32
◯安藤委員
その際に、
連帯保証人の
役割と、どういうところまで
滞納に対する
連帯保証人のありようといいますか、そういうのをやはりきちんとお話ししていただきたいなというふうに思っております。
それで、まずその
滞納された方が、みずからが解決するということが一番重要なわけですけれども、その際に、
減免制度があるということもしっかりと知る必要があると思うわけです。私が受けた
事例についても、
減免制度を活用すれば、きっとその
対象になったケースではないかなというふうに思っていますが、そういう
制度を多分知らないで今日まで来たというふうに思われます。
そこで伺いたいんですが、
県営住宅の
家賃の
減免について、
制度の
概要と過去3カ年の
実績をお伺いします。
33
◯楠田建築住宅課長
家賃減免の
制度の
概要と
実績についての御
質問でございますけれども、まず、
県営住宅の
家賃そのものについてでございますが、
県営住宅は
低額所得者のために整備された
住宅でございますので、
家賃は
入居者の
収入に応じて設定しており、基本的に
民間の
住宅に比べてそもそもがまず安くなっているというものでございます。さらに、離職、
病気、
災害等によって
家賃の
支払いが困難な方々への
救済措置としまして、
家賃の
減免制度を設けているところでございます。
家賃減免の具体的な
手続についてでございますが、
青森県
県営住宅家賃等の
減免及び
徴収猶予に関する
要領を定めておりまして、この
要領に基づきまして、
世帯の
収入が
減免対象となる
基準額を下回った場合や年度の途中において
世帯の
収入が
入居者の失業、
病気、
災害等により減少した場合など、
入居者の
収入状況に応じまして、決めております
家賃に対して20%から100%を
減免することができることとしております。
実績につきましては、過去3年分の
家賃減免についてでございますけれども、
減免を受けた
世帯数であらわしますと、まず、
平成19年度が369
世帯、
平成20年度が377
世帯、
平成21年度が440
世帯となっております。
34
◯安藤委員
減免の
対象者も年々ふえているという
状況のようですが、この
減免制度について、
入居者あるいは
滞納者に対して
周知はどのようにされておられるでしょうか。
35
◯楠田建築住宅課長
この
減免制度につきましては、まず、
新規入居者に対しまして
入居時に「
県営住宅入居のしおり」というものを配付しておりまして、その中で、まずそういう
減免制度があると、具体的な
制度の
概要について説明をしております。さらに、
滞納者に対して
納付指導等で
面談等を行いますけれども、そういった
面談や
電話等の
指導の際にそういった
減免制度があるということを説明して、
周知を行っているところでございます。
36
◯安藤委員
そういう過程を経た
状況下でもよくわからないという方もあるのが実態だと思いますので、やはりこの
減免制度についても親切に
制度の
周知を図っていただきたいというふうに思います。そして、
滞納者が減るような
社会状況になるということも必要なわけですけれども、
十分滞納者との
面談といいますか、
状況をよく把握しながら
滞納の解決に図っていただきたいというふうに思っております。
次の
質問に移ります。
大和沢ダムについて伺います。
大和沢ダムは287億円の
事業とされていたものなんですが、それを県としては中止の
方向を打ち出しております。というふうに
理解しているんですが、この
大和沢ダム建設事業の今後の
方向性についてお伺いしたいと思います。
37 ◯加藤河川砂防課長
大和沢ダム建設事業は、岩木川水系大和沢川の洪水調節と、土淵川及び腰巻川への環境用水の補給を
目的として、
平成5年度より実施計画調査中の
事業でございます。
これまでの調査結果から、弘前市街地等の下水道整備が急速に進み、土淵川及び腰巻川の水質が大幅に改善されたことから、両河川への環境用水の補給の
必要性がなくなったと判断し、今年度の
青森県公共
事業再評価等審議委員会に中止の
方向で提案して、御審議いただいているところでございます。
今後とも、大和沢川の治水対策は必要でありますので、河川改修を進め、県内の同規模河川並みの治水安全度を確保することとしてございます。
38
◯安藤委員
青森県公共
事業再評価等審議委員会にその旨を伝えたということなわけですが、その審議内容についてはどのようになっているか。そして、再評価審議委員会での最終的な結論はいつごろ出ることになるんでしょうか。
39 ◯加藤河川砂防課長
再評価委員会が今までに2回行われてございます。第1回目の会議で、県の中止の意向及び
事業の
概要、それから環境等の現状につきましての御説明をさせていただいてございます。第2回目の審議では、詳細審議をする箇所としまして大和沢川が計上されてございまして、次回、現地調査をして審議をすることとなってございます。そして、結論でございますけれども、その答申は今年度11月ごろと聞いてございます。
40
◯安藤委員
この委員会の議事録、1回目の議事録をちょっと読ませていただきましたが、この審議の中で、今、
最初に答弁していただいた
目的の中にちょっと触れられてはいなかったんですけれども、治水の問題についても委員の方から
質問が出されていました。この治水の問題については、ダムの中止でどう
対応していこうと考えているのか伺いたいと思います。
41 ◯加藤河川砂防課長
大和沢川の治水対策についてどう考えているかということでございます。大和沢川では、昭和50年8月20日や昭和52年8月5日の大雨で洪水被害をこうむってございます。このことから、昭和57年度から
平成8年度にかけて、平川合流点から上流2.2キロ区間で河川改修
事業を行っていましたが、
平成9年度以降は休止してございます。
県では、ダム
事業を中止した場合でも大和沢川の治水対策は必要であると考えており、河川改修
事業を復活させ、昭和50年や昭和52年の洪水が起こってもあふれることがないよう河川改修を進め、県内の同規模河川並みの治水安全度を確保することとしてございます。
42
◯安藤委員
そうしますと、河川改修
事業で、ダムをつくらなくても洪水を起こすことはないような対策が講じられるということでよろしいわけですか。
43 ◯加藤河川砂防課長
ダムを中止する方針でございましたけれども、当然、ダムを計画するときに、河川改修とセットで計画してございましたので、河川改修を進めることによって周辺と同規模の河川の治水効果は上げられると考えてございます。
44
◯安藤委員
その前の答弁で復活をするというお話でしたが、
平成9年まで改修工事されていたのを復活するというお話でしたので、ちょっと私の
理解の仕方が間違えていたんでしょうか。要するに、河川改修
事業を一時取りやめていたけれども、ダムを中止することで復活をするというふうな
理解でよろしいですか。
45 ◯加藤河川砂防課長
委員御指摘のとおりでございます。
46
◯安藤委員
川の周辺に住んでいる方たちにとってはやはり洪水の問題が一番心配なことだというふうに思いますが、住民への説明については今後どのようになされていくのか伺います。
47 ◯加藤河川砂防課長
大和沢ダム中止についての地元住民への説明ということでございます。去る5月27、28日の2日間にわたりまして、大和沢川沿線の12町会、約4,000
世帯の方々にお知らせし、住民説明会を開催してございます。2回の住民説明会に参加いただいた方は、町内会長など地域住民を代表する方々を含めて総数で17名でございました。住民の方々からは、今後も突発的な災害はあり得るため、治水対策をしっかりとお願いしたいという要望はありましたが、ダムを中止することに対しての反対意見はありませんでした。
また、5月の説明会に来ていただけなかった方々に、より一層
理解を深めていただくため、来月になりますが、大和沢川沿線の全
世帯にチラシを配付し、御意見や御要望をいただきたいと考えております。
48
◯安藤委員
十分住民の方たちの納得いく説明と、そして意見を十分組み入れていただきたいというふうには思います。
次の
質問ですが、
大和沢ダム建設事業を中止した場合の土淵川の環境改善について、どのようにするのか伺いたいと思います。
49 ◯加藤河川砂防課長
大和沢ダム建設事業を中止した場合の土淵川の環境改善についてお答えします。
地元の方々からは、土淵川の水質が改善されたことは
理解しておりますが、夏場の渇水の時期には土淵川の水量が不足し、水深が浅くなる時期があることから、川らしい流れを望む声がございます。
土淵川では、
平成7年度から
平成17年度にかけて、第1期工事として、人家連檐部の野田橋から徒橋までの1,060メートル区間におきまして、河岸や瀬、ふちなど変化のある自然的な河道を創出し、かつてのように人々に親しんでいただけるような川にするための整備を完成しております。
そして、
平成21年度からは、第2期工事として、上流の土手町を含む中心市街地である徒橋から寺沢川合流点までの1,120メートル区間に着手しており、低低水路の整備を行うなど川の水量感を感じていただけるように、また、低低水路のわきには散策を楽しんでいただけるよう遊歩道を整備するなど、環境改善を図っていくこととしております。
50
◯安藤委員
環境改善の整備について、すぐ周辺に住んでいる方はもしかしてそう言うかもしれないんですが、弘前市民の方たちが、その整備はどういう意味があるのか、余りよく
理解されていないのが実情です。確かに川に親しむということはもちろん有効だなというふうに思いますが、それが水の水量が少なくなることにかかわった工事であるんだということや、それから生物などにいい影響をもたらすというふうなことなど、余り十分な
理解がされていない。こういうふうな工事は本当に必要なんだろうかという思いを持っておられる方もいるんですね。ぜひ、その環境改善というその整備
事業がどういう意味があるのかということをぜひ地元の方たちに
周知していただきたいなというふうに思っています。
それから、弘前市が県に対する重点要望事項の中に
大和沢ダムの建設を求める事項が1つ入っているわけですが、先日も弘前市のその説明会に臨んできたわけですが、弘前市長がおっしゃっていたのは、もし中止をするのであれば、その代替案を明確にしてほしいんだというふうなお話をされていましたが、その代替案というのが、今お話にあった土淵川の環境改善というのもその一つになるのかなというふうに思いますが、弘前市長の言うその代替案ということに対して県はどのようなお考えを持っておられるか伺いたいと思います。
51 ◯加藤河川砂防課長
まず、弘前市が重点要望していることに関しての件はどのように
対応するのかでございますけれども、弘前市には、土淵川や腰巻川の水質が改善され、両川への環境用水を補給する
必要性がなくなったと判断し、
大和沢ダム建設の中止の方針を
青森県公共
事業再評価等審議委員会に諮っていることをお伝えしてございます。
そして、ダムを中止した場合でも、土淵川の徒橋から寺沢川合流点までの区間については、低低水路や遊歩道を整備して環境改善を図っていくなどして説明し、
理解を求めていくこととしてございます。
そして、低低水路と申し上げますのは、水量は減少するんではなくて、要するに従来と同じ水量でございます。ですが、広い川幅で水が流れますと薄い水になる、それから流速も落ちます。ということで、水が滞留することによっていろんな環境に対する悪さをするということでございますので、その水を、真ん中のほうに、1つ断面をつくりまして、そちらを流すことによって水量感は出ますし、それなりの流速、それから、水が少ないときにでもそこの水路できれいに流れるという
状況ができますので、そういうものをまずやりまして、
状況を見ながら、その環境の変化の
状況等ですけれども、昔のようにユスリカが発生するとか、そういうことも含めて今後も見ていくということで、その後、課題があれば再度検討するということにしてございます。
52
◯安藤委員
ぜひ、その低低水路という手法で改善していくというお話があるわけですので、弘前市側とも十分意見交換をしながら納得のいく形で
事業を進めていっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
3点目の
質問に移ります。
洪水ハザードマップについてです。今、全国で、異常気象と言われる中で、川のはんらんなど大きな災害が発生しておりますが、
青森県内においてのハザードマップの県内の作成
状況について、どのようになっているのか伺いたいと思います。
53 ◯加藤河川砂防課長
洪水ハザードマップの県内の作成
状況でございます。
平成17年度の水防法改正により、国及び県は、洪水により相当な損害を生ずるおそれのあるものとして指定した河川について、浸水想定区域図を作成し、区域を指定することとなっております。また、市町村は、浸水想定区域の指定があったとき、伝達
方法、避難場所などを定め、洪水ハザードマップ等により住民へ
周知することとなってございます。
洪水ハザードマップ作成の必要な市町村は、弘前市など県内30市町村あります。
平成22年7月現在、29市町村が作成・公表済みとなってございます。残る
青森市──1市でございますけれども──につきましては、浸水想定区域図の作成が
平成21年度に完成したことから、今年度に公表する予定と聞いてございます。
54
◯安藤委員
青森県の中で一番の大きな都市である
青森市が21年度に完成したというのは、何か取り組みが少しおくれているのではないかなと思うんですが、30市町村が
対象になっているうち、
青森市だけがおくれていたというのは、それはどんなふうに見ておられるんでしょうか。
55 ◯加藤河川砂防課長
青森市はなぜ今になったのかということでございますけれども、洪水ハザードマップは、県が作成する浸水想定区域図をもとに市町村が作成することとなってございます。
青森市が関係する沖館川など8河川の浸水想定区域図の作成・公表が完了したのが、今申し上げましたように
平成21年度でございます。今年度には公表できると聞いてございます。
その浸水想定区域の公表時期でございますけれども、
平成19年度以前には、重要というんですか、市街地を流れます堤川、駒込川、新城川を浸水想定区域は設定してございます。21年度になりまして、浪岡川、それから天田内川、それから沖館川、それから西滝川、野内川の浸水想定区域を指定してございますので、そういうものがまとまった段階での
青森市がハザードマップを作成するという流れでございます。
56
◯安藤委員
住民側からすれば、ほかのところは同じような
状況のもとでも既に終わっているのに、
青森だけがおくれているというのはちょっと疑問に感じたわけですけれども、とにかくハザードマップをきちんと住民の方に
周知徹底して、日ごろの心の準備というか、そういうものもきちんと図れるように各市町村に
指導していただきたいというふうに思います。
そして、避難場所設置がこのハザードマップには盛り込まれておりますが、この避難場所設置の基本的な考え方について伺いたいと思います。
57 ◯加藤河川砂防課長
国土交通省の「洪水ハザードマップ作成の手引き」というものが、こういうものでございますが、ございます。これによりますと、避難場所は、浸水範囲外に存在する建物のほかに、浸水深が50センチメートル以下であれば1階建て以上の堅牢な建物、浸水深が2メートル程度であっても、2階建て以上の堅牢な建物であれば避難場所として適用可能とされています。
ただし、避難場所が孤立する場合も想定して、救難・救護について検討しておく必要があるとされてございます。
また、避難のための十分な時間を確保できない場合は、計画された避難場所に避難することは必ずしも適切ではなく、自宅の2階や近隣の安全な建物への避難などについて記載することが重要であるとされてございます。
58
◯安藤委員
私も弘前市のハザードマップを見せていただいたんですが、岩木川の岩賀地域というところが洪水指定地域になって、浸水想定地域になっていて、避難場所がない地域なんですね。それで、今答弁にあったように、ここの岩賀地域は、避難場所がかなり遠い時敏小学校というところになっていますので、お年寄りであれば、そこまで歩いて例えば行くとしたらかなりの時間がかかる。自動車でもちょっと時間がかかるという離れた場所にありますので、避難する時間も、避難できないようなそういう
状況の場合はどうするのかということが非常に重要だと思うんですが、そういう地元の方たちがそういう認識をきちんと持っているか。早い避難誘導であればここに避難するのだけれども、最近のようなかなり強い大雨が降ったりしたようなときに、避難場所に行くよりも、違う
方法で安全な場所に逃げるというふうなことも必要なんだというふうな、そういう住民に対する懇切丁寧な
指導というのがなされているのか、そういうふうに思うんですが、その辺についていかがでしょうか。
59 ◯加藤河川砂防課長
まず、
事例に出されました岩賀地区でございますけれども、弘前市洪水ハザードマップ、今御指摘のこれでございますけれども、これによりますと、弘前市岩賀地区は、岩木川の堤防が洪水により破堤した場合、2メートルから5メートルの浸水深、水のかぶる深さでございますけれども、浸水深になると想定されます。
岩賀地区の避難場所は、今御指摘のように時敏小学校となっております。避難場所は約3キロメートルと離れているため、やはり委員御指摘のとおり、早目の避難が大事なことだと思ってございます。時間がない場合は2階や高台へ避難することが記載されてございます。
そして、今の2階等につきましても、この弘前市のハザードマップの中に記載がございまして、こういうページがございます。これにございまして、避難のための十分な時間を確保できない場合や避難場所への移動が危険と感じられた場合には、近くの高台や建物の2階以上などの安全な場所に避難しましょうということで市としては住民の方々にお知らせしているところでございます。
60
◯安藤委員
その辺の、これを配付すれば済むという問題ではないので、懇切丁寧な
指導をひとつやっていただきたい、それを市に
指導していただきたいということと、あわせて、住民の方からこういう御意見寄せられています。そういうふうな場所については、例えば3階建てぐらいの頑丈な、逃げられるような建物をあらかじめつくっておくというのも一つの
方法ではないかというふうな御意見いただいているんですが、そういうことについてはどんなように受けとめられるでしょうか。
61 ◯加藤河川砂防課長
委員が今御指摘になりましたような高い建物というものについての政策、国の政策とか県の施策としては、まだない
状況でございます。委員の意見も参考としながら、今後、防災危機管理については十分検討してまいりたいと思います。
62
◯安藤委員
ぜひ検討していただきたいと思います。
それからもう一つ、この岩賀地域にはキヤノンなどを含めた工業団地も一帯含まれているんですね。そこにはかなり多くの労働者がそこで働いているわけで、建物自体は頑丈なものだと思いますが、避難誘導といってもかなり大変なことだなと思いますが、こうした大きな
企業に対しては、このハザードマップに関する日ごろの訓練とか
指導とかいうのはどのようになっているか、伺いたいと思います。
63 ◯加藤河川砂防課長
岩賀地区は御指摘のように工業団地でございますが、工場では、まず第1に早期避難ということで、安全な自宅等に帰るということになります。時間がない場合は
会社の2階への避難が考えられると。それにつきましては、先ほどお示ししましたこのハザードマップの内容のとおりでございまして、こういう
方向で
企業のほうでも検討していただければと思いますし、同様なこういうマップは行っていると思いますので、そういう御
理解でよろしくお願いいたします。
64
◯安藤委員
実際に瞬時に
対応が迫られるような大変な
事態が起きたときには、例えばこの工業団地などは多くの労働者が、駐車場までも結構ある、離れているんですよね。広い駐車場があちこちあるわけですが、自宅に帰るという、そういう行動にも、もしも洪水が発生するような
事態になったときには十分さまざまな点を考慮しなくちゃいけないと思いますので、ぜひ、最近の異常気象ということも含めて安全対策を各自治体が講じることを県としても
指導していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
あともう一点、最後の
質問に移ります。
主要地方道、弘前環状線弘前市撫牛子4丁目交差点から田舎館方面への交通安全対策について伺います。当該箇所の道路拡幅と歩道整備の見通しについて伺います。
実はここの点について、住民の方から切実な要望が出されております。現状について、このように書かれています。
近年、自動車の激増によって、道路を歩くことは危険きわまりない
状況に陥っている。県道である本道路においても例外でない。特に朝の出勤・登校時間帯は渋滞が著しく、常盤や川部、豊蒔方面から弘前市内に入ってくる車で渋滞し、平川にかかる豊平橋のほうまでのろのろ運転の状態となっている。しかも本道路には定期バス運行道路にもかかわらず歩道がなく、幅員も約5.5メートルそこそこ、また、道路は直線でなく、カーブがかっているため見通しが悪く、高齢者は道路を横切って向かいの家に行くことも容易ではない現状にある。早くこのことを解消してもらいたいと念願している。特に冬場になると、ひどいときは道がU字型となり、滑って歩けなくなってしまうという、こういう深刻な
状況だと訴えられています。
そういう
状況ですので、早い道路拡幅と歩道整備が必要だと思いますが、その見通しについて伺いたいと思います。
65 ◯三上道路課長
道路の拡幅や歩道整備に際しましては、交通量、それから歩行者の利用
状況、地元の協力体制などを勘案しまして、優先度の高いものから整備を進めているところです。
この箇所の整備につきましては、まず地域の方々の御協力が必要不可欠なことから、地元弘前市とともに
状況把握を行いまして、地元の協力体制も含めた整備の可能性について検討してまいりたいと考えております。
66
◯安藤委員
弘前市とも協力しながら
状況把握ということですけれども、ぜひ一日も早くそれが実現できるように、地元の方の協力も仰いで、道路の拡幅が実現できるように力を入れていただきたいというふうに思います。
一応県の認識としては、優先的にここはもう整備が必要だという認識ではあるということでよろしいでしょうか。その確認をさせていただきます。
67 ◯三上道路課長
優先度って、地域の、弘前市からの、市内でもいろんなところを抱えていますので、弘前市からの要望を受けたものを優先順位と考えておりますので、残念ながらここはまだ弘前市の要望は上がっていませんので、県として、まだ優先度は高くないというふうにとらえていますが、その辺、弘前市と協議しながら、本当のところを聞いて、地域の協力体制等も含めてもう一度弘前市と確認をとって、その優先度について再検討したいというふうに考えています。
68
◯安藤委員
地元の方たちの切実な要望ですので、弘前市に対しても声をこれからもっと上げていただくようにもお話ししたいと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
そして、この道路の件なんですが、当面の対策として、地元の方の要望なんですが、用水路がちょうど道路に走っているんです。その用水路に冬場だけ、冬場だけということないんです、冬場に雪を捨てさせてもらえると、狭い道路に両端雪がかなりたまる状態なので、そこに捨てさせてもらいたいという要望も出されています。そこで、当面の対策として冬期間の既存側溝への排雪について伺いたいと思います。
69 ◯三上道路課長
この地区に隣接する路線に、既存側溝に融雪溝のふたがつけられておるようですが、このふたにつきましては、融雪溝として整備されたものではないという事情があります。現状で委員おっしゃるところの側溝に雪を捨てた場合には、用水路として使用されているところもありますので、そこに雪が詰まって水があふれることも予想されますので、冬期間の水量ですとか下流の
状況、その辺を調査しまして、投雪が可能かどうか検討してまいりたいと考えております。
70
◯安藤委員
聞いた話によりますと、そこにつながる、今お話にあったように、県道沿いで、既に雪を捨てるような取り組みがされていまして、そこではうまくいっているというお話ですし、それから、今要望を出されているところについても、冬場、幾分水がたまっているような
状況で、これを
有効活用させてもらえればというふうなことですので、ことしの冬よく調査してということですので、十分住民の方の御意向も聞いていただきながら調査を進めて、でき得るならば住民の方の要望に沿っていただければと思いますので、よろしくお願いします。
以上で終わります。
71
◯森内委員長
ほかに
質疑はございませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
ないようでありますから、これをもって審査を終わります。
以上をもって
建設委員会を終わります。
○閉 会 午後 0時00分
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