令和 3年第1回 2月定例会 令和3年第1回2月定例会 釧 路 市 議 会 会 議 録 第 8 日 令和3年3月19日(金曜日
)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議事日程 午後3時開議日程第1 議案第1号から第28号まで及び第38号並びに陳情第1号(委員長報告、討論、表決)日程第2 議案第29号
農業委員会委員の任命について同意を求める件日程第3 議案第39号 副市長の選任について同意を求める件日程第4 諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件日程第5 議案第40号及び第41号日程第6 意見書案第1号 高齢者施設、障がい者施設及び医療機関の職員、入所・入院者全員に対する全額国費での一斉・定期的なPCR検査を求める意見書日程第7 意見書案第2号 悪質商法による消費者被害をなくすために預託法並びに
特定商取引法及び同法指針の改正並びに
特定商取引法の執行強化を求める
意見書 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 会議に付した案件1 諸般の報告1 日程第11 日程第21 日程第31 日程第41 日程第51 日程第61 日程第7
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出席議員(28人) 議 長 15番 松 永 征 明 副議長 16番 松 橋 尚 文 1番 伊 東 尚 悟 2番 大 澤 恵 介 3番 山 口 光 信 4番 金 安 潤 子 5番 三 木 均 6番 高 橋 一 彦 7番 続 木 敏 博 8番 森 豊 9番 粟 屋 剛 10番 松 原 慶 子 11番 河 合 初 恵 12番 大 越 拓 也 13番 西 村 雅 人 14番 草 島 守 之 17番 秋 田 慎 一 18番 月 田 光 明 19番 畑 中 優 周 20番 村 上 和 繁 21番 梅 津 則 行 22番 板 谷 昌 慶 23番 岡 田 遼 24番 工 藤 正 志 25番 松 尾 和 仁 26番 宮 田 団 27番 酒 巻 勝 美 28番 佐 藤 勝
秋 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出席を求めた者 休会前に同じ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本会議場に出席した者 休会前に同じ 但し、
齋藤優治福祉部長出席。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議会事務局職員 休会前に同じ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 午後3時00分開議
△開議宣告
○議長(松永征明) 皆様ご苦労さまでございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、休会前に引き続き会議を開きます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△諸般の報告
○議長(松永征明) 事務局長に諸般の報告をさせます。
◎議会事務局長(若生貴仁) 報告をいたします。 ただいまの出席議員は28人であります。 次に、本日付をもって市長から議案第39号副市長の選任について同意を求める件の追加提出がありました。 次に、本日付で三木均議員外7人から議案第40
号釧路市議会会議規則の一部を改正する規則、議案第41
号釧路市議会委員会条例の一部を改正する条例の追加提出がありましたので、お手元に配付いたしました。 次に、
工藤正志議員外3人から意見書案第1
号高齢者施設、障がい者施設及び医療機関の職員、入所・入院者全員に対する全額国費での一斉・定期的なPCR検査を求める意見書、
民生福祉常任委員会伊東尚悟委員長から意見書案第2号悪質商法による消費者被害をなくすために預託法並びに
特定商取引法及び同法指針の改正並びに
特定商取引法の執行強化を求める意見書、以上2件の提出がありましたので、お手元に配付いたしました。 次に、本日付で
村上和繁議員外3人から議案第38号令和3年度釧路市
一般会計補正予算に対する修正動議の提出がありましたので、お手元に配付いたしました。 次に、本日の議事日程は日程第1 議案第1号から第28号まで及び第38号並びに陳情第1号日程第2 議案第29号日程第3 議案第39号日程第4 諮問第1号日程第5 議案第40号及び第41号日程第6 意見書案第1号日程第7 意見書案第2号であります。 以上で報告を終わります。 ──────────────────── 〔朗読せざるも掲載〕 2月
定例市議会議案件名(追加分) 議案番号 件 名議案第39号 副市長の選任について同意を求める件 (以上1件 市長提出)議案第40号
釧路市議会会議規則の一部を改正する規則議案第41号
釧路市議会委員会条例の一部を改正する条例 (以上2件
議員提出) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△日程第1 議案第1号ほか上程(委員長報告、討論、表決)
○議長(松永征明) 日程第1、議案第1号から第28号まで及び第38号並びに陳情第1号を一括議題といたします。 ────────────────────
△委員長報告
○議長(松永征明) 順次、各委員長の報告を求めます。 最初に、
総務文教常任委員長の報告を求めます。 25番
松尾和仁委員長。
◆25番(松尾和仁議員) (登壇) 今定例会において、当
総務文教常任委員会に付託されました各案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 当委員会は、3月11日に開会し、5日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 採決の結果、議案第18号釧路市
職員定数条例の一部を改正する条例につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第16号釧路市
地域協議会条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例、議案第17号釧路市事務分掌条例の一部を改正する条例、議案第27
号新市建設計画の変更に関する件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。
○議長(松永征明) 次に、
経済建設常任委員長の報告を求めます。 2番
大澤恵介委員長。
◆2番(大澤恵介議員) (登壇) 今定例会において、当
経済建設常任委員会に付託されました各案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 当委員会は、3月11日に開会し、4日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 採決に際し、
日本共産党議員団所属委員から、議案第28号釧路港
港湾区域内公有水面埋立ての件について、身の丈を超えた過大投資である
国直轄港湾工事に係る、
しゅんせつ土砂の埋立用地に関する議案であり、賛成できない。よって、反対する。との態度表明がありました。 採決の結果、議案第28号釧路港
港湾区域内公有水面埋立ての件につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第24号釧路市第6
魚揚場施設改修事業分担金条例、議案第25号釧路市
水道事業給水条例等の一部を改正する等の条例の一部を改正する条例につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。
○議長(松永征明) 次に、
民生福祉常任委員長の報告を求めます。 1番
伊東尚悟委員長。
◆1番(伊東尚悟議員) (登壇) 今定例会において、当
民生福祉常任委員会に付託されました各案件につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 当委員会は、3月11日に開会し、5日間にわたり付託案件及び所管事項に関する審査を行い、本日、採決を行って閉会しました。 採決に際し、
日本共産党議員団所属委員から、議案第21号釧路市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例について、本案は、高齢者施設における職員配置基準や運営基準を27項目にわたり変更するものであるが、その多くが規制を緩和する内容になっている。この改正案が通れば、深夜の仮眠が取れなくなるなど職員の負担が増え、介護人材の確保が一層困難になってしまう。よって、反対する。との態度表明がありました。 採決の結果、議案第21号釧路市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第19号釧路市
乳幼児等医療費助成条例等の一部を改正する条例、議案第20号釧路市
介護保険条例の一部を改正する条例、議案第22号釧路市阿寒町
コミュニティ施設条例の一部を改正する条例、議案第23号釧路市
国民健康保険条例の一部を改正する条例、議案第26号釧路市火災予防条例の一部を改正する条例につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情第1号悪質商法による消費者被害をなくすために預託法並びに
特定商取引法及び同法指針の改正並びに
特定商取引法の執行強化を求める意見書の件につきましては、全会一致で採択すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。
○議長(松永征明) 次に、
予算決算常任委員長の報告を求めます。 5番
三木均委員長。
◆5番(三木均議員) (登壇) 今定例会において、当
予算決算常任委員会に付託されました各議案のうち、3月12日の本会議で議決されたものを除く議案につきまして、審査の概要と結果を報告いたします。 当委員会は、3月11日から17日まで各分科会において付託議案に関する審査を行い、18日の委員会において、各
分科会委員長から審査報告を受けた後、市長総括質疑を行い、本日、採決を行って閉会しました。 本日の委員会においては、
村上和繁委員外3人の委員から、議案第38号令和3年度釧路市
一般会計補正予算に対する修正の動議が提出されました。 提出者の説明後、修正案に賛成の立場から討論があり、採決の結果、修正案につきましては、賛成少数で否決すべきものと決しました。 次に、原案につきましては、賛成多数で可決すべきものと決しました。 次に、その他の付託議案について採決の結果、議案第1号令和3年度釧路市
一般会計予算、議案第2号令和3年度釧路市
国民健康保険特別会計予算、議案第3号令和3年度釧路市
国民健康保険阿寒診療所事業特別会計予算、議案第4号令和3年度釧路市
国民健康保険音別診療所事業特別会計予算、議案第5号令和3年度釧路市
後期高齢者医療特別会計予算、議案第6号令和3年度釧路市
介護保険特別会計予算、議案第8号令和3年度釧路市
駐車場事業特別会計予算、議案第10号令和3年度釧路市
病院事業会計予算、議案第11号令和3年度釧路市
水道事業会計予算、議案第13号令和3年度釧路市
下水道事業会計予算、議案第15号令和3年度釧路市
港湾整備事業会計予算につきましては、いずれも賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 また、議案第7号令和3年度釧路市
魚揚場事業特別会計予算、議案第9号令和3年度釧路市
動物園事業特別会計予算、議案第12号令和3年度釧路市
工業用水道事業会計予算、議案第14号令和3年度釧路市
公設地方卸売市場事業会計予算につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、議案第1号から第6号まで、第8号、第10号、第11号、第13号及び第15号につきましては、原案に反対の立場から討論がありました。 以上で報告を終わります。
○議長(松永征明) 次に、石炭対策・
関連エネルギー調査特別委員長の報告を求めます。 18番
月田光明委員長。
◆18番(月田光明議員) (登壇) 当石炭対策・
関連エネルギー調査特別委員会の付議事件であります「
石炭産業振興対策及び
石炭火力発電所の立地促進に関する件」について、前委員会以降の審査の経過と概要を報告いたします。 当委員会は、3月17日に開催し、審査を行いました。 審査においては、来年度の
炭鉱技術研修事業の事業内容についての質問があり、理事者から、今年度はコロナ禍により研修生が来ることができなかったが、研修生が来ることや、技術者を派遣することは非常に大事だと思っており、対象国からも大変強い要望がある。国においても、来年度の研修事業に向けてコロナ禍を考慮しつつ、あくまでも研修生が来ることを前提に作業を進めているとの答弁がありました。 当委員会でなされた審査が、石炭産業の
長期安定政策確立と安定振興に資することを期待し、以上で中間報告を終わります。
○議長(松永征明) 次に、
都心部市街地整備特別委員長の報告を求めます。 14番
草島守之委員長。
◆14番(草島守之議員) (登壇) 今定例会において、当
都心部市街地整備特別委員会の付議事件であります「釧路駅周辺地区、北大通及び
北大通隣接地区の
都市機能充実と、
都市機能充実に資する民間事業の誘発促進に関する件」について前委員会以降の審査の経過と概要を報告いたします。 当委員会は、3月16日に開会し、審査を行いました。 審査において、防災等の視点を含む釧路駅
周辺まちづくりに関し、
釧路都心部まちづくり計画事業構想編(素案)について、
パブリックコメントに寄せられた意見件数は多いものの、当計画は市の将来に向けて重要となることから、市民に分かりやすく説明し、理解を得られるよう努めていくこと、また、駅周辺の道路形状の変更に伴う災害時の対応や、駅前広場への公共公益施設をはじめとした導入検討、鉄道高架事業に要する概算事業費及び市の負担額などについての議論がありました。 当委員会でなされた審査が、釧路駅周辺地区、北大通及び
北大通隣接地区の
都市機能充実に資することを期待し、以上で中間報告を終わります。
○議長(松永征明) 次に、
議会広報特別委員長の報告を求めます。 11番
河合初恵委員長。
◆11番(河合初恵議員) (登壇) 当
議会広報特別委員会の付議事件であります「議会活動の広報に関する件」について、審査の経過を報告いたします。 当委員会は、閉会中の1月18日並びに今会期中の2月26日及び3月17日に開催し、審査を行いました。 1月18日の審査においては、市議会だより第68号の紙面内容を確認したほか、
議会中継映像の利用について協議しました。 2月26日の審査においては、市議会だより第69号の紙面構成を確認したほか、
議会中継映像の利用に関する申合せについて確認しました。 3月17日の審査においては、市議会だより第69号の発行予定の確認と、次期委員会への申し送り事項について確認しました。 以上で報告を終わります。
○議長(松永征明) 以上で各委員長の報告は終わりました。 ────────────────────
△委員長報告に対する質疑
○議長(松永征明) 各委員長の報告に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ────────────────────
△議案第38号に対する修正動議(提案説明)
○議長(松永征明) 議案第38号に対しては、
村上和繁議員外3人から修正の動議が提出されております。 この際、提出者の説明を求めます。 20番
村上和繁議員。
◆20番(
村上和繁議員) (登壇) ただいま議題に供されました議案第38号令和3年度釧路市
一般会計補正予算に対する修正動議について、改めて本会議におきまして提案者を代表し、趣旨説明をさせていただきます。 修正動議の文案につきましては、皆様のお手元に配付をされております。 本修正案は、議案第38号令和3年度釧路市
一般会計補正予算中、歳入第19款第1項基金繰入金の補正額を3,107万8,000円に修正し、併せて歳出第2款総務費第1項総務管理費の補正額を10億3,003万8,000円に修正するものです。 この修正によって、歳入歳出ともに補正額は10億3,003万8,000円となります。 また、歳入歳出の総額は973億3,003万8,000円となります。 この基金繰入金及び総務管理費の補正予算の修正は、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業費において、
保育所等従事者慰労金事業を追加し、保育士など
児童福祉施設で保育に従事する者に慰労金を支給するため、
消費喚起対策応援事業の事業費を2億6,743万8,000円に修正するためのものです。 以上、修正動議の説明とさせていただきます。よろしくご審議をいただき、満場のご賛同をお願い申し上げます。 ────────────────────
△修正案に対する質疑
○議長(松永征明) ただいまの修正案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ────────────────────
△議案第38号及び修正案討論
○議長(松永征明) これより議案第38号及びこれに対する修正案を一括して討論に入ります。 討論の通告がありますので、13番
西村雅人議員の発言を許します。 13番
西村雅人議員。
◆13番(
西村雅人議員) (登壇) 私は、議案第38号令和3年度釧路市
一般会計補正予算に対する修正案に賛成する立場で、その理由について討論させていただきたいと思います。 議案第38号は、
新型コロナウイルス感染症対策予算の補正をするものであり、私はこの補正予算案には賛成できる点も多々あるとは思っております。しかし、もっとよい補正予算にしたい、そういう思いから、今この場に立たせていただいております。
予算決算常任委員会でも申し上げましたが、本修正案は、保育所、幼稚園、
放課後児童クラブなど、子どもと直接接触する職員およそ1,300人に対し、1人5万円の慰労金を支給するものであります。 この点私も一般質問や
民生福祉常任委員会で、市の独自施策として実現を迫りましたが、市は全国一律の制度として行うべきもの、全国市長会を通じて国に要請しているという答弁で、後ろ向きな態度に終始しました。 このような行政に対し、業を煮やした市内の労働組合から、市議会に対し、
児童福祉施設等従事者慰労金の支給を求める陳情が、昨年12月提出されました。
民生福祉常任委員会では、市内の保育所で栄養士として働いている方が趣旨説明をし、小さな子どもと密にならざるを得ない状況を一言一句かみしめるように証言していた姿が、私の脳裏に焼きついています。 しかし、採決の結果、賛成少数となり、市議会もまた当事者の願いに背を向けてしまったのです。 陳述者の一人に、直ちに電話をし、採決結果を伝えると、電話口の向こうから悲しそうなため息が漏れていました。そのとき私は、この理不尽な問題をこのままにしてよいわけがないと強く思いました。 これらのことが背景にあり、
日本共産党議員団は、
保育所等従事者への慰労金支給をこのまま放置せず、このたびの修正案を出すに至ったのであります。 これまで
新型コロナウイルス感染対策としては、国の施策として医療従事者や
高齢者施設従事者には慰労金が支給されており、不十分ながらも一定の効果があったと考えます。 しかし、
保育所等従事者には、国の制度設計から漏れていたため、自治体独自の施策として制度設計を図るしかないと考えます。 北海道では、札幌市、旭川市、函館市、苫小牧市、小樽市、滝川市、深川市、北広島市、室蘭市、それに名寄市など、全道のある程度の人口のある都市ではほとんど実施されているものであります。釧路市でやらない道理はないと思います。 なお、財源については、このたび
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が9.8億円支給されますが、そこから6,500万円程度を支出する案になっております。 市の負担はないため、財源面からも全く問題はありません。 よって、本修正案は賛成すべきものと考えます。 以上で賛成討論を終わります。
○議長(松永征明) 以上をもって討論を終結いたします。 ────────────────────
△議案第38号修正案表決(起立少数・否決)
○議長(松永征明) これより議案第38号令和3年度釧路市
一般会計補正予算を採決いたします。 まず、本案に対する
村上和繁議員外3人から提出された修正案を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 本修正案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立少数〕
○議長(松永征明) 起立少数と認めます。 よって、修正案は否決されました。 ────────────────────
△議案第38号表決(起立多数・可決)
○議長(松永征明) 次に、原案について採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 原案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(松永征明) 起立多数と認めます。 よって、議案第38号令和3年度釧路市
一般会計補正予算は原案のとおり可決されました。 ────────────────────
△議案第16号ほか12件討論終結
○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 議案第16号から第28号までの以上13件については、討論の通告がございませんので、討論を終結し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 これをもって討論を終結し、直ちに採決を行います。 ────────────────────
△議案第16号ほか9件表決(可決)
○議長(松永征明) 議案第16号、第17号、第19号、第20号及び第22号から第27号までの以上10件を一括採決いたします。 各案に対する委員長の報告は原案可決であります。 各案を委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、各案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。 ────────────────────
△議案第18号ほか2件表決(起立多数・可決)
○議長(松永征明) 次に、議案第18号釧路市
職員定数条例の一部を改正する条例、議案第21号釧路市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例、議案第28号釧路港
港湾区域内公有水面埋立ての件の以上3件を一括採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 各案に対する委員長の報告は原案可決であります。 各案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(松永征明) 起立多数と認めます。 よって、各案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。 ────────────────────
△議案第1号ほか14件討論
○議長(松永征明) 次に、議案第1号から第15号までの以上15件に対する一括討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次これを許します。 最初に、21番
梅津則行議員の発言を許します。 21番
梅津則行議員。
◆21番(
梅津則行議員) (登壇) それでは、
日本共産党議員団を代表して、議案第1号令和3年度釧路市
一般会計予算、議案第2号令和3年度釧路市
国民健康保険特別会計予算、議案第3号令和3年度釧路市
国民健康保険阿寒診療所事業特別会計予算、議案第4号令和3年度釧路市
国民健康保険音別診療所事業特別会計予算、議案第5号令和3年度釧路市
後期高齢者医療特別会計予算、議案第6号令和3年度釧路市
介護保険特別会計予算、議案第10号令和3年度
病院事業会計予算、議案第11号令和3年度釧路市
水道事業会計予算、議案第13号令和3年度釧路市
下水道事業会計予算、議案第15号令和3年度釧路市
港湾整備事業会計予算の10件を一括して反対討論を行います。 最初に、令和3年度一般会計、病院事業会計、阿寒診療所事業会計、音別診療所事業会計には、マイナンバーカード関連予算が計上されています。 一般会計の審査においては、これまで以上に普及啓発を図ると答弁をされました。市は、前のめり状態であります。 その例として挙げられるのが、マイナポイント事業であります。カードを作成して5,000円のポイントがもらえること、これが実は多くの市民がカードを作成をする動機ではないでしょうか。マイナポイントの取得は、以下の順番の流れになっております。 1、マイナンバーカードの交付申請を行うこと、2、マイナンバーカードが交付される、3、総務省が開設しているウェブサイト、マイキープラットホームにアクセスをする、4、マイナンバーカードを使ってマイキーIDを取得する、5、マイキーIDを自分が使いたいキャッシュレスサービスのIDとひも付ける、6、キャッシュレスサービスを利用して店舗やネットで買物をする、7、キャッシュレス決済事業者が利用者にマイナポイントを付与する、8、キャッシュレス決済事業者が利用者に付与したマイナポイント相当額を国に請求する、9、国からキャッシュレス決済事業者にマイナポイント分を補助金として支払われる、この一連の中でマイキーIDの取得、そしてキャッシュレスサービスのIDとのひも付け、その際に必要なのがマイナンバーカードであります。 マイナポイントを使うための手続には、カードの公的個人認証の利用者用電子証明書のパスワードの入力が必要です。 よって、この狙いは市民にカードを作成してもらう、官民が共同で利用できるキャッシュレス決済の基盤を構築することにあります。 さらには、今年4月から、マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにします。数年後には、紙の健康保険証は廃止されます。そうすれば、ほとんどの市民がマイナンバーカードを保有せざるを得ない、このように思います。 全ての国民がマイナンバーカードを取得した上で、そのカードで買物などの決済ができ、そしてその情報が民間にも集中することの流れになっているのが、このマイナンバーカードの狙いだと思います。 よって、それらのことがこのマイナポイント事業を活用してカードを作成している市民にどれだけ伝わっているんでしょうか。大いなる疑問が残ります。 一般質問において、カード紛失した際の手続、再発行には1か月半かかり、紙の健康保険証の場合はその日に再発行されることを確認しました。便利さには、メリットと同時にデメリットもあること、その内容を具体的に市民に知らせることもなく前のめりの個人番号関連予算には賛成できません。 さて、今回、病院や診療所の予算にもマイナンバー関連予算が計上されております。オンラインで資格を確認するためのシステム改修予算です。しかし、健康保険証としてマイナンバーカードを使うには多くの問題、危惧される点があります。若い層に比べて受診率が高い高齢者には、健康保険証として持ち歩くことによる紛失がその一つです。もし紛失した場合は、健康保険証には、住所、名前、生年月日のこの3つの情報ですが、しかしマイナンバーカードには顔写真も一緒に漏えいすることになるのであります。 さて、市立病院や阿寒、音別の診療所ではカードが使えても、使えない医療機関がその他多くあることをご存じでしょうか。レセプト請求のオンライン化率は、2019年1月分の請求においては、診療所は65%しかありません。歯科は、17%にしかすぎません。よって、歯科医院の多くはレセプト請求のオンライン化から始めなければなりません。さらには、鍼灸院や整骨院はオンライン資格確認の対象外となっています。 これらのことから、市民はカードと保険証と併用しなければならないのであります。その上で、医療機関の窓口の混乱が生じる可能性もあります。 さて、さらにはオンライン資格確認に利用するカードの電子証明書の有効期限の問題もあります。マイナンバーカードのICチップに公的個人認証の電子証明書が記録されており、カードを使って健康保険証として利用し続けるには、その更新が必要です。そのことを知ってカードを作成している市民は、そんなに多くはないと思います。そのことで、病院にかかったときに、あなたの有効期限は切れていますよと言われることが、これから危惧されます。 しかし、その期限も実はマイナンバーカードには2つの有効期限があります。1つは、マイナンバーカードそのものの有効期限で、これはカードがJ-LISで発行される際に印字をされていきます。もう一つは、電子証明書の有効期限で、こちらは市役所などの窓口で公的個人認証の電子証明書の交付の際に手書きをされます。この期間の違いを、市の職員ではなくて、病院の職員が説明することになるのでしょうか。そのことの混乱が懸念をされます。 さて、マイナンバーカードを活用して、3月から特定健診などの情報をマイナポータルで閲覧できるようになります。その際の本人確認は、カードの電子証明書を用いて行います。また、本人同意の上で民間企業が個人のPHRにつながり、今後レセプト情報も含めてサービス提供が可能になります。 これは、政府はマイキーIDを活用して買物、個々人の嗜好、マイナポータルで特定健診、薬剤、検査、病名などの情報、さらには学歴情報も民間企業が把握できる、今、仕組みをつくられようとしているわけであります。 さて、いまだに多くの国民、市民がマイナンバーカードを持とうとしないのは、情報漏えいに対する国への不信感ではないでしょうか。一たびひも付けられたこれらの情報が漏れてしまうことです。そして、その情報が150年にも残ってしまうこと、国は責任を持って情報管理ができるんでしょうか。それらの点についてしっかりとした認識を持っているんでしょうか。釧路市においては、いかがなんでしょうか。前のめりのマイナンバーカード普及関連予算には賛成できません。 次に、ここである1人の市民のことをご紹介をします。 70過ぎまでは仕事をして、少ない年金暮らしとなった方が、市営住宅を申し込んで7年を過ぎようとしています。今、家賃3万5,000円の民間アパートで寒さをしのぎながらの生活、この冬は5万円の燃料代がかかったそうです。また、昨年は体調を崩して入院をし、退院後の生活がさらに不安を増しています。そういう市民に、自助努力を強調するだけで解決するのでしょうか。支出を減らすために水も倹約をします。ですから、毎月の使用水道料は5立方メートル未満であります。市が進めるプレミアム付商品券は、購入する資金がすぐには準備できず、また入院中のため手続も無理でした。 私たちは、このような市民がまだまだいらっしゃると思います。行政からの支援は届いているんでしょうか。令和3年度予算案にはそこが見えてきません。 さて、何年も申し込んでも入居できない市営住宅問題改善が急がれます。しかし、令和3年度予算においては、空き家修繕費は増額しませんでした。それどころか、市営住宅使用料約10億円は、その使途は管理費4億円、そして残りの6億円は起債の償還に充てております。 もちろん自主財源でありますから、住宅債の償還に充当することが問題だとは、単純には申し上げません。しかし、現在、市民が求めているのは、7年申し込んでも入居できない問題の改善ではないでしょうか。このことが急がれます。仮に、3年に1度でもいい、空き家修繕に5,000万円を充てて、約80戸空き家修繕をすれば、この問題の改善につながります。ここに使用料収入を使うべきではありませんか。住宅使用料収入は、住宅管理費に充当し、増額すること、そして空き家修繕を増やすことを求めたいと思います。 現在、釧路市の水道料金と下水道使用料の合計は、道内主要都市10市の中でワーストワンでありますが、市は全道35市の中でほぼ真ん中ぐらいと答弁をします。しかし、少量使用者である、例えば月5立方メートルの量しか使用していない市民の場合、その負担は全道真ん中ではありません。ベストテン入りをします。35市の中で8番目に高い料金となります。また、月3立方メートルの使用者の方は、1立方メートル当たり458円という負担額になります。しかし、令和3年度で予算で示された給水収益と総配水量で計算すると、家事用の平均は208円であります。少量使用者の市民ほど、1立方メートル当たりの負担が大きいことは明らかではありませんか。 そこで、私たち共産党議員団は、家事用少量使用者の市民については、水道料金の値下げを求め、具体的な提案を行いました。 1年間で1,776円の軽減で決して大きな負担軽減ではありません。しかし、少量使用者3,196世帯への生活応援のメッセージにはなります。これに必要な財源は約520万円、市はこの程度の財源も確保できないというのでしょうか。 さて、新型コロナ感染拡大の釧路市の経済対策は約27億円に上ります。その事業は一部を除いて必要であると考えます。コロナの影響により外出自粛が長引き、大きな影響を受けている飲食店への20万円の支給は急がれます。また、消費喚起を目的としたプレミアム付商品券の再発行は、悪い政策とは言いません。しかし、昨年発行した25万冊のプレミアム付商品券は、ある意味公平に市民に届いたんでしょうか。様々な理由から断念した市民がいます。再発行されるプレミアム付商品券は、断念した市民にも、また所得の少ない市民にも届くのでしょうか。 そこで、私たち共産党議員団は、プレミアム付商品券とともに、例えば3,000円の商品券を全ての市民に届けることを提案しました。これこそ市民一丸となって事業者を支え、消費喚起につながるのではないでしょうか。 さて、この後はそれぞれの款ごとに、また特別会計ごとに反対理由を述べます。
一般会計予算第8款土木費についてであります。 釧路駅周辺整備推進事業、防災の視点を含む釧路駅
周辺まちづくりにおける鉄道高架事業については、費用対効果も含め、巨額となる税金の投入に反対の声があります。それは、
パブリックコメントにも表れている。また、当初の計画から道路整備の方向が大きく変わり、L字型の道路になるなど、市民合意も得られていません。市民合意が得られていない点も多々あります。そうした中で、土地区画整理事業の基本調査や都心部まちづくり計画事業構想編の推進を図ることは賛成できません。
一般会計予算歳出第9款港湾費においては、身の丈を超えた西港整備を継続し、令和3年度予算で5億5,000万円、この10年間で100億円を超えて地方債を発行しています。その結果、令和3年度予算の公債費は、同規模の苫小牧市は約75億円の公債費に対して、釧路市は129億円を超えており、財政運営を大きくゆがめる結果となっております。尋常ではありません。これ以上の過大投資はやめるべきです。 関連して、港湾整備事業予算についてです。 現在、西港第3埠頭、第4埠頭の未売却地は約17万平方メートルに上ります。土地が売れないこともあって、これらの多くは貸付けをしている。その貸付収入の8割以上は、国に貸して得た収入であることは、過大投資の結果のやりくりと言わざるを得ません。 次に、歳出第11款教育費についてであります。 今回の予算には、新給食センター整備事業費が計上されています。今、教育委員会が進めようとしている給食センターは、3つの問題があります。 1つは、阿寒湖、音別地区などへの給食配送時間が大幅に延びることです。2つ目には、最大級の津波が来たときには、センターそのものが機能不全になる可能性が大きいことです。そして3つ目には、阿寒、音別地域を含めて市民合意がないことであります。冷静になって場所も含めて再検討することを求めたいと思います。 教育費の予算の中の就学援助については、今回中学校生徒会費を新たな費目に盛り込んだことは、一歩前進です。しかし、クラブ活動費、PTA会費は支給費目に加えなかったことは問題です。また、学校図書購入費、学校配当予算、そして図書館の資料購入費も少ない問題があります。 さて、オープンして3年目を迎えるんでしょうか、中央図書館、利用人数については一定程度確保しています。しかし、図書の貸出数では同規模の帯広図書館と比べていかがなんでしょうか。令和元年度貸出冊数は、釧路中央図書館は約38万冊、帯広は約80万冊で、半分以下ではありませんか。これは、図書購入費が極めて少ないことが大きな要因と考えます。 最後に、特別会計について反対理由を述べます。 国民健康保険料が下がります。しかし、下がったと言っても1年間で1,219円です。10億円に上る基金や一般会計からの繰入れをすればもっと引き下げることができます。高過ぎる国保料を引き下げてほしいという市民の切実な願いに応える予算となっていただきたいと思っています。実際、そうはなっていないことを指摘させていただきます。 介護保険では、基準額を5,650円に引き下げたと市は言います。確かにそうですが、僅か210円です。基金6億円を投入したことは、一定程度評価しますが、低所得の高齢者にとっては、介護保険料の負担は重くのしかかっております。それだけではありません。令和3年度における特別養護老人ホームの新規整備数は、僅か5人分です。在宅の待機者が100人いて、さらにグループホームや有料老人ホームなど、他の施設へ待機している高齢者も多くいます。5人増というペースだと、いつになったら待機者がゼロになるのか見通しがつきません。施設入所が必要な高齢者にとって、冷たい予算と言わざるを得ません。 後期高齢者医療保険会計も、高齢者に冷たい内容であることを指摘しなければなりません。病気やけがをしがちな75歳以上の方々が入る保険ですから、国からの財政支援が必要なことは言うまでもありません。しかし、保険料は依然として高いままです。しかも、北海道広域連合へ一般会計から21億円納付しているにもかかわらず、特別会計からも25億円納付しています。広域連合から言われるままの数字です。そもそも年齢で保険を区別するなどという考え方が間違っていると思われます。 以上、マイナンバーカード関連予算、市民への支援が届いていない予算などなど述べて、また指摘をして、以上で反対討論とします。
○議長(松永征明) 次に、22番板谷昌慶議員の発言を許します。 22番板谷昌慶議員。
◆22番(板谷昌慶議員) (登壇) 私は、議案第1号から議案第15号について、市民連合議員団を代表して、原案賛成の立場で討論を行います。 初めに、昨年10月の市長選挙において蝦名市長は、市民の皆様からの支援を受け、4期目の市政運営を担うこととなりました。 これは、市長に就任以来、釧路市が直面していた課題に真正面から向き合い、前例踏襲型の脱却と財政の健全化に取り組まれ、域内循環、外から稼ぐという柱立てを行い、これらの施策の展開を進めてきたことへの評価と考えております。 さて、我が国は少子高齢化、人口減少という大きな危機に直面する中で、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、それぞれの特徴を生かした自立的で持続可能な社会を目指し、取組を続けておりますが、人口減少に歯止めがかからない状況が続いております。我が釧路市においても、最重要課題の人口減少問題に、市長として引き続き果敢に取り組まれていくことを期待します。 国の令和3年度地方財政対策では、新型コロナウイルス感染症の影響により、地方税等が大幅な減収となる中、地方公共団体が行政サービスを安定的に提供しつつ防災・減災、国土強靱化の推進などの重要課題に取り組めるよう、地方税、地方交付税等の一般財源総額は交付団体ベースで前年度比プラス0.4%、約2,000億円の増加となったところであります。 釧路市の令和3年度各会計予算全般を見ますと、一般会計では、当初予算案では963億円、追加補正予算を合わせますと総額で約973億3,000万円となっております。 歳入では、市税、地方交付税、臨時財政対策債の合計額は約18億2,000万円の減が見込まれており、特に地方交付税は国勢調査人口減により、地方交付税の臨時財政対策債を含めて約13億7,000万円の減となる見込みとなっております。 また、企業会計、特別会計については、全会計で約835億円となっており、強靱化、防災の考え方を取り入れた安全・安心な地域づくりなど、市民の生活に必要な施策はしっかりと盛り込まれた内容となっております。 このような厳しい財政環境の中、令和3年度予算は、新型コロナウイルス感染症による市民生活や財政活動への影響からの回復と、釧路市まちづくり基本構想における重点戦略の取組を推進していくことが重要であることから、未来を見通したまちづくりに資する取組を重視し、編成されたものと理解しております。 まちの未来を守るために、今後も感染拡大の防止をしっかり図った上で、経済活動の影響を最小限に抑制し、次へとつなげていくことが重要であります。そのためにも、地域経済の活性化と雇用の確保、未来を担う人材育成など、それぞれの分野において投資となる施策に重点を置いた予算が盛り込まれております。 地元企業の振興と地域経済を担う人材の確保では、企業の持つ強みを引き出し、伸ばす、釧路市ビジネスサポートセンターk-Bizによる支援において、他都市のBizとの交流連携により、企業への提案の質のさらなる向上を図ることで、企業の売上増と雇用創出を促進するとともに、新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に、新しい働き方として注目されているテレワーク等事業を推進することとしております。 学力向上と幅広い連携による子どもたちの可能性の拡大では、北海道教育大学との連携による中学校の放課後学習サポートの実施や、長期休業中の補充的な学習サポートなど、中学校における学力向上に重点的に取り組むとともに、地域が持つ自然や歴史文化、産業などの教育資源を活用した学習や、地元企業と連携して取り組むキャリア教育などを通じて、次代を担う子どもたちが地元に愛着や誇りを持つ人材育成に努めることとしております。 子育て施策では、中学3年生、高校3年生の受験生を対象として、インフルエンザ予防接種費用の一部を助成し、また新規事業として、新生児聴覚スクリーニング検査の費用を一部助成する取組、また18歳以下の入院医療費を無料とするなど、子育て世帯のさらなる経済的負担の軽減を図ることは、大いに評価されるものであります。 新給食センター整備事業では、建設地の津波災害の影響をはじめ、用地のインフラ整備の状況や周囲環境、取得コストなど、総合的に検討した結果、現給食センター敷地に加え、隣接する民有地を一体的に活用することが最適であると判断されました。 配送時間や津波浸水に対する対策を講じつつ、子どもたちへの安全・安心な給食の提供を第一に、学校給食衛生管理基準に基づき施設配備されますことを求めるものであります。 防災・減災の考え方を取り入れた地域社会の構築では、釧路市強靱化計画に基づき、地域の経済を支える道路、港湾、空港といった社会基盤の整備を持続していくための取組を進めてきたところであり、幹線道路網の整備促進や港湾機能の充実、たんちょう釧路空港の機能向上など、陸海空の拠点としての機能の充実に努めるとともに、東北海道の中核都市としての機能向上を図る駅周辺整備を推進することとしております。 また、追加補正予算では、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を活用し、高齢者施設等の職員を対象とするPCR検査や飲食店に対する支援金の給付など、感染拡大の防止や雇用の維持、事業の継続を図る取組に加え、新たな取組として、テレワーク等の推進事業など約10億3,000万円の事業費を計上しております。 蝦名市長は、市政方針で、釧路市の持つ東北海道の拠点都市として、都市機能や世界に誇る阿寒湖や釧路湿原など、世界一級の自然環境、自然と共生するアイヌ文化、涼しい夏の気候、原生林がもたらすきれいな空気などの地域の宝、こうしたまちの強みを生かしながら、地方への人、仕事の流れなど、社会情勢の変化をチャンスと捉え、釧路の魅力を高め、人を引きつける施策・事業を着実に推進し、目指すべきまちづくりの実現に努めるとしています。 新年度予算は、さきに申し上げた釧路市のまちづくり推進へのその確固たる意志を持った実効性のある予算として重点化が図られており、まちづくりへの意欲が強く感じるものであります。 我が会派では、蝦名市長のその意志を率直に評価し、これまで蓄えてきた知識と培ってきた地域の力を集結して力強く前進し、目指すべきまちづくりが実現できると確信し、市民生活の向上に力を合わせていくことをここに表明し、賛成討論といたします。
○議長(松永征明) 以上をもって討論を終結いたします。 ────────────────────
△議案第7号ほか3件表決(可決)
○議長(松永征明) 議案第7号、第9号、第12号及び第14号の以上4件を一括採決いたします。 各案に対する委員長の報告は原案可決であります。 各案を委員長報告のとおり決することにご異議ございません。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、各案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。 ────────────────────
△議案第1号ほか10件表決(起立多数・可決)
○議長(松永征明) 次に、議案第1号令和3年度釧路市
一般会計予算、議案第2号令和3年度釧路市
国民健康保険特別会計予算、議案第3号令和3年度釧路市
国民健康保険阿寒診療所事業特別会計予算、議案第4号令和3年度釧路市
国民健康保険音別診療所事業特別会計予算、議案第5号令和3年度釧路市
後期高齢者医療特別会計予算、議案第6号令和3年度釧路市
介護保険特別会計予算、議案第8号令和3年度釧路市
駐車場事業特別会計予算、議案第10号令和3年度釧路市
病院事業会計予算、議案第11号令和3年度釧路市
水道事業会計予算、議案第13号令和3年度釧路市
下水道事業会計予算、議案第15号令和3年度釧路市
港湾整備事業会計予算の以上11件を一括採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 各案に対する委員長の報告は原案可決であります。 各案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(松永征明) 起立多数と認めます。 よって、各案は委員長報告のとおり原案可決と決しました。 ────────────────────
△陳情第1号討論終結
○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 陳情第1号に対する討論の通告がございませんので、討論を終結し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 これをもって討論を終結し、直ちに採決を行います。 ────────────────────
△陳情第1号表決(採択)
○議長(松永征明) 陳情第1号悪質商法による消費者被害をなくすために預託法並びに
特定商取引法及び同法指針の改正並びに
特定商取引法の執行強化を求める意見書の件を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。 本件を委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、本件は委員長報告のとおり採択と決しました。 ここで議事進行に疑義が生じましたので、一旦休憩をいたします。 午後4時04分休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 午後4時45分再開
○議長(松永征明) 再開いたします。 ────────────────────
△議案第38号修正案表決(起立少数・否決)※
○議長(松永征明) これより議案第38号令和3年度釧路市
一般会計補正予算を採決いたします。 まず、本案に対する
村上和繁議員外3人から提出された修正案を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 本修正案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立少数〕
○議長(松永征明) 起立少数と認めます。 よって、修正案は否決されました。 ────────────────────
△議案第38号表決(起立多数・可決)※
○議長(松永征明) 次に、原案について採決を行います。 この採決は起立採決をもって行います。 原案に賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(松永征明) 起立多数と認めます。 よって、議案第38号令和3年度釧路市
一般会計補正予算は原案のとおり可決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△日程第2 議案第29号
農業委員会委員の任命について同意を求める件(同意)
○議長(松永征明) 日程第2、議案第29号
農業委員会委員の任命について同意を求める件を議題といたします。 ────────────────────
△提案説明
○議長(松永征明) 提案理由の説明を求めます。 市長。
◎市長(蝦名大也) (登壇) ただいま議題に供されました議案第29号
農業委員会委員の任命について同意を求める件につきましては、釧路市農業委員候補者選考委員会の答申を受け、お手元に配付させていただきました議案書に記載の21名の方々を任命いたしたくご提案申し上げます。 いずれの方々とも、農業に関する識見に優れ、
農業委員会委員として極めて適任と存じ、ここにご提案いたした次第であります。 何とぞよろしくご同意賜りますようお願いを申し上げます。 ──────────────────── 〔朗読せざるも掲載〕 議案第29号
農業委員会委員の任命について同意を求める件 次の者を、釧路市
農業委員会委員に任命いたしたいので、議会の同意を得たい。 記 淺 野 徳 昭 稲 場 洋 二 大 畑 礼 子 金 子 靖 菊 池 利 治 佐 藤 泰 正 佐 藤 裕 司 志 賀 忠 浩 清 水 幸 治 菅 原 雄 一 瀬 戸 賢 成 中 川 浩 幸 成 田 俊 英 野 澤 勲 野 村 照 明 廣 瀬 女公美 福 西 範 二 谷 幸 裕 細 川 裕 松 下 裕 幸 山 崎 隆 史 令和3年2月26日提出 釧路市長 蝦 名 大 也 ────────────────────
△質疑
○議長(松永征明) 本案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ────────────────────
△委員会付託・討論省略
○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。 ────────────────────
△表決
○議長(松永征明) 議案第29号を採決いたします。 本案を同意と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△日程第3 議案第39号副市長の選任について同意を求める件(同意)
○議長(松永征明) 日程第3、議案第39号副市長の選任について同意を求める件を議題といたします。 〔秋里喜久治産業振興部長退席〕 ────────────────────
△提案説明
○議長(松永征明) 提案理由の説明を求めます。 市長。
◎市長(蝦名大也) (登壇) ただいま議題に供されました議案第39号副市長の選任について同意を求める件につきましては、氏名の欄が空白になってございますので、秋里喜久治とお書き入れを願います。 同氏の経歴につきましては、本市の総合政策部次長、観光振興監、産業振興部長を歴任し、その力量、人格、識見につきましては、皆様よくご承知のことと存じます。 副市長として極めて適任と存じ、ここにご提案いたした次第であります。 何とぞよろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。 ────────────────────
△質疑
○議長(松永征明) 本案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ────────────────────
△委員会付託・討論省略
○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって直ちに採決を行います。 ────────────────────
△表決
○議長(松永征明) 議案第39号を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 本案を同意と決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(松永征明) 起立多数と認めます。 よって、本案は同意と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△日程第4 諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件(同意)
○議長(松永征明) 日程第4、諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件を議題といたします。 ────────────────────
△提案説明
○議長(松永征明) 提案理由の説明を求めます。 市長。
◎市長(蝦名大也) (登壇) ただいま議題に供されました諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件につきましては、氏名の欄が空白になっておりますので、土井裕子、畠山典子、簑島弘幸、そして八幡聖子とお書き入れを願います。 土井様、畠山様、簑島様につきましては、現在、人権擁護委員を務められておりますので、その経歴につきましては省略させていただきます。 八幡様につきましては、昭和50年に、北海道釧路湖陵高等学校をご卒業後、大山商会での勤務を経まして、昭和55年から株式会社八幡重機に勤務され、現在、同社の取締役を務める一方、民生委員・児童委員、阿寒地域協議会委員としてご活躍されております。 いずれの方々とも、人格、識見に優れ、
人権擁護委員候補者として法務大臣に推薦するに極めて適任と存じ、ここにご提案いたした次第であります。 何とぞよろしくご同意賜りますようお願いを申し上げます。 ────────────────────
△質疑
○議長(松永征明) 本案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ────────────────────
△委員会付託・討論省略
○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。 ────────────────────
△表決
○議長(松永征明) 諮問第1号を採決いたします。 本案を同意と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、本案は同意と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△日程第5 議案第40号ほか1件(可決)
○議長(松永征明) 日程第5、議案第40号及び第41号を一括議題といたします。 ────────────────────
△提案説明・質疑・委員会付託・討論省略
○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 両案につきましては、提案説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。 ────────────────────
△表決
○議長(松永征明) 議案第40号及び第41号を一括採決いたします。 両案を原案可決と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、両案は原案可決と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△時間の延長
○議長(松永征明) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめ延長いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△日程第6 意見書案第1
号高齢者施設、障がい者施設及び医療機関の職員、入所・入院者全員に対する全額国費での一斉・定期的なPCR検査を求める意見書(起立少数・否決)
○議長(松永征明) 日程第6、意見書案第1号を議題といたします。 ────────────────────
△提案説明
○議長(松永征明) 提案理由の説明を求めます。 24番工藤正志議員。
◆24番(工藤正志議員) (登壇) ただいま議題に供されました意見書案第1号につきまして、提案者を代表いたしまして、私から提案理由のご説明を申し上げます。 説明は意見書案の朗読をもって代えさせていただきます。 …………………………………………………… 意見書案第1号 高齢者施設、障がい者施設及び医療機関の職員、入所・入院者全員に対する全額国費での一斉・定期的なPCR検査を求める意見書 このことについて、別記のとおり
釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。 令和3年3月19日 提出者 釧路市議会議員 工 藤 正 志 同 梅 津 則 行 同 岡 田 遼 同 松 尾 和 仁 …………………………………………………… 高齢者施設、障がい者施設及び医療機関の職員、入所・入院者全員に対する全額国費での一斉・定期的なPCR検査を求める意見書 政府は、緊急事態宣言を当初予定した期間で解除できずに、首都圏での延長を決定した。新規感染者数は以前に比べて下がっているもののまだ安心できる数ではなく、釧路市内でも医療機関がいつ逼迫してもおかしくない状況である。 高齢者施設、障がい者施設や医療機関でクラスターが発生すると深刻な事態に陥る。釧路市内でも施設や院内で発生し、感染者が広がっている。施設や院内での感染拡大を抑え込むことは、国民の命を守る上で緊急・切実な課題である。 釧路市では、高齢者施設と障がい福祉施設の従事者のみ社会的検査を行っているが、自治体の財政力では限界がある。この点、国も高齢者施設の現状の深刻さを認め、検査の必要性を提起せざるを得ない状態となり、「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」に基づき、特定都道府県等に対し「感染多数地域の高齢者施設の従事者等の検査の集中的実施計画を策定し、令和3年3月までをめどに実施すること」とした。 専門家は週1回程度の定期的な検査が必要と指摘している。しかし、国の制度設計で検査費用については「国と都道府県等で2分の1ずつの負担」となっており、円滑な推進の障がいになっている。 よって、国においては、高齢者施設、障がい者施設及び医療機関の職員、入所・入院者全員を対象とした一斉・定期的なPCR検査を施設が行う自主的検査も含めて、全額国庫負担で行うよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和3年3月 日 釧 路 市 議 会衆議院議長参議院議長内閣総理大臣 宛財務大臣総務大臣厚生労働大臣 …………………………………………………… 以上であります。 原案どおり可決されますよう満場のご賛同をお願い申し上げます。 ────────────────────
△質疑
○議長(松永征明) 本案に対する質疑を許します。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ────────────────────
△委員会付託・討論省略
○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。 ────────────────────
△表決
○議長(松永征明) 意見書案第1
号高齢者施設、障がい者施設及び医療機関の職員、入所・入院者全員に対する全額国費での一斉・定期的なPCR検査を求める意見書を採決いたします。 この採決は起立採決をもって行います。 本案を原案可決と決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立少数〕
○議長(松永征明) 起立少数と認めます。 よって、本案は原案否決と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△日程第7 意見書案第2号悪質商法による消費者被害をなくすために預託法並びに
特定商取引法及び同法指針の改正並びに
特定商取引法の執行強化を求める意見書(可決)
○議長(松永征明) 日程第7、意見書案第2号を議題といたします。 ────────────────────
△提案説明・質疑・委員会付託・討論省略
○議長(松永征明) この際、お諮りいたします。 本案につきましては提案説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決を行います。 ────────────────────
△表決
○議長(松永征明) 意見書案第2号を採決いたします。 本案を原案可決と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松永征明) ご異議なしと認めます。 よって、本案は原案可決と決しました。 ──────────────────── 〔朗読せざるも掲載〕 意見書案第2号 悪質商法による消費者被害をなくすために預託法並びに
特定商取引法及び同法指針の改正並びに
特定商取引法の執行強化を求める意見書 このことについて、別記のとおり
釧路市議会会議規則第13条の規定により提出する。 令和3年3月19日 提出者
民生福祉常任委員会 委員長 伊 東 尚 悟 …………………………………………………………………… 悪質商法による消費者被害をなくすために預託法並びに
特定商取引法及び同法指針の改正並びに
特定商取引法の執行強化を求める意見書 消費者庁の「
特定商取引法及び預託法の制度の在り方に関する検討委員会」(以下「検討委員会」という。)は、令和2年8月19日に報告書を取りまとめ公表した。 その中で、過去に発生した高齢者をはじめ多くの消費者に財産被害をもたらした、販売を伴う預託等取引契約については、本質的に反社会的な性質を有し、行為自体が無価値であると捉えるのが相当であることから、特定商品等の預託等取引契約に関する法律(以下「預託法」という。)において、原則禁止とすることなどを明記した。 消費生活相談では、通信販売において、お試しのつもりで購入した商品が定期購入であったとの相談や、解約はいつでもできるとしながらも連絡がつかないなどの相談が急増しており、解決を図ることが容易ではなく深刻な事態である。また、新型コロナウイルス感染症拡大による消費者の不安に付け込む、マスクなどの送りつけ商法(ネガティブ・オプション)についても社会問題となった。 検討委員会の報告書では、消費者の脆弱性に付け込む悪質商法の手口の巧妙化・複雑化には、断固とした対応が必要として、法執行の強化や実効性ある制度改革が提言された。社会問題となっているこれらの課題解決に向けては、実効的な法制度の整備が必要である。 よって、国においては、下記の事項を実施するよう強く要望する。 記1 検討委員会の報告書を踏まえ、販売を伴う預託等取引契約を原則禁止とした預託法の改正に向けた検討を早急に進め、今通常国会において改正すること。2 詐欺的な定期購入商法をなくすために、特定商取引に関する法律(以下「
特定商取引法」という。)に係る指針の改正及び法執行強化を図るとともに、今通常国会で
特定商取引法を改正すること。3 送りつけ商法については、現在の法規制の内容の周知を図ることに加え、諸外国の法制も参考に制度的措置を講じること。4 国及び地方自治体が厳正かつ適切な法執行を行えるよう、体制確保に向けた措置や連携の強化を図ること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和3年3月 日 釧 路 市 議 会 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 宛 内閣府特命担当大臣 (消費者及び食品安全) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△副市長就任挨拶
○議長(松永征明) この際、副市長の選任に同意された秋里喜久治さんから発言を求められておりますので、これを許します。 秋里喜久治さん。
◎産業振興部長(秋里喜久治) (登壇) 貴重なお時間をいただきまして、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。 ただいま私の副市長の選任につきましてご同意を賜り誠にありがとうございます。 副市長の重責を担わせていただきますことは、光栄なことと感じておりますが、その職責の重さを考えますと、本当に身の引き締まる思いでございます。 釧路市は、恵まれた自然環境や地域資源を生かした多様な産業により発展をしてまいりました。今日、様々な厳しい状況下にあるとはいえ、全国屈指の農林水産業や観光産業など、未来を担う成長産業もございます。夏の涼しさや、密にならない環境があることは、新たな価値でもあります。このような価値を高めつつ、生産都市として各種産業を振興し、市民の幸せを築いていくため、大変微力ではございますが、蝦名市長の補佐役として全力でその職務に当たる所存でございます。 議員の皆様におかれましては、これまでにも増してご指導いただきますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。 本日は誠にありがとうございました。 ────────────────────
△副市長退任挨拶
○議長(松永征明) 次に、3月31日付をもって退任されます名塚昭副市長から発言を求められておりますので、これを許します。 名塚副市長。
◎副市長(名塚昭) (登壇) 厳粛な本会議の席上におきまして、私の退任挨拶の機会をお与えをいただき、議長はじめ議員の皆様に心からお礼を申し上げます。 私、このたび、蝦名市長のご了解をいただきまして、3月31日をもって退任させていただくことになりました。 市長を補佐すべき副市長の職を任期半ばで、それも新型コロナウイルス対応やベースロード産業である観光施策の再スタートをはじめ、重要な施策が進む中で辞することは、大変心苦しく思っております。何とぞご寛容ください。 議員の皆様方には、この7年余り、そして一般職の間、数々のご高配とご指導を賜りました。誠にありがとうございました。 在任中は、釧路市の将来につながる事業に関わらせていただきましたことは、私の喜びとするところであり、感謝の気持ちでいっぱいであります。私なりに懸命に取り組んでまいりましたが、その職責を十分に果たすことができず、力不足を感じているところでもございます。 また、議員の皆様には、私の思慮不足から非礼にわたることがあったかもしれません。この場を借りておわびを申し上げます。 市役所を去りました後は、釧路市の応援団の一人としてこれまでのご恩に報いてまいりたいというふうに思っております。 最後になりますが、議員の皆様にはますますご健勝にて、釧路市の限りない発展とその豊かさを実感できる地域社会のため、ご活躍くださいますよう心から祈念申し上げ、退任の挨拶とさせていただきます。 大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△閉会宣告
○議長(松永征明) 以上をもって今議会の日程は全て終了いたしました。 令和3年第1回釧路市議会2月定例会はこれをもって閉会いたします。 大変ご苦労さまでした。 午後5時03分閉会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━※議決順序に誤りがあったため、議案第1号の原案可決後に改めて議案第38号の採決を行ったもの。 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 釧路市議会 議 長 松 永 征 明 同 副 議 長 松 橋 尚 文 同 議 員 高 橋 一 彦 同 議 員 河 合 初 恵 同 議 員 宮 田 団...