たしかこの
地域は、17年、18年度、かなりの
浸水があったと思いますが、その辺の
状況を、過去何年、大体で結構でございますから、何戸が
浸水になったとか、そういうのがわかれば教えてください。
5
◯阿部河川砂防課長
馬淵川の近年における代表的な
洪水の
被害の
状況でございますけれども、
平成11年10月、
集中豪雨が発生しまして、
家屋の
被害としては、
床下が356戸、
床上が393戸、半壊が3戸、
全壊流出が7戸という
被害が発生しております。
また、
平成14年7月、これは台風6号による
洪水被害ですけれども、
家屋の
被害としては、
床下が69戸、それから、
床上が34戸の
被害が発生しております。
さらに、
平成16年の9月、これは
集中豪雨が
原因によるものですけれども、
家屋の
被害として、
床下浸水が98戸、
床上が88戸発生しております。
一番最近としては、
平成18年の10月、これも
原因としては
集中豪雨になりますけれども、
床下浸水が180戸、それから、
床上浸水が123戸の
家屋被害等が発生しています。
6
◯清水委員
何度も水害が起きているわけでありまして、多分、抜本的な
解決方法で今度はそういう
計画を立てたと思いますが、しっかり
計画を立てて、そして、一日も早く完成させていただきたいと思います。
次に移りますが、毎回取り上げて恐縮なんですが、
八戸の、
正月早々の
断水事故について、
進捗状況はどうなっているのか、ちょっとお知らせをいただきたいなと思ってました。
7
◯阿部河川砂防課長
去る7月15日に、
企業団から公的な
見解が県に示されたところです。また、それらの
見解を受けまして、去る8月19日に、県の
見解を
企業団にお示ししたところです。
8
◯清水委員
7月の15日に
企業団が
見解を出した。そして、8月の19日に県の
見解が来た。単純な聞き方かもしれませんが、何事も
ストーリーが必要なんですね、
解決に向かって。県のほうではどういう
ストーリーを描いているのか。このままずらっと、
委員会が改組になれば、これは取り上げることがないとか、そういうつもりではないと思いますので、ぜひこういう
解決の
方法に向かってやっているんだというものがありましたら、お示しいただきたいと思います。
9
◯東県土整備部次長
請負業者との
やり取りにつきましては、私が主導的に
対応しておりますので、私のほうからその辺のことについてお答えしたいと思います。
まず、先生も御
承知のように、
委員から4月に、県には
水道企業団と
一緒に
解決に向けて進めてもらいたいがどうかという御
質問がございました。それに対して、我々県といたしましては、
水道企業団が
工事請負業者と
協議を進めていく場合には、県も協力してまいりますということでお答えしております。同様の
内容につきましては、本
会議の
滝沢議員の御
質問もございまして、同様な趣旨でお答えしているつもりでございます。私、
請負業者と
やり取りをしている過程で、
請負業者は非常に真摯に我々に対して
対応してくれていると思っております。ただ、
請負業者も、やはり
企業団からの
話し合いの申し入れがあれば、
企業団の
意向を聞いて真摯に
対応したいというような
意向でございます。
御
承知のとおり、今回の
事故につきましては、
水道管理者である
企業団が、例えば、
被害額とか
被害の
地域とか、そういう詳細の
事項について
承知しておるわけでございます。その辺の詳細のことがない限りは、
請負業者と詳細の
お話ができないというようなこともございまして、県といたしましては、
企業団からの県に対する
請負業者との
協議に入るということの要請があれば、速やかに
対応したいと思っております。
ただ、そういう中で、現在、
企業団は今回の
事項に関しまして、法的な
理解といいますか、法的な
整理といいますか、それをしたいというような
お話でございますので、現在、そのことにつきまして、
文書等で
やり取りしながら、
お互いの法的な考え方を詰めているところでございます。したがいまして、その辺を速やかに行った上で、
企業団、あるいは
請負業者、県、この3者が
協議しながら、最終的な
対応を考えてまいりたいというふうに思っております。
10
◯清水委員
私が聞きたいのは、どういうふうな
解決方法に向かってこれからやっていくのかというのが聞きたいんです。県が悪くないよ、
水道企業団も
責任はないよというのを聞いているわけじゃないんです。当時のいきさつをずっと見てみれば、
企業団にとっては非常に専門的な技術を要するから県のほうでやってくれということで県が
施工したわけです。その
施工が、きちんとなっていなかったのが多分
原因だと思いますが、その間に、それだけではなくて、大きな
地震があったからこういう
事件や
事故が起きたという言いわけをしておりますが、そのときにきちんと
工事をしておれば、
地震があろうが何があろうが、こういう事態は起こらなかったのではなかろうかなと、そのように思っております。
そういうことで、なかなか
企業団の
見解、それから、県の
見解、
お互いに
自分のところは悪くないよ、だれも
責任を取らないよ、そういう現状でありますが、先ほど、
次長から
施工業者も真摯に
対応するという話をしておりますが、
施工業者が真摯に
対応するということは、要するに、
損害賠償請求みたいなものをされた場合はきちんと払いますよというふうな、そういうとらえ方でよろしいですか。
11
◯東県土整備部次長
その件につきましては、我々も聞きたいところではございますが、彼らもやはり
株主総会、あるいは、会社内での決裁等々がございますので、やはりその辺は、私と
お話ししたのは
執行役員ではございますけれども、そこまで踏み込んだことについては、彼らも言いかねているというような
状況でございまして、その辺で御
理解願いたいなと思います。
12
◯清水委員
どういうふうに
理解していいかちょっとわかりませんが、もうちょっと、県が主体──前にも
お話ししましたが、県が主体性を持って、
企業団と、そして、
企業団と
一緒に
施工業者に立ち向かっていかなければ、これは
解決しないのではなかろうかと、そのように私は思っています。ですから、先ほど来聞いていますけれども、どういうふうな
解決の
方法に向かって、例えば、私らも選挙をやる場合は、
市会議員から
県会議員になって、さらに
国会議員になろうと、そういう
ストーリーを描くと思うんです。ですから、やっぱり主体的に、ただ漫然と、このうわさがたち消えてしまえばいいというようなことじゃなくて、積極的に立ち向かって問題を
解決しなければ私はいけないのではなかろうかと、そういうふうに思っておりますが、それに対する
見解をお聞きします。
13
◯山下県土整備部長
この件につきましては、市の
広域水道企業団、それから、私
ども工事を発注した県、それから、
施工した
施工業者、3者がやはり絡む仕事でございますので、
事件でございますので、3者が
お互いの
立場でそれぞれの
立場を明らかにしながら
解決していくのが、私は最終的には望ましい姿だと考えております。
ただ、現在のところ、
企業団の
意向として、まず、法的な
整理をつけたからという形で今まで一度
やり取りさせていただいておりますけれども、この
整理をできるだけ早くつけた上で、次の3者での
話し合い、あるいは、
協議という場に、次のステップとして進んでいければというふうに考えております。
ただ、3者の場でどういった結論が出るかというのは、今、ここで前もって
お話しする
状況にないという形でございます。
14
◯清水委員
原点に返って、
断水事故があったときに、大変、市では苦労したと思うんですね。私もその
被害者の一人になるのかもしれませんが、
正月早々の
事故でありまして、特に、お年寄り、それから子供、そういう家族が水をもらいに
給水場所にずっと並んでいたという光景は多分、
県職員の方はだれも見ていないと思うんです。知事が1回、お見舞いにという感じは聞いておりますが、
山下部長さん以下、現場を見に行った方は──その辺、だれが見に行ったか、その辺も教えていただければと思います。だれが見に行ったんですか。
15
◯東県土整備部次長
私の知る限りでは、今も同じですけれども、当時の
県民局長が、その場に住んでおられますので、
被害者でもあり、かつ、
状況の
把握といいますか、そういったようなことも行っております。また、当時、私も
単身赴任とはいえ、
事故が起きたときは
正月ですので
地元に帰っておりましたけれども、
正月早々やはり帰りまして、
水道をあけたら飲めない水だったというようなこと等がございますので、そういったようなことで、ある
意味では、
県職員も今回の
事故に関しては、それぞれ
被害を受けている方もいるかと思っております。
ただ、その時点では、県の
導水管の
工事に伴っての
事故かどうかというのは
把握しきれていなかったというような
状況がございまして、そういう
意味では、県としての
対応に限界があったというふうに思っております。
16
◯清水委員
水かけ論になってしまいますけれども、私がもし
八戸市長だったら、県に
責任をとらせますよ。それぐらい
八戸市長はずっと
事故が起きてから、
自分の
責任だということでずっと張りついて、背広を着ないで
作業服でずっと張りついていた、そういう話を目の当たりにしていますし、やはり、そういうことを
皆さん方がきちんと
把握をして、そしてやっぱり県が手助けできるところは手助けするなり、早く3者の
協議を開いて、そして、
責任を明確にして、二度とこういう
断水事故が起こらないような、そういう施策をしていかねばならないのではなかろうかと思っています。
確かに、県の
責任は何もないよと、
施工業者の
責任も10年たっているから何も
責任はないんだ、そういうことでは、私は、やはり済まされないのではなかろうかと思っています。ですから、本当に、
阿部課長、随分苦労しているみたいですけれども、前向きに
業者さんに積極的に接触するなり、
解決方法に向かって──やっぱり
責任がない、ないと、そういうのばかりやったら、何も
解決ができないんじゃなかろうかなと、そう思っております。ぜひ前向きに
水道企業団、さらに県と、そして
業者さん、これはトライアングルになっておりますので、ぜひ年内に
解決できるような
対策でお願いしたいと思っていましたが、その辺、
部長はどのように考えているのか、ちょっとコメントありましたら。何も考えていないかもしれませんが、ひとつ前向きに答弁をいただければと思います。
17
◯山下県土整備部長
まさに3者が絡んだ
案件でございますので、とりあえずは
水道企業団と誠意を持って
やり取りをした上で、一日も早く
解決ができるように奮闘してまいりたいと考えております。
18
◯相川委員長
ほかに
質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
ないようでありますから、これをもって
審査を終わります。
以上をもって
建設委員会を終わります。
○閉 会 午前11時22分
Copyright © Aomori Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...