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札幌市議会
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2024-05-31
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令和 6年(常任)財政市民委員会−05月31日-記録
令和 6年(常任)経済観光委員会−05月31日-記録
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札幌市議会 2024-05-31
令和 6年(常任)経済観光委員会−05月31日-記録
取得元:
札幌市議会公式サイト
最終取得日: 2024-09-10
令和 6年(常任)
経済観光委員会
−05月31日-
記録令和
6年(常任)
経済観光委員会
札幌市議会経済観光委員会記録
令和6年5月31日(金曜日) ──────────────────────── 開 会 午後0時59分 ―――――――――――――― ○
森山由美子
委員長
ただいまから、
経済観光委員会
を開会いたします。
報告事項
は、特にございません。 それでは、議事に入ります。 議案第1号 令和6年度札幌市
一般会計補正予算
(第1号)中関係分を議題といたします。 質疑を行います。 ◆
小須田
大拓 委員 新
MICE施設整備
についてお伺いいたします。 新
MICE施設
の整備につきましては、札幌市において平成30年5月に(仮称)新
MICE施設整備基本計画
を策定した後に、
新型コロナウイルス感染症
の流行により
社会経済情勢
に変化が生じたことから、令和3年1月から約3年間、事業の実施を延期したところでございます。 我が会派は、令和6年第1回
定例会
の
代表質問
におきまして、
MICE誘致
を強化することに賛成の立場から、その開催の意義と今後の
MICE推進
における
考え方
について質疑をさせていただきました。 その際、答弁で、
MICE
の開催には、
参加者
による宿泊、飲食、観光をはじめとする
経済波及効果
に加えて、
ビジネス
や
イノベーション機会
の創造、都市の
競争力向上
などの効果が期待されるといったことや、世界から人と英知が集まるまちとして成長していけるよう、新たな
MICE施設
の整備を含めた
受入れ環境
の強化を進めていくといった、市の
MICE推進
に対する強い意向が示されました。 その上で、このたび、
補正予算案
に新
MICE施設整備費
として、新しい
MICE施設建設
に向けた
現状分析
や
施設規模
など、概要の検討を行うための経費が盛り込まれたところでございます。 そこで、まず最初に、なぜ改めて新
MICE施設
の概要について
調査検討
を行うこととしたのか、その
必要性
についてお伺いいたします。 ◎北川 観光・
MICE推進部長
今回、改めて
調査検討
を行う
必要性
についてお答え申し上げます。 まず、現地の参加、
オンライン
の参加、こちらを組み合わせた
ハイブリッド方式
、それから、環境への配慮と
ユニークベニュー
の活用などの新たな
ニーズ
が生じているところでございます。 また、
宴会場
を持つ
ホテル
の閉館が相次ぐ一方、
宿泊特化型ホテル
が増加したことで
バンケット機能
が低下した、こういった都市の
MICE機能
に影響を及ぼしているところがございます。
さらに、
資材価格
の上昇を要因とする
建設費
の高騰や
建設需要
の集中に伴う
人手不足
の
深刻化
など、
施設建設
を取り巻く環境にも大きな変化がございました。 こうした
事業環境
の変化に対応するために、改めて
MICE施設
に関する
現状分析
並びに
施設規模
、機能などの
概要検討
を行うことにしたものでございます。 ◆
小須田
大拓 委員 新たに
調査検討
を行う必要ができたということでございますが、ただいまの答弁の中で触れられました
市内バンケット機能
が低下しているということにつきましては、我が会派としても
関係団体
から頻繁に話を聞いているところでございます。 新
MICE施設
の
収益性
を踏まえますと、施設の
稼働率向上
といった面から、バン
ケット
の活用も見据えた検討を行っていくことが重要ではないかと考えます。 2点目の質問ですが、
バンケット機能
の低下に関する市の認識と、
MICE施設
におけるバン
ケット活用
を踏まえた検討の観点をお伺いいたします。 ◎北川 観光・
MICE推進部長
バンケット機能
の低下に関する市の認識と併せまして、
MICE施設
におけるバン
ケット活用
を踏まえた検討の観点をお答え申し上げます。
国際会議
などのレセプションにおきまして、
参加者
を
おもてなし
するために、高品質なバン
ケットサービス
を提供するといったことは、
MICE開催
に当たり欠かすことのできない機能でございます。加えまして、市内の
バンケット機能
の低下によって、これまで
ホテル
などで行われてきた
各種総会
、新年交礼会などの開催に支障が生じることが懸念されてございます。 このため、本市の
バンケット機能
の維持に貢献しながら、施設の
稼働率
を確保し、
収益性
の向上を図るという双方の観点から、
MICE施設
におけるバン
ケット
の活用について検討を進めてまいりたいと考えてございます。 ◆
小須田
大拓 委員
バンケット機能
につきましては、
MICE
の開催を下支えするものであるとともに、地元にとっても重要な
都市機能
の一つでありますので、施設の
採算性
も含めて、しっかりと検討していただければと思います。 次に、前回の
基本計画
では、
札幌パークホテル
を所有するグランビスタ
ホテル
&リゾートとサンケイビルより、
ホテル
の
建て替え
と
MICE施設
を再
開発事業
により整備する提案があり、その
方向性
で検討が進められてまいりました。しかし、今回の事業の
方向性
も非常に気になるところでございます。 最後の質問ですが、今回の新
MICE施設整備
に係る
事業スキーム
の
方向性
についてお伺いいたします。 ◎北川 観光・
MICE推進部長
今後の
施設整備
の
事業スキーム
の
方向性
についてお答え申し上げます。 前述いたしました
事業環境
の変化を踏まえまして、
事業再開
に向けた
事業者
との協議の結果、再
開発事業
の
スキーム
によらず、
MICE施設
、
ホテル
について、市と
事業者
がそれぞれ建設を目指していくため、今後、土地の
先行取得
を前提に検討を継続することといたしたところです。 今年度、施設の規模、
概算事業費
、
収支計画
、
経済波及効果
などを改めて検討し、事業の可否を判断してまいりたいと考えてございます。 ◆
小須田
大拓 委員 ほかの主要な政令市を見ましても、宿泊、会議、展示を兼ね備えた
MICE施設
は、
都市インフラ
の一つとして当たり前に存在しております。
都市間競争
が激化する中、
施設面
で劣っています札幌市が早急に整備を進めなければ、その格差は広がるばかりではないかと危惧しているところでもございます。 一方で、施設の
稼働率
や収益といった
経済性
は求められるところでございますので、新
MICE施設
の整備に当たりましては、稼げる施設になることを意識しながら、その概要の検討を進めていただきたいと思います。 ◆かんの太一 委員 私からも、新
MICE施設整備事業
についてお伺いをします。 我が会派は、かねてより、大規模な
政府系国際会議
や多くの
集客交流
が見込まれる
ビジネスイベント
など、いわゆる
MICE
の誘致には
世界水準
の機能と質を備えた
MICE施設
を持つことが重要だと訴えてまいりました。 2018年第1回
定例市議会
の
代表質問
では、新
MICE施設
が本市にとって必要な事業であるということを市民に十分に理解してもらうような取組を進めることを求めてまいりました。 さらに、本年第1回
定例市議会代表質問
では、新
MICE施設
の実現に向け、引き続き検討を加えるべきであり、本市の見解について質疑を行わせていただきました。 本市の答弁では、昨今の
建設業界
を取り巻く環境や
オンライン
の活用をはじめとする
ニーズ
が従前と大きく変わってきており、その変化に対応するため、事業全体の見直しを図りつつ、
事業者
との連携を前提とした
コンセプト
を維持しながら、必要な検討を進めていくとのことでありました。 我が会派といたしましては、このたびの新
MICE施設整備
の検討に当たって、
コロナ禍
による会議の
開催形態
の変化など、今後の
MICE
の
市場動向
の見通しや
主催者
の
ニーズ
について、現状がどのようになっているのか、高い関心を持っているところであります。 そこで、質問ですが、新
MICE施設
に求められる
主催者側
の
ニーズ
をどのように把握していくのか、まずお伺いいたします。 ◎北川 観光・
MICE推進部長
主催者側
の
ニーズ
をどのように把握していくのかにつきましてお答え申し上げます。
新型コロナウイルス感染症
の流行によりまして、
現地参加
と
オンライン
を組み合わせた
ハイブリッド方式
による会議が浸透するなど、
コロナ禍
以前と比較して、施設の検討に大きく影響する条件が変化しているものと認識してございます。 このため、今回の
概要検討
におきまして、70を超える国内の代表的な学会へ
アンケート
を行います。 会議の形態や
参加規模
、
開催意向
などの現状を把握するとともに、
国際会議
の
運営事業者
に対しまして、
アフターコロナ
において求められる施設の水準などにつきまして
ヒアリング調査
を行い、
主催者側
の
ニーズ
をしっかりと把握してまいりたいと考えてございます。 ◆かんの太一 委員 新
MICE施設
が稼動して
収益性
を高めていくためには、
MICE
の
主催者
や
関連事業者
への
ヒアリング
を通じ、施設の
ニーズ
を的確に把握することが肝要であります。
コロナ禍
前とは様々な
外的環境
が変化しており、本市には、ぜひきめ細やかな分析を行っていただきたいと思います。 次に、
共同事業者
との連携を前提とした
コンセプト
の維持についてお伺いいたします。 2024年3月に
共同事業者
との間で
事業再開
に向けて合意書が締結され、
事業所
を変更することが決定したわけですが、
MICE参加者
の
満足度向上
の観点から、
会議場
と
宿泊施設
の間で、
ハード
・
ソフトとも
に効果的な連携が図られていることが極めて重要であると考えます。 そこで、質問ですが、
事業者
との連携について、現段階で想定している
連携内容
と、どのように検討を進めようとしているのか、お伺いいたします。 ◎北川 観光・
MICE推進部長
現段階で想定しております
連携内容
について、また、どのように検討を進めようとしているのか、お答え申し上げます。 まず、
事業者
との
連携内容
でございますけれども、
ハード面
では、施設の
デザイン
の統一に加えまして、施設及び周辺の動線の
相互利用
を踏まえました概要を検討してまいりたいと考えてございます。
ソフト面
では、海外の
VIP
にも対応できる高品質なバン
ケットサービス
の提供のほか、
MICE施設
と
ホテル会議室
をバン
ケット
や
コンベンション
に
相互利用
することについて協議を行っていく考えでございます。 これらの内容につきまして、より効果的な連携が図られるよう、
ホテル
を
整備予定
の
事業者
と定期的な協議を行いまして、協働により検討を進めてまいりたいと考えてございます。 ◆かんの太一 委員 最後に、要望を述べて質問を終えたいと思います。 さきに述べたように、
会議場
と
宿泊施設
との間で効果的な連携が図られることが重要と考えますが、それだけではなく、より広い視点での連携も必要であると考えます。 新
MICE施設整備事業
の
予定地
とされている
中島公園
には、札幌市が誇る
コンサートホールKitara
があります。
国指定重要文化財
で、歴史的な価値が高い
豊平館
もあります。また、樹木や草花など豊かな
自然環境
は、来札する
MICE利用者
の心を癒やすものと考えます。
会議場
の大きさや
ホテル
の
収容人数
で他都市と勝負するのではなく、文化、芸術、自然、歴史などの
地域資源
、リソースを最大限活用し、
おもてなし
を前面に出した新
MICE施設
であるべきと考えます。 今述べた点にも着目しながら検討を進めていただくことを求めまして、私の質問を終わります。 ◆好
井七海
委員 私からも、新
MICE施設整備事業
につきましてお伺いいたします。 本年第2回
定例市議会
の
代表質問
におきまして、我が会派から
MICE誘致
に関して質疑を行い、この中で、市からは、新
MICE施設
の整備をはじめとする
施設機能
の強化を図り、今後も世界から
MICE
の
開催地
として選んでもらえるよう取組を推進してまいりたいとの力強い答弁をいただき、新
MICE施設整備
が着実に進むものと大いに期待をしているところであります。 さて、我が会派では、今月、先進地の事例を研究するため、日本を代表する
MICE施設
であるパシフィコ横浜を視察し、改めて
施設整備
の
重要性
を感じたところであります。 本施設は、2010年、
アジア太平洋経済協力
、
APEC首脳会議
や、2017年には
アジア開発銀行年次総会
などの
政府系国際会議
の開催や数々の大
規模医学会等
を開催している施設であり、世界的なハイブランド
ホテル
であるインターコンチネンタル
ホテル
も併設をしておりました。 今回の視察の中で注目したのは、
会議場
や
ホテル
は
バリアフリー面
で非常に優れていることはもちろん、接客においても、
利用者
に寄り添ったすばらしい対応を行う現場を見まして、感激するほどの印象を受けました。 私は、新
MICE施設
の整備に当たって、
検討初期
の段階から、
ユニバーサルデザイン
の要素は当然のこととして、障がい者や
高齢者
などへの配慮の行き届いた
サービス
を提供していくことを意識して検討を進めてほしいと考えております。 そこで、質問ですが、
バリアフリー
などの
ハード
や
サービス
について、どのような認識を持って新
MICE施設
の検討を進めていくのか、お伺いいたします。 ◎北川 観光・
MICE推進部長
バリアフリー
などの
ハード
や
サービス
につきまして、どのような認識を持って新
MICE施設
の検討を進めていくのか、お答え申し上げます。
MICE
には、障がいをお持ちの方など、様々な方々が参加されることから、新しい施設におきましても、
公共交通機関
からの接続、施設内における移動のしやすさのほか、視覚、聴覚の不自由な方へ配慮した
サービス
の提供を行うことが必須であると認識してございます。 このような認識の下、概要の
検討段階
から、こうした多様な
ニーズ
に対応しながら
利用者
の
満足度
を高めていく視点を持ちまして、
MICE
に参加される全ての方々が快適に過ごせるような環境となるよう、しっかりと検討を進めてまいりたいと考えてございます。 ◆好
井七海
委員 多様な
施設利用者
を想定しながら検討を進めていくという
方向性
については分かりました。 ただ、検討に当たりましては、本市が
SDGs未来都市
という観点からも、世界に範を示す誰一人取り残さないという姿勢、細やかな配慮が
ハード
・
ソフト両面
で来られた方に確実に感じられる施設を目指しての検討になることを強く要望いたします。 続いて、新
MICE施設
の整備を想定している
中島公園
駅
周辺地区
に関して質問を行います。 我が会派では、
中島公園
について、文化的、歴史的な施設が立地し、市民や
観光客
が多数訪れる魅力的な存在であり、さらに、北部に集積している
商業施設
と連携することで
観光客
や市民を呼び込む好循環が生まれる場所であるとして注目をしてまいりました。 また、令和3年に策定されました
中島公園
駅
周辺地区
の
まちづくり基本構想
におきまして、新
MICE施設
の
建設予定地
は、地区全体の
重点整備エリア
と位置づけがなされているところです。 そこで、質問ですが、
MICE施設立地
の観点から、改めて
中島公園
駅
周辺地区
に関する認識を伺います。 ◎北川 観光・
MICE推進部長
MICE施設立地
の観点から、
中島公園
駅
周辺地区
に関する認識につきましてお答え申し上げます。 他都市において、
競争力
の高い
MICE施設
は、
会議場周辺
の
宿泊機能
が充実しており、
アクセス性
も高く、本市として、
都市間競争力
を確保するためには、
会場周辺
に一定の
宿泊機能
や
交通利便性
を有することが重要な要素であると認識してございます。
中島公園
駅
周辺地区
は、新
MICE施設
の
整備予定地
に隣接して、
札幌パークホテル
の
建て替え
並びに複数の
外資系ホテル
の開業も予定されてございます。
宿泊機能
が充実していることに加えまして、
地下鉄
駅と直結し、
アクセス
にも優れており、
立地条件
を十分に満たしているエリアであります。 さらに、
当該地区
は、
中島公園
という自然豊かな環境に囲まれており、ウェルネスプログラムの取組などにふさわしく、かつ、
豊平館
、
Kitara
といった
文化施設
において特別な
おもてなし
を行うことが可能であるため、世界の
VIP
を高度な
迎賓機能
を持ってお迎えするにふさわしい環境であると認識してございます。 このような状況を踏まえまして、
中島公園
駅
周辺地区
は、新
MICE施設
の
建設予定地
として最適の立地であると判断してございます。 ◆好
井七海
委員 新
MICE施設
を整備する場所として、
中島公園
駅
周辺地区
の持つ
優位性
を理解できました。 ただ、
地下鉄
駅周辺への
アクセス性向上
や周辺の
まちづくり
を進める中で、来てくださる方のための
世界レベル
の
おもてなし
や
にぎわい創出
のみならず、一流だからこそ、近隣の方や公園の
利用者
などにとっても貢献する、魅力的で地域をも大事にした施設となることに期待いたします。 今後は、
MICE施設
としての
立地優位性
を十分に生かしながら、
まちづくり政策局
や
建設局
、また、
地域防災
の拠点という観点からも、
危機管理局
も含めた
関連部局
とも連携を図って、今後の新たな取組を進めていくことを要望しまして、質問を終わります。 ◆
田中啓介
委員 私からも質問させていただきます。 本議案の
事前説明
と資料を事前にいただいておりますが、その資料の中に、このたびの新
MICE施設整備事業
は、再
検討期間
における
事業環境
の変化を踏まえて、新
MICE施設整備
に向けて、改めて
現状分析
、
施設規模
などの
概要検討
を行うものとなっております。 その事業の
業務内容
の主な整理・
検討項目
として大きく4項目挙げられております。その一つが、
MICE開催状況
や
市場動向
とあります。 このことなのですけれども、
国土交通省
の
観光庁
においては、2016年度から
MICE施設
に関する
調査事業
として、
MICE開催状況
や
市場動向
、さらに、実際に参加した
事業者
、また、
参加者
にも
アンケート
を取るなど、
各種調査事業
を行って、その結果を毎年公表しております。 また、2008年から毎年行われております
国際会議等
の
北海道開催
の推進に係る各
省庁連絡会議
、この2023年の7月26日に行われました第17回の
連絡会議
には、部長も出席されて報告をされておりますけれども、北海道における
国際会議等誘致
の取組と現況についてと併せて、札幌市における
MICE誘致
の現況と取組について報告がされております。 これら
観光庁
や
連絡会議
では、
MICE開催状況
や
市場動向
、
需要予測
などの分析、検討が行われております。 そこで、伺いますが、このたびの本市が行う新
MICE施設整備
に向けた
現状分析
、検討する
業務内容
と、
観光庁
などが行っている
分析調査
との違いは何なのか、伺います。 ◎北川 観光・
MICE推進部長
今回の札幌市の
概要検討
に係る
業務内容
と
観光庁
の
MICE
に関する
調査業務
の違いについてお答え申し上げます。 委員がご指摘の官公庁の
MICE
に関する
調査業務
につきましては、国全体の
MICE開催件数
の増加に向け、
国際会議
の
MICE誘致競争力
の向上、それから、自治体の
MICE推進
を支援する施策の検討のために調査を実施しているものというふうに認識してございます。 今回、札幌市が行う
業務内容
につきましては、札幌における
MICE
の
開催環境
や
立地条件
などを踏まえまして、札幌市が
誘致競争力
を強化するために求められる施設の概要を検討するものということでございます。 ◆
田中啓介
委員 今の答弁を総括すると、札幌市に特化した
立地環境
の部分で、やはり、札幌市としてそこの調査とか分析をしなければいけないということで、今回、やるということだと思います。 札幌市では、昨年、2023年4月に
G7札幌気候
・エネルギー・
環境大臣会合
が開催されました。また、この期間に
札幌ドーム
では、環境広場ほっかいどうという
道内最大級
の
環境総合イベント
が開催されて、この
ドーム開催
には2日間で約5万5,000人もの
来場者
があったということです。さらに、今年の1月下旬にも同じように
札幌ドーム
で、
民間団体
の
全国集会
が行われておりまして、こちらも全国から延べ約8,000人が参加したというふうに報道されております。 札幌市には、
コンベンションセンター
をはじめ、また、2027年9月に
供用開始予定
の
アクセスサッポロ後継施設
の新
展示場
など、
MICE
を開催できる施設は既に複数ございます。 また、
札幌ドーム
のほかにも、
ユニークベニュー
として、
大倉山ジャンプ競技場
、
モエレ沼公園
のガラスのピラミッド、
札幌芸術
の森など、
MICE会場
として既に活用されております。つまり、新たな施設を造らなくても、既存の
施設資源
で世界の主要国が集まる
国際会議
や国内の
全国規模
の会議、
MICE
を既に開催できております。 このたびの新
MICE施設整備
に向けた分析、検討する
業務内容
の中の主な整理・
検討項目
として、
施設整備
の
必要性
、施設の役割とございます。 そこで、伺います。 新たな
MICE施設整備
ありきではなくて、既存の施設、資源をいかに活用するかということを検討することが大切だと思うのですがいかがか、伺います。 あわせて、ヨーロッパを中心に、
MICE
における
環境保全
に対する意識も今は高まっております。ゼロカーボンシティーを目指している本市として、新
MICE施設整備
の検討に当たっては、
環境保全
についても重要な観点だと思うのですがいかがか、併せて伺います。 ◎北川 観光・
MICE推進部長
新たな
施設整備
ありきではなく、
既存施設
の活用について、それから、
施設整備
に係る
環境保全
に対する
考え方
につきましてお答え申し上げます。 まず、1点目の新たな
施設整備
ありきではなく、
既存施設
の活用を図る検討についてでございますが、
札幌市内
の
既存施設
につきましては、大規模な展示と会議を同時に開催することが困難な施設でございます。 また、施設と
宿泊施設
や
飲食施設
の
近接性
が劣ることによりまして、国内の
コンベンション開催
におきまして、上位の都市の施設に比べて、開催の規模ですとか件数が大きく札幌は劣っている状況にございます。 今後、
経済効果
のより大きい大規模な会議をより一層誘致していくためには、札幌市が劣後している
施設環境
の改善を図ることが必要でありまして、
市場ニーズ
を捉えた
MICE施設
となるように検討を進めてまいりたいと考えてございます。 2点目の
施設整備
に係る
環境保全
の
考え方
でございます。 最近の
MICE
の
主催者
につきましては、欧米を中心に、
環境配慮
への意識が非常に高くなってございます。
MICE
の
開催地
として選ばれるためには、こうした取組が重視される傾向にあります。 そのため、新
MICE施設
の整備に当たりましては、国際的な
誘致力強化
の観点からも、脱炭素をはじめとした
SDGs
にも配慮した象徴的な施設となることを目指してまいりたいと考えてございます。 ◆
田中啓介
委員 今、
北川部長
は、立地の面に関して、また、施設の機能を含めては、他の
MICE
を目指している都市と言いますか、競っている都市に比べたら劣っているような答弁をされたのですけれども、先ほど紹介しました昨年7月26日の
連絡会議
の報告の中で出されている資料がありますけれども、例えば、国内の
ICCAランキング
、
国内順位
の中で、札幌市は3位だということをアピールしておりますし、私も紹介しましたし、昨年行われましたサミット、G7も十分に開催できておりますし、
札幌ドーム
もあります。
コンベンションセンター
も改修されましたし、
アクセスサッポロ
の後継の施設も立派なものが建ちます。 新
MICE整備
の再
検討期間
において、今回、分析をする事業の一つに
新型コロナウイルス感染症
の流行や
建設費
の高騰、
人手不足
などの
社会状況
の変化を踏まえて、今回、改めて
現状分析
、
施設規模
や
必要性
を含めた検討を行うというふうに言っておりますし、そこはしっかりと進めていただきたいと思います。 あわせて、
MICE事業
に当たっては、これまで我が党は、本市の身の丈に合ったものにすべきだと求めてまいりました。新たな
施設建設
ありきではなくて、既存の施設、また、資源をいかに工夫していくかに加えて、今、部長からも答弁がありました
環境保全
の観点もしっかりと踏まえて、新
MICE施設整備
を検討するに当たっては慎重にやっていくべきだと申し上げて、質問を終わります。 ○
森山由美子
委員長
ほかに質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○
森山由美子
委員長
なければ、質疑を終了いたします。 次に、討論を行います。 討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり) ○
森山由美子
委員長
なければ、討論を終了いたします。 それでは、採決を行います。 議案第1号中関係分を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○
森山由美子
委員長
異議なしと認め、議案第1号中関係分は、可決すべきものと決定をいたしました。 以上で、委員会を閉会いたします。 ―――――――――――――― 閉 会 午後1時30分...
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