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  1. 青森県議会 2012-10-09
    慢性疲労症候群患者の支援を求める意見書 開催日: 2012-10-09


    取得元: 青森県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 (可決)      慢性疲労症候群患者支援を求める意見書  慢性疲労症候群は、健康に生活していた人が、ある日突然原因不明の激しい倦怠感に襲われ、それ以降強度の疲労感とともに、微熱、頭痛、関節痛脱力感脳機能の低下、抑うつ等の症状が長期にわたり、健全な社会生活が送れなくなるという疾患である。米国疾病対策センターにより1988年に提唱された比較的新しい疾患概念であり、今なお原因が特定されておらず、治療法も確立されていない。  日本においては、1999年、2004年の疫学調査により、慢性疲労症候群患者は30万人いると推定されている。苦痛を伴いながらも何とか仕事を続けることができる患者もいるが、寝たきりに近く通院することさえ困難な重度の患者も多い。  また、生活が破綻するほど深刻な疾患でありながら、原因が解明されていないために、詐病の扱いを受けるなど、偏見や無理解に苦しんできている。さらに、障害認定が受けられずに、介護や就労支援等が必要にもかかわらず福祉制度の谷間におかれ、必要な福祉サービスを受けられない患者がいるのが現状である。  よって、国においては次の事項について実現を図るよう、強く求める。 1 慢性疲労症候群実態医療関係者や国民に周知するとともに、全国どこでも患  者が診察及び治療を受けられる環境を整えること。 2 日常生活社会生活上に制限があり支援の必要が認められる重症患者実態に即  した支援制度を確立すること。 3 国の慢性疲労症候群研究班において病因・病態を研究し、治療法を確立すること。  以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。 平成24年10月9日
                                 青 森 県 議 会 (第271回定例会・発議第4号・成田一憲外46名提出) Copyright © Aomori Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...