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  1. 青森県議会 2014-01-21
    平成26年環境厚生委員会 本文 開催日: 2014-01-21


    取得元: 青森県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-03
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1 ○開 会  午前11時 ◯工藤委員長  おはようございます。  ただいまから、環境厚生委員会を開きます。  慣例により、会議の記録署名委員を指名いたします。  岡元委員藤川委員にお願いいたします。  本日の審査案件は、特定付託案件であります。  なお、審査の順序は、健康福祉部病院局関係環境生活部関係の順に行いますので、御了承願います。  それでは、健康福祉部病院局関係特定付託案件について審査いたします。  初めに、執行部から報告事項があります。──江浪健康福祉部長。 2 ◯江浪健康福祉部長  それでは、被措置児童等虐待通告のありました事案につきまして、御報告を申し上げます。  なお、本事案は、結果的には虐待に当たる行為確認されていないものでございますが、昨年8月に実施いたしました障害児入所施設実態調査におきまして、そのとき点で虐待の訴えがない旨の御報告を差し上げているところでありますが、今回、本通告があったことから、実態調査関連事案として御報告を申し上げるものでございます。  まず、概要でございますが、県内障害児入所施設に入所する被措置児童から、当該児童施設職員からたたかれたり、服の帽子部分を引っ張られたりしたとの申出のほか、他の入所児童職員からたたかれたのを見たことがあるとの通告があったことから、児童相談所職員により通告のありました被措置児童及びその他の入所児童全員から聞き取り調査を行うとともに、障害福祉課職員によりまして、施設職員全員から事実確認のための聞き取り調査を行ったものであります。  県の対応時系列で御説明申し上げますと、平成25年10月21日に、被措置児童から児童相談所へ連絡があったことから、児童相談所職員施設に出向きまして、被措置児童面接をしております。このときに、被措置児童等虐待通告の第一報児童相談所から障害福祉課に提出されております。  10月22日に児童相談所職員が被措置児童と再度面接をしておりまして、翌23日には、障害福祉課職員施設関係職員面接をしております。児童相談所職員入所児童全員面接をいたしまして、その際、通告のありました被措置児童とも再度面接をし、安全を確認しております。  翌24日に児童相談所職員が、申出のありました児童と再度面接をしておりまして、30日には障害福祉課職員施設職員全員面接をし、施設側に対しまして、適正な処遇を行うよう指示をしております。  11月14日に青森社会福祉審議会児童福祉専門分科会児童処遇部会を開催しております。
     12月18日に児童相談所職員申出などのありました児童と再度面接し、その後の生活状況などについて確認をしております。  12月25日に青森社会福祉審議会児童福祉専門分科会児童処遇部会を開催いたしまして審議をしております。  現在、障害児入所施設において、再発防止策検討をしておりまして、1月中に再発防止策提出予定となっております。  調査結果でございますが、まず、聞き取り調査概要でございます。  入所人数は、平成25年10月時点で契約児童が22名、措置児童が4名の合計26名ということであります。  通告のありました被措置児童は、括弧書きで再掲してございます。  うち、聞き取り可能な方が、契約児童が15名、措置児童が4名の計19名。聞き取り困難という方が、契約児童7名ということでございました。  聞き取り可能な児童のうち、何らかの申出があった方が契約児童で3名、措置児童で3名の合計6名。申出がなかった方が契約児童で12名、措置児童で1名、合計で13名ということでございました。  昨年、10月21日に第一報のありました被措置児童からの主な通告内容施設職員からの聞き取り内容でございます。  この最初通告のあった被措置児童は、自分被害に対する通告と、他人被害に対する通告というものがあったわけですが、まず、自分被害に対する通告といたしまして、主な通告内容は、施設職員からたたかれたということ。服の帽子部分を引っ張られて首が苦しかったということ。歯磨きの点検で仕上げ磨きをしてもらうとき、力一杯磨いてきて痛かったということでありました。  これに対しまして、施設職員からの聞き取り内容では、たたいたことはないということ。食事中、勝手に食堂から出ようとしたので、引っ張ったことはあるが、強く引っ張ったものではないということ。仕上げ磨きをしたことはあるが、普段から痛くないか確認しながら仕上げ磨きをしているということでございました。  他人被害に対する通告としましては、1名ということでございますが、他の児童が悪いことをしたときに、頭をたたかれたのを見たことがあるということでありました。  施設職員からの聞き取り内容では、たたいたことはないということでございました。  入所児童全員から聞き取り調査実施した結果、通告のありました被措置児童以外の児童からありました主な申出内容と、施設職員からの聞き取りの内容でございますが、自分被害に対する申出があったのは2名ということであります。主な申出内容は、施設職員からたたかれたということ。暴力を受けたことがあるということでありました。  施設職員からの聞き取り内容によりましては、たたいたことはないということ。暴力を行ったことはないということでありました。  他人被害に対する申出があった方は3名あったわけですが、この被害事案対象人数は5名ということであります。  主な申出内容としては、施設職員からたたかれたのを見たことがあるということでありましたが、施設職員からの聞き取り内容としまして、たたいたことはないということでございました。  青森社会福祉審議会児童福祉専門分科会児童処遇部会審議の結果でございますが、被措置児童等からの申出に対しまして、事実の確認ができたものにつきまして、いずれの行為虐待には当たらないものの、服の帽子部分を引っ張った行為については、不適切な行為判断がされました。  他の行為につきましては、事実の確認に至らなかったものの、複数入所児童から申出が出ていることを踏まえると、入所児童に対する職員対応課題があると考えられ、改めて入所児童に対する適切な処遇について、施設全体で見直す必要があるとされたところであります。  今後の県の対応についてでございますが、当該障害児入所施設に対しましては、1月に提出される予定再発防止策実施状況につきまして、継続的に確認を行い、指導していくこととしております。  また、県内の他の障害児入所施設につきましても、実地指導の際に、複数職員によるチーム支援第三者委員を活用しました施設運営などの取り組み確認指導してまいります。  また、以前、本委員会におきましても御報告申し上げましたとおり、虐待防止に関するさらなる効果的な取り組みといたしまして、被措置児童等虐待対応マニュアルの改正や、児童養護施設等入所児童のためのミニレターの作成・配布などにつきまして、本委員会での御議論もしっかり踏まえまして、現在、検討を進めているところでございます。また、職員処遇技術の向上のため、施設職員対象といたしました被措置児童等虐待防止対策研修につきまして、実施に向けて検討を行っていくということとしております。  以上でございます。 3 ◯工藤委員長  ただいまの報告事項及び特定付託案件について質疑を行います。  質疑議題外にわたらないように願います。  なお、答弁者は、挙手の上、「委員長」と呼び、次に職名を言って発言を求めてください。  質疑はありませんか。──松尾委員長。 4 ◯松尾委員  ただいまの報告事項について、少し確認をしたいと思います。  ただいまの報告では、通告内容について、通告をされた児童と、施設職員からの聞き取りの内容というのが、真逆の回答になっていました。  処遇部会では、今回のことは、これは虐待ではないという判断に至ったわけですが、聞き取り内容が真逆というのは、私どもはどういうふうに理解をしたらいいのかというところをお聞かせいただきたいと思います。 5 ◯菊地障害福祉課長  今回の報告案件に関しまして、児童からの申出、それから施設職員の聞き取り、それぞれの話が異なっているということについての御質問でございましたけれども、処遇部会の中で、一つ一つ案件について、事実はどうかという捉え方ではなかったんですが、帽子を引っ張ったような行為については、これは適切ではないというお話はございました。  ただ、それぞれの話について、児童障害の特性ですとか、施設の中での生活状況等についても、情報を提供してほしいというようなことで、施設に関して、児童相談所から確認をしたものについて情報をお出しして、それを総合的に判断した結果としては、虐待に当たらないというような御判断をいただいたと思います。 6 ◯松尾委員  今回のようなケースというのは、判断が非常に悩ましいものなんだろうなと思います。こういう案件が出てきたというのは、これまでの県の取り組みで、どういう小さな意見であろうと、きちんと上まで上がってくるという、その体制を整備をしてきた結果、こういう形になっているんだろうと思います。  これは、一方では、組織的には大変いいことなんだと思います。  ただ、今後、この対応を考えていくときに、マニュアル整備して、マニュアル現場を縛っていくというのは、働く職員関係者方々の動きを止めてしまうことにならないかと非常に危惧しております。  今回の報告で、例えば、問題がない、あるいは問題はあったけれども、これは虐待ではないという部類のものであるとすれば、その職員が、どういう人格を持たれているのか、大変立派な方なのか。そういうところを施設の長から評価をいただくというのも、頑張っている、現場で親身になって子供たちの世話や教育といった部分を考えようとしている人を守るためにも、やはり人間関係の構築、また人格形成、こういったものをしっかりと進めていくべきではないかと思うんですが、それについてのお考えをお伺いしたいと思います。 7 ◯菊地障害福祉課長  施設対応について、施設を預かる施設長がしっかり職員能力を把握して、きちんとした指導子供に届くようにというようなお話だと思いますけれども、県といたしましても、今回、このような声が上がってきた、こういう声が届いてきたということは、やはり大切なことだと思っておりますが、施設全体の指導ということについては、複数児童から声が上がっておりますので、処遇そのものには、改善すべき課題があるだろうと思います。  そういう中で、職員同士施設の中でのコミュニケーションがしっかりとれていること、相互の信頼関係をもって、職員児童指導に当たるといったことができるということも重要であると思いますので、施設長にも、職員能力をきちんと把握して、施設長も含めた職員同士コミュニケーションをしっかりとっていくということに、きちんと取り組んでほしいという旨を、県としてもしっかり指導してまいりたいと考えております。 8 ◯松尾委員  ありがとうございます。  今のお話にも出てきましたし、私も、人間関係人格形成という話をしましたけれども、今の世の中、スマホとかITが非常に発達してきた反面、やはり人とのコミュニケーションの取り方というものが、どの場面でも不足してきている。また、難しくなってきているということがあります。  ただ、直接子供たちに関わっていく場面というのは、やはりコミュニケーションなくして、改善していく、守っていくということは絶対できませんから、県もしっかりと考えて、取り組みを強化していただければと思います。  終わります。 9 ◯工藤委員長  ほかに質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり]  ないようでありますから、これをもって健康福祉部病院局関係審査を終わります。  執行部入替えのため、暫時休憩いたします。 ○休 憩  午前11時15分 ○再 開  午前11時21分 10 ◯工藤委員長  休憩前に引き続き委員会を開きます。  環境生活部関係特定付託案件について審査いたします。  初めに、執行部から報告事項があります。──林環境生活部長。 11 ◯林環境生活部長  2点、御報告を申し上げます。  まず1点目でございます。  八戸市櫛引地区産業廃棄物に係る生活環境への影響調査及び汚染源調査進捗状況についてでございます。  平成24年7月と平成25年6月に事業場下流側井戸2)で環境基準を超えて総水銀が検出されたことから、周辺環境への影響がないかどうかを確認するための周辺環境影響調査汚染源調査といたしまして、事業場産業廃棄物から有害物質溶出しているかどうかを確認するための産業廃棄物調査及び事業場周辺から汚染された地下水が流入していないかを確認するための汚染水流入調査実施しているところでございます。  まず、(1)といたしまして、調査のため11月22日までに6本の井戸を掘削いたしまして、合わせて10本の井戸から11月25日と26日に採水をしたところでございます。  そして、汚染源調査産業廃棄物調査でございますが、11月27日から29日までの間に検体を採取いたしました。  また、燃え殻等につきましては、堆積廃棄物の表面から約30センチメートル掘り下げて採取したところでございます。  また、最後の2行でございますが、燃え殻等を固化しましたコンクリート固形化物につきましては、事業場の外、──資料別図2をごらんいただきたいと思いますが──これまで委員の皆様にもごらんいただいておりますが、問題となっていますのが、左上の事業場のところでございます。約350メートル離れた事業場外という四角い赤で囲んだ部分でございますけれども、下の写真にございますように、コンクリート固形化物が約800個保管されていることが確認されました。  こうしたことから、この固形化物につきましても、調査対象として採取を行い、分析を行ったところでございます。  その結果として、資料の2でございますが、11月分の調査結果の概要といたしまして、(1)は、周辺環境影響調査の結果でございます。表にございますように、総水銀井戸2)で検出されました。そして、鉛が今回新たに2)と5)の井戸で、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が4)で環境基準を超えて検出されたところでございます。  ただ、この4)の井戸につきましては、事業場影響を受けない場所に位置してございまして、いわゆる近傍の一般環境を把握するための指標となる井戸として選定しているものでございます。  なお、この地下水硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の濃度が上昇する要因といたしましては、いわゆる施肥やし尿の影響が考えられるところでございます。  次に、汚染源調査といたしまして、まず、アの産業廃棄物調査を行ったものでございます。調査といたしましては、表の左側に、どういった成分が含まれているかという含有試験。そして、右側にお示ししてございますのが、そのごみからどういったものが溶け出しているかということを調べました溶出試験で分析してございます。  まず、含有試験につきましては、その表にございますような成分が検出されてございます。  それに基づきまして溶出試験を行った結果、燃え殻等産業廃棄物につきましては、ダイオキシン類溶出してございます。そして、場内及び場外コンクリート固形化物につきましては、ヒ素など、それぞれ3項目溶出しているところでございます。  したがいまして、この溶出試験の結果といたしましては、(1)で検出されております総水銀及び鉛については、溶出していなかったということになってございます。  続きまして、イといたしまして、汚染水流入調査です。現場に流れ込む水の調査を行ったものでございます。井戸の11番から15番まで、5本の井戸でもって調査を行いました。  その結果といたしまして、カドミウム井戸の13)で、そして鉛が11)から15)のすべての井戸で検出されました。その他、1,4-ジオキサンが14)、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が13)と14)、そしてホウ素が14)の井戸環境基準を超えて検出されたところでございます。  以上が調査の結果のデータでございますが、これに基づきまして、現段階において調査結果を整理したものが、以下の(3)でございます。  まず、総水銀につきましては、これまでと同様、直下井戸2)で環境基準を超えて検出されておりますが、今回の調査で、事業場産業廃棄物から総水銀溶出していないこと、そして、事業場周辺井戸11)から15)の5本の井戸からも検出されていないことから、現段階におきましては、汚染源は不明でございます。  そして、鉛につきましては、今回、初めて直下井戸2)、そしてその2)から250メートル下流井戸5)で検出されたところでございますが、これにつきましても、産業廃棄物からは溶出していないこと、事業場周辺井戸11)から15)から環境基準を超えて検出されておりますことから、事業場周辺からの影響が疑われるものと考えてございます。  その他のカドミウム等項目でございますが、事業場周辺井戸4)、13)、14)でもって環境基準を超えて検出されておりますが、下流井戸2)と井戸5)では、環境基準を超えて検出されておりませんことから、事業場周辺からの影響が疑われるところでございます。  こういった状況を踏まえまして、今後の対応でございますが、まず、産業廃棄物燃え殻等につきましては、今回は30センチメートルという深さで採取したところでございますけれども、その採取する深さを変えまして、年度内に産業廃棄物調査を再度実施することとしてございます。  次に、10本の井戸実施しております周辺環境影響調査及び汚染水流入調査につきましては、今後も継続して実施することとしております。  そして、先ほど申し上げました産業廃棄物の再調査及び判断するための地下水調査といたしまして、3回分は必要になりますが、その3回分の調査結果が3月下旬に判明いたします。これを基に公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団等専門家の助言を得ながら、その後の対応検討したいと考えてございます。  1点目については、以上でございます。  もう1点、資料をごらんいただきたいと思います。  青森・岩手県の県境不法投棄事案に係る廃棄物等撤去完了についてでございます。  平成16年12月6日に開始いたしました県境不法投棄事案青森側現場からの廃棄物等撤去につきましては、いろいろな関係者方々の御協力も頂きまして、平成25年12月19日をもって撤去を完了したところでございます。
     その実績といたしましては、昨年3月の実施計画における廃棄物等推計量114万8,600トンに対しまして、撤去実績といたしましては、114万7,164トンという結果となったところでございます。  引き続き、現場内に残ります汚染地下水浄化を行いまして、平成34年度までに支障除去事業を完了することとしてございます。  また、現場跡地につきましては、地盤安定化のための整備を行い、平成26年度から植樹をし、森林整備を行うなど、環境再生に向けた取り組みを、下のフロー図のような形で進めてまいることとしておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。  以上でございます。 12 ◯工藤委員長  ただいまの報告事項及び特定付託案件について質疑を行います。  質疑議題外にわたらないように願います。  なお、答弁者は、挙手の上、「委員長」と呼び、次に職名を言って発言を求めてください。  質疑はありませんか。──清水委員。 13 ◯清水委員  報告事項2点ございますが、まず第1点、県境不法投棄事案に係る廃棄物撤去完了について、知事の大英断と、皆さん方の努力によって撤去が完了しました。本当にありがとうございました。御苦労さまでした。  なお、引き続いて汚染地下水浄化を行い、平成34年度までに支障除去事業を完了することを希望しております。  次、2点目でありますが、櫛引地区産業廃棄物に係る生活環境への影響調査及び汚染源調査進捗状況について、まず第1点、井戸5)で鉛が環境基準を超えて検出されておりますが、下流環境影響はないのかどうかお伺いします。 14 ◯鳥谷部環境政策課長  鉛の検出によって下流への影響がないのかという御質問でございます。  鉛が井戸2)と5)で、今回初めて検出されたところでございますが、先ほど、部長から報告をいたしましたとおり、事業場内の産業廃棄物からの溶出がなく、事業場周辺井戸11)から15)で環境基準を超えて検出されていることから、事業場の外からの影響が疑われるところであり、県としては、今後の推移を見ていく必要があると考えているところでございます。  下流への影響につきましては、1つ目として、井戸5)の約100メートル下流に位置しております湧水3)からは、鉛が検出されていないこと。2つ目として、県の保健衛生課によると、事業場周辺約2キロメートル以内には、飲用に供する井戸がないこと。3つ目として、事業場の奥に八戸市が新一般廃棄物最終処分場を建設しておりますが、その際に作成した環境影響評価書によりますと、事業場付近の表流水は、櫛引橋付近で馬淵川へ流れ込むと記載されていますが、八戸圏域水道企業団の取水ポンプ場は、馬淵川の櫛引橋から約1.3キロメートル上流にあることなどから、下流生活環境への影響はないものと考えております。  以上です。 15 ◯清水委員  産業廃棄物の再調査実施するということでありますが、調査内容についてお伺いします。 16 ◯鳥谷部環境政策課長  産業廃棄物の再調査内容についてでございます。  今回の事業場内に積み上げられている燃え殻の調査については、廃棄物の性状がほぼ均一であると想定いたしまして、産業廃棄物のサンプリング方法に準拠いたしまして、当該堆積廃棄物の上面60カ所を約30センチメートル掘り下げて採取し、それらを同量ずつ混合したものを1つの検体として分析したところでございます。  一方、今後実施する再調査につきましては、事業場に積み上げられている燃え殻の性状が不均一である可能性を考慮いたしまして、当該堆積廃棄物をおおむね30メートル四方の格子状に5つに区切り、それぞれの区画の中心点付近におきまして、ボーリングマシンで掘削し、採取する深さを変えて複数の検体を採取し、混合せずにそれぞれの検体を分析することとしております。  以上です。 17 ◯清水委員  3回の調査結果と公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団の助言を踏まえ、県は今後の対応をいつごろまでに取りまとめようとしているのかお伺いします。 18 ◯鳥谷部環境政策課長  財団からは、先ほど申し上げましたように、評価するためには3回分の地下水調査結果が必要だと言われているところでございます。  3回分の地下水調査の結果と、再度実施する事業場内の産業廃棄物調査の結果がまとまるのが3月下旬の予定でございます。  その後、これらの結果を公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団等専門家に示すこととしており、県としては、その助言を踏まえ、適切に今後の対応検討してまいりたいと考えているところです。  以上です。 19 ◯清水委員  一日も早く、住民に不安を与えないような処置をしていただければありがたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 20 ◯工藤委員長  ほかに質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり]  ないようでありますから、これをもって環境生活部関係審査を終わります。  以上をもって、環境厚生委員会を終わります。 ○閉 会  午前11時37分 Copyright © Aomori Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...