青森県議会 2012-04-20
平成24年建設委員会 本文 開催日: 2012-04-20
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◯熊谷委員長
おはようございます。
ただいまから
建設委員会を開きます。
慣例により、会議の
記録署名委員を指名いたします。松尾委員、寺田委員にお願いいたします。
本日の審査案件は、
特定付託案件であります。
これより審査を行いますが、組織会後、初めての委員会でありますので、委員、担当書記及び執行部の紹介を行います。
私、このたび1年間委員長を拝命いたしました熊谷でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、各委員の自己紹介をお願いいたします。
2 ◯渋谷副委員長
このたび副委員長を仰せつかりました渋谷と申します。青森市出身です。よろしくお願いいたします。
3
◯滝沢委員
八戸市選出の滝沢求です。よろしくお願いします。
4
◯工藤委員
西津軽郡選出の工藤兼光です。よろしくお願いします。
建設新
技術等導入開発・
展開サポート事業につきましては、本業強化として技術開発に取り組む
県内建設企業に対し、新
技術情報提供システム等の
国認定制度ヘの登録支援や、新技術等の展示会を開催することとしております。
次に、資料の12ページでございます。
公共施設防災パトロール事業についてであります。異常気象時等における迅速かつ正確な情報収集により災害発生時の的確な応急処置を図るため、官民が協力して
防災パトロールを行い、県が管理する道路・河川等の公共施設の安全管理の確保に努めるものであります。
設計VE実践支援事業につきましては、効率的かつ効果的な
社会資本整備に資するため、
公共事業の品質確保と機能向上・
コスト縮減を目的として、
設計VE活動を支援するとともに、職員の研修を実施するものであります。
防災公共推進事業につきましては、減災という考え方に立ち、人命を守ることを最優先に、「逃げる」という発想を重視した
防災対策を実施するため、
臨時ヘリポートの
候補地調査や
避難路確保のために必要な対策を盛り込んだ
防災公共推進計画の策定を行うものであります。
次に、資料の13ページから16ページでございます。
道路事業についてであります。今年度も引き続き、本県の地域特性を考慮しながら、生活の安全・安心の確保、利便性の向上、雪国の暮らしを支える
道路整備、県内外との交流促進と連携を強化し、産業・観光を支える
道路整備等を基本目標に進めることとしております。
八戸市から青森市間につきましては、いまだに高
規格幹線道路ネットワークで結ばれていない状況にあり、特に、
上北横断道路の
早期整備が県の最重要課題となっております。
16ページをごらんください。
道路国道直轄事業負担金に計上しておりますが、
上北横断道路のうち、
一般国道45号、上北道路は平成17年度に着手され、平成24年度内の供用を予定しているところです。残る区間のうち、
上北天間林道路は、平成20年度から整備が進められており、また、未着工区間であった
天間林道路につきましても、今年度新規着手されることになりました。引き続き、
上北横断道路の全線の早期供用が図られるよう国に働きかけてまいります。
一般国道の
自動車専用道路である45号、八戸・
久慈自動車道及び101号、
津軽自動車道につきましては、
国直轄事業により整備が進められており、八戸・
久慈自動車道は、
八戸是川インターチェンジから
種差海岸階上岳インターチェンジ間が既に供用されております。平成24年度内には、
種差海岸階上岳インターチェンジから
仮称階上インターチェンジ間の供用が予定されております。
また、
津軽自動車道は、青森市浪岡から
五所川原北インターチェンジ間が供用されております。
さらに、平成16年度から、
一般国道101号、
五所川原西バイパス、平成19年度から、
鰺ヶ沢道路の整備が
国直轄事業により進められております。未着手区間である柏・浮田間につきましては、今年度から
概略ルート・構造の検討に係る調査等が進められることとなりました。
お戻りいただきまして、13ページをごらんください。
道路整備効果促進事業としては、冬期の排雪に伴う海上投雪を減らすための陸上雪捨て
場整備等を進めることとしております。
また、
道路補修事業として、災害時に
市町村役場や港湾、空港、病院等の
防災拠点等を連絡する
緊急輸送道路において、
一般国道102号、黒石市
一の渡橋等の
橋梁耐震補強工事を実施するなど、計画的な
防災対策を進めることとしております。
14ページをごらんください。
国道改築事業についてですが、
地域高規格道路の
下北半島縦貫道路は、現在、3工区で事業に着手しており、このうち、
有戸北バイパスにつきましては、今年度の供用を予定しております。
また、
吹越バイパス及び
むつ南バイパスにつきましては、用地取得並びに整備の促進を図ることとしております。
その他、
国道改築事業として、
一般国道280号、蓬田・
蟹田バイパスの2期工区など、
一般国道8路線19工区の整備を図ることとしており、
県道改築事業としては、県道33路線36工区で事業の進捗を図ることとしております。
防災対策として、
災害防除事業として、
一般国道279号、風間浦村
易国間地区の
道路災害防除工事を進めることとしております。
15ページをごらんください。
下北地域広域避難路確保対策事業として、下北地域の広域的な避難経路の確保を図るための調査・検討を行うとともに、
薬研佐井線、
川内佐井線の調査及び工事を進めることとしております。
このほか、本県の管理する道路244路線、約3,586キロメートルの機能を最大限に発揮させるため、舗装や橋梁の補修、歩道等の整備、流雪溝を初めとする雪対策等を効率的に推進することとしております。
次に、資料の17ページから19ページでございます。
河川事業についてであります。
「災害や危機に強い
地域づくり」や「暮らしの中に息づく水と緑と美のふるさとづくり」を実現するため、効率的・効果的な治水施設の整備を積極的に推進するとともに、潤いのある河川環境を創出することとしております。
17ページにございます
床上浸水対策特別緊急事業につきましては、馬淵川において昨年9月の台風第15号による被害にかんがみ、予算の重点配分が可能な
床上浸水対策特別緊急事業に今年度から格上げし、事業を促進させることとしております。
次に、
ダム事業でありますが、
国直轄事業により進められている
津軽ダム建設事業につきましては、既にダム本体の
コンクリート打設が本格的に開始されており、引き続き、早期完成を国に働きかけてまいります。
また、駒込ダムにつきましては、
ダム事業の検証を行い、青森県
公共事業再
評価等審議委員会の意見を踏まえ「継続」とした県の対応方針を国へ報告したところ、昨年8月26日に、国においても「継続」と決定されており、引き続き事業を促進することとしております。
18ページをごらんください。
海岸事業につきましては、本県沿岸の
海岸づくりの理念を踏まえながら、津波や高潮等による災害及び海岸侵食を防止するために、堤防や護岸などの
海岸保全施設の整備を促進することとしております。
また、今年度は
海岸整備費において、
東日本大震災のような
最大クラスの津波を想定し、住民の避難を軸とした総合的な津波対策に資することを目的に、
浸水予測図の作成等を行うこととしております。
砂防事業につきましては、土石流、地すべり、
がけ崩れ等の土砂災害から人命、財産を守るため、
砂防事業、
地すべり対策事業、急
傾斜地崩壊対策事業等について整備を促進することとしております。
次に、資料の20ページから21ページでございます。港湾及び
空港事業についてであります。
青森港においては、本州と北海道を結ぶ重要な物流基盤としての機能を支えるため、
国直轄事業により防波堤の整備を引き続き進めます。
また、県事業として、
港湾防災安全対策事業により輸送基盤の安全を確保するため、
青森ベイブリッジにおいて、海水熱を利用した
凍結防止等の安全対策の整備を引き続き進めるほか、
港湾緑地整備事業により、
にぎわい空間の創出を図るための新中央埠頭の整備、浜町の緑地を整備することとしております。
八戸港においては、
国際海上輸送網の拠点機能を強化するため、
国直轄事業により防波堤、航路の整備を引き続き進めます。
また、県事業として、21ページにございます
港湾整備事業特別会計における八戸港
荷役機械整備事業費により、
コンテナ輸送機能強化のため、ガントリークレーン1号機の更新を進めます。
また、お戻りいただきまして20ページにございます
港湾改修事業により県民の安全・安心を確保するため、
幹線臨港道路である
白銀北沼線八太郎大橋の耐震強化の整備を引き続き進めます。
さらに、
八太郎地区における津波への
防災対策として、
海岸耐震対策事業により堤防の改良を進めてまいります。
そのほかとして、災害時における重要業務の継続と早期の復旧を図るため、八戸港BCPを策定することとしております。
大湊港においては、
港湾侵食対策事業により海岸線の侵食防止のため、生態系に配慮した護岸の整備を引き続き進めます。
このほか、21ページにございます
クルーズ客への
魅力発信事業では、日本を訪れる
外国クルーズ船の県内寄港をより一層増加させるため、
乗客歓迎体制の整備に努めてまいります。
青森空港においては、
空港設備管理費において、航空機の安全な離着陸を確保するため、支障となる立木の除去を引き続き進めます。
さらに、老朽化した
受配電設備を更新するため、今年度は設計委託に着手することとしております。
また、平成24年3月30日の青森空港の
管理運営のあり方に関する提言を踏まえて、持続可能な空港運営の実現を目指し、ビジョンの策定を進め、除雪業務の集約化や、
管理運営の見直しなどについて検討してまいります。
次に、資料の22ページから23ページでございます。
都市計画事業についてであります。
都市計画総務費につきましては、
都市計画法に基づき、都市の現況及び動向を把握するための基礎調査を進めるほか、良好な環境の形成に資する施策を進めてまいります。
街路事業につきましては、都市の健全な発展と秩序ある整備を図るため、
都市基盤施設の基本となる
都市計画道路の整備を進めております。
公園事業につきましては、新青森県
総合運動公園における園路、
修景施設等の整備を引き続き進めてまいります。
下水道事業につきましては、生活環境の改善や水域の水質保全を図るため、
岩木川流域下水道、
馬淵川流域下水道及び
十和田湖特定環境保全公共下水道の維持管理を適正かつ効率的に行うとともに、施設の改築・更新等を進めることとしております。
また、市町村が実施する
公共下水道事業の促進について、積極的に支援してまいります。
次に、資料の24ページから25ページでございます。
住宅関係事業についてであります。
県営住宅につきましては、既存住宅の長寿命化や
利便性向上等のために
外断熱工事や
集会所改修等の工事を実施しております。
今年度はさらに、懸案となっていた小柳団地建替事業の設計及び建設工事に具体的に着手するほか、これまで検討してきた
高齢入居者の見守り
体制づくりについて試行的に実施することとしております。
次に25ページをごらんください。昨年に引き続き、既存住宅の耐震性や省エネ性の向上等を図るための青森県
安全安心リフォーム促進支援事業を実施しますが、今年度は、より県民が利用しやすいように、住民に最も身近な市町村と共同で事業を展開することとし、さらに、補助額の引き上げ、屋根や外壁の張りかえを対象に加えることとしました。
また、
東日本大震災による被災者の負担を軽減し、
住宅再建の促進を図るため、
住宅再建を行う者に、借り入れる資金等の利払いに要する経費に対して補助を行う
被災者住宅再建支援事業を実施することとしております。
以上が知事部局における
県土整備部の
事業概要であります。
続きまして、
公営企業を担当する
県土整備部整備企画課の
事業概要について御説明申し上げます。
資料の26ページでございます。
工業用水道事業につきましては、
八戸工業用水道と六ヶ所
工業用水道の2施設がございます。
八戸工業用水道は、八戸地区が新産業都市に指定されたことに伴い、工業用水の需要に対処するため馬淵川を取水源として、昭和41年6月から給水を開始しています。また、六ケ所
工業用水道は、六ヶ所村弥栄平中央地区工業団地において平成14年度から給水を開始しております。
次に、資料の28ページでございます。平成24年度
工業用水道事業の予算の概要についてでありますが、八戸・六ヶ所の両
工業用水道を合わせた料金等の収益は9億6,500万円余、
管理運営などに要する費用として7億7,800万円余を計上しており、収支差引を1億8,600万円余としております。
以上、
県土整備部の事業の概要について御説明申し上げました。
続きまして、国の予算の内示状況について、御説明申し上げます。平成24年度の
公共事業費につきましては、去る4月6日付で予算の内示がありました。本県への配分は、国土交通省所管の
社会資本整備総合交付金が県分と市町村分を合わせて事業費ベース335億7,600万円、前年度と比較して6億4,500万円、率にして2%の増、内閣府所管の地域自主戦略交付金、いわゆる県事業のみに配分される一括交付金が国費ベースで124億6,800万円、前年度と比較して22億7,300万円、22.3%の増となっております。
道路を初めとする社会資本の整備がいまだ十分でない本県としましては、従前より予算の重点的な配分を要望してきているところであります。今後も、社会資本の整備を着実に進めるためにも、地方の声として国に届けていきますので、委員長を初め委員皆様方の御指導、御支援を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
34
◯熊谷委員長
次に、部長から報告事項があります。──成田
県土整備部長。
35 ◯成田
県土整備部長
委員長のお許しをいただきまして、青い森セントラルパークの今後の利活用について、その概要を御報告申し上げます。
お手元に、資料1、青い森セントラルパークの今後の利活用について、資料2、青森操車場跡地利用計画素案の2つの資料をお配りしております。本日は、資料1をもとに御報告申し上げます。
青い森セントラルパークに関するこれまでの経緯につきましては、資料1の1にあるとおりであり、このたび、青森市が、青森操車場跡地利用計画素案を公表しました。
次に、この青森操車場跡地利用計画素案の内容について御説明申し上げます。
市では、本年度内に予定している土地利用計画の策定に向け、5月から市民意見を聞くこととしており、そのたたき台として本素案を策定したところでございます。
素案では、対象敷地を青森操車場跡地全体とし、計画期間はおおむね5年後から15年後としております。
市では、これまで策定した各種計画や、青い森セントラルパークに関して寄せられている意見等を整理した上で、対象敷地における土地利用の方向性として、1つ、防災機能を備えた公園として利用、1つ、新駅設置を含む交通結節点として利用、1つ、公共利用の観点から公共的な施設の建設用地として利用、以上の3つにまとめております。
なお、この中で、新駅については、県として協議を受けているものではなく、今後策定される操車場跡地の利用計画を踏まえた上で整理がなされることとなるものと考えております。
今後の利活用の検討に関してですが、利用計画の策定は、市が、素案をもとに、市民意見を聞くなどして、県有地を含めた青森操車場跡地全体の計画として責任を持って進めることとしております。
県は、この計画策定の過程で、県に関する事項がある場合、市に対して意見を述べていくこととしています。
また、県有地の取り扱いにつきましては、利用計画の案がおおむね固まった時点で、市と協議し、整理していくこととしております。
今後とも、進捗に応じて、県議会及び県民の皆様に対し、適時・適切に御報告してまいりたいと考えております。
以上です。
36
◯熊谷委員長
ただいまの報告事項及び
特定付託案件について質疑を行います。
質疑は、議題外にわたらないよう簡明に願います。
なお、答弁者は、挙手の上、「委員長」と呼び、次に職名を言って発言を求めてください。
質疑はありませんか。──越前委員。
37
◯越前委員
おはようございます。
20年に
建設委員会所属して以来のこの委員会所属でございまして、きょうはまた大変感動しながら委員会に出席をさせていただきました。ただいまは成田部長から平成24年度当初予算の概要並びに平成24年度予算、当初予算の総括と計上の主なもの等について御説明をいただいたわけでありますが、その説明の中に私のきょうの質問が入っております。したがいまして、質問等については、さらにその具体的な取り組み内容等についてお尋ねをしてまいりたいと思いますので、御了承いただきたいと思います。
まず第1に、先ほども部長説明にございましたけれども、
上北横断道路への予算の配分の内容決定と今後の取り組みについてでございますが、何といっても県政上の重要課題であります、先ほど部長説明にもまさにありましたけれども、青森市と八戸市間において、人口20万人以上の都市が高規格道路で結ばれていないのは全国で我が県が唯一の区間でございます。したがいまして、私は、さきの11月議会、第268回定例会の一般質問で取り上げておるわけでありますけれども、その後、国において、平成24年度予算成立に伴って、より具体的な取り組みが決まったようでございます。したがいまして、この
上北横断道路への予算の配分の決定内容と今後の具体的な取り組みについてまず最初にお伺いをいたします。
38
◯佐々木道路課長
去る4月6日、国土交通省から平成24年度当初内示が示されました。それによりますと、
上北横断道路には総事業費55億3,900万円が配分されており、未着手区間であった
天間林道路が
国直轄事業として新規に予算計上されております。
内訳としまして、三沢寄りの上北道路に事業費17億3,900万円が配分され、平成24年度中の供用に向け、改良工事、舗装工事に取り組むと伺っております。
上北天間林道路につきましては、37億円が配分され、用地取得、改良工事の促進を図ると伺っております。
また、
天間林道路につきましては、1億円が配分され、調査設計を行うと伺っております。
県としましては、一日も早い全線供用に向け、国に対し強く働きかけてまいりたいと思います。
以上でございます。
39
◯越前委員
ただいまの具体的な答弁いただきまして、まずは感謝を申し上げます。
この配分につきましては、既に新聞報道でも報道されているわけでありますけれども、しかしながら、新聞報道は報道として、やはりじかにこの委員会において直接やはり執行部からその内容を聞くことによって確認をするという意味で質問させていただいているわけでありますが、今、大変懸案事項でありました
上北横断道路に今それぞれの予算が配分されて、いよいよさらに継続した事業がこれからさらに促進されるというようなことでございまして、大変喜ばしいことであるというふうに考えておるところであります。
何と申しましても、先ほど申しましたように、全国で20万都市で結ばれている地域の中で、唯一我が県だけが結ばれていないというやっぱり特異な事情がございます。そういう意味におきましては、やはり交通ネットワークのやっぱり充実強化はもとよりの中で、大変重要課題の一つであるというふうに考えておりますので、これにつきましては引き続き国に対して強く要望申し上げながら、予算確保もし、そしてまた用地取得に当たられ、一日も早いこの完成に向けた取り組みをしていただきますように強く要望しておきたいというふうに思います。
第2点目は、下北地区の
道路整備についての質問でございます。御案内のとおり、昨年の3月11日の地震災害と東京電力第一原子力発電所における未曾有の大震災発生によりまして多くの方々が亡くなられ、そしてまた、いまだ行方不明者が数多くおられるわけであります。亡くなられた方々には心からお見舞い申し上げると同時に、被災された方々には一日も早く復旧・復興に向けて取り組まれる、元気で取り組まれるようお祈りを申し上げたいというふうに考えているところであります。
この大震災で教訓となったことは、まさに防災の観点からの避難道路としての位置づけ、そしてまた避難のあり方、どうあるべきかということでございました。私は、このことについて、やはり原子力地域、下北半島は原子力半島と言われるだけに、原子力施設が立地をされている唯一の地域であるわけでありまして、そういう意味におきまして、私は、この避難道路としての位置づけで、避難のあり方、そしてまた、このことは災害時における大問題としてこの大震災は提起をさせてくれたというふうにもとらえているところであります。したがいまして、この下北半島、まさに上北地域を含めまして、原子力立地地域であることから、私は一貫して、この11月議会でも、防災の観点から避難道路の位置づけで整備促進、早期完成に向けた取り組みについて質問をいたしました。
そこで、避難道路と位置づけて取り組んできている中でありますけれども、まず第1に、下北半島道路、縦貫道路並びに
むつ南バイパスの整備状況と今後の取り組みについて最初にお伺いいたします。
40
◯佐々木道路課長
下北半島縦貫道路につきましては、下北半島地域の振興や本県の主要幹線道路ネットワークの形成にとって極めて重要であると考え、これまで、県が事業主体となり、重点的に予算配分をし、整備に努めてきたところであります。
これまでも、有戸バイパス、野辺地バイパス合わせて13.2キロメートルを供用するとともに、現在3工区、21.3キロメートルで整備を進めております。
野辺地側の
有戸北バイパス、延長6.3キロメートルにつきましては、今年度内の供用開始を目指し、舗装工事を進めることとしております。
隣接工区である
吹越バイパス、延長5.8キロメートルにつきましては、平成21年3月に事業着手、用地取得がおおむね完了したことから、改良工事の促進を図ることとしております。
むつ南バイパス、9.2キロメートルにつきましては、平成15年度に事業着手し、これまで用地取得を重点的に実施してまいりました。この結果、平成24年3月現在、必要用地面積に対して約9割の用地取得が完了しております。今後、用地が確保された区間について、改良工事を促進してまいります。
また、残る用地については、共有地などの問題により取得が困難な箇所もあることから、一日も早い用地取得の完了に向けて関係者の皆様の御協力をお願いしますとともに、今年度は事業認定に向けた調整を行う予定としております。
また、未着手区間であるむつ市から横浜町の区間につきましては、地域懇談会などを通して地域の声や実情を反映し、昨年11月に全線バイパスによる計画案を策定したところであります。
下北半島縦貫道路の早期の全線完成の実現には、県による整備だけでなく、国の積極的な関与による整備の必要があることから、引き続き国に強く働きかけてまいります。
以上でございます。
41
◯越前委員
ありがとうございました。
下北半島縦貫道路、まさに未着工区間において、むつ・横浜区間、まだこれからの課題でありますけれども、ただいまの答弁ですと、昨年11月に全線バイパス計画を策定したということでございます。策定をされましたが、まだまだこれから本格着工には時間がかかるわけでありますけれども、本格着工に向けて、やはり何といってもこの下北の幹線道路である
下北半島縦貫道路の一日も早い完成は、市町村のみならず地域住民の悲願でありますので、ひとつ一日も早い完成に向けた取り組みを強く要望しておきたいと思います。
また、
むつ南バイパスでありますが、9.2キロメートル、まさに今答弁がありましたとおり、これまでも大変用地取得費が、
県土整備部、大変御苦労なされて用地取得なさってまいりましたことは十分承知をいたしているところでございます。ただいまの答弁でも、24年度、約9割の用地取得が完了したということでございまして、用地が決まればほとんど
道路整備はこれから着々と進んでいくものというふうに思うわけでありますが、残りの用地取得、やはり完了して本格着工に入っていくわけでありますので、中には部分的に着工している箇所もございます。そういう意味で、最終的にはそれをつないだ形で、つなぐことによってすべての南バイパスが完了するというような計画になるわけでありますから、そういう意味で、用地取得にはひとつ積極的な取り組みを行いながら、一日も早い道路完成に向けた取り組みを強く要望しておきたいと思います。
次に、国道279号の国直轄管理区間への編入に向けての取り組み状況と今後の取り組みについてでございます。既に国道279号、大畑町釣屋浜地区における渋滞解消、狭隘な道路の拡充、老朽化した釣屋浜橋、鳴海橋の2橋をかけかえる事業につきましては、
県土整備部、積極的な取り組みをいただいてまいりまして、今年の3月に完成、供用したことは大変喜ばしく、地域の方々にも喜ばれておるところでございまして、心から敬意を表するところであります。
そこで、この国道279号、二枚橋バイパスの整備状況と今後の取り組みについてでありますが、先ほどの部長説明にもございましたが、今積極的な取り組みを行っているということでございますけれども、この取り組みの状況、さらなる具体的な取り組み状況と今後の取り組みについて、ひとつ再度伺いをいたしたいと思います。
42
◯佐々木道路課長
国道279号、二枚橋バイパスの整備状況と今後の取り組みについてでございます。
国道279号、むつ市大畑町地区の二枚橋バイパス延長4.1キロメートルにつきましては、これまでに延長1.5キロメートルを供用したところであります。今年度、平成23年度に共有地の用地取得が完了した2号橋の下部工工事と、同じく平成23年度に用地取得が完了しました箇所の埋蔵文化財発掘調査を実施することとしております。
今後も、残る共有地などの用地取得について、地元の皆様の御協力を得ながら進めてまいります。
以上でございます。
43
◯越前委員
この二枚橋バイパスも、まさにこの279号のまさに重要なこの整備計画の課題の一つであります。先ほど、いろいろ最後に答弁いただきましたが、共有地の用地取得、当面の課題になっているということについても、これもまた十分に承知をいたしているところでございますが、やはりこの二枚橋バイパスの完成によって279号の
道路整備が一応着々と進むことになるわけでありますので、今後とも、今まで以上にひとつ積極的な取り組みを強く要望しておきたいと思います。
そこで、次に国道338号の整備促進についてでございますが、まず第1に、大湊2期バイパスの整備状況と今後の取り組みについてでございます。何と申しましてもこの道路は、御案内のとおり西通りの主要幹線道路でございますので、現在、御案内のとおり一本道路であります。迂回道路がなく、特に大湊については急傾斜地域でありますから、道路が狭隘であるということからしても、やはりこの大湊2期バイパスの整備促進は大変緊急な課題であるというふうに認識をしているところであります。したがいまして、そこで、大湊2期バイパスの整備状況と今後の取り組みについてお伺いいたします。
44
◯佐々木道路課長
国道338号のむつ市桜木町から大湊浜町間、延長約4.9キロメートルのうち、大湊2期バイパス、延長約3.7キロメートルにつきましては、現在、鋭意用地取得を進めているところでございます。
引き続き早期に埋蔵文化財発掘調査を完了し、工事着手ができるよう、今後とも地元の皆様の御協力を得ながら用地取得に努めてまいります。
以上でございます。
45
◯越前委員
この大湊2期バイパスにつきましては、もう水源地公園前の道路、まさに大湊高校から水源地公園の1,240メーター区間における工事についてはすべて完了し、大変市民の皆様方にも有効に活用していただいて、水源地公園とのいわゆる景観等もバランスが非常にとれて、すばらしいというようなことで好評を得ております。ただ、先ほど申しましたように、西通りの幹線道路ということからして、これがつながらないうちは、一本道路でありますので、災害時においては大変、何といいましょうか、避難道路としての位置づけからいっても大変不安を感じているこの地域住民の声でございますので、やはり一日も早い完成に向けた取り組みが重要課題の一つであるというふうに思っております。これは市町村長を初め下北地域広域行政からも強い要望が出ているはずでありますので、これについても積極的な取り組みを強く要望しておきたいと思います。
次に、この338号の中で、新むつ警察署前バス停車帯の設置に向けた今後の取り組みについてでございます。やはり今、この新むつ警察署前は、向かい側に新しく市役所が移転をいたしました。したがいまして、国道338号が、現在のバイパスは非常に交通渋滞が著しく激しくなってございます。現在でも朝夕が交通渋滞が著しい。したがいまして、新むつ警察署が、今、25年度で供用開始ということで今予定されてございまして、来年度が完成予定、供用開始という予定でございます。したがいまして、新むつ警察署が供用開始されますと、さらにさらに利用者がふえることによって、この国道338号バイパスはさらなる交通渋滞を招くというふうに予測されておるわけでありまして、そういう意味におきまして、この新むつ警察署建設に向けて、完成時には、少なくとも交通渋滞を解消する意味におきまして、また、安全対策上においてもバス停車帯の設置は急務であるというふうに考えております。これまでもその旨積極的に前向きに取り組んでいただいてきているところでありますが、この新たな年を迎えまして、
県土整備部として、この設置に向けた取り組みについてどのように今取り組んでいこうとしているかお伺いをいたします。
46
◯佐々木道路課長
新むつ警察署バス停車帯の設置につきましては、警察署移転に伴いまして、来訪者車両やバス利用者の増加が見込まれます。そのことから、今後、設計の内容について関係機関と協議をし、警察署移転前までに整備を完成させるという予定としております。
以上でございます。
47
◯越前委員
警察署前、移転前までに整備を完了させるというふうなありがたい答弁をいただきました。今申しましたように、完成させないと大変な渋滞が発生する可能性が出てまいりますので、これは何としても、今御答弁がありましたように、このむつ警察署移転前までには整備を完了できるようにひとつより積極的に取り組んでいただきたい、強く御要望申し上げておきたいと思います。
次に、同じく国道338号の白糠バイパスの整備状況と早期完成に向けた今後の取り組みについてお伺いをいたします。
先ほどの部長の説明にもあったわけでありますけれども、昨年7月には既にもうトンネル工事が完成いたしてございます。私も何度も現場を見ておりますし、調査にも行ってきております。その着々と進む姿を見まして、
県土整備部におかれましても、こればかりではありませんけれども、すべてに対して積極的に取り組んでいるということに対しまして心から敬意を表しているところでございます。そこで、この白糠バイパスの整備状況と早期完成に向けた今後の取り組みについてお伺いをいたします。
48
◯佐々木道路課長
国道338号白糠バイパス、延長約6.7キロメートルにつきましては、1期工区、延長約3.8キロメートルの整備を進め、昨年度、泊・白糠トンネル本体が貫通したところでございます。引き続き、トンネル設備工事や改良工事の進捗を図りまして、今年度、1期工区を全線供用する予定としております。
また、1期工区が完了することから、2期工区、延長約2.9キロメートルにつきまして、今年度用地取得を促進し、早期に工事着手できるよう、地元の皆様の御協力を得ながら進めてまいりたいと思っております。
以上でございます。
49
◯越前委員
ただいまの答弁いただいて、理解をいたしてございますが、現場に行ってみますると、このトンネルの貫通によって、その後、今内装工事等々進められて、もう既にでき上がったようであります。トンネル過ぎて六ケ所側、今、道路の拡幅工事、また、整備に今取り組んでいる状況でございます。あとは、白糠バイパスも1期工事、2期工事ございまして、今、ただいまの答弁で、1期工事、2期工事と言いますと、具体的な地名等がわからないわけでありますが、現在もう完成しておりますいわゆる白糠地区のバイパス、そして残されている白糠と老部の区間のこの338号白糠バイパス、いわゆる白糠バイパス1期工事、2期工事と言っておりますが、それを含めましてその早期完成が大変強く求められているわけであります。
このやはり地域は、今、東北電力東通原子力発電所が既に稼働されて、今休止いたしてございますが、これまた再稼働をするということになりますと、やはり避難道路の位置づけで、これは、もう既にできていなければならない道路がまだできていないという、こういう状況にあるわけでありまして、まさにいかに重要な道路であるかということは御案内のとおりでございます。予算の関係もありますし、また、用地取得のいろいろと問題等もございますが、それら含めまして早期完成に向けてひとつ積極的に取り組んでいただきますように、この点についても強く要望を申し上げておきたいと思います。
それで、道路問題について先ほど1つ飛ばしたようでありますが、私から通告してある国道279号の国直轄管理区間への編入についての取り組みの中で、今までいろいろと取り組んでいただいてはきておりますが、やはり見通しが立たないという現状の中で、やはりなぜ直轄なのか。青森県は原子力県と言われる、下北半島は原子力半島と言われる特異な県であり、半島であります。その地域に、上北、下北含めまして原子力施設が集中立地をされている唯一の地域であるわけであります。したがいまして、昨年度の福島第一原子力発電所の事故以来、まさにこの
道路整備、防災の観点からの避難道路としての位置づけでの
道路整備の重要性というものについて改めて見直されたということが昨年度の福島第一原子力発電所の事故発生以来の、以後のいわゆる新たなる重要な課題だというふうに認識しております。昨年の11月の私の一般質問の中でも、知事答弁の中で、防災の観点から、避難道路としての位置づけでしっかりと取り組んでいかなければならない、取り組んでいくという答弁がなされておられます。
したがいまして、私は、答弁したからやるとか答弁しないからやらないということではなく、重要性をかんがみて、やはりこれはやらなければならない重要な道路である、課題であるということからして、私はやはり国の、国直轄管理区間への編入に向けて、しっかりと国の責任において、これは国策として進めている原子力立地地域でありますから、国の責任においてやはりこの整備を促進させるべきということから国直轄管理区間への編入への取り組みということに対して質問をいたしているわけであります。その点について、取り組み状況と今後の取り組みについてまずお尋ねをいたします。
50
◯佐々木道路課長
国道279号は、原子力関連施設が多数立地いたします下北半島地域を通過し、国道4号と一体となって、本州を縦断する大動脈として重要な役割を担うとともに、地域資源を最大限に生かし、地域の自立的発展を図る上でも大変重要な路線でございます。
このことから、県では、本路線の国直轄管理指定区間への編入について、これまでも要望してきたところでございます。さらに、
東日本大震災を踏まえ、県では、原子力災害時の避難、救援のための重要な路線として、青森県復興プランに位置づけたところでございます。
今後とも、国道279号の路線としての重要性を訴えて、国直轄管理指定区間への編入について要請してまいります。
以上でございます。
51
◯越前委員
より積極的に取り組んでまいりたいということについては了解いたしました。ぜひ、これは
県土整備部だけの問題ではなくて、県全体の重要課題として、やはり県政課題としての横断的なやっぱり取り組みというものが非常に必要であると。そしてまた、県に、積極的にさらに、さらなるこの取り組み、この陳情等を含めましてこの編入に向けた取り組みが必要であるというふうに考えておりますので、それらを含めまして、今後、一日も早い国直轄管理区間への編入ができますように積極的に取り組んでいただくよう強く要望しておきたいと思います。
次に、2月1日、まさに下北半島地域における暴雪、暴風雪についてでございます。
本年2月1日午後から2月2日早朝にかけまして、御案内のとおり、県内において、暴風雪により、国道、県道など、大渋滞を引き起こしました。特に、私が住む下北半島におきましては、国道279号、国道338号及び県道が全面ストップいたしまして、ドライバー並びに地域住民に多大なる支障を及ぼしたことは御案内のとおりでございます。もちろん、下北地域のみならず、下北・上北地域のみならず、全県的にこの暴風雪の被害をもたらしたところでございます。そこで、私からは、特に下北半島に絞りまして、2月1日からの下北半島地域における暴風雪について質問をいたします。
まず第1点、2月1日から2日にかけて、県ではこの暴風雪対策についてどのように取り組んだのかお伺いをいたします。
52
◯佐々木道路課長
お答えします。
2月1日から2日にかけまして発達いたしました低気圧は、下北半島を中心に、過去に例を見ないほどの暴風雪をもたらしました。
青森地方気象台によりますと、2月1日16時3分に上北・下北に暴風雪波浪警報が出されましたが、国道279号を管理している上北・下北の地域整備部は、同日13時ごろから順次除雪車を投入いたしまして道路交通の確保に努めておりました。
しかしながら、横浜町有畑地区におきまして17時30分ごろに、大型車による事故発生に加えまして吹きだまりも多数発生しました。このため、十和田市方面からの除雪車も追加投入しましたが、交通渋滞を解消することができなかったため、同日21時に、むつ市大曲から野辺地町有戸までの39キロメートルを通行どめといたしました。その後、すべての除雪車を管内全域で夜通し走行させるなど、交通確保に向けて全力で取り組んだところでございます。
また、2月2日0時30分に、横浜町長の要請を受けまして、知事が海上自衛隊大湊地方総監に対し災害派遣要請を行いました。41名の隊員が地元の市町村職員や消防団、県職員、除雪業者らと連携し、安否確認や雪に埋もれた車の掘り起こし作業を行いながら1車線確保のための除雪作業を進めました。
このように多数の関係者の御尽力により、むつ市大曲から野辺地町有戸間39キロメートルは2日の9時に1車線を確保し、そして、同日16時30分に通行どめを解除いたしました。また、その他の路線につきましても同日中に通行どめをすべて解除したところでございます。
この大規模な雪害でありながら、人的被害もなく、無事に交通機能を回復できたことは関係者の御尽力のたまものと考えており、深く感謝しております。
以上でございます。
53
◯越前委員
まさに今答弁あったように、こういう暴風雪で国道、県道すべての道路がストップする、私も電話いただいて現場に行ってまいりましたが、私も避難をさせられました。まさにもう車が渋滞して、動ける車もつけている間に雪が腰まで積もるという大変な事態でございました。したがいまして、除雪車を要請しても除雪車がそこまで行けないというふうな状況でございました。そういう中で、私は西通りのほうに電話があって行ったわけでありますが、まさに戸沢地区、いわゆるワイナリーの前が2メートルぐらいの吹きだまりとなり、そこで渋滞が始まって、もう市内の宇曽利川まで渋滞してしまった。私は電話を受けて行きましたけれども、城ケ沢部落の中で動けなくなりました。
そういう中で、私は城ケ沢部落で部落会長の家に避難をして泊めてもらったわけでありますが、そこで、この渋滞を解消するために
県土整備部と連携をとりまして、道路が詰まって動けなくなる、どんどん車が渋滞していく、このままでは、今答弁にあったように、例えば急病人が出る、火災が発生するというふうなことになったらどうなるんだろうということからすれば、いち早くこの渋滞を解消させなければいけないというようなことからして、今、道路としてあるけれども使われていない道路、まさに農免道路、今除雪していない農免道路、スパウッドから戸沢の区間あるわけでありますが、この区間を除雪しているのかどうか確認したら、していない。じゃ、それをすることによってこの渋滞を解消できるのではないかというふうな
県土整備部とのやりとりの中で、積極的にこの取り組みを、むつ市とも連携とりながら、そして、この農免道路の除排雪を行うことによってこの渋滞を解消した。だから、この県内、郡内の中でもかなりの渋滞が起きたわけでありますけれども、西通りの渋滞解消が一番早かったわけであります。
そういう意味で、まさに暴風雪に対しても、まさにこんなに降るとは予想もつかなかった、まず予想外と言えば予想外、想定外と言えば想定外、聞いたことのあるような言葉でありますけれども、しかしながら、事実こういう状況が生じたということに対して、今後もあり得るわけでありますので、これを契機にいたしまして、やはりこういうときにどういう体制をとらなければいけないのか、とっていくべきなのかということが今後大きな課題となってくるだろうというふうに考えるわけであります。
したがいまして、私は、迂回路の必要性というものに対しては大変強く感じているわけでありまして、やはりこういうときこそ迂回路をきちんとつくっておくということが大変重要な課題になってくるんではないかというふうに考えるところであります。
そこで、迂回路の必要性について、今後、確保に向かってしっかりと取り組んでいくべきだというふうに考えますが、県の考え方をお伺いいたします。
54
◯佐々木道路課長
国道279号につきましては、代替道路がない区間も多いことから、県では、2月1日から2日にかけての暴雪時におきましても、通行どめの回避を第一に考える除雪作業を行ってきましたけれども、結果的に通行どめせざるを得ないこととなりました。
一方、国道279号に並行いたします
下北半島縦貫道路の供用区間である野辺地・有戸間につきましては、この豪雪においても通行規制することなく対応できたことから、県といたしましては、本道路の迂回路としての担う役割の大きさを再認識したところでございます。
本道路の早期の全線完成の実現には、県による整備だけではなく、国の積極的な関与による整備が必要でありますことから、引き続き国に強く働きかけてまいります。
以上でございます。
55
◯越前委員
まさに今答弁ございましたように、279号においては、テレビ、新聞報道で報道のとおり400台という車が渋滞をし、そしてまた、そういう中においても、先ほど言ったように、急病人がなく、火災がなくというようなことで、まさに不幸中の幸いであったわけでありますが、そこに地域の住民が炊き出しに出て、いろいろおにぎり等を提供してくれたり、また、自分の家に泊めてくれたり、またはトイレ等に困った方にはトイレを貸してくれるというふうな、大変積極的に取り組んで、協力していただいたというふうなこともニュース等で報道されてございました。また、それができる地域とできていない地域も多々、多くございました。
したがいまして、これらについても、行政サイドにおいて、県、市町村は横断的連携をとりながら、そしてまた、そういう事態に対する対応というものに対してもしっかりと今後取り組んでいくべき課題ではないのかというふうに思うわけでありまして、今後の課題としてしっかりと取り組んでいかれますように、この点については強く要望しておきたいと思います。
そこで、ただいま申しましたこの今回の暴風雪、そしてまた迂回路の必要性を強く感じながら、確保していくべきということについて質問いたしてまいりましたが、やはりこれらを踏まえて、今後の具体的な対策について、どう今後取り組んでいくべきと考えているのか、いかなければならないと考えているのか、最後にこの点をお伺いいたします。
56
◯佐々木道路課長
今後の対策についてでございます。
これまで、庁内関係課、県警察本部、国などによります「幹線道路の通行止め等に関する連絡会議」を設置し、各地域県民局を含めた道路担当課長会議の開催、市町村との意見交換などによりまして検証を進め、対策方針を今定めております。
まず、対策方針として、1つ目は、
県土整備部として暴風雪災害が予想される場合の連絡体制の見直し、それから2つ目として、代替路線のない幹線道路につきましては、これまでどおりできるだけ通行を確保するが、やむを得ず通行どめを実施する場合は、市町村からの情報を収集し、緊急車両の通行に備えるために除雪車の配置などを行う、3つ目といたしまして、交通事故などによる通行どめに関する連絡体制の強化を図る、4つ目としまして、マスコミ対応の一元化をする、それから5つ目として、ラジオなどによる被災者への情報提供をする、そのほかに、意見としましては、こういった緊急確保路線における市町村と連携した除雪の実施でありますとか広域的な除雪連絡会議を設置するというふうな意見もございました。
今後は、これらの方針に基づきまして、具体化に向けて検討してまいりたいと思っております。
以上でございます。
57
◯越前委員
ただいま答弁ありましたように、今後の対策については、国、県を初めとして各関係機関と十分なる連携を保ちながら、そしてまた、こういう暴風雪等、また、その他の災害時においても直ちにそういう対応すべく
体制づくりのためにしっかりと取り組んでいただきますよう強く要望して、私からの質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
58
◯熊谷委員長
午さんのため、暫時休憩いたします。
○休 憩 午後 0時10分
○再 開 午後 1時28分
59
◯熊谷委員長
休憩前に引き続き委員会を開きます。
質疑を続行いたします。
質疑はありませんか。──相馬委員。
60 ◯相馬委員
県が管理している河川、かなりの数に上っているだろうと思います。しかし、どの川を見ても、市街地の川は、町なかの川はそうでもないようですけれども、よく木が生えています。水を豊富に供給していますから伸びがいいんです。特にアカシアというような。そうすると、すぐ隣接したところにリンゴ園だとかあれば、リンゴの木のほうにお日様が当たらないように川の中の樹木が遮ってきているわけだ。遮られたほうは皆、頭にきて、早く切らなければと思うけれども、県が管理している川の木を切ったらなかなかやっぱり都合よくないというようなことで、これ随分多いと思うの。どこまで把握しているかわかりません。お金がないからあまり把握しないようにしているかもしれません。これについてはどういうような取り組みをしているのか、ひとつお答えをいただきたいと思います。
61
◯白川河川砂防課長
委員御質問の県が管理する河川における雑木等についてでございますけれども、河川の管理は、治水、利水、環境を総合的に勘案の上実施しているところで、河川に繁茂する雑木等については、日常の河川巡視や地元からの要望を踏まえて、治水上の支障の度合いの高い箇所から、順次、景観、環境にも配慮しながら計画的に実施しております。今後も、地元要望にも配慮しながら、治水、利水、環境とバランスのとれた河川管理を行ってまいります。
なお、県が管理している河川は286河川ございまして、延長では約1,900キロメートルに上ってございます。
以上でございます。
62 ◯相馬委員
今の答弁はあまりにもきれい過ぎますよ。あなた実際見ましたか、川の間の木。私はたまに、もとの土木事務所で、ちょっと連れて行くわけですよ。私何ぼ口がよくても、なかなかしゅっと理解してもらえないから、連れて行って見てくれと、見せました。これ河川ですか。これは山林でしょうって。こんなところがたくさんある。だから、今全部計画的にやっていると言うけれども、真っ赤なうそ。そんなこと言ったってだめだ。もっとまじめに答えなさいよ。だから、やっぱり地域住民は、川に生えている木だから勝手に切られない、こういう気持ちが皆あるんですよ。それがまた本当ですけれども。それをいいことに、県はかまわない、金がないから。やってくれと言うと金がない。金がないんであれば県みんな閉鎖しちゃえばいいんですよ。私は、金がない金がないというの、それはわかりますよ。多くはないけれども、全く県民の要望にこたえられないほど金がないんですか。そうじゃないんだよな。予算組んでいるもの。
だから、これは恐らくきちっと地域住民が、うちのほうのあそこに生えている木切ってくれという、そういう要望が、常に届いているかというと決してそうではない。皆地域ではぐだめいていますよ。柳だのアカシアというのは成長が早い。しょっちゅう水かかってくるんだもの。屋久杉でもそうですよ。あそこはいつも雨降るから屋久杉が太っていい杉になっているわけですから。
ですから、これは、計画的にやっていると言うけれども、計画的にやっているのはどこなのか、それをちょっと答えてみてください、どこをどういうふうにやっているのか。例えば相馬の栩内川のところの木だとか、いっぱいあるのさ。これ、もっと、一斉にやるといったら莫大な金かかると思います。ですから、要望があるところにはできるだけ速やかに対応するということが大事なわけですよ。計画的にやっているなんてそんなうそ言わないで、そういう要望が来たところにはこたえていくと。そして、あれ全部伐採するのは大変ですよ。あれをあのままにしておきますと、大水が来れば、あれが今度は逆に流れをせきとめる役目を果たして周りに水害を起こすと、こういうようなことなんですよ。
それはわかりますよ。堤防に近いほうは切らないと。自然保護団体などもいますから。魚つき林だとかって、みんな切ってしまえば魚いなくなれば困りますからね。そこさ残しておかなければならないということで今魚つき林だとか何とか言っていますけれども、あれは当然。ですから、それはそれとしてわかりますが、川の真ん中にある、生えている、ああやってみるとかなりな大木になってくるわけだ。こういうものはやはりきちっとやっていかないと、それこそ災害起きたときに県に補償を求められたら県も大変だと思いますよ。あの木をそのままにしておいたからこんな被害が出たんだということで。ですから、もう少し、これだけ言ってもまだしらを切るようであれば、ただ者でないわけなので、どうしようとするものなんだか、それもう一回答えてください。
63
◯白川河川砂防課長
ちなみに中南地域県民局管内で管理している河川は65河川ございます。延長的には372キロ。確かに委員おっしゃられるとおり、雑木伐採に要する費用というものは潤沢ではございませんけれども、平成23年度では2,300万円ほどの予算で弘前市の湯口地内の栩内川ほか9河川で行ってございます。今年度につきましては、約2,000万円ほどの事業費で、弘前市泉野地内の大和沢川ほか7河川で実施する予定としてございます。
委員おっしゃられるとおり、我々も地域住民の要望には今後とも速やかにこたえるようにいたしまして、また、地域住民の方が伐採するという方法もございますので、その辺は検討させていただきたいと考えてございます。
以上でございます。
64 ◯相馬委員
栩内川も、それはごく一部です。ほんの一部。私は現場へ行ってますから。そうしたら、私がしゃべった、地域住民が私に要望したその場所ではなくて、別なところを切ってくれたわけだ。肝心の住民が要望している、リンゴの木にお日様が当たらないというところはまだ切っておりません。これはこれからやっていただかなければなりません。大和沢川も相当木が生えているんですよ。ここもよく要望来るところです、私には。私の出身地なものですから。
特に要望があったときに、金がないから、大水来て災害が起きればやりやすいんだよなという答えは率直に私に言いますから。そんなこと別にここでどうこう言う気持ちは毛頭ありません。予算ないところはできれば国の補助を使ってやったほうがいいという考え方はわかりますけれども、できるだけ要望にこたえて、一斉にずっと、それは栩内川だってごく一部ですよ。ごく一部です、やったところ。ほんのわずか。ですから、これからできるだけ要望があったときに、特に、住人にその木の生えていることによって影響してくる部分については、これはやっぱり速やかにやっていくということは大事だし、それから、被害を受けている人がみずから切るというのも、しかし、それは余計切るわけにいかないわけだ、金かかるから。直接的にお日様が当たらなくなっている木なんか切るのは、話をして、了解して切ると、こういうことでもいいだろうと思います。一斉にやれとは私は申しませんが、そういうように具体的に被害を与えている。リンゴの木にお日様が当たらないということは、リンゴが色づき悪くて安くなるわけですから、そんな被害を与えることについては、これは極力そういうことのないように、できるだけ速やかに対応すると、こういうことでは、もう一回、そう答弁してくれませんか。答弁の仕方を私申し上げましたが。
65
◯白川河川砂防課長
委員おっしゃられますとおり、今後とも地元住民からの要望を十分にお聞きした上で速やかな対応をいたしてまいりたいと考えております。
66 ◯相馬委員
はい。よろしく。いいです。
67
◯熊谷委員長
ほかに質疑はありませんか。──松尾委員。
68
◯松尾委員
私も
県土整備部の委員会はかなり久しぶりになるわけですけれども、昨年は
県土整備部の皆さんには本当に、
東日本大震災を初め、水害等、本当に御苦労をかけたと思っています。本当に心からお礼を申し上げたいと思います。その関係のほうは今年度もまた進んでいくわけでございますけれども、一緒になって安全を守っていくために努力をしていきたいとまず申し上げたいと思います。
私からの質問ですけれども、三戸町が今小中一貫校というのを実は目指しておりまして、25年度から、中学校と小学校が併設型ということで、1学年もう100人になりました。それが小学校から中学校までの9学年、1つの場所になるわけなんですけれども、そこで、三戸とすれば大変いい場所にやりましたので、道路という部分では、かなり歩道も整備をされ、古いですけれども、かなり古いですけれども整備をされている、そういう道路なんですけれども、ただ、町なかから在府小路を通っていくその中で、どうしても非常に複雑な交差点があったりとか、改修をしていかなければ、冬場であるとかいろんな場面で事故が想定されるんでないかという、そういう場所がございます。そこを今、櫛引上名久井三戸線ということで、交通安全施設整備ということで県のほうで取り組まれていると思うんですが、その施設の整備の進捗の状況をお伺いしたいと思います。
69
◯佐々木道路課長
一般県道櫛引上名久井三戸線、委員がおっしゃいました三戸町大字在府小路町地区、延長300メートルにつきましては、三戸小学校の通学路であるということも踏まえまして、複雑な交差点の改良、それからあそこは縦断、勾配がちょっと悪いんですが、縦断の改良、それから、一部の地区でありますけれども、車道の拡幅にあわせまして歩道を設置するというふうなこととしております。
事業の進捗状況についてですが、平成23年度までに用地測量と建物調査が完了しておりまして、今年度から用地買収及び建物補償を行うということとしております。
引き続き地元の協力を得ながら事業の促進に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
70
◯松尾委員
24年度は用地買収のほうに入っていくということなんですが、これは25年から併設という形で動いていくんですけれども、その点について、完成年度というのはおおむねどの辺になっていくものなのか、わかるんであればちょっと教えていただきたいと思います。
71
◯佐々木道路課長
実は、私どものほうで用地の地権者の数とか建物補償の関係をちょっと聞きましたところ、用地の地権者は12名、それから建物の補償関係は9棟ぐらいあるというふうなことでございまして、予算のつき方とかもさまざまというか、または交渉の過程でいろいろさまざまな場面も出てくることもございますので、一概に何年度というふうには今のところは申し上げるところはできないんですけれども、一応目標的には平成20年代末までぐらいには頑張って整備していきたいなというふうに今考えているところでございます。
以上でございます。
72
◯松尾委員
ちょっと難しい質問を私したのかなと思ってちょっと反省をしておりましたけれども、用地のことであるとか建物の移転等になってくれば、これはもう地権者の方々との話し合いが進まなければ当然進まないわけです。ただ、先ほども道路課長のほうからもお話がありましたように、その交差点の部分、やはりここは何としても早目に進ませていただかないと、本当に、重大な事故が起きるとは言えませんけれども、かなり地元の中でも危ないということになっておりますので、その辺のところをよく精査していただいて進めていただきたいと思います。今回は私からは以上でございます。
73
◯熊谷委員長
ほかに質疑はありませんか。──渋谷副委員長。
74 ◯渋谷委員
それでは、私から、部長報告に対して質問させていただきます。
先ほど、青い森セントラルパーク今後の利活用についての部長の報告ございました。このセントラルパーク活用に関しては、市と県が進めていましたが、市議会等の問題で結局白紙撤回したといういきさつがございます。そういう中で、1月には今後の土地利用に関する方向性を市が県に提示し、先般、青森操車場跡地利用計画素案を公表されました。大事なのは、恐らく県と市できちっと歩調を合わせて、想定されるいろいろな問題あった場合に対処できるということをしておかないといけないと思います。そういう中で、今回の方向性、そして利用計画素案、これに対して県としてはどのような認識を持っていらっしゃるのか、そのことについてお伺いします。
75 ◯三橋
都市計画課長
委員御指摘のとおり、5月からこの素案をもとに市民の意見を聞きながら計画をまとめるということに関して、県としては了解しているところでございます。ただ、その後、これが、まだイメージの段階ですので、これが具体的になって、県に関する部分とか県有地のところの具体的な計画が決まれば、正式に協議しまして、協力しながら計画を詰めていきたいと思っております。
76 ◯渋谷委員
それでは、この素案を含めて大体方向性としては、県としても市と同じ方向を向いてこれからやっていくということでよろしいですね。
77 ◯三橋
都市計画課長
進め方としては市と同じ考え方で進めております。ただ、具体的な計画が固まれば、そこにはやっぱり県としての意見、また、県有地としてどういう意見を出すかはまた別な問題になっていくと思います。
78 ◯渋谷委員
ぜひきちっとした連携を図って、途中でまた同じ轍を踏まないように順調に進めていただければと思います。これに関しては以上でございます。
そして、質問ですけれども、今冬、除雪費、かつてない豪雪でございました。県でも恐らくかなりの除雪費かかりまして、これに対して措置をしてまいったと思いますけれども、ことしの除雪事業費概要についてお伺いいたします。
79
◯佐々木道路課長
今冬の除雪費用の総事業費につきましては、豪雪であった平成16年度の35億円を上回る約38億円となってございます。
以上でございます。
80 ◯渋谷委員
38億円、その内訳は大体どういうふうになっていますか。国費、県単、わからない部分もあるかと思いますけれども、わかっている範囲でお答えをお願いします。
81
◯佐々木道路課長
まず、内訳でございますけれども、いわゆる県、
公共事業として除雪する部分と県単のところでやる部分と分かれておりまして、そのうちの
公共事業でやる事業費分は約33億円でございます。そして、単独の部分につきましては約5億円ということで、総額で約38億円ということになっております。
以上でございます。
82 ◯渋谷委員
ことしは一気に雪が降って、しかも気温が低かったということで、なかなか除雪にかかる費用が例年より多かった、今38億円、これは、その平成16、17年度で、過去に豪雪の時期があったわけですけれども、そのときと比べて除雪費はどうなのか、また、国との、国庫補助というんでしょうか、県単、そういったところはどういうふうになっているのか。比べてみてどうですか。
83
◯佐々木道路課長
過去の豪雪でありました平成16年との比較で申し上げますと、公共分が平成16年当時は31億円、今冬が33億円、それから、単独費の部分が平成16年につきましては約4億円ですか。今冬は約5億円ということで、平成16年は全体で35億円、今冬は全体で38億円という比較になりました。
以上でございます。
84 ◯渋谷委員
そうすれば、先ほどの話で、公共費に対する金額が33億4,000万円とか、そして県単が5億円とか、合計38億円という話になっていましたけれども、これは、実際その県から持ち出した金額、除雪に対しては幾らと、これは足せばいいんでしょうか。ちょっとその辺教えていただけますか。
85
◯佐々木道路課長
済みません。公共の33億円のうち、いわゆる補助で100%ついた分が29億円、まあ30億円ですね。残る3億円につきましては県単で手当てしたということになります。あとは、ほかの残りの部分は県単独でやらなければならない除雪費ということで、5億円ということで、全体で38億円というふうな仕組みになってございます。それで、今冬につきましては、そのうちの、全体の事業費の、
公共事業費の3分の2が国からいただく分でございますけれども、そのうちの約90%が国費で賄われたというふうな状況になってございます。
以上でございます。
86 ◯渋谷委員
今回、執行部もそうですけれども、議会も、この豪雪に対する除雪費の国の補助に対しては皆さんで頑張ってこられたと。その結果がその90%くらいの国費充当率かと思います。そういう中では、今冬に関しては、豪雪にかかわらず国から来ていたんじゃないかと思います。ただ、これから、雪国はどうしてもこの除雪費というのは非常にハンディになるわけです。それが本当に県から単独で出るということが非常に大きな足かせになってまいると思いますので、ぜひとも国にも、どうしたら負担にならないようにできるのかと、そういうところをぜひ県としても研究していただいて、雪国のハンディになるものをぜひとも解消していただければと思います。
以上です。
87
◯熊谷委員長
ほかに質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
ないようでありますから、これをもって審査を終わります。
次に、本日開催されました各委員長合同会議の内容について御報告いたします。
本日、各委員長合同会議が開催され、事務局より平成24年度議会関係予算についての説明がありましたので、委員の皆様には、私から審議や調査など議会活動に直接かかわる旅費の予算について説明いたします。
資料、平成24年度議会活動に関する旅費の予算内訳等をごらんになってください。昨年度の改選に伴う臨時会開催分が減となったのを除き、審議や陳情等、調査の回数は前年度と同じとして積算しております。
まず審議関係として、定例会は年4回、臨時会は年1回、各常任委員会は定例会中の開催分を除き年9回、予算及び決算特別委員会はそれぞれ年1回などを予算措置しております。陳情等については、各常任委員会による陳情が2回、各特別委員会による陳情が3回などを予算措置しております。
調査関係では、各常任委員会の県外調査分として2泊3日を1回、県内調査分1泊2日を4回分予算計上しているほか、議員派遣については、国内派遣分として、2泊3日を48人分、海外派遣分として議員1人の限度額80万円を6人分予算措置しております。
以上が各委員長合同会議の内容ですが、本委員会の委員会調査及び陳情の実施については本職に御一任願います。
以上もって
建設委員会を終わります。
○閉 会 午後 1時57分
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