青森県議会 2010-10-04
平成22年建設委員会 本文 開催日: 2010-10-04
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ヒットへ(全 0
ヒット) 1 ○開 会 午前11時02分
◯森内委員長
ただいまから
建設委員会を開きます。
慣例により会議の
記録署名委員を指名いたします。
山内委員、
畠山委員にお願いをいたします。
本日の
審査案件は、本会議から付託されました議案7件及び
所管事項であります。
審査の順序は、初めに議案について、次に
所管事項について行います。
それでは、
提出議案について
執行部の説明を求めます。──
竹内県土整備部長。
2
◯竹内県土整備部長
それでは、今
定例会に提出されました諸議案のうち、
県土整備部所管に係るものについて、その概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。
まず、議案第1号「平成22年度青森県
一般会計補正予算(第1号)案」についてでありますが、
一般公共事業費を国の
内定通知等に基づき、70億円余減額いたしましたが、
一般公共事業費の減額による
地域経済と雇用への影響を緩和するため、道路、河川及び街路の県単
公共事業費を30億円計上するなどした結果、
県土整備部関係の
補正予算額は、減額28億4,500万7,000円で、これを
既決予算と合計いたしますと、833億3,140万7,000円となります。
その財源といたしましては、
分担金及び
負担金減額1億2,880万円、
国庫支出金減額39億2,618万6,000円、
財産収入11億2,576万2,000円、繰入金680万円、諸収入1億3,241万円、県債2億8,700万円、
一般財源減額3億4,199万3,000円となっております。
次に、
歳出予算に計上されました主なるものについて、
事業ごとに御説明申し上げます。
道路事業関係のうち、
道路橋梁総務費減額8,400万9,000円は、国からの
内定通知等に基づき、
道路交通情勢調査に要する
経費等を補正したものであります。
道路維持費減額2億6,988万円は、国からの
内定通知に基づき、国道102号などの
道路交通安全施設整備に要する
経費等を補正したほか、県単
公共事業として国道339号などの
道路災害防除事業に要する
経費等を補正したものであります。
道路新設改良費減額22億2,738万7,000円は、国からの
内定通知等に基づき、国道338号などの
道路改良に要する
経費等を補正したほか、県単
公共事業として
関根蒲野沢線などの
道路改良に要する
経費等を補正したものであります。
積寒地域道路事業費減額6億6,826万2,000円は、国からの
内定通知に基づき、国道280号などの
融雪溝の
整備に要する
経費等を補正したものであります。
県道整備事業費13億8,207万2,000円は、県単
公共事業として
青森浪岡線などの
道路交通安全対策に要する
経費等を補正したものであります。
河川、
砂防事業関係のうち、
河川改良費減額8億3,057万1,000円は、国からの
内定通知に基づき、五所川原市十川などの
広域河川改修事業に要する
経費等を補正したほか、県単
公共事業として三戸町熊原川などの
維持工事に要する
経費等を補正したものであります。
砂防費減額4億1,815万円は、国からの
内定通知に基づき、弘前市
石切沢などの
砂防事業に要する
経費等を補正したものであります。
海岸保全費4,765万5,000円は、おいらせ
町横道海岸などの
高潮対策に要する
経費等を補正したほか、県単
公共事業として
深浦町南大間越海岸などの
海岸維持に要する経費を補正したものであります。
港湾事業関係のうち、
港湾管理費10億6,629万4,000円は、八戸港などの
港湾施設の
維持補修工事及び青森県
港湾整備事業特別会計への
繰出金等を補正したものであります。
港湾建設費減額4億7,433万7,000円は、国からの
内定通知に基づき、青森港などの
港湾施設の
整備に要する
経費等を補正したものであります。
港湾保全費2,497万6,000円は、国からの
内定通知に基づき、大湊港海岸の
浸食防止に要する
経費等を補正したものであります。
都市計画事業関係のうち
街路事業費減額5億4,754万2,000円は、国からの
内定通知等に基づき、
青森市内環状線の
整備に要する
経費等を補正したほか、県単
公共事業として八戸市
白銀市川環状線などの
整備に要する経費を補正したものであります。
公園事業費1億5,086万5,000円は、国からの
内定通知に基づき、新青森県
総合運動公園の
整備に要する
経費等を補正したものであります。
下水道事業費減額662万6,000円は、青森県
下水道事業特別会計への
繰出金等を補正したものであります。
建築住宅事業関係のうち
住宅管理費1,139万8,000円は、
県営住宅の
維持管理に要する
経費等を補正したものであります。
以上のほか、
債務負担行為として、1つ、平成22年度国道101
号橋梁補修事業(
鳴門橋)
工事代金、1つ、平成22年度
十川広域基幹河川改修工事代金、1つ、平成22年度
内環状線(
石江工区)
道路改築事業工事代金をそれぞれ設定いたしております。
議案第2号「平成22年度青森県
港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)案」8億3,462万3,000円についてでありますが、これは、八戸港の
八太郎二
号ふ頭コンテナターミナルの
管理運営に要する経費及び起債の償還に要する経費を補正したものであります。
議案第4号「平成22年度青森県
下水道事業特別会計補正予算(第1号)案」339万9,000円についてでありますが、これは、国からの
内定通知に基づき、
岩木川流域下水道事業及び
馬淵川流域下水道事業に要する
経費等を補正したほか、それぞれの
事業に係る
維持管理負担金の精算に要する経費を補正したものであります。
次に、
整備企画課所管の
事業会計補正予算案の概要について御説明申し上げます。
議案第8号「平成22年度青森県
工業用水道事業会計補正予算(第1号)案」についてでありますが、
収益的支出減額108万9,000円は、
消費税及び
地方消費税の経費を補正したものであります。
資本的支出2,287万4,000円は、
八戸工業用水道の上流第一
送水支線改良工事実施のための設計及び測量の
業務委託に要する経費を補正したものであります。
次に、その他の議案について御説明申し上げます。
議案第12号「工事の
請負契約の一部変更の件」についてでありますが、これは、
夏泊公園線地方道路交付金(
道路改築)工事について、
工事内容の変更による
請負代金の変更をするため提案するものであります。
議案第13号「工事の
請負契約の一部変更の件」についてでありますが、これは、
内環状線(
石江工区)
道路改築事業奥羽本線新青森─
青森間こ道橋工事について、
工事内容の変更による
請負代金の変更をするため、提案するものであります。
議案第21号「
県有財産の処分の件」についてでありますが、これは、
危険物取扱施設の用地として八戸港
河原木地区の
県有地を処分するため、提案するものであります。
以上をもちまして、
県土整備部所管に係る
提出議案について、その概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
3
◯森内委員長
ただいま説明のありました議案に対して質疑を行います。
質疑は
議題外にわたらないように願います。
質疑はございませんか。──熊谷副
委員長。
4
◯熊谷委員
私から、議案第1号「平成22年度青森県
一般会計補正予算(第1号)案」について、お伺いをいたします。
先ほど部長から、今回の
補正予算においては、
一般公共事業費を国の
内定通知等に基づき、70億円余減額しているということ。さらに、
一般公共事業費の減額による
地域経済と雇用への影響を緩和するために、道路、河川及び街路の県単
公共事業費を30億円計上したとの報告がございました。
予算説明を見ますと、
県民生活に、より身近な
災害防除や、
交通安全対策などに追加実施しているようであります。
そこで初めに、
道路維持費の
災害防除費についての補正の内容について、お伺いをいたします。
5 ◯三上
道路課長
災害防除費の
補正内容について御説明いたします。
災害防除費は9億3,300万円を計上しておりますが、
道路災害を未然に防ぎ、安全・安心な
道路交通の確保を図るため、国道339
号外ヶ浜町三厩尻神地区の
道路のり面対策のほか、
落石対策など、あわせて35カ所を
整備する予定としております。
6
◯熊谷副
委員長
道路のり面等の工事ということでございました。
次に、同じく
県道整備事業費の
交通安全対策についての補正の内容について、お伺いをいたします。
7 ◯三上
道路課長
道路交通安全対策費は12億6,200万円を計上しておりますが、
住民生活に密着した安全・安心な
道路機能の確保を図るため、
差波新井田線の八戸市大字十日
市地区ほか、あわせて71カ所の
整備を予定しており、
歩行空間確保のための
路肩整備やガードレールなどの設置を行うこととしております。
8
◯熊谷副
委員長
補正計上のうち
道路関係事業の中で大きい
災害防除費と
交通安全対策費の内容について、お伺いをいたしました。
一般公共事業費を70億円余減額せざるを得なかったことに対し、県として、
単独事業を追加対応することは、
県内企業の
受注機会の確保につながることであり、また、現在の雇用・
経済情勢への影響を緩和するものとしても評価できるものであるというふうに思います。また、身近な安全・安心の確保を進めるものでありますので、着実に
事業が実施されることを申し上げて、終わります。
9
◯森内委員長
ほかに質疑はございませんか。──
安藤委員。
10
◯安藤委員
おはようございます。
最初に、議案第1号「平成22年度青森県
一般会計補正予算(第1号)案」について、(1)
積寒地域道路事業費について。流・
融雪溝等の
整備費の
減額内容について、お伺いします。
11 ◯三上
道路課長
流・
融雪溝の
整備は、
積寒地域道路整備事業費により行っておりますが、
当該事業費は6億4,735万6,000円減額となります。これにより、投書は流・
融雪溝、
防雪さくなど、32カ所の
整備を進める予定でありましたが、28カ所に変更するものです。
12
◯安藤委員
今回、補正で
工事対象外となった区間についてですが、既に国の
補助対象となっていたものなのか、お伺いします。
13 ◯三上
道路課長
今回の県単の補正では国の
補助事業も減額になって、
箇所数が減っております。
済みません、もう一回、質問をお願いします。
14
◯安藤委員
今回、減額によって
対象外になった区間があると思うんですが、その
事業については、既に国から
補助対象となっていたものなのかどうか。
15 ◯三上
道路課長
今回の減額となったところは当初、
補助事業として申請していたところですが、今回の減額により、箇所が落ちていますので、ということでよろしいですか。
16
◯安藤委員
わかりました。そうしますと、外された区間については、来年度の予算において着工を計画するものなのかどうか伺います。
17 ◯三上
道路課長
外された箇所につきましては来年度以降、要望をしていく予定にしております。
18
◯安藤委員
弘前市における流・
融雪溝整備について、要望が出されていて、未
整備の箇所はあるかどうか、伺いたいと思います。
19 ◯三上
道路課長
今回、4カ所でいっているわけですが、弘前市についてはございません。
20
◯安藤委員
今回外されたところもあるということですが、地元の
方たちのそれぞれの要望に基づいての声だと思いますので、ぜひ来年度以降、
整備をしていただければというふうに思います。
次の質問ですが、流・
融雪溝の
事業化までの流れについて、お伺いします。
21 ◯三上
道路課長
流・
融雪溝の
整備につきましては、取水や排水が可能な地域であることや、
地元住民の方々が
管理組合を組織して、
電気代などの負担をしていただくことが前提となっております。
これらの条件を満たした場合には、
市町村役場へ要望していただき、県がその後、調査の上、順次、
事業化することとしております。
22
◯安藤委員
管理組合をつくって、
電気代を地元で払うというふうなことも前提だということなんですが、それと同時に、流・
融雪溝ができたときに、それをどう管理するかということも、とても重要なことだと思うんですが、県としては、この流・
融雪溝が
整備されたところについての
活用状況というものを把握されているのでしょうか。
23 ◯三上
道路課長
特に体系立って把握しているわけではございませんが、
パトロールの際とか積雪の状況を見て、うまく運用されているとか、余り運用されていないというのは把握しております。
24
◯安藤委員
特に、県道ですので、
商店街が建ち並ぶ箇所も結構多いわけですが、最近の状況によって、
空き店舗がふえるという状況の中で、せっかく流・
融雪溝があっても、それが活用されない部分も多くなっています。
そうしますと、
排雪溝のところが少し緩んで、でこぼこになるような歩道が数多く、
弘前市内でも見られます。
今のお話によりますと、
パトロールもされているということなんですが、そのように流・
融雪溝を活用できないような歩道について、県としては
パトロールして、事態、状況を把握していると思うんですが、それをどのように対応をしているものなのか。
対策等について、もしお考えがあれば、伺いたいと思います。
25 ◯三上
道路課長
先ほどお話ししたように、流・
融雪溝のあるところについては
管理組合を組織して、地元の方々の労力と
電気代をもって排雪するという協定を結んでいますので、例えば
高齢者とか、店舗がしまっている等で排雪されていないところにつきましても、地元の皆様の、例えば隣の人ですとか、地元の方の協力を得て、排雪をしていただくというのを第一義的に要請しているところです。
26
◯安藤委員
要請しても、なかなか進まないというのが実態であります。それで、そういう箇所で転倒して骨折なんていうふうなことも、まま起きているのが状況です。ぜひそういうところも、実態に見合った指導や対策をさらに講じていただけるように要望したいと思います。
次に、
住宅管理費について、
住宅管理費の
補正内容についてお伺いします。
27
◯楠田建築住宅課長
住宅管理費の
補正内容についてのお尋ねでございます。
本年に入りまして、
県営住宅において、まことに痛ましい
住宅火災が複数発生いたしております。これらの
火災の発生を受けまして、
住宅管理費につきまして、本年1月11日に十和田市の
上平団地で発生しました
火災による屋根、外壁、内装、
照明器具の
焼損箇所の補修。それから、同月14日に青森市の
戸山団地で発生しました
火災による内装、
照明器具の
焼損箇所や
水損箇所の補修。それから、年度が明けますけれども、4月29日に
青森市内の
小柳団地で発生しました
火災による内装の
焼損箇所の補修に要する
経費等について、補正を行うものでございます。
なお、
上平団地、
戸山団地につきましては、
入居者が各1名亡くなっておりまして、
小柳団地につきましては
死傷者はおられませんでした。
28
◯安藤委員
今回の
補正内容の財源について、どうなっているのか伺います。
29
◯楠田建築住宅課長
財源でございますけれども、これは
火災によって被害を受けた
県営住宅の復旧に要する経費の財源でございますが、
社団法人全国公営住宅火災共済機構の
火災共済給付金で、全額が給付されることとなっております。
30
◯安藤委員
そうしますと、
県営住宅の
火災保険というのは、今お話しされた
火災給付金が出される機構にすべて
火災保険は掛けられているということでよろしいでしょうか。具体的に
火災保険の
支払い先についてはどうなっているのか。
31
◯楠田建築住宅課長
青森県の県内の
県営住宅につきましては、一括でこの
社団法人全国公営住宅火災共済機構の
火災共済のほうに加入をしているということでございます。
32
◯安藤委員
わかりました。今回の火災で2名の方が亡くなられたという、とても痛ましい
火災であったわけですが、このような
死傷者が出たようなときに、県として、先ほどの
火災保険などから、
火災保険に限らずですけれども、例えばお
見舞金などについて出されるものなのか、伺いたいと思います。
33
◯楠田建築住宅課長
同共済につきましては、
県営住宅の復旧に要する経費についてのみの給付でございますので、お
見舞金等については支給されるものではございません。
34
◯安藤委員
これからまた冬場に入りまして、
火災がまた心配される季節になるわけですが、
県営住宅として
火災予防、あるいは
避難訓練などについて、日常的にどのような取り組みがされているのか、伺いたいと思います。
35
◯楠田建築住宅課長
県としましては、まず
消防法の規定に基づきまして、
消防用設備を適正に
維持管理しているところでございます。平成十何年ですか、
消防法の改正によりまして、全戸に
住宅火災警報器の設置が義務化されておりますけれども、こちらの設置についても完了しているところでございます。
あわせまして、
県営住宅を管理する
指定管理者におきまして、
防火管理者の資格を有する者を配置させております。こちらによって、消火、通報、それから
避難訓練を行っているところでございます。
36
◯安藤委員
火災がないように、ぜひ今お話しされたような対策がきちんと講じられるように願いたいと思います。
次の質問ですが、議案第2号「平成22年度青森県
港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)案」について、今後の貨物取扱量をどのように見込み、コンテナヤードを
整備することとしたのか、お伺いします。
37 ◯木浪港湾空港課長
お答えします。
八戸港における平成21年のコンテナ貨物取扱量は、20フィートコンテナ換算で、過去最多の4万161本となったところです。
平成22年のコンテナ貨物取扱量は、1月から7月までの合計が2万6,985本となっており、昨年同期間の取扱量である2万3,772本と比べて、14%の増加となっております。
この伸び率をもとに試算した量と、さらに本年5月から6月に行ったコンテナ貨物を利用している主な企業への取扱動向に関するヒアリング結果を加味して、今後のコンテナ貨物取扱量を見込んでおります。
今後の経済動向により左右されますけれども、この状況で推移した場合、既存コンテナヤードにおける取扱可能量を上回ることも想定されることから、同ヤード内のコンテナ蔵置区域の増設や隣接する未舗装区域・埠頭内道路などの有効活用を行うために
整備することとしております。
38
◯安藤委員
利用が高まったというふうなことなわけですが、来年度の本予算を待たず、今回、
補正予算で
整備を進めるということについて、その辺の事情を伺いたいと思います。
39 ◯木浪港湾空港課長
20フィートコンテナ換算で4万161本ということでございまして、今後の動向によりますけれども、4,000本程度増加していくと想定しております。現在、取扱可能量は4万7,000本でございまして、来年、再来年、2年後には可能量を上回ることが想定されるので、直ちにやる必要があるというふうに判断しました。
40
◯安藤委員
次の質問ですが、起債の繰り上げ償還に要する経費の財源について伺います。
41 ◯木浪港湾空港課長
県有財産の処分として、本
定例会に御審議いただいておりますが、八戸港のポートアイランドII期において、JX日鉱日石エネルギー株式会社へ埋立地を売却することによる
財産収入をもとに、特別会計へ繰り入れし、繰り上げ償還の財源としております。
42
◯安藤委員
今回、繰り上げ償還ということですが、繰り上げ償還後の起債額の状況については、どのようになるのでしょうか。
43 ◯木浪港湾空港課長
お答えします。
平成21年度末における港湾特会の起債の未償還元金は約111億円ということでございまして、今回、7億円が繰り上げ償還になりますので、約103億円ということになります。
44
◯安藤委員
さらに103億円という起債が残るということですが、その中でポートアイランドII期工事に係る起債額はどの程度であったのか伺います。
45 ◯木浪港湾空港課長
ポートアイランドは
補助事業で行っておりますので、起債はゼロです。
以上です。
46
◯安藤委員
次に、議案第12号「工事の
請負契約の一部変更の件」について、
夏泊公園線地方道路交付金工事の変更内容について、お伺いします。
47 ◯三上
道路課長
夏泊公園線地方道路交付金(
道路改築)工事は、(仮称)茂浦トンネルの掘削工事及び本体工事を行うものであり、当初の
請負代金額は10億5,603万7,500円で、工期は平成20年12月13日から22年10月31日までとなっております。
今回、掘削箇所の地質が当初想定していたものよりも良好なものであったなどのことから、工事費の縮減が図られ、約900万円の減額が見込まれたものです。
このことから、
請負代金を10億4,709万450円に変更するものです。
48
◯安藤委員
そのような掘削にかかる費用について、事前に調査されていたものかと思うんですが、減額になったものなので、よしとしなければいけないとは思いますが、その辺の事前の調査について、どのような状況だったのか、伺いたいと思います。
49 ◯三上
道路課長
トンネルを掘るとき、当然、事前の地質調査、箇所を決めてボーリング調査やります。その箇所について何カ所やったかというのは手元にございませんが、当然、地質調査をして、設計をして、発注するんですけれども、やはりトンネルというのはどうしても掘ってみないと、全体の地質をつかんでいるわけではないので、掘ってみないとわからないということ、これは全国的に同じように、掘って、実績の地質によって変更するというのが、通常のトンネルの発注になっております。
50
◯安藤委員
次に、議案第13号「工事の
請負契約の一部変更の件」について、
内環状線(
石江工区)
道路改築事業奥羽本線新青森─
青森間こ道橋工事の変更内容について、お伺いします。
51 ◯今都市計画課長
まず、
事業の目的でございますけれども、この
内環状線の
石江工区は、青森市の南西部地域から新青森駅へのアクセス性の向上を図る目的で進めているものでございます。
本工事は、JR奥羽本線の下を通る立体交差部の工事を行うもので、県と東日本旅客鉄道株式会社が協定を結び、進めております。
工事の内容といたしましては、線路下の地盤に鋼製の四角い、大きな四角い管(エレメント)を牽引しながら掘進いたしまして、エレメントの継ぎ手と中詰めコンクリートの充てんによりまして構造体として一体化し、延長約65メートルのトンネルをつくるものであります。
この牽引後、エレメントの中に土砂が残りますので、この土砂を取り除く必要があります。
主な変更内容ですが、当初、このエレメントの土砂を人力によって掘削するということにしておりましたけれども、地盤状況が想定していたものよりも良好であったということから、作業効率のよい機械による掘削が可能となりまして、これによって工事費の縮減が図られ、約12億円の減額が見込まれました。
このことから、
請負代金38億1,000万円を26億571万8,000円に変更するものであります。
52
◯安藤委員
こちらのトンネルのほうも、やはり掘ってみて初めてその地質の状況がわかったということにかかわる変更内容ということですので、理解しました。
次の議案第21号「
県有財産の処分の件」について、JX日鉱日石エネルギー株式会社が、本件土地を購入するに至った経緯について、お伺いします。
53 ◯木浪港湾空港課長
県では、平成19年から、八戸港港湾計画改訂について検討を進めておりましたところ、平成20年12月に、JX日鉱日石エネルギー株式会社の前進である新日本石油株式会社から、LNG輸入基地の八戸港への立地について検討したい旨の意向が示されたことから、LNG輸入基地の概要等のヒアリング等を行いながら港湾計画改訂作業を進め、平成21年12月18日、LNG輸入基地の立地等を位置づけした港湾計画を改訂いたしました。
平成22年1月7日には、新日本石油株式会社において、八戸港へのLNG輸入基地の立地を表明し、同月20日には、同社と県、八戸市の3者において、立地協定を締結したところです。
3月24日には、同社から、本件土地についての払い下げ申請書の提出がなされ、売却面積等についての各種協議、事務手続等を経て、8月11日、JX日鉱日石エネルギー株式会社との土地売買仮契約に至ったものでございます。
54
◯安藤委員
ポートアイランドII期の土地なわけですが、この土地については、そもそも土地を売却するために用意されたポートアイランドII期という性格のものであったのかどうか、確認をさせていただきます。
55 ◯木浪港湾空港課長
今回の青森県ポートアイランドII期については、しゅんせつ土砂を処分するために造成された土地でございます。
56
◯安藤委員
その土地をポートアイランドI期のように分譲地として
整備するという予定が、当初からあったのかどうか、伺いたいと思います。
57 ◯木浪港湾空港課長
当初から、その予定はございませんでした。
58
◯安藤委員
なかったということなわけですが、ポートアイライドI期の分譲地についても、まだ売れ残っていると思うんですが、そのI期のほうの分譲率はどのくらいの状況か、それを伺いたいと思います。
59 ◯木浪港湾空港課長
約37%でございます。
60
◯安藤委員
客観的に見れば、ポートアイランドI期が37%の分譲率ということですので、分譲地ですので、買ってもらいたい土地なわけですので、こちらうのほうに、JX日鉱日石エネルギー株式会社が土地を要しているというのであれば、こちらのほうを買っていただくというのが、筋ではないかと思うんですが、その辺について、そういうふうな交渉はしなかったのかどうか、伺います。
61 ◯木浪港湾空港課長
JX日鉱日石エネルギーが立地する際に、マイナス14メートルの桟橋と11ヘクタールの土地が必要だということでございまして、ポートアイランドI期にはその土地を確保できないということ。それから、そういう桟橋を確保できないということで、II期になったということでございます。
62
◯安藤委員
会社のほうの要望に十分沿った形で進められたというふうな感じを受けます。もし、土地購入できる物件として、ポートアイランドII期を考えるのであれば、私はこのポートアイランドII期を、売れるということを公表して、他社の土地購入希望があるかどうかということをしっかりと調査した上で、複数あれば、入札ということになるわけですから、そういうことをやるのが筋ではなかったかというふうに思うんですが、この件についてはいかがでしょうか。
63 ◯木浪港湾空港課長
今回の土地に関してですけれども、まずJX日鉱日石エネルギー株式会社からの要請を受けて、八戸港港湾計画の改訂において、売却予定地を
危険物取扱施設用地として位置づけたこと。それから、県及び八戸市と、
事業所開設にかかわる基本協定を締結したということから、売却予定としてJX日鉱日石エネルギー株式会社が妥当だというふうに判断したものでございます。
64
◯安藤委員
危険物取扱用地としてということですが、それは、必要としている会社の土地を活用する内容がそういうものなので、結果的にそうしたということであり、あくまでもJX日鉱日石エネルギー株式会社の要請にこたえるという形で動いていったということは、否めないというふうに思います。
そこで、予定価格の算定から処分価格決定までの手続について、お伺いします。
65 ◯木浪港湾空港課長
本件土地の処分価格の決定については、平成22年8月4日にJX日鉱日石エネルギー株式会社からの見積書の提出を受け、その結果、同社の見積価格が県の売却予定価格を上回っていたことから、同社の見積価格を処分価格として決定し、8月11日付で土地売買仮契約を締結したところです。
また、県の売却予定価格については、不動産鑑定評価の評価額をもとに算定しております。
66
◯安藤委員
県の予定価格については不動産鑑定士の調査によって決められたということですが、ポートアイライドI期と比較して、II期の算定の価格というのはI期と比較してどうなのか、伺いたいと思います。
67 ◯木浪港湾空港課長
ポートアイランドI期についても、不動産評価により価格を設定しておりますが、そのときの評価額は約1万8,000円、現在のII期については1万2,000円でございます。
68
◯安藤委員
やはりI期の場合は分譲用につくられているということで、それなりの価値というか、設定価格も、ある程度、高い。それに比べてII期というのが、分譲用でないということもあって、予定価格そのものが低いというふうに見ていいのではないかというふうに思います。
こういうふうな、県が示した予定価格から、それを上回っていたということで、手続に動いていったということですので、この辺についても、方法については問題はなかったかと思いますが、予定価格そのものについても低く見積もられているということも含め、疑義を感じざるを得ません。
それで、ポートアイランドII期における臨港道路及び上水道の
整備主体はどこなのか、お伺いします。
69 ◯木浪港湾空港課長
まず初めに、評価額についてでございますけれども、ポートアイランドI期は1万8,000円ですが、その後、リーマンショックとかで評価が、要するに土地の評価が下がったということで、安く設定したわけではありません。あくまでも不動産鑑定士に公正に評価してもらうということでございます。
それから、ポートアイランドII期における臨港道路及び上水道の
整備主体でございますが、臨港道路は、平成21年11月に改訂された八戸港港湾計画に、港湾における交通の円滑化を図るとともに、港湾と背後地とを結ぶための臨港交通施設として位置づけられた
港湾施設であり、港湾管理者である県が施行するものであります。
なお、
整備に当たっては、計画4車線のうちの当面の交通量に対応できる暫定2車線で
整備することとしております。
次に、上水道の
整備主体についてでございますが、八戸圏域水道企業団と協議したところ、企業団が定めた「八戸圏域水道企業団配水管布設基準要綱」第2条により、企業団が
整備する区域は「企業団の給水区域であること」とされたところです。
当該地区は、その給水区域外であることから、当該地区の開発者として、港湾管理者である県が、みずから施行することとしたものでございます。
70
◯安藤委員
地元の八戸市の水道企業団の給水外の場所であるということは、何を意味するのか。もともと給水については、行われる計画には全くなってなかったということなわけですね。
71 ◯木浪港湾空港課長
ポートアイランドI期も同様ですが、新たに埋め立てした土地ということで、八戸圏域水道企業団では、当初から区域内には設定してなかったということでございます。
72
◯安藤委員
そうしますと、ポートアイランドI期も同じ条件だったということなんでしょうか。
73 ◯木浪港湾空港課長
ポートアイランドI期についても、県が上水道を施行してございます。
74
◯安藤委員
上下水道の
整備と、それから臨港道路の
整備にかかる費用については、どのくらいを要するのでしょうか。
75 ◯木浪港湾空港課長
安藤委員、上下水道といいましたが、上水道だけでございます。
まず、上水道に関しては延長375メートルで、約900万円でございます。それから臨港道路に関しては、今、暫定で、路盤だけの
整備でございまして、延長が667メートルで、工事費が約550万円でございます。
76
◯安藤委員
臨港道路、ちょっとよく聞こえなかったんですが、550万円というふうに聞こえたんですが、よろしいですか。
77
◯森内委員長
もう一度。
78 ◯木浪港湾空港課長
今年度分で、路盤工だけの
整備という、まだ舗装までは
整備しません。工事用のトラックが通るので、舗装までやらない路盤工までの
整備として550万円でございます。
79
◯安藤委員
もし、完了までの
整備予定価格、
整備にかかる費用が、もしわかれば、伺いたいと思うんですが。
80 ◯木浪港湾空港課長
申しわけありませんが、現時点で、まだそこまでの設計、積算をしておりません。
81
◯安藤委員
このポートアイランドI期、II期につきましては、非常に多額な経費がかかるということで、今回もII期について、必要だということで、買い上げという方向になっているわけですが、その問題について、今の質疑の中でも、本当に十分な過程によって、購入に至ったかどうかということについて、予定価格も含めて疑問を感じました。
そして、土砂を掘ってつくられるポートアイランドということにつきましても、その
事業がこれからもずっと続いていくということになるということであれば、県のかかる費用というのは、これからも延々と続くわけで、このポートアイランド
事業というものそのものに対して、しっかりと検証する必要があるのではないかということを申し上げまして、終わります。
82
◯森内委員長
ほかに質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
質疑がないようでありますから、これをもって議案に対する質疑を終わります。
これより、議案の採決をいたします。
議案第1号中所管分、議案第2号、議案第8号及び議案第21号、以上4件の原案を承認することに賛成の方は御起立を願います。
[賛成者起立]
起立多数であります。
よって、原案を承認することに決定をいたしました。
議案第4号、議案第12号及び議案第13号、以上3件の原案を承認することに賛成の方は御起立を願います。
[賛成者起立]
起立総員であります。
よって、原案を承認することに決定をいたしました。
次に、
所管事項について質疑を行います。
質疑は、所管外にわたらないように願います。
質疑はございませんか。──
畠山委員。
83 ◯
畠山委員
それでは、青い森セントラルパーク低炭素型モデルタウン
事業について伺います。
県と青森市は、青森市中心部の青い森セントラルパークにおいて、民間主導による開発を目指す「青い森セントラルパーク低炭素モデルタウン
事業実施方針(案)」を10月1日に公表いたしました。
この実施方針案によれば、「世界に発信するゼロカーボンタウン」「雪と共生する快適な青森発北国モデルタウン」「人と緑と未来にふれあう交流のまち」など、7つの目標を掲げ、街区単位でのエネルギーマネジメントの実証研究など、先進的な取り組みを行うこととしています。
現在、地球規模での環境エネルギー問題は、近年、多発する異常気象、地球温暖化の進行、及び将来予測される化石資源の枯渇などに見られるように深刻化しており、低炭素型社会の実現は喫緊の課題と認識しているところでございます。
そこで、この
事業の実施により、どのような成果を期待しているのか伺います。
84 ◯今都市計画課長
お答えします。
地球規模での深刻な環境・エネルギー問題が顕在化している現在、低炭素社会への向けたまちづくりは世界的な流れとなっております。青い森セントラルパークでは、その流れを先取りいたしまして、民間
事業者の技術とノウハウを最大限に活用し、産学官連携による低炭素型モデルタウンを目指しております。
県といたしましては、このモデルタウンにおいて、再生可能エネルギーを活用した住宅や新しいエネルギーシステムの導入などによりまして、高い環境性を備えた街区を形成いたしまして、「未来型のライフスタイル」を実現したいと考えております。そして、県民にこのよさを体感していただき、県内、国内外に、この「未来型ライフスタイル」を波及させることで、低炭素社会への転換を実現させていきたいと考えております。
あわせて、新エネルギーシステムの先進的な実証研究など、低炭素社会実現へ向けた取り組みによって生まれる新たな需要を、例えば新エネルギーなど、そういった新産業の育成と雇用拡大にもつなげていくことを目指したいと考えております。
85 ◯
畠山委員
はい、ありがとうございました。コンバートEVのそういう
事業の拠点にもなるのではないかな、そういう意味では期待をしています。
この
事業の今後の予定について伺います。
86 ◯今都市計画課長
今後の予定についてですが、去る10月1日に公表いたしました青い森セントラルパーク低炭素型モデルタウン
事業実施方針の案について、これは10月31日までの1カ月間、青森市とともにパブリックコメントを実施し、県民、市民の意見を反映させた上で、11月中旬までに内容を確定し、公表する予定としております。
この実施方針公表後、参画意欲のある民間
事業者などの事前エントリーを経て、来年2月上旬から、開発
事業者の公募を行う予定であります。なお、開発
事業者は共同企業体を想定しております。
その後、2月下旬から審査を行いまして、3月下旬に優先交渉権者を決定する予定です。
来年度は、この優先交渉権者と、開発計画など詳細について交渉を進め、契約等の手続に入る予定としております。
以上でございます。
87 ◯
畠山委員
はい、ありがとうございました。
次に、外来種の巻き貝、コモチカワツボの問題について伺います。
馬淵川河川敷の「水辺の楽校」に大量発生したコモチカワツボは、最近の報道では、問題の発生から2カ月半を経て、その死滅が確認されたということでした。
そこで、このコモチカワツボの問題の経緯と今後の対応について伺います。
88 ◯加藤河川砂防課長
お答えします。
馬淵川河川敷にある「水辺の楽校」は直轄管理区間にあり、青森河川国道事務所が
整備、管理を行っております。
青森河川国道事務所に確認しましたところ、7月中旬に確認された外来種であるコモチカワツボは、繁殖力が強く、生態系への影響が懸念されたため、同事務所では注意喚起看板、立入禁止用ロープの設置、水路の干しあげによる駆除及び生息分布調査を実施してきました。
9月中旬からは、完全駆除のため、ガスバーナーによる強制乾燥を実施しており、9月30日には通水を再開しております。
今後は、モニタリング調査を継続しながら、学識経験者を含めた対策検討会を随時開催し、一般開放に向け、対策を講じていくと聞いております。
89 ◯
畠山委員
県の管轄ではなかったということでしたけれども、ありがとうございました。
最後に、道路の
交通安全対策について伺います。
私は青森には電車で通っているんですが、ときどき車で来るときには県道40号ですか、八甲田のほうに行って、田代平を越えてやってくるんですけれども、田代平を越えたあたりから、センターラインに溝が掘ってありまして、センターラインを踏むと音がするんですね、ゴーという。あれは居眠り防止なのか、ちょっとわからないですけれども、そういう道路はときどきありますね。
それで、聞くところによると、国内に、ゴーという音ではなくて、曲を奏でる音楽道路があるという報道がありました。
その仕組みと、今後の導入に向けた取り組みについて伺います。
90 ◯三上
道路課長
御質問の音楽道路ですが、本県における施工事例はまだございません。
その仕組みですが、舗装路面に刻んだ細かい溝と車のタイヤとの接触により、車両が通過した際に音が出て、音楽を奏でるもののようです。
他県での事例によりますと、速度の出し過ぎや居眠り運転防止につながり、事故が減少した。あるいは、観光面で役に立つという報告もあることから、これら先進県を参考としながら、今後の課題としていきたいと思います。
91 ◯
畠山委員
一定の速度で走ると、それなりに聞こえるということのようで、そういう意味で、
交通安全対策ということで、余り速く走り過ぎても、雑音にしか、恐らくならないんだろうと。「うさぎとかめ」という童謡もありますけれども、これはどこで聞けるかというと、群馬県みどり市の国道122号、ここに行くと鳴っている。それから「夏の思い出」、これは新潟県魚沼市の国道372号、もう一つ、「森のくまさん」、広島県世羅町というんですかね、町道だそうです。こういったぐあいに、ぽつぽつと全国ではあるということで、そういう意味で今、お答えもありました交通安全と、それから観光振興という面でも、十和田湖に向かう道ではそれらしい、十和田湖を想起させるような曲が流れるということも考えられるわけですね。
県内のどこの道路にどういう曲をつけたらいいかという御提案をいただければ、私のほうでまとめて、関係者に提案をしたいと、このように思っています。
以上です。
92
◯森内委員長
ほかに質疑はございませんか。──
安藤委員。
93
◯安藤委員
一点だけ伺います。
きょうの新聞にもトップで報じられていましたが、大和沢ダムについての青森県
公共事業再評価等審議委員会の方針が固まったということですので、どのような方針になったのか。そしてまた、附帯決議がついたということですので、この内容について伺いたいと思います。
94 ◯加藤河川砂防課長
昨日、青森県
公共事業再評価等審議委員会が開催されてございます。その中での意向でございますけれども、大和沢ダムに関しては中止を認める。そして、附帯意見を付して、県に答申するという内容でございました。
95
◯安藤委員
その附帯決議の中身についても御説明いただければと思います。
96 ◯加藤河川砂防課長
昨日の審議の中で出ました議論でございますが、治水安全度を当初、40分の1でやると約束して、今、20分の1に変えるというのは、理解されないというような意見がございましたので、それに関しての附帯意見が付されるかと思っております。
97
◯安藤委員
その附帯決議にあるような、ダムを建設する場合は40年に一度の洪水を想定していたと。今回は、大和沢川の治水については、20年に一度の洪水を見込んでの
整備ということでのそのギャップをきちんと埋めるようにということのように私は受けとめたんですが、その40年に一度と20年に一度の洪水の割合ということは、大きなギャップがあるかと思うんですが、それを、その附帯決議をきちんと受けとめるとした場合は、これまで県が考えていた治水対策を大きく見直さなくてはいけないかと思うんですが、この辺についての考え方について、伺えればと思います。
98 ◯加藤河川砂防課長
今回の審議に基づきまして、その意見書が11月に提出される予定になっております。その意見書の内容を踏まえて、適切に対応してまいりたいと思ってございます。
99
◯森内委員長
ほかに質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
ないようでありますから、これをもって審査を終わります。
次に、お諮りをいたします。
当委員会に付託されております特定付託案件について、さらに継続審査とすることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
なお、
委員長の報告の作成につきましては本職に一任願います。
以上をもって
建設委員会を終わります。
○閉 会 午後 0時08分
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