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  1. 青森県議会 2010-03-19
    平成22年建設委員会 本文 開催日: 2010-03-19


    取得元: 青森県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1 ○開 会  午前11時6分 ◯相川委員長  ただいまから建設委員会を開きます。  慣例により会議録記録署名委員を指名いたします。阿部委員山田委員お願いいたします。  本日の審査案件は、本会議から付託された議案4件及び所管事項であります。  審査の順序は、初めに議案について、次に所管事項について行います。  それでは、提出議案について、執行部説明を求めます。―山下県土整備部長。 2 ◯山下県土整備部長  今定例会に提出をされました諸議案のうち、県土整備部所管に係るものについて、既に御議決を賜りました議案及び予算特別委員会に付託されております予算案5件以外の議案につきまして、その概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。  9ページの後半からご説明を申し上げます。  議案第28号「青森県二級建築士及び木造建築士免許手数料等徴収等に関する条例の一部を改正する条例案」についてでありますが、これは、二級建築士免許証または木造建築士免許証交付手数料徴収し、二級建築士または木造建築士免許手数料の額を改め、並びに指定登録機関に二級建築士及び木造建築士登録実施に関する事務を行わせた場合の免許手数料納入等について定めるため提案するものであります。  議案第52号「青森道路公社が行う有料県道新設に係る変更について同意するの件」についてでありますが、これは、青森道路公社が行う有料県道新設に係る料金障害者特別割引措置及び徴収期間変更について同意するため提案するものであります。  議案第53号及び議案第54号「青森道路公社が行う県道改築及び料金徴収に係る変更について同意するの件」についてでありますが、これは、青森道路公社が行う県道改築及び料金徴収に係る料金障害者特別割引措置変更について同意するため提案するものであります。  以上をもちまして県土整備部所管に係る提出議案について、その概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 3 ◯相川委員長  ただいま説明のありました議案に対して質疑を行います。  質疑議題外にわたらないように願います。
     質疑ありませんか。―小桧山委員長。 4 ◯小桧山委員  議案第28号「青森県二級建築士及び木造建築士免許手数料等徴収等に関する条例の一部を改正する条例案」についてでありますが、ただいま部長のほうから説明ありましたように、今回の条例改正建築士法改正に伴う改正であるという説明なんですが、先日も、朝日新聞の3月9日の記事なんですけれども、構造計算書偽装に関する調査の記事が出ておりました。住宅建築物の安全は国民の生命財産を守る上で最も基本的なものであり、そのためにもその設計に携わる建築士業務適正化が図られることは消費者保護の観点からも非常に重要なことだと考えております。  ところで、今回の条例改正内容を見てみますと、免許証発行について、値上げされることとなっておりますが、その手数料改正趣旨について伺いたいと思います。 5 ◯舘山建築住宅課長  条例改正の背景と趣旨についてお答えいたしたいと思います。  今回の条例改正は、平成18年12月に公布された改正建築士法などの施行を受けて必要な改正を行うものです。具体的には、平成17年に発生した構造計算書偽装問題において指摘された建築士側の問題に対応するものであり、その内容は、建築士の資質、能力の向上を図るため、建築士事務所に所属する建築士に対する定期講習の受講の義務づけ、建築士試験受験資格の見直し、高度な専門能力を有する建築士による構造設計及び設備設計適正化を図るため、一定規模以上の建築物等について、新しく設けられた資格である構造一級建築士、設備一級建築士による法適合チェックの義務づけ、建築士業務内容責任を明確にするため、設計工事監理業務適正化消費者への情報開示として、建築主への監理建築士等による重要事項説明及び書類交付の義務づけ、建築士名簿の閲覧、建築主等への免許証の提示の義務づけなどです。  県では、この建築士法等改正を受け、建築士が携帯しやすく、建築主等へ提示しやすいよう、二級及び木造建築士免許証カード型のものに切りかえるとともに、発行手数料を見直すこととしたところであり、そのために必要な条例改正を行うものです。 6 ◯小桧山委員  私、昨年度、本年度もそうですけれども、オーストラリアとシンガポールに行きました。ここは姉歯さんオーケーよ、と添乗員の方が言いました。どういうことかなといいますと、全く地震がないということなんだそうです。ところが、日本地震大国であります。こういう地震大国の中にあって、やはりこの構造計算偽装とかそういうことがあれば、もう直でハイチのような結果になるわけでございますので、この件につきましてもしっかりやっていただくという趣旨だと思いますので、今後ともまたよろしくお願いをという要望を申し上げまして、部長さん、大変長い間御苦労さんでございました……(「委員長、すみません、答え少し漏らしておりましたので、補足させていただいていいですか。」と呼ぶ者あり) 7 ◯舘山建築住宅課長  手数料説明するのを忘れておりましたので、すみません。  今回の建築士法改正は、先ほど述べましたように、構造計算書偽装問題を受けてのものですが、その中で、建築士能力職業倫理が低下し、建築士が故意に構造計算書偽装を行ったという指摘がなされていることから、建築士業務適正化のため、管理建築士等による重要事項説明が導入され、この説明の際、建築主等に対し、建築士免許証を提示することが義務づけられたところです。  このため、県では、免許証を現行のA4判の免状型のものから、建築士業務実施するに当たり携帯、提示しやすいカード型の免許証変更することとし、それに伴う免許証発行手数料を1万8,000円から1万9,200円に見直すとともに、建築士業務内容責任を明確にするという建築士法改正趣旨を踏まえ、書きかえ交付及び再交付手数料についても5,900円とし、本人に負担を求めることとしたところです。  カード型の免許証というのは、今カードというのは皆さん、一般に流布されておりますのでわかるかと思うんですが、こういうもので、今明示しているのが二級建築士建築花子さんの免許証、それから、下のほうに茶色の色がついているのが木造建築士建築太郎さんの免許証のモデルです。このようなものを発行するということでございます。  なお、国においては、一級建築士免許証書きかえ交付及び再交付について、既に同額手数料徴収しており、また、先に条例改正している都道府県においても、二級建築士及び木造建築士免許証書きかえ交付及び再交付に要する手数料として同額徴収することとしているところです。 8 ◯小桧山委員  それでは、今度は仕事する前にもうこういう者ですときちっと資格のありなしを明示するということで、やっぱり提示されたほうは安心・安全ということで、お仕事も安心して任せることができるんじゃないかなということで、これもまた大きな進歩かなというように思っていますので、まず今後ともひとつこういうことに対しましてはしっかり対応するようにお願いしたいと思います。 9 ◯相川委員長  ほかに質疑はありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり]  質疑がないようでありますから、これをもって議案に対する質疑を終わります。  これより議案の採決を行います。  議案第28号及び議案第52号から議案第54号まで、以上4件の原案を承認することに賛成の方は御起立を願います。  [賛成者起立]  起立総員であります。  よって、原案を承認することに決定いたしました。  次に、所管事項について質疑を行います。  質疑所管外にわたらないように願います。  質疑ありませんか。―清水委員。 10 ◯清水委員  都市計画道路3・5・1号沼館三日町線整備計画について、これは拡幅及び新設でありますが、2月19日のデーリー東北さんに、あとは東奥日報さんにも書いておりましたが、本八戸駅前都市計画道路、74年経て事業着手青森県と八戸市は2010年度、本八戸通地区整備に着手する。市は18日発表した10年度一般会計当初予算案に、構想の中核を担う県事業都市計画道路3・5・1号沼館三日町線整備に向け負担金450万円を計上したほか、現道の整備事業費751万円を盛った。県も10年度当初予算案沼館三日町線整備事業費を盛り込む見通し。さらには、都市計画道路最初に決定された1936年から74年を経て本八戸通地区まちづくりがようやく動き出すということで大きな記事になっております。これも、74年間八戸の顔であった場所でありますが、なかなかこれに着手できなかったことに、今までは、何でならないのかなという感じを、疑問も持ってまいりましたが、皆さんのおかげで事業に着手するということで大変喜んでおります。  そこでお尋ねしたいんですが、今後のタイムスケジュールというんですか、簡単に教えていただければありがたいと思っております。 11 ◯今都市計画課長  都市計画道路3・5・1号沼館三日町線新規着工を予定している区間は、本八戸駅前から三日町に至る延長約680メートルでございます。  この区間は、車道幅員が狭く、歩道も一部未整備でありますが、八戸市からは平成20年度(後刻「平成12年度」と訂正)より毎年継続して重点事業として要望が出されていたということでございます。また、平成20年11月に、本八戸通まちづくり促進協議会、この組織から、駅前通りを沿道街区と一体となった歩行者優先道路とするために、当該区間早期着工要望がございました。  今般、八戸市と協議会一体となって商店街等の再生に取り組むということになったものですから、県といたしましても、渋滞対策並びに交通安全対策とあわせまして、本八戸駅前地域再生を支援するために、来年度の当初予算案に所要の経費3,000万円を計上いたしまして御審議をいただいているところでございます。  なお、全体事業費は約32億円でございまして、平成29年度の完成を目標としております。  答弁訂正をいたします。八戸からの要望につきましては、平成12年度から継続して受けております。 12 ◯清水委員  小林市長談話も書いてありますけれども、何度も都市計画決定されたが、なかなか事業化されなかった。市としては、まちづくり構想を考え、最重点事業として県に要望していただけに大変ありがたいというコメントが載っております。さらにまた、あそこには促進協議会という会をつくりまして、稲田会長さんという方の談話ですが、70年越しの悲願がついに動き出し、感無量の思いだ。地元としても千載一遇のチャンスとしてとらえ、まちづくり合意形成に全力を注ぎたいというコメントが載っております。ですから、今後やっぱり市との連携を密にしていかないとなかなか、ただ道路を、県道をつくればいいというような感じではなくて、かなり綿密な市との連携がなければこの事業は成就しないなという感じがいたしておりますが、その辺についてのコメントありましたらひとつお願いします。 13 ◯今都市計画課長  委員指摘のとおり、この事業につきましては、街路をただ通せばいいという事業でございませんで、まちづくり一体となって進めていく必要がございます。そこで、我々県ももちろんでございますけれども、八戸市、それから地元関係者、それと大学等、協力を得ながら一体となって進めていくということに、八戸市といろいろ協議しながらそういうことでまとまっておりますので、関係者すべてがかかわる形で進めていきたいと考えております。 14 ◯清水委員  いい答弁をいただきまして、まことにありがとうございました。どうか八戸の新たな顔をつくるつもりでぜひ市と連携してこの事業に取り組んでいただきたいことを要望して、次に移ります。  何回も3回も取り上げて大変恐縮なんですが、例の圏域水道企業団断水事故についてお伺いしますが、もう1年何カ月たちましたか、断水事故があってからですね。1年4カ月目になりますか。4カ月ですか。になりますが、その後どういう経過が出てきているのか、その辺をお知らせいただきたいと思います。 15 ◯阿部河川砂防課長  八戸圏域水道企業団漏水事故につきましては、企業団は、まず法的な事項について整理をしたいとの意向であったことから、県と企業団との間で昨年4月より、専門家の意見も聞きながら検討を行ったものです。  数度の協議を経ても双方が法的見解について一致点を見出すことは難しい状況にあったことから、県は、事態の早期かつ実質的な解決を図るため、企業団に対して、請負業者を含めた三者による協議実施を提案していたものですが、昨年12月末にこの点について合意を見たものです。  本年1月以降、請負業者も交えた三者による話し合いを3回開催し、三者がそれぞれの立場を尊重しながらも、実質的な解決に向けて真摯に検討を進めているところです。  具体的な内容につきましてはまだお話しできる段階にございませんが、県といたしましては、企業団及び請負業者意向を確認しながら、早期解決が図られるよう努めてまいります。 16 ◯清水委員  ありがとうございます。  当初は、これを取り上げたときは、県のほうは、これはもう贈与したもの、市のほうに、水道企業団のほうに贈与したものだから県は関係ないと、そういうけんもほろろな答弁をいただいていたんですが、今、阿部課長からお話があったとおり、三者協議を3回実施して今煮詰めているというふうな御答弁を聞きましてちょっと安心しておりますが、これは部長さんの置き土産になるのかなと思っておりましたが、期待をいたしておりますので。時間は、タイムリミットとして3月いっぱいに何とか解決のめどがつけば私は大変、また、企業団のほうもほっとするんじゃないかなと思いますが、継続して、大変御苦労かけますけれども、何とか施行業者のほうとも少し、かなりなお願いをして、そして何とか解決の道に向けて頑張っていただきたいことを要望して終わります。  ありがとうございました。 17 ◯相川委員長  ほかに質疑はありませんか。―阿部委員。 18 ◯阿部委員  治山治水、こういうのは皆さん方県土整備部ということでは、そういうところをとらまえた行政を執行していくというような感じの中で日々皆さん方もいろいろ努力されていると思います。部長からの御指名の中で、黒部のカルデラ、我々視察させてもらいまして、あそこには、日本の治山の技術があそこからだったというようなことを勉強させていただいたことも今鮮明に思い浮かべるあれがございます。部長にいろいろ万々、それだけが県土整備部仕事ではございませんけれども、ぜひ青森でこれからと言えば大変あれですけれども、この部分に力を入れて、この青森県、我々のふるさと、この発展を目指していくために何か一言伺えましたらと、こう思いますので、よろしくお願いいたします。 19 ◯山下県土整備部長  私も青森にお世話になって丸2年間がたとうとしております。この間、青森の現状もつぶさに見せていただき、また、私もそれなりに他県の経験もございますので、そういうものと照らし合わせながら、やはり青森県の社会資本整備、まだまだ充実させるべきところがあるというふうな認識をしております。特に、今お話がございました県民の直接の生命財産を守るといういわゆる治水事業関係、あるいは物流の下支えをする高速道路のネットワーク、こういったものについては今まで以上に力を出してその充実を図っていかなければならないというふうに考えております。  2年前は暫定税率話等が盛んに言われていた時期でございましたし、また、その後、特定財源の話やら、あるいは地方分権の話やら、さまざまな状態も、今環境が大きく変化しておりますけれども、今だからこそ我々、県議会の皆様、それから市町村の皆様と力を合わせて地方からの声を精いっぱい上げていき、青森県を少しでも、今まで以上に県民の方々が住みやすい地域にしていくということがますます重要になっていくものというふうに認識をしております。 20 ◯阿部委員  いろいろ青森県に、御配慮いただきましたことに感謝申し上げます。どうぞ、先々にもまたお会いできることもあろうと思いますけれども、御健康に留意されまして頑張っていただきたいと思います。それから、竹内次長、よろしくお願いします。東次長、お疲れさまでございました。竹内課長、頼みますよ。  終わります。 21 ◯相川委員長  ほかに質疑ありませんか。  [「なし」と呼ぶ者あり]  ないようでありますから、これをもって審査を終わります。  次に、お諮りいたします。  当委員会に付託されております特定付託案件について、さらに継続審査とすることに御異議ございませんか。  [「異議なし」と呼ぶ者あり]  御異議なしと認め、さよう決定いたしました。  なお、委員長報告の作成については、本職に一任願います。  以上をもって、建設委員会を終わります。 ○閉 会  午前11時28分 Copyright © Aomori Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...