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  1. 青森県議会 2010-10-06
    遠位型ミオパチーの治療薬早期実現に関する意見書 開催日: 2010-10-06


    取得元: 青森県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 (可決)      遠位型ミオパチー治療薬早期実現に関する意見書  遠位型ミオパチーとは、手足の先の筋肉から徐々に侵されていく進行性筋疾患ミオパチー)である。未だ国から難病指定及び特定疾患への認定は受けていない。  20代~30代で発症し、多くの場合歩行困難から始まり日常生活の介助が必要となる。やがて座位を保つことも困難となりやがて寝たきりになる可能性がある。縁取り空胞型・三好型・眼咽頭遠位型と様々なタイプが存在し、いずれにしてもまだ治療法が無い。日々進行し、際限の無い状況悪化患者は多くの不安を抱きながら生活している。  様々な状況から、縁取り空胞型だけでも本邦に300~400人の患者が存在すると推定されるが、その実態は十分に把握できていない。近年では原因遺伝子が見つかった型もあるが、「遠位型ミオパチー」の中には、全く原因が分からない例もまだまだ多くあるとされている。  しかし、「遠位型ミオパチー」の縁取り空胞型については、日本研究者が世界に先駆けて治療法開発研究を進めている。その研究により大変明るい兆しが見えてきた。これを現実に治療薬とするには、今まで以上に研究を推進することが必要である。さらに、新薬開発および製品化には製薬会社協力が不可欠であるにも拘わらず、希少疾病であるため協力を受けるのは非常に困難である。このような希少疾病治療薬開発は、日本では事実上道が閉ざされているのが現状である。  そこで、遠位型ミオパチー治療薬早期実現のために、  ● 「遠位型ミオパチー」への研究費増額による更なる研究推進  ● 希少疾病に対する新薬開発推進制度の早急な確立  を強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成22年10月6日
                                 青 森 県 議 会 (第263回定例会・発議第8号・山内和夫外40名提出) Copyright © Aomori Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...