留萌市議会 2024-03-05
令和 6年 3月 定例会(第1回)−03月05日-01号
総務部長。
◎
総務部長(
渡辺剛彦君) (登壇)日程2、報告第3号
専決処分の報告につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
議案の2枚目をお開きいただきたいと思います。
本件は、留萌市
応援寄附金が予算を上回る
収入状況となり
補正予算編成の必要が生じたことから、令和5年度留萌市
一般会計補正予算(第18号)につきまして、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会の議決により指定された市長において
専決処分することができる事項により、令和6年2月5日付で
専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告するものであります。
次に、
補正予算につきまして御説明させていただきますので、議案の3枚目をお開きいただきたいと思います。
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ4億5,000万円を追加いたしまして、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ168億1,158万9,000円とするものであります。
次に、
補正予算の主な内容につきまして御説明させていただきます。
初めに、歳入について御説明いたしますので、
補正予算書の4ページをお開きいただきたいと思います。
第18
款寄附金につきまして、留萌市
応援寄附金4億5,000万円を追加いたしまして、補正後の金額を21億5,000万円とするものであります。
次に、歳出について御説明いたしますので、
補正予算書の5ページをお開きいただきたいと思います。
第2
款総務費につきまして、
ふるさと応援推進事業4億5,000万円を追加いたしまして、補正後の金額を27億7,883万7,000円とするものであります。
以上、報告第3号の説明とさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君) 質疑に入ります。
〔発言する者なし〕
○議長(
燕昌克君) 特に発言がなければ、報告第3号は了とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
燕昌克君) 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
────────────────────────
△日程3 議案第6号
○議長(
燕昌克君) 日程3、議案第6号 令和5年度留萌市
一般会計補正予算(第19号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長。
◎
総務部長(
渡辺剛彦君) (登壇)日程3、議案第6号 令和5年度留萌市
一般会計補正予算(第19号)につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
補正予算の第1条は
歳入歳出予算の補正であります。
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ3億6,513万8,000円を追加いたしまして、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ171億7,672万7,000円とするもので、
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び
当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額につきましては、
補正予算書1ページ及び2ページの第1
表歳入歳出予算補正のとおりであります。
次に、
補正予算の第2条は
繰越明許費の補正であります。
地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰越して使用することができる経費について、款項の区分、事業名及び金額をそれぞれ定めるもので、
補正予算書2ページの第2表
繰越明許費補正のとおり、
戸籍システム運用事業のほか10件を追加するものであります。
次に、
補正予算の第3条は
債務負担行為の補正であります。
地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額について定めるもので、
補正予算書2ページの第3
表債務負担行為補正のとおり、住民基本台帳ネットワークシステム借上料のほか2件を追加するものであります。
次に、
補正予算の第4条は地方債の補正であります。
地方自治法第230条第1項の規定により、起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めるもので、
補正予算書3ページから4ページの第4
表地方債補正のとおり、
直轄港湾整備事業(1次補正分)及び
小・中学校の
空調設備整備事業の追加、
西ビル補修等事業のほか21件の限度額の変更のほか3件を廃止するものであります。
次に、予算第1条に関連する主な内容につきまして、別冊の
予算説明資料で御説明させていただきますので、
予算説明資料の1ページをお開きいただきたいと思います。
初めに、主な歳入について御説明いたします。
第11
款地方交付税につきましては、
普通交付税1億9,691万3,000円を追加いたしまして、補正後の金額を56億6,691万3,000円とするものであります。
第15
款国庫支出金につきましては、9,968万9,000円を減額いたしまして、補正後の金額を24億8,554万6,000円とするもので、
雪寒路線除雪等交付金の減額、
学校施設環境改善交付金の追加のほか、各事業の精算によるものであります。
第19
款繰入金につきましては、1億5,344万7,000円を減額いたしまして、補正後の金額を9億1,889万3,000円とするもので、留萌市
応援基金繰入金のほか、
財政調整基金、
公共施設整備基金の繰入金の減額など、各事業の精算によるものであります。
第21
款諸収入につきましては、6,906万7,000円を追加いたしまして、補正後の金額を3億5,902万8,000円とするもので、
損害賠償請求訴訟和解金の追加のほか、各事業の精算によるものであります。
次に、主な歳出について御説明いたしますので、
予算説明資料の2ページをお開きいただきたいと思います。
第2
款総務費につきましては、2億5,531万1,000円を追加いたしまして、補正後の金額を30億3,414万8,000円とするもので、
財政調整基金、
北海道市町村備荒資金組合への積立金及び
能登半島地震災害見舞金の追加のほか、各事業の精算であります。
第4
款衛生費につきましては、1億9,508万6,000円を追加いたしまして、補正後の金額を23億7,281万1,000円とするもので、
病院事業会計補助金の追加のほか、各事業の精算であります。
第6
款農林水産業費につきましては、435万3,000円を減額いたしまして、補正後の金額を2億7,932万5,000円とするもので、
スマート農業推進事業の追加のほか、各事業の精算であります。
第10
款教育費につきましては、760万円を減額いたしまして、補正後の金額を8億5,405万円とするもので、
小・中学校の
空調設備整備事業の追加のほか、各事業の精算であります。
以上、議案第6号の説明とさせていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君) 質疑に入ります。
〔発言する者なし〕
○議長(
燕昌克君) 特に発言がなければ、採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
燕昌克君) 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
────────────────────────
△日程4 議案第7号
○議長(
燕昌克君) 日程4、議案第7号 令和5年度留萌市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市民健康部長。
◎
市民健康部長(
向井智仁君) (登壇)日程4、議案第7号 令和5年度留萌市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
補正予算の第1条は
歳入歳出予算の補正であります。
歳入歳出予算の総額から
歳入歳出それぞれ779万8,000円を減額し、
歳入歳出それぞれ19億5,925万7,000円とするものであります。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び
当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額につきましては、1ページの第1
表歳入歳出予算補正により御説明申し上げます。
初めに、歳入から御説明申し上げます。
第1
款国民健康保険税につきましては、644万円を減額し2億4,538万円にするもので、
国民健康保険加入者の年度途中における減などにより減額することによるものであります。
第3
款道支出金につきましては、52万2,000円を減額し14億9,878万3,000円にするもので、主に
特定健康診査等事業費分の
執行見込額が減額することにより、
特別交付金が減額することによるものであります。
第5
款繰入金につきましては、1,349万6,000円を減額し1億9,920万2,000円にするもので、被保険者の減少に伴う保険基盤安定及び人件費などの減により
一般会計繰入金を減額するものであります。
第6
款繰越金につきましては、1,266万円を増額し1,366万2,000円にするもので、前年度決算における剰余金の追加によるものであります。
次に、歳出について御説明申し上げます。
第1
款総務費につきましては、465万6,000円を減額し4,535万1,000円にするもので、
事務費などの精算によるものであります。
第5
款保健事業費につきましては、314万2,000円を減額し2,376万9,000円にするもので、
保健指導対象者数、
実施者数の減及び
受診者数の減に伴う人間ドックや
脳ドック検診委託料の減少によるものであります。
以上、議案第7号の
提案理由の説明とさせていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君) 質疑に入ります。
〔発言する者なし〕
○議長(
燕昌克君) 特に発言がなければ、採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
燕昌克君) 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
────────────────────────
△日程5 議案第8号
○議長(
燕昌克君) 日程5、議案第8号 令和5年度留萌市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市民健康部長。
◎
市民健康部長(
向井智仁君) (登壇)日程5、議案第8号 令和5年度留萌市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
補正予算の第1条は
歳入歳出予算の補正であります。
歳入歳出予算の総額から
歳入歳出それぞれ1,843万6,000円を減額し、
歳入歳出それぞれ3億8,191万7,000円とするものであります。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び
当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額につきましては、1ページの第1
表歳入歳出予算補正により御説明申し上げます。
初めに、歳入から御説明申し上げます。
第1
款後期高齢者医療保険料につきましては、1,201万3,000円を減額し2億4,954万4,000円にするもので、
特別徴収保険料1,425万5,000円の減額及び
普通徴収保険料209万3,000円の増額並びに
滞納繰越分普通徴収保険料14万9,000円の増額によるものであります。
第2
款繰入金につきましては、827万4,000円を減額し1億2,471万3,000円にするもので、
事務費の精算などに伴う
一般会計繰入金の減額によるものであります。
第3
款繰越金につきましては、98万8,000円を増額し98万9,000円にするもので、前年度繰越金の増額によるものであります。
第4
款諸収入につきましては、86万3,000円を増額し667万1,000円にするもので、
健康診査等受診率向上特別事業費補助金等の増額によるものであります。
次に、歳出について御説明申し上げます。
第1
款総務費につきましては、261万1,000円を減額し1,721万2,000円にするもので、
事務費の精算によるものであります。
第2
款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、1,602万8,000円を減額し3億5,941万4,000円にするもので、
事務費負担分保険基盤安定分の減及び
後期高齢医療保険料分見込みの減によるものであります。
第3
款保健事業費につきましては、20万3,000円を増額し519万1,000円にするもので、
健康診査受診者の増によるものであります。
以上、議案第8号の
提案理由の説明とさせていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君) 質疑に入ります。
〔発言する者なし〕
○議長(
燕昌克君) 特に発言がなければ採決いたします。
本案は原案のとおり可決することすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
燕昌克君) 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
────────────────────────
△日程6 議案第9号
○議長(
燕昌克君) 日程6、議案第9号 令和5年度留萌市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市民健康部長。
◎
市民健康部長(
向井智仁君) (登壇)日程6、議案第9号 令和5年度留萌市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
補正予算の第1条は
歳入歳出予算の補正であります。
歳入歳出予算の総額から
歳入歳出それぞれ2,688万2,000円を減額し、
歳入歳出それぞれ22億4,652万6,000円にするものであります。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び
当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額につきましては、1ページの第1
表歳入歳出予算補正により御説明申し上げます。
初めに、歳入から御説明申し上げます。
第3
款国庫支出金につきましては、2,307万3,000円を減額し5億2,313万1,000円にするもので、
介護給付費負担金などの減額によるものであります。
第4
款支払基金交付金につきましては、2,181万6,000円を減額し5億3,870万円にするもので、
介護給付費交付金などの減額によるものであります。
第5
款道支出金につきましては、1,028万4,000円を減額し2億8,871万円にするもので、
介護給付費負担金などの減額によるものであります。
第7
款繰入金につきましては、185万円を減額し3億6,893万6,000円にするもので、
一般会計繰入金の減額によるものであります。
第8
款繰越金につきましては、前年度繰越金2,995万7,000円を増額し、1億843万3,000円にするものであります。
第9
款諸収入につきましては、18万4,000円を増額し219万8,000円にするもので、
給食サービス利用者負担金などの増額によるものであります。
次に、歳出について御説明申し上げます。
第1
款総務費につきましては、
一般管理事業26万5,000円を増額し8,285万2,000円にするもので、事業の精算による減額と、
制度改正対応に伴う
システム改修の増額であります。
第2
款保険給付費につきましては、
地域密着型介護サービス給付費8,000万円を減額し、19億4,281万6,000円にするものであります。
第3
款地域支援事業費につきましては、257万4,000円を減額し8,683万8,000円にするもので、
訪問型サービス事業費、
一般介護予防事業などの減額によるものであります。
第4
款基金積立金につきましては、
介護給付費準備基金積立金5,542万7,000円を増額し、5,543万1,000円にするものであります。
以上、議案第9号の
提案理由の説明とさせていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君) 質疑に入ります。
〔発言する者なし〕
○議長(
燕昌克君) 特に発言がなければ、採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
燕昌克君) 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
────────────────────────
△日程7 議案第10号
○議長(
燕昌克君) 日程7、議案第10号 令和5年度留萌市
港湾事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
地域振興部長。
◎
地域振興部長(海野聡君) (登壇)日程7、議案第10号 令和5年度留萌市
港湾事業特別会計補正予算(第3号)につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
補正予算の第1条は
歳入歳出予算の補正であります。
歳入歳出予算の総額から
歳入歳出それぞれ50万1,000円を減額いたしまして、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ1億4,329万4,000円とするものであります。
次に、
補正予算の主な内容につきまして御説明させていただきます。
初めに、歳入について御説明いたしますので、
補正予算書の4ページをお開きいただきたいと思います。
第1款使用料及び手数料につきましては、港湾使用料1,304万8,000円を減額いたしまして、補正後の金額を4,292万5,000円とするものであります。
第2
款繰入金につきまして、
一般会計繰入金1,314万7,000円を増額いたしまして、補正後の金額を9,106万9,000円とするものであります。
第3款市債につきまして、市債60万円を減額いたしまして、補正後の金額を930万円とするものであります。
次に、歳出について御説明いたしますので、
補正予算書の5ページをお開きいただきたいと思います。
第1款港湾施設費につきまして、工事請負費50万1,000円を減額いたしまして、補正後の金額を7,758万7,000円とするものであります。
以上、議案第10号の説明とさせていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君) 質疑に入ります。
〔発言する者なし〕
○議長(
燕昌克君) 特に発言がなければ、採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
燕昌克君) 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
────────────────────────
△日程8 議案第11号
○議長(
燕昌克君) 日程8、議案第11号 令和5年度留萌市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
都市環境部長。
◎
都市環境部長(大和俊賢君) (登壇)日程8、議案第11号 令和5年度留萌市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
補正予算の第1条は
歳入歳出予算の補正であります。
歳入歳出予算の総額から
歳入歳出それぞれ5,196万2,000円を減額し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ12億1,644万4,000円とするものであります。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び
当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額につきましては、予算書の1ページ第1
表歳入歳出予算補正により御説明申し上げます。
初めに、歳入から御説明申し上げます。
第1款分担金及び負担金につきましては、405万8,000円を増額し補正後の金額を1,415万8,000円とするもので、受益者負担金一括納入の増によるものであります。
第2款使用料及び手数料につきましては、759万2,000円を減額し補正後の金額を3億4,712万8,000円とするもので、下水道使用料の減によるものであります。
第3
款国庫支出金につきましては、1,788万9,000円を増額し補正後の金額を1億3,418万9,000円とするもので、下水道費補助金の増によるものであります。
第4
款繰入金につきましては、182万9,000円を増額し補正後の金額を4億8,631万3,000円とするもので、繰入基準対象額の増によるものであります。
第5
款繰越金につきましては、1,000円を減額し、補正後の金額をゼロとするものであります。
第7款市債につきましては、6,860万円を減額し補正後の金額を2億3,420万円とするもので、下水道債の減によるものであります。
第8款財産収入につきましては、45万5,000円を増額し補正後の金額を45万5,000円とするもので、浄化センター更新事業で発生した鉄くず売払収入によるものであります。
次に、歳出について御説明申し上げます。
第1款下水道費につきましては、5,533万8,000円を減額し補正後の金額を5億1,343万2,000円とするもので、主に下水道建設事業の減によるものであります。
第2款公債費につきましては、337万6,000円を増額し補正後の金額を7億1万2,000円とするもので、下水道債償還利息の利率見直しによるものであります。
次に、
補正予算の第2条は
繰越明許費であります。
地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰越して使用することのできる経費について、款項の区分、事業名及び金額をそれぞれ定めるもので、
補正予算書2ページの第2表
繰越明許費のとおり、公共下水道整備事業(処理場)を定めるものであります。
次に、
補正予算の第3条は地方債の補正であります。
予算書の2ページ第3表に記載しておりますとおり、
地方自治法第230条第1項の規定により、事業の財源として発行する起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めたもので、既に計上しております地方債の限度額を変更するものであります。
以上、議案第11号の説明とさせていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君) 質疑に入ります。
〔発言する者なし〕
○議長(
燕昌克君) 特に発言がなければ、採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
燕昌克君) 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
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△日程9 議案第12号
○議長(
燕昌克君) 日程9、議案第12号 令和5年度留萌市
水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
都市環境部長。
◎
都市環境部長(大和俊賢君) (登壇)日程9、議案第12号 令和5年度留萌市
水道事業会計補正予算(第2号)につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
第1条は業務の予定量でありますが、月平均給水件数を9,718件に、年間総配水量を246万5,752立方メートルに、1日平均配水量を6,755立方メートルに、主な建設改良事業の送・配水管網整備事業の延長を1,278メートルに、配水施設整備事業の延長を79メートルに改めようとするものであります。
第2条の収益的収入及び支出でありますが、収入につきましては、第1款水道事業収益において、第1項営業収益を993万9,000円減額し補正後の金額を5億6,457万9,000円とするもので、給水収益の減によるものであります。
第2項営業外収益では、消費税及び地方消費税還付金の減額等により1,233万9,000円を減額し補正後の金額を5,307万2,000円とするもので、水道事業収益の総額を6億1,765万1,000円とするものであります。
支出につきましては、第1款水道事業費用において、第1項営業費用1,919万4,000円減額し補正後の金額を4億8,139万5,000円とするもので、主に業務費や減価償却費の減によるものであります。
第2項営業外費用では、支払利息の減額により158万9,000円を減額し補正後の金額を3,392万3,000円とするもので、水道事業費用の総額を5億2,331万8,000円とするものであります。
収支差引きますと、税込みで9,433万3,000円の収益となり、税抜の損益勘定といたしましては、5,116万6,000円の純利益が発生する予定であります。
次に、第3条の資本的収入及び支出でありますが、収入につきましては、第1款資本的収入において第1項企業債を1億2,950万円減額し補正後の金額を3億9,570万円とするもので、投資事業の減少に伴う企業債借入れの減によるものであります。
第2項他会計出資金につきましては、63万3,000円を増額し補正後の金額を9,385万3,000円とするもので、一般会計出資金の増によるものであります。
第3項他会計負担金につきましては、7万7,000円を減額し補正後の金額を166万1,000円とするもので、一般会計負担金の減によるものであります。
第4項国庫補助金につきましては、8万2,000円を減額し補正後の金額を1億2,578万2,000円とするもので、投資事業の減少に伴う国庫補助金の減によるものであります。
第5項補償金につきましては、水道管移設補償金1,049万7,000円を増額し補正後の金額を2,177万9,000円とするもので、資本的収入の総額を6億3,877万5,000円としようとするものであります。
支出につきましては、第1款資本的支出において、第1項建設改良費につきましては1億1,679万2,000円を減額し補正後の金額を6億3,592万9,000円とするもので、主に工事請負費の減によるものであります。
第2項企業債償還金につきましては、水道事業債償還金451万5,000円を増額し補正後の金額を2億5,454万1,000円とするもので、資本的支出の総額を8億9,347万円にしようとするものであります。
なお、2億4,844万3,000円の資本的収支不足を予定しておりましたが、今回の補正により不足額は2億5,469万5,000円となったものであります。
この不足額につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額を4,230万円に、当年度分損益勘定留保資金1億7,003万1,000円に、減債積立金取崩額を4,236万4,000円にそれぞれ変更し補填しようとするものであります。
次に、第4条の
債務負担行為でありますが、債務を負担する行為ができる事項、期間及び限度額につきまして、道道見晴通配水管布設工事その1から3の3件を追加するものであります。
次に、第5条の企業債でありますが、事業の確定に伴い、起債の限度額5億2,520万円を3億9,570万円に改めようとするものであります。
第6条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費を8,458万6,000円に改めるものであります。
第7条は他会計からの補助金を1,888万7,000円に改めるものであります。
以上、議案第12号の説明とさせていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君) 質疑に入ります。
〔発言する者なし〕
○議長(
燕昌克君) 特に発言がなければ、採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
燕昌克君) 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
────────────────────────
△日程10 議案第13号
○議長(
燕昌克君) 日程10、議案第13号 令和5年度留萌市
病院事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
病院事務部長。
◎
病院事務部長(江川雅信君) (登壇)日程10、議案第13号 令和5年度留萌市
病院事業会計補正予算(第3号)につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
補正予算の第1条は業務の予定量であります。
年間患者数につきまして、入院を4万4,286人に、外来を10万2,542人にし、一日平均患者数につきましては、入院を121人に、外来を422人に改めるものであります。
次に、
補正予算の第2条は収益的収入及び支出であります。
収入につきましては、第1款病院事業収益のうち、第1項医業収益を入院外来収益の12月の実績をもとに算定し、5億9,933万9,000円を減額いたしまして補正後の金額を40億6,583万7,000円とし、第2項医業外収益を新型コロナウイルス感染症病床確保補助金の縮小及び一般会計からの臨時的な追加支援による繰入金の増、退職給付引当金戻入益の増などにより1億6,817万8,000円を増額いたしまして補正後の金額を14億5,548万6,000円とし、病院事業収益の総額を55億3,392万5,000円とするものであります。
次に、支出につきましては、第1款病院事業費用のうち、第1項医業費用を診療委託料の増及び給与費、薬品費の減額整理により1億8,126万9,000円を減額いたしまして補正後の金額を59億1,116万2,000円とし、第2項医業外費用を消費税関係の経理により618万7,000円を減額いたしまして補正後の金額を1億8,371万円とし、病院事業費用の総額を60億9,587万4,000円とするものであります。
次に、
補正予算の第3条は資本的収入及び支出であります。
収入及び支出予算額に変更はありませんが、予算第4条本文中の収益的収入額が資本的支出額に対し不足する額において補填する財源を補正するもので、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額68万円を37万5,000円に、過年度分損益勘定留保資金2億5,261万5,000円を2億5,292万円に改めるものであります。
次に、
補正予算の第4条は議会の議決を経なければ流用することができない経費であります。
職員給与費1億8,022万9,000円を減額いたしまして、補正後の金額を29億3,317万円とするものであります。
次に、
補正予算の第5条は他会計からの補助金であります。
一般会計から補助を受ける金額1億4,909万2,000円を4億2,389万3,000円に改めるものであります。
次に、
補正予算の第6条は、たな卸資産購入限度額であります。
購入限度額7億6,722万円を7億52万円に改めるものであります。
以上、議案第13号の説明とさせていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君) 質疑に入ります。
〔発言する者なし〕
○議長(
燕昌克君) 特に発言がなければ、採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
燕昌克君) 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
────────────────────────
△日程11 議案第14号から日程20 議案第23号
○議長(
燕昌克君) 日程11、議案第14号 令和6年度留萌市
一般会計予算、日程12、議案第15号 留萌市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例等の一部を改正する
条例制定について、日程13、議案第16号 令和6年度留萌市
国民健康保険事業特別会計予算、日程14、議案第17号 令和6年度留萌市
後期高齢者医療事業特別会計予算、日程15、議案第18号 令和6年度留萌市
介護保険事業特別会計予算、日程16、議案第19号 留萌市
介護保険条例の一部を改正する
条例制定について、日程17、議案第20号 令和6年度留萌市
港湾事業特別会計予算、日程18、議案第21号 令和6年度留萌市
下水道事業会計予算、日程19、議案第22号 令和6年度留萌市
水道事業会計予算、日程20、議案第23号 令和6年度留萌市
病院事業会計予算、以上、
予算関連議案10件を一括議題といたします。
この際、市長の市政執行方針を求めます。
市長。
◎市長(中西俊司君) (登壇)令和6年
留萌市議会第1回
定例会の開催にあたり、市政に臨む私の執行方針を申し上げたいと存じます。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、私たちがこれまで経験したことのない、ウィズ・コロナ、アフターコロナの時代が到来し、さらには、気候変動や大規模地震の発生など、予測のつかない自然災害から市民の安心、安全を守ることを最優先に、持続可能な留萌の実現に向け、市政運営を進めてまいりました。
新たな時代に突入し、社会や経済の変化を敏感に感じ取り、変化をチャンスと力に変え、新たな価値観と既成概念にとらわれない大胆な発想により、人口減少社会に対応した地域の仕組みを作り上げていかなければなりません。
先に公表された2050年における留萌市の将来推計人口は、8,995人と現在の半数以下に減少が見込まれる衝撃的な結果を見るにあたり、これまで当たり前に提供できていたサービスも維持困難なことが予想され、人口減少のカーブを緩めるための地域振興、経済活性化、さらには、大胆な子育て支援策などにより、生産年齢人口の確保と若年層の流出対策にスピード感を持って取り組む必要があるものと受け止めているところでございます。
私といたしましては、魅力ある、輝かしい未来が拓けるよう、今まで以上に、市民の皆様とともに、積極的な市政運営に挑戦してまいりたいと考えております。
さて、私たちを取り巻く社会の情勢に目を向けますと、エネルギー政策の転換や食料安全保障の強化、防災・防衛の強化といった国家的課題に対し、日本海に面し、港とともに栄えてきた留萌市の役割があらためて見直され、その潜在力を発揮できるチャンスが巡ってきたと感じているところであります。
留萌市の未来をつくるため「5つの核・拠点づくり」を進めながら、知恵と工夫により、留萌市が持つ自然環境や有用な資源を生かし、さらには、民間活力を活用して、持続的な発展へと繋げていくことが重要であり、私の責務だと認識しております。
今後におきましても、引き続き議会や経済界の皆様とともに、三者でしっかりスクラムを組みながら、「我がまち」の強みを、より一層、生かしてまいりたいと考えているところであります。
また、第6次留萌市総合計画のテーマである「みんなでつくる まち・ひと・きぼう 次の時代へ続く留萌」のもと、心豊かなまち「るもい」の実現に向けて取組を進めていくとともに、「自分たちで財源を調達し、自分たちで政策を形成し、実行する。」という自治の基本理念を改めて強く意識し、市民の皆様への還元と新しい希望や可能性が拓ける「るもい」のまちづくりを追求し、市政執行にあたっては、5つの実行として、「市民の生活力向上」、「活気ある元気なまちづくり」、「教育・子育て環境の充実と子どもたちの夢の実現」、「市民が安心して暮らせるまち」、「確かな財政運営と信頼」の5項目を重点的な柱に位置付け、施策を進めてまいります。
一つ目は、市民誰もが生き生きと働ける元気なまちを目指し、地域産業の活性化と地元企業などへの積極的な支援により、雇用の創出や人手不足の解消に取り組む『市民の生活力向上』であります。
地元企業に対する支援につきましては、留萌市地元企業応援基本条例に基づく地元企業応援助成金を令和4年度から継続して実施しており、令和5年度は前年度を大幅に上回る27件の申請及び相談をいただいているところであり、新たな事業にチャレンジする地元企業が増加傾向にあることは、経済活性化の兆しが高まっているものと認識しているところです。
引き続き、企業のニーズや社会経済情勢の変化に柔軟に対応し、留萌商工会議所や地元金融機関とも連携しながら、地元企業応援基本条例に基づいた内容の充実を図るとともに、新たに地域未来投資促進法に基づく企業の設備投資への支援や固定資産税の優遇など、地元企業のほか、今後、留萌市に進出してくる新たな企業への後押しも進めてまいります。
留萌商工会議所と連携し、新たに企業の魅力を伝えるポータルサイトを立ち上げ、ホームページやSNSなどを活用しながら、地元事業者の優れた技術や魅力ある職場環境を市内外に発信し、高校生が地元に残るまたは、いずれ地元に戻って留萌で働きたいと思える環境をつくり、地元企業の人手不足の解消に繋げてまいります。
一次産業従事者の経営の安定化につきまして、まず農業については、高品質米の産地としてのさらなる品質向上に資する生産基盤整備、JAるもいや民間企業と連携した農産品の魅力発信のほか、スマート農業への取組の推進など、魅力ある農業づくりに向けた支援を引き続き進めてまいります。
また、道産小麦の国内需給力の強化が課題となっている中において、平時からの安定供給の確保と向上が重要とされる食料安全保障の拠点として、留萌港のポテンシャルを生かし、背後圏域である上川・北空知・留萌地区の農産物等の安定供給を促進するため、JAグループなどと連携して、物流機能の改善と強化を図る新たな小麦集出荷貯蔵施設の整備に着手してまいります。
水産業につきましては、自然環境に左右されない「育てる漁業」の体制強化を図るため、大学における調査研究の推進、水産物の高付加価値化、漁業資源の増養殖体制の構築、さらには、CO2吸収源対策に寄与するブルーカーボンを一体的に進める拠点施設として、水産振興センターの整備を引き続き検討してまいります。
担い手への支援につきましては、新規の農業者や漁業者への就業支援のほか、林業においても、スマート林業の推進及び若手従事者に対し技術習得の場を提供するなど、地域を担う人材の育成、確保を進めてまいります。
脱炭素社会への対応につきましては、令和5年8月に発出した「留萌市ゼロカーボンシティ宣言」を踏まえ、具体的な取組を推進していくため、留萌市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の策定を検討してまいります。
国が進める2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギー普及の切り札とされる洋上風力発電につきましては、日本海からの強く有用な風が吹く自然条件や一体的な利用が可能な水深岸壁、広大な背後用地がある重要港湾留萌港を有する留萌市は、高いポテンシャルを秘めております。
洋上風力発電は、今後の留萌市における新たな産業として、地域経済の発展をけん引すると期待される事業であり、新たに港湾・再生可能エネルギー室を立ち上げ、市として積極的に進める意思を表明し、窓口の一元化を図ったところであります。
留萌市沖での洋上風力発電の実現につきましては、まずはスタートラインである海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律に基づく「一定の準備段階に進んでいる区域」への申請を実施したいと考えております。
そのためにも、海域を使用する漁業者への影響や留萌管内の自治体などの考え方も十分に配慮、尊重しながら、検討を進めてまいりたいと考えており、国や北海道とも連携しながら、漁業者をはじめ、関係機関、団体との相互に共通理解を深めてまいります。
また、並行して国で議論が進められている排他的経済水域(EEZ)での洋上風力の展開につきまして、設置を可能とする法律の改正案の概要がまとめられたところでありますが、留萌市としても漁業経営に影響が少なくメガファーム化が期待できる洋上風力のEEZ展開を注視し、案件形成も視野に入れ、経済界や漁業関係者などとも連携して、国への要望を進めてまいります。
さらには、大水深岸壁や広大な用地を有する留萌港三泊地区を活用した浮体式風車の組立などを行う企業の誘致や、近隣海域での洋上風力に携わる作業船の基地港としての利用、資機材等を搬出入するための補助港としての後方支援など、建設拠点となる基地港湾としての活用を目指してまいります。
二つ目は、市民、企業、行政が一体となり、留萌の自然環境を最大限に生かした活力ある地域づくりの基盤整備と特産品開発の強化、留萌ブランドの向上を目指す「活気ある元気なまちづくり」であります。
留萌管内の玄関口に位置し、広大な芝生広場と屋内交流・遊戯施設ちゃいるもを有する「道の駅るもい」につきましては、令和5年4月から、指定管理者による一体的な管理運営に移行したことで、民間の発想による利用者サービスの向上やSNSなどの情報発信により、交流人口の増加や地域への波及効果が現れてきております。
留萌管内のゲートウェイとして、市内、管内でのフィールド体験やツアーなどの観光情報を集積し、発信できる施設としてさらなる充実を図ってまいります。
また、応援基金を活用した子育て支援策の一つとして、令和6年度から屋内交流・遊戯施設ちゃいるも内の遊戯広場の利用にあたっては、留萌市に住む子どもたちを対象に無償化とし、親子でより楽しめる企画を指定管理者と連携のうえ、実施してまいります。
観光は、地域に活力を生むエンジンです。
これまでの海水浴客を中心とした体験型観光から、本格的なアウトドア観光を軸とした観光事業への転換を図り、恵まれた環境を生かした「稼ぐ観光」へのシフトが求められています。
道の駅るもいが、本格的なアウトドア観光を進めるための拠点として、また多くの観光客を留萌市に誘客するために「モンベルアウトドアヴィレッジるもい構想」の実現に向け、現在、基本計画等の策定を進めております。
まずは、情報拠点となるビジターセンターやアウトドア関連商品の物販、道の駅利用者の憩いの場となるような飲食・物販施設で構成されるアウトドアアクティビティ拠点施設の整備に向け、令和8年度の開業を目指して、議論を加速させてまいります。
また、全国、さらには世界にも大勢のファンがいる株式会社モンベル直営店を誘致し、ブランド力や世界観を生かしたアウトドア観光を通じて、交流人口や関係人口の増加を図るための取組やまちの賑わいを取り戻すための施策を進め、地域に稼ぎを生み、市民に幅広く還元できるまちづくりを目指していくとともに、国の交付金を活用し、アウトドア観光を推進する組織づくりについても、留萌商工会議所や留萌観光協会、地元のアウトドアネットワーク会議などとも連携しながら、実現に向けて、機運の醸成を図ってまいります。
私は、従前より「自分たちで財源を調達し、政策を形成して実行する」ことを意識し、市政運営を行ってきたところですが、その重要なカギの一つがふるさと納税です。
令和4年度にはふるさと納税課を創設するなど、取組の強化を重ねてまいりました。
その結果として、令和5年度は予算額を大幅に上回る20億円を超える寄附をいただくことができました。
市内事業者の御協力や職員の努力の賜物と思っているところです。
制度の改正などでまだまだ流動的なところはあるものの、この寄附金が2年連続で10億円を超えたことから、留萌市における新たな安定した財源が確保できたものと捉え、令和6年度から本格的に市民還元に繋がる施策を実行に移す考えでおります。
私といたしましては、この新たな財源を子育て支援や高齢者支援、市立病院の充実など、市民サービスに幅広く活用してまいりたいと考えております。
ふるさと納税に関しましては、今後も市内事業者と強固な信頼関係を築きながら、返礼品の開発に対する支援制度の活用促進や留萌を代表する「かずの子」をはじめとした水産加工品など、魅力ある特産品について、首都圏で開催されるふるさと納税イベントへの出展など、返礼品を通じながら積極的に発信し、さらなるふるさと納税による財源確保に努めてまいります。
また、様々な機会において、自らプロモーション活動を行いながら、まちづくりに関心を寄せていただくための発信を行い、企業版ふるさと納税をはじめ、企業からの支援などに繋げてまいります。
留萌市に関わりを持つ方の獲得のためには、地域の魅力をしっかり伝え、関係・交流人口の拡大に繋がる多様なプロモーションを行うとともに、移住を希望される方への相談体制の強化、空き家情報を一元管理し、所有者と希望者のマッチングに繋げる、空き家プラットフォームの構築など、受入環境の整備を推進しながら、移住・定住に繋げてまいります。
また、市内外の多くの人に伝え、まちへの愛着を高めるため、職員の発信力強化に努めてまいります。
三つ目は、地域で子育てを支え合う機能の充実や医療費無償化を高校生まで拡充する子育て世帯の負担軽減、地元高校も含めた地域の特色のある教育環境やスポーツ、文化活動の充実を目指す「教育・子育て環境の充実と子どもたちの夢の実現」であります。
次の時代の留萌を担う子どもたちが、変化の激しい時代にあって、現在、直面している困難を乗り越え、目標に向かって成長し、希望に満ちた生活を送ることができるよう、「留萌市教育政策大綱」に掲げる基本政策の実現と、次の時代を担う人材の育成に取り組んでまいります。
子育て支援につきましては、一人一人の子どもが健やかに成長することができる社会の実現に向けて、令和7年度を始期とする、第3期留萌市子ども・子育て支援事業計画の策定を進めてまいります。
保育士の確保につきましては、社会福祉法人が実施する保育士の就職準備金などの貸付事業に対する上乗せ助成や保育士等人材バンク制度を引き続き行うほか、法人に就職する保育士の子どもの保育料軽減対象者を拡大し、人材の確保に努めてまいります。
また、小規模保育事業の実施や多子世帯への保育所保育料の無償化の対象者を拡大することにより、子育てしやすい環境づくりを推進してまいります。
子育て世代包括支援センターにおきましては、引き続き子育て支援部門と母子保健部門の連携により子育て施策の拠点強化を図るほか、新たに産後ケア事業に着手し、妊娠期から子育て期に渡る切れ目のない伴走型支援をより一層充実させることで、全ての妊婦・子育て世帯が安心して出産・子育てができる環境を整えてまいります。
熱中症対策につきましては、令和5年8月には、北海道全域に熱中症アラートが発令されるなど、記録的な猛暑が続いたことから、子どもたちの安全を確保するため、小中学校への空調設備の設置に向けた実施設計を行い、学校施設の環境改善に努めてまいります。
また、児童センター・留守家庭児童会につきましても、新たに空調設備を設置し、児童の安全確保に努めてまいります。
市立留萌図書館につきましては、ニーズの高い児童書を中心とした蔵書の充実を図るとともに、空調設備の整備による快適な環境づくりにより、市民の利用促進や満足度の向上に努めてまいります。
学校給食センターにつきましては、安全・安心な学校給食の提供に努めるとともに、学校給食法に基づきながらも、民間事業者の柔軟性を持った運営体制によって、持続的に学校給食を子どもたちに提供できるよう、慢性的な調理員不足の解消やアレルギー対応給食の実現など様々な課題解決に向けて、令和6年度中に学校給食事業の民間移管に道筋をつけるとともに、共働き世帯が増えている実態を踏まえ、施設を有効活用し、保護者のお弁当づくりなどの負担軽減を図るなど、新たな子育て支援に向けた施策を力強く進めてまいります。
また、昨今の物価高騰に伴い、学校給食費の増額改定が見込まれておりますが、子育て世帯への経済的な負担の軽減として、増額部分への支援を行うとともに、経済的な負担の大きい多子世帯への子育て支援として、新たに第3子以降の学校給食費の無償化に取り組む考えでおり、留萌市教育委員会とともに、子育てしやすい環境づくりを進めてまいります。
地元高校における教育環境への支援につきましては、包括連携協定を結んでいる大手予備校河合塾との連携によるオンライン学習講座の実施、AI学習支援ツールの効果的な活用や、日本航空株式会社との連携によるマナーセミナーの実施など、民間活力を積極的に取り入れていくとともに、進学に向けた大学入学共通テスト模擬試験等の受験料や就職に向けた情報処理検定、簿記能力検定をはじめとした各種検定料の助成などにより、子どもたちの学習意欲を醸成するとともに、子どもたちが希望する進路の実現に向けて魅力ある教育環境の整備に対し、支援を充実・強化してまいります。
小・中学校における部活動につきましては、学校の働き方改革を推進し、少子化の中においても、子どもたちがスポーツ・文化に取り組む機会を確保するため、留萌スポーツ協会との協働により、部活動の地域移行を推進、充実させてまいります。
スポーツ・文化活動を通じて、子どもたちの夢を後押しする取組につきましては、卓球やクロスカントリーで活躍する子どもたちが、市外から市内の中学校、留萌高校に集まってきており、地元の子どもたちも刺激を受けながら、ともに全道大会や全国大会などに出場するなど、その活躍は留萌市のPRに繋がっているだけでなく、留萌高校のクラス数の維持・確保といった面でも成果を上げております。
今後も、卓球やクロスカントリーに限らず、他のスポーツ競技や文化活動についても、地元の小・中・高校生が、競技力や技術レベルを高めるため、新たにプロの試合などを観戦する際の助成金や練習環境への支援、全国規模の大会や国際大会などに出場する場合への遠征費用の支援を継続するとともに、留萌市に移り住み、高い目標をもってチャレンジする子どもたちの下宿料等の支援を継続してまいります。
また、より安全で、安心な住環境を整備するため、民間事業者の協力も得ながら、学生専用の寄宿舎の確保に向け、検討を進めてまいります。
卓球まちづくりにつきましては、幅広い世代で馴染みのあるスポーツ、卓球をモデルに、包括連携協定を結んでいる株式会社ヴィクタスとの連携をさらに深め、競技力の強化に向けた取組を継続するとともに、卓球の普及、裾野拡大に向け、小学生や初心者が新たに卓球にチャレンジできる機会を広げ、さらには、生涯スポーツとしての高齢者の健康増進などに取り組みながら、地域が一体となって「卓球のまち留萌」の推進に向け、取り組んでまいります。
寺子屋・るもいっこ事業につきましては、引き続き地域や各団体・企業と連携しながら、「地域が育む学び舎」として、学習支援や多様なプログラムによる体験活動の充実など、内容の強化・拡大を図ってまいります。
四つ目は、市民の命と財産を第一として、市民生活に関わる支援を柔軟かつ迅速に行い、地域医療の充実・強化や市民が利用しやすい利便性の高い公共サービスの導入に向けた環境整備を加速化する「市民が安心して暮らせるまち」であります。
地方の公立病院では、医師をはじめとした医療スタッフの不足が深刻化しており、管内2次医療圏の中核を担う留萌市立病院においても例外ではありません。
医療体制を堅持し、安定した病院経営を維持するためには医療スタッフの確保が不可欠であり、市民の皆様が、より信頼を寄せる病院運営が図られるよう、
病院事業管理者及び院長とともに、国や北海道、医育大学などの関係機関との連携強化に努めてまいります。
1月1日に発生した能登半島地震では交通網が寸断され、災害時における地域完結型の医療体制確保の重要性を再認識したところですが、令和6年度については、災害拠点病院としての機能確保に係る経費を基準内繰出金として追加し、移転後22年が経過している建物や設備の整備、充実を図ってまいります。
併せて、医師の減少による入院患者数の減及びコロナ後も患者数が回復できていないことや、昨今のエネルギー価格の高騰により、大変厳しい財政状況にある留萌市立病院に対し、留萌市応援基金を活用した臨時的財政支援を行い、経営状況の回復や改善を図りながら、安定した医療の提供に努めてまいります。
一方、新型コロナウイルス感染症は、感染症法上5類に分類された以降も収束することなく感染を続け、今後、新たな感染症がいつ、どこで、どのように発生するか不安がある中、今回の経験をもとに、平時からの人材確保や育成、感染対策、感染教育を継続し、留萌医療圏を守るとともに、市民が安心できる病院体制の整備に努めてまいります。
地域にとって必要不可欠な救急・周産期・小児医療をはじめとした医療提供体制の堅持に向けましては、地域医療の窮状を医育大学にも、病院開設者として私自らも訴えながら、常勤医確保に全力で取り組むとともに、常勤医確保が困難であっても出張医による診療体制の確保に努めてまいります。
また、人口構成の変化により、かかりつけ医として市内の一次医療機関の役割がこれまで以上に重要となっていることから、安定した医療従事者を確保するため、留萌市看護師等修学資金貸付事業を市内外に周知することで、制度利用者の拡大を図るとともに、長期間、留萌市に居住され、医療機関に従事していただけるよう、引き続き支援してまいります。
高齢者への見守り支援につきましては、住み慣れた地域で、安心して暮らすことができるよう、高齢者見守りネットワーク事業や高齢者の総合相談窓口として実施する各種相談対応、留萌市高齢者虐待防止対応マニュアルの改訂による権利擁護事業の充実など、第9期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に基づき、地域包括支援センターを中心に、医療や介護をはじめとした関係機関との連携を図りながら、多様な主体との協働による地域包括ケアシステムの構築に向けて、引き続き取り組みを進めてまいります。
帯状疱疹予防接種につきましては、国において定期予防接種の議論がされておりますが、現時点におきましては任意接種であり、全額自己負担となっていることから、留萌市独自の新たな取組として、50歳以上の市民を対象に帯状疱疹予防接種に対し助成を行い、帯状疱疹の予防に努めてまいります。
ごみ処理につきましては、広報誌やごみ専用アプリを通じた周知・啓発により、ごみの分別精度の向上を図るとともに、家庭から出るごみの搬出が困難な世帯に対し、ごみの収集支援を引き続き実施してまいります。
空き家の適正管理につきましては、管理責任は所有者にあることを原則としておりますので、まずは、適正に管理するよう所有者への啓発を強化し、所有者のいない危険家屋については、略式代執行の実施により、市民の安全確保に向けて取り組んでまいります。
除排雪につきましては、令和5年度から事業者8社が留萌市除排雪事業協同組合を設立し、大雪時には市内全域的な応援体制が構築されました。
今シーズンは、留萌市政始まって以来の豪雪に見舞われ、市民の皆様の生活に支障を来すこともありましたが、組合の設立による柔軟な除排雪の実現と昼夜・休日を含む従事者の全力での対応により、早急な道路交通の確保ができたものと思っております。
来シーズンは、この冬の除排雪作業の分析などを踏まえ、よりスムーズに除排雪を進める仕組みなどを組合と一緒に検討するとともに、国道・道道の各道路管理者と情報の共有化をさらに強化し、いち早い冬期交通の安全確保に努めてまいります。
障がい者福祉につきましては、第3期留萌市障がい支援計画に基づき、障がい者及び障がい児の生活実態に即した利用しやすいサービスの提供や相談に対して的確に対応できる支援体制づくりを進めてまいります。
また、障がい者及び障がい児が地域で生きがいを持って暮らしていくため、関係団体や個人が取り組む活動などに対し、支援してまいります。
市民の健康増進につきましては、温水プールぷるも、保健福祉センターはーとふる、るもい健康の駅のそれぞれの施設特性を生かし、連携を図りながら、健康意識の高揚を図るとともに、自らが主体的に行う健康づくり活動を支援してまいります。
防災、防犯体制の強化につきましては、留萌市防災備蓄計画に基づく防災資機材の整備や、留萌市地域防災計画の見直し、市民・職員向け各種防災訓練などを行ってまいります。
また、共助の地域防災力の強化による災害に強いまちづくりや女性視点に配慮した災害対策を進めてまいります。
さらには、活動団体や町内会とも協力しながら、犯罪防止の啓発活動に取り組むとともに、留萌市街路灯設置補助金のほか、留萌市住民組織運営助成金制度の拡充により、安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。
消防体制につきましては、需要増加の顕著な救急搬送業務のほか、地震や異常気象による自然災害の脅威から市民の生命・財産を守るべく、継続的に体制の維持・確保に取り組みながら、施設・車両等の計画的な更新整備を行い、消防力の一層の充実に努めてまいります。
令和5年8月の記録的な猛暑を受け、高齢者などが暑さをしのげる場所としても利用いただけるよう、市立留萌図書館における空調設備の整備に取り組んでまいります。
公共交通の維持・確保につきましては、75歳以上の高齢者を対象とした市内バス利用促進実証実験事業の検証結果を踏まえ、新たに運転免許証の自主返納が増える70歳以上を対象年齢に拡充するとともに、運賃を一律無償化する実証実験を実施します。
この取組により、どの程度市内バスの利用に繋がるのか、また高齢者がまちに出かける足を確保することで、まちの賑わいづくりにどのように繋がっていくのか、これらを引き続き検証しながら、留萌市地域公共交通活性化協議会においても、喫緊の課題として捉え、持続可能な交通手段の確保に向けて、踏み込んだ検討を行ってまいります。
あわせて、JR留萌線の代替交通となる留萌旭川線、デマンドタクシー及び旭川速達便についても、利用状況を見極めながら、維持に向けて取り組んでまいります。
JR留萌駅廃止に伴う賑わいの創出については、駅周辺エリアの再生も視野に入れながら、道の駅るもいと隣接する立地条件を生かし、賑わいの再生、創出に繋がるような公共施設、公共交通の結節機能等を再編した新交流複合施設の整備に向け、基本構想の内容を踏まえ、議会や経済界の皆様とともに基本計画づくりを進めてまいります。
陸上自衛隊留萌駐屯地の活動体制の維持につきましては、道内各駐屯地の定員充足率の低下の中、地域の安全・安心の確保はもとより、地域経済の活性化など地域振興においても必要不可欠な存在であり、まちづくりのパートナーとしても非常に大きな役割を担っていることから、定員維持に加え、さらなる充実と発展に向け、引き続き各協力団体とも連携しながら、国に対する要望活動などを積極的に行ってまいります。
また、訓練及び広報に伴う海上自衛隊艦艇の留萌港寄港の際には積極的に協力し、災害時等における連携や寄港時における補給業務等の支援を行ってまいります。
地域社会のデジタル化については、社会全体のデジタル・トランスフォーメーションの必要性が急速に高まっている中、留萌市DX推進方針に基づき、自治体情報システムの標準化や共通化、デジタルシフトによる行政事務の効率化を図るとともに、マイナンバーカードを利用した行政手続きの推進に向け、環境整備を進めてまいります。
また、情報収集や連絡手段に有効なツールであるスマートフォンの利用方法や普及に向けて、引き続き市民を対象とした使い方教室を開催するなど、地域社会のデジタル化による市民の利便性の向上に繋がる取組を推進してまいります。
留萌市が目指す姿を実現するためには、適切な政策の策定、実行と併せて、市政に対する理解と協力を得るため、様々な取組や魅力を市内外に効果的かつ効率的に伝える広報展開が重要となります。
広報の充実・強化に向け、令和5年度に運用を開始した留萌市公式LINEやインスタグラムなど、SNSを活用した効果的な情報発信とともに、広報留萌の充実、さらには、市政懇談会などを通じて、より「知りたいこと」「知らせたいこと」が伝わる戦略的な広報に積極的に取り組んでまいります。
五つ目は、「確かな財政運営と信頼」であります。
昨今の様々な社会情勢の変化に対応していきながらも、市民生活に影響を及ぼさないよう、留萌市中期財政計画に基づく5つの財政規律や財政見通しの状況について、これまでと同様に、広報誌などを通じて皆様にお伝えしていくとともに、今後必要となる施設の整備や更新に備え、中長期的な公債費負担の適正な管理を徹底していくほか、市税などの自主財源の確保と併せて、ふるさと納税の取組強化による財源確保と有効活用を図りながら、攻めと守りの堅実な財政運営を進めてまいります。
以上、令和6年度の市政に臨む執行方針を申し上げました。
明治20年代、北海道北西部に留萌を除いて港湾の適地はないと報告されて以降、幾多の紆余曲折や先人たちの情熱ある行動から、築港が実現し、今日まで留萌の「まち」は留萌港とともに歩みを続けてまいりました。
海があり、港がある、いつの時代も留萌人の心の拠り所として刻まれております。
先人たちは留萌の将来を見据え、足かけ20年もの間、請願を続け、留萌築港が実現しました。
令和となった今、社会経済の在り方が大きく変わる新たな時代の岐路に立っております。
先人たちが築いたふるさと留萌の礎を受け継ぐ私たちが手を取り合い、変化の流れを掴み、様々な困難に向き合いながらも、果敢に挑戦していかなければなりません。
数々の社会変革の波や生活スタイルの変化が留萌のポテンシャルを生かす好機を迎えています。
この好機を逃すことなく、「チャンス」「チェンジ」「チャレンジ」の精神で、前例のない時代を切り拓いていくことが、リーダーである私に課せられた使命であると受け止めております。
先人たちが築き上げた情熱と行動力、覚悟を持って、その先の未来へ前を向いて一歩踏み出すことが重要であり、このことが留萌の活性化と発展という、未来をつくるものと思っております。
職員と一丸となって、市民の皆様の思いに応えるまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、市民の皆様並びに市議会議員の皆様におかれましては、より一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、令和6年度の執行方針といたします。
○議長(
燕昌克君) 続いて、教育行政執行方針を求めます。
教育長。
◎教育長(高橋一浩君) (登壇)令和6年
留萌市議会第1回
定例会の開会にあたりまして、令和6年度の教育行政執行方針を申し上げます。
人口減少や少子高齢化の進行、情報技術やグローバル化の進展などにより、人々の価値観や働き方が大きく変化する中、社会が加速度的に変化し、複雑で予測困難な時代となってきています。
このような変化の激しい社会を生きる子どもたちには、持続可能な社会の創り手として自らの良さや可能性を認識するとともに、全ての人を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら社会の変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓いていく資質と能力の育成が求められており、そのためには個別最適な学びと協働的な学びを一層推進していかなくてはなりません。
令和6年度は、留萌市教育ビジョンが描く生涯にわたり学習・文化・スポーツ活動に取り組むことのできる環境の中で、誰もが目標に向かって成長し、希望に満ちた生活を送ることができるよう、変化する社会情勢や教育施策を視野に取り組みを推進してまいります。
以下、「学校教育」「社会教育」「教育環境」「子ども・子育て支援」の充実のための主要な施策を順に申し上げます。
はじめに、「学校教育の充実」について申し上げます。
第1の柱は、「確かな学力を身に付けるための教育の充実」についてであります。
学校間の連携・接続の推進につきましては、各中学校区において、小学校間の交流授業や中学校教諭による小学校への乗り入れ授業の実施など各教科の系統性を踏まえ、着実に学力が積み上がるよう9年間を見通した学びの構築を図るなど、
校種間で適切で一貫した教育活動を着実に推進してまいります。
児童・生徒の確かな学力の育成につきましては、全国学力・学習状況調査などの調査結果を踏まえた組織的な検証・改善サイクルの充実に努め、加配教諭の積極的活用を推進し、学びの質を一層高める授業改善と、新たな時代に対応した探求型学習を推進してまいります。
ICT教育につきましては、国のGIGAスクール構想を踏まえ、授業におけるICT機器の活用を積極的に進め、AI型学習ドリルを活用した家庭学習の取り組みなどにより児童・生徒の可能性を引き出し、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図ってまいります。
外国語教育につきましては、これからのグローバル化社会に対応した人材育成を図るため、児童・生徒のコミュニケーション能力の育成を重視した授業の推進に向けて、外国語指導助手を各学校に派遣するとともに、実用英語技能検定料の助成による資格取得者を増加させ、児童・生徒の英語力及び学習意欲の向上を図ってまいります。
特別な教育的支援が必要な児童・生徒に対する支援につきましては、個別の支援計画の活用を図り、関係機関と学校の連携を強化し、一人一人の教育的ニーズに対応した特別支援教育を推進してまいります。
第2の柱は、「豊かな心の育成」についてであります。
郷土に愛着と誇りをもつ教育につきましては、「留萌人(るもいびと)」の生き方にふれる機会の充実や地域資源を活用したふるさと学習の機会の充実を図り、特に、日本一の生産量を誇るかずの子について学ぶ取組を進めてまいります。
道徳教育につきましては、道徳的実践力を高め、主体的な判断のもとで行動し、他者との共生により、生きるための基盤として「考え、議論する道徳」の実現に向けた指導方法の工夫・改善に取り組んでまいります。
いじめ根絶に向けては、留萌市いじめ防止基本方針に基づき、学校などにおける啓発や学習の機会を設けるとともに、アンケート調査の実施によりいじめを見逃さず、関係機関等との組織的な対応により未然防止、早期対応と早期解消に努めてまいります。
不登校児童・生徒への支援につきましては、令和5年度に開設した教育支援センターゆっくるもを拠点として、不登校児童・生徒または不登校傾向にある児童・生徒に対し、家庭との信頼関係を築き、学校及び関係機関、専門性を有したスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーとの連携のもと、学校への復帰を最終的な目標として、社会的自立に向けた支援及び指導を行いながら、多様な学習機会を確保してまいります。
第3の柱は、「健やかな身体の育成」についてであります。
子どもたちの体力の向上につきましては、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果を踏まえ、運動することの楽しさを味わうことができる体育授業の充実とともに、外部講師を活用したコオーディネーショントレーニングの継続した実施による成果を踏まえ、各校での特色のある体力づくりに取り組み、運動能力の向上を目指してまいります。
また、食育につきましても、学校給食などを活用した、継続性のある計画的な食指導により、子どもたちが食に関する正しい理解や望ましい食習慣など、食への知識や関心が高まるよう取り組んでまいります。
第4の柱は、「教職員の資質・能力の総合的な向上」についてであります。
教職員には、本市の実態に即した学習指導の徹底と今日的な教育課題に迅速かつ的確に対応できる資質・能力を身につけ、自主的に参加する研修への予算措置や、オンライン授業などICT機器を活用した授業の確立につながる研究を留萌市教育研究協議会に委託するなど、教育水準向上のための調査研究に対し、支援してまいります。
学校力の向上につきましては、学校力向上に関する総合実践事業、新しいかたちの学びの授業力向上推進事業等の実施により、教員の授業力向上や学校全体の授業改善に取り組み、成果を市内の学校で共有することで、全校が一つのチームとなった包括的な学校改善を推進してまいります。
教職員の資質や能力向上には、新たに学校における働き方改革「留萌市アクション・プラン(第3期)」を策定し、教職員が日常的に授業やその準備に集中できる時間、児童・生徒と向き合うための時間を確保するため、超過勤務の縮減や負担軽減に努めてまいります。
中学校における部活動につきましては、教職員の負担軽減や部活動の維持を目的とした地域移行が一部種目でスタートしておりますが、NPO法人留萌スポーツ協会との連携のもと、中学校や地域のスポーツ団体、文化団体とのさらなる協議を通じ、地域移行を推進してまいります。
第5の柱は、「信頼される学校づくりの推進」についてであります。
学校運営協議会につきましては、各学校が定めた教育目標や学校経営方針を地域と共有し、コミュニティ・スクールの積極的な活用により、学校と地域が力を合わせて学校の運営に取り組み、「地域とともにある学校づくり」を目指してまいります。
特色ある学校づくりとして、各学校長の裁量で執行できる予算を配分し、外部人材の招へいや児童・生徒の主体的な発案により取り組む活動など、それぞれの学校が創意工夫やアイデアにより、特色ある学校運営に取り組めるよう支援してまいります。
次に、「社会教育の充実」についてであります。
第1の柱は、「生涯教育の充実」についてであります。
生涯学習プログラムにつきましては、幼・少年期から高齢期まで、高度化・多様化している学習ニーズに対応するため、魅力ある講座の企画や学習内容の充実に努めるとともに、関係機関、社会教育関係団体などとの連携をより一層強化し、留萌市社会教育基本計画に基づき生涯にわたって学ぶことができる環境づくりを推進してまいります。
寺子屋・るもいっこ事業につきましては、るもいの宝である子どもたちが、学習支援や多様なプログラムによる遊び・体験、地域の方々との交流活動などを通じて、ふるさとを愛し、自ら考え行動し、将来の夢を育むことができるよう、地域、企業、各団体と協力・連携し、「地域が育む学び舎」として子どもたちに様々な場や機会を提供するとともに、市民の皆様も生涯学習の一環として、子どもたちと一緒に参加して学ぶことのできる事業を構築し、内容の充実・拡大を図ってまいります。
第2の柱は、「生涯スポーツの推進」についてであります。
生涯スポーツの推進に向けた環境づくりにつきましては、NPO法人留萌スポーツ協会、総合型地域スポーツクラブや各競技団体などと連携を図りながら、日常生活の中で気軽に取り組むことのできる運動の普及啓発を進めるとともに、若年層から高齢者まで「身体を動かす体験や運動」の参加機会の提供に取り組んでまいります。
地域スポーツ活動の推進につきましては、各競技団体などが行う講習会への助成のほか、子どもたちのスポーツ競技力向上と将来の夢を実現できるよう、小・中・高校生が全国・国際大会に出場する場合などの選手派遣費に対する助成を継続するとともに、プロフェッショナル観戦等への支援を実施し、プロの試合を観戦しに行く機会を創出し、新たなスポーツ振興施策を展開してまいります。
温水プールぷるもにつきましては、昨年と同様に7月から9月までの3か月間の開設期間を一般開放期間とする中で、週2日間、開館時間を延長し、市民の健康増進に取り組んでまいります。
冬季のスポーツ環境の充実につきましては、神居岩スキー場におきまして、クロスカントリースキーや各種レクリエーションなどにより、子どもたちが冬の学びや遊びを体験できる環境づくりを推進してまいります。
第3の柱は、「芸術・文化活動の推進と歴史の伝承」についてであります。
芸術・文化活動の推進につきましては、文化振興に関する講演会・研修会の実施や小・中・高校生が文化や芸術への参加を通して将来の夢を実現できるよう、全道・全国大会などの大会派遣費に対する助成制度を継続してまいります。
子どもたちの文化活動につきましては、豊かな心や感性、社会性を育むため、子どもたちの伝統文化体験事業や、子どもたちの芸術鑑賞事業により、子どもたちの健全な成長につなげてまいります。
音楽合宿のまち「るもい」事業につきましては、留萌市が持つ資源、施設、地域力を活かし、市民団体が主導し誘致を行っている音楽合宿の受け入れにより、地元の子どもたちの技術力向上や地域間交流にもつなげるとともに、情報発信の強化や持続可能な受け入れ体制づくりを進めてまいります。
文化財の保存と活用の推進につきましては、適切な保全を行うとともに、郷土の歴史的な財産である、国指定重要有形民族文化財「留萌の鰊漁撈用具」や国指定史跡「旧留萌佐賀家漁場」などに関して、ICTを活用した情報発信を行い、全国に留萌市の文化財の魅力を伝えていくことや留萌の歴史・文化・自然に触れることができる体験型講座や見学会などにより、文化財を市民の学習資源として有効活用に努めてまいります。
次に、「教育環境の充実」についてであります。
第1の柱は、「安全・安心な教育環境の確保」についてであります。
学校教育施設につきましては、市内小中学校の耐震化率は100%を達成しており、老朽化した施設の計画的な改修事業に取り組み、適正管理に努めてまいります。
また、令和5年8月の北海道全域となる熱中症アラートの発令など、記録的な猛暑が続いたことにより、子どもたちの安全性を確保し、熱中症を予防するため、
小・中学校の空調設備の設置に向けた実施設計を行い、学校施設の環境改善に努めてまいります。
学校給食につきましては、留萌市学校給食センター運営委員会へ諮問いたしました学校給食事業の民間委託化の答申などを踏まえ、学校給食事業の民間委託化の検討を進め、子どもたちへ将来にわたって安定した安全・安心な学校給食を提供できる運営体制を構築してまいります。
また、学校給食費の改定に係る学校給食センター運営委員会答申の付帯意見を踏まえ、物価高騰における学校給食費改定に伴う増額部分への支援を行うとともに、経済的負担の大きい多子世帯における子育て支援として、第3子目以降の学校給食費を新たに無償化いたします。
児童センター・留守家庭児童会につきましては、熱中症対策として新たに空調設備を設置し、児童の安全確保に努めてまいります。
社会教育施設につきましては、生涯学習の拠点である図書館に対し、児童書をはじめとした蔵書を充実させるとともに、館内全体に空調設備を整備し快適な環境を整え、新規来館者の開拓、リピーターの増加、さらには利用者全体の満足度の向上につなげるとともに、安全・安心を最優先に温水プールぷるものオーバーフロー水槽更新など、計画的な施設の維持・保全に努めてまいります。
第2の柱は、「児童生徒の安全対策の充実」についてであります。
留萌市通学路安全推進協議会を中心とした関係機関による情報共有や合同点検などの実施により、交通安全や防犯、防災の観点から地域ぐるみで児童・生徒の安全確保に取り組んでまいります。
第3の柱は、「教育環境の維持向上」についてであります。
今日の少子化の進行による児童・生徒数の減少により、学校の小規模化が進んでおり、将来的な教育環境への様々な影響や課題が生じることから、留萌市立小中学校の適正規模等に関する基本方針の検証とともに、将来の適正配置を見据えた小中一貫校の設置に向けた研究を進め、子どもたちにとって望ましい教育環境について検討してまいります。
家庭環境に対する支援・充実につきましては、就学援助制度の適切な周知や実施に努めるとともに、全ての児童・生徒が日本スポーツ振興センター災害共済に加入し、安心して学校生活を送ることができるよう、引き続き、掛金の全額を市が負担してまいります。
地元高校に対する支援につきましては、包括連携協定を結んでいる大手予備校河合塾と連携し、子どもたちの学力向上を目指す取組を進めるとともに、模擬試験や各種検定料の助成をはじめとした学習支援や、日本航空株式会社と連携したマナーセミナーを行い、地元高校の魅力向上に向けた取組の強化を図ってまいります。
次に、「子ども・子育て支援の充実」についてであります。
子どもの最善の利益が実現される社会を目指し、令和7年度を始期とする第3期留萌市子ども・子育て支援事業計画を策定し、子ども・子育て家庭などの支援に取り組んでまいります。
妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行うため、引き続き子育て世代包括支援センターにおいて、子育て支援部門と母子保健部門の連携による子育て施策の拠点強化を図り、伴走型による支援を進めてまいります。
保育所における待機児童対策につきましては、引き続き社会福祉法人留萌萌幼会との連携を図るとともに、小規模保育事業の実施により、0歳児から2歳児への支援を手厚くすることで、待機児童が発生しないよう努めてまいります。
また、多子世帯への保育所保育料の無償化の対象者を拡大することにより、子育てしやすい環境づくりを推進してまいります。
子ども発達支援センターにつきましては、市町村中核子ども発達支援センターとして、通所支援各事業及び相談支援事業の充実を図るとともに、地域啓発活動をはじめとする地域支援事業を実施し、引き続き子ども・保護者、地域の多様な療育ニーズに広く応えてまいります。
青少年の健全育成につきましては、「青少年は地域から育む」という視点に立ち、引き続き留萌市青少年健全育成推進員協議会との協働を基本とし、青少年健全育成事業の充実に努めてまいります。
ヤングケアラーにつきましては、今後も相談窓口の周知を継続的に行い、早期発見・把握に努めるとともに、支援が必要な児童を把握した場合には、関係機関と連携の上、個々の事案に応じた適切な支援を行ってまいりたいと考えております。
以上、令和6年度の教育行政における主要な方針について申し上げました。
留萌市教育委員会といたしましては、未来を担う子どもたちが、自らの個性を伸ばし、自らの力で豊かな人生を切り拓いていく勇気と希望を手に入れることができるよう、家庭・学校・地域・行政が一体となって、子どもたちを育んでいくととともに、市民の誰もが生涯を通じて心豊かに学び成長し続けることができる環境の整備に努めてまいります。
市民の皆様、市議会議員の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君) 以上で、市政執行方針及び教育行政執行方針を終わります。
続いて、
提案理由の説明を求めます。
副市長。
◎副市長(渡辺稔之君) (登壇)日程11、議案第14号から日程18、議案第21号 令和6年度留萌市各会計予算及び
予算関連議案につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
令和6年度一般会計の予算編成に当たりましては、物価高騰の影響による施設管理費などの一般行政経費の増加や
会計年度任用職員の給与改定及び勤勉手当の支給など、社会情勢の変化に対応しながら安定した財政運営を進めていくため、留萌市応援基金を有効活用し、地元企業などへの積極的支援による地域産業の活性化のほか、子育て支援や高齢者支援など、市民サービスに広く還元する新たな施策を実行していくとともに、安定した医療の提供を市民に実現していくために病院事業会計の臨時支援など、地域の活性化と留萌市の今後の持続的な発展を目指し、予算編成をしたところであります。
それでは日程11、議案第14号 令和6年度留萌市
一般会計予算につきまして
提案理由の御説明を申し上げますので、予算書の2ページをお開きいただきたいと思います。
まず、第1条から第4条までの内容を御説明申し上げ、その後、各条項に関連します第1表から第3表を御説明申し上げます。
初めに、予算第1条は予算の総額、款項の区分及び
当該区分ごとの金額の定めであります。
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ161億5,836万2,000円と定め、令和5年度当初予算と比較いたしまして17億581万4,000円、11.8%の増となっております。
次に、予算第2条は
債務負担行為の定めであります。
地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額につきまして定めるものであります。
次に、予算第3条は地方債の定めであります。
地方自治法第230条第1項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法につきまして定めるものであります。
次に、予算書の3ページをお開きいただきたいと思います。
予算第4条は一時借入金の定めであります。
地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借入れの最高額を40億円と定めるものであります。
次に、予算書の4ページをお開きいただきたいと思います。
予算第1条に関連する款項の区分、金額につきましては、4ページと5ページの第1表
歳入歳出予算のとおりでありますが、その内容につきましては、
歳入歳出予算事項別明細書により御説明を申し上げます。
初めに、歳入を御説明いたしますので、予算書の8ページをお開きいただきたいと思います。
歳入の主なものにつきまして、前年度予算との比較により御説明を申し上げます。
第1款市税につきましては21億1,988万7,000円で、令和6年度の個人市民税の定額減税や各税目の直近の状況を踏まえ1億1,047万5,000円の減であります。
なお、定額減税に伴う減収分につきましては、第10款地方特例交付金において補填されるものであります。
第11
款地方交付税につきましては56億1,800万円で、
普通交付税は令和5年度の算定結果を踏まえ、地方財政計画を反映し、1億4,800万円の増であります。
第18
款寄附金につきましては21億5,600万円で、令和5年度の留萌市
応援寄附金の受入れ状況を踏まえ、9億5,600万円の増であります。
第19
款繰入金につきましては12億858万9,000円で、留萌市応援基金などの繰入金や予算編成における税収不足の補填財源としての
財政調整基金の繰入金の増加などにより、6億470万5,000円の増であります。
次に、歳出を御説明いたしますので、予算書の9ページをお開きいただきたいと思います。
歳出の主なものにつきまして、前年度予算との比較により御説明を申し上げます。
第2
款総務費につきましては29億9,965万4,000円で、留萌市
応援寄附金の増加に伴う
ふるさと応援推進事業や庁内のデジタル化に関する事業の増加などにより、12億4,731万8,000円の増であります。
第4
款衛生費につきましては25億3,373万1,000円で、病院事業会計への臨時支援や焼却施設の基本設計に伴う留萌南部衛生組合負担金の増加などにより、5億1,240万2,000円の増であります。
第7款商工費につきましては2億1,357万1,000円で、道の駅るもいの整備終了に伴う減などにより1億3,886万6,000円の減であります。
第10
款教育費につきましては9億6,959万2,000円で、教職員住宅改修事業や
小・中学校、図書館の空調設備の整備のほか、学校給食費に対する支援事業の増加などにより、1億6,794万9,000円の増であります。
第13款職員給与費につきましては15億6,914万2,000円で、退職予定者数の増や
会計年度任用職員の給与制度の変更に伴い、1億2,251万4,000円の増であります。
次に、予算書の6ページをお開きいただきたいと思います。
予算第2条に関連する
債務負担行為の事項、期間及び限度額につきましては、第2表
債務負担行為のとおりであります。
次に、予算書の7ページをお開きいただきたいと思います。
予算第3条に関連する地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法につきましては、第3表地方債のとおりであります。
以上、令和6年度留萌市
一般会計予算の概要につきまして御説明を申し上げましたが、予算に関する資料として
予算説明資料、市税
予算説明資料、主要施策一覧表、総合計画第8期実施計画、政策事業形成過程説明資料を別に作成しておりますので、あわせて御審議の参考にしていただきたいと存じます。
次に、
予算関連議案の御説明を申し上げます。
日程12、議案第15号 留萌市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例等の一部を改正する
条例制定について、
提案理由の御説明を申し上げます。
地方自治法の一部改正に伴い、令和6年4月より
会計年度任用職員に対する勤勉手当の支給が可能となることから、本市においても
地方自治法の改正趣旨を踏まえ、留萌市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例などの関連条例の整備を図るため、この条例を制定しようとするものでございます。
主な改正内容でありますけれども、第1条の留萌市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例の改正は、第2条において規定する
会計年度任用職員の給与に勤勉手当を新設し、フルタイム
会計年度任用職員及びパートタイム
会計年度任用職員の勤勉手当に関する支給対象、算定方法などを規定するため、第12条の2及び第16条の2を追加するものでございます。
また、勤勉手当の新設に合わせ、条項字句の整理を行うものであります。
次に、第2条の留萌市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の改正は、第1条と同様に
会計年度任用職員の給与の種類に勤勉手当を新設するものであります。
次に、第3条の留萌市職員の育児休業等に関する条例の改正は、育児休業をしている
会計年度任用職員に勤勉手当を支給できるよう改めるため、第7条の規定を改正するものであります。
なお、附則につきましては、施行期日と経過措置を定めるものであります。
次に、予算書の152ページをお開きいただきたいと思います。
日程13、議案第16号 令和6年度留萌市
国民健康保険事業特別会計予算につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
予算第1条は予算の総額、款項の区分及び
当該区分ごとの金額の定めであります。
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ18億3,605万5,000円と定め、令和5年度当初予算と比較いたしまして1億2,647万3,000円、6.4%の減であります。
次に、予算第2条は歳出予算の流用の定めであります。
地方自治法第220条第2項ただし書の規定により、保険給付費の各項に計上しております予算額に過不足を生じた場合、同一款内でこれらの経費の各項間の流用ができるよう定めるものであります。
次に、予算書の153ページをお開きいただきたいと思います。
予算第3条は一時借入金の定めであります。
地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借入れの最高額を10億円と定めるものであります。
次に、予算書の154ページをお開きいただきたいと思います。
予算第1条に関連する款項の区分、金額につきましては、第1表
歳入歳出予算のとおりでございますので、御参照いただきたいと思います。
次に、予算書の182ページをお開きいただきたいと思います。
日程14、議案第17号 令和6年度留萌市
後期高齢者医療事業特別会計予算につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
予算第1条は予算の総額、款項の区分及び
当該区分ごとの金額の定めであります。
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ4億2,591万7,000円と定め、令和5年度当初予算と比較いたしまして2,569万5,000円、6.4%の増であります。
次に、予算書の183ページをお開きいただきたいと思います。
予算第1条に関連する款項の区分、金額につきましては、第1表
歳入歳出予算のとおりでございますので、御参照いただきたいと思います。
次に、予算書の196ページをお開きいただきたいと思います。
日程15、議案第18号 令和6年度留萌市
介護保険事業特別会計予算につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
予算第1条は予算の総額、款項の区分及び
当該区分ごとの金額の定めであります。
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ20億9,204万9,000円と定め、令和5年度当初予算と比較して9,854万5,000円、4.5%の減であります。
次に、予算第2条は歳出予算の流用の定めであります。
地方自治法第220条第2項のただし書の規定により、保険給付費の各項に計上しております予算額に過不足を生じた場合、同一款内でこれらの経費の各項間の流用ができるよう定めるものであります。
次に、予算書の198ページをお開きいただきたいと思います。
予算第1条に関連する款項の区分、金額につきましては、第1表
歳入歳出予算のとおりでございますので、御参照いただきたいと思います。
次に、
予算関連議案の御説明を申し上げます。
日程16、議案第19号 留萌市
介護保険条例の一部を改正する
条例制定につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
介護保険法に基づき、令和6年度から令和8年度までの保険料率等を定めるため、この条例の一部を改正しようとするものであります。
第6条第1項の改正規定は、第1号被保険者の区分に応じ、それぞれ当該各号に定める額に改めるとともに、現行の第9段階の上に新たに4段階を設けようとするものであります。
同条第2項から第4項の改正規定は、第1段階から第3段階までの低所得者の減額賦課に係る額を改めようとするものであります。
第8条第3項の改正規定は、資格取得、喪失等に係る区分の多段階化に伴う字句の整理であります。
第20条第3項の改正規定は、計画の進行管理に合わせて介護保険運営協議会委員の任期を2年から3年に改めようとするものであります。
なお、附則につきましては、施行期日と経過措置を定めるものであります。
次に、予算書229ページをお開きいただきたいと思います。
日程17、議案第20号 令和6年度留萌市
港湾事業特別会計予算につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
第1条は予算の総額、款項の区分及び
当該区分ごとの金額の定めであります。
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ1億2,396万5,000円と定め、令和5年度当初予算と比較いたしまして1,443万7,000円、10.4%の減であります。
次に、予算第2条は地方債の定めであります。
起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法につきまして定めるものであります。
次に、予算第3条は一時借入金の定めであります。
地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借入れ最高額を1億円と定めるものであります。
次に、予算書の231ページをお開きいただきたいと思います。
予算第1条に関連する款項の区分、金額につきましては、第1表
歳入歳出予算のとおりでございますので、御参照いただきたいと思います。
次に、予算書の232ページをお開きいただきたいと思います。
予算第2条に関連する地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法につきましては、第2表地方債のとおりであります。
次に、予算書の242ページをお開きいただきたいと思います。
日程18、議案第21号 令和6年度留萌市
下水道事業会計予算につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
初めに第2条業務の予定量でありますが、月平均接続戸数は7,050件で、年間総処理水量は168万8,388立方メートル、1日平均処理水量は4,626立方メートルを予定し、主な建設改良事業といたしましては、雨水管、汚水管の整備事業や、処理場整備の更新事業を予定しているところであります。
次に、第3条の収益的収入及び支出の予定額でありますが、収入につきましては、第1款下水道事業収益を9億378万9,000円とし、予算書の243ページに移りまして、支出につきましては、第1款下水道事業費用を8億8,488万5,000円と予定しているところであります。
次に、第4条資本的収入及び支出でありますが、収入につきましては第1款資本的収入を7億848万7,000円とし、予算書の244ページに移りまして、支出につきましては、第1款資本的支出を9億9,917万8,000円と予定しているところであります。
次に、第4条の2、特例的収入及び支出でありますが、下水道事業の公営企業法適用前に発生する債権及び債務として、未収金を700万円、未払金を2億8,748万7,000円と予定しております。
次に、第5条
債務負担行為につきましては、
地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額につきまして定めるものであります。
次に、予算書の245ページをお開きいただきたいと思います。
第6条企業債につきましては、
地方自治法第230条第1項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めるものであります。
第7条一時借入金につきましては、その限度額を5億円と定めるものであります。
第8条予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、予定支出額に不足が生じた場合に各項間で流用することができることを定めるものであります。
次に、予算書の246ページをお開きいただきたいと思います。
第9条議会の議決を経なければ利用することのできない経費につきましては、職員給与費を定めようとするものであります。
第10条他会計からの補助金につきましては、一般会計からの補助金の額を定めようとするものでございます。
以上、大変雑駁ではございますが、議案第14号から第21号までの
提案理由の説明とさせていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君)
都市環境部長。
◎
都市環境部長(大和俊賢君) (登壇)日程19、議案第22号 令和6年度留萌市
水道事業会計予算につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
予算書の264ページを御覧願います。
初めに、第2条の業務予定量でありますが、月平均給水件数を9,524件、年間総配水量を283万1,905立方メートルと予定しているところであります。
1日平均配水量は6,892立方メートルを予定し、主な建設改良事業といたしましては、送・配水管網整備事業、配水施設整備事業、浄水場設備更新事業、IoT設備整備事業を予定しているところであります。
次に、265ページを御覧願います。
第3条の収益的収入及び支出の予定額でありますが、収入につきましては第1款水道事業収益を6億9,317万4,000円に、支出につきましては第1款水道事業費用を5億8,070万2,000円に予定しているところであります。
次に、266ページを御覧願います。
第4条の資本的収入及び支出でありますが、収入につきましては第1款資本的収入を11億7,282万8,000円に、支出につきましては第1款資本的支出を13億9,560万3,000円に予定しているところであります。
次に、第5条
債務負担行為につきましては、配水場管理業務委託料ほか4件について、
地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額につきましてそれぞれ定めたものであります。
次に、267ページを御覧願います。
第6条企業債につきましては、水道事業債を予定し、
地方自治法第230条第1項の規定により、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めたものであります。
第7条の一時借入金につきましては、その限度額を5億円と定めようとするものであります。
第8条予定支出の各項の経費の金額の流用は、予定支出額に不足が生じた場合に各項間で流用することができることを定めたものであります。
次に、268ページを御覧願います。
第9条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費及び交際費を定めようとするものであります。
第10条は一般会計からの補助金を2,166万7,000円に、第11条はたな卸資産購入限度額を2,349万4,000円に定めようとするものであります。
以上、議案第22号の説明とさせていただきますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
燕昌克君)
病院事務部長。
◎
病院事務部長(江川雅信君) (登壇)日程20、議案第23号 令和6年度留萌市
病院事業会計予算につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
予算書の288ページを御覧いただきたいと思います。
第2条業務の予定量でありますが、病床数は稼働病床246床とし、年間患者数は入院6万225人、外来10万4,550人、一日平均患者数は入院165人、外来425人とするものであります。
主な建設改良事業は、医療用器械及び備品等取得費を1億5,633万1,000円、施設設備等改修費を1億2,496万円と予定するものであります。
次に289ページを御覧ください。
第3条収益的収入及び支出でありますが、収入につきましては第1款病院事業収益を61億1,512万3,000円とし、支出については第1款病院事業費用を64億9,537万2,000円と予定するものであります。
次に、290ページを御覧ください。
第4条資本的収入及び支出でありますが、収入につきましては第1款資本的収入を6億5,034万1,000円とし、支出につきましては第1款資本的支出を9億1,918万7,000円と予定するものであります。
次に、291ページを御覧願います。
第5条
債務負担行為につきましては、
地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為ができる事項、期間及び限度額につきましてそれぞれ定めるものであります。
第6条企業債につきましては、医療用器械等整備事業債及び病院付帯施設整備事業債を予定するもので、
地方自治法第230条第1項の規定により、発行する起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法につきまして定めるものであります。
次に、292ページを御覧願います。
第7条一時借入金につきましては、借入れの限度額を30億円と定めるものであります。
第8条予定支出の各項の経費の金額の流用につきまして、予定支出額に不足が生じた場合に各項間での流用をすることができる場合を定めるものであります。
第9条議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費及び交際費を定めるものであります。
第10条は他会計からの補助金を定めるもので、一般会計からの補助金であります。
第11条はたな卸資産購入限度額を定めるものでございます。
次に、293ページを御覧願います。
第12条重要な資産の取得及び処分につきましては、取得する資産の種類、名称及び数量について定めるものでございます。
以上、令和6年度留萌市
病院事業会計予算の説明といたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
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△
予算審査特別委員会の設置
○議長(
燕昌克君) お諮りいたします。
議案第14号から第23号までの
予算関連議案10件は、全議員をもって構成する令和6年度
予算審査特別委員会を設置しこれに審査を付託したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
燕昌克君) 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
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△休会の議決
○議長(
燕昌克君) お諮りいたします。
各自
議案調査及び
委員会審査のため、明日6日から10日までの5日間及び13日から14日午前までは休会にしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
燕昌克君) 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
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△散会宣告
○議長(
燕昌克君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれにて散会します。
午後 0時28分散会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
令和 年 月 日
留萌市議会議長 燕 昌 克
署 名 議 員 野 崎 良 夫
署 名 議 員 村 上 均...