• "青森都市計画事業石江土地区画整理事業施行規程"(/)
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  1. 青森市議会 2002-03-28
    旧青森市 平成14年第1回定例会(第6号) 本文 2002-03-28


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-09
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   午前10時開議 ◯議長木村巖君) これより本日の会議を開きます。  本日の会議は「議事日程第6号」により会議を進めます。           ──────────────────────────  日程第1 議案第71号 青森市職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例の制定について ~  日程第10 議案第87号 契約の締結について(奥野汚水1号幹線第3工区工事) 2 ◯議長木村巖君) 日程第1議案第71号「青森市職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例の制定について」から日程第10議案第87号「契約の締結について」まで、計10件を一括議題といたします。  総務企画常任委員長の報告を求めます。17番大矢保議員。   〔議員大矢保君登壇〕 3 ◯17番(大矢保君) ただいまから、総務企画常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は3月20日に開催し、本会議より付託されました議案10件について審査をいたしました。  初めに、議案第71号「青森市職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第72号「保健婦助産婦看護婦法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」、議案第73号「地方公務員育児休業等に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」、議案第74号「青森市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第78号「青森市文化会館条例等の一部を改正する条例の制定について」及び議案第80号「青森市統計調査条例の一部を改正する条例の制定について」の6件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第84号「契約の締結について」及び議案第85号「契約の締結について」の2件についてでありますが、内容に関連があることから一括議題として審査いたしましたが、両案については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第86号「契約の締結について」及び議案第87号「契約の締結について」の2件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 4 ◯議長木村巖君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。
     討論については、通告がありませんでした。  これより採決いたします。  ただいまの各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については、委員長報告のとおり決しました。           ──────────────────────────  日程第11 議案第6号 専決処分の承認について(災害復旧事業施行) ~  日程第18 議案第90号 新たに生じた土地の字名について 7 ◯議長木村巖君) 日程第11議案第6号「専決処分の承認について」から日程第18議案第90号「新たに生じた土地の字名について」まで、計8件を一括議題といたします。  経済文教常任委員長の報告を求めます。11番大坂昭議員。   〔議員大坂昭君登壇〕 8 ◯11番(大坂昭君) ただいまから、経済文教常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は3月20日に開催し、本会議より付託されました議案8件について審査をいたしました。  初めに、議案第6号「専決処分の承認について」でありますが、本案については、全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第77号「青森市立学校学校医学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第79号「青森市市民センター条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第81号「青森市中央卸売市場業務条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第82号「青森市農業指導センター条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第83号「青森市農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例の制定について」の5件についてでありますが、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第89号「新たに生じた土地の確認について」及び議案第90号「新たに生じた土地の字名について」の2件については、内容に関連があることから一括議題として審査いたしましたが、両案については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 9 ◯議長木村巖君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論については、通告がありませんでした。  これより採決いたします。  ただいまの各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については、委員長報告のとおり決しました。           ──────────────────────────  日程第19 議案第7号 専決処分の承認について(造道戸山線小柳こ線道路橋橋りょう整備工事協             定の一部変更) ~  日程第27 議案第95号 財産の取得について 12 ◯議長木村巖君) 日程第19議案第7号「専決処分の承認について」から日程第27議案第95号「財産の取得について」まで、計9件を一括議題といたします。  建設交通常任委員長の報告を求めます。23番奥谷進議員。   〔議員奥谷進君登壇〕 13 ◯23番(奥谷進君) ただいまから、建設交通常任委員会の審査の経過と結果について報告をいたします。  本委員会は3月20日に開催し、本会議より付託されました議案9件について審査いたしました。  まず、議案第7号「専決処分の承認について」でありますが、本案については、全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第69号「青森都市計画事業石江土地区画整理事業施行規程の制定について」、議案第76号「青森市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第88号「財産の取得について」、議案第91号「字の区域の変更について」及び議案第92号「市道の路線の認定について」の5件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第93号「住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法について」及び議案第94号「住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法について」の2件については、内容に関連があることから一括議題として審査いたしましたが、両案については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第95号「財産の取得について」は、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付しております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 14 ◯議長木村巖君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 15 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論については、通告がありませんでした。  これより採決いたします。  ただいまの各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については、委員長報告のとおり決しました。           ──────────────────────────  日程第28 議案第70号 青森市横内川水道水源保護条例の制定について  日程第29 議案第75号 青森市特定基金特別会計条例の一部を改正する条例の制定について 17 ◯議長木村巖君) 日程第28議案第70号「青森市横内川水道水源保護条例の制定について」及び日程第29議案第75号「青森市特定基金特別会計条例の一部を改正する条例の制定について」の計2件を一括議題といたします。  民生環境常任委員長の報告を求めます。2番布施一夫議員。   〔議員布施一夫君登壇〕 18 ◯2番(布施一夫君) ただいまから、民生環境常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は3月20日に開催し、本会議より付託されました議案2件について審査をいたしました。  初めに、議案第70号「青森市横内川水道水源保護条例の制定について」でありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第75号「青森市特定基金特別会計条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 19 ◯議長木村巖君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 20 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論については、通告がありませんでした。  これより採決いたします。  ただいまの各案件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については、委員長報告のとおり決しました。           ──────────────────────────  日程第30 議案第1号 専決処分の承認について(平成13年度青森市一般会計補正予算(第5号)) ~  日程第95 議案第68号 平成13年度青森市野木財産特別会計補正予算(第1号) 22 ◯議長木村巖君) 日程第30議案第1号「専決処分の承認について」から日程第95議案第68号「平成13年度青森市野木財産特別会計補正予算」まで、計66件を一括議題といたします。  予算特別委員長の報告を求めます。35番工藤豊秀議員。   〔議員工藤豊秀君登壇〕 23 ◯35番(工藤豊秀君) ただいまから、予算特別委員会の審査の経過と結果について報告をいたします。  まず、3月20日、本会議終了後に開催された予算特別委員会組織会において正副委員長の互選が行われましたところ、私が委員長に、副委員長花田明仁委員が選ばれましたので報告いたします。  次に、本委員会は、3月22日及び3月25日に開催し、本会議より付託されました議案66件について一括議題とし、平成13年度一般会計、各特別会計、各企業会計補正予算及び平成14年度一般会計特別会計、各企業会計予算を一括審議いたしました。  また、採決の順序については、専決処分の承認について及び平成13年度一般会計、各特別会計、各企業会計補正予算並びに平成14年度一般会計、各特別会計、各企業会計予算をそれぞれ一括して諮ったところ、まず、議案第1号「専決処分の承認について」から議案第5号「専決処分の承認について」までの計5件についてでありますが、いずれも全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第55号「平成13年度青森市一般会計補正予算」から議案第68号「平成13年度青森市野木財産特別会計補正予算」までの計14件についてでありますが、議案第55号から議案第57号まで及び議案第59号から議案第62号までの7件については、一括による起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第55号から議案第57号まで及び議案第59号から議案第62号までを除く7件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号「平成14年度青森市一般会計予算」から議案第54号「平成14年度青森市特定基金特別会計予算」までの計47件についてでありますが、議案第8号から議案第10号まで、議案第13号、議案第15号、議案第16号、議案第19号から議案第22号まで及び議案第54号の計11件については、一括による起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第8号から議案第10号まで、議案第13号、議案第15号、議案第16号、議案第19号から議案第22号まで及び議案第54号を除く36件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付しております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 24 ◯議長木村巖君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  19番大沢研議員。   〔議員大沢研君登壇〕(拍手) 26 ◯19番(大沢研君) 日本共産党大沢研です。  ただいまから、予算特別委員長の報告中、議案第8号から議案第10号まで、議案第13号、議案第15号、議案第16号、議案第19号から議案第22号まで並びに議案第54号から議案第57号まで及び議案第59号から議案第62号までの計18件について反対の討論を行います。  佐々木市長は、今議会の初日、提出議案の説明の中で、政府がデフレ問題等に対する政策を展開するとともに、構造改革を加速させることで民需主導型の成長を図りながら、平成14年度後半の景気の回復に向けて鋭意取り組んでいると述べましたが、果たしてそうでしょうか。  小泉内閣が唱えてきた「構造改革」が、痛みに耐えれば光明が見出せるどころか、国民に激痛をもたらし、日本経済をますますだめにするものであることがいよいよ明らかになってきました。大企業のリストラは、小泉改革に応援される形で拡大し、完全失業率小泉内閣が成立した昨年4月の4.8%から12月には5.6%へと上昇し、史上最悪を更新し続けています。工場の一方的な縮小、閉鎖などのリストラは、下請中小企業の切り捨て、地域商店などの危機にも直結しています。  不良債権処理の方針による中小企業への影響は極めて大きくなっています。昨年の負債額1000万円以上企業倒産件数は1万9000件を超え、1984年に次ぐ戦後2番目の規模となっています。この不況期では最大となっています。貸し倒れリスクに応じた引当金を積めと金融庁の指導が引き金となり、信用金庫、信用組合の破綻は昨年1年間で46件と激増しています。毎週、地域の金融機関が幾つも破綻する異常事態は、中小企業資金ショートの危機に直面させ、地域経済を根底から脅かしています。  こうした小泉改革による失業・倒産の増大、生活悪化が国民の所得・消費を落ち込ませ、さらに物が売れないことによる物価の下落と生産の落ち込みを招くという悪循環、日本経済をかつて経験したことのないデフレスパイラルに直面させています。
     ところが、政府が提案している2002年の予算案は、国民に一層の痛みを押しつけるものです。70歳以上の医療費負担を大幅に引き上げるとともに、健康保険本人の3割負担導入保険料引き上げまで予定しています。高齢者マル優の廃止、児童扶養手当や無利子奨学金の削減など、弱者にむち打つ内容が並んでいます。中小企業予算はさらに削り込まれ、一般歳出比0.39%と過去最低であります。その一方で、大型公共事業のむだは温存し、新たな大企業・大銀行優遇さえ盛り込まれ、聖域の軍事費は増額されるものとなりました。これではますます国民の消費が落ち込むことは必至です。「改革なくして景気回復なし」という言葉は、空虚さを増すばかりであります。まさに従来の自民党型予算と何ら変わらず、国民の暮らし日本経済も破局へ向かうばかりであります。  佐々木市長は、小泉内閣が進める構造改革路線に期待を持つのではなく、こうした国民の暮らし日本経済も破局へ向かわせる経済政策の転換を市民とともに政府に求めるべきではないでしょうか。  さて、今議会は2002年度の予算を決定する重要な議会であります。先般行われた市議会議員選挙では、日本共産党は多くの市民と直接対話し、アンケートを行う中で、市民の皆さんからたくさんの要求が寄せられました。私ども5人の市議団は、一般質問予算特別委員会での質問を通じて、こうした市民の切実な声を伝えてまいりました。しかし、新年度の予算は、市民の願いを十分反映するものとはなっていません。何よりも市民の皆さん暮らしを守ってほしいという願いは切実です。とりわけ、深刻化する不況のもとで、仕事と雇用を確保することは大きな課題になっています。我が党は市民が求めている市営住宅の建設、雨漏りなどの小・中学校の大規模改修工事特別養護老人ホームなど高齢者福祉施設の増設、住宅リフォーム助成制度の創設など、地元中小業者の仕事をふやし、雇用を確保する提案をしてきましたが、佐々木市長はそれにこたえようとしていません。福祉の充実を求める市民の願いにもこたえていません。  介護保険では、国民年金受給者の平均が月額3万2000円という現状に見られるように、わずかな年金からさえも保険料を天引きしてしまうやり方に多くのお年寄りが怒っています。利用料の負担も重過ぎて、介護サービスの利用率も限度額の40%台にとどまっています。保険料利用料減免制度を求めても、国の3原則を守ることは強調しても、市民の声にはこたえようとしません。しかも、介護保険実施前の高齢者福祉予算を2億8000万円も削減して市民に負担を求めるやり方は、明らかに福祉の後退であります。  リストラや倒産により、国保の加入者が急増しています。市民の所得状況が悪化しているのに、依然として国保税は高過ぎます。しかもため込んだ基金19億円は、青森市以外の県内7市の基金保有額の合計より5億円も多いという突出ぶりです。それでも1円たりとも国保税を引き下げようとはしません。  乳幼児医療費助成制度では、弘前市や八戸市のように、現物給付を実施することさえ医療費がふえると言って拒否し続けています。  障害者に支給されている福祉タクシー券のかわりにガソリン券を支給してほしいという重度障害児のお母さんの切実な訴えにこたえようとしませんでした。新たな予算がかかるわけでもないのに、理由にならない言いわけでこれを拒否した答弁には驚きました。どうして障害児やその父母の気持ちを理解しようとしないのでしょうか。  佐々木市長は、未来を担う子どもたちの教育に対しても市民の声を聞き入れようとしません。その最たるものが橋本小学校の廃校を前提とした集合住宅の国際コンペ問題です。3月16日付東奥日報夕刊の「明鏡」欄に、建設業界向け月刊誌「日経アーキテクチュア」の昨年6月号に掲載された市長部局の発言が紹介されていますが、集合住宅を建てるため、今検討されている市内中心部の小学校の廃校を前提としていたことが明らかになりました。廃校を前提としたものではないという言いわけを続けてきた責任は重大であります。住民の意思を無視したやり方に対し、市政への不信がますます大きくなっています。こうした状態で市内中心部の小学校の統廃合は市民の合意を得られるわけがありません。これらの誤りを認め、こうした計画を白紙に戻すべきであります。  小・中学校の大規模改修の対象が16校もあるにもかかわらず、年2校しか実施されていません。さらに、雨漏りの改修が必要な学校が19校30カ所もあることを教育委員会は認めました。それなのに新年度の校舎維持修繕費の予算が前年度に比べ約2億5000万円も減額されました。雨漏りのする教室で、バケツやぞうきんをそばに置いて授業をしている子どもたちを何年我慢させるつもりでしょうか。寒い体育館の解消も急務であります。浪打中学校の卒業式で、卒業生が学校に送った記念品が「赤外線オイルヒーター」という体育館用の大型暖房機です。昨年も体育館用の「ジェット式ヒーター」が卒業記念品でした。それでも体育館は暖まりません。教育予算を増額し、早急に教育環境の整備を求めるものであります。  中学校給食については、我が党が20年来取り上げ、市民の皆さんとともに運動を続けてきたものとして、一日も早い実現を求めるものですが、予算特別委員会での公明党の赤木議員の発言について一言触れておきます。その発言は、「予算に反対したのだから、共産党の実績とは言えない」というものです。国会でも、地方議会でも、予算は一括採決です。その中に部分的に賛成できるものが含まれていても、予算全体に市民の声が反映されていないものなら反対するのは当然です。これは政治に携わる者ならだれでも知っているイロハではないでしょうか。さらに、赤木議員が「共産党が質問回数が多いといって実績とは言えない」と言ったことは、皮肉にも我が党の質問回数が多いことをみずから認める結果になったのではないでしょうか。  我が党は議会での質問回数が多いだけではありません。父母の皆さんの運動と一緒になって世論をつくってきました。1993年には「中学校給食を実現する会」がつくられ、請願署名の運動に取り組みました。この運動は読売新聞や朝日新聞などマスコミなどでも取り上げられ、中学校給食の賛否が東奥日報などの投書欄をにぎわしました。93年12月議会には、中学校給食の実施を求める請願が提出されましたが、自民党、公明党などの反対で否決されました。94年3月28日付東奥日報「社説」は、「中学校給食を実施するかどうか、最終的に決めるのは住民の意向だ。青森市民の多くが望んでいるならば、行政当局としてもそれにこたえるべきだろう」と報道しています。我が党はその後も質問を続け、実施を迫り、ようやく教育委員会が実施の方向を固めた97年になってから、それまで1度も質問もしてこなかったのに慌てて質問したのは公明党ではなかったでしょうか。  最後に、教育委員会の会議録不存在問題について触れておきます。  これまで再三にわたって教育委員会の事務の誤りが指摘されてきました。昨年12月議会では、1993年度1年分の教育委員会の会議録が不存在としていましたが、今議会では、91年から94年まで数回分を除き会議録が不存在であることが明らかになりました。しかもその理由は、担当者が作成していなかったというものであります。しかし、当時の成田教育委員長の証言では、作成されなかったことはあり得ないと言っています。当時の関係者に確かめもせずに作成されなかったという結論を出したとしたら重大であります。しかも、担当課長から教育長まで決済していたというのですから、作成されなかったことに気づかないはずはありません。その真相を徹底的に究明することを強く求め、私の反対討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 27 ◯議長木村巖君) 次に、25番神文雄議員。   〔議員神文雄君登壇〕(拍手) 28 ◯25番(神文雄君) 市民クラブの神文雄であります。  今回提案されました議案第8号「平成14年度青森市一般会計予算」を初めとする各会計、企業予算及び議案第55号「平成13年度青森市一般会計補正予算」を初めとする各会計、企業補正予算について、賛成の立場からその所見を述べたいと思います。  今定例会に提出されております各予算の内容につきましては、その詳細について、本会議冒頭における市長からの提案理由や本会議及び予算特別委員会の場を通じて、市長並びに理事者の方々から詳細に御説明をいただいたところであります。国の平成14年度当初予算は、財政環境が国・地方を問わず非常に厳しく、財政構造改革を進める中、歳出構造を抜本的に見直す「改革断行予算」として位置づけ、予算規模は前年度と比較して1兆4224億円の減、率で1.7%減、一般歳出で1兆1117億円の減、率で2.3%の減と厳しいものとなっており、一方、地方財政計画においても国の歳出に合わせ、行政サービス水準の見直し、給与関係経費の抑制、地方単独事業の削減が図られるなど、その規模が抑制され、また、対前年度比がマイナス1.9%の1兆7371億円の減と、地方財政計画規模が初めて前年度を下回るという厳しい内容となっております。  また、本市の平成14年度当初予算も、歳出においては、扶助費や公債費の大幅な増額が見込まれ、歳入面では、市税収入が平成13年度当初予算額に対し10億円以上の減額、また、国の歳出の削減や地方財政計画規模の大幅な縮小により、地方交付税、市債等の財源確保が困難視されることから、財源不足の補てん等、財源調整のための基金から55億円以上を取り崩すという厳しい状況となり、予算規模は一般会計では1054億100万円となり、平成13年度当初予算に比較して10億2100万円、1.0%減となっております。  しかしながら、最少の経費で最大の効果を得られるよう、事業の優先度の徹底及びスクラップ・アンド・ビルドの徹底を図り、新規・継続事業の事業効果の検証、一部事務経費の削減を実施するとともに、新行政改革大綱に基づく行政改革を積極的に推進し、21世紀においても持続的な発展が可能な都市として、「いつまでも住んでいたい いつか住んでみたい」と感じられる都市の実現に向け、これまで実施してきた環境に配慮したまちづくり施策や新幹線効果を最大限に享受できるよう、石江地区を初めとする都市機能の整備強化施策、さらには、情報化、少子・高齢化、国際化などの時代の変化に即応した諸施策について「わたしたちのまち 青い森 21世紀創造プラン」に基づき、積極的にその具体化を図る内容となっております。  まず、雪対策についてでありますが、今冬の雪対策は昨年の豪雪の教訓を生かし、雪処理基本計画に基づき、市が行う除排雪対策について、一般委託工区をすべて全面委託工区に移行したほか、バザードマップを作成し、有効活用するとともに、地域住民の雪寄せ場とする民有地の固定資産税を減免する「市民雪寄せ場事業」を実施するなど、地域との連携のもと、地域の実情に合った除排雪がなされたところであります。また、交通バリアフリー法に基づき、昨年11月に国における計画認定の第1号となります「青森市冬期バリアフリー計画」が策定され、今後も国・県と連携を図り、本計画に基づく施策を推進し、安全で快適な冬の歩行者空間の確保に努めていただきたいと考えております。  次に、市民要望が強い事業であります流・融雪溝整備事業につきましては、今年度までの12地区の予備調査結果に基づき、佃、篠田、桜川、筒井、油川及び妙見地区の6地区について、今後、順次整備に着手するため、約3億7000万円と平成13年度の2.5倍近い予算が重点的に配分され、また、融雪施設設置資金貸付事業、屋根雪処理施設設置資金貸付事業、町会等に対するスクラム排雪事業についても継続的に実施し、市民と一体となった雪処理に取り組むとともに、雪国におけるより快適な暮らしの実現に向けて、「雪国学研究センター」が昨年10月に青森公立大学大学院棟内に設置され、総合的な雪対策の調査研究を行っているところであり、今後、その成果を市民生活や産業活動に生かせるよう、情報や応用技術の提供も行うこととなっております。  環境施策については、平成12年、本市は環境の保全、再生のため、市民とともに青森市環境計画を策定するとともに、ISO14001の認証を取得し、省エネ・省資源に取り組んできております。今年度は世界的に問題となっている地球温暖化対策にも積極的に取り組み、さらに、平成14年度はISO14001の適用範囲を市のすべての施設に拡大するとのことであり、佐々木市長の環境問題に対する配慮がうかがえるところであります。  また、本市は、「青い海」に象徴される恵み豊かな宝の海、陸奥湾や「青い森」に象徴される緑豊かな八甲田山に囲まれた恵まれた自然環境にあり、この自然環境がもたらす「日本一おいしい水道水」を守るため、これまで多くの市民のボランティアの方々とともに、昨年末までに約12万本のブナの植林が行われました。また、閉鎖性水域であります陸奥湾の水質保全のため、これまで重点的に進めてきた下水道整備の平成14年度末の普及率は66%を超えるものと見込まれるほか、農業集落排水事業の推進や合併処理浄化槽の設置の促進を図るとともに、下水道処理水を活用した積雪・融雪処理槽の整備を進めるなど、この恵まれた自然環境を次の世代に確実に引き継ぐための各種事業の推進が図られております。  産業の振興については、世界経済が米国同時多発テロ事件の発生などにより減速を強め、我が国の経済情勢も輸出、生産が大幅に減少し、企業収益も減少するとともに、雇用情勢がますます厳しさを増している中、中小企業振興対策及び中小企業金融対策は、青森市商工業振興条例に基づく各種助成、融資制度等を通じ、中小企業の経営基盤の強化を推進することとしており、特に中小企業金融対策費については、スーパー亀屋みなみチェーンの経営破綻を契機として、昨年10月から実施している「地場産業緊急支援資金融資」の貸付限度額の引き上げ及び貸付利率の引き下げを継続するとともに、緊急地域雇用創出特別交付金事業を実施することは、今後の雇用の拡大につながるものと期待をいたしております。  旧西部営業所跡地の利活用については、その利用方法について地域の方々とともに検討を重ねた結果、生涯学習、健康づくり、地域福祉の増進、コミュニティを支援するための機能を持つ複合施設として、平成16年のオープンに向け、建設に着手することとなっております。  次に、高次な都市機能を支える都市基盤についてでありますが、まちづくり推進事業費は、中心市街地、操車場跡地、そして石江地区の3つの都市核についてそれぞれ事業を進められており、中心市街地の青森駅前第一地区再開発事業は、施設建設の設計に着手する予定であり、また、将来的な青森駅周辺整備基本構想策定調査を実施するなど、活性化に向けた事業実施の展開が図られております。操車場跡地につきましては、現在、県と歩調を合わせ、早期の市民利用が図られるよう整備が進められており、また、石江地区については、土地区画整理事業について本格着手され、公共用地の先行取得も行われることから、より一層の事業推進がなされるところであります。  新しい世紀を迎えた今、少子・高齢化、高度情報化、国際化等、社会経済情勢の変化に対応できない制度、規制などのシステムのあり方が問題となっており、政府は構造改革への取り組みを強化し、経済、財政、行政、社会など各般にわたる構造改革を推進しております。佐々木市長は、このような状況の中で、市民と行政が役割や責任を分担し合いながら、持続可能な発展を目指す上での環境への取り組み、人と人とが助け合い、支え合う幸せな地域社会づくりへの取り組み、共に知恵を出し、共に汗して創るうれしいまちづくりへの取り組みが、この変革を進める上で重要なテーマであり、この取り組みによる諸施策の推進を提唱されております。  今後、21世紀においても持続的発展が可能な都市として、「いつまでも住んでいたい いつか住んでみたい」と感じられる都市の実現に向けて、引き続き的確に対応していくためには、市民と行政が知恵を出し合い、策定した「わたしたちのまち 青い森 21世紀創造プラン」の中期基本計画の個別施策の実現を図るとともに、さらに、これまで以上に地域の発展と住民福祉の向上、活力ある豊かな地域社会づくりを目指した取り組みが必要であり、私も佐々木市政を推進する一員として、厳しい行財政環境でありますが、ともに全力を尽くしてまいりたいと考えております。  最後になりますが、先ほども申し上げましたとおり、国では日本経済の再生を図るため、聖域なき構造改革をさらに推進するとされ、地方財政運営は引き続き大幅な財源不足や公債費等の増加が見込まれるなど、極めて厳しい状況下にあり、さらに、地方単独事業の削減、地方交付税の見直しが行われるなど、国・地方を問わずに非常に厳しい経済環境の中、本市の財政状況もまたこれまでにない厳しい状況に置かれているところであります。  このような状況の中で、今後の安定的な財政運営を確保するためには、行財政改革を積極的かつ計画的に推進し、事業の優先度の見直し、スクラップ・アンド・ビルドの徹底により、歳出の抑制を図るとともに、税収確保のため課税客体の捕捉に努め、また税、税外収入の収納率の向上に努めることが必要であり、これまで以上に健全財政の維持、確保のため、市長並びに理事者の皆さんのなお一層の御尽力をお願い申し上げまして、私の賛成討論といたします。  議員各位の御理解と御賛同を賜りますようお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。(拍手) 29 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  まず、議案第8号から議案第10号まで、議案第13号、議案第15号、議案第16号、議案第19号から議案第22号まで及び議案第54号から議案第57号まで並びに議案第59号から議案第62号までの計18件については反対討論がありますので、起立により一括採決いたします。  議案第8号から議案第10号まで、議案第13号、議案第15号、議案第16号、議案第19号から議案第22号まで及び議案第54号から議案第57号まで並びに議案第59号から議案第62号までの計18件については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 30 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、議案第8号から議案第10号まで、議案第13号、議案第15号、議案第16号、議案第19号から議案第22号まで及び議案第54号から議案第57号まで並びに議案第59号から議案第62号までの計18件については、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいま決定されました議案を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決しました。           ──────────────────────────  日程第96 常任委員会の所管事務継続審査について  日程第97 議会運営委員会の所管事務継続審査について 32 ◯議長木村巖君) 日程第96「常任委員会の所管事務継続審査について」及び日程第97「議会運営委員会の所管事務継続審査について」の2件を一括議題といたします。  各案件については、各常任委員長及び議会運営委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしております申出書のとおり、それぞれ所管事務について審査終了まで閉会中の継続審査の申し出があります。 33 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  各案件については、各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、それぞれ所管事務について審査終了まで閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕           ────────────────────────── 34 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については各常任委員長及び議会運営委員長からの申し出のとおり、それぞれ所管事務について審査終了まで閉会中の継続審査に付することに決しました。           ──────────────────────────  日程第 98 新幹線対策について ~  日程第101 石江土地区画整理事業促進対策について 35 ◯議長木村巖君) 日程第98「新幹線対策について」から日程第101「石江土地区画整理事業促進対策について」まで、計4件を一括議題といたします。  各案件については、各特別委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしております申し出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。 36 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。           ──────────────────────────  日程102 議案第96号 監査委員の選任について 38 ◯議長木村巖君) 日程第102議案第96号「監査委員の選任について」を議題といたします。  本件については、地方自治法第117条の規定により、36番前田保議員の退席を求めます。   〔議員前田保君退場〕 39 ◯議長木村巖君) 提案理由の説明を求めます。佐々木市長。   〔市長佐々木誠造君登壇〕 40 ◯市長(佐々木誠造君) 議案第96号について御説明申し上げます。  平成12年第1回定例会において御同意をいただき、選任いたしました監査委員木村巖氏は、去る3月7日で任期が満了となりました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、前田保氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。 41 ◯議長木村巖君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。 43 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第96号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議案第96号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については、通告がありませんでした。 45 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第96号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。  36番前田保議員の入場を求めます。   〔議員前田保君入場〕           ──────────────────────────  日程103 議案第97号 監査委員の選任について 47 ◯議長木村巖君) 日程第103議案第97号「監査委員の選任について」を議題といたします。  本件については、地方自治法第117条の規定により、25番神文雄議員の退席を求めます。   〔議員神文雄君退場〕 48 ◯議長木村巖君) 提案理由の説明を求めます。佐々木市長。   〔市長佐々木誠造君登壇〕 49 ◯市長(佐々木誠造君) 議案第97号について御説明申し上げます。  平成12年第1回定例会において御同意をいただき、選任いたしました監査委員中川勅使男氏は、去る3月7日で任期が満了となりました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、神文雄氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。 50 ◯議長木村巖君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。
    52 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第97号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議案第97号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については、通告がありませんでした。 54 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第97号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。  25番神文雄議員の入場を求めます。   〔議員神文雄君入場〕           ──────────────────────────  日程第104 議案第98号 財産区管理委員の選任について 56 ◯議長木村巖君) 日程第104議案第98号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。佐々木市長。   〔市長佐々木誠造君登壇〕 57 ◯市長(佐々木誠造君) 議案第98号について御説明申し上げます。  平成10年第1回定例会において御同意をいただき、選任いたしました大平財産区管理委員坂本雄治氏は、3月27日をもって任期が満了となりました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、同氏が適任と認められますので、再任いたしたいと存じます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。  なお、同氏の経歴についてはお手元に配付いたしたとおりであります。 58 ◯議長木村巖君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 59 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。 60 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第98号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 61 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議案第98号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については、通告がありませんでした。 62 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第98号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。           ──────────────────────────  日程第105 議案第99号 人権擁護委員候補者の推薦について 64 ◯議長木村巖君) 日程第105議案第99号「人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。佐々木市長。   〔市長佐々木誠造君登壇〕 65 ◯市長(佐々木誠造君) 議案第99号について御説明申し上げます。  平成11年第3回定例会において御同意をいただき、推薦いたしました人権擁護委員大平昇一氏は、去る1月14日死去いたしました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、佐藤四郎氏が適任と認められますので、推薦いたしたいと存じます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。  なお、同氏の経歴についてはお手元に配付いたしたとおりであります。 66 ◯議長木村巖君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。 68 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第99号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議案第99号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については、通告がありませんでした。 70 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第99号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 71 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。           ──────────────────────────  日程第106 議員提出議案第2号 青森市住宅改良工事費助成条例の制定について 72 ◯議長木村巖君) 日程第106議員提出議案第2号「青森市住宅改良工事費助成条例の制定について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。19番大沢研議員。   〔議員大沢研君登壇〕(拍手) 73 ◯19番(大沢研君) 日本共産党大沢研です。  議員提出議案第2号「青森市住宅改良工事費助成条例の制定について」提案理由を説明いたします。  この条例は、一層深刻化する不況のもとで、市内の中小建設業者の仕事の確保、拡大を図ると同時に、市民の居住水準の向上を図るために市民が個人住宅のリフォームを行う場合、その費用の一部を助成しようとするものであります。助成額は工事費の5%で、25万円を上限とするものです。  既に東京都板橋区の例でその効果が実証されています。板橋区では、1998年に住宅リフォーム助成制度として初めて実施され、初年度は約1900万円の助成額で5億円を超える総工事高となり、大きな経済効果を上げています。財政難を理由に一時中止されましたが、市民の要求にこたえて昨年10月に復活しています。こうした取り組みが板橋方式として関東一円に広がりを見せています。東京都目黒区でも2000年度から実施、埼玉県では幸手、朝霞、和光、川口、川越などの各市で実施され、茨城県では古河市を初め1市5町で実施されています。2000年度から実施した川口市では、実施7カ月で年間予算の500万円の助成金がほぼ活用され、1億数百万円の総工事高となっています。  このように、住宅リフォーム助成金制度は、少ない金額で大きな経済効果を生み出すことが全国の例で実証されています。本市にとっても長引く不況のもとで、住宅着工件数の減少や大手ハウスメーカーの進出などで、仕事不足にあえぐ中小建設業者を支援する上で極めて有効な手段であり、地域経済を活性化する一助となるものであります。  以上申し上げて、議員各位の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 74 ◯議長木村巖君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 75 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。 76 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第2号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 77 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第2号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については、通告がありませんでした。  これより採決いたします。  議員提出議案第2号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 78 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第2号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 79 ◯議長木村巖君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第2号は否決と決しました。           ──────────────────────────  日程第107 議員提出議案第3号 「捕鯨の早期再開」を求める意見書 80 ◯議長木村巖君) 日程第107議員提出議案第3号「『捕鯨の早期再開』を求める意見書」を議題といたします。 81 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第3号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第3号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論については、通告がありませんでした。 84 ◯議長木村巖君) これより採決いたします。
     議員提出議案第3号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 85 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第3号は可決と決しました。           ──────────────────────────  日程第108 議員提出議案第4号 「有事法制」に反対する意見書 86 ◯議長木村巖君) 日程第108議員提出議案第4号「『有事法制』に反対する意見書」を議題といたします。 87 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第4号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 88 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第4号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  9番藤原浩平議員。   〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手) 90 ◯9番(藤原浩平君) 日本共産党の藤原浩平です。  議員提出議案第4号「『有事法制』に反対する意見書」に賛成の立場から討論を行います。  小泉首相は、2月4日の施政方針演説で、「有事に強い国づくりを進めるため、与党とも緊密に連携しつつ、有事への対応に関する法制について取りまとめを急ぎ、関連法案を今国会に提出します」と述べ、歴代首相として初めて「有事立法」の国会提出を断言いたしました。  有事法制の研究は1978年に始まり、2回の中間報告が出されています。これまでは、防衛庁を中心にした法制化を前提としない研究の段階でした。しかし、首相の方針どおり推移するならば、戦後初めて有事、つまり戦争を想定した具体的な法案が提出されることになります。1999年5月に戦争法が成立いたしました。戦争法とは、周辺事態法、日米物品役務相互協定改正、自衛隊法改正の3本の総称です。この周辺事態法が言う周辺事態とは、日本の領海を越えた範囲であり、この周辺事態イコール有事なのであります。周辺事態法は、アメリカがアジアで戦争を起こしたとき、日本が弾薬や武器の輸送、傷病兵のための医療、物資の提供について協力すると定めています。しかし、具体的にどのように協力するのかについては、自治体や民間の動員ができるとしか定めていません。しかも、周辺事態法第9条では、自治体に対しては、一般的な「協力」義務、民間には「依頼」しかできないことになっています。この不十分な部分を補完し、実効性を持たせるために罰則を設けようとするところに今度の有事法制の1つの特徴があります。  戦争法が成立したのが第145国会、1999年5月24日です。その翌日に省庁再編法と地方分権一括法が国会審議にかけられました。この2つの法律は、周辺事態法が通らなかったら意味がないものでした。そして、この2つが通った後、住民基本台帳法改正、盗聴法、憲法調査会設置法と次々に通し、最後は国旗・国歌法を成立させました。これらの法律は全部一貫したものです。  地方分権一括法は、475本の法律を一括して変えるというものでしたが、中心は地方自治法です。この地方自治法の改正で旧法第2条の2項「公共の秩序を守り、住民及び滞在者の安全、健康及び福祉を保持すること」という規定から、「公共の秩序」、「安全」、「健康」という言葉が消え、新法第1条2項で「国際社会における国家としての存立にかかわる事務」は国の仕事とし、安全保障に関することに自治体が口出しできないようにしました。そして、病院の許認可権や代執行権を知事から剥奪するなど、地方分権の名において地方統制を強めたのです。ほかにも港湾法、建築基準法、米軍用地収用特別措置法、消防法、水道法、道路法、自然公園法などが改正されて、戦争準備に向けて国の権限を強化しました。  このように戦争をするための法整備を475本まとめてやったのです。145国会で下地がつくられ、その仕上げとして実効性を持たせるために今度の有事法制が出てきたのであります。有事法制は、日本への直接の武力攻撃がない場合においても、アメリカへの対米支援を完璧に行うことができるように、いつでも日本国内に戦争体制をつくることができるようにすることが最大の眼目です。2つには、憲法破りの戦争を進める国となるために、自衛隊を中心とした軍事優先の体制づくり、戦争国家体制づくりを目指す、そのために国民の基本的人権を制限することが中心的な内容だということです。  今国会にどのような内容の有事法制が提出されようとも、その内容は憲法の範囲内と言いながら、実際には国民の財産を取り上げ、憲法で保障された国民の基本的人権を著しく侵害する内容になることは明白です。しかも、日本国民をアメリカの戦争に総動員するという二重三重の反国民的な戦時立法であることは明らかです。小泉内閣は、有事立法の策定を集団的自衛権の行使を初め憲法改悪への跳躍台にしようとしています。このようなたくらみは絶対に認めることはできません。  以上、有事法制に反対する意見書に対する賛成討論といたします。(拍手) 91 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第4号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 92 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第4号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 93 ◯議長木村巖君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第4号は否決と決しました。           ──────────────────────────  日程第109 議員提出議案第5号 医療制度「改革」法案の撤回を求める意見書 94 ◯議長木村巖君) 日程第109議員提出議案第5号「医療制度『改革』法案の撤回を求める意見書」を議題といたします。 95 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第5号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第5号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  2番布施一夫議員。   〔議員布施一夫君登壇〕(拍手) 98 ◯2番(布施一夫君) 日本共産党布施一夫です。  議員提出議案第5号「医療制度『改革』法案の撤回を求める意見書」に賛成の討論を行います。  小泉内閣は、空前の規模の国民負担増を盛り込んだ医療制度の大改悪法案を国会に提出しております。医療保険制度がどうなるかは、国民にとって命と健康に直接かかわる問題であります。国民の命綱とも言うべき医療制度を大改悪し、それを断ち切ろうというのですから、小泉内閣の冷酷、非情な正体をこれほど浮き彫りにするものはありません。しかも、この大不況のもとでの医療大改悪であります。これが国民の暮らしと健康をますます悪化させることは明らかであり、法案の撤回を求めるものであります。  改悪案の内容を見ると、第1に、これまで窓口自己負担が2割だった人がすべて3割負担になります。負担増の影響は8000万人以上の労働者と年金生活者、その家族に及びます。第2に、お年寄りの窓口負担をことし10月から大幅に引き上げることを初め、高齢者への集中攻撃となっています。要は、帳じり合わせのために国民に過酷な負担を押しつけるだけ、とても改革などと言える内容のものではありません。しかも、これだけの負担増政策を強行しても、健保財政は2006年度には再び赤字になると政府自身が認めております。  医療の基本が病気の早期発見、早期治療にあることは常識です。窓口負担をふやして医療機関の敷居を高くし、医療費の抑制を図ろうとするやり方は、医療費の抑制にもならず、国民の健康を悪化させるだけの最悪のやり方であります。これまでの窓口負担増で深刻な受診抑制が広がったことでも、そのことは実証されています。  歴代の自民党政府は、国庫負担を削減して医療保険財政が悪化すると窓口負担を引き上げるというやり方を繰り返してきました。しかし、こうしたやり方では、ぎりぎりまで我慢して、病気が重くなってから医療にかかるようになり、かえって保険財政を悪化させることになります。窓口負担増によって医療費を抑制しようとするこれまでのやり方は既に破綻しているのであります。ドイツやイギリスなどは、小泉内閣の改悪案のように、多額のお金を用意しなければ病院にかかれない、窓口の敷居を高くして医療費を抑制するやり方をとっていません。負担増による医療費の抑制効果は少ないという考えが背景にあるからであります。  だれもが安心できる医療制度にするための改革こそ必要であります。そのために、日本共産党は3つの改革を提案しています。  第1は、これまで削られてきた医療保険への国庫負担割合を計画的にもとに戻すことです。公共事業に50兆円、社会保障に20兆円という逆立ちした財政運営を正し、社会保障を予算の主役に据えることが必要です。  第2に、異常に高い日本の薬価を欧米並みに適正な価格に引き下げることです。大手15社の製薬企業は、この大不況の中で3年間に19.3%も利益を伸ばしています。武田製薬工業は10期連続の増益で、2002年3月期は前期比32%増という過去最高の利益を上げる見通しです。薬価の本体にメスが入っていない証拠であります。  第3は、国・自治体を挙げて病気の予防、早期発見と早期治療を保障する体制を確立することであります。長野県などで既に先駆的な実践が始まっています。  国民の不安を一層拡大し、国民の暮らしと健康を脅かす医療制度改悪案の撤回を改めて求め、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 99 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第5号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 100 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第5号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 101 ◯議長木村巖君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第5号は否決と決しました。           ──────────────────────────  日程第110 議員提出議案第6号 日本育英会奨学金制度の存続と充実に関する意見書 102 ◯議長木村巖君) 日程第110議員提出議案第6号「日本育英会奨学金制度の存続と充実に関する意見書」を議題といたします。 103 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第6号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 104 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第6号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 105 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  10番村川節子議員。   〔議員村川節子君登壇〕(拍手) 106 ◯10番(村川節子君) 日本共産党の村川節子です。  議員提出議案第6号「日本育英会奨学金制度の存続と充実に関する意見書」に賛成の立場から討論に参加します。  日本育英会奨学金制度は、全国で75万人の学生、生徒が利用しています。教育の機会均等を実質的に保障する内容を持つ制度としてこれまで定着してきたものであります。今、学生、生徒たちは学費が非常に高いと、この不況の中で父母の教育負担が激増しています。自宅から通学の学生は1年間に要する経費が300万円を超えています。一方で、地方から住居を移して生活をし、学校に通う学生は、卒業まで2000万近くのお金が必要だというのが現実です。こうした中で、多くの親は、借金で子どもの教育を賄っている状況は皆さんも御存じのところであります。また、親は、リストラ、倒産に遭う中で授業料を払えないなど、大学をやめざるを得ないという事例も少なくありません。また、学生自身、学費を確保する中で勉学に励まなければならないことも現実です。こうした中だからこそ、奨学金制度は憲法第26条に規定されている「国民の教育を受ける権利」を保障する上で欠かせないものとなっています。  現在の経済情勢のもとでその役割はますます大きくなっています。日本社会と日本育英会奨学金制度の趣旨に照らし、制度の充実がより求められているものです。ところが、政府が進めようとしている改革は、無利子奨学生の削減、さらには、この制度を廃止し、教育ローンの統合も検討するなど、奨学金制度の大幅な後退に道を開こうとしています。これは奨学金が現に果たしている役割から見ても、高等教育に果たす政府の役割を大きく拡充している諸外国の例から見ても、決して容認できるものではありません。  よって、政府において日本育英会制度の役割と性格を踏まえ、縮小、廃止に向けた計画を取りやめ、改善、拡充を図るよう要請するものです。ぜひ皆さん御賛同くださいますよう求めて、私の賛成討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) 107 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第6号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 108 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第6号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 109 ◯議長木村巖君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第6号は否決と決しました。           ──────────────────────────  日程第111 議員提出議案第7号 “ムネオ疑惑”の徹底解明を求める意見書 110 ◯議長木村巖君) 日程第111議員提出議案第7号「“ムネオ疑惑”の徹底解明を求める意見書」を議題といたします。
    111 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第7号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 112 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第7号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 113 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  1番舘田瑠美子議員。   〔議員舘田瑠美子君登壇〕(拍手) 114 ◯1番(舘田瑠美子君) 日本共産党の舘田瑠美子です。  議員提出議案第7号「“ムネオ疑惑”の徹底解明を求める意見書」に賛成の立場から討論をいたします。  自民党の鈴木宗男衆院議員、加藤紘一衆院議員にかかわる疑惑が日々深まる中で、国民の怒りが大きく広がっています。離党で幕引きは許さない、議員を辞職せよが圧倒的多数の国民の声です。疑惑の真相解明と政治的、道義的責任の解明に対する国会の責任が厳しく問われています。このような状況の中で、鈴木氏の疑惑は、調査した外務省も社会通念上あってはならない異例なことと全面的に認め、国会の証人喚問に発展しました。  日本共産党の追及で明らかになったムネオハウス、ムネオ診療所などの北方四島支援事業をめぐる問題では、外務省に介入し、みずからを支援する企業しか入札参加資格がない仕組みをつくらせ、その企業から4569万円の献金をさせていました。ケニアODAでは、発電所建設援助に関与し、受注業者から702万円、地元自治体の反対を押し切って、米海兵隊演習を押しつけ、それに伴う物資調達、施設建設を関連業者に受注させ、4015万円の献金を受け取り、米軍演習まで食い物にしていました。自民党候補が落選した衆院選北海道十区内の農地整備事業を認めがたいと圧力をかけ、公正であるべき予算執行まで票集めのための見せしめに利用したのです。国際条約にも反して、他国の大使人事にも介入したのがコンゴをめぐる疑惑です。そのほか、アフガン復興支援国際会議へのNGO参加を排除させたり、外務省人事にも深く介入するなど、国政をゆがめ、外交まで私物化して利権の手段にしてきました。  3月11日に行われた証人喚問で、鈴木氏をめぐる疑惑は一段と深まり、また、証言をめぐって偽証の疑いが極めて濃厚になり、野党4党は18日に鈴木氏を偽証容疑で刑事告発しました。  日本共産党の志位委員長に届けられた外務省内部文書で、鈴木氏がロシア側と領土返還を歯舞、色丹2島に限定する裏取引の二重交渉までしていたことが明らかになり、外交をゆがめ、国益を損なう疑惑はさらに決定的になりました。こういう中で、自民党、公明党などが衆議院議院運営委員会で鈴木宗男議員に対する辞職勧告決議案の本会議上程動議を否決しました。自民党、公明党などが採決を妨害することで鈴木氏を守ろうとするのは、両党の疑惑隠しの点で鈴木氏と事実上同罪であることを自認するものです。鈴木氏にかけられた疑惑は、まさに自民党の体質が象徴的にあらわれた問題です。政治力で行政をゆがめ、見返りに企業・団体献金を得るというのは、自民党が日常的に手を染めている行為であり、鈴木氏1人切れば解決する問題ではありません。国民はこうした体質こそ改革してほしいと望んでいるのです。  今、手のひらを返したように、鈴木関連の内部文書を公表している外務省にしても、鈴木氏の暗躍を許し、外交をゆがめて、その共犯者となってきた責任は極めて重いものがあります。外務省の機密費問題がいまだに決着していないのはその象徴であり、中央官庁の癒着と隠ぺいの腐敗体質そのものです。国民は鈴木氏の離党に対して、トカゲのしっぽ切りでは許せない、国民の83%は議員辞職と徹底した疑惑解明を求めています。鈴木氏の地元である北海道では、鈴木氏が事務所を置く釧路市を初め、函館、苫小牧、伊達、小樽、美唄、滝川の各市議会が辞職決議をしています。鈴木氏の疑惑は外務省にとどまらず、省庁横断的な様相を帯びており、このままでは国民の政治不信は一段と増大するばかりです。再喚問をすることを含め、疑惑と真相の徹底解明を強く求めて、賛成討論といたします。(拍手) 115 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第7号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 116 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第7号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 117 ◯議長木村巖君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第7号は否決と決しました。           ────────────────────────── 118 ◯議長木村巖君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。           ──────────────────────────  閉 会 119 ◯議長木村巖君) これにて平成14年第1回青森市議会定例会を閉会いたします。   午前11時39分閉会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. All Rights Reserved. 青森市議会ホームページ │ 青森市ホームページ...