議案第11号「
平成23年度
青森県
港湾整備事業特別会計補正予算(第4号)案」、283万9,000円についてでありますが、これは
青森港曳船の
管理運営に要する
経費を
補正したものであります。
議案第12号「
平成23年度
青森県
駐車場事業特別会計補正予算(第3号)案」についてでありますが、「
青森県営駐車場及び
青森県
営柳町駐車場管理委託代金」について、
債務負担行為を設定したものであります。
次に、
条例改正等について御説明申し上げます。
議案第23号「
青森空港条例の一部を改正する
条例案」についてでありますが、これは、
青森空港の運用時間等を延長するため提案するものであります。
議案第24号「
青森県
屋外広告物条例の一部を改正する
条例案」についてでありますが、これは、
屋外広告物法に基づく条例の制定及び改廃に関する事務を、
景観行政団体である弘前市が処理することとするため提案するものであります。
議案第27号「工事の
請負契約の一部変更の件」についてでありますが、これは、
国道338
号道路改良(泊・
白糠トンネル)工事において、
工事内容の変更による
請負代金の変更をするため提案するものであります。
議案第37号から
議案第42号までの6件は、いずれも公の施設の
指定管理者を指定するため提案するものであります。
続いて、追加提案されました
議案について御説明申し上げます。
議案第47号「
平成23年度
青森県
一般会計補正予算(第7号)案」についてでありますが、国の第3次
補正予算が、去る11月21日に成立したことに伴い、国からの
追加割り当てがあった
公共事業関係費等について、所要の
予算措置を講ずることとしたものであります。
県土整備部関係の
補正予算額は、29億6,443万8,000円であり、これと今
定例会に既に提出しております
補正予算額を
既決予算と合計いたしますと、798億9,768万7,000円となります。
その
財源といたしましては、
分担金及び
負担金4,500万円、
国庫支出金12億590万円、県債17億600万円、
一般財源753万8,000円となっております。
次に、
歳出予算に計上されました主なるものについて、
事業ごとに御説明申し上げます。
道路事業関係のうち、
道路維持費5億164万8,000円は、
国道102号などの
橋梁補修に要する
経費等を
補正したものであります。
道路新設改良費8億7,112万円は、
国道279号などの
道路改良に要する
経費等を
補正したものであります。
道路国直轄事業負担金6億316万円は、国が直接施行する
上北道路などの
道路事業への
県負担金を
補正したものであります。
河川・砂防・
海岸事業関係のうち、
河川改良費9,366万9,000円は、八戸市五戸川などの
河川高潮対策事業に要する
経費を
補正したものであります。
砂防費3億806万6,000円は、
青森市
小川平沢などの
砂防事業に要する
経費等を
補正したものであります。
海岸保全費3,122万3,000円は、三沢市
三沢海岸の
海岸侵食対策事業に要する
経費を
補正したものであります。
河川海岸国直轄事業負担金1億7,932万2,000円は、国が直接施行する馬淵川などの
河川事業への
県負担金を
補正したものであります。
港湾事業関係のうち、
港湾管理費6,400万円は、
東日本大震災で被災した八戸港
埠頭保安設備の復旧に要する
経費を
補正したものであります。
都市計画事業関係のうち、
街路事業費3億1,223万円は、八戸市の
白銀市川環状線(
中居林工区)などの
整備に要する
経費を
補正したものであります。
以上をもちまして、
県土整備部所管に係る
提出議案について、その概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
3
◯清水委員長
ただいま説明がありました
議案に対して
質疑を行います。
質疑は
議題外にわたらないようにお願いいたします。
なお、
答弁者は、挙手の上「
委員長」と呼び、次に職名を言って発言を求めてください。
質疑はありませんか。──
横浜委員。
4
◯横浜委員
おはようございます。ただいまの
追加提出議案について質問をさせていただきます。
ことしも12月に入りましたけれども、振り返りますと、何と言っても震災からの復興──国のこれからの
方向性を決める大事な
復興事業になるわけですけれども、今回、21日に
補正が通りまして、
事業にようやく着手できる
状況になったわけですけれども、
インフラ復興対策として採択されたのは約48億5,300万。そのうち、
道路関係が13億7,200万ということでございますけれども、今回、県が追加提案しました
事業は具体的にどういう
事業なのか、その
事業内容についてお聞かせください。
5
◯倉谷道路課長
今回の
道路事業関係の
補正でございますけれども、
復興道路・
復興支援道路の
緊急整備や
道路の防災、
震災対策の施策ということで、国が3次
補正を行ったわけですけれども、この施策に合致した
事業のうち、
平成23年度に
事業執行可能な
事業として国に要望したものを、今回、
補正予算として計上しております。
その内容でございますけれども、広域的な
幹線道路ネットワーク整備といたしまして、
下北半島縦貫道路の
整備、また
道路の防災、
震災対策では、
防災対策として、
のり面の
落石対策などを実施する箇所としまして5路線5カ所。
落石箇所を
バイパスによりまして回避する箇所を2路線2カ所。
震災対策として、橋梁かけかえを実施するものを2路線2橋、それから
耐震補強を行うものを6路線9橋計上しているところでございます。
以上でございます。
6
◯横浜委員
それは
継続事業で行われている
事業と理解していいのかな。新規というのは、あるんでしょうか。
7
◯倉谷道路課長
今回の
補正では、継続を主体に考えておりますけれども、今年度、実施できるものということで、来年度以降に予定している
事業、いわゆる今回の
補正で新規でやるものがございます。
のり面対策の
落石対策で5カ所計上していますけれども、これがすべて新規となっております。
それから、橋梁の
耐震補強で6橋が新規に着手するということにしています。
以上でございます。
8
◯横浜委員
継続中の
事業については、今回の
予算によって
前倒しで早まるのかなと思うんですけれども、その影響はどういうふうにあるのか、どう考えているのでしょうか。
9
◯倉谷道路課長
継続箇所につきましては、今回の
補正をすることによりまして、
国道102
号二庄内橋の
橋梁耐震補強の
完了予定が来年度だったんですが、今年度、完了できるということになっております。
また、そのほかの箇所につきましても、1年早まるものもございますし、年度は早まりませんけれども、時期が早まると。
事業が促進されまして、
事業の
前倒しにつながることになると考えているところでございます。
10
◯横浜委員
今回の
補正によって、
事業の促進が図られるということで非常に期待をしているところでございます。
今回提案した
事業のうち、
下北管内の
事業箇所、
事業内容、それから進捗について、もし進捗が早まるというようなところがありましたらお聞かせください。
11
◯倉谷道路課長
下北管内の
事業ということで、今回の
補正で計上しましたものは、
国道279号の風間浦村
易国間地内及び
国道338
号むつ市
松山国有林地内の
落石対策として、
のり面の
対策並びに
むつ尻屋崎線東通村
岩屋地区での
落石危険箇所を避ける
バイパス整備がございます。
国道279号の
易国間地内におきましては、これまで
易国間地区で実施してきた
災害防除、いわゆる高いところでの
落石対策ですけれども、これについては、おおむね今年度で終了する予定としておりましたけれども、今回の
補正で、
中間斜面における
浮き石、
転石等の落下を防ぐ
ロープがけ工が実施できると考えております。
また、
国道338
号松山国有林地内につきましては、これは新規で着手するものでございますけれども、
切土のり面の
崩落対策として、
のり枠工を実施するというものでございます。
また、
むつ尻屋崎線の
岩屋地区につきましては、
バイパスの
改良工事でございます。これは、
舗装工事の促進が図られまして、完成時期が
前倒しになると考えております。
いずれも、今回の
補正によりまして
事業の進捗が図られ、完了が
前倒しになると考えているところでございます。
以上でございます。
12
◯横浜委員
下北管内、特に
易国間の崩落に関しては、
平成15年から絶大なる御尽力によりまして、かなり住民に
安心感を与えられる
状況になっていると思いますけれども、ことしをもってほぼ、大きいところは補助の終了という中で、今回の
補正で、ネットがさらにつけられるということは、非常にありがたいなと思っております。
ただ、あそこの現場は、非常に急
傾斜地でありまして、今、一応は、
不安定岩塊を安定させて、その下の
のり枠工等もやっていますけれども、非常に急
傾斜地であるし、それから、かたい岩盤の下はやわらかい地層ということもありますので、今後、継続的に見守っていかなければならない場所だと思いますので、今後も早めに対応する。どっと来てからでは遅い。そうするためには、日々の点検が非常に重要だと思いますので、そういう意味合いから要望をしておきます。
それから、今回の
補正予算案の全般にかかわることですけれども、
事業を計画して、国の考え方に合致したものが採択されるということで、今、本県は非常に財政的に厳しい中で、やはり国の
補正というのは
地域振興に資する
財源になると思います。そういう中で、いかに採択していただけるかということが、かぎになってくると思います。
今回の3次
補正で、
事業として提出した中で、100%じゃないと思うんですけれども、
採択率というんですか、ばくっとでも結構です。どのぐらい採択していただいているのか、わかったらお知らせください。
13
◯倉谷道路課長
道路事業としては、国から示されたメニューといいますか、そういった中で、今年度、実施できる費用ということで、最大限積み増しして国のほうに要望しております。
今回、
補正予算で提案しました後に、実際、内示があったわけですけれども、国からの情報も踏まえまして、今回の
補正予算にはおおむね半分、要望したうちの半分ぐらいを計上させていただいておりまして、内示もおおむねそれに近い形で、今、いただいているところでございます。
以上でございます。
14
◯横浜委員
2分1ということでございますけれども、ここはやはりかぎだと思いますので、多くの
事業が採択される方向で取り組んでいただきたいなということで要望して終わります。
以上です。
15
◯清水委員長
ほかに
質疑はありませんか。──
古村委員。
16
◯古村委員
別に答弁は求めません。
議案になぜ反対するのかという言いわけを申し上げて、御理解をいただきたいと思っています。
補正予算案については、
所得税の増税とか、そういう
増税絡みの
財源があるということで、賛成できかねるということでありますし、そのほか、10号についても、
財源に
核燃税等が入ってくるのではないかということで、これも反対であります。
それから、
指定管理者の件であります。定着はしてきているとは言えるものの、
指定管理者に、例えば
市町村とか、あるいは社協とか、そういう
公共的団体がなるのならいざ知らず、私的な
営利企業が
公共的施設の
指定管理者になるということについては、私はまだ疑問を持っていますので、いずれも
県営住宅の関連に関しては反対であります。特に皆様に恨みつらみがあって反対するわけではありません。
以上を申し上げておきます。
17
◯清水委員長
ほかに
質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
質疑がないようでありますから、これをもって
議案に対する
質疑を終わります。
これより
議案の採決をいたします。
議案第10号中
所管分、
議案第11号、
議案第12号、
議案第24号、
議案第37号から
議案第42号まで、及び
議案第47号中
所管分、以上11件の原案に賛成の方は御起立を願います。
[
賛成者起立]
起立多数であります。
よって、原案は可決されました。
議案第23号及び
議案第27号、以上2件の原案に賛成の方は御起立を願います。
[
賛成者起立]
起立総員であります。
よって、原案は可決されました。
次に、
所管事項について
質疑を行います。
質疑は、
所管外にわたらないようにお願いいたします。
質疑はありませんか。──
成田委員。
18
◯成田委員
七里長浜港の
整備状況についてお伺いいたします。
七里長浜港は、
環日本海、そしてまた、
ロシアアムール川流域を求めて、本州の最北端の
港湾として着工されました。以来、長い年月がたちましたけれど、もうそろそろ完成してもよい
状況になっておりますけど、いまだ完成に至っていないわけでございまして、
津軽地方を拠点とした
貿易関係に大きな支障を来しているわけでございます。
七里長浜港の
整備予算の推移と、
整備の
進捗状況について、まずお伺いいたします。
19
◯奈良港湾空港課長
七里長浜港では、今現在、
南防波堤の延伸の
事業を進めております。これは、
平成29年度を目標にいたしまして、全体延長1,180メートルとする計画で進めておりまして、現在までに1,104メートルの
整備が完了しているところでございます。
これにかかわります直近、過去5年間の
事業費の推移につきましては、
平成19年度が2億円、20年度が3億6,000万円、21年度が1億4,700万円、22年度が1億2,600万円、23年度が9,500万円という
状況で推移をしてございます。
以上でございます。
20
◯成田委員
最近の
七里長浜港に対する
整備の
予算が大きく減額をされておるわけでございまして、今、1億を切ったということで、大変な
状況であろうと思います。あそこはそもそも5,000トンの岸壁として
整備されておりますけど、話によると、砂が港に入ってきて非常に水深が浅くなっていると。こういう
状況で、今年度の
予算額が9,500万ということで、少なくなった原因は何であるのかお聞きします。
21
◯奈良港湾空港課長
予算が少なくなっている一番大きな原因は、国全体としての
公共事業の減少ということももちろんございますけれども、この
港湾の
整備事業におきましては、立地しております
鯵ヶ沢町からも
負担金をいただいて
整備をしてございます。町からは、
事業費の10分の1.25という割合──イコールで8分の1という数字と同じ割合になりますけれども、町から
負担をいただきながら
事業をしてございます。
鯵ヶ沢町におきましては、近年、
財政再建団体となるおそれがあるということで、この
事業に対する
負担金を支払える能力といいますか、枠が、単
年度事業費で見ますと1億6,000万円以下、町の
負担分として2,000万円以下で何とかやってほしいという要請が、町のほうからございます。こういった観点で
事業費を見直さざるを得ない
状況というものもございまして、
先ほど説明をいたしました
南防波堤の
延伸工事につきましても、その前は今年度を完了としてやっていきたいと思っておったわけですけれども、
平成21年度あたりからは、先ほど申しました町の
負担の限度内というところが
事業費に与える
関係もございまして、完了の予定が
平成29年度まで延びているところでございます。
22
◯成田委員
鯵ヶ沢町の財政が非常に厳しい中で、
負担が8分の1ということです。これは、県が当然考えていかなければならない問題でありますし、
七里長浜港は、津軽・白神をかけて、ただ1つしかない港でありまして、広域的な利用がある港でございます。町の財政が厳しいから
負担金を払えないということであれば、私は大きな問題であろうと思っております。
そもそも
七里長浜港整備のきっかけは何であったかを県として考えていかなければならない大きな問題だと思います。既にあの港の完成を目指していろいろな物流を計画されておりますけど、なかなか港ができない。そういう観点から、今、大きな危惧を持っているわけでございますので、これがもし公的に県が財政をアップすると、町の
負担を県が肩がわりして早期に完成するという見通しがあるのかお伺いしたいと思います。
23
◯奈良港湾空港課長
町の
負担についての御指摘でございますけれども、立地している
市町村のほうからも、建設の
事業に対して
負担金をいただいているというのは、
地方財政法におきまして、その区域内の
市町村を利するものについては、その
事業による受益の限度で、
当該市町村に対して、
事業に要する
経費の一部を
負担させることができるということに根拠を置いていただいてきているところでございます。
特に
港湾事業におきましては、
港湾が設置されております地域を中心といたしまして、
産業経済の振興ですとか、
海上交通の
利便性の向上など、経済的な利便を地域に与えるという
事業でございます
関係で、地域的な
受益性が強いということで
市町村からも
負担をいただいているところでございます。
確かに、今、委員がおっしゃいましたように、各
市町村におきましても財政が非常に厳しいことは認識してございます。これは、裏を返しますと、県においても同じような
状況が続いているということもございます
関係で、
事業の推進のためにも、
市町村からの
負担は必要なものだと考えてございます。
また、
市町村の
負担金額につきましては、
市町村のほうと毎年文書で協議を行いまして、同意を得た上で決定しているわけでございますけれども、委員御指摘の県が全部それを
負担してはというところにつきましては、今後、財政当局との協議の中で、それが可能なものなのかどうかを改めて考えていく必要があるのかもしれませんけれども、今のところは、この
七里長浜港に限らず、
港湾につきましては、立地している
市町村からも相応の
負担をいただいているということで、御理解をいただきたいと思います。
24
◯成田委員
この港は、
平成29年度に完成の予定ですか。
25
◯奈良港湾空港課長
平成29年度を予定しております。
26
◯成田委員
29年度というのは、先の長い話であります。今、弘前市を加えての協議会があるわけでございますけれども、今までこういう話は出なかったわけでございまして、今回、こういう問題があれば、協議会で、我々は
関係者として協議していかなければならないと思います。
29年度の完成ということですが、国交省から、非常に使用が少ない、利用者が少ないということで、ややもすれば、これは要らないんじゃないかと、廃港というような、そういう厳しい指摘も受けますので、このままにしておくともっともっと不利な立場に置かれますので、やはり何としても、29年度なんて言っていないで、ここ二、三年のうちに、我々も相当に努力をしながら完成を目指していかなければならないし、何よりも、ここを利用しているいろいろな職業の方々が、
港湾を利用しての地域の雇用の場の確保などを計画されておりますので、早くこの
予算関係からやっていただきたいなと、そういうふうに思っております。
そうすると、今現在、進捗率は何%ぐらいになっておるのでしょうか。
27
◯奈良港湾空港課長
進捗率ということでいきますと、
事業費ベースという形になるわけですけれども、今、
南防波堤というところの
延伸工事をしておりますが、沖に向かって延びて、そこから1回曲がってこう延びている。先端側730メートルの区間がございます。ここの730メートルに対しまして、おおむね87%程度の進捗率になっているところでございます。あともう少しで、計画した部分が完成になるところでございます。
28
◯成田委員
87%、約9割弱の完成ということになっておりますけれども、しかしながら、今現在、
七里長浜港の現状というものは、先ほどもお話ししましたけれども、非常に砂が入って、それを除去できないと。
予算の
関係で。このため、3,000トン級ぐらいの船しか入ってこれないという現状になっておりますけど、それはやはり事実なんですか。
29
◯奈良港湾空港課長
やはり、まだ防波堤が十分延びていないというところもございますけれども、潮流の影響ですとか、海底の砂というのは常に移動しているということでございまして、港の中に砂が入ってきまして埋まっている事実はございます。こういったことで、計画をしております水深──5,000トン岸壁のところにつきましては水深7.5メートルという水深で計画をしているわけでございますけれども、この水深を極力確保できるように、やはり維持しゅんせつというものは、どうしても港の場合は必要になってまいります。この維持しゅんせつにつきましても、毎年度──これは県単
事業、それから生活交付金なども使いながら、極力、水深を確保できるように、どうしてもほぼ毎年のような形にはなりますが、維持しゅんせつには努めているところでございます。
30
◯成田委員
七里長浜港は、やはり日本海特有の、非常に潮の流れによって砂の流動があるわけでございますけど、今、9割近く完成して、まだ砂が入ってきていると。それでは、果たして当初の計画は何であったのか。非常に、私は大きな問題だと思います。
今後は、県として、さらに完全なものにするためには、お金と時間がかかるかもしれませんけれども、砂が入らないようにするために、私は、やはり再工事もやらなければならないんじゃないか、そういうふうに思っておりますけど、県はそういう考えは持っておりますか。
31
◯奈良港湾空港課長
砂による埋塞、漂砂に伴います港の中の埋塞というのは、どうしても
七里長浜港のような砂地に建設された港においては避けて通れない話でございます。しかしながら、今、委員御指摘のとおり、抜本的な対策──過去にも概略の検討をしたことがございますが、どうしても、今、延ばしている防波堤をそのまま延ばすだけでは、また砂を巻き込んでしまうことになりかねない。今、北側に延ばしていっているわけですけれども、もう1本離した沖防波堤といいますか、一文字防波堤といいますか、そういった別な防波堤のような施設がどうしても必要になるであろうと考えてございます。
しかしながら、新たな防波堤をつくろうといたしますと、また膨大な
事業費が必要になります。そのこともございまして、なかなか、それに着手するのは非常に厳しいものがあるだろうと思っております。そういった意味で、今ある施設をできるだけ有効に使うために、毎年の
維持管理費としてしゅんせつを行うことで何とか対処をしていきたいと。今のところの段階としては、新たな防波堤の着手というのはなかなか厳しいものがあるだろうと考えてございます。
32
◯成田委員
膨大な金がかかるということですけども、ただ、このままでいきますと何も利用できないような危機感を持つわけでございますので、やはり新たな考え方を持って、どういうふうに対処していくのか、大いに検討していただきたいと思います。
それと同時に、あそこには野積場があるわけでございまして、岸壁に着いた物は、当然、あそこを利用して、荷物の受け渡しや受け入れをしなければならないわけでございます。私も、いろいろ林業に
関係して、
港湾を利用して海外に輸出するということを経験してまいりました。今、野積場の使用料につきましては、どういうような実態になっておりますでしょうか。
33
◯奈良港湾空港課長
今、委員のお話にございましたように、岸壁があるだけでは機能いたしませんので、背後の野積場というのがございます。まず、
七里長浜港におきまして野積場を利用するための取り扱い貨物が、どれくらいになっているかについて、お答えいたしたいと思います。
取り扱い貨物は、
平成21年で見ますと約7万2,000トン、
平成22年では約7万トン。
平成23年は、10月末の時点でございますけれども、約8万1,000トンということで、経済情勢はかなり厳しい
状況ではございますけれども、堅調な動きをしているのかなと、扱いをしていただいているのかなと考えてございます。
これに伴いまして、背後にございます野積場とか上屋、それらにかかわる使用料がどうしても発生するわけでございます。これが、
維持管理費等の歳入になるわけでございますけれども、
平成22年度──これは歳入
関係のほうは年度で区切ってございますけれども、
平成22年度につきましては、野積場が、利用件数が30件ございまして、使用料が289万円ほど入ってございます。また岸壁につきましては60件の利用がございまして、使用料が23万円ほど入ってございます。また上屋──貨物を一たん仮置きしておく建物でございますけれども、これも3件の利用がございまして、約3万7,000円の使用料が歳入として入ってございます。
今年度につきましては、これも10月末時点での集計でございますけれども、野積場が16件の使用で、約177万円程度。岸壁が50件の使用で、17万4,000円程度。上屋が5件の使用で、4万2,000円程度の歳入が入っている
状況でございます。
このような形で、それなりに使っていただいているのかなと思っておりますが、さらなる利用促進に努めてまいりたいと考えてございます。
34
◯成田委員
7万トンの利用であれば、当然維持できるものではないし、せめて70万トンぐらいになれば、何とか国交省のほうにも言い訳をできるわけでございますので、そこまで利用率を上げるためには、使用料にも大きな問題があるんじゃないかなということです。
今現在、あそこを利用した場合、1日の平米当たりが確か3円弱だと思います。砂とか岩石、砂利なんかの置場であれば、非常に狭いところで済むわけでございまして、物を動かすのも早いので、3円弱払っても、時間的に短いけど、一番やっかいなのが、あそこの利用、8万1,000トン、この大半は、今回は木材だったと思います。今回、関東地域の地震のために、そこに大きな木材が積まれました。気仙沼港など向こうの港が使えなかったために……。あれだけの大きい木材の置場は、大きい面積と長いスペースが必要なんです。木材を運んできて、あそこに置いておく。そしてまた、あそこで虫の検査などをしなければだめだし。
そういうときに、今回、あそこを利用した業者の方々が、非常に大きな
負担をしたと思います。歳入の大半が、その使用料になっているんじゃないかな。前、私もいろいろ
青森港とか利用しましたけれど、「とてもじゃないが
港湾の使用料は、絶対に減額できない」、そういうような一点張りで来たわけでございますけど、今回、あそこを利用した業者に対して、幾らかそういう減免措置なんかはあったんでしょうか。
35
◯奈良港湾空港課長
野積場ですとか岸壁等の使用料でございますけれども、これらにつきましては、受益者の
負担という観点から、施設を利用していただく対価といたしまして、ほかの
港湾の使用料ですとか、そういったものと比較検討をした上で、県の
港湾管理条例というところにおいて定めて、それに従っていただいているところでございます。
そういった中で、やはり
七里長浜港の利用促進を図っていかなければならないということもございまして、今、おっしゃられたように、長い期間、貨物を置く場合においても、あまり利用者の
負担がふえないようにする必要があるだろうということもございまして、減免措置を考えてございました。これにつきましては、前から利用されている方が岸壁を3回以上利用した後ですとか、野積場や上屋を使用する場合等につきまして、一定の条件を満たせば、その使用料を──これは野積場と上屋の使用料になりますけれども、これを2分の1に減免する制度というものを、
平成22年4月1日から創設をいたしましてやってございます。
そういった形で、できるだけ利用金額を抑えたいということで、減免制度を創設してございます。昨年度、22年度に減免した額でいきますと、野積場の使用におきまして、4件で53万4,000円ほどを減免してございます。また上屋につきましても、1件で5,500円ほどの減免をいたしております。今年度、23年度につきましては、10月現在では、まだその利用実績はございませんけれども、今後もこの減免制度があるということを、
七里長浜港を使っていただいている関連の企業ですとか、利用の希望がある新規の企業に対して、積極的に周知を図って、港全体の利用促進につなげていきたいと考えてございます。
36
◯成田委員
大いに利用率を上げるためには、そういう
負担の軽減なんかも──今、巨額な
経費をかけて完成する港が、1回幾らもないような使用料でがたがたしても、やはり
七里長浜港の利用につきましては、大きな難題を抱えているわけでありますので、
七里長浜港の利用を改めて促進するためには、そういう部分も含めて検討していただきたいなと、そういうふうに思っております。それと同時に、
七里長浜港を利用して、今、国内のいろいろな業者が来ておりますけれども、県として
七里長浜港を再生するためには、その背後地を利用して、何かの雇用の場をつくるとか、そういう考えを持っておりますでしょうか。
37
◯奈良港湾空港課長
背後地の利活用ということになりますと、私ども
港湾空港課の所管だけではなかなか対応しきれないところがございます。しかしながら、私たちもやはり
七里長浜港、せっかくある港でございますので、利用促進につなげたいということで、庁内の
関係課で構成いたします
七里長浜港利用促進庁内連絡会議というものを立ち上げてございまして、今年度も一度打ち合わせをしてございますけれども、
港湾の
整備も一通り進んできているので、何とか背後のところに──できるのであれば、港を利用するタイプの企業の新規立地等について、
関係課のほうで働きかけをしていってほしいとか、今、どんな動きをしているとか、そういった情報交換をしながら、私どもも、地元
市町村で構成されております
七里長浜港利用促進協議会、これらと一体となって港のPRをしていきたいなと思ってございます。また、背後地域の全体が開発ということになりますと、なかなかうちの所管だけではいきませんけれども、それも含めて、促進協議会のほうがいろいろな働きかけをしていくことにはしてございます。
以上でございます。
38
◯成田委員
今、課長から非常に力強い答弁をいただいたわけでございます。まずは
港湾でございますので、いろいろな連携は、やはり県土
整備部が音頭を取りながら、
青森県全体の問題でありますので、大いに利用促進を図っていただきたいなということを強く要望します。
それと、特に質問の項目ではないけれども……。あえて答弁はなければ要りませんけれども……。
今回の3.11の地震以来、特に核燃につきましてはいろいろありました。しかしながら、今回の検証委員会の検討事項の中で、避難
道路については、何も触れて、ほとんどないような現状であります。今こそ、避難
道路の必要性──この辺も一般質問等でありましたけれども、やはりあの地震──事故と言うのかわからないけども、避難するためには、何としても
道路であると思います。大間の原発、あれはほとんど
道路という
道路はないわけでございまして、今回も
横浜委員が地元でありますので、非常に苦労しておるようでございますけれども……。それと同時に、東通にしてみても
道路の場合は、国交省の
関係で県がやっているということで立派なトンネルができましたけれども、避難するための
バイパスがまだ完成していないわけでございますので、避難
道路と言えないわけでございます。特に大間につきましては、大畑の何地区ですか、あそこから、大畑から大間まで、ほとんど国有地でありますけれども、あれをトンネル化する必要があるんじゃないかなと。大間は特に行きどまりでありますので、避難できないわけでございますので──船とか何とかに乗って行ってというのは、できるわけないので、とにかくトンネルを掘り、そして一方通行で、全場所から避難するためには
道路が一番であると思っておりますので、20キロのトンネルを──やはり国交省の中でも
道路関連では大変だと思いますけれども、原発の避難
道路として、そういうものを考えながら、
道路の完成をしていかなければならないんじゃないかなと、そういうふうに思っております。
ほかの原発地域を見ても──我々はほとんど見ましたけれども、
道路につきましては、工事の着工前にほとんど完成しておるわけでございますけど、残念ながら
青森県は、完成してもまだ
道路が完成していない現状でありますので、やはり私は県土
整備部の方々が、まず音頭を取って、緊急避難としての
道路は、やっぱり
予算の
関係もありますけれども、今、大きな問題に──これは日本だけではなく世界的にも避難につきましては大きな問題になっていますので、今回
青森県としても、そういうことを考える必要があるんじゃないかなと、そういうふうに思っておりますので、まずは避難
道路であり、津波につきましても、同じであります。風の向きによっては逃げ場がないという現状でありますけど、とにかく、万が一、事故が起きた場合は一方的に大間からむつのほうに──20キロのトンネルの中を一方通行で来た場合、そんなに混雑もしないし、そのためには、やはりトンネルが必要ではないかなと思っておりますけれども……。これは私の発想ですけれども、県がそれについて何かそういう突破口をつくるためには、こういうことも質問しなければと……。なければいいけど、ありましたら。
39
◯倉谷道路課長
委員にお話しいただいたことを十分考えながら、今後の
道路ネットワークとして、どういうふうにあるべきかということも踏まえて、また原発の事故ということも大きな課題となったわけですので、これらも踏まえて、県土
整備部だけではなくて、県全体としてどういうふうに進めていくべきなのかということを検討していく必要があると認識しておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思っております。
以上です。
40
◯成田委員
ありがとうございました。終わります。
41
◯清水委員長
ほかに
質疑はありませんか。──
横浜委員。
42
◯横浜委員
ただいま
成田委員のほうから、下北の
道路事情ということで、3.11を踏まえた中で、県として
道路ネットワークをきちんとしていかなければならない時期にあるという御提言があり、大変ありがたいなと思っております。これからの県政全般の発展にかかわるかぎになるのが、この下北の
道路ネットワークと思っておりますので、私からもよろしくお願いしたいと思います。
今回、
国道279号線の
整備状況について具体的にお聞きいたします。二枚橋
バイパスの進捗ですが、先般のお話ですと、用地買収に手こずっているというお話も伺いましたけれども、その辺の
進捗状況をお尋ねいたします。
43
◯倉谷道路課長
二枚橋の進捗ということでございますけれども、全体延長4.1キロの計画でやっておりまして、そのうち1.5キロメートルを部分供用しております。残りの部分について、今現在、用地取得に努めているところですけれども、全体
事業の中で、
平成23年度末での進捗の見込みということでお話しさせていただければ、工事が
事業費ベースで約53%の進捗となっておりまして、用地については、
事業費ベースで約98%、面積での進捗でいきますと、約90%という
状況になってございます。
44
◯横浜委員
あと1割ということで、その1割が非常に難関だというお話ですけれども、何がネックになっているのかよくわからないんですけれども……。今年度、23年度
予算が5,000万。調査とそれから用地買収ということですけれども、現実に、今、橋脚が4本ですか、完成して、そのうちの2本は鉄筋がむき出し。これは工法上の問題でそうしているんだと思うんですけれども、鉄筋がむき出しになっている
状況で、潮風で真っ赤になってさびている。住民にしてみれば、何でとまっているんだ、それから何であれを放置しているんだということをよく言われるんですけれども……。やはり、防災
関係からいきましても、今の県の指針の中にも、
バイパスの早期完成が非常に大きな力を果たすという考え方もありますので、いち早く、この二枚橋
バイパスの開通に向けて、たった1割の用地買収がネックになっているところでございますので、全力でお取り組みをいただいて、工事の促進を図っていただきたいと要望しておきます。
それから、もう一つ、大曲の交差点なんですけれども、私、県議会議員になりましてから、かなり
青森に出てくる頻度がふえまして、一番感じるのは、やはり
青森から帰っていくときに、下北に入るところの入口で、ちょうど夕方行きますと、必ず渋滞になるんですよ。大湊方面と大畑方面に分かれるところなんですけれども、そこには複車線が多少あるんですけれども、あれをもうちょっと延ばしていただければ、大した
利便性がよくなって、スムーズに流れると思います。以前、これは検討したことがあるのか、それから、どういう考え方を持っているのか。その辺について何とか解消していただきたい。これは地域の声でございます。要望と、今の観点からの質問です。
45
◯倉谷道路課長
交通安全の
事業化ということでございますけど、これは通学路でありますとか、事故多発区間であるかどうかとか、あるいは、今、お話がありました渋滞しているかどうかということも踏まえて、
関係市町村と地元の協力体制も当然必要になってきますので、これらの確認を
市町村としたり、あるいは優先度もどうなのかということも
市町村とお話しさせていただいていたり、あるいは
市町村からの要望──どういう要望、順位なのかということも参考にしながら、
事業化を進めているところでございます。
今般の大曲の交差点につきましては、これまで渋滞の解消をしてほしいという要望でありますとか、大きな事故というものも発生していないことから、実は
事業化の検討はしておりません。
今後については、今、お話をいただきましたので、交通
状況を注視しながら、緊急性、優先度など地元のむつ市と協議して検討してまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
46
◯清水委員長
ほかに。──
古村委員。
47
◯古村委員
私は、時間がなくなってきましたので1点だけ。
融雪
災害対策に備えての河川内の雑木の伐採がどうなっているのかということです。大変恐縮なんですが、我が町内、私の家の後ろの大釈迦川が、県管理であります。この河川内の雑木が大きくなっていますので、そろそろ伐採してもらえないものかと。ここ二、三年は、県のほうで、浪岡側はずっと計画的に伐採しているようで、あえて発言は控えてきたんですが、最近、どうもあまり進んでいないような感じも受けていますので、県民局のほうに話をしようかなとも思ったりもしましたけれども、しがらみなんかができたりして、癒着したりすればだめなんで、あえてこの委員会の場でお願いと、2,000キロに及ぶ県管理の河川、これに対して5,000万とか6,000万というお金よりないというお話も聞いていますので、この大釈迦川に関して計画はないのかお尋ねをして終わります。
48 ◯西村河川砂防課長
県が管理する河川の雑木伐採につきましては、日常の河川巡視による河道内の雑木の繁茂
状況、それから地元からの要望等を考慮し、治水上支障となっていると認められた箇所において実施しているところでございます。
大釈迦川におきましては、
平成17年度及び
平成19年度に浪岡徳才子地内等で雑木伐採を行っております。今年度も、浪岡杉沢地内で約500メートルの区間において実施する予定となってございます。
今後も、治水上の緊急性等を考慮しながら、優先度の高い箇所の雑木伐採を行い、適正な河川管理に努めてまいりたいと思っております。
49
◯古村委員
ありがとうございました。
50
◯清水委員長
ほかに。──森内委員。
51 ◯森内委員
時間がなくなりますので、私も1問で終わります。
10月の委員会で質問いたしましたが、馬淵川についてお伺いをしたいと思います。
9月21日、22日の台風15号、馬淵川では、家屋浸水が約300戸、農地被害が約500ヘクタールの甚大な被害が発生しております。
また、
国道4号線及び青い森鉄道も通行どめ、運休となり、広域にわたる物流に影響を与えました。
近年、馬淵川では、
平成14年、16年、18年、19年と度重なる洪水が発生しております。度重なる洪水被害を考えると、これまで以上に治水
事業の促進が必要であると考えます。
馬淵川は、下流部10キロは国直轄、中流部31.7キロは
青森県、また上流部85.2キロメートルは岩手県が管理していると伺っております。改修は上下流のバランスをとりながら進める必要があり、馬淵川のような2県にまたがる規模の大きい河川は、高度な技術力を持つ国による中下流一体管理の必要性があると考えますが、県の考え方をお伺いいたします。
52 ◯西村河川砂防課長
さきの台風第15号による大雨によりまして、馬淵川の県管理区間では、家屋270戸、農地460ヘクタールの浸水被害があったところでございます。
県といたしましては、現在実施中の土地利用一体型水防災
事業から
予算の重点配分が可能な床上浸水対策特別緊急
事業への格上げを要望しており、早期の治水安全度の向上を図ってまいりたいと考えておるところです。
中下流一体管理についてでございます。馬淵川は、
青森、岩手の2県にまたがり、流域面積は2,050平方キロメートルと、全国の109ある一級河川のうちでは31位でございます。また、流路延長は142キロメートルと、109のうちの21位ということで、規模が大きい河川でございます。それにもかかわらず、国の管理区間というのは10キロ。これは、全国で一番短くなっているという
状況にございます。
こういう
状況でございますので、国の物流の大動脈であります旧東北線、それから
国道4号の大部分が県管理区間になっているということで、委員御指摘のとおり、旧東北線は4日間の運休、それから
国道4号も1日の通行どめということで、広域にわたる物流に大きな影響を与えました。
また、県の管理区間でございますけれども、馬淵川の将来計画として国が策定しております馬淵川水系河川
整備基本方針によりますと、遊水機能を生かした洪水調節施設を県管理区間につくるということが示されてございます。
今後は、河川
整備においては、高度な技術力と財政力が必要になってまいります。国民の安全・安心を確保するとともに、経済の安定を図るためには、経済が盛んな地域はもとより、広域にわたる物流ネットワークが集中している地域や、非常に高度な管理技術を要する区間における河川管理は国の責務であるということで認識してございます。
したがいまして、馬淵川におきましては、国による中下流の一体管理が必要であると考えてございます。
53 ◯森内委員
青森県の管理しているところが中下流ですから、
青森県のほうが、岩手県よりも甚大な被害を受けるということから、やはり政治を巻き込んで国に要望しながら──うちは北先生がおられますので北先生の力を借りながら、国のほうに絶対必要だということを要望していきたいと思います。これは県一体とならないとこれはできないと思います。皆さんのお力添えを賜りながら進めたいと思いますので、よろしくお願いします。
54
◯清水委員長
ほかに
質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
ないようでありますから、これをもって審査を終わります。
次に、お諮りいたします。
当委員会に付託されております特定付託案件について、さらに継続審査とすることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
なお、
委員長報告の作成については本職に御一任願います。
以上をもって
建設委員会を終わります。
○閉 会 午後 0時08分
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