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  1. 青森県議会 2010-12-07
    脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書 開催日: 2010-12-07


    取得元: 青森県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 (可決) 脳脊髄液減少症診断治療確立を求める意見書  脳脊髄液減少症は、交通事故スポーツ外傷等の身体への強い衝撃が原因で、脳脊髄液が漏れ、減少することによって引き起こされ、頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感等、多種多様な症状が複合的に現れるという特徴をもっています。  今年4月、厚生労働省より、本症とわかる前の検査費用保険適用との事務連絡が出されました。これは、本来、検査費用保険適用であるはずのものが、地域によって対応が異なっていたため、それを是正するため出されたものです。これは、患者にとり朗報でした。しかし、本症の治療に有効であるブラッドパッチ療法については、いまだ保険適用されず、高額な医療費負担に、患者及びその家族は、依然として厳しい環境におかれています。  平成19年度から開始された「脳脊髄液減少症診断治療確立に関する研究事業(当初3年間)は、症例数において中間目標100症例達成のため、本年度事業を継続して行い、本年8月に遂に、中間目標数を達成しました。今後は、収集した症例から基礎データをまとめ、診断基準を示すための作業をすみやかに行い、本年度中に診断基準を定めるべきです。そして、来年度には、診療指針ガイドライン)の策定およびブラッドパッチ療法治療法としての確立を図り、早期保険適用とすべきです。また、本症の治療に用いられるブラッドパッチ療法を、学校災害共済、労災、自賠責保険等対象とすべきです。  よって国においては、脳脊髄液減少症診断及び治療確立早期に実現するよう、以下の項目を強く求めます。                   記 1.「脳脊髄液減少症診断治療確立に関する研究事業においては、症例数において中間目標(100症例)が達成されたため、本年度中に脳脊髄液減少症診断基準を定めること。 2.「脳脊髄液減少症診断治療確立に関する研究事業においては、来年度平成23年度)に、ブラッドパッチ治療を含めた診療指針ガイドライン)を策定し、ブラッドパッチ療法自家血膜外注入)を脳脊髄液減少症治療法として確立し、早期保険適用とすること。 3.脳脊髄液減少症治療ブラッドパッチ療法等)を、災害共済給付制度労働者災害補償保険自動車損害賠償責任保険対象に、すみやかに加えること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成22年12月7日                              青 森 県 議 会 (第264回定例会・発議第10号・山内和夫外29名提出) Copyright © Aomori Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...