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  1. 青森県議会 2010-12-07
    平成22年陸奥湾ホタテガイ高水温被害に対する支援強化を求める意見書 開催日: 2010-12-07


    取得元: 青森県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 (可決) 平成22年陸奥湾ホタテガイ高水温被害に対する支援強化を求める意見書  青森県陸奥湾ホタテガイ養殖産業は、生産額が120億円を超え、水産加工を含めた生産額は250億円に上るなど陸奥湾沿岸地域基幹産業となっている。  今夏の記録的な猛暑により、陸奥湾の海水温(水深15メートル層)は、7月下旬から平年より高めとなり、8月、9月には、平年より2℃から3℃高く推移し、本年9月7日には、観測史上過去最高の26.8℃を記録した。また、高水温日数は、ホタテガイの生理・生態に影響を及ぼすとされる23℃以上の日数が54日、過去に観測されたことのない26℃以上の日数も12日を記録した。  これらの異常な高水温により、陸奥湾養殖ホタテガイが大量にへい死しており、本年出荷予定成貝はもとより、来年の産卵母貝となる成貝、来年半成貝として出荷を予定している稚貝の被災は、漁業者をはじめ関連する水産加工業の経営や雇用といった地域経済に甚大な打撃をもたらしている。  さらに、今回の被災による母貝と稚貝の不足は、来年度以降の生産に大きく影響を及ぼし、その回復には数年の期間を要することが想定されている。  よって、国においては、漁業者及び関連水産加工業の経営安定を図るため、生産対策をはじめ、共済金融対策水産加工対策試験研究の推進や地方自治体への支援など、以下の支援策を講じ、陸奥湾ホタテガイ産業早期復興に対して支援を強化するよう求める。 1 母貝を確保する事業に対して支援すること 2 漁業共済金早期支払いとともに、新たな漁業所得補償対策早期適用を図ること 3 持続的なホタテガイ養殖の確立に向けた試験研究を推進すること 4 ホタテガイ加工業原料確保支援する水産加工原料確保緊急対策事業を継続すること 5 被害状況に応じて天災融資法を発動すること 6 ホタテガイ高水温被害対策について県・市町村が要する経費について特別交付税措置を行うこと  以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。 平成22年12月7日                              青 森 県 議 会 (第264回定例会・発議第9号・山内和夫外44名提出) Copyright © Aomori Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...