任委員会記録を読ませていただいているのですが、なぜこのまともな請願が不採択に委員会でなったのか、これを読む限りでは読み取れないのであります。
2つお聞きしますが、1つは、家族経営云々という部分が大分議論されたような記録になっているけれども、市内の農業の実態というのは、明らかに家族を中心とした農業であります。
一部、農業法人によって集約した形でやっている地域もありますけれども、圧倒的に家族農業が市内農業の実態であります。
この実態を踏まえた議論をしたのかどうかであります。
我々は国会議員でもなければ県会議員でもありません。
市議会議員であります。
この地域の基幹産業である農林業、とりわけ農業がこういう状況の中で、家族経営で何とか持ちこたえているこの地場の農業者の実態というものを踏まえた審査をされたのかどうか、ひとつ改めて紹介をいただきたい。
2つ目は、今議会でさまざまな会派の方々から、里山資本主義というふうな言葉を使いながら、地域循環型の産業政策の必要性が異口同音に語られたわけであります。
この記録を読む限りにおいては、そういう立場での議論の掘り下げが極めて薄いと言わざるを得ない。
地元産業中の産業であるこの農林業、とりわけ農業、ここの再生のためには、地域内投資の中心はどうしても個々の経営体もさることながら、農協という大きな組織の役割が極めて大きいと私は思います。
そういう意味で、農業団体を弱体化してしまうような今回の政府の行う改革に対して、一関市が当然のことながら、これをやめるべきだというのは、農業者の気持ちに合致するものだと、こういうふうに思えてならないのですが、そういう意味での地域経済に対する農協の役割、この議論がほとんどされていないのはどういうわけだということであります。
もう一つ、私は、かつて1期だけ4年間、農業委員を務めた経過が町時代にあるわけですが、今の農業委員会の主たる仕事が農地の番人としての部分に限られていた当時、いろいろな課題を私も考えました。
しかし、市の農業政策を考えた場合に、市の農業委員会が果たしている役割は大きいし、期待も大きい一人であります。
特に、農林業をどうやって振興させていくのかということについて言えば、公選の農業委員を中心とした農業委員会の役割は極めて大きいと言わざるを得ない。
この施策のシンクタンクに当たる部分だろうと思う。
これを弱体化してしまうような今回のこの改革について、請願を不採択にするということの政治的な意味、意義、こういう部分についての掘り下げがどうも記録上は感じ取れないものですから、この部分についてさらに委員長としての報告を求めたい。
以上です。
○議長(千葉大作君)
勝浦産業経済常任委員長。
○
産業経済常任委員長(勝浦伸行君) 今、3つほどご質問がございましたが、審査の内容につきましては、お手元に配付の委員会記録のとおりでございます。
その中で、特にも意見の中心となったのは、大局的に農業を行うにはある程度の改革が必要であり、改革の中止を求めるのは賛成できない、それから6月に提出した意見書のとおり、慎重な対応を市議会として求めていくべきというような意見が中心となりました。
以上です。
○議長(千葉大作君) 11番、菊地善孝君。
○11番(菊地善孝君) 今の部分については、そういう答えの仕方もあるのだろうと思うけれども、それではお聞きしましょう。
6月議会でそういうふうな形で賛成多数とは言え可決しているわけでしょう。
今回は、不採択、否決してしまうわけでしょう。
その理由は、慎重に扱うべきだという表現と中止というその表現の違いだというわけでしょう。
なぜ、慎重はよくて中止はだめなのか。
私が冒頭話したように、この地域の基幹産業中の基幹産業は農林業であります、今、大変な苦境下にあるけれども。
その産業にとって、今回の国の施策、さまざまな改革という名の
カギ括弧つきの改革が述べられているけれども、そのことが、これをやったらプラスになるのかマイナスになるのかという視点での吟味がされていない。
冒頭言ったように、我々は国会議員でも県会議員でもありません。
都市部の市会議員でもありません。
この一関市の市民生活なり産業政策について、議会という立場から市政に参加しているわけであります。
そういう立場からして、このような結論というのは、農協関係者はもとより、農業委員会、広く農業者の受け入れられない、多くの農業者の受け入れられない結論と言わざるを得ないと思います。
こういう議論はありませんでしたか。
○議長(千葉大作君)
勝浦産業経済常任委員長。
○
産業経済常任委員長(勝浦伸行君) 再度ご質問がありましたが、お手元に配付の委員会記録のとおりでございます。
○議長(千葉大作君) 11番、菊地善孝君。
○11番(菊地善孝君) 今、再質問でも言ったように、慎重に扱うべきだというその趣旨は、その心は、やっては困るという趣旨なのですね。
それを、この改革のスピード、
カギ括弧つきの改革なるものが、いよいよもって大変な状況に入ってきているから、請願者は中止という言葉を使っているのだろうと思うのですね。
その辺の審議は、この記録上は私は読み取れないですよ。
今、国政なりTPPとの関係で国際関係を含めて、この改革なるものがこの地域の農業の振興どころか後退を意味する、だから改めてこの農業者の集まりである請願者団体が請願しているわけです。
そのことをどれだけ真剣に議論をしたかということだろうと思います。
慎重にという言葉はあくまでもやっては困る、こういう趣旨。
そのやっては困ると言っているときに、逆に進めようとするから表現としては厳しい中止という表現での請願になっている、それが適当でない。
なぜ適当でないのか、改革をするかどうかということについて、だれも異議はない。
例えば、農業団体でもさまざまな改革が地元農協を含めて行われているのです、そのことは日々。
ですから、5年前、10年前、20年前に比べたら農協のあり方、単協含めて、系統含めて相当改善されてきている。
そのことと、今、国政において進めようとしているこの改革なるものの中身が全然違うのだと。
その中身の議論がされない中で、表現上の語句のやりとり程度の審議しか、申し訳ないけれども、した記録がこれからは読み取れないのだけれども、そんなことでいいのかと、こういう議論はなかったですか。
○議長(千葉大作君)
勝浦産業経済常任委員長。
○
産業経済常任委員長(勝浦伸行君) 何度も質問を受けますが、この報告書に、先ほど述べましたとおり、大局的に農業を行うにはある程度の改革が必要であり、改革の中止を求めるのは賛成できない、前回提出した意見書のとおり慎重な対応を一関市議会として求めていくべきという意見がありました。
そのほかにつきましては、お手元に配付の記録のとおりでございますので、ご了解願いたいと思います。
○議長(千葉大作君) 質疑を終わります。
討論の通告がありますので、これより討論を行います。
請願第5号に賛成者の発言を許します。
2番、菅野恒信君。
○2番(菅野恒信君) 日本共産党の菅野恒信でございます。
この請願は、先ほど来言われておりますが、
産業経済常任委員会に付託され審査が行われ、残念ながら不採択となりました。
私は、その不採択に反対し、この場で議員各位に今一度趣旨を訴え、本会議で採択されるようお願いするものであります。
国際連合食糧農業機関、FAOといいますが、この機関はことし、2014年を国際家族農業年と定めております。
この趣旨に沿って、日本農業、一関市の農業が一層発展される大事なときに、この請願が不採択されたことは残念でございます。
多くのメディアが最近、農家にとってはもとより、市民全体の生活、地域経済に大きなマイナス影響を与える米価過去最低に、ひとめぼれ60キロ8,400円で前年度より2,800円下落という報道が大きくなされております。
TPP交渉の行方は未知数ですが、大変、農家に、一関市に重大な影響を与えることになりかねないという緊迫した状態でございます。
その上、政府は、規制改革が農業委員会、農業生産法人、農協の3セット断行ということでこれを推し進めようとしている、これは改革ではなくて解体であると私は考えます。
農業委員会の公選制も廃止され、地域農業振興も農地管理や農業振興に対する意見表明を行うことも奪われかねない、こういう危険なものであります。
この方針は、来年1月下旬からの通常国会に関連法案が提出される見通しで、これを強行されれば、日本の農業史上かつてない農家経営はもとより、地域経済や雇用、市民の暮らしに重大な事態を及ぼすものと言えると思います。
経済のアベノミクスは、円安、所得下落で多くの国民の消費購買力を冷え込ませ、失敗ではないのかという評価が高まっています。
農業改革はアベノミクスの農業版であり、今、一関市議会でも異口同音に、党派を超えてこのことが強調され、少子高齢化、市町村消滅などというセンセーショナルなPRがされる状況のもとで、元気のある豊かな一関市を子や孫に将来にわたって引き渡すため、ここにおられる議員の皆さんのこの採択に向けてのご協力を心から呼びかけまして、私の訴えとさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) 以上で、通告による討論を終わります。
以上で、討論を終わります。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
委員長報告は、不採択すべきものと決定した旨の報告です。
よって、原案について採決します。
請願第5号について、本請願を採択することに賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成少数。
よって、請願第5号は、不採択とすることに決定しました。
○議長(千葉大作君) 日程第4、請願第6号、政府による緊急の過剰米処理を求める請願を議題とし、
産業経済常任委員長の報告を求めます。
勝浦産業経済常任委員長。
○
産業経済常任委員長(勝浦伸行君) 報告いたします。
去る8月26日の本会議において、
産業経済常任委員会に付託になりました請願第6号の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果の報告をいたします。
まず、付託された請願についてですが、審査を終了いたしましたのは、請願第6号、政府による緊急の過剰米処理を求める請願であります。
審査の経過でありますが、これが審査のため、平成26年8月26日及び9月8日に委員会を開催し、8月26日には紹介議員である石山健議員の出席を求めました。
審査に係る質疑の内容については、お手元に配付の委員会記録のとおりでありますので、ご了承願います。
審査の際には、備蓄米が過剰だということはわかるが、これを政府だけの責任にしてしまえば、回り回って自分たちに負担が来るのではないか、県民所得において米はあまりウエートを占めるものではないが、米価が下がるということは地域経済などさまざまなものに影響を及ぼしてしまう、意見書を提出し緊急に対応を求めるべき、市場にダブついている備蓄米を買い入れることをしないと新米に大きく影響してしまう、これは緊急にとらざるを得ない対策であり、時期を逸してはまずいなどの意見がありました。
次に、審査の結果でありますが、請願第6号、政府による緊急の過剰米処理を求める請願については、満場で採択すべきものと決しました。
以上のとおり報告いたします。
○議長(千葉大作君) これより委員長報告に対し、質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は、討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
委員長報告は、採択すべきものと決定した旨の報告です。
報告のとおり決することに賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、請願第6号は、採択することに決定しました。
○議長(千葉大作君) 日程第5、認第1号、平成25年度一関市
一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第23、認第17号、平成25年度一関市
病院事業会計決算の認定についてまで、以上19件を一括議題とし、決算審査特別委員長の報告を求めます。
佐藤決算審査特別委員長。
○決算審査特別委員長(佐藤雅子君) 8月26日の本会議において、平成25年度決算審査特別委員会が設置され、審査付託されました下記議案の審査が終了しましたので、その経過並びに結果を報告いたします。
まず、付託案件ですが、本決算審査特別委員会に付託された議案は、認第1号、平成25年度一関市
一般会計歳入歳出決算の認定について、ほか18件です。
次に、審査の経過ですが、審査は8月26日、9月4日、5日及び9月16日の4日間にわたり委員会を開催し、市長、
教育委員会委員長、監査委員、
農業委員会会長の出席を求めました。
8月26日の委員会において正副委員長の互選を行い、委員長には本員が、副委員長には武田ユキ子委員が選任されました。
その後、総務部長、
企画振興部長、市民環境部長、保健福祉部長、
商工労働部長、農林部長、建設部長、消防長、教育部長、
上下水道部長併任水道部長、
藤沢病院事務局長の順で補足説明を受けました。
9月4日、5日に総括質疑を行い、その後、直ちに常任委員会単位の4分科会を設置し、所管に係る決算認定議案を分割付託しました。
9月8日、9日には各分科会が開催され、慎重審査し、9月16日の特別委員会において各分科会における審査の報告を求めました。
本特別委員会は議長及び議会選出監査委員である議員を除く28人で構成されたものでありますので、総括質疑及び各分科委員長報告に対する質疑の報告については割愛いたします。
最後に、審査の結果でありますが、各分科委員長の報告を待って当特別委員会としての結論を得るため、採決をしました。
その結果、議案第93号から議案第94号までの2件は満場で可決すべきものと決し、認第4号から認第17号までの14件は満場で、認第1号から認第3号までの3件は多数で認定すべきものと決しました。
なお、市当局においては、「利用自粛牧草等処理円滑化事業における放射能被害対策の一つである汚染牧草の一時保管について、より一層の努力を行い、収束を加速すること」、「農地・水・環境保全向上対策事業や中山間地域等直接支払交付金の取り組み状況や実績の、地域による差異をなくすための関係機関による連携した取り組みの強化」、「市立保育園の待機児童解消に向けた保育園及び幼稚園の充実や、運営の効率化による保育環境の充実」、「学校統合に当たり経費基準を定めるなど、統一的な考えで事業を進めること」など、総括質疑や分科会での審査の際に交わされた質疑内容に意を配していただくよう望むものであります。
以上が、当決算審査特別委員会における審査の経過と結果です。
何とぞ、当委員会の決定のとおり、ご賛同を賜りますようお願いを申し上げ、ご報告とします。
○議長(千葉大作君) お諮りします。
委員長報告に対する質疑は、議長と議会選出監査委員である議員を除く28名による特別委員会において慎重審査をしておりますので、これを省略したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議ありませんので、これを省略することに決定しました。
討論の通告がありますので、これより討論を行います。
委員長報告のうち、認第1号、第2号、第3号に反対者の発言を許します。
21番、石山健君。
○21番(石山健君) 日本共産党を代表いたしまして、認第1号、平成25年度
一般会計歳入歳出決算、認第2号、平成25年度
国民健康保険特別会計歳入歳出決算、認第3号、平成25年度
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算につきまして、反対の立場から討論をいたします。
今、一関市行政に問われているのは、第一に、やはり市民の暮らし、経済が本当に市民の目線に立った行政運営がなされているのかということが問われているというふうに思います。
認第1号につきまして、評価すべき施策について最初に申し上げます。
放射線対策につきましては、生活空間や公共施設の放射線量の把握、学校給食食材の放射性物質の測定の実施を行い、市民への不安解消に努めたことにつきましては率直に評価いたします。
さらには、安心して子供を育てられる環境では、小学生の医療費無料化、子宮頸がんワクチンの全額助成、第3子以降の保育料無料化、各階層の保育料を軽減して、子育て世代の経済的負担を軽減したことにつきましても率直に評価をするものでございます。
しかし、これからは問題を申し上げます。
とりわけ、7.26の当地を襲いました大雨被害の防御に当たりました市職員は、不眠不休でこの災害の防止に当たられ、また、その後の災害復旧にも献身的に取り組まれたことについても、これは高く評価するものでございます。
さて、次に、歳入について触れます。
市債ですが、交付税措置のある起債、過疎債、合併特例債、緊急防災事業債、災害にかかわる起債など、有利な起債の活用で、市民本位の事業の展開に資するために内部の合意形成を図っているのか、これは歳出から見た場合も、市民生活を含めて、大変私は問題があると思っています。
また、いまだに汚染された牧草、稲わら、堆肥、ほだ木の一時保管と処分は、住民との関係では乖離しております。
原木シイタケ生産者は産地崩壊の危機的状況にあります。
放射能汚染対策は、国、東電が実施すべきは当然であります。
しかし、当市の実態を踏まえ、汚染廃棄物を焼却されなかったのかとの疑問が特にこれは突きつけられます。
次に、汚染廃棄物の焼却施設、仮設炉の進め方でございます。
この点につきましては、行政の手続きの順序を踏んでいないことが情報公開条例請求でわかりました。
内部協議の積み上げがなされていないことによる大きなものがあります。
仮設焼却炉建設を計画しており、狐禅寺地区の住民に理解を得られないのは、市執行部大もとに問題があると考えます。
さらには、川崎支所元職員の不祥事が発生し、行政に対する市民の信頼を損ねる結果が生じたのも、内部チェック徹底がなされていないことに起因するものがあり、検証が求められます。
次に、産業振興について申し上げます。
当市の地場企業は総数76.2%で地域経済の主体でございます。
平成25年度、DIOジャパン、関連するコールセンター1社に対しては、5,000万円以上の交付金が交付されております。
労働者はわずかに21名の雇用だけにとどまっております。
また、今次議会も含めまして、各会派を超えて提案されている地域内発型産業振興策、また、地域振興条例は棚上げにしないで、さらなる充実を求めるものでございます。
次に、企画費の地域情報化推進事業について申し上げます。
光ファイバー民間貸し出しの収入が収入済みで24万5,280円にとどまっております。
投資した整備費は9億700万円投入しております。
さらには、維持管理費には6,000万円かかっております。
光ファイバー、デジタル化、共同アンテナ、難視聴対策についても、これはしっかりと庁議、内部協議の機能が果たされたのか、甚だ疑問でございます。
民生費では、生活保護費の制度改悪の中で、生活保護基準に近い低所得者は生活が圧迫され、税の滞納につながっております。
ワンストップサービスを実施するよう求めてまいります。
さらには、一般質問等、あるいは再々私どもは福祉灯油につきましては実施するように求めました。
また、当市議団の申し入れもしてまいったところでございます。
しかし、これは今、燃料等も高騰しておりますけれども、中でも全くこれは実施をする考えはないようであります。
何としてもこれは福祉灯油の実施を私は強く求めるものであります。
次に、在宅介護支援世帯に対する介護手当は増額を検討すべきと考えます。
10款教育費、学校給食センター費のうち、花泉給食センター調理業務委託料、平成24年度の契約金額は4,120万2,000円、平成25年度は2,394万円と契約金が大幅に下がっております。
もちろん、業者の変更もありました。
その中で、しかし、入札ですから、安ければ安いほどよいということがで言えるでしょうか。
結局、そのしわ寄せは、働く労働者の賃金を大幅に引き下げるなどの実態がございます。
こうしたことを防ぐためにも、直ちに公契約条例の策定が今、急がれております。
次に、認第2号について申し上げます。
平成25年度一関市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算についてです。
国保の本旨からして、生活保護基準以下の世帯からは税負担はしてはならないと、これはもう条例がありますけれども、ならないと思います。
減額基準の世帯からは徴収を行わず、一般会計からの繰り入れを行うのが当然であります。
臨時財政交付金が入っております。
にもかかわらず、引き下げを行わず、また一方、県下一の差し押さえ件数になっております。
つまり、ワンストップサービスの実態はほとんどつながっておらない状況であります。
特別調整交付金、これは国より平成25年3月までには6億1,000万円の基金の積立金があります。
これ以上の積立金をする理由はありません。
一刻も早く国保税の引き下げを行うように強く求めるものでございます。
次に、認第3号、平成25年度一関市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についての討論をします。
医療保険料の不納欠損処理数は172件、収入未済額は961件です。
75歳以上の方々は、収入は年金暮らしであります。
この年金暮らしのお年寄りから別枠にして保険料を徴収するようなことは、まさにこれはお年寄りいじめの制度でございます。
長年社会に貢献し、家族のためにも貢献してきた方々のためにも、一日も早い制度の廃止を求め、反対討論といたします。
ご清聴ありがとうございました。
○議長(千葉大作君) 次に、委員長報告に賛成者の発言を許します。
8番、佐藤浩君。
○8番(佐藤浩君) 私は、第49回
一関市議会定例会に提案された平成25年度一関市一般会計及び各
特別会計歳入歳出決算の認定並びに関連する2議案について、賛成の立場から討論に参加いたします。
勝部市長におかれましては、平成25年度予算は、東日本大震災からの復旧復興と国際リニアコライダーの実現に向けて、未来へ着実に前進する予算として、712億円もの平成17年合併以降、最大の一般会計当初予算を編成し、施策を推進させたことにより、市政が確実に前進した1年と評価するものであります。
また、災害からの復旧復興、放射線対策、災害に強いまちづくり、少子高齢化社会への対応、雇用対策など、課題が山積する中にあって、活力とにぎわいのあるまちづくりの実現を念頭に、着実な政治手腕を発揮されておりますことに、心より敬意を表するものであります。
さて、勝部市長は、昨年の3月市議会定例会において、平成25年度の重点施策として3項目上げており、それぞれの施策に対して、市民ともども十分成果が上がったものと評価しているところであります。
まず、重点施策の1つ目は、東日本大震災からの復旧復興でありました。
生活空間などの放射線量の把握、汚染された牧草の処分や、稲わら、堆肥、ほだ木などの一時保管の推進、原木シイタケの産地再生を図るためのほだ木や種駒の助成など、各種放射線対策に努められました。
今後、早期に、稲わら、堆肥、ほだ木などの焼却処分が進むことを望むものであります。
また、自主防災組織に対する支援、防災行政情報システムの整備、住宅の再建及び宅地の復旧工事に対する助成などのほか、昨年7月の集中豪雨による被害からの復旧と被災者支援を進めるなど、市民生活の安全安心の確保に努められるとともに、陸前高田市及び気仙沼市への職員派遣を継続するなど、沿岸被災地の後方支援に引き続き意を配されたところであります。
重点施策の2つ目は、国際リニアコライダーの実現でありました。
勝部市長は、国際リニアコライダー、ILCを一関市発展の基軸と位置づけて、まちづくりに取り組んでいるところであり、研究者による立地評価会議により、当市を含む北上高地が国内候補地として決定されたことは喜びにたえないところであります。
中学生の筑波研究学園都市への派遣事業の継続実施、一ノ関駅構内へのILC紹介コーナーの開設、また、市民を対象としたILC講話に市長みずから赴くなど、実現に向けさまざま取り組まれました。
今後は、国家プロジェクトとして、早期に事業推進の意思決定がなされ、当地域の発展に寄与することを切に願うものであります。
重点施策の3つ目は、中東北の拠点都市一関の形成でありました。
高齢化社会への対応としては、介護サービスの基盤整備、シニア世代の社会参加、社会貢献活動を推進するためのシニア活動プラザの設置、自然休養村管理センターなどの公共施設のバリアフリー化などの取り組みがなされました。
また、結婚活動の支援による結婚対策の実施、移住定住奨励助成事業、いちのせき暮らし体験ツアーの実施など、移住定住の促進に努められたところであり、平泉町との定住自立圏形成協定も締結されました。
さらには、小学生の医療費無料化、子宮頸がん予防ワクチンなどの全額公費助成、第3子以降の保育料無料化などに加え、すべての所得階層において、保育園保育料を減額し、子育て世代の経済的負担の軽減を図られました。
また、一関あおば保育園の整備、私立保育園や認定こども園となる私立幼稚園の新築・改築への支援など、安心して子供を育てられる環境づくりが推進されました。
また、雇用対策として、若者の地元企業への就職及び職場定着への支援、緊急雇用創出事業、新規立地企業の操業開始時における採用者の人材育成の支援など、勝部市長の経験をもとに積極的に取り組んでおられます。
また、新花泉図書館の開館、永井公民館、一関図書館、山目小学校、磐井中学校、東山中学校、一関サッカー・ラグビー場の建設など、教育環境整備を図るとともに、理科学習支援員の配置、読書指導員の増員、特別支援教育の推進など、教育・人材育成に努められました。
また、健康づくりの拠点施設としての一関保健センターの建設着工、医師修学資金貸付事業、地域医療・介護連携推進事業など、保健・福祉・医療の連携強化と充実が図られました。
重点施策のほか、産業振興につきましては、農地の基盤整備事業、農業担い手育成対策事業、農業の6次産業化や地産外商の取り組みなど、農業の振興策を講じられました。
また、中小企業振興資金貸付金に係る利子・保証料補給、商店街にぎわい創出事業補助など、商店街の活性化に向けた支援や企業の魅力発進力向上事業など、商工業の振興策を講じられました。
また、和食のユネスコ無形文化遺産登録を弾みに、当地方のもち食・もち文化の情報発信や、一関・平泉バルーンフェスティバルの開催など、観光の振興に努められました。
環境対策につきましては、地球温暖化対策に関する意識啓発に努め、住宅用太陽光発電システム設置への補助、防犯灯のLED化などを進め、新エネルギー・省エネルギーの取り組みを推進するとともに、ごみの減量化、資源化にも取り組まれました。
上下水道の整備につきましては、水道未普及地域の解消のため、興田・猿沢簡易水道事業などの促進や上巻浄水場の整備などによる安全な水の安定的な供給に努めるとともに、磐井川流域関連一関公共下水道事業や浄化槽事業などにより、生活環境の改善と水質保全に努められました。
また、世界遺産拡張登録に向けて、県や関係市町と連携を図りながら、骨寺村荘園遺跡の調査事業を進めるとともに、県内4市町の連携による平泉ナンバー導入に向けての運動にも鋭意取り組み、導入決定を実現したところであります。
また、矢ノ目沢金沢線、清水原一関線、中駒場線、松川駅館下線などの基幹道路網の整備、コミュニティFM放送による市民への情報提供など、市民生活にかかわる環境整備を実施し、もって、住民福祉の向上が図られたところであります。
行財政運営につきましては、第2次行政改革大綱、集中改革プランを着実に実行し、人件費の削減や地方債の繰上償還により、将来の公債費の負担の軽減を図るなど、経常経費の削減に努められ、持続可能な行財政運営に努力されました。
また、協働のまちづくりにつきましては、平成22年度から実施されている、いちのせき元気な地域づくり事業は、地域の住民と行政とが一緒に考えつくり上げるという、まさに協働の事業であり、これを契機に地域コミュニティの一層の活性化が図られたところであります。
平成25年度には、一関市地域協働推進計画を策定し、地域協働体設立の取り組みにも進展が見られ、今後の地域づくりに一層の弾みがつき、市民・企業・行政それぞれが役割と責任を担う協働のまちづくりによる中東北の拠点都市一関の形成が一層推進されていくものと期待しているところであります。
私は、以上の理由から、平成25年度一関市一般会計並びに各
特別会計歳入歳出決算の認定並びに関連する2議案について、賛成するものであります。
議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、賛成討論といたします。
ご清聴ありがとうございました。
○議長(千葉大作君) 以上で、通告による討論を終わります。
以上で、討論を終わります。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
採決は、議案第93号及び94号の2件を一括で、次に認第1号、第2号、第3号の3件を個別で、次に認第4号から認第17号までの14件を一括で、以上のように分割して採決します。
初めに、議案第93号、94号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第93号、第94号、以上2件に対する委員長報告は、可決です。
委員長報告のとおり決することに賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、以上2件は、委員長報告のとおり可決されました。
次に、認第1号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
認第1号、本案に対する委員長報告は、認定です。
報告のとおり決することに賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成多数。
よって、認第1号は、認定されました。
次に、認第2号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、採決に入ります。
認第2号、本案に対する委員長報告は、認定です。
報告のとおり決することに賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成多数。
よって、認第2号は、認定されました。
次に、認第3号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
認第3号、本案に対する委員長報告は、認定です。
報告のとおり決することに賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成多数。
よって、認第3号は、認定されました。
次に、認第4号、第5号、第6号、第7号、第8号、第9号、第10号、第11号、第12号、第13号、第14号、第15号、第16号、第17号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
認第4号から認第17号まで、以上14件に対する委員長報告は、認定です。
報告のとおり決することに賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、以上14件は、認定されました。
○議長(千葉大作君) 日程第24、議案第81号、一関市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてから、日程第26、議案第83号、一関市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定についてまで、以上3件を一括議題とします。
提案者の説明は終わっていますので、直ちに質疑に入ります。
これより質疑を行います。
22番、岩渕一司君。
○22番(岩渕一司君) 議案第81号から83号までは、今回の児童福祉法の改正によって、市でもって条例を定める必要が生じたということの説明がございました。
この法律は、放課後児童健全育成について、設備、あるいはその運営についての基準を定めるものでございますが、まずもって、議案第81号の一関市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例について、5点ほど質問いたします。
まず、1つは、放課後児童支援員、現在は放課後児童指導員という名称になっておりますけれども、これが今度、新制度になりますと、その配置の状況が若干変わるわけですけれども、その対応について、現在の状況とこれからの対応についてお伺いしたいと思います。
その次に、児童集団の規模についてですけれども、現在、40人程度となっておりますけれども、1クラブ最大70人までということでしたけれども、この改正によって集団の規模が40人以下というふうな縛りが出てくるわけですが、これは経過措置が5年ありますけれども、この対応が果たしてできるのかどうかということであります。
それから、開所時間についてでありますけれども、平日については、今まではその時間の縛りがなかったのですが、今回3時間以上というような改正になりますけれども、その対応についての支障がないのかということ、それから開所の日数ですけれども、今まではその地域の実情によって設定されるとなっていましたけれども、改正では年間250日以上というふうな縛りが出てきます。
この対応についてお伺いしたいと思います。
それから、最後に、その他の中で、これは新しい制度ですから、制度で条例で決めるというようなことになっておりますので当然かと思うのですが、災害時、あるいは何か事故があったとき、異常があったときにこれは必要な条例なのだと思うのですが、これについてのマニュアルといいますか、そういったものがあるかどうかということについてお伺いしたいと思います。
それから、議案第82号については、これは今回の関連三法の中で目玉となるような条例制度でありますけれども、この条例を制定することによって、具体的にどのような対応、そしてどのような動きが見られるのかについてお伺いをいたします。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) 岩渕一司議員の質問にお答えします。
一関市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてでありますが、現在の放課後児童指導員の配置状況については、平成26年5月1日現在で、指導員が2人以上配置されていない施設は、平日では分室を含め19施設のうち1施設、土曜日は開所している18施設のうち5施設となっております。
なお、夏休み等の長期休暇においては、全施設で指導員が2人以上配置されている状況にあります。
今後、指導員が2人以上配置されていない施設については、常時指導員を2人以上配置するよう改善を促し、新基準に対応するよう指導してまいりたいと考えております。
次に、児童集団の規模については、平成26年5月1日現在で、支援の単位を40人以下とする基準を満たしていない施設は19施設のうち9施設となっております。
次に、平日の開所時間が原則1日につき3時間以上とする基準については、現在既にすべての放課後児童クラブにおいて、平日の開所時間が3時間以上となっており、対応ができている状況にあります。
次に、開所日数が原則1年につき250日以上とする基準については、現在、年間の開所日数が250日未満の施設が2施設ありますが、条例において、児童の保護者の就労日数、小学校の授業の休業日、その他の状況等を考慮して事業所ごとに定めることとしていることから、地域の状況等を勘案し、開所日数が年間250日未満であっても、例外として認められることとなっております。
次に、利用定員や非常災害対策などを定める運営規程の統一したマニュアルについては、放課後児童クラブの事業者と協議を行い、整備を進めてまいりたいと考えております。
なお、条例において、平成32年3月31日までの経過措置期間を設けていることから、基準を満たさない施設につきましては、期間内に基準を満たすよう整備を進めてまいります。
次に、一関市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例についてでありますが、本条例により、設備及び運営に関する基準を定めようとする家庭的保育事業のほか、3つの事業からなる地域型保育事業については、待機児童の大半が満3歳未満であることから、子ども・子育て支援新制度において、既存の保育所や認定こども園に加え、満3歳未満の乳幼児を対象とした多様な施設や事業の中から利用者が選択できる仕組みを構築し、地域における多様な保育ニーズにきめ細かに対応することを目的として、国が定める基準を踏まえ、新たに市町村が条例で認可基準を定めることとなったものであります。
本年7月に、市内の既存認可外保育事業者等を対象に行った意向調査の結果、現在、3事業者が新制度に取り組む意向を示しております。
今後さらに市ホームページ、広報、FMあすも等を活用し、広く事業の周知を行い、既存事業者からの転換のみならず、新規起業者の参入も推進し、地域型保育事業の展開を図り、保育環境の改善に努めてまいりたいと考えております。
○議長(千葉大作君) 22番、岩渕一司君。
○22番(岩渕一司君) おおよそのところは納得した部分もあるのですが、最初に申し上げました児童支援員の関係については、市で研修をしなければならないというふうな条件があるようですけれども、これについては、どのような対応になるのかお伺いしたいと思います。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) 新たに県で主催する研修等を受けていただくというふうになるわけでございますが、2名になっていないところについては、まずそういう方を確保するということが必要だろうと思います。
その辺の事情については、市とも協議しながら進めるというふうな形になりますし、その上で研修等を受けていただいて、質の向上を図っていくという考え方でございます。
○議長(千葉大作君) 22番、岩渕一司君。
○22番(岩渕一司君) これは、県の事業の中で研修をされるということのようですので、同時進行というふうな形で進めていただければと思います。
その次に、集団の規模ですけれども、規模は40人以上の箇所が9カ所あるというふうなお話でしたけれども、これに対しての市としてどのような対応をされていくのか、お伺いしたいと思います。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) 施設の関係につきましては、専用区画の面積が児童1人につき1.65平方メートル、それから支援の単位が40人以下とする基準を満たしていないところの対策といたしましては、施設の改修や学校の空き教室の活用などが考えられることから、放課後児童クラブの事業者や教育委員会と平成32年3月31日までの経過措置期間内に対応できるよう協議を行い、補助事業等を導入しながら進めてまいりたいと考えております。
○議長(千葉大作君) 15番、金野盛志君。
○15番(金野盛志君) 議案第81号については、岩渕一司議員から質問がありましたので、この点については1点だけ伺います。
その基準を満たしていない場合は、平成32年末までに経過措置があるわけですけれども、この放課後児童クラブの保護者の負担というのが7,000円から8,000円、月額、その他の経費まで含めると1万円ぐらいになっているのではないかと思うのですけれども、こういう新制度に移行した場合に、基準に沿ったものにやっていく場合に、その財政的な措置というのは、どのように今のところ考えているのか、要するに保護者にその分の、新制度に移行した場合に保護者の負担が増えないようにすべきだと思うのですけれども、ここはどこで負担をしていくのかということをお伺いいたします。
それから、2点目は、特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準という、こちらの条例になりますけれども、今、一関市の保育園においては、保育園の入所の基準、例えば第2子が生まれた場合に、今の制度ではお母さんが育児休暇をとった場合は、第1子が年長児でなければ保育園を退所しなければならないという制度になっているのですよ。
これは、育児休暇をとっているのは生まれた第2子のためにとっているのであって、この制度の運用が私はちょっと今の子育てに非常に逆行しているなというように思うのですけれども、この辺が今回のこの条例改正でどのようになっているのか、この2点についてお伺いをいたします。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) まず、施設整備の関係についてお答えいたします。
整備につきましては、増築なり、それから場所の問題がありまして、空き教室等の活用も考えられるということで、そういうものも踏まえながら補助事業を入れて行うというふうな考え方でおりまして、保護者に負担がかからないような方法により考えているところでございます。
それから、入所基準の関係でございます。
保育所の入所については、現在、児童福祉法施行令に基づきまして入所基準が定められております。
今度の新制度に当たりましては、内閣府令で国の基準が示されたところでありますが、いわゆる保育所の入所基準が現行より拡充されたところであります。
具体的には、就労について、現行では昼間の就労が対象だったものが、夜勤を含むすべての就労が対象となったことや、育児休業を取得した場合に、入園している児童が小学校就学の前年度以外の場合は退園となっていたところでございますが、引き続き入園することが必要と認められる場合は入園を継続することが可能だというふうにされたところであります。
そのほか、保護者の就学や、同居または長期入院等をしている親族の介護、看護、これらについても対象になって拡充されたところでございます。
○議長(千葉大作君) 1番、岡田もとみ君。
○1番(岡田もとみ君) 議案第81号から83号についての質疑を行いたいと思いますが、質疑の前に、条例案1号について3回の質問でよろしかったでしょうか。
○議長(千葉大作君) 3件について3問、そういうふうにご理解いただきたいと思います。
1番、岡田もとみ君。
○1番(岡田もとみ君) それでは、質問いたします。
では、まず初めに、議案第81号の
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例についてですが、何人かの議員の方々からも質問がありました面積基準と児童の規模についてですけれども、新制度の基準を超える施設は新設や増築が必要となります。
その場合、補助事業で行っていきたいという答弁がございましたが、これは施設の成り立ちですね、公設民営の指定管理を受けている事業所と業務委託されている施設があるのですけれども、そのどちらについても父母の負担がないように、全額補助で対応していくのかどうかお伺いしたいと思います。
また、職員配置についても、子供20人までが2人以上の配置とあるのですが、子供一人一人を尊重して運営していくには少なすぎると思いますので、この点について質問いたします。
次に、議案第82号の一関市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について、お伺いします。
3点お伺いします。
1点目は、ほふく室を含む乳児の保育を行う専用の部屋と1、2歳児の保育室の面積基準についてですが、これは国の基準で進めるのではなくて、自治体独自の基準を引き上げて保育条件を整備していくべきではないかと思いますのでお伺いします。
2点目は、小規模保育事業について、市内の無認可保育所がこの事業に移行するには、市の認可基準をクリアするための施設の拡充等、設備の改善が必要となりますが、現状の見通しはどのようになっているのかお伺いします。
3点目、事業所内保育事業についてです。
地域の保育を必要としている子供をどれだけ受けられる状況にこの事業所内保育所があるのか、調査しているのかお伺いいたします。
次に、議案第83号の一関市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について、お伺いします。
3点お伺いします。
1点目は、待機児童解消のための公立と私立の保育所で定員増は見込まれるのか、状況についてお伺いします。
2点目、市の認定の結果、保育時間が短くなる保護者が出てきます。
現在、11時間の保育に統一されていますが、今度は新制度によって8時間のお子さんと11時間の保育のお子さんということになります。
そうした場合、8時間の保育だと認定された場合、親の就労の状況によっては、残業等で延長保育が必要になります。
そうした場合、延長保育料が発生し、保育料の上乗せが強制されることになるのではないでしょうか。
この点についてお伺いします。
3点目、新システムについて保護者説明がまだ行われていません。
この保護者説明についてどのように行っていくのか説明をお願いします。
以上です。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) 初めに、議案第81号のほうからお答えいたします。
施設整備等に伴う保護者への負担等のお話でしたが、これまでも公設であっても民設であっても、設備費用について保護者に負担をかけないような形での対応をしてきたところでございます。
今後におきましても、そういうふうな形の中で、経過措置期間中に年次計画で対応していくというふうな考え方でいるところであります。
それから、国から示された職員の配置基準については、支援の単位ごと、児童おおむね40人以下に放課後児童支援員を2人以上配置するというふうにされたところでありますが、当市でも国の基準に沿って定めようとするものですが、基準を上回る対応も運営主体の判断で可能でありますし、支援の単位が上限規定を設けず40人以下というふうに引き下げられ、放課後児童支援員には都道府県知事が行う専門研修を受講する義務づけがされるなど、より新体制においては、児童クラブの運営の質の向上につながっていくものというふうに考えているところであります。
次に、議案第82号の関係でございます。
まず、面積基準に関する市独自の基準引き上げについては、本議案の
家庭的保育事業等の面積基準は、ゼロ歳、1歳児の専用居室である乳児室、またはほふく室で、乳児、または幼児1人につき3.3平方メートルで統一しているなど、認可保育所の面積基準である乳児、または幼児1人当たり1.65平方メートル、ほふく室の1人につき3.3平方メートルと比較しても上回っていることから、保育の質の向上につながるものと考えているところであります。
本年7月に実施した事業所の意向調査の結果によりますと、小規模保育事業については、現在、3つの認可外保育所が取り組む意向を示しているところでありますが、基準に適合するため一定の施設整備が必要であります。
今回の補正予算に計上している小規模保育設置促進事業費補助金により、対象事業者への支援を行うこととしているところであります。
次に、事業所内保育所については、新制度におきましては、施設定員に一定割合の地域の子供を入れる地域枠を設けなければならないこととされておりますが、本年7月に実施した事業所の意向調査では、調査時点においては、新制度の意向を希望する事業所はなかったところであります。
次に、議案第83号についてお答えいたします。
保育所における定員の見込みについてでありますが、本年7月に私立保育所の園長を対象に、子ども・子育て支援新制度についての説明会を開催した際、あわせて新制度において認可定員の増員をお願いしたところであります。
これに対し、現在まで3つの園から認可定員を増員する旨の回答があり、35人の定員増が見込まれているところであります。
さらには、恒常的に待機児童が発生している市立一関あおば保育園におきましても、保育士の確保を進めながら定員の増員に向け取り組んでまいります。
保育時間についてですが、現行制度では一律となっておりますが、新制度においては、保護者の就労時間によりフルタイムの就労を想定して、11時間を基本とする保育標準時間と月120時間未満の就労時間のパートタイムなどの就労を想定して、8時間を基本とする保育短時間に区分されることになります。
例えば、11時間の保育時間である保護者が、就労時間などにより保育短時間と認定を受けた場合は、延長保育を利用し、現在の保育時間を確保することになります。
延長保育については、延長保育料として新たに負担が生じることとなりますが、保育短時間の保育料については、保育標準時間より低額に設定される見込みであります。
今後において、保育標準時間と保育短時間の2種類の保育料及び延長保育料を検討していきますが、急激な負担増とならないよう配慮してまいります。
新制度の説明につきましては、現在、入所している保護者向けのチラシを作成中であり、10月には各保護者に配布し周知に努めてまいります。
また、11月1日号の市広報にて新制度の特集記事を掲載し、住民向けの広報を行う予定としており、保育料などの料金については決定次第、説明会を開催してまいりたいと考えております。
○議長(千葉大作君) 1番、岡田もとみ君。
○1番(岡田もとみ君) それでは、まず議案第81号の放課後児童クラブについてお伺いします。
今度の新制度で、各児童クラブで6年生まで入所可能となるわけでございますが、この中で一つ一つの園、特に一関地域内の園はもう既に40人以上のクラブがほとんどです。
中には、もう1年生だけで20人から30人の状況になっているという児童クラブもございます。
こうした中で、6年生まで受け入れられる状況に、経過措置という形で説明はございますが、こうした中でこの施設の増設を求める声と、また、子供さん、兄弟で入所を希望されるご家庭も多いということで、こうした対象の方には、今、一関市で行われている子ども・子育て支援の中で、第3子の保育料が無料になってございますが、この児童クラブの利用料についても第3子の無料を求める声がございます。
この点について、いかがお考えでしょうか。
次に、議案第82号についてでございます。
議案第82号の家庭的保育事業については、これは待機児童ゼロを目指す安倍内閣の一番の目玉とされるものでございますが、小規模保育事業3件が認可の状況にあるという答弁がございました。
しかし、この小規模保育事業の関係で、無認可保育園が市の認可を受けるという状況にはなりますが、その中でさらに待機児童をどれだけ多く入所できる状況にあるかという点で疑問がありますので、お伺いいたします。
この
家庭的保育事業等を条例にする前にニーズ調査が行われましたが、このニーズ調査の中で明らかになった保育の必要量という部分では、どのような状況になっているのかについてもお伺いいたします。
この新制度については、施設の提供、保育に必要な施設の提供が一番求められていますので、この必要量がどのくらいになっているのか、それに見合う施設の状況が今報告にあったもので対応十分なのか疑問ですので、お伺いいたします。
次に、議案第83号の特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例について質問いたします。
私立の保育園の園長会などで説明を行った結果が35人増、定員が増えるという答弁がございましたが、何人かの園長さん方にお話をお伺いしたところ、この定員を増やすという状況ではありますが、市の待機児童を減らすために何とか協力したいということでこの3園の方々が10人前後で定員を増やしたいというお話はされているのですが、現時点でどの園も100%以上の子供を、今の定員の子供を預かっていると。
そうした場合に、例えば60人の定員のところで、今72人くらいの子供を預かっているのですけれども、そういったときに10人定員を増やしました、そうすると、市内の園、私立の園の状況では、新たな待機児童を解消できるという状況にはないという声も上がってきておりますので、こういった部分に、市としての保育の責任というものが見えてこないという疑問も聞こえてきました。
待機児童はもう既に平均で100人くらいの保育に欠けるお子さんがいらっしゃいます。
新制度になれば保育に欠けるお子さんではなくて、保育を必要とするお子さんを入所させなければなりません。
そうしたときに、一番待機児童が多い一関地域に、公立の保育園が、統合したとはいえ1園しかないのは問題ではないかという声も私立の幼稚園の園長さん方からも上がってきておりますので、この点について、市はどうやって保育の責任を自治体としてやっていくのかということをお伺いしたいと思います。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) まず、施設整備の関係ですが、放課後児童クラブについては、確かに6年生まで拡大したというふうなところで、現在、量の見込みについても大分多くなるというふうな見込みにはなっております。
ただ、一方で、アンケート調査の結果から高学年になるほど習い事なり、スポーツ教室に行くという方の割合も高くなっていくというふうなところがございまして、その辺の量の見極めを今現在行っているというふうな状況でございます。
その上で、先ほどの増築できるような場所については増築しながらですし、新たな場所が必要な部分については、そういう場所の協議も必要です。
それから、来年度に向けては、地域によっては新たにやりたいというふうなところもございますので、そういうところの取り組みを進めていくというふうな中で対応していくというふうなところが必要かというふうに考えてございます。
料金の関係の第3子の無料化というふうなところにつきましては、現時点ではそういう検討はしていないところでございます。
ちょっと前後するかもしれませんけれども、第82号の関係で待機児童がどれだけ解消になるかということのお話がございましたが、新たな
家庭的保育事業等で認可を受ける施設に入っているお子さんにつきましては、そのほかに認可保育園に希望を出している方もおりますし、潜在的に無理だということで出していない方もいると思います。
こういう保護者の方、子供さん方が認可を受けることによって、待機の解消につながるというふうな部分が出てくるわけですけれども、具体の人数のところについては、なかなか何人というふうなところは押さえにくいところでございますが、今の認可外の保育施設について、認可保育園を希望している方が現時点では8人程度いたというふうに記憶しております。
量の見込みにつきましては、ちょっと資料を取り寄せますので、少しお待ちいただきたいと思います。
待機児童の解消について、確かに現時点では120%とか、そういうふうな受け入れというふうな施設の対応となってございます。
それが、基本的には定員というふうなところを超えてはいけないというふうなことになったわけでございますが、そういう部分については、確かに直接すぐ待機児童の解消というところはなかなか難しいところがありますけれども、純然に定員を増やすというところがございますし、今、調査中ではございますけれども、幼稚園部分を減らして保育園部分を増やすというようなところの園もございます。
そういうふうなところで、待機児童の解消につなげていくというふうなところはできるかというふうに思います。
それから、確かに待機児童の関係については、一関、花泉地域、こちらの部分については施設の許容量がないというふうなところが一番の課題となっておりますので、先ほど申しましたように、一関あおば保育園の定員について増員する方向で今、検討しているというふうな状況でございます。
○議長(千葉大作君) 1番、岡田もとみ君。
○1番(岡田もとみ君) 議案第81号の放課後児童クラブについてですが、現在、児童クラブについては、国の示しているガイドラインによって運営しているということで、今回の条例によってメリットも多くあるということが現場のほうからも聞こえてはきています。
例えば、県の助成が来年度から延長料金について増えるということで、それが指導員等の給与としても使用していいよというような中身とか、質の向上でも答弁にもございましたように、今度からは研修が条例の中にきちんと入っているということです。
ただ、面積基準等、国の基準のままでは、やはり子供1人当たり1.65平方メートル以上となっていることについては、これは乳児の規模と同じ基準なのですね。
これでは、小学校1年生から6年生を受け入れている児童クラブにとっては狭すぎる基準です。
こういったものとか高学年専用のスペースの確保など、やはり自治体独自の基準をきちんと検討しながら、この新制度については教育や保育の質的改善、量の拡大を目的にしている制度でございますので、そういったところを今後とも努力していただきたいと思います。
次に、議案第82号の家庭的保育事業についてでございますが、この事業について、やはり都会では小規模保育事業ということで進む部分もあるかと思います。
○議長(千葉大作君) 岡田議員、もう少し縮めて簡潔に、明確に質問をしていただきたいと思います。
自分の意見を述べないで、質疑のみをお願いしたいと思います。
○1番(岡田もとみ君) 次に、家庭的保育事業の設備についてお伺いしますが、結局、新制度の基本部分である直接契約や介護保険制度を原型としているということで、企業の参入などが大きな目玉になっているこの制度について、企業の参入というのもなかなかこの一関市内ではありませんし、子供たちの安全や安心の環境をつくるということについて、このまま企業の参入というものを条例にするのは問題ではないかと思いますので、この点についてお伺いいたします。
次に、議案第83号の特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準についてです。
この条例について、保護者とこども園などとが直接契約ということがうたわれております。
また、園にとっては、保育の時間が8時間や11時間の子供のその保育時間のチェックや延長料金などの発生による実務の煩雑化、そういったものが見受けられますが、結局のところ、待機児童解消になるという点が何一つ見えてこないという状況になっておりますので、この点について、やはり子供にとっても、そして園にとってももっと使いやすい条例にしていく必要があると思いますので、この点についての説明をお願いします。
先ほど質問いたしましたが、ニーズ調査での明らかになった保育の必要量についての答弁がございませんでしたので、そのところ、今でも保育に欠けるお子さんが100人前後いるという状況の中で、新制度でこの一関市内で保育を必要としているお子さんがどのくらい調査結果で出ているのか答弁をお願いいたします。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) また前後するかもしれませんけれども、議案第82号の関係の企業参入のお話ですが、NPOと新しい企業の方によるこの部分の参入というのは確かに考えられる部分ではありますので、そういう場合については、質の確保というものができるような形の中で対応するということが基本だろうというふうに考えてございます。
それから、議案第83号の関係で、事務が煩雑になって、なかなか難しいのではないかというようなお話でございましたが、第83号の議案につきましては、新たに市が確認するための基準というふうなところを定めたものでございます。
手続きにつきましても、市に申し込みをしていただいて、その中で認定をして、その上で保育の必要量を決定されていくというふうなところになってございます。
保育の必要量ですけれども、必要量としての調査というのは行っていないところでございますが、ニーズ調査等をもとに量の見込みというふうなところをやることになっているわけでございますが、ちょっと資料の確認をさせていただきたいと思います。
○議長(千葉大作君) それでは、ただいまの岡田もとみ議員からの質問に対しての答弁を少し保留して、次に、2番、菅野恒信君。
○2番(菅野恒信君) 単刀直入にお伺いいたします。
通告しておりました私の質問は、まず来年の4月からこの制度が具体化される。
聞きますと、10月ころから市のほうは諸準備にとりかかるというスケジュールで、全国的にはいるのではないかと思われます。
そこで、私は学童クラブの関係者にさまざま事情を伺いました。
まず、第1番目には、市のほうでは学童クラブの指導員などに対して8月下旬に初めて説明を行ったということ、それからその各学童クラブの運営委員会の責任者の耳までには、それらの状況が伝わっていないということ、全部だとは言いません、私が聞いたところでは責任者のところまでもまだ届いていないということ、さらに、学童クラブには運営委員会の中に各小学校の校長先生や、あるいは教員が入っている、しかし、この学校の校長先生も、これも私が尋ねたところでは知らない、そのようなことは聞いておりませんということがありました。
そして、岡田議員の質問にもありましたけれども、まず利用者ですね、子供を学童保育に預ける保護者、利用者の方はこのことをほとんど知らない、何によっても知らされていないというのが実情ではないかというふうに思います。
市のほうでは、パブリックコメントもやったというふうにお話を伺いましたけれども、説明も何も聞いていない方々がパブリックコメントを実施されたとしても答えようがないというのが現実ではないかというふうに思います。
私は、今回の条例提案については、一定の歓迎をし、これが充実されることを望んでいるものであります。
そういう立場から、来年の4月スタート、10月から諸手続きが始まるという状況の中で、遅れているということは、これは紛れもない状況ではないかというふうに思います。
この問題について、まず市のほうはどのように認識し、これをどのように解決していくのか、そのことについてお伺いいたします。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) 菅野議員のご質問にお答えいたします。
一関市
放課後児童健全育成事業の関係ですが、運営団体への基準案の説明については、まず現場における意見を伺うために、8月26日でしたが、各放課後児童クラブにおいて活動の中心を担っている指導員を対象に説明会を開催いたしました。
各クラブでの周知をあわせてお願いしたところですが、今後、運営委員会を対象とした説明会を開催する予定としているところであります。
また、利用している児童の保護者に対する説明については、市で作成するチラシ等を活用し、今後、クラブにおいても説明をいただくというような形でお願いしたいと思っております。
いずれ、これらについては、かなり基準を示される時期というのが大分遅れたということもあって、確かに説明が遅れているというふうな部分がございますが、はっきりした段階ではそれらの説明を十分に行っていくという考え方でおります。
○議長(千葉大作君) 2番、菅野恒信君。
○2番(菅野恒信君) この遅れについては、市が悪いというよりは国の進め方が非常に遅いということに尽きると思いますので、そういう意味では同情を禁じ得ません。
今後、短い時間でですが、そうはいっても、やはり市が責任を持って進めなければならないという問題でもありますので、保護者、学校関係者、クラブ運営委員、責任者の方々に早めに、そしてわかりやすい情報の提供と広報活動をお願いをしたいと思います。
2つ目に伺います。
運営団体の経営されている方々の心配は、今度のこの制度によって受け入れたいが経営的にどうだろうかという心配を持っております。
私が聞いた学童クラブの経営者については、今60人、あるいは60人を超える子供を預かっている、それが40人という定員が決められ、5年間の猶予期間があるにしても、その5年間の間に5年先を目指してつくればいいということではなくて、待機をしている方々にこたえるためにも、できるだけ早く分園化するとか、あるいはいろんな施設を新たにつくるというふうなことが求められるというふうに思いますが、そういったことに対する市のほうの援助、これについてはどのようなお考えでいるのかということをお尋ねをしたいと思います。
また、その際に、早めに施設を拡充していきたいと思ったときに、市のほうに対しては、例えばもう来年度増やすためにすぐにでもその手続きに入りたいという場合に、どのような手続きを市のほうにやらなければならないのかということについても心配をしておりました。
それについてお答え願いたい、このように思います。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) 現在の状況につきましては、定員40人以下というところはやはりなかなか厳しい状況の園があります。
これらについては、今まで70人までというふうな中で上限を設けてやってきたところですけれども、それでも対応できないということで分室を設けている施設もあります。
これらについて、すぐに40人までというふうなところはなかなかできない状況がありますので、ここについてはやはり運営主体とお話をしていく、そこが大事だろうなというふうに思います。
先ほど来言っているように場所の問題とかというのが一番問題になってきますので、すぐ対応できない部分があると思いますので、そういうところを協議しながら、その事業の導入を入れながらやっていくというふうなところで対応していきたいというふうに考えております。
○議長(千葉大作君) 2番、菅野恒信君。
○2番(菅野恒信君) 施設を新たにつくったり拡大をしなければならないというふうになったときに、これまでもそうですが、一関市には指定管理の学童保育と、それから事業の委託契約を結んだところの2種類あるというふうに聞いております。
どちらであっても、それを分園化をし、さらに拡大していく際の施設にかかる経費の助成については、双方、格差といいますか、違いなく助成を、金額とか何かの基準は別にいたしまして、同じように扱って助成していただきたいということを関係者の方が話しておりましたけれども、それはそのように考えてよろしいでしょうか、お答え願いたいと思います。
最後に、私、今3つ目ですので終わりであります。
もう一つ話しておきたいのは、これは全国紙が最近載せた学童保育に関する記事であります。
実質、今、厚生労働省なりの、あるいは全国学童保育連絡協議会の調査によると、今、全国的に8,000人あまりの人が学童保育に入れないで待機をしている、しかし、潜在的には30万人が待機をしているというふうな報道もあります。
その中で国のほうの対応は、それぞれの学童クラブの経営者が分園をしたり新たにつくったりする以外に学校を使って、空き教室を使って対応していくというようなことがこの記事の中には載っております。
そういう意味では、先ほど説明の遅れの中で、学校の校長先生や、あるいは担当の教員の方々が、まだこの情報が届いていないという状況もありますので、教育委員会と連携を強めながら、学校の空き教室を使うというのであれば、それなりの、しかも早く待機を解消するという点について連携を深めて、そして対処していただきたいということを要望しておきたいと思います。
以上でございます。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) いわゆる公設民営の場合、市においては指定管理業務委託というような形ですし、民設民営の場合は業務委託というふうな形になっているわけでございますが、いずれの場合も積算基準は、国が定める
放課後児童健全育成事業の補助基準額に基づいているというふうなところでございますので、登録児童区分などの運営状況が全く同じ放課後児童クラブのような場合については、指定管理料も運営委託料も同じ積算になるというふうなところでございます。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長、先ほどの岡田もとみ議員に対する保留した答弁はなかったでしょうか。
岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) 現時点での平成27年度の必要量の見込みというふうなところでございますが、必要量は2,613人となってございまして、確保量は2,714人と市全体では満足している状況にございますけれども、一関地域におきましては、必要量1,486人に対し47人の待機が発生する見込みというふうなことになってございます。
○議長(千葉大作君) 質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
採決は個別に行います。
初めに、議案第81号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第81号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成多数。
よって、議案第81号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第82号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第82号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成多数。
よって、議案第82号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第83号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第83号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成多数。
よって、議案第83号は、原案のとおり可決されました。
午前の会議は以上とします。
午後1時15分まで休憩します。
午後0時15分 休 憩
午後1時15分 再 開
○議長(千葉大作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第27、議案第84号、一関市
簡易水道事業条例の一部を改正する条例の制定についてから、日程第28、議案第85号、一関市
水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についてまで、以上2件を一括議題とします。
提案者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。
これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
採決は個別に行います。
初めに、議案第84号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第84号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第84号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第85号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第85号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第85号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第29、議案第86号、一関市地域防災計画に定める大規模な工場その他の施設の用途及び規模の基準に関する条例の制定についてを議題とします。
提案者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。
これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第86号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第86号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第30、議案第87号、平成26年度一関市
一般会計補正予算(第5号)から、日程第32、議案第89号、平成26年度一関市
物品調達特別会計補正予算(第1号)まで、以上3件を一括議題とします。
提案者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。
これより質疑を行います。
15番、金野盛志君。
○15番(金野盛志君) それでは、説明書の17ページ、3款2項1目児童福祉総務費、保育士等の処遇改善ということの補助金について伺います。
これによって、現在の保育士の待遇と、この補正することによってどのような待遇が変わるのか、代表的なといいますか、平均的なところで、わかるところで結構ですので、その処遇の改善点について、答弁をお願いいたします。
それから同じ17ページの6款1項1目農業委員会費、新農地台帳システム導入委託料、これは現在、新しい農業改革、特にも中間管理事業、こういうものが始まっていくときに、これによって考えられている整備の目的と活用計画、これについてどのように考えているのかお伺いをいたします。
それから、18ページの6款2項2目林業振興費、広葉樹林再生実証事業費、これによってこの再生に伴う林業戸数といいますか、農家戸数、それがいくらの世帯なのか、そして市内の広葉樹を使えるのかどうかの可否を、これについてお伺いをいたします。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) 金野盛志議員の質問にお答えします。
保育士等処遇改善臨時特例事業費補助金についてでありますが、この補助金は、保育士等の処遇改善に取り組む私立保育所を支援し、保育士の確保を推進しようとするものであります。
補助金の使途は、職員の賃金改善に要する経費に限定して、各保育所において処遇改善計画を作成した上で職員に周知し、補助金額以上の職員の賃金改善を実施しなければならないとしております。
補助金の額は、職員の平均勤続年数や定員数などの区分により積算しますが、分園を含む市内の私立保育所17園、対象職員を約300人、補助金の総額2,920万7,000円と見込んでおり、単純に補助金総額を対象職員で割り返した金額で見ますと、1人平均年額で約9万7,000円の賃金改善が見込まれるところであります。
○議長(千葉大作君) 高橋農林部長。
○農林部長(高橋一秋君) 私からは、広葉樹林再生実証事業費についてお答えします。
この事業は、放射性物質の影響により利用できなくなった広葉樹林の伐採を行い、伐採後の森林の空間線量率、それから土壌やぼう芽枝、いわゆる切株から生えた芽や枝のことでございますが、その放射性物質濃度の変化を調べる県の実証事業でございまして、森林の空間線量率、立木の放射線量などの事前調査を除く実証事業費は県補助金を充当するもので、市が所有する森林のうち5カ所、10ヘクタールで実施を予定しているものでございます。
また、私有林につきましては、森林組合や木材業者などを通じ、県の補助を直接受けて、この事業を実施することとなっております。
市内の広葉樹における放射性物質の影響についてですが、平成24年11月15日から12月11日にかけて、県が実施しました放射性物質のサンプル調査によりますと、当市において、コナラ、クヌギといった広葉樹19検体の測定結果は、1キログラム当たり57ベクレルから270ベクレルで、国の定めるほだ木としての指標値であります1キログラム当たり50ベクレルをすべて上回る結果でありました。
したがいまして、現在、市内の広葉樹は、ほだ木として使用できない状況となってございます。
この事業に関して影響を受けるといいましょうか、農家戸数というふうなご質問がございましたが、ほだ木原木として平成26年度購入見込みの方が23名ほどございますので、これからこの事業なり、それからJAいわて平泉のほうで取り組むチャレンジ事業等で原木シイタケの露地ものの解除に向けて動き出すとすれば、もう少し延びるものと考えてございます。
○議長(千葉大作君) 小島
農業委員会事務局長。
○
農業委員会事務局長(小島富士男君) 私からは、新農地台帳システム導入委託料について、お答えいたします。
初めに、新農地台帳システム導入の目的についてでありますが、農業の生産性を高め、競争力を強化していくためには、担い手への農地集積と集約化をスピードアップし、生産コストを削減していく必要があります。
このため、国では、農地中間管理機構を創設するとともに、本年4月1日、農地法の一部を改正し、この中で新たな項目を加えた農地台帳の作成及び農地情報の公表を義務づけることとしたところであります。
当市の農地台帳システムは平成17年度に導入したものを使用しており、本年6月に国から農地台帳の必須項目及び公表用のデータ形式が示された段階で既存システムの活用を検討したところ、現在の農地台帳システムの機能が古く、部分的な改修では対応できないと判断し、新システムを導入することとしたものです。
システム導入に係る経費は全額県の補助が見込まれることから、これを活用して本年度中に導入しようとするものであります。
次に、活用計画についてでありますが、農地台帳には農地にかかわる多数の情報が記録されており、これまでも農地の権利移動や現地調査に活用しております。
今回の農地法改正により、農地利用状況調査や農地中間管理事業の事業意向など、新たに整備すべき項目が追加されたことにより、関係機関等ヘの情報提供に努めるとともに、担い手への農地集積等にも活用してまいります。
また、農地情報の公表も進めることとされており、国からは、第1に、農地集積、集約化を進めるため、インターネット等で広く公表する必要がある事項、第2に、広く公表する必要はないが、人・農地プランの話し合いの場等で必要なもので農業委員会等の窓口で公表する事項、第3に、中間管理機構が業務を行う上で必要な事項に分類し公表するとされておりますので、関係省令等を踏まえながら、平成27年4月からの農地情報の公表に向けて準備してまいりたいと考えております。
○議長(千葉大作君) 15番、金野盛志君。
○15番(金野盛志君) その新農地台帳システム、実際これを使うのは、現地の農家の方々が中間管理事業とか何かに取り組むときに、その情報がないといろいろなことができないと思うのですね。
今、局長の答弁だと窓口だとかネットとかという話がありますけれども、紙ベースで現地の農家、あるいは法人、そういうところにそれがちゃんと渡してもらえるのかどうか、これがないとせっかく多額のお金をかけたものが、まさか農家の人が窓口に来て、見てそれを写していくとかということは難しいと思いますよ。
そこのところをもう一回伺いたいと思います。
それから、広葉樹について言えば、今、使えないというお話がありましたけれども、これについては東京電力に定期的な補償などの協議を市では行っているわけですけれども、いわゆる損害賠償について東京電力とどういう交渉になっているか、この2点についてもう一度伺います。
○議長(千葉大作君) 小島
農業委員会事務局長。
○
農業委員会事務局長(小島富士男君) 今度整備する情報の提供のあり方でございますけれども、これにつきましても省令等々で示されてくるだろうと考えております。
それで、先ほど3つに分類してというお話をしたわけでございますが、具体的にもう少し申し上げますと、インターネット等で公表する事項といたしましては農地の所在地、あるいは地番、地目、面積、そういったものが公表されます。
また、農業委員会の窓口で公表する事項としては、所有者の氏名、名称、賃借人の氏名、名称、耕作人の氏名、名称等々が今、例示として出されております。
それで、紙ベースでどこまで出せるかということになるわけですが、個人情報に関する部分がございますので、この取り扱いについては、これから全国的に同じような形で出すことになると思いますので、その進捗状況を見ながら進めてまいりたいと考えております。
○議長(千葉大作君) 高橋農林部長。
○農林部長(高橋一秋君) 東京電力との関係でございますが、東京電力とはこれまでも立木賠償について協議しているところでございます。
本年8月26日付でございましたが、東京電力から、この立木賠償については現在、福島県における賠償方針を検討しているところであり、その他の県に対しては、具体的な対応方法について現時点では示せないと回答を受けたところであります。
なお、新聞報道等によりますと、既に福島県の一部においては立木賠償するというふうな方針をされたというふうな報道がございますことから、市といたしましては引き続き東京電力に対し、当市のほだ木として使用できない原木にかかわる損害の賠償を強く求めてまいる考えであります。
○議長(千葉大作君) 16番、岩渕善朗君。
○16番(岩渕善朗君) 議案第87号、説明書の16ページ、3款1項1目社会福祉総務費のうち、生活困窮者自立促進支援モデル事業費について伺います。
この事業の目的と事業内容、一関市社会福祉協議会に委託との説明を受けておりますが、社会福祉協議会に委託の理由、これをお願いを申し上げます。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) 岩渕善朗議員の質問にお答えします。
生活困窮者自立促進支援モデル事業費の内容についてですが、まず、この事業の根拠となる生活困窮者自立支援法についてご説明を申し上げます。
この法律は、平成25年12月に可決成立したもので、現在、平成27年4月1日の施行に向け準備が進められているところであります。
主な内容といたしましては、生活保護に至る前の段階にある生活困窮者を対象に、自立相談支援事業の実施などにより、就労支援などの包括的、継続的な支援を行い、生活困窮世帯の自立を図ることを目的として、福祉事務所を設置する自治体単位での相談窓口の開設を義務づけしているものとなっております。
この事業の対象者は、生活保護受給者以外の生活困窮者で、例えば失業者、多重債務者、ニート、引きこもりなどがあり、これまでも市に来られた生活困窮者に対しては、ハローワークやジョブカフェ、若者サポートステーションなどの関係機関を紹介するなど対応を行ってきたところであります。
また、複数の課題を抱える生活困窮者には、早期の支援が必要となることから、国では新たな制度の施行に向け、平成25年度から自治体によるモデル事業を実施しており、当市におきましても本年度、このモデル事業を活用し、就労支援を含む自立相談支援事業や家計の管理などの家計相談支援事業など、必要な取り組みを進めてまいりたいと考えているところであります。
これまでどおり、市役所本庁や各支所での生活保護の相談を行うことに加え、現在、一関市社会福祉協議会の本部、各支部で、生活福祉資金の借り入れなどの生活に困っている方ヘの相談に対応していることから、本事業により生活困窮者に対する相談窓口の開設を社会福祉協議会に委託することにより、一つの窓口で市民からの生活資金や就労などの相談を幅広く受けられる体制を整えることができると考えております。
また、相談窓口の開設場所等については、現在協議中でございます。
○議長(千葉大作君) 16番、岩渕善朗君。
○16番(岩渕善朗君) それでは、質問させていただきます。
現在、生活保護を受けている方々ではなくて、その一歩手前の方々を救済しようという制度のようですが、これは例えば生活困窮者が窓口に来る、法の趣旨から言わせると、窓口に来るのではなくて、その前の段階から手当てをしなければいけないというような形になっていると思っているのですが、例えば外部委託、社会福祉協議会に委託するのはいいのですが、就労支援などは社会福祉協議会でできる状況ではないのですね。
この事業は保健福祉部ではなくて、各課、庁内の各部門が、例えば教育委員会まで含めて、全部が協働して対処しなければいけないというような状況にあると私は思っています。
福祉関係ではなくて、例えば住宅の問題、医療の問題、それから商工関係、教育委員会、それから生活困窮者、どこで見つけるかというと滞納ですよね、税務課の問題、それから年金、水道の滞納とか、そういう市民生活すべてのものを網羅した挙げ句に生活困窮者の生活保護になる一歩手前を救済しようという法律だと思っているのですが、これについての対応は、ただ社会福祉協議会に事業委託をしていると、これだけでは無理ではないかと思っているのですが、いかがでしょうか。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) 相談窓口の開設については、現在、社会福祉協議会の本部に設置する案を中心に協議しているところですけれども、相談を受ける相談員も配置について、限られた人数となる見込みであります。
各地域への出張相談とか、必要に応じて相談者宅への訪問なども行うほか、市の関係部署、国、県などの関係機関、団体とも連携して、生活困窮者支援に取り組んでまいりたいと考えております。
現在も連絡調整会議とか支援会議を行っている状況なので、そういう中でそれぞれの部署に担当していただくという場面が出てくるかというふうに思います。
なお、社会福祉協議会の支部に相談があったものについては、可能な限り支部と本部との連絡、連携の中で対応していただけるよう協議してまいりたいと考えております。
また、市役所本庁や支所へ相談においでになった方への対応についても、これまでと同様に本庁や支所で相談をお受けし、社会福祉協議会と連携し、自立支援してまいりたいと考えているところであります。
○議長(千葉大作君) 16番、岩渕善朗君。
○16番(岩渕善朗君) 法の趣旨から言えば、生活保護の前の生活困窮者を1人でも救うと、これが法の趣旨であります。
それを救うためには、先ほど申し上げたとおり、庁内の各部局が連携をしないとできない。
その連携の会議を頻繁に持たないと、これは絵にかいたもちになると。
困った人が来るだけではなくて、困った人、困っているのではないかと出向いていく、こういう姿勢がないとこの事業は成功しないと私は思っています。
今の現在の構想段階でしょうから、これ以上は言いませんが、法の趣旨をもう一度見直して、それから生活困窮者の状況をきちんと把握して対処していただきたいと思います。
これについて、何か特別なことがあればお願いします。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) 議員おっしゃるとおりだと思います。
これまでも民生委員を通してさまざまな相談を受け、生活保護を受けることになる方もいますし、そうではなくて、就労支援が必要な方については、ハローワークと連携してやっていたというふうなところもございます。
こういうふうな相談しやすい窓口というふうな形がやはり大切だろうというふうに思いますし、さまざまな形で継続的な支援ができるような体制で取り組んでいきたいと考えております。
○議長(千葉大作君) 11番、菊地善孝君。
○11番(菊地善孝君) 私も、17ページの保育士等処遇改善の関係についてお聞きします。
お聞きしようと思っていた部分は、先ほど金野議員のほうからの質問に対する答弁でありましたから、私は将来的な部分、見込み等について情報があれば紹介いただきたい。
この補助金は、臨時特例事業補助金であります、臨時特例。
これはご存じのように、保育士不足によって待機児童云々という部分があって、こういうふうな事業がスタートしたはずなのでありますが、今年度限りなのか、それとも新年度からは、そもそもこういう特別な補助金を使わなくても保育所等の事業主、雇用主に対して、今までにない手当てがされ処遇改善をしようとしているのか、この辺の情報があればこの機会に紹介いただきたい。
以上です。
○議長(千葉大作君) 岩本保健福祉部長。
○保健福祉部長(岩本孝彦君) この事業につきましては、昨年度もやって、今回、国の補正がついたということで計上しているものでございます。
来年度以降につきましては、公定価格の中に賃金アップ分というふうな形の中で反映させるというふうに動いているというふうな状況でございます。
それから、昨年、今年度というふうな形ですけれども、昨年度につきましては、例えば各保育所に応じて給与体系も異なりますので、賃金改善の状況というのは異なりますけれども、基本給の改善を行った園もございます。
それから、一時金で対応したというふうな園もございます。
こういうふうな中で、補助金額以上の賃金改善というふうなところには結びついてきているかなというふうに思います。
来年度以降については、その公定価格の中で少し反映されるというふうな状況のようですので、さらに賃金改善がされていけばいいかなというふうに考えております。
○議長(千葉大作君) 質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
採決は個別に行います。
初めに、議案第87号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第87号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第87号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第88号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第88号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第88号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第89号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第89号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第89号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第33、議案第90号、請負契約の変更についてを議題とします。
提案者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。
これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第90号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第90号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第34、議案第91号、請負契約の締結についてを議題とします。
提案者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。
これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第91号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第91号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第35、議案第92号、市道路線の廃止についてを議題とします。
提案者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。
これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第92号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第92号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第36、報告第26号、専決処分の報告についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに報告を求めます。
田代副市長。
○副市長(田代善久君) 報告第26号、専決処分の報告について申し上げます。
本件は、一関市立山目小学校校舎建設(電気設備)工事について、平成26年度公共工事設計労務単価等の大幅な引き上げ及び監視カメラ設備の追加などにより、契約金額について、市長専決条例の規定により変更契約の締結を専決処分したので、報告するものであります。
なお、教育部長から補足説明させます。
○議長(千葉大作君) 熊谷教育部長。
○教育部長(熊谷雄紀君) 報告第26号、専決処分の報告について、補足説明を申し上げます。
専決処分書をお開き願います。
本件は、昨年9月定例会におきまして契約議決をいただきました一関市立山目小学校校舎建設(電気設備)工事について、現契約額1億6,002万円に変更に伴う金額364万6,080円を増額し、変更後の契約金額を1億6,366万6,080円とする変更契約を行ったものであります。
参考資料ナンバー1、変更の概要をごらん願います。
変更理由についてでありますが、平成26年度公共工事設計労務単価等の大幅な引き上げにより、労務単価等を再積算したこと、また、監視カメラ設備を追加したことなどに伴い、設計内容を変更したものであります。
労務単価等につきましては、インフレスライド条項に基づき、契約の相手方から本年4月24日に請負代金額の変更の請求があったため、基準に基づきまして算定し、306万720円を増額することで協議を行い、8月27日に協議が整ったところであります。
また、工事内容の変更につきましては、防犯対策のため、校舎南側昇降口、西側、ことばの教室入り口及び北側、給食受け入れ口付近の3カ所に監視カメラを各1台設置することにしたことによる監視カメラ設備の追加及び屋外灯の設置箇所の見直しによる設置基数の変更などにより、58万5,360円を増額したものであります。
次に、参考資料ナンバー2の全体計画をごらん願います。
平成24年度及び平成25年度の欄につきましては決算額、平成26年度の欄につきましては契約額を表しております。
2の建設工事のうち、平成26年度の欄の上段は変更前契約額、下段の括弧書きの金額は今回の変更に伴う契約額となり、合計欄が変更前、変更後のそれぞれの総額となります。
報告第26号の説明は以上でございます。
よろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
9番、勝浦伸行君。
○9番(勝浦伸行君) 山目小学校の校舎建設工事の変更の監視カメラの設備についてお伺いいたします。
最近、児童にかかわる事件が頻発しておりますが、私はこの監視カメラの設置というのは非常に重要であって、今回、設備したということは私は非常によいことだと思っておりますが、山目小学校の敷地、校舎というのはかなり広いと思いますが、計上されている3台で十分だという判断をされたのであれば、その理由についてお伺いしたいと思います。
○議長(千葉大作君) 熊谷教育部長。
○教育部長(熊谷雄紀君) 人が出入りする箇所、そこに監視カメラを設置したということで、この3カ所が昇降口、あと、ことばの教室の入口、北側の給食の搬入口、ここが開口部になりますので、この3カ所に設置するものであります。
○議長(千葉大作君) 9番、勝浦伸行君。
○9番(勝浦伸行君) 今後もこの監視カメラというのは非常に重要な役割を果たしていくと私は思っております。
ですから、十分な検討のもとに今後も進められるようにお願いいたします。
終わります。
○議長(千葉大作君) 質疑を終わります。
以上で報告を終わります。
○議長(千葉大作君) 日程第37、議案第95号、一関市
福祉事務所設置条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
田代副市長。
○副市長(田代善久君) 議案第95号、一関市
福祉事務所設置条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。
本案は、母子及び寡婦福祉法の名称が母子及び父子並びに寡婦福祉法に改められることに伴い、所要の改正をしようとするものであります。
よろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第95号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第95号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第38、議案第96号、請負契約の締結についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
田代副市長。
○副市長(田代善久君) 議案第96号、請負契約の締結について、提案理由を申し上げます。
本案は、一関市消防救急デジタル無線整備工事について、制限付一般競争入札の公告を行ったところ、入札参加申請者が1者であったため随意契約とし、㈱富士通ゼネラル・㈱金澤電気特定共同企業体から見積書を徴し、予定価格の範囲内である10億8,648万円で請負契約を締結しようとするものであります。
なお、消防長から補足説明させます。
○議長(千葉大作君) 吉田消防長。
○
消防本部消防長(吉田正弘君) 議案第96号の請負契約の締結について、補足説明をいたします。
議案書をごらん願います。
工事名は、一関市消防救急デジタル無線整備工事について、工事場所については一関市内、工事内容は電気通信工事であり、契約金額は10億8,648万円、契約の相手は、㈱富士通ゼネラル・㈱金澤電気特定共同企業体で、代表者は、仙台市宮城野区扇町3丁目5番5号、株式会社富士通ゼネラル東北情報通信ネットワーク営業部、部長、畠山三樹次氏であり、完成期限は平成27年3月27日であります。
参考資料ナンバー1の請負契約の目的をごらん願います。
本整備工事は、現在使用しているアナログ方式の消防救急無線による周波数の使用期限が平成28年5月31日と定められたことに伴い、アナログ方式による通信網をデジタル方式に移行するため、基地局の整備及び無線機器等の更新をするものであります。
参考資料ナンバー2の一関市消防救急デジタル無線整備工事構成図をごらんください。
設備などの構成要素でございます。
左側上から1の基地局無線設備でありますが、これは同報系で整備した局舎を活用し整備するものでございます。
その下の2の簡易基地局無線設備でありますが、新たに整備するものでございます。
その下の3の卓上型固定無線装置は、消防本部高機能消防指令センター、各消防署及び各分署並びに本庁及び各支所に配備する無線装置について示してございます。
さらに、その右側の4は、車載型、携帯型及び可搬型無線装置として、各車両などに整備する無線装置を示したものでございます。
初めに、1の基地局無線設備についてご説明申し上げます。
一関市防災行政情報システム同報系で整備した消防本部、石蔵山、室根山及び束稲山の4カ所の局舎に新たに基地局無線装置を整備し、さらに、消防本部の基地局には無線装置を操作する無線回線制御装置を整備するものでございます。
続きまして、2の簡易基地局無線設備についてでありますが、無線の不感地域を解消するため、新たに一関地域の厳美、大東地域の大原、東山地域の松川、室根地域の津谷川及び藤沢地域の大籠の5カ所に簡易基地局を整備するものでございます。
この5カ所の簡易基地局、さらに1で示しております4カ所の基地局には、停電時に継続して電気を供給するための直流電源装置を整備するものでございます。
続きまして、3の卓上型固定無線装置についてでありますが、災害時などの情報共有を目的として、各消防署及び各分署並びに本庁及び各支所に計29台の受令機を設置するほか、卓上型固定無線装置を各消防署及び各分署に配備するものでございます。
また、消防本部高機能消防指令センター及び一関東消防署には、これらの無線装置を制御するための遠隔制御装置を整備するものでございます。
1の消防本部基地局から2の簡易基地局及び3の消防本部高機能消防指令センター及び一関東消防署を実線で結んだ形で示しているところでございますが、1の消防本部基地局に整備した無線回線制御装置と2の5カ所の簡易基地局、そして3の消防本部高機能消防指令センターと一関東消防署の遠隔制御装置とを結び、消防本部の無線回線制御装置と4つの中継局を介し無線通信を行うものでございます。
下段の右側4をごらん願います。
デジタル化の移行に伴いまして、現在使用している車載型無線装置64台、携帯型無線装置50台及び可搬型無線装置6台を更新するものであります。
なお、車載型無線機は、常備消防車両54台のほか消防団指令車10台にも設置いたしまして、常備消防と消防団との連携が図れるようにするものであり、これらの無線機器を使用して整備する基地局及び簡易基地局を活用し、無線の運用を図るものでございます。
次に、参考資料ナンバー3、消防救急無線デジタル化推進事業全体計画をごらん願います。
本事業は、平成25年度に岩手県及び内陸地域の7つの消防本部が共同で行った実施設計を終えまして、本年度の事業として整備工事を行おうとするものであり、本議案につきましては、3、工事請負費の項目の一関市消防救急デジタル無線整備工事に係るものであります。
次に、参考資料ナンバー4をごらんください。
見積もりに至るまでの経過についてご説明いたします。
入札参加者を地元業者を含む特定共同企業体として、制限付一般競争入札の公告を平成26年5月12日に行ったところ、入札参加申請者が1者であったため取りやめし、7月10日に再度の入札を行う公告を行ったところでありますが、2回目についても参加申請者が1者であったため、入札会を取りやめとしたところでございます。
こうしたことから、参加申請者が増えることが見込めないため、特定共同企業体として参加申請のありました1者より見積書を徴し、予定価格の範囲内であったことから、本契約を随意契約の方法で締結しようとするものであります。
以上で補足説明を終わります。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
12番、藤野秋男君。
○12番(藤野秋男君) まず、この入札ですけれども、制限付一般競争入札で募集をしたということですが、なぜ1者だったのかということについては、どのような要因が考えられるのかと思って、その辺についての総括というか、内部協議などしたのかどうかについてお伺いをいたします。
○議長(千葉大作君) 吉田消防長。
○
消防本部消防長(吉田正弘君) 入札参加申請者が1者であったことの理由につきましては、市内業者との特定共同企業体の構成でということでございまして、仕様的にはどこの業者も入れるような仕様としておりますので、そこは入札の仕様書的には特に問題はなかったものと考えているところでございます。
○議長(千葉大作君) 12番、藤野秋男君。
○12番(藤野秋男君) いや、だから、何が要因で1者しか現れなかったかと判断しているのかなと。
今、建設関係でいえば、沿岸被災地もあったり、建設労働者が不足しているということとか資材が高騰しているということで、なかなか不調になるということが多いのですが、そもそも1者しか名乗り出なかったということに、この当初の制限付一般競争入札に何らかの問題があったのかどうかという思いもあって聞いているわけですから、答弁をお願いします。
○議長(千葉大作君) 吉田消防長。
○
消防本部消防長(吉田正弘君) なぜ1者だったかということについてでございますが、いずれ入札でこちらで指名した部分の業者のところには、応札ができなかったことについて一応確認はいたしました。
その中で、主な理由といたしましては、やはり工事が全国的に一斉に進めているものですから、どうしても人的なもので対応ができないというのが大きな理由での、入札参加ができなかったというのが大きなところだったととらえているところでございます。
○議長(千葉大作君) 12番、藤野秋男君。
○12番(藤野秋男君) そうだとすれば、最初の答弁の中で、結構間口を広げて可能だと思って案内をしたという部分がございました。
もう少し、内容が内容だから専門的な部分があると思うのですが、分割発注とか何かで市内業者も企業体を組んで参加できるような状況はつくれなかったのか、その辺についての協議があれば教えていただきたい。
○議長(千葉大作君) 吉田消防長。
○
消防本部消防長(吉田正弘君) この入札の件につきましては、2回目以降、技術者の資格というものがありますので、監督者とかそういう部分の、その部分である程度、この部分までは資格を広げてもいいでしょうという形も設計業者等とも協議いたしまして、その監督者の資格の範囲をある程度広げて人員を確保できるような形に、仕様もそこは直した形でやっておりましたので、そのときには人的な部分では十分何とかなるのではないかという部分では進めたところでございます。
ただ、分割発注という部分につきましては、この消防救急デジタル無線整備は、どうしてもデータ送信とかそういう形にも絡んできますので、どうしてもそのあたりを分割発注は難しかったかなというふうにとらえているところでございます。
○議長(千葉大作君) 18番、小野寺道雄君。
○18番(小野寺道雄君) この工事分については、平成26年度の当初予算で予算措置済みの事業だというふうに思いますが、財政措置状況についてもう一度ご説明をお願いしたいと思います。
○議長(千葉大作君) 小野寺総務部長。
○総務部長(小野寺正英君) ちょっと今、手元に資料がないものですが、過疎債を充当して事業を実施しているというところでございます。
○議長(千葉大作君) 18番、小野寺道雄君。
○18番(小野寺道雄君) 過疎債は全額過疎債ですか。
その辺の内容について、もしわかれば。
○議長(千葉大作君) 小野寺総務部長。
○総務部長(小野寺正英君) すみません、今ちょっと確認をさせていただきます。
○議長(千葉大作君) では、あとで、保留にして。
11番、菊地善孝君。
○11番(菊地善孝君) これは契約案件だから、契約案件に絞って私のほうは聞きたいと思います、4点。
入札の実務はどこが行ったのですか。
2つ目、現施設のメーカー、私の記憶では富士通ゼネラルではなかったかなと思っているのですが、紹介をいただきたい、現施設。
3つ目、この資料にある「かざわ」とお読みするのでしょうか、「かなざわ」とお読みするのでしょうか、電気は、住所はどこの法人なのでしょうか。
4つ目、何バンドなのでしょうか。
例えば、警察無線だとたしか4バンドぐらいあるだろうと思うのですけれども、これは消防だということで1バンドしかないのか、複数なのか、この辺の紹介をいただきたい。
以上。
○議長(千葉大作君) 小野寺総務部長。
○総務部長(小野寺正英君) 入札の実務というご質問でございます。
総務部総務課のほうでやっております。
○議長(千葉大作君) 吉田消防長。
○
消防本部消防長(吉田正弘君) 現在の指令台のメーカーでございますけれども、それにつきましては富士通ゼネラル製となっているところでございます。
また、金澤電気の部分については株式会社金澤(かなざわ)電気ということでございます。
4つ目のバンド数でございますが、4つの波をいただくというような形で進めているところでございます。
所在地は、一関市内、ちょっと細かい住所については確認させていただきたいと思います。
○議長(千葉大作君) 11番、菊地善孝君。
○11番(菊地善孝君) 現施設のメーカーは、今回、落札した業者と同じだということで、この認識でよろしいのでしょうか。
ジョイントを組んだわけだから、株式会社金澤電気、この会社は別枠として、仙台にあるこの富士通ゼネラルであるというふうに認識していいのかどうか、紹介をいただきたいと思います。
それから、住所については一関地域ですか、花泉地域ですか、ほかの地域ですか、紹介をいただきたいと思います。
それから、これは契約案件とは多少異なるのでありましょうけれども、4バンドであるということですので、これはどういうふうに使い分けを計画なさっているのでしょうか。
全体計画では、これらの無線機の関係で言えば相当額であるということで、何年も前から何度も計画、議員全員協議会含めて説明を受けているわけですけれども、バンド数その他についての説明はなかったような記憶がしますので、この機会に、4バンド、こういうふうな形で整理をし活用していきたい、このあたりの紹介をいただきたい。
以上です。
○議長(千葉大作君) 吉田消防長。
○
消防本部消防長(吉田正弘君) まず、初めに、先ほどの特定企業体の㈱金澤電気の部分から答弁させていただきます。
地域につきましては一関地域でございます。
住所につきましては、一関市桜木町6-12でございます。
それと、会社の構成でございますが、これについては仙台市にある㈱富士通ゼネラルと市内の、今お話ししました㈱金澤電気ということでございます。
バンドの使い方、4チャンネルということでございますが、これについては全国波、共通波、あとは消防の部分と救急の部分という形の中での仕様ということで考えているところでございます。
○議長(千葉大作君) 11番、菊地善孝君。
○11番(菊地善孝君) 当初お願いした件は全部お答えいただいたと思いますので、最後に、意見、要望という形で述べておきたいと思うのですが、この後、財産取得で消防団の関係の無線関係も出てきます。
それとの調整については、携帯型、可搬型10台で、常備消防と非常備の消防の連携をとっていくのだという話でありますが、ここは大変大切な分野だろうと思いますので、充実をしてほしい。
もう一つは、災害が発生したとき、昨年の7.26のときの経験からいっても、地元の土木建設業者、あるいは水道含めて、こういう人たちにどういうタイミングで、どういう方法で情報提供をしていくかだと思うのですね。
支所には端末に当たる部分を今回のこの整備でも設置するのだというか、確保するのだとはなっているけれども、そこから先の、今話をしたさまざまな、実際被害が発生した、予想されるときの対策を講じていただく工事関係者、こういう人たちとの連携、早い時期からの連携というのはとても大切になるわけですね。
そういう部分についても、今回の整備計画と一体のものとして、ぜひ、現状よりもさらに充実したものに努力いただきたい。
以上です。
○議長(千葉大作君) 小野寺総務部長、小野寺道雄議員に対する答弁保留の資料は来ましたか、過疎債に関係して。
○総務部長(小野寺正英君) 小野寺道雄議員のご質問にお答えします。
過疎債が約7割、事業費の7割、あとは合併特例債と緊急防災の起債、3つの起債を充てているということでございます。
○議長(千葉大作君) 質疑を終わります。
お諮りします。
本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第96号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第96号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第39、議案第97号、請負契約の変更についてから、日程第41、議案第99号、請負契約の締結についてまで、以上3件を一括議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
田代副市長。
○副市長(田代善久君) 議案第97号、請負契約の変更について、提案理由を申し上げます。
本案は、一関市立山目小学校校舎建設(建築)工事について、平成26年度公共工事設計労務単価等の大幅な引き上げ及び旧校舎解体に伴う発生材の処分方法の変更などにより、契約金額について変更契約を締結しようとするものであります。
なお、教育部長から補足説明させます。
次に、議案第98号、請負契約の変更について、提案理由を申し上げます。
本案は、一関市立山目小学校校舎建設(機械設備)工事について、平成26年度公共工事設計労務単価等の大幅な引き上げ及び給水設備等の改修に伴う給水管の移設などにより、契約金額について変更契約を締結しようとするものであります。
なお、教育部長から補足説明させます。
次に、議案第99号、請負契約の締結について、提案理由を申し上げます。
本案は、一関市立東山中学校校舎大規模改修等(建築)工事について、平成26年8月27日入札に付したところ、株式会社平野組が落札いたしましたので、同社と1億5,552万円で請負契約を締結しようとするものであります。
なお、教育部長から補足説明させます。
以上であります。
よろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) 熊谷教育部長。
○教育部長(熊谷雄紀君) 議案第97号、請負契約の変更について、補足説明を申し上げます。
本案は、昨年9月定例会において契約議決をいただきました一関市立山目小学校校舎建設(建築)工事について、契約金額の変更を行おうとするものであります。
変更内容でありますが、現契約額12億9,150万円に変更に伴う金額8,394万4,080円を増額し、変更後の契約金額を13億7,544万4,080円としようとするものであります。
参考資料ナンバー1、変更の概要をごらん願います。
変更理由についてでありますが、平成26年度公共工事設計労務単価等の大幅な引き上げにより、労務単価等を再積算したこと、また、校舎解体に伴う発生材の処理の追加などにより、設計内容を変更しようとするものであります。
労務単価等の再積算につきましては、インフレスライド条項に基づき、契約の相手方から本年3月31日に請負代金額の変更の請求があったため、基準に基づき算定をし、5,627万8,800円を増額することで協議を行い、8月27日、協議が整ったところであります。
また、工事内容につきましては、既存校舎の解体に伴い建材のアスベスト含有調査を行ったところ、床材がアスベストを含有する製品であったことから、アスベストが飛散しない工法としたことや、地中に埋設されていた構造物の撤去及びつくりつけ家具の追加などにより2,766万5,280円を増額しようとするものであります。
参考資料ナンバー2の全体計画につきましては、報告第26号の際に説明いたしました参考資料ナンバー2と同様でありますので、説明を割愛させていただきます。
次に、議案第98号、請負契約の変更について、補足説明を申し上げます。
本案は、昨年9月定例会において契約議決をいただきました一関市立山目小学校校舎建設(機械設備)工事について、契約金額の変更を行おうとするものであります。
変更の内容でありますが、現契約額2億4,150万円に変更に伴う金額1,010万2,320円を増額し、変更後の契約金額を2億5,160万2,320円としようとするものであります。
参考資料ナンバー1、変更の概要をごらん願います。
変更理由についてでありますが、平成26年度公共工事設計労務単価等の大幅な引き上げにより労務単価等を再積算したこと、また、受水槽更新に伴う給水管を移設したことなどにより、設計内容を変更しようとするものであります。
労務単価の再積算につきましては、インフレスライド条項に基づき、契約の相手方から本年3月28日に請負代金額の変更の請求があったため、基準に基づき算定し、905万400円を増額することで協議を行い、8月27日に協議が整ったところであります。
また、工事内容につきましては、受水槽の更新に伴い給水管の移設等が必要となったこと及び校舎解体等に伴い、屋内運動場の消火設備の配管に支障が生じたことから、移設の必要が生じたことなどにより105万1,920円を増額しようとするものであります。
参考資料ナンバー2の全体計画につきましては、報告第26号及び議案第97号と同様であり、説明を割愛させていただきます。
次に、議案第99号、請負契約の締結について、補足説明を申し上げます。
工事名は、一関市立東山中学校校舎大規模改修等(建築)工事であります。
工事場所は、東山町長坂字北山谷地内であり、工事内容は、校舎の大規模改修及び耐震補強を行うものであります。
工事の完成期限は、平成27年9月16日であります。
参考資料ナンバー1の請負契約の目的をごらん願います。
東山中学校につきましては、昭和43年度から昭和44年度にかけて建築をしたところでありますが、普通教室棟につきましては、平成26年3月に改築工事を完了しているところであります。
今回は、それに隣接している鉄筋コンクリート造の2階建ての管理棟及び特別教室棟などについて、老朽化が著しく、また、耐震基準を満たしていないことから、大規模改修工事と耐震補強工事を2カ年継続事業で実施しようとするものであります。
参考資料ナンバー2の配置図をごらん願います。
網かけで表示いたしました管理棟と特別教室棟が大規模改修及び耐震補強を行う箇所であります。
なお、右上の白抜きの技術室棟・階段室棟につきましては、東日本大震災前まで使用していた建物でありますが、大規模に被災し使用不能となっていたことから、別途取り壊す予定であります。
参考資料ナンバー3の1、1階平面図をごらん願います。
大規模改修工事につきましては、主に間取りの変更に伴う改修を行おうとするものであります。
これまで職員室から生徒や来校者の出入りの見通しが悪く、また、生徒の教室までの移動経路が長かったことなどから、生徒用昇降口と教員、来客玄関位置を建物中央部の職員室脇に配置するとともに、スロープを設置し、バリアフリー化を図っているところであります。
南側を職員室、校長室などの管理棟と位置づけているところであり、東西には校舎東側の理科室から西側の音楽室までにかけては、調理室、技術室などを配置がえして特別教室棟としているところであります。
参考資料ナンバー3の2、2階の平面図をごらん願います。
2階につきましては、東側に活動室、美術室を配置し、南側には視聴覚室、図書室などを配置しており、屋上を通じ普通教室棟の往来が可能となっております。
耐震補強工事につきましては、1階及び2階の平面図の丸印の19カ所については、鉄筋コンクリート中にポリエステル繊維補強剤を巻きつける耐震補強工法を施すほか、2階の活動室の黒い三角印の箇所に耐震スリットを入れる工法を行うものであります。
参考資料ナンバー4の全体計画をごらん願います。
平成25年度につきましては決算額、平成26年度につきましては予算額、平成27年度につきましては総合計画実施計画計上額を記載しております。
なお、本工事に関連する電気設備工事につきましては、照明器具の省エネ化及び一部LED化などを行うものであり、機械設備工事については、給排水管の更新や暖房器具のFF式ファンヒーターへの更新などを行うものであり、8月28日にこちらは入札を行い、契約の相手方が決定しているところであります。
なお、平成27年度においては、仮設校舎解体工事及び外構工事を計画しているところであります。
参考資料ナンバー5の入札調書をごらん願います。
本請負契約につきましては、参加資格を鉄筋コンクリート造の実績を有する建築工事A級Ⅰ種に登録されている者とし、8月27日に制限付一般競争入札を実施し、市内5業者の応札があったところであります。
議案第99号の補足説明は以上であります。
よろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
採決は個別に行います。
初めに、議案第97号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第97号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第97号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第98号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第98号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第98号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第99号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第99号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第99号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第42、議案第100号、財産の取得についてから、日程第43、議案第101号、財産の取得についてまで、以上2件を一括議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
田代副市長。
○副市長(田代善久君) 議案第100号、財産の取得について、提案理由を申し上げます。
本案は、消防救急無線のデジタル化に伴い、消防団車両に災害現場の情報収集用として、消防救急デジタル無線受令機を整備するため、平成26年8月29日、入札に付したところ、株式会社岩手観光商事が落札いたしましたので、同社から1,782万9,504円で取得しようとするものであります。
なお、消防長から補足説明させます。
次に、議案第101号、財産の取得について、提案理由を申し上げます。
本案は、消防団が災害現場において、情報の収集や伝達に利用するトランシーバーを整備するため、平成26年8月29日、入札に付したところ、有限会社北都モバイルが落札いたしましたので、同社から1,368万9,000円で取得しようとするものであります。
なお、消防長から補足説明させます。
以上であります。
よろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) 吉田消防長。
○
消防本部消防長(吉田正弘君) まず、議案第100号の財産の取得について、補足説明をいたします。
議案書をごらん願います。
取得しようとする財産は、消防団用の消防救急デジタル無線受令機でございます。
参考資料ナンバー1をごらん願います。
取得の理由は、消防救急無線のデジタル化に伴い、消防団が災害現場において情報収集を行うため、消防団車両に消防救急デジタル無線の受令機を整備しようとするものであります。
この受令機は、火災発生時などに出動する消防団が、消防本部の消防指令センターと常備消防車両との間で行う災害状況の無線交信内容を受令機で聞くことにより、災害状況を把握し、消防本部と連携した円滑な消火活動を行うために必要なものでございます。
取得しようとする消防救急デジタル無線受令機は、消防団車両に各1台ずつの176台でございます。
取得金額は1,782万9,504円、相手方は株式会社岩手観光商事で、代表者は代表取締役、佐々木史朗氏であり、納期限は平成27年2月18日でございます。
入札経過については、参考資料ナンバー2のとおりでございます。
次に、議案第101号の財産の取得について、補足説明をいたします。
議案書をごらん願います。
取得しようとする財産は、消防団災害現場活動用のトランシーバーでございます。
参考資料ナンバー1をごらん願います。
取得の理由は、災害現場における消防団の情報収集、発信、共有を図るため、トランシーバーを取得しようとするものであります。
消防団活動は、消防車両を中心に分団、部、または班ごとに、地区内での火災発生の知らせを受けて出場し、消火活動を行うことが火災時の活動となっております。
消火活動以外にも、震災や水害での活動や行方不明者の捜索などの消防団活動に際し、現場における消防団員相互の情報や命令を伝達する手段として使用するものであります。
取得しようとするトランシーバーの台数は、消防団の車両ごと各2台ずつの合計390台でございます。
取得金額は1,368万9,000円、取得相手は有限会社北都モバイルで、代表者は取締役、佐藤丹美子氏であり、納期限は平成27年1月15日であります。
入札経過につきましては、参考資料ナンバー2のとおりでございます。
以上で、補足説明を終わらせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
12番、藤野秋男君。
○12番(藤野秋男君) 入札調書について伺います。
議案第100号のほうは、予定価格5,400万円に対して1,600万円、落札が、30%。
議案第101号は、2,100万円に対して1,200万円、約半値と、この予定価格の算出方法について伺いたいと思いますし、この落札価格の要因は何が想定されるのか、その辺についてお伺いします。
○議長(千葉大作君) 小野寺総務部長。
○総務部長(小野寺正英君) これらの予算計上に当たりましては、参考見積もりという形で業者から予算計上の時点で見積書をいただいて、それらを含めて予算計上をしているという状況になっております。
今回の場合につきましては、いただいた参考見積もりそのものが、こちらに書いてありますのは予定価格をちょっと上回るような形の参考見積もりになって、予算も当然それと同様の形の金額を予算計上をさせていただいたという形になっております。
ここまで納入価格が落ちた原因というのは、ちょっとなかなか直接業者に確認したわけではないのでわからないのですけれども、結果としてこういう形の、極端に1者だけということでなくて、かなりの業者が似たような金額を提示されているという形になっております。
○議長(千葉大作君) 12番、藤野秋男君。
○12番(藤野秋男君) 今、部長が言ったように、かなりの業者がかなり値引いての入札価格を入れているということを考えれば、参考見積もりに問題があったのではないかと思われるのですが、その辺はどうでしょうか。
そのほかに参考見積もりをベースに独自にいろいろ調査するという方法はとらなかったのかどうかということと、もう一つは、落札業者からなぜこういう価格になったか聞いてはいなかったけれどもということだったのですが、やはりこれぐらい乖離すれば、ぜひその辺の情報は仕入れておく必要があるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(千葉大作君) 小野寺総務部長。
○総務部長(小野寺正英君) 予算計上に当たりましては、先ほど申し上げましたように、業者から見積もりをとっておりますし、さらに、今回、予定価格を出す際に改めて別なところからも同じような形で積算の資料を出させ、それを参考にはしておりますので、その2つが同じような高い、ここにありますのは予定価格に近い形の金額が示されていたということでございます。
このぐらい落札率が下がった原因ということでございますが、先ほど申し上げましたように、直接は業者のほうに確認してございませんが、今後このような事例があれば参考としてお聞きするようにはしたいと思います。
○議長(千葉大作君) 17番、千葉幸男君。
○17番(千葉幸男君) 私も、最終価格が安いものですからちょっと聞きたいのですが、製造国並びに製造メーカー、耐用年数をどれぐらいに見ているかお聞きをしたいと思います。
○議長(千葉大作君) 吉田消防長。
○
消防本部消防長(吉田正弘君) 製造国と耐用年数についてでございますけれども、ここについてはちょっと今、資料を持ち合わせておりませんので、そのあたりを確認させていただいて、仕様書のほうを確認させていただきまして答弁させていただきたいと思います。
○議長(千葉大作君) 休憩します。
午後2時57分 休 憩
午後3時15分 再 開
○議長(千葉大作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
なお、議事の運営上、あらかじめ会議時間を延長します。
吉田消防長。
○
消防本部消防長(吉田正弘君) 先ほどの質問でございますが、国産製のものでございまして、受令機につきましては、CSR、ケンブリッジシリコンラジオ、トランシーバーについては、アイコム社製となっております。
耐用年数等につきましては、どちらとも10年ということでございます。
○議長(千葉大作君) 17番、千葉幸男君。
○17番(千葉幸男君) 聞き取れなかったので、少しゆっくり大きな声で。
○議長(千葉大作君) 吉田消防長。
○
消防本部消防長(吉田正弘君) 受令機、トランシーバーともどちらも国産製でございます。
受令機にありましては、ケンブリッジシリコンラジオ社製、トランシーバーにつきましては、アイコム社製でございます。
耐用年数につきましては、どちらも10年ということでございます。
○議長(千葉大作君) 17番、千葉幸男君。
○17番(千葉幸男君) 毎回入札の調書が出てくるのですけれども、ぜひ今後、仕様を明記をした説明書を付けてもらいたいというふうに思います。
よろしくお願いします。
○議長(千葉大作君) 質疑を終わります。
お諮りします。
本案は、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、委員会の審査及び討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
採決は個別に行います。
初めに、議案第100号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第100号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第100号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第101号の採決を行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第101号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第101号は、原案のとおり可決されました。
議案配付のため、暫時休憩します。
午後3時20分 休 憩
午後3時21分 再 開
○議長(千葉大作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第44、議案第102号、監査委員の選任についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
勝部市長。
○市長(勝部修君) 議案第102号、監査委員の選任について、提案理由を申し上げます。
本案は、現監査委員の小野寺興輝さんから退職の申し出があり、平成26年9月30日付で退職することを承認したので、その後任として、小川四郎さんを適任と認め、選任しようとするものであります。
小川さんは昭和21年生まれで67歳であります。
昭和40年に日本石油株式会社に入社、昭和49年に同社を退社いたしまして、同年に東トタン株式会社、これは現在のアズマプレコート株式会社でございます、東工業団地に立地している企業でございます。
その会社に入社なされて、取締役技術部長、常務取締役兼一関製造所長、専務取締役兼一関製造所長などを歴任し、平成23年12月からは同社の顧問を務められております。
ご同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(千葉大作君) これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第102号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第102号は、同意することに決定しました。
議案配付のため、暫時休憩します。
午後3時24分 休 憩
午後3時25分 再 開
○議長(千葉大作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第45、議案第103号、
固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
勝部市長。
○市長(勝部修君) 議案第103号、
固定資産評価審査委員会の委員の選任について、提案理由を申し上げます。
本案は、平成26年10月28日をもって任期が満了となります
固定資産評価審査委員会の委員について、現委員の金野幸造さんを適任と認め、選任しようとするものであります。
金野さんは、
固定資産評価審査委員会の委員を平成17年10月から3期務められております。
ご同意を賜りますようお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第103号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第103号は、同意することに決定しました。
○議長(千葉大作君) 日程第46、議案第104号、
固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
勝部市長。
○市長(勝部修君) 議案第104号、
固定資産評価審査委員会の委員の選任について、提案理由を申し上げます。
本案は、平成26年10月28日をもって任期が満了となります
固定資産評価審査委員会の委員について、現委員の小野寺常彦さんを適任と認め、選任しようとするものであります。
小野寺さんは、
固定資産評価審査委員会の委員を平成23年10月から1期務められております。
ご同意を賜りますようお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第104号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第104号は、同意することに決定しました。
議 長(千葉大作君)日程第47、議案第105号、
固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
勝部市長。
○市長(勝部修君) 議案第105号、
固定資産評価審査委員会の委員の選任について、提案理由を申し上げます。
本案は、
固定資産評価審査委員会の委員であります山崎司朗さんの任期が平成26年10月28日をもって満了となりますことから、後任として首藤清史さんを適任と認め、選任しようとするものであります。
首藤さんは、昭和33年生まれで56歳であります。
昭和59年に司法書士事務所を開設し、業務を行っておられます。
また、旧藤沢町において、平成5年10月から平成23年9月まで、
固定資産評価審査委員会の委員を6期務められました。
ご同意を賜りますようお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第105号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第105号は、同意することに決定しました。
議案配付のため、暫時休憩します。
午後3時32分 休 憩
午後3時33分 再 開
○議長(千葉大作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第48、議案第106号、教育委員会の委員の任命についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
勝部市長。
○市長(勝部修君) 議案第106号、教育委員会の委員の任命について、提案理由を申し上げます。
本案は、教育委員会の委員であります内田正好さんの任期が平成26年10月28日をもって満了となりますことから、後任として千葉和夫さんを適任と認め、任命しようとするものであります。
千葉さんは、昭和25年生まれで64歳であります。
昭和52年3月、早稲田大学教育学部を卒業され、昭和53年4月より岩手県立高等学校の教諭として勤務され、その後、岩手県教育委員会事務局指導課指導主事、同主任指導主事、学校教育課主任指導主事、杜陵高等学校教頭、一関第一高等学校教頭、同副校長、大東高等学校長、遠野高等学校長を歴任し、平成23年3月に退職されております。
ご同意を賜りますようお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第106号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第106号は、同意することに決定しました。
議案配付のため、暫時休憩します。
午後3時36分 休 憩
午後3時37分 再 開
○議長(千葉大作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第49、議案第107号、
人権擁護委員の推薦についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
勝部市長。
○市長(勝部修君) 議案第107号、
人権擁護委員の推薦について、提案理由を申し上げます。
本案は、平成26年12月31日をもって任期が満了となります
人権擁護委員について、現委員の佐藤勝重さんを適任と認め、法務大臣に推薦するに当たり議会の意見を求めるものであります。
佐藤さんは、
人権擁護委員を平成18年1月から3期務められております。
ご同意を賜りますようお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第107号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第107号は、同意することに決定しました。
○議長(千葉大作君) 日程第50、議案第108号、
人権擁護委員の推薦についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
勝部市長。
○市長(勝部修君) 議案第108号、
人権擁護委員の推薦について、提案理由を申し上げます。
本案は、
人権擁護委員の任期が満了となりますことから、新たに菅原節夫さんを適任と認め、法務大臣に推薦するに当たり議会の意見を求めるものであります。
菅原さんは、昭和26年生まれで63歳であります。
昭和45年4月から平成24年3月まで、仙台国税局職員として勤められました。
現在は税理士事務所を開設し、業務を行っておられます。
ご同意を賜りますようお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
議案第108号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、議案第108号は、同意することに決定しました。
○議長(千葉大作君) 日程第51、発委第1号、安全・安心の医療・介護実現のための夜勤改善・大幅増員を求める意見書についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由を求めます。
佐々木教育民生常任委員長。
○
教育民生常任委員長(佐々木賢治君) 発委第1号、一関市議会議長、千葉大作様。
提出者、
教育民生常任委員長、佐々木賢治。
安全・安心の医療・介護実現のための夜勤改善・大幅増員を求める意見書について、一関市議会会議規則第14条第2項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出します。
意見書の朗読をもって説明にかえさせていただきます。
東日本大震災では、「医療崩壊」、「介護崩壊」の実情が改めて明らかになり、その中で医師、看護師、介護職員など医療・福祉労働者の人手不足も浮き彫りになりました。
厚生労働省が2011年6月17日に出した「看護師等の『雇用の質』の向上のための取り組みについて」の通知(5局長通知)では、「必要な人材の確保を図りながら、看護師等が健康で安心して働ける環境を整備し、『雇用の質』を高めていくことが喫緊の課題です。」としています。
震災からの復興、地域医療再生のためにも、医療・社会保障予算を先進国並みに増やし、国民の負担を減らすことが求められています。
医師・看護師・介護職員等の増員を実現し、安全でゆきとどいた医療・看護・介護の拡充を図るための対策を講じられるよう、下記の事項について国に要望します。
記、1、医師・看護師・介護職員などを大幅に増やすこと。
2、国民(患者・利用者)の自己負担を減らし、安全・安心の医療・介護を実現すること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
平成26年9月18日、岩手県一関市議会。
提出先でございますが、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、岩手県知事。
以上でございます。
よろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
発委第1号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成多数。
よって、発委第1号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第52、発委第2号、「手話言語法」制定を求める意見書についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由を求めます。
佐々木教育民生常任委員長。
○
教育民生常任委員長(佐々木賢治君) 発委第2号、一関市議会議長、千葉大作様。
提出者、
教育民生常任委員長、佐々木賢治。
「手話言語法」制定を求める意見書について、一関市議会会議規則第14条第2項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出します。
朗読をもって説明にかえさせていただきます。
手話とは、日本語を音声ではなく手や指、体などの動きや顔の表情を使う独自の語彙や文法体系を持つ言語である。
手話を使うろう者にとって、聞こえる人たちの音声言語と同様に、大切な情報獲得とコミュニケーションの手段として大切に守られてきた。
しかし、手話通訳者養成・派遣・設置事業の法制化などにより社会的に手話を認められてきているものの、その活用や認識はまだまだ十分とは言えない状況である。
2006年12月に採択された国連の障害者権利条約には、「手話は言語」であることが明記されている。
障害者権利条約の批准に向けて日本政府は国内法の整備を進め、2011年8月に成立した「改正障害者基本法」では、「すべて障がい者は、可能な限り、言語(手話を含む)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保される」と定められた。
また、同法第22条では、国・地方公共団体に対して情報保障施策を義務づけており、手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、聴覚障がいの子供が手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできる環境整備に向けた法整備を国として実現することが必要であると考える。
よって、国においては、上記内容を踏まえた「手話言語法」を早期に制定するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成26年9月18日、岩手県一関市議会。
提出先でございますが、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
発委第2号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、発委第2号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第53、発委第3号、過剰米対策を求める意見書についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由を求めます。
勝浦産業経済常任委員長。
○
産業経済常任委員長(勝浦伸行君) 発委第3号、一関市議会議長、千葉大作様。
提出者、
産業経済常任委員長、勝浦伸行。
過剰米対策を求める意見書について、一関市議会会議規則第14条第2項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出いたします。
発委第3号、過剰米対策を求める意見書について、提案理由をご説明申し上げます。
本案は、今定例会に提出された請願第6号、政府による緊急の過剰米処理を求める請願が本日の本会議で採択されたことを受けまして、地方自治法第99条の規定により、お手元に配付の意見書を衆参議院議長、内閣総理大臣、農林水産大臣に提出したく、会議規則第14条第2項の規定により提案するものであります。
内容につきましては、採択されました請願の願意である緊急の対策として、さらなる備蓄米の買い入れを行い、過剰米対策を行うことに加え、当
産業経済常任委員会の総意として、米の再生産への意欲が持てるような対策や、国民の主食である米の需給と価格の安定を図ることを国に求めるものでございます。
何とぞ、議員各位の満場のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
発委第3号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、発委第3号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第54、発議第12号、小規模高校の存続と十分な教育の機会の提供を求める意見書についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由を求めます。
26番、佐々木清志君。
○26番(佐々木清志君) 発議第12号、一関市議会議長、千葉大作様。
小規模高校の存続と十分な教育の機会の提供を求める意見書について、一関市議会会議規則第14条第1項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出するものであります。
提出者は佐々木清志、賛成者は千葉幸男議員、沼倉憲二議員、岩渕善朗議員、千葉信吉議員、石山健議員であります。
提案理由の説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきます。
小規模高校の存続と十分な教育の機会の提供を求める意見書。
岩手県教育委員会は、東日本大震災津波によって中断していた高校再編について、今年度より県立高等学校教育のあり方検討会を設置して、その方向性について議論が本格的に始まっております。
高校再編をめぐっては、人口減少、少子化などの社会的環境の変化に対応するものとして、その議論は避けて通れないものと認識する一方、学校の存廃が地域の子供たちや地域社会への影響も危惧されるところであります。
前回の高校再編計画では、1学年4クラス、小規模校でも1学年2クラスといった画一的な基準によって、地域の事情は考慮されず、強行に再編が実施されたところでもありましたが、報道によれば、小規模校の存続についても画一的な基準ではなく、十分に地域事情に考慮するよう求める声が検討会内部にもあるということは、まことに見識のある意見と評価するものであります。
現在、県内には1学年1クラスの高等学校が存在しておりますが、地域の子供たちにとっても通学の諸負担や地元ヘの貢献、地域社会の人材育成の観点からも、学校の存続は地元の大きな希望であります。
一方で、1学年1クラスとなれば、進学、就職とさまざまな進路選択をする上で、十分な指導体制がとれるか懸念も尽きません。
子供たちの進路達成と人材育成の観点からも、1学年2クラスを維持できる体制を構築することは極めて大切であり、県当局にあっては安易に学級減するのではなく、十分な議論と将来的見通しを示した上で、地元中学校と当該高校との連携を密にしながら、地域社会との合意形成のもとで進めるべきであります。
なお、当地域においては、宮城県内の高校再編による人材流出、2つの私立高校が設置されている実態、高校配置のバランス上の課題などもあり、これらを考慮した上で、高校再編議論に当たるべきであります。
以上のことから、下記のことについて意見書を提出するものであります。
記、1、現在議論が進められている高校再編については、画一的な基準による存廃の決定ではなく、子供たちの希望と地域の実情を十分に考慮し、特に小規模校が存続できるようにすること。
2、小規模校での十分な教育を担保し、進路選択を実現させる観点から、安易に学級減をするのではなく、就職、進学それぞれに対応したクラス編成となるよう、県立学校と市町村中学校の連携を密にし、学級数の維持について努力をすること。
3、県境地域という事情や私立学校との関係を踏まえるなど、高校再編や学科再編等については地域の事情を十分に考慮するとともに、地域の合意を前提にした進め方とすること。
4、今後の学校再編等にあっては、十分な指導のもと、進路達成と地元の人材育成の観点から、柔軟なクラス、コースの編成などが可能となるようにするほか、指導力の高い教諭の配置など、教育の質の向上に努めること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出するものであります。
提出先は、岩手県知事、岩手県教育委員会教育長あてであります。
よろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
発議第12号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、発議第12号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第55、発議第13号、
被災児童生徒就学支援等臨時特例交付金の継続を求める意見書についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
14番、千葉信吉君。
○14番(千葉信吉君) 発議第13号、平成26年9月16日、一関市議会議長、千葉大作様。
被災児童生徒就学支援等臨時特例交付金の継続を求める意見書について、一関市議会会議規則第14条第1項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出いたします。
提出者は私、千葉信吉、賛成者は佐々木清志議員、沼倉憲二議員、菊地善孝議員、石山健議員、槻山隆議員、岩渕優議員でございます。
意見書の朗読をもって提案説明とさせていただきます。
被災児童生徒就学支援等臨時特例交付金の継続を求める意見書。
東日本大震災から3年が経過した。
東日本大震災で被災をし、経済的理由により就学等が困難な子供を対象に、国による就学支援等が行われている。
具体的には、幼稚園、小中学校、高等学校、特別支援学級・学校、私立学校、専修学校・各種学校に対して自治体が実施している既存の就学支援事業等において、震災により、対象者増や単価増が見込まれるため、自治体の新たな負担を全額国費で国が負担・支援するものです。
2011年度の国の補正予算において、2014年度まで必要な支援ができるよう「
被災児童生徒就学支援等臨時特例交付金」が創設されました。
事業対象の子供の数は、全国で2011年度、6万7,639人、2012年度、5万8,352人、2013年度、5万2,436人となっており、支援の継続が必要であります。
当市の小中学校においても54人が対象となっております。
学校現場からも、2014年度で終了することのないよう制度の継続を強く望む声が届いている。
こうした状況を踏まえ、経済的に困窮している家庭の子供たちの就学・修学が保障されるよう、次の事項を実現するよう強く要望する。
記、1、東日本大震災によって経済的に困窮している家庭の子供たちの就学・修学を保障するため、引き続き、2015年度以降も全額国費で支援する「
被災児童生徒就学支援等臨時特例交付金」を継続すること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成26年9月18日、岩手県一関市議会。
提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、復興大臣であります。
議員各位の満場のご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
発議第13号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、発議第13号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第56、発議第14号、消費税10%への増税の中止を求める意見書についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
11番、菊地善孝君。
○11番(菊地善孝君) 消費税10%への増税の中止を求める意見書について、朗読をもって提案とさせていただきます。
提出者は私、菊地善孝、賛成者、石山健、菅野恒信両議員でございます。
2ページ目をお開きいただきたいと思います。
本年4月より消費税率8%となり、住民の生活と景気に大激震を与えている。
総務省が発表した5月の家計調査では、消費支出が前年同月比8%減り、減少幅は4月の4.6%から拡大、東日本大震災があった2011年3月のマイナス8.5%以来の落ち込みとなり、増税による深刻な影響はだれの目にも明らかである。
それにもかかわらず、政府は夏場に向けて経済を強め、2014年11月に公表する7月から9月の国内総生産などの景気指標を見た上で、年末に2015年10月からの消費税率10%を決定するとしている。
しかし、たとえアベノミクスによってマクロ的経済指標が上向くことがあっても、経済格差の広がりは顕著であり、中小企業・勤労者を土台とする国民経済は、一方での年金等社会保障削減の影響も受け、さらなる消費税増税は一層深刻な消費不況を招き、地域経済に計り知れない影響を与えることは必至である。
それは全体としての税収の減額を招き、財政再建にも全く逆行している。
また、4月増税に伴って危惧されていた中小企業の消費税転嫁は、厳しい今日の中でやはり困難であり、地域の雇用や経済を支えている中小企業は、売り上げ減と消費税負担増によって塗炭の苦しみにある。
これ以上の消費税増税は、地域の中小企業倒産、失業者増大など地域経済の壊滅的打撃を与える。
よって、下記事項が実現されるよう強く要望する。
記、1、消費税増税を中止すること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
提出先としては、裏面にありますように、衆参両院議長、内閣総理大臣、財務大臣でございます。
この意見書は、消費税に対する思い、考え方は、議場の各位にもそれぞれあるだろうと思いますけれども、現状から10%への増税は中止すべきだと、この1点についての意見書でありますので、ご賛同方よろしくお願いを申し上げます。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
15番、金野盛志君。
○15番(金野盛志君) 前段のところの、それにもかかわらずというところからちょっと質問をいたします。
政府は夏場に向けて経済を強めという意味は、どういうふうに考えればいいのかということが一つと、消費税が5%から8%になった場合、1%で2兆5,000億円の税収が上がると言われております。
そうした中において、今のところ増税分について社会保障にこれがどのように使われているのか、その点についてお話をいただければと思います。
○議長(千葉大作君) 提出者、菊地善孝君。
○提出者(菊地善孝君) 3点あっただろうと思いますが、順次私の知る限りのことを発言をさせていただきます。
まず、「それにもかかわらず」以降、政府は夏場に向けて経済を強め云々の部分でありますけれども、これは、現在動いている国家予算等々でも公共事業の大盤振る舞いが始まっています。
これらの経済対策を指して述べているつもりでございますし、今後の課題としては年金財源を株式に投入していくと、こういうふうなことも既に報道されていることでありまして、この下のところに書いてあるマクロ経済指標、これらを上向きにさせるためにさまざまな施策が今後とも用意されていると理解をいたしております。
次は、消費税1%アップによって2兆5,000億円とよく言われることでありますけれども、これとて経済が拡大していけばさらに増えるでしょうし、経済が縮小すれば、これは果実も小さくなっていくのだろうと思います。
こういう形で増税をしても、経済そのものが縮小すれば実は税収も落ち込んでいく、これは過去の過ちと私は考えるものですが、消費税を導入した直後に深刻な景気の低迷ということで実証されているのだろうと思います。
それから、消費税増税分、例えばことしの5%から8%について言えば、前段申し上げた1%が2兆5,000億円とすれば7兆5,000億円税収増になるはずでありますけれども、社会保障に使うのだといろいろ報道されている、政府も言っているわけですけれども、実際、社会保障に振り向けられたのは、うち5,000億円だと言われております。
その他はではどこにいってしまったのかということでありますけれども、冒頭話しましたように、大型公共事業等々への大盤振る舞い、こういうものに相当つぎ込まれる、こういう国家予算の中で動き始めているというふうに理解をいたしております。
以上です。
○議長(千葉大作君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
発議第14号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成少数。
よって、発議第14号は、否決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第57、発議第15号、被災者の
医療費窓口負担の免除継続を求める意見書についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
1番、岡田もとみ君。
○1番(岡田もとみ君) 発議第15号、一関市議会議長、千葉大作様。
被災者の
医療費窓口負担の免除継続を求める意見書について、一関市議会会議規則第14条第1項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出いたします。
提出者は私、岡田もとみ、賛成者は菅野恒信議員、石山健議員でございます。
意見書の朗読をもって提案理由といたします。
東日本大震災により被災された本県の国民健康保険と後期高齢者医療制度の方の
医療費窓口負担免除が、本年12月末日で終了し、来年1月より通常の負担が発生します。
岩手県保険医協会が被災された方々に行っている2013年2月6日時点のアンケート調査結果では、窓口負担が発生した後どうするのかの問いに対し、「通院回数を減らす」、「通院できない」が合わせて43.6%でした。
また、社保の方は2012年2月に免除に係る国の補助が打ち切られましたが、「通院回数を減らした」、「通院できなくなった」が46.4%に上りました。
この結果から、国保や後期高齢者医療の負担が発生すれば、社保同様の事態となることは明白です。
アンケートの意見には、「医療費が免除されているため助かっています」、「年金で国保税、介護保険料がすごく負担です」、「仮設住宅に住み、住宅再建を望んでいますが、年金暮らしで、生活費を切り詰めています、閉塞感に押しつぶされそうです」などの切実な声が寄せられています。
本県は6月30日時点で3万1,529名の方が仮設住居暮らしを余儀なくされています。
事業所の再開や雇用の確保道半ばです。
住宅建設の費用も高騰しています。
そのような中で、窓口負担が発生すれば、必要な受診が妨げられることは明らかです。
つきましては、岩手県におかれては、被災された方の健康保持のため、下記の項目について実現していただきますよう要望いたします。
記、1、県は、被災された方の
医療費窓口負担の免除を2015年1月以降も継続してください。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。
提出先は岩手県知事でございます。
議員各位の満場のご賛同をお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
20番、千田恭平君。
○20番(千田恭平君) 3点ほど確認させていただきたいと思います。
まず、第1点でありますが、この被災された方ですね、対象となっておられる人数、実績ですね、何人ぐらいいらっしゃるのか。
2つ目、そういった方々が免除されている、いわゆる金額ですね、総額でも構いません、いくらなのか。
3つ目、本年12月末日で終了するということですが、その終了の理由はどのようにとらえていられるのか、その3点についてお尋ねいたします。
○議長(千葉大作君) 提出者、岡田もとみ君。
○提出者(岡田もとみ君) 岩手県におかれるこの医療費免除についてでございますが、現在、一関市が発行している免除証明書でございますが、平成25年3月31日時点で850人の方に免除事由別対象者数ということで発行されてございます。
また、免除金額については、8,069万2,900円でございます。
県がこの免除制度を打ち切るという状況についてでございますが、具体の理由については調べてはございませんが、今、ここには2013年の11月20日に第185回国会の厚生労働委員会での会議録がございます。
これについて、岩手県の国庫負担の打ち切りについて議論がされております。
岩手県でも市町村で非常に苦しい生活をしている方がたくさんおられる中で、岩手県としては当面無料ということを行っている、しかし、これも県も市も大変財政が苦しい中でやっているのだということで、この医療免除については国が責任を持つべきだということが議論されています。
そういった財政がぎりぎりの中で県と市町村が応援しているという点が、こういった継続しなければいけない状況にありながらもここで打ち切らなければならないという背景があるのではないかと思っております。
○議長(千葉大作君) 質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
発議第15号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成多数。
よって、発議第15号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第58、発議第16号、被災者の
医療費窓口負担の免除復活を求める意見書についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
1番、岡田もとみ君。
○1番(岡田もとみ君) 発議第16号、一関市議会議長、千葉大作様。
被災者の
医療費窓口負担の免除復活を求める意見書について、一関市議会会議規則第14条第1項の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出いたします。
提出者は、私、岡田もとみ、賛成者は菅野恒信議員、石山健議員でございます。
意見書案の朗読をもって提案の理由といたします。
東日本大震災により被災された本県の国保と後期高齢者医療制度の方の
医療費窓口負担免除が、本年12月末日で終了し、来年1月より通常の負担が発生します。
岩手県保険医協会が被災された方に行っている2013年2月6日時点のアンケート調査結果では、窓口負担が発生した後どうするのかの問いに対し、「通院回数を減らす」、「通院できない」が合わせて43.6%でした。
また、社保の方は2012年2月に免除に係る国の補助が打ち切られましたが、「通院回数を減らした」、「通院できなくなった」が46.4%に上りました。
この結果から、国保や後期高齢者医療の負担が発生すれば、社保同様の事態となることは明白です。
アンケートの意見には、「医療費が免除されているため助かっています」、「年金で国保税、介護保険料がすごく負担です」、「仮設住宅に住み、住宅再建を望んでいますが、年金暮らしで生活費を切り詰めています、閉塞感に押しつぶされそうです」などの切実な声が寄せられています。
本県は6月30日時点で3万1,529名の方が仮設住居暮らしを余儀なくされています。
事業所の再開や雇用の確保道半ばです。
住宅建設の費用も高騰しています。
このような中で窓口負担が発生すれば、必要な受診が妨げられることは明らかです。
また、現在免除が打ち切られている社保の方の「通院回数を減らした」理由は、「経済的理由」、「医療費が負担」が上位を占めています。
つきましては、国におかれては、被災された方の健康保持のため、下記の項目について実現していただきますよう要望いたします。
記、1、国は、被災された方の
医療費窓口負担の免除を復活させてください。
2、国は、被災された社保の方の
医療費窓口負担の免除を復活させてください。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。
提出先は、裏面のとおり、衆参両院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、復興大臣でございます。
議員各位のご賛同をどうぞよろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
20番、千田恭平君。
○20番(千田恭平君) 一つ前の発議第15号は、県に対する免除の継続の意見書でありました。
今回は国に対して、免除の復活を求める意見書ということで、記として1番と2番が書いてありますけれども、1番と2番の違う点は社保のという方の部分が入っているかどうかということですが、まず1番と2番の関係についてご説明をお願いします。
それから2つ目は、この文章にもありますが、社保の方は2012年に国の補助が打ち切られたということですが、対象となっていた方の人数、それから補助の金額、そして国が打ち切った理由について、どのようにとらえているか答弁をお願いいたします。
○議長(千葉大作君) 提出者、岡田もとみ君。
○提出者(岡田もとみ君) 1番と2番の違いということでございました。
1番については、国保の関係で岩手県は免除を継続させているという部分がございましたので、それとそれよりも先に社会保障を国が打ち切ったことによって社保の方々は、文章中にもございますように、2012年の2月に打ち切られたということでございます。
こういうかかわりがございまして、1番と2番ということで意見書を提出したいと思います。
次に、社保の方々の金額については、今資料は持ち合わせてございませんので、その総額等については承知していないところです。
国が打ち切った理由については、先ほどご紹介いたしました会議録の中で答弁としてございます。少々お待ちください。
国が補助を打ち切った理由についてでございますけれども、2013年の時点で前年度の所得の状況を把握して、それに応じた免除をそれぞれしていただくということがわかるまでの間、特別の措置を続けてきたというような答弁がございます。
所得に応じた減免を各自治体でやってほしいという趣旨だと思いますので、被災者の生活状況を考えると、こういう国の免除を早期にもう打ち切るという状況にはないにもかかわらず、国が責任を持って、こうした被災に遭った方々の免除を打ち切ったということが明らかになっていると思います。
○議長(千葉大作君) 20番、千田恭平君。
○20番(千田恭平君) 記の1番についてですね、もう一度中身はどのようにとらえているのか、2番は社保の方ということで、国が補助を打ち切ったというのはわかったのですが、1番はどういうことですか。
○議長(千葉大作君) 提出者、岡田もとみ君。
○提出者(岡田もとみ君) 1番は、被災された方々の
医療費窓口負担の国が行っている免除復活を岩手県では続けてきたのですけれども、国でもそれを復活させてほしいということでございます。
そのために1番と2番を分けて提案しています。
岩手県では、やっと助かった命でも災害関連死ということで769名の方が申し出を行っておりまして、平成26年7月現在でそのうち442名の方が認定とされています。
こういった過酷な、もう3年も過ぎた仮設での暮らし、そういった中で心身ともに健康を脅かされているという状況の中で、せめて窓口負担だけでも免除にしてほしいという思いでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) 質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
発議第16号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成多数。
よって、発議第16号は、原案のとおり可決されました。
○議長(千葉大作君) 日程第59、発議第17号、鳥獣の
捕獲促進体制強化の速やかな実施を求める意見書についてを議題とします。
議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
12番、藤野秋男君。
○12番(藤野秋男君) 発議第17号、鳥獣の
捕獲促進体制強化の速やかな実施を求める意見書について、一関市議会会議規則第14条第1項の規定により、標記の意見書案を提出するものであります。
提出者は私、藤野秋男、賛成者、及川忠之、岩渕善朗、千葉満、槻山隆各議員でございます。
裏面をごらんいただきたいと思います。
鳥獣の
捕獲促進体制強化の速やかな実施を求める意見書。
シカ、クマ、イノシシ等による自然生態系への影響及び農林水産業被害が深刻化する中、狩猟者の減少、高齢化等により鳥獣捕獲の担い手が減少しています。
鳥獣の捕獲等の一層の促進と捕獲等の担い手の育成が必要との観点から、政府は国会において、鳥獣の捕獲及び狩猟の適正化に関する法律を改正し、法律の目的に鳥獣の保護だけでなく管理の定義を規定するとともに、保護と管理の施策体系の整理、指定管理鳥獣に定められた鳥獣の集中的かつ広域的に管理を図る事業の創設、一定の条件下での夜間銃猟を可能にする規制緩和、認定鳥獣捕獲等事業者制度の創設など、制度の抜本的な改正を行いました。
法改正によって今後鳥獣の捕獲体制が強化されることになりますが、施行に当たっては、下記事項について十分に留意して実施されるよう強く要望いたします。
要望事項です。
1、都道府県を越えて生息する鳥獣の保護・管理については、国が主導してより効果的な広域対応を行うための仕組みを検討すること。
2、市町村への鳥獣被害防止総合対策交付金の予算を拡充させること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出するものでございます。
提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、農林水産大臣、環境大臣でございます。
この間も議会でもいろいろ出ております。
どうか、満場のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(千葉大作君) これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りします。
本案は討論を省略し、直ちに採決を行うことにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、討論を省略し、直ちに採決を行うことに決定しました。
これより採決を行います。
採決は表決システムにより行います。
各議席の出席ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 採決に入ります。
発議第17号、本案に賛成する諸君は、賛成ボタンを押してください。
押し忘れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) なしと認め、表決を締め切ります。
賛成満場。
よって、発議第17号は、原案のとおり可決されました。
お諮りします。
ただいま可決されました発委、発議8件について、誤字脱字等その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任されたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(千葉大作君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
吉田消防長より発言の訂正の申し出がありましたので、この際、これを許します。
吉田消防長。
○
消防本部消防長(吉田正弘君) 先ほど、議案第100号の消防救急デジタル無線機受令機のメーカーにつきまして、CSRをケンブリッジシリコンラジオ社と答弁いたしたところでございますけれども、正確には株式会社CSRということでございました。
なお、この会社の所在地につきましては、神奈川県の相模原市にある会社ということでございましたので、訂正をさせていただきたいと思います。
○議長(千葉大作君) 以上で、議事日程の全部を議了しました。
監査委員より発言の申し出がありますので、これを許します。
小野寺代表監査委員。
○監査委員(小野寺興輝君) 議長からお許しをいただきましたので、貴重な時間を拝借いたしまして、一言ごあいさつ申し上げます。
このたび、9月30日をもちまして、監査委員を退任することとなりました。
私は、旧東山町監査委員として合併までの約1年9カ月、合併後の新一関市の監査委員として約9年間、監査業務に携わってまいりましたが、地方を取り巻く財政状況は年々厳しさを増し、それとともに行政に対する市民の目も厳しくなっており、私ども監査委員に対する市民の期待がますます大きくなっていることを痛感してきたところです。
この市民の期待に添えるよう監査の任に当たってまいりましたが、その責任の重大性を思いますと、十分にその責務を果たせているのだろうかと日々自問し、その思いは今もしかりであります。
今後は、監査委員として培った知識、経験を糧に、一市民としての側面から一関市の行財政の健全たる運営に寄与できるよう頑張っていきたいと考えております。
最後に、議員皆様方のますますのご活躍と一関市のさらなる発展を祈念いたしまして、ごあいさつといたします。
本当にありがとうございました。
○議長(千葉大作君) 市長より、あいさつの申し出があります。
勝部市長。
○市長(勝部修君) 第49回
一関市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位におかれましては、平成25年度決算並びに各種議案につきまして、慎重なるご審議を賜りましたことに感謝を申し上げたいと思います。
私は、決算は、市政運営に対する評価が問われるものであり、大変重要なものであると認識しているところであり、特に今議会の認定に付しました平成25年度の決算につきましては、私の1期目としての任期の総括でもあると考えているところでございます。
東日本大震災からの復興と放射能問題への対応、災害に強いまちづくりの推進、人口減少や少子高齢化などの社会構造の変化に対応した地域づくりの推進、そして、国際リニアコライダー計画の実現に向けた取り組みなど、一関市が中東北の拠点都市としてしっかりとした歩みが確かなものになるよう、そのような思いのもとに取り組んだ各種の施策について、その成果をお示ししたものでもございます。
本日、ここに、平成25年度決算につきまして、議会のご承認をいただきましたことに対しまして、心から御礼を申し上げます。
今議会における一般質問、あるいは決算審査特別委員会等において、議員各位よりちょうだいいたしました貴重なご意見、ご提言につきましては、今後の市政運営にしっかりと生かしてまいりたいと思いますので、今後とも一層のご指導、ご支援を賜りますようお願いを申し上げまして、定例会の閉会に当たりましてのあいさつとさせていただきます。
大変ありがとうございました。
○議長(千葉大作君) 第49回定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
今定例会は、去る8月26日開会以来、本日まで24日間にわたる会期でありましたが、平成25年度一般会計、特別会計などの決算議案を初め、条例の制定、改正など、終始活発にご審議をいただき、すべて議決決定を見るに至り、本日、無事閉会を迎えることができました。
また、一般質問にありましては、19人の諸君から質問が行われましたが、市当局におかれましては、一般質問や決算審査特別委員会において、議員から開陳されましたさまざまな意見、提言等に重きを置かれ、速やかに取り組まれることを願うものであります。
さて、東日本大震災が発災し3年半が過ぎましたが、福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の汚染は、今なお農林産物、さらには市民の生活環境などに大きな影響を与えております。
市議会といたしましては、安心して暮らすことのできるふるさと一関を一日も早く取り戻すため、当局と連携し、国を初め関係機関に対して、責任を自覚し速やかに対応していただくよう強力に働きかけてまいる所存であります。
これからのまちづくりは、高齢化と人口減少社会にしっかりと対峙し、独自色のある対策を講じていくことがかぎとなってまいります。
この課題につきましては、今議会の一般質問においても多くの議員から質問、提言がありましたが、日本の将来を揺るがしかねない最重要課題であるといっても決して過言ではありません。
国では、今般の内閣改造で体制を強化し、人口減少対策、地域活性化に本腰を入れて取り組むこととしておりますが、市といたしましても国と連動しつつ、独自にあらゆる視点に目を向けて、当地域ならではの対策を講じていくことが重要であると考えております。
車の両輪である市当局と議会が、ともに知恵を出し合い、この難題に立ち向かっていくことが求められております。
このような状況にあって、国際リニアコライダー、ILCは追い風として、その実現に大きな期待が寄せられております。
昨年、ILCの建設候補地として世界で唯一、北上高地が選定されたことを受け、国では平成26年度予算に調査検討費を計上、さらに最近では当市に世界の研究者が集結して、国際研究会が開催されるなど、夢が一歩一歩、現実に近づいてきた感を強くしております。
ILCの実現は、この東北の地に国際学術研究都市を形成し、多文化が共生する国際的な知の拠点の誕生につながってまいります。
ILCはまさに一関発展の基軸であり、高齢化社会を豊かなものにし、人口減少の改善などにも大きく寄与していくものと確信をしております。
目の前には課題が山積し、大きな壁となって立ちはだかっておりますが、一方、世界最先端の高精密な実験装置の計画が着々と実現に向けて歩み出していることも現実であります。
世界に誇る学術研究都市づくりを目標とする高い志があれば、乗り越えられない壁はないと力強く断言いたしまして、閉会に当たってのあいさつとさせていただきます。
まことにありがとうございました。
○議長(千葉大作君) 以上をもって、第49回
一関市議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
閉会時刻 午後5時00分...