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  1. 青森県議会 2012-02-21
    平成24年建設委員会 本文 開催日: 2012-02-21


    取得元: 青森県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ○開 会  午前11時01分 ◯清水委員長  おはようございます。ただいまから建設委員会を開きます。  慣例により、会議の記録署名委員を指名いたします。北委員横浜委員にお願いいたします。  本日の審査案件は、特定付託案件であります。  初めに、執行部から報告事項があります。──大澤県土整備部長。 2 ◯大澤県土整備部長  おはようございます。  委員長のお許しを得まして、今月1日から2日にかけての暴風雪により国道279号等を通行どめとしました件について御報告申し上げます。  説明に先立ちまして、委員長を初め委員の皆様方には、去る1月30日に、「平成24年豪雪に係る緊急要望」を各関係機関に行っていただき、大変ありがとうございました。しかしながら、2月も平年を上回る降雪量となっており、今後も国に対して、さらなる要望活動を強化してまいりますので、御支援のほどよろしくお願いいたします。  続きまして、今月1日から2日にかけての暴風雪による国道279号等の通行どめについて御報告申し上げます。お手元に資料をお配りしております。  今月1日から2日にかけて発達した低気圧は、下北半島を中心に、過去に例を見ないほどの暴風雪をもたらしました。特にむつ市近川では24時間の降雪量が81センチメートルに達し、薬研で65センチメートル、川内で60センチメートル、横浜町で65センチメートルと、近年まれに見る記録的な豪雪となりました。  青森地方気象台によりますと、2月1日10時38分に東青、北五、西津軽に暴風雪波浪警報が出され、16時3分には上北、下北に拡大されました。  国道279号を管理している上北、下北の地域整備部は、同日13時ごろより順次除雪車を投入し、道路交通の確保に努めておりましたが、横浜町有畑地区において17時30分ごろに、大型トラックとバスがスリップし、道路をふさいだことにより、交通渋滞が発生しました。  十和田市方面からの除雪車も追加投入しましたが、渋滞を解消するに至らず、吹きだまりも多数発生したことから、21時にむつ市大曲から野辺地町有戸までの39キロメートルを通行どめとしました。また、他の路線でも交通障害が同時多発的に発生し、8路線11カ所を通行どめとしました。結果的に400台を超える車両が雪のため道路上で立ち往生することとなりましたが、上北、下北の地域整備部は、すべての除雪車管内全域で夜通し走行させるなど、交通確保に向けて取り組んだところです。  また、2月2日0時30分に、横浜町長の要請を受けて、知事が海上自衛隊大湊地方総監に対し災害派遣要請を行い、41名の隊員が、地元の市町村職員消防団県職員除雪業者らと連携しながら、安否確認や雪に埋もれた車の掘り起こし作業を行いました。  このように多数の関係者の御尽力により、むつ市大曲から野辺地町有戸間の39キロメートルは、2日の16時30分に通行どめを解除しております。その他の路線も同日中に通行どめをすべて解除しており、大規模な雪害でありながら、一人の死傷者も出さず、無事に交通機能を回復できたのは、関係者の御尽力のたまものと考えており、改めて深く感謝する次第です。  今回の経験を踏まえ、道路雪害対策に関する体制の見直し関係機関との連携、マスコミヘの情報提供や、閉じ込められた車内にいる方々への情報の伝達方法などについて、早急に検討してまいりたいと考えております。
     以上でございます。 3 ◯清水委員長  ただいまの報告事項及び特定付託案件について質疑を行います。  質疑は議題外にわたらないようにお願いいたします。  なお、答弁者は、挙手の上、「委員長」と呼び、次に職名を言って発言を求めてください。  質疑はありませんか。──古村委員。 4 ◯古村委員  建設委員会を代表して執行部に質問をさせていただきたいと思います。  除雪の問題と県土整備部のこれからの組織体制、この2点についてお尋ねをしてまいりたいと思っています。  まず第1点目は、先ほど部長のほうからも、除雪体制見直し等を含めて万全な体制をつくっていきたいというお話がありましたけれども、まず、今冬の異常なこの雪の降り方、さらには真冬日というんですか、低温状態、これが除雪に当たっての大きな支障になっているということで、私の地元の農家のおじいちゃんに聞いても、これだけ異常な降り方というのは80になるまでちょっと記憶にないと、こういうような言い方をしていました。私の畑のリンゴも、上の枝がちょっと出ているだけで、やっぱり相当な積雪量だと思っています。  そういう中で、県土整備部、いろいろ苦労しているようでありますけれども、まず、前回もお聞きをしましたけれども、苦情はどの程度寄せられているものか、課長にお尋ねを申し上げます。 5 ◯倉谷道路課長  ことしの除雪に関する苦情の件数でございますけれども、1月31日までの累計──昨年の11月からですけれども、各地域整備部ごとの件数でお知らせしますと、東青地域整備部で418件、中南で169件、三八で13件、西北で127件、上北で121件、下北で88件、鰺ヶ沢道路河川事業所で95件ということで、合計で1,031件となっております。前年度の同じ時期と比べますと、昨年度は728件ございましたけれども、これと比べますと303件の増ということになっております。率にして約1.4倍という状況になります。  また、1月だけを見ますと、苦情件数は、前年度が634件でございましたけれども、ことしは652件ということでございまして、18件の増ということで、昨年も1月は雪が多かったので、苦情件数としては昨年とほぼ同じぐらいかなと。今年度は、12月が非常に多かったという状況でございます。  以上でございます。 6 ◯古村委員  青森市の苦情、青森市はやっぱり県都だけあって、雪に関する市民相談という表現の仕方をしていましたけれども、私は浪岡なので、苦情とか文句とかという言い方をしますけれども、青森市は、2月20日ごろで1万3,493件、12月が2,342件、1月が7,422件、2月が3,729件、合計で1万3,493件ということで、非常に多いということであります。そのほとんどがやっぱり除排雪をお願いするという苦情でありますけれども、道路に雪を出す、それでいて文句をつける、こういう不届き者が相当いるという話も市のほうから聞いたりするんですけれども、県道にあってはどういうものなんでしょうか。それが除排雪に対するどの程度の障害になっているものかお尋ねをします。 7 ◯倉谷道路課長  苦情の内容は例年とほぼ同じなんですけれども、除雪の寄せ雪、これに対する苦情が23%ということで、やはり多いようでございます。また、ことしのように大雪になりますと排雪の要望も結構ございますので、やはり排雪のほうの苦情といいますか、排雪してくれないかという意見が寄せられるのもまたことしの特徴かなと思っております。  それからもう一つ、道路に雪を出すということでございますけれども、確かに排雪した後に、雪で道路が狭かったのが広くなるものですから、雪を出しやすくなるということで、県道のほうでも出す方が非常に多いです、実際は。苦情とのリンクは定かではないんですけれども、いずれにしても、そういう状況は市道に限らず県道でも見受けられるということになっております。  ただ、県としましては、さまざまな媒体も通じながら、そういった夜間の道路での路上駐車とか、雪を出さないでくださいということについては、マスコミ等、あるいはパンフレット等々、住民、県民等にお願いしているところでございます。  以上でございます。 8 ◯古村委員  特に交差点なんかに個人用のショベルというのか、何かで雪を出して山盛りにする、ああいうのは道交法なんかで警察に突き出すとか、そういうことはできないものなの。 9 ◯倉谷道路課長  道路に雪を出すということは、交通障害が発生する要因にもなりますので、純然たる法律違反ということは言えるかとは思いますけれども、そういった具体的な取り締まりとか、あるいは注意とか、そういったことを口頭でお願いはするものの、そういった方に直接お話しするということは、いろいろと難しい点がございまして、なかなか効果は上がらないのが実態だと思います。  以上でございます。 10 ◯古村委員  道路管理者にしてみれば痛しかゆしというところなんでしょうけれども、やっぱり自力のダンプで雪を出すのは、都市部あたりはもうやむを得ないのかなという感じを持っていますので、まず道路管理者としては運搬排雪をやるということがやっぱり必要ではないかと思っていますので、その除雪予算、国からも配分があったようでありますし、市町村にあっても、特別交付税だけではなくて、補助金という形で手当てをされたようでありますけれども、県のほうの予算の状況と今後の見通しについてお尋ねいたします。 11 ◯倉谷道路課長  ことしの予算の状況でございますけれども、当委員会でも要望していただいたことも踏まえて、青森県に2月10日に追加配分がございました。北海道、新潟に続いて3番目に青森県が多いという状況でございまして、その内容でございますけれども、4月10日に国費で9億3,000万の追加内示がございました。ことしは、年度当初にも一部除雪費が入っているということで、3億2,000万を確保していたところですけれども、これと今回のものを合わせまして国費で12億5,000万が確保されたということになっております。  現在、これまでの降雪状況を見ますと、除雪予算は30億を大幅に超えるという状況を想定しておりまして、今回の配分はありましたけれども、依然として厳しい予算状況となっているところでございます。  引き続き、国に対して除雪費追加支援について、働きかけていく必要があると思っておりますし、また、県予算についても、補正予算でこれから計上していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 12 ◯古村委員  今、課長、年度当初の除雪費は3億4,000万と言ったけれども……。 13 ◯倉谷道路課長  3億2,000万です。 14 ◯古村委員  前に聞いたのは4億8,000万の内示という記憶があったけれども……。1月であったか。ちょっとその辺を確認。 15 ◯倉谷道路課長  3億2,000万というのは国費のほうでございまして、補助率が3分の2となっておりますので、この3億2,000万の半分の1億6,000万を足すと4億8,000万が事業費ということになります。  以上でございます。 16 ◯古村委員  わかりました。おらは県のほうはやっぱり市町村に比べて恵まれているんだなと。国庫補助金が入るわけだ。市町村は特別な降雪の年でないとなかなか補助金が入らないで交付税だけ。それで、県の除雪予算の仕組みというのが、この間陳情に行って初めてわかったんだけれども、県のほうでは当初予算のときにいろいろ駆け引きをして、後で国から余計もらえるように予算措置をしたりして、何となく除雪予算組み方というのが、平年の排雪をするため、除排雪をするための予算というよりも、国からどうしたら多く分捕るかという観点から予算計上しているのではないか。それがことしで言えば16億、それから県単のほうで3億と、市町村から来たおらからすれば、「あれ、これ何なんだべな」という予算組み方なんだけれども、やっぱり少ないんではないか。国交省とのいろんなやりとりを頭に入れて当初予算を計上しているんでないかという感じするんだけれども。 17 ◯倉谷道路課長  当初予算の計上の考え方は、年によって除雪費は大きく変わりますけれども、やはり平年並みで計上するのが当初のルールでしょうと。いわゆる、降るかどうか、多くなるかどうかわからない状況で余裕を見て予算を計上するということは、予算計上のあり方としては問題があるだろうと考えておりますので、やはりきちんとした根拠を持って、来年も平年並みだという妥当な予想のもとに予算を計上させていただいているところでございます。  確かにある面では県が予算を計上したものよりも多く除雪費がかかっている状況だと。それだけ「平年以上に雪が降っている年ですよ」ということは対国に対して補助金を増額していただけるアピールの一つにはなるかとは思いますけれども、そのために当初予算を計上しているということではありませんので、御理解をいただきたいと思っております。  以上でございます。 18 ◯古村委員  道路課長は、1月20日の常任委員会では、総合的に勘案して適切な除排雪をあの時点ではやっていると、こういう話をしていましたけれども、沿線住民から考えれば、もっと早く運搬排雪をやってもいいのではないか、こういう要望がまずは強いわけだ。だから、そういう点を見ていれば、現場では、やっぱり予算配分が厳しいから、状況を見ながら状況を見ながらということで、路肩なりに雪を積み上げて積み上げてとりあえず我慢していくと。その結果として、今度運搬排雪のときには、雪の量が多過ぎてなかなか運搬排雪も進まない、そうしているうちにロータリー車が故障で3日も4日も休むと、何かこういう悪循環があるというのは、この当初予算の盛り方、あるいは地域県民局への配分なんかに問題があるんではないかと思いますけれども、その辺についてはどうなんでしょうか。 19 ◯倉谷道路課長  予算はやはり手元に多くあれば安心して使えるという側面はありますけれども、意外と無駄遣いにもなりやすいという一面もございます。そういったことから──だからといって予算を少な目に盛っているわけではないんですけれども、やはり自分たちは、住民のことも考えながら、道路状況も考えながら、さまざまな予算のことも適切に、余り無駄遣いしないようにということを総合的に考えながら執行していくべきだと思っておりますので、そういった点から現場条件及び交通状況、それから住民からの情報等を総合的に見た上でやはり排雪とかというお金のかかるものについては慎重に検討していくべきであろうと考えております。  以上でございます。 20 ◯古村委員  おらから見れば、確かに雪も異常な降り方だけれども、除排雪の状況を見れば、何となく対症療法的で、後手後手に回ったんではないかと。これは浪岡を見れば、そういう感じがしてこういう質問になっているわけでありますけれども、地域整備部にはあらかじめ雪が降る前に予算を配当するものなんですか。 21 ◯倉谷道路課長  県予算で計上された範囲内で各地域整備部に対しては令達を実施しておりますので、その中で当初発注をしているという状況でございます。  以上でございます。 22 ◯古村委員  青森市が20億円の予算を組んで、今冬は40億円を行くんではないかという話でありますけれども、それに比べればこれだけの県道を維持管理する県のほうの除雪費というのは随分効率的に使っているなという感じをしているところであります。  次に、除雪機械、先ほどもロータリー除雪機が故障したという皮肉めいた言い方をしましたけれども、やっぱりシーズンになればフル稼働するわけだ。しかも馬力は最高に上げてということになれば、やっぱり除雪機の整備には十分意を尽くしておかなければ、いざというときに故障すればストップするということで、除雪機械が果たしてちゃんと更新されて県のほうで手当てされているものなのかどうか。特に、建設業者経営体力が弱まっていますので、業者のほうでは除雪専用の機械はなかなか購入できないということになれば、県なり市町村ロータリー除雪車とか、あとはモーターグレーダーなんかを購入して──言ってみれば公設民営と、この体制をきちんとしなければやっぱり除雪作業に困難を生じるということもありますので、課長にお聞きしたいのは、除雪機械、県が所有する除雪機械の現況と、耐用年数、相当古いものもまだ我慢して使っているのではないかという感じがしますので、これらについてお尋ねします。 23 ◯倉谷道路課長  ことし県の除雪で使用する、県が所有する機械については、ロータリー除雪機など大型除雪機械が165台ございます。そのほか、凍結防止剤散布車が41台、歩道用小型除雪車が27台、そのほか、スクラム除雪など、地域の方々に御協力いただいて歩道除雪等をしていただいておりますけれども、この方々に貸し出している歩道用小型除雪機が115台、合わせて348台の青森県の機械がございます。  これらの耐用年数でございますけれども、機械の種別によって耐用年数はさまざまでございまして、11年から16年が耐用年数という状況になっております。  今これの更新のお話もありましたけれども、県の除雪機械の更新については、この耐用年数だけではなくて、いわゆるどれだけ動いたかと。稼働時間ですね。あるいはその機械の整備の履歴、大きな故障しているのかどうか、故障しないで今まで来たのかどうかということを勘案しながら更新、新しい機械等にかえるということを考えておりまして、地域整備部と相談しながら計画的に更新するようにしているところでございます。  以上でございます。 24 ◯古村委員  法定の耐用年数を超えて使用している除雪車両というんですか、機械も相当数あると。課長は、稼働期間とか整備の履歴、こういうことを並べていましたけれども、これは国庫補助金はあるんですか、県に対して。市町村積寒機械なんかだけあったように記憶していますけれども、県のほうはどうなんですか。 25 ◯倉谷道路課長  除雪機械の購入については、補助で購入できます。ただ、整備については県単独費で整備しています。いわゆる車検でありますとか修理費でありますとか、そういったものはすべて県単独費で実施しておりまして、更新のときの購入については補助事業で対応できるという状況になっております。  以上です。 26 ◯古村委員  23年度予算でも除雪車両予算購入費を計上していましたけれども、23年度はどういう機種を何台ぐらい購入したものでしょうか。 27 ◯倉谷道路課長
     今年度は16台更新しております。ロータリートラック、グレーダー、ドーザー、それぞれの台数がちょっと今手元にないんですけれども、合わせて16台更新しております。  以上です。 28 ◯古村委員  やっぱり定期に更新をしていくということがこういう雪国、特に豪雪の青森にあっては当然かと思いますけれども、何となくさっきの課長の答弁を聞けば、予算の獲得もままならないんではないかという思いが、稼働期間とか車両の整備の履歴なんかを勘案して更新していると、こういうぐあいに聞こえるんだけれども、その辺は、県のトップのほうとか、除雪車両の更新について理解がちょっと足りないんでないか。特に南部の知事なので、雪に対する──委員長あたりも竹ぼうきで掃くというんだけれども、あっちのほうの知事なんで、やっぱり除雪に対しての理解というのが不足しているんでないかと思いますけれども、車両の更新についてはどんなものでしょうか。 29 ◯倉谷道路課長  除雪機械といいながらもこれは建設機械でございますので、通常の土木作業にも当然のことながら使うし、除雪にも使うという機械でございまして、そういった土木工事とか、あるいは作業にも使ったり除雪にも使ったりという状況での耐用年数が機械ごとに定められておりますが、今県のほうの除雪機械は夏場の土木作業には基本的に使用しておりません。  したがいまして、通常の除雪機械あるいは建設機械の耐用年数の期間内に稼働するであろう運転時間といいますか、そういったものは県有機械は大幅に少ない状況にありますので、耐用年数が来たから直ちに──直ちにといいますか、更新する時期が来たのかというと、やはり機械の状態は相当、稼働時間が少ない分だけ非常に状況はよいので、必ずしも耐用年数が来て直ちに更新を考えるという状況ではなくて、これまでの稼働時間、それから大きな故障をしたのかどうかということが更新の際の一番の要因になると考えているところです。  以上でございます。 30 ◯古村委員  業者の体力が落ちていますので、もう余分な装備はできないと、こういうことになれば、やっぱり県なり市町村除雪車両については購入していくと。これからもふやしていって、除雪に支障のないように業者に貸し付けをしていくということに、ますます比重が移っていくと思うんだけれども、そういう観点からいけば、今直接この除雪作業に当たる165台、先ほど課長が答弁しました165台というのはこれからもっとふやさなければならないと思うんだけれども、この辺はどんなものでしょう。 31 ◯倉谷道路課長  昨年の建設業協会等のアンケートからも、除雪を請け負っている業者のほうの更新がなかなか大変だというお話も伺っておりますので、そういった意味で県有機械をふやすということも一つの手法ではあると考えております。ただ、県が所有する機械を多くするということは、イコールメンテナンス費用もそれだけかさむということになりまして、そちらのほうに多くお金を取られると除雪に回す分が少なくなる可能性もあるので、なかなか難しい面はあるかと思います。  したがって、どうしても請負業者のほうで実質的に足りなくなるという状況を踏まえながら、私どもとしては1台でも県有機械が多くなるように関係機関あるいは国及び県内部でも検討していきたいと考えておりますし、また、県みずから所有する機械をふやさなくても、もっと請負者の方々を軽減する方策がないのかということもあわせて検討していくべきだと考えているところでございます。  以上でございます。 32 ◯古村委員  国交省は要所要所、ポイントに除雪ステーションというものを配置しておいて冬に備えると。こういう考えを県はこれから持たなければならないんではないか。どうなんでしょう。 33 ◯倉谷道路課長  国の場合は、すべて国所有の機械を貸し付けして──100%ほぼ国が所有している機械ということで、そういった意味で、請負業者も、それぞれ国が用意したステーションに寝泊まりしながら除雪をするということをやっておりますが、県の場合は、国直轄と違いまして非常に範囲が広い状況で、1台の機械でさまざまなエリアに向かわなければならないということもありまして、それぞれのステーションを設けるということは、直轄とはちょっとニュアンスが違って不効率になる、非効率になるという面もございますので、県有機械あるいは借り上げの除雪機械が担当するエリアに最も近いところ、あるいはオペレーターが一番出動しやすいところを請負者のほうで選定いたしまして、その部分で機械を待機させておくという手法をとっております。  以上でございます。 34 ◯古村委員  次に、むつ市内の県道について、整備部のほうでは、地域道路維持型方式により除雪を含めた通年的な道路維持業務を簡易公募型プロポーザルということで、今月の17日までに応募しなさいということで、試行的に実施するということでありますけれども、この簡易公募型プロポーザル、業務の中身と、それから参加状況、これらについてお尋ねをします。 35 ◯倉谷道路課長  24年度の4月1日から地域道路維持型方式による道路維持業務を試行しましょうということで、これまで検討をしまして、4月1日に向けて今公募したところでございます。  これは、県管理道路の持続可能な維持管理をしていくために、道路維持管理の担い手であります地域建設業者に対しまして、これまで業務内容ごとに発注しておった業務、例えば夏場の道路の維持管理工事、路肩の除草、それから、冬期間では除雪業務等々、これらを広域的に包括して、年間を通した新たな道路維持管理体制というものに取り組んでいきたいということを目指して試行するものでございます。  これらは、地域の方々にとりましては、地域に精通した地域建設業者による災害時の即時対応、それから、除雪業務、日々変化する気象条件に対応した除雪をしなければならないんですけれども、それの適切な出動ということで、安全・安心が得られるメリットがあると考えているところでございます。  今回の地域道路維持型方式による道路維持業務につきましては、簡易公募型プロポーザルにより参加希望者を募っており、申し込みは先週の17日に締め切りさせていただいております。参加表明いたしました企業体はございますけれども、今後、書類審査、いわゆる参加資格要件でありますとか、提出していただいた書類、それから事業に取り組む内容等の審査を経ましてプロポーザルの特定を行っていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 36 ◯古村委員  この簡易公募型プロポーザル、言ってみればこれは随意契約の一種なんですか。 37 ◯倉谷道路課長  いわゆる請負費、お金の面以外のさまざまな条件がございまして、発注者側として求めるものと参加表明していただいたJVが提案してきたものとをいろいろ比較検討しながら、採点しながら、一番任せていいよというものを特定し、その特定した相手と今後具体的にどういう形で契約すればいいかという交渉をした上で、妥結した場合に契約ということになるので、言ってみれば、今お話があったように、随意契約という形になるかと思っております。  以上です。 38 ◯古村委員  金額もさることながら、むしろその提案内容──道路を管理していくためによりプラス面があるのかということが相当な要素を占めると思うんだけれども、問題は、果たして除雪にどう対応できるのかと。一挙に降るわけだ。この辺についてはおらも興味があって、基本的には、このやり方、通年というのは賛成なんだけれども、夏場の道路の維持管理作業と違って順々にやっていくというわけにもいかない、一斉に降る雪に対して全路線でどう対応するのかということになるんだけれども、地元業者でこういうのに対応できるグループは、果たしてどれぐらいあるものなんですか。 39 ◯倉谷道路課長  どのぐらいという言い方には、幾らということでのお答えはないと思いますけれども、発注者側として、作業エリアでありますとか内容でありますとか、そういったものを提示しまして、業者のほうで、その業務をやるためにどういった方々と一緒に手を組めばこの業務ができるのかということを参加される側のほうでいろいろと考えていただいて、参加する方々がみずからJVというか構成員をつくっていただいて参加表明をしていただくという手法でございますので、どれだけという数は明確に我がほうから示すということはないと思います。  以上でございます。 40 ◯古村委員  なぜこういう聞き方をしたかといったら、17日で締め切ったわけだ。じゃ、何社、何グループ申し込みがありましたよと、こう普通だばしゃべると思うわな。それが課長はあえて濁したから、何か不都合があるんだべかという思いもあってそういう聞き方したんだけれども、むつ市内で今、委託をしようという、新しいタイプでやろうとしている路線数とキロ数というのはどれぐらいあるものなの。 41 ◯倉谷道路課長  まず業務内容でございますけれども、道路維持補修業務、それから舗装維持補修業務、穴埋めとかが主ですけれども。あとは道路の清掃業務、側溝の清掃とかいうものでございます。それから除草業務、機械除草業務、この機械というのは、いわゆる小型ロータリーにアタッチメントをかえて搭乗式のロータリーでやるやつです。その前の除草業務というのは、肩かけ式の草刈り機を使って人がやるものでございます。それから、防雪さくの維持、防雪さくの建てこみとか収納とかそういったものです。それから、防雪施設というのは、散水消雪であるとか、流雪溝であるとか、そういうもののメンテナンスも含めた県がやるべき運用部分、それから除雪、春除雪等々、おおむね、ほぼ網羅しておりまして、それを今回は下北地域整備部管内全体でございます。  したがいまして、延長的には──ちょっとここに延長は、道路延長は出ていないんですけれども、いずれにしても、下北の地域整備部が管理している県道・国道がすべて対象という形で今回は執行させていただいております。  以上でございます。 42 ◯古村委員  それで、おらは浪岡の県道の除雪、前回も浪岡藤崎線を例にとって挙げているんだけれども、浪岡はこのプロポーザル、提案はしないけれども、浪岡の9つの路線、国道101号線を含めておらが計算してみれば40キロぐらい除雪しているんだけれども、これを業者が1社なのか2社なのかというのにも関心を持っているんだけれども、共同企業体でやっているということであります。ただ、おらから見れば、あの路線もこの路線も、こっちにも走っていくということで、このプロポーザルには基本的には賛成なんだけれども、何となくことしの浪岡地区の県道の除雪状況を見れば、心配になるということなんだけれども、やっぱりある程度路線に責任を持つ、そしてお互いに融通し合うと、その辺の兼ね合いというのが非常に微妙なものがあるんではないかなと思っていますけれども、例えば業者の選定なり審査に当たってこの辺はどう加味していくのか、もしも思いつくところあればお知らせをいただきたいと思います。 43 ◯倉谷道路課長  今回は下北で試行という形で来年やりまして、それで、さまざまな問題点でありますとかそういったものを受注者に聞きながら、いい点、悪い点、改善しなければならない点とかをいろいろとやっていこうと考えているところでございまして、それが同じ方式──エリアでありますとか1件でのボリュームというか作業量といいますか、そういったものが──今の場合は下北一円ですので、かなりの面積であり延長であり、ボリュームもかなりのものがございますけれども、そういったものをそのまま他の地域に当てはめることがいいのかどうかということは、やはりそれらも踏まえて検討していかなければならないことだと考えておりまして、地域地域の実情に応じた形で──特性がございますので、気候も当然違うだろうし、平地が多いとか山地が多いとかといった道路条件もさまざまございますので、そういったものも勘案しながら、どの地域はどういうやり方がいいのかということを少しずつ考えていきながら、適用ができるのかどうかということもあわせて検討していくということで考えておりますので、今現在で浪岡地区をどうするかということについては、原案を私のほうでは持っていないので、直接的にはお答えすることはできませんけれども、そういった形で検討していきたいと思っております。 44 ◯古村委員  まず、夏場から除雪に当たる業者が、あるいは作業員が、オペレーターがそこの道路について習熟しておくと。どこに障害物があって、交通量はどの辺が多いとか。これは除雪にとっては基礎的な要件だと思いますので、ぜひともこれはやってもらいたいと思うし、試行ということから早く本格実施に移して複数年でやるべきだと思っているんだけれども、試行をして検証してみるということになれば、25年もまた1年だけ試行していくと。というのは、雪が降って、検証するといえば4月になるわけだ。だから、仮に結果が大体よしとなっても、25年から本格実施というのはちょっと難しいんではないかと思いますけれども、その辺はどんなものでしょう。 45 ◯倉谷道路課長  24年は初めてでございますし、それの検証の結果というのは年が明けないとなかなか──途中段階では出てくるだろうけれども、次のステップに進むにはやっぱり時間がかかるだろうと思っておりますが、いずれにしても、翌年度もこの方式でやるとすれば、やはり1月中には内容を固めておかないと、プロポーザルの期間がございますので、そういった意味からいくと、毎年前年度の1月ごろには方向性を決めておかないと翌年度は実施できないという状況がございます。ことしは24年度単年度ということで進めることにしていますが、来年度は年度途中である程度の状況がわかりますので、複数年契約はどうなのかということも一つ議論していきたいと思っております。  したがいまして、25年度に本格導入ということは、これはもう無理だと思ってはおりますが、引き続き、数年間はできるところから試行して、積み重ねていきたいと思っております。  以上でございます。 46 ◯古村委員  ぜひとも浪岡もこのプロポーザル、通年維持型に移して、試験的にやってもらいたいなと思っているわけ。それは何かといえば、浪岡というのは津軽4市の真ん中にあって、それから本庁と言えばいいのか、昔の役場があったところの真ん中にあると。そしてあと、五所川原、黒石、藤崎、青森とかに県道が縦横しているわけだ。だから、そういう点では、浪岡というのは、試行的にやるにはいいんではないか。キロ数から、路線数からいってもちょうどあんばいがいいんではないか。むしろおらは下北管内よりもいいんではないかと思っていますので、ぜひとも道路課長のほうでその点についても検討をしていただければと思っているところであります。  毎年同じように雪が降れば要望も来る、苦情も来るということで、入るのはいっとき、生きるのは一生、どうせ春になれば消える雪と、こう思ったりしているんだけれども、それにしても毎年毎年同じ苦情、これだけ高齢化した県内でありますので、実際おらも毎朝、きょうも除雪してきましたけれども、やっぱり67過ぎたら去年までとは違って、健康のために雪かきをするという、去年まではそういう余裕あったんですが……。そのしわ寄せを県のほうにぶつけているわけでありますけれども、何とか県道の除排雪については特段の御配慮をいただきたいというのと、市町村道と県道との兼ね合い、特に生活道路的な要素が濃くなっている一般県道というんですか、そういうものについて、あるいは浪岡のように、浪岡停車場線500メーター、大釈迦停車場線100メーターとか、こういうところについては青森市に移すとか。市長がだめと言えばおらもはまってもいいので、もう少し県道、市町村道をきちんと見直す大胆な議論を市町村にふっかけてもいいんでないか、こう思っています。  それからもう一つは、合併によって、あるいは国道バイパスが完成したことによって、浪岡を例にとれば、浪岡本町を通っていた旧国道7号線が、浪岡藤崎線になったわけだ。一般国道なわけだ。これをむしろおらは大釈迦の起点のほうから浪岡大鰐線に一部振りかえたほうが、主要道路として扱ってもらったほうがいいなという感じもするんだけれども、主要道、一般道についても県のほうでもう一度、合併とかバイパスの完成に伴って路線網に変化があるわけなので、見直してもいいんではないかと思っていますけれども、きょうはその議論に深入りしません。  それで、最後なんですが、県土整備部組織体制はもう既に固まって、あとは新聞に載るだけと思っていますけれども、1年間を振り返ってみますと、まず3月11日の大震災、八戸を中心に被害が出たと。あるいは今度台風15号で清水委員長のところの川が大はんらんをまた起こしたと。そうしたら今度は下北、上北、津軽を中心にしての豪雪、何か県土整備部全体がおはらいしなければならないのかなと思うんだけれども、これだけ続く自然災害を手がけて、さらに県土整備部というのは陸海空、それにまちづくりも入るだろうし、大変なセクションだなと思っています。そういう点では、今のままの組織体制で果たしていいのかと。もっと自然災害に対応する、それから、抱えているまちづくりを含めた陸海空、軍隊みたいな組織なんで、これをもっと組織がえをしないとなかなか即座に対応しかねるんではないかなと思っていますが、その辺の見解はいかがなものでしょう。24年度に向けて。 47 ◯山田県土整備部次長  確かに県土整備部、ことしいろんな災害がありまして、それに臨機応変に対応してきたつもりです。来年度の組織体制に向けてどうかというお尋ねでございますけれども、まず、大きな流れというか枠として、平成21年度から行財政改革大綱、これの取り組み期間ということで、一定の職員数の削減、少数精鋭ということで、我々も頑張って、県民サービスの低下を招かないように、日々そういうことで取り組んでございます。そういう流れの中でまず我々、枠組み、組織も考えていかなければいけないということがまず1つございます。  それで、委員からお話しいただきました今回の東日本大震災、あるいは台風15号、これの対応といたしましては、我々、通常の業務を行っています。その中から状況を見て、随時必要に応じてそちらの応援に行くと。派遣するということで具体的な対応をさせていただいております。  具体的な数字を申し上げれば、今回の東日本大震災では、主に港湾、八戸港の港湾が大きな被害を受けましたけれども、港湾管理所のほうに1名から3名、延べ50人を超える応援に行っております。それから、台風15号に関しましても、1名から3名増員ということで、延べですけれども、5名の応援という格好で対応しております。  引き続き、行政改革大綱の中において、県民サービス、それから災害対応のおくれ、あるいは県民に負担をかけることのないように、その体制の中で引き続き努力していくというふうに考えております。  以上です。 48 ◯古村委員  そのほかにも、例えば新たに観光局つくったとか復興局つくったとなれば、それにもまた県土整備部からそれなりの技術者なり知識を持った職員を派遣──派遣というか、異動させているわけでしょう。ですから、そういう点では、やっぱり行革行革と言っても始まらないので、その辺は執行部に対して相当きつく申し入れをしていくと。特に、おらなんかこうして見ていれば、やっぱり県土整備部というのは異常だなと。女性が一人もここに並んでいない。したがって、やっぱり事務担当に3人ぐらい引っ張ってきたらいいんでないの。そうすれば委員会ももう少し和やかになっていくのと、質問ももっといっぱい出るんではないかと思っていますので、その辺の人事についても3月注目をしてまいりたいと思います。  それから、組織についてもう一つなんですが、セントラルパーク、大変御苦労さまでした。ただ、これで役割が終わったのか、ある程度規模を縮小して引き続き青森市長と話をしていくのか、その辺について見通しをお伺いして終わりたいと思います。 49 ◯山田県土整備部次長  お尋ねの青い森セントラルパーク、これにつきましては、低炭素型モデルタウン事業ということで進めてまいりましたけれども、青森市議会において、御存じのとおり、「青い森セントラルパーク全域を防災のため公有地として継続して管理することを求める請願」、これが採択されまして、これを踏まえましてあの事業については中止ということになりました。  これに伴いまして、青森市で行う青い森セントラルパークチームとしての業務は、一応大きな流れとすれば中止ということになりますので、お尋ねのチームの組織体制については、そういうことを十分踏まえながら総務部において検討していると聞いてございます。  以上です。 50 ◯古村委員  そういう答弁でしょうがないかと思います。とにかく県土整備部というのは、橋の維持管理補修については全国的に名を上げた我が県土整備部でありますので、除雪体制についてもやっぱり全国に模範となるような智恵を出してそういう施策をつくっていただくことを期待して終わります。 51 ◯清水委員長  ほかに質疑ありませんか。──横浜委員
    52 ◯横浜委員  きょうは発言する予定ではなかったんですけれども、冒頭大澤部長より2月1日、2日にかけての国道279号の雪害状況について御説明がございましたので、地元の選出議員、それから、私も実は当日この暴風雨に巻き込まれまして立ち往生した住民の一人でございます。よりリアルに関係の皆様方にこの状況を御理解いただくという観点からも一言二言質問させていただきたいと思います。  私、2月1日の4時過ぎにむつ市を出発しまして自宅のある下風呂に向かったわけですけれども、猛吹雪でありました。視界が悪くて、途中で車をとめなければならないほどの吹雪の状況でありました。その時点で思ったことは、「いやあ、これは暗くなればいいことないな」と、「雪がやんでくれればいいな」という思いをしました。しかし、雪が猛威を振るいまして、大畑バイパスに入る手前で、まだ明るいときなんですけれども、北西なんですね、風が。下風呂に向かって左側から右側に吹く風なんですけれども、前の軽の乗用車がカメ状態ですね。4駆なんですけれども、カメ状態で、とまってしまった。そういう状況で──でも私は4時過ぎに出て、ようやくそういう状況の中でもたどり着いたんです、7時前には。これは大変だなという思いをしていましたから、うちの息子が、むつで仕事しているので、「泊まってこい」と言ったんですけれども、状況が大したことないだろうという判断の中で来てしまって、彼は次の日の朝まで車の中で立ち往生、こういう状況でございました。  まず、きょう大澤部長のほうから、この状況の中で、今回の教訓を礎にして今後の対応を考えるというお話でございましたけれども、具体的に、今このような状況になったときにどのような対策を、現時点でお考えなのか。もしありましたらお聞かせいただきたいと思います。 53 ◯大澤県土整備部長  現在、ようやく各機関から当日の情報が集まってきているという状況でございます。当日はいろんな情報が錯綜したりですとか状況がつかめないということもありましたけれども、今、出先の整備部のほう、それから関係機関のほうから情報が入ってきておりますので、まずそれを一たんきちんと整理して、それを踏まえて今後どういうふうにするかということを関係機関と協議してまいりたいと考えております。 54 ◯横浜委員  今情報収集の段階ということで、具体的な対策についてはこれからと。対策をひとつよろしくお願いをしたいと思います。  それから、もう一点御質問させていただきます。今回、通行どめをかけてから開通まで時間を要しました。天候は次の日の朝回復しているんです。晴天になったにもかかわらず、279号線、特に横浜近辺、むつから有戸までの間は、たしか夕方でしたか、4時過ぎまで通行どめでありました。長い間通行をとめなければならない主な要因というのはどのようにとらえておられるでしょう。 55 ◯倉谷道路課長  通常の除雪ではもちろんこれほど時間がかかるわけはないんですけれども、やはり吹きだまりに突っ込んだ車によって通行できなかったために、後続車両をそのまま置いていかざるを得ないと。横浜町さんは非常に対応が早くて、避難所とかを設けていただいたので、そちらのほうに避難された方々は車が動けないものですから置いたまま行かれたということもありまして、そういった路上に車があったことによってやはり除雪には時間を要します。両側に車が往復でとまっているものですから、1つの車を動かさないとそこの1車線ですら除雪ができないという状況があるので、そういったことでやはり時間がかかります。  16時30分ということで遅いと思われておりますけれども、天気はよかったけれども、私としては随分早く何とかしていただけたと。現場のほうで一生懸命対応していただいたなと私自身は実感を持っています。住民の方々から、あんなに天気がいいのに夕方までかという御意見をいただくことは確かにあるかと思いますけれども、そういった非常に難儀な作業を抱えての除雪でございますので、人の財産を傷つけたりすることもできない状況で、慎重にやらざるを得ないということもありましたし、そういったさまざまな状況を踏まえての除雪作業だということで、何とか御理解をいただければと思っております。  以上です。 56 ◯横浜委員  道路課長の答弁のとおりだと思います。400台以上の車両が道路に放置され、除雪したくても、重機等、控えていても入っていけないという状況だったと思います。やっぱりこれはいかに下北の道路ネットワークが脆弱であるかということのまさしく私は象徴だというふうに今回の雪害を通して改めて感じております。今回の報告の中にあるとおり、野辺地北、野辺地から有戸北までの下北縦貫道路が供用している区間は、こういう状況にはなかったと。やはり279号は命の道路で、一本道路であります。やっぱり下北にとっては、下北縦貫道路の早期完成がすべてのことを解決する早道だと再認識したこの雪害の状況でありました。  このことを踏まえて、下北の道路ネットワークの整備の促進ということを要望いたしまして、同じ思いになって取り組んでいただきたいということで、これは地域の住民の声でございますので、今後また整備促進に御尽力を賜りたいと要望をして終わります。 57 ◯清水委員長  ほかに質疑ありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり]  ないようでありますから、これをもって審査を終わります。  以上をもって建設委員会を終わります。  御苦労さまでした。 ○閉 会  午後0時06分 Copyright © Aomori Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...