まず、1の
整備概要について御説明申し上げます。
名称につきまして、
整備期間中は、
小中野地区荷さばき所D棟としておりましたが、今後は、
八戸市第二
魚市場とし、
通称荷さばき所D棟といたします。
今回新たに
整備した施設は、3階建の
管理棟、一部2階建の
荷さばき所、
屋外フォークリフト置場となっております。
建設工事費は、本
棟工事21億4000万円、
電気設備工事3億9000万円、
機械設備工事5億円を合わせて約30億3000万円でございます。
次に、
事業経緯でございますが、
平成28年度に
D棟建設地を
館鼻地区から
小中野地区に変更する
事業計画の承認を国から受け、
整備に向けた
実施設計及び
地盤調査を行いました。
平成29年度は、
既存上屋解体撤去工事、
排水路移設工事を行い、
平成30年度には、
施設規模の
見直しを行う
修正設計を行っております。その後、
令和元年8月から
工事に着手し、
令和3年2月25日で
竣工予定となります。
今後のスケジュールでございますが、開場に向けた
準備作業を進め、
令和3年4月の上旬に供用を開始し、5月1日には、
コロナ感染症に配慮した形で
記念式典の開催を予定しております。
以上で説明を終わります。
○
立花 委員長 ただいまの
報告について御質問ございませんか。
◆久保〔し〕
委員 オープンに先立っての
委員や議員の
内覧会みたいなものはあるのでしょうか。
◎間
水産事務所副所長 日程はまだ未定でございますが、議員の皆様には一度見てもらいたいと思ってございます。
以上でございます。
○
立花 委員長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
◆森園
委員 時間もまだあるようですから、少し確認をさせていただきたいと思います。
今回、この
D棟が完成したということでございまして、長きにわたりましてこの
八戸漁港の
流通構造改革、この
整備事業がこれで全てたしか終わると思うんですけれども、本当に長い、いろいろなこともございましたけれども、今回で
D棟が約30億円ということでございました。今まで
A棟、
B棟、
C棟を建ててきたわけですけれども、岸壁の
工事ですとかそれに付随する
工事もいろいろございました。せっかくですから、それぞれ幾らずつかかったのか、おおよそで結構でございます。全体の金額でどのくらいかかっているのかお知らせいただけますか。
◎間
水産事務所副所長 ただいまの御質問にお答え申し上げます。
約で申し訳ございませんが、
災害復旧費もあるのですけれども、
A棟の場合は約21億8500万円程度です。
災害復旧費で10億円ぐらいかかっておりまして、
A棟では32億円ぐらい。
B棟の
増築棟を最初建設しましたが、
B棟増築棟で5億2000万円、
B棟改築棟で11億2000万円、
C棟は25億4600万円、
D棟で
今本棟工事以外にもいろいろかかっておりますけれども、38億円ぐらいと、
トータルで102億1200万円ぐらい、
災害復旧費を含めますと114億3800万円ぐらいかかってございます。
以上でございます。
◆森園
委員 あとはそれに対する岸壁の
工事なんかがありましたよね。
◎間
水産事務所副所長 青森県で
岸壁工事をやってございますが、約44億1000万円ぐらいです。
以上でございます。
◎茨島
水産事務所長 荷さばき所の
整備は市で進めておりまして、今、間が説明したとおり114億3800万円、県ではそれぞれ
荷さばき所の前の岸壁の
耐震化工事を中心に進めておりまして、県の
整備費につきましては約44億1700万円となっております。合計しますと、158億5500万円、総
事業費ということになるかと思います。
以上でございます。
◆森園
委員 分かりました。ありがとうございます。
国と県から総額で158億5500万円交付された、これは大変大きな
事業だったわけでございます。先ほど
災害復旧の費用のお話も出ましたけれども、やっぱり合計で十数億円出ているんですね。私、ちょうど議員になったときの当初の
計画としては、地震があったりして、少し変更があったりしたのはちょっと残念ではあったんですけれども、今、私たちには毎月
漁獲量なんかの
報告もずっと出てきています。漁獲も、私がちょうど30年前に
八戸に来たときは
大変活気を呈していまして、すごい量が取れていたんですけれども、最近はずっと去年は6万トンとこの間出ました。大変、これは全国的に銚子なんかでも見るとやっぱり大分減っているかと、これは全国的な問題だということで思っています。ここら辺については、ちょっとこの一市場でどうのこうのということではなかなかできないかもしれませんけれども、当然これは
事業を支援する
事業、
収益事業ではないというのは私たちも十分分かっています。ただ、
A棟なんかに関しては、なかなか当初の
計画ができていなくて、多くの課題を議員の
皆さん方がいろいろ指摘をしているわけでございます。この158億5500万円ですか、この
事業を私たちは、
八戸は
水産都市、海から拓けた
水産都市でございますので、ぜひこの158億円かけたこの施設を有効に今後活用していただくよう、これから
改善計画も県の意見を入れて出すのだと思います。ぜひそういったことを
皆さんに本当に心より要望いたしまして、終わらせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
○
立花 委員長 ほかにございませんか。
◆髙橋〔貴〕
委員 今現在、第1
魚市場、それから第3
魚市場の
A棟、
B棟、
C棟ということで運用されておりますけれども、この
D棟が完成をして、供用が開始になることで、
水揚げの状況、そういったものがどのように変化するのか、概要でよろしいですのでお知らせください。
◎間
水産事務所副所長
委員にお答えいたします。
D棟の役割なんですけれども、主に底びき網と
沿岸漁業で取ってくる魚を扱うところになります。館鼻は
基本イカの
水揚げ拠点になります。第1
魚市場は
まき網の拠点になって、サバとかイワシだとかの
まき網漁船が主に第1
魚市場で扱いますので、
D棟に関しては、本当にその日に取ってきた鮮魚だとか、活魚だとかになりますので、市場が毎日活気があるような場所になります。
以上でございます。
◆髙橋〔貴〕
委員 以前、境港市のほうを視察させていただきまして、あそこでも新しい
魚市場の
整備をしている途中なのですけれども、
魚市場のシンボルマーク的なものをつくったりだとか、結構市民にPRするような取組をしながら町全体で水産に関心を持っていただくような取組も進められています。
八戸市も
魚市場整備、これで全て完了するわけでありますので、今後そういった市民、または県外の
漁業関係の
皆さんにも認知をいただくようなそういった取組とか、今の段階で
計画しているものがあればお知らせいただきたいと思います。
◎間
水産事務所副所長
整備が終わることでどうだということでは今はないのですけれども、
八戸市には前から
八戸市の前
沖さばブランド推進協議会があって、
八戸の前
沖さばをアピールしてきていただいております。あとはイカの
水揚げ日本一ですので、
八戸市の魚にも指定されたことからイカとサバが一番
八戸市の顔になりますので、それも踏まえながら
A棟も使いながら、
高度衛生管理が行き届いた
荷さばき所がそろうので、そこを使って
水揚げされたものとたまたま昨年は
八戸市の
ブランド戦略会議というのを立ち上げましたので、第一歩としてはワインとのコラボレーションのものを支援していく形で今は取り組みますけれども、あとは今後に当たってはそれにとどまらず、今
委員がおっしゃったように、どんどん売り込んでいくことになっていくものですから、
運営審議会なり
魚市場の水産振興会議なり、業界の方々からの意見をどんどん取り込んで、ブランド化も含めて協議しながら支援していければと考えております。
以上でございます。
◆髙橋〔貴〕
委員 ぜひそういった取組をお願いしたいと思いますし、全体的に今、水産の
水揚げが厳しいのが日本全体で起きている現象だと思いますけれども、
水揚げ量は少ないということは逆に言えば、それだけ価値があるということですので、ぜひ
八戸の市場に多くの船が荷揚げをして、
水揚げをしていただけるような取組を今後お願いしたいと思います。
以上です。
○
立花 委員長 他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
立花 委員長 ないようでございますので、ただいまの
報告については終わります。
以上で本日予定しておりました案件は全て終了いたしました。
──────────────────────────────────────
○
立花 委員長 これにて
経済協議会を閉じます。
御苦労さまでございました。
午前10時30分 閉会...