局全体の
機構といたしましては、
総務部、
監査指導室、
高齢保健福祉部、障がい
保健福祉部、
保険医療部、
保健所、
衛生研究所の7部
体制となっております。また、
令和4年度より
体制を縮小いたしましたけれども、
保健所に設置いたしました
医療対策室を中心に、引き続き
新型コロナウイルス感染症への
対応を進めてまいりたいと考えております。
次に、
予算についてでありますが、
資料4
ページをご覧ください。
今年度の
歳出予算は、
一般会計が4,190億円で、前年度と比べまして159億円の増、
特別会計が3,810億円で、前年度と比べまして93億円の増となっております。
保健福祉局は、従前より組織や
予算の
規模が
他局に比べまして大変大きな局でございますけれども、
新型コロナウイルス感染症対策も加わりましたことで、ますますその
規模、
役割が大きなものとなっております。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行いたしましたけれども、新たに
感染症計画を策定するなど、引き続き適切に取り組むとともに、
少子高齢化がますます進展してまいりますので、よりきめ細かな
福祉施策の展開に力を入れてまいりたいというふうに考えております。
今後とも、
委員の
皆様方には、忌憚のないご
指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは、各部の
所管事業につきましては、各
部長からご
説明を申し上げます。
◎加藤
総務部長 総務部の
所管事業等につきましてご
説明申し上げます。
初めに、
機構についてでありますが、
資料を戻りまして、1
ページ目の
左側上段をご覧ください。
総務部につきましては、
総務課、
地域福祉・
生活支援課、
保護課の3課
体制でございます。
現員数は5月1日現在で44名となっております。このほか、
札幌市
社会福祉協議会に
係長職1名を派遣しております。
総務部の主な
業務といたしましては、
局所管事務の
総括調整、
保健及び
福祉に係る
施策の
総合調整、
地域福祉活動の
推進、
生活保護や
生活困窮者の
自立支援に関する
事務などを所管しております。
また、
各区役所の
保健福祉部の
機構等につきましてご
説明申し上げます。
3
ページをご覧ください。
各区の
保健福祉部の
機構図を載せてございます。
各区の
保健福祉部につきましては、
保健福祉課、健康・
子ども課、
保護課及び
保険年金課で構成されております。また、
福祉活動支援担当課長は、
自主運営を除く各地区の
まちづくりセンター所長が
兼務をしております。
各課の
業務では、
各種手当の
給付や
保健福祉に関する
相談、
母子保健、
健康づくり、
国民健康保険や
後期高齢者医療及び
介護保険料の
賦課徴収に関する
業務などを行っております。
なお、複合的な
福祉課題等を抱える
市民への
支援促進を行うために、モデル区として北区、東区、厚別区、南区の4区の
保健福祉部に
支援調整課を設置しております。
次に、
総務部の今年度における主な
事業と
予算の
概要についてご
説明申し上げます。
資料の6
ページをご覧ください。
総務部の
予算額は1,300億9,000万円となってございます。前年度と比べて2.2%、29億3,000万円の減となっております。
主な
歳出についてでございますが、まず、上から
三つ目の
太字項目、
社会福祉事業助成費でございます。これは、
社会福祉協議会の
運営費や
福祉の
まち推進センターの
活動費などに対する
補助金5億8,000万円を計上しております。
次に、飛びまして8
ページです。
上から5行目の
太字項目ですが、
生活保護扶助費でございます。今年度の
予算額は1,270億4,000万円でございまして、前年度当初
予算と比べて11億3,000万円の減となっております。
◎
阿部 監査指導室長 続きまして、
監査指導室の
概要についてご
説明いたします。
機構については、
資料の1
ページ左側の中ほどをご覧ください。
監査指導室では、
社会福祉法人の
設立認可事務及び
指導監査のほか、
老人福祉施設、障がい
者支援施設、
児童福祉施設、
救護施設、
介護老人保健福祉施設等の
指導監査を行っておりまして、本年5月1日現在の
現員数は11名となっております。
監査の
対象につきましては、6月1日現在で申しますと、
社会福祉法人が200
法人、また、これらの
法人等が運営する
監査の
対象となります
施設が594
施設でありまして、これらの
法人、
施設を
対象に、年1回から3年に1回の周期で
指導監査を行っております。
◎
阿部 地域包括ケア推進担当部長 私から、
高齢保健福祉部の
概要についてご
説明させていただきます。
初めに、
機構についてでございますが、
資料の1
ページをご覧ください。
高齢保健福祉部は、
高齢福祉課に
調整担当課長を、
介護保険課に
認知症支援・
介護予防担当課長、
事業指導担当課長を置く2課3
担当課長の
体制で、5月1日現在の
現員数は66名となってございます。
次に、今年度
予算における主な
事業と
予算の
概要についてご
説明させていただきます。
まず、
一般会計からご
説明いたします。
お手元の
資料は8
ページをご覧ください。
高齢保健福祉部の
予算額は、
中段にありますとおり、約397億円で、前年度と比べ3.8%、約14億4,000万円の増となってございます。
主な
事業についてでございますが、10
ページをご覧ください。
一番下の
太字項目、
老人福祉施設整備費のうち、
広域型特別養護老人ホーム新築等補助金につきましては、
予算額は約9億円となっておりますが、
特別養護老人ホームの新設に対する
補助といたしまして、
令和4年度
着工分200床と
令和5年度
着工分238床の
合計438床分を計上してございます。
続きまして、
介護保険会計についてご
説明させていただきます。
ページが飛びまして、30
ページをご覧ください。
予算総額は、
上段にありますとおり、約1,651億円で、前年度と比べ3.2%、約51億円の増となってございます。
このうち、
介護保険サービスに係る
保険給付費は、30
ページの
太字項目3
項目、
居宅介護サービス費が前年度と比べ約26億円の増、同
ページの
太字項目5
項目、
地域密着型介護サービス費が前年度と比べ、約15億円の増となっており、
保険給付費合計では約1,521億円で、前年度と比べ3.4%の増となってございます。
次に、
地域支援事業費につきましては、32
ページの
太字項目3
項目め、
介護予防・
生活支援サービス事業費が前年度と比べ約4億円の増、33
ページの
太字項目1
項目の
包括的支援事業費が前年度と比べ約2億円の増となっており、
地域支援事業費合計では約87億円で、前年度と比べ6.9%の増となってございます。
これらは、要
支援者等が利用している訪問・
通所型サービス費の
利用者見込み数の増、
地域包括支援センター機能強化費の増などによるものでございます。
◎成澤 障がい
保健福祉部長 私から、障がい
保健福祉部の
概要についてご
説明をさせていただきます。
初めに、
機構について、
資料の1
ページにお戻りください。
資料の1
ページの左下からその
右横の列をご覧ください。
障がい
保健福祉部は、障がい
福祉課、障がい
者更生相談所、
精神保健福祉センター、
子ども発達支援総合センターの
地域支援課、
子ども心身医療課、
児童心理治療課、
自閉症児支援課で構成されておりまして、部全体の
現員数は5月1日現在で258名となってございます。
次に、今年度の
予算の
概要と主な
事業についてご
説明をいたします。
資料の11
ページをご覧ください。
障がい
保健福祉部の今年度の
予算につきましては、約1,157億円でございまして、前年度と比べ6%、額にしまして約65億円の増となってございます。
主な
事業についてですが、まず、15
ページの下から4
項目め、障がい
児者入所施設老朽化対策補助金です。
予算額は約3億6,000万円でございまして、これは、障がい
者支援施設、障がい
児入所支援施設の
老朽化に伴う
移転新築、改築、大
規模改修に対する
補助事業でございます。
次に、16
ページの上から2
項目め、
介護給付費が約341億円、その下の
太字の
訓練等給付費が約326億円でございます。
これらは、
居宅介護や
共同生活援助など、障がいのある方が自立した
日常生活や
社会生活を営むことができるよう、
障害者総合支援法に基づいて提供する
サービスの
給付費でございます。
◎毛利
保険医療部長 保険医療部の
概要についてご
説明いたします。
最初に、
機構でございますが、
資料の1
ページの左から2列目の
下段をご覧いただきたいと思います。
保険医療部は、1課3
課長体制でございまして、
業務といたしましては、
国民健康保険、
国民年金、
後期高齢者医療制度、
医療費助成などを所管してございます。
現員数は41名で、このほかに、
北海道後期高齢者医療広域連合に対しまして、
部長職1名を含む10名の職員を派遣しております。
次に、今年度の主な
事業と
予算の
概要についてでございますが、まず、
一般会計について
説明をいたします。
18
ページの
下段をご覧いただきたいと思います。
保険医療部の
予算額はおよそ639億円で、前年度に比べ4,000万円、0.1%の減となっております。
主な
事業といたしましては、19
ページの一番上に
医療助成費がございまして、およそ94億円を計上しております。
続きまして、所管する二つの
特別会計についてご
説明をいたします。
27
ページをお開きください。
まず、
国民健康保険会計でございますが、
予算額はおよそ1,849億円でございます。今年度の主な
事業といたしまして、来年度にスタートいたします
データヘルス計画の策定がございます。
最後に、29
ページの
後期高齢者医療会計でございますが、こちらの
会計は、
保険料を収入いたしまして、それをそっくり
後期高齢者医療広域連合にお支払いをする、このための
会計でございまして、
予算額はおよそ310億円となってございます。
◎山口
保健所長 引き続きまして、
保健所関係につきましてご
説明をいたします。
初めに、
機構についてでございます。
資料の1
ページの右から2列目の
中段から2
ページにかけてご覧ください。
保健所は、
新型コロナウイルス感染症対応のために設置しております
医療対策室を含め10課と36
担当課長で構成されておりますが、
担当課長のうち16名は、
保健所課長及び区の健康・
子ども課長等との
兼務となっております。
5月1日現在の
現員数は329名となっております。そのうち、
医療対策室は125名でございます。
次に、
事務分掌についてでございますが、
市民の
健康づくり、
食育推進、
母子保健の
推進や
夜間急病センターの
運営管理、
病院等の許認可や立入
検査、
新型コロナウイルスや結核、
エイズ等の
感染症対策、
火葬場、墓地、
動物管理センターの
運営管理、
飲食店、
食品製造業、旅館、
公衆浴場の許可や
指導など、
市民生活に
関連の深い
事業を幅広く担当しております。
次に、
令和5年度の
予算と主な
事業についてでございます。
資料の20
ページをご覧ください。
保健所の
予算額は約693億円で、前年度と比べ18.6%、約109億円の増となっております。
主な
事業でございますが、
最初に、20
ページの
太字の一番上、
救急医療対策費でございますが、
救急医療体制の
強化をするための新たな
補助のほか、
夜間急病センターの
診療業務などの
経費として約19億円を計上しております。
次に、3番目の
太字項目、
保健衛生行政総務費のうち、4
項目めのさっぽ
ろ医療DX推進費でございますが、
医療の
デジタル化推進に係る
普及啓発、
救急搬送システムの
構築などの
経費として3,000万円を計上してございます。
次に、21
ページの上から3
項目め、
新型コロナウイルス感染症相談体制整備費から8
項目め、
新型コロナウイルス感染症予防接種費までが
新型コロナウイルス感染症対策関連経費でございます。
令和5年度においても、
対策の継続が必要な場合に備え、数年分の
予算として
合計約464億円を計上してございます。
なお、5月8日から
新型コロナウイルス感染症が
感染症法5類へ引き下げられておりますが、引き続き、国の動向を踏まえ、必要な措置を講じていきたいと考えております。
次に、22
ページの上から6
項目めにある
出産・
子育て応援推進費でございます。
妊娠期から
出産・
子育て期まで、必要な
支援につなぐ
伴走型相談支援と
経済的支援を一体的に実施するため、約17億5,000万円を計上してございます。
次に、25
ページの2番目の
太字項目、
火葬場運営管理費の3
項目めにあります
斎場運営体制構築費でございます。
火葬件数の増加に
対応した安定的な
運営体制の
構築に向けて、パソコンや
スマートフォンなどから事前に
予約ができる
火葬場予約システムの
導入等の
経費として、3,800万円を計上してございます。
最後に、同じ
ページの3番目の
太字項目、
動物管理センター運営管理費の2
項目めにあります仮称)
動物愛護センター整備費でございます。
同
センターは、
令和4年10月に着工し、
令和5年秋頃の竣工、
供用開始を目指しているところであり、
工事費等に約7億5,000万円を計上しております。
◎伊藤
衛生研究所長 私から、
衛生研究所の
概要についてご
説明させていただきます。
まず初めに、所の
機構についてでございますけれども、
資料の1
ページ目、右側の
下段をご覧ください。
衛生研究所は、
保健科学課、
生活科学課の2課
体制で、5月1日現在の
現員数は41名でございます。
次に、
予算についてでございますけれども、
資料の25
ページ目をご覧ください。
25
ページの
下段にありますとおり、今年度の
予算額は約2億円となっておりまして、前年度に比べまして7.7%、約1,500万円の増となっております。
次に、
各課の主な
事業でございますけれども、
保健科学課では、新生児などの様々な病気の
早期発見を目的とした
集団検査、また、
新型コロナウイルスやインフルエンザなどの
感染症検査、食中毒の原因となる
微生物検査、
エイズ抗体検査などを通じまして、
市民の
健康危機管理を担っております。
次に、
生活科学課ですけれども、こちらでは、
食品中の
残留農薬や放射能の
検査、
遺伝子組換え食品の
検査など、
食品の
安全確保、また、
河川水の
水質検査や大気中の
有害物質検査など、
環境汚染の監視に関係する
検査を行っております。さらに、これらの
業務に
関連した
調査研究を行うなど、
保健環境行政の科学的かつ
技術的中核機関の
役割を担っているところでございます。
○
佐藤綾 委員長 ただいまの
説明に対して、
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐藤綾 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
以上で、
委員会を閉会いたします。
――――――――――――――
閉 会 午後1時26分...