○
村松叶啓 委員長 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 異議なしと認め、副
委員長には、
おんむら健太郎委員が選任されました。
それでは、副
委員長席にご移動の上、就任のご挨拶をお願いいたします。
○
おんむら健太郎 副
委員長 ただいまご選任いただきました
民主市民連合の
おんむら建太郎でございます。
大変微力ではございますが、
村松委員長をしっかりとお支えして、また、
理事者の
皆様、
委員の
皆様には、ご指導、ご鞭撻を、そして、ご協力を賜りながら、円滑な
委員会運営に努めてまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○
村松叶啓 委員長 次に、
関係理事者の
紹介及び
所管事務概要の
説明聴取を議題といたします。
最初に、
病院局からお願いいたします。
なお、個々にご
指名はいたしませんので、順次、
自己紹介をしていただいた後、引き続き、
所管事務概要の
説明をお願いいたします。
◎西川
病院事業管理者 病院事業管理者の西川でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
経営管理室長以下は、順次、
自己紹介をさせていただきますので、よろしくお願いします。
(
理事者自己紹介)
◎西川
病院事業管理者 それでは、今年度の
病院事業についてご
説明させていただきます。
今月8日から、
新型コロナウイルス感染症の
感染症法上の
位置づけが2
類相当から5類へ移行しておりますが、当院は、今まで、
新型コロナウイルス感染症患者さんの
受入れ病院として最前線で対応に
当たり、
令和2年1月に
道内初の
感染患者さんを受け入れてから現在まで、2,400名以上の
患者さんの
入院治療をしてまいりました。
同時に、平時からの役割である
高度急性期医療の提供や、他の
医療機関では対応の難しい合併症を持った
患者さんへの治療など、
市民のために地域の
医療機関を支えるという当院の使命を果たすべく、日々、力を尽くしているところでございます。
引き続き、
中等症以上の
感染症患者さんの
受入れと
高度急性期医療を両立させつつ、
地域医療支援病院としての役割に沿って、病院が一丸となって、
医業収益改善に向けた取組も進めてまいりたいと考えております。
それでは、
病院局の
事業の
概要につきまして、お手元の
資料により、
経営管理部長の山口から
説明させていただきます。
◎山口
経営管理部長 それでは、当院の
事業概要につきまして、5月8日から
新型コロナウイルス感染症の
感染症法上の
位置づけが2
類相当から5類へ移行した
影響にも若干触れながらご
説明いたします。
初めに、1ページ目をご覧ください。
病院局の機構でございますが、
資料の
真ん中の縦の部分にありますとおり、当院は、
呼吸器内科から
救命救急センターまで33の
診療科と、これを支える
看護部をはじめ六つの部、
臨床工学科、
栄養科の二つの科、それから、
臨床研修センターで構成されております。
おめくりいただいて、2ページ目をご覧ください。
令和5年度の
職員定数でございます。
上から
二つ目の
診療部門の一番上、医師175名、
歯科医師2名、表の一番下の
看護部門の
看護師、
助産師684名など、合計1,111名でございます。
おめくりいただきまして、3ページ目、
令和5年度
予算における
市立札幌病院の
事業概要について、要点のみご
説明いたします。
さきの
令和5年1定の
予算特別委員会で当局よりご
説明申し上げましたが、本
予算については、
編成時点において、
新型コロナウイルス感染症の
感染症法上の
位置づけを2
類相当から5類に引き下げるという国の方針に係る詳細な情報が出ていなかったため、従前の制度の枠組みの中で編成しております。
その後、ご承知のとおり、国から5
類移行後の
新型コロナ対応に係る
医療機関への
支援スキームの変更などが示されましたので、その辺りの
影響も含め、ご
説明させていただきます。
まずは、
業務量の関係です。
左上の表の中段以下にございますが、
令和5年度の
病床利用率については、
令和4年度
決算見込み67.9%から5ポイントの回復を
見込み、73%とし、
入院患者数は1日
当たり491人、
外来患者数は1日
当たり1,178人としております。これらの
業務量を踏まえた5年度の
収益的収支が右側上の表でございます。
診療報酬などの
収益的収入の合計を259億6,600万円、
給与費や
材料費など、
収益的支出の合計を258億7,800万円としており、
差引き8,800万円の黒字となっております。
しかしながら、先ほどご
説明したとおり、5類化に伴う
制度変更により、
新型コロナ患者受入れに係る
診療報酬の点数や、
受入れ対応による減収を補填する
病床確保補助金の単価が減額となることが決定していることから、
予算よりも減少になる見通しでございます。
このような
状況から、
病床利用率につきましては、まず、
予算で設定をしております73%の達成を目指し、さらに、それ以上の上積みに向けて、
院内一丸となって努力する所存でございます。
おめくりいただきまして、4ページ目をご覧ください。
令和5年度
予算総括表でございます。
中段右側網かけ部分の3に3ページでご
説明いたしました
収益的収支8,800万円の黒字が示されており、その下にあります
資本的収支差引きなどを加えた結果、5年度末
資金残高は、網かけ部分の916億7,200万円と見込んでおります。
続いて、5ページ目をご覧ください。
主要事業でございますが、左右にあります囲みは、4ページ
目中段真ん中の
建設改良費、計10億円の内訳をそれぞれお示ししております。このうち、右側の囲みに記載しております
医療機器購入費等は、前年度
予算比で16億7,200万円減少しております。これは、
電子カルテシステムの7年に一度の
更新が完了したことによるものでございます。
最後に、6ページ目でございます。
当院における
新型コロナウイルス感染症の
入院患者数と
確保病床数の推移を掲載しておりまして、2
類相当と
位置づけられていた本年5月7日までの実績を整理してございます。
○
村松叶啓 委員長 ただいまの
説明に対して、
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午前10時10分
再 開 午前10時11分
――――――――――――――
○
村松叶啓 委員長 委員会を再開いたします。
次に、
交通局の
理事者の
紹介及び
所管事務概要の
説明をお願いいたします。
なお、個々にご
指名はいたしませんので、順次、
自己紹介をしていただいた後、引き続き、
所管事務概要の
説明をお願いいたします。
◎中田
交通事業管理者 私
たち交通局は、
公共交通ネットワークの中核として、
地下鉄と
路面電車を活用いたしまして、
札幌市民の豊かな暮らしとまちの発展を支えるという重要な役割を担っております。
地下鉄、
路面電車の両
事業の経営は、
新型コロナウイルス感染症の
影響を受けまして、一時期よりは
回復基調にありますが、依然として厳しい
状況にあります。そのような中ではありますが、
札幌市民のみならず、
札幌にお越しの
観光客など、多くの
皆様の
移動手段である
地下鉄、
路面電車を適切に維持いたしまして、安全で確実な
輸送サービスを行っていくことが重要な責務であると認識しております。
経済観光委員の
皆様方には、これから1年間、
交通局関係の事案につきまして、ご指導、ご鞭撻をいただきながら、適切な
事業運営に努めてまいりたいと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、各
部長から
自己紹介させていただきまして、その後、
事業管理部長から、
配付資料に基づきまして、
交通局の
事業概要についてご
説明を申し上げます。
よろしくお願いいたします。
(
理事者自己紹介)
◎川本
事業管理部長 それでは、私から、
札幌市の
交通事業の
概要につきまして、お手元にお配りした
資料に基づき、ご
説明させていただきます。
1ページ目の
交通局の組織でございます。
まず、機構でございますが、
中田交通事業管理者以下、
事業管理部長、
高速電車部長、
技術担当部長の3名の
部長職及び13名の
課長職体制でございまして、
令和5年度の
職員定数は555名となっております。
なお、
一般財団法人札幌市
交通事業振興公社への
課長職以上の
派遣職員は、
部長1名、課長4名となっております。
続きまして、2ページの
令和5年度
軌道整備事業会計の
概要をご覧ください。
こちらは、
路面電車の
施設整備に関する会計の
予算状況を記載しております。
まず、(1)の
予算総括表でございます。
収益的収入及び支出の
差引きは、
中段右側の網かけ1のとおり、2億5,100万円の赤字を見込んでおり、これに
資本的収入及び支出の
差引きや
損益勘定留保資金などを加えた結果、総計は、下段の網かけ2のとおり、3億5,164万円の
資金不足となります。
これは、
新型コロナウイルス感染症による
影響を考慮し、
軌道運送事業から徴収する
施設使用料の減免を見込んだことによるものでございます。
そのための
資金手当といたしまして、下から2行目にあります(参考)
長期借入金残高8億1,500万円を充当した結果、右下の網かけ3のとおり、4億6,336万円の
資金残となる
見込みです。
なお、
長期借入金は、
一般会計からの
借入れとなっております。
また、表の下の
枠外米印にありますとおり、今年度の
長期借入額の
新規借入れ分は2億円を予定しております。
次に、3ページの(2)
建設改良費の
主要事業をご覧ください。
まず、
車両基地改良、
電力設備増強関連事業といたしまして、
電車事業所改良建築工事や
新山鼻変電所の
受変電設備更新工事などを行います。そのほか、
車両関係事業や
軌道更新・
街路拡幅関連事業等を進めてまいります。
次に、(3)ですが、ご参考までに、
上下分離における
軌道運送事業者である
札幌市
交通事業振興公社が担う
業務量を記載しております。
輸送人員の1日平均につきましては、2万1,389人を見込んでおります。
コロナ禍前の
令和元年度と比較いたしますと
マイナス8.8%となっておりますが、
令和4年度と比較いたしますと1.4%の増を見込んでおります。
年間輸送人員につきましては782万8,000人、
乗車料収入につきましては、年間で13億5,700万円を見込んでおります。
次に、4ページの
令和5年度
高速電車事業会計の
概要をご覧ください。
こちらは、
地下鉄の
業務量や
予算の
状況を記載しております。
まず、(1)の
業務量でございます。
輸送人員の1日平均につきましては、55万4,000人を見込んでおります。
コロナ禍前の
令和元年度と比較いたしますと
マイナス10.6%となりますが、
令和4年度と比較いたしますと2.6%の増を見込んでおります。
年間輸送人員につきましては2億271万人、
乗車料収入につきましては年間で393億7,700万円を見込んでおります。
次に、(2)の
予算総括表でございます。
収益的収入及び支出の
差引きは、
中段右側の網かけ1のとおり、62億500万円の黒字を見込んでおり、これに
資本的収入及び支出の
差引きや
損益勘定留保資金などを加えた結果、右下の網かけ2のとおり、
資金残は0円と見込んでおります。
なお、
新型コロナウイルス感染症による
乗車料収入の減少の
影響が残ると見込まれることから、表の下の
枠外米印1にありますとおり、
特別減収対策企業債の発行による
資金手当を予定しており、金額としては、
資本的収入の
企業債として2億1,700万円を見込んでおります。
次に、5ページの(3)の
建設改良費の
主要事業をご覧ください。
まず、
老朽化施設の
改修等のうち、
駅舎施設設備の
改修として、
耐震化及び
長寿命化に向けた
南車両基地や
南北線シェルター等の
改修を行うほか、エレベーター、エスカレーターの
更新、すすきの駅の
リフレッシュ改修工事などの
駅構内に関する
事業を行います。そのほか、電力・
通信施設設備の
改修や車両・
工場機器設備の
改修等を進めてまいります。
以上、簡単ではございますが、
交通事業に係る
概要の
説明とさせていただきます。
交通局といたしましては、
軌道整備事業、
高速電車事業の両会計とも、
運転資金の
借入れによる
資金不足を回避している
状況であり、非常に厳しい
経営状況ではありますが、持続可能な経営に向け努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○
村松叶啓 委員長 ただいまの
説明に対して、
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
村松叶啓 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、
委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午前10時19分
再 開 午前10時20分
――――――――――――――
○
村松叶啓 委員長 委員会を再開いたします。
次に、
スポーツ局の
理事者の
紹介及び
所管事務概要の
説明をお願いいたします。