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  1. 札幌市議会 2022-12-09
    令和 4年(常任)経済観光委員会−12月09日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和 4年(常任)経済観光委員会−12月09日-記録令和 4年(常任)経済観光委員会            札幌市議会経済観光委員会記録            令和4年12月9日(金曜日)       ────────────────────────       開 会 午前9時59分     ―――――――――――――― ○わたなべ泰行 委員長  ただいまから、経済観光委員会を開会いたします。  報告事項は、特にございません。  それでは、議事に入ります。  最初に、議案第5号 令和4年度札幌病院事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  質疑を行います。  質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第5号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。
     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  異議なしと認め、議案第5号は、可決すべきものと決定いたしました。  ここで、理事者交代のため、委員会を暫時休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午前10時       再 開 午前10時1分     ―――――――――――――― ○わたなべ泰行 委員長  委員会を再開いたします。  次に、議案第7号 令和4年度札幌高速電車事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  質疑を行います。  質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第7号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  異議なしと認め、議案第7号は、可決すべきものと決定いたしました。  ここで、理事者交代のため、委員会を暫時休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午前10時2分       再 開 午前10時3分     ―――――――――――――― ○わたなべ泰行 委員長  委員会を再開いたします。  次に、議案第6号 令和4年度札幌中央卸売市場事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  質疑を行います。  質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第6号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  異議なしと認め、議案第6号は、可決すべきものと決定いたしました。  ここで、理事者交代のため、委員会を暫時休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午前10時4分       再 開 午前10時5分     ―――――――――――――― ○わたなべ泰行 委員長  委員会を再開いたします。  最後に、議案第1号 令和4年度札幌一般会計補正予算(第6号)中関係分及び公の施設指定管理者指定手続等に関する議案第16号から第20号、第27号、第39号から第42号の11件を一括議題といたします。  質疑を行います。 ◆中川賢一 委員  私からは、来年4月に開催されますG7環境大臣会合開催準備に関しまして、何点かお伺いしたいと思います。  G7閣僚会合でありますけれども、我が会派におきましても、かねてから誘致に賛同してきたものでございまして、来年の4月に環境大臣会合がこの札幌開催されると決定されたことは、大変喜ばしいことかなというふうに感じるところでございます。  この会合でありますけれども、気候変動エネルギー環境といった、まさに、今、世界が注目している議題について協議をされまして、それに合わせて、世界から関係者企業団体なども、大勢、札幌を訪れるのではないかというふうに期待されるところでございます。  環境首都札幌というものを宣言し、世界が羨む環境首都を目指している本市にとりましても、SDGsですとか脱炭素、こういったものに対する本市取組や、札幌のすばらしい環境というものを世界に向けてアピールできる絶好の機会でございますので、今後の事業展開や戦略にも弾みがついていくというふうに大いに期待したいところでございます。  さきの12月6日の代表質問におきまして、我が会派から、G7環境閣僚会合開催されることでどのような効果を期待しているのかというふうにお伺いをしましたところ、今回の会合開催を契機に、環境に対する市民企業意識向上や、市内のみならず、道内の環境産業取組を加速させていくことができ、持続可能なまちづくりにつながることが期待されるというようなご答弁がございました。  この会合による盛り上がりが一過性で終わらないようにするためには、まずは、市や実行委員会が主体性を持って取り組んで、その上で、さらに市民企業を巻き込みながら環境というものに対する意識を根づかせていけるように進めていかなくてはならないというふうに考えます。  そこで、まず伺いますが、今回のG7会合に当たりまして、期待される効果を上げていくために札幌市としてはどのように取り組んでいかれるのか、お伺いをしたいと思います。 ◎葛西 サミット担当部長  G7会合に当たりまして、期待される効果を上げていくための市の取組についてお答えいたします。  今回の大臣会合そのものへの機運醸成を図ることはもちろんでありますが、多くの市民環境エネルギーに関する優れた技術や、自分たちの生活に身近な取組などに触れることで、環境に対する意識向上や行動の変化へとつなげていきたいというふうに考えてございます。  また、環境に対して積極的に取り組んでいる企業はもとより、今回の会合をきっかけに、様々な業種におきまして、環境に対する取組が加速することを期待しております。  そのために、環境保全やゼロカーボンの普及、発信を図るためのシンポジウムのほか、企業道内市町村の先進的な技術や取組を紹介する環境イベント開催などについて、今後、実行委員会の中で検討していきたいと考えております。 ◆中川賢一 委員  これから、市民ですとか企業を巻き込む具体的な事業というものは、実行委員会のほうで検討するということでございました。  会合までの期間でございますけれども、もう残すところ僅か4か月ほどと非常に短いわけでありまして、そういった中で会合を成功させて期待する効果というものにつなげていくためには、民間の企業ですとか団体などの協力というものが不可欠になってくるわけでございます。  そのためには、実行委員会での検討の段階から市民事業者などの理解や支持を得られるような配慮、こういったことをしていくことが大切なのではないかというふうに考えます。  そこで、もう一つ伺いますが、実行委員会は、どのような委員で構成されて、どのような事業を今後検討していくことになるのか、現段階での市のお考えを伺いたいと思います。 ◎葛西 サミット担当部長  実行委員会委員の構成と、どのような事業を検討していくのかについてお答えをいたします。  初めに、実行委員会構成員につきましては、会長に秋元市長、顧問に鈴木知事委員としまして、副市長のほか、経済界観光業界などの関連団体国際会議や今回の会合のテーマとなります環境エネルギーへの知見を有する団体などで構成されます。  次に、実行委員会が実施する事業につきましては、大臣会合開催に係る国への支援のほか、機運醸成といたしまして、横断幕の設置や環境イベント開催、そして、参加される大臣等へのおもてなしといたしまして、関係装飾やレセプションの開催、さらには、札幌北海道の魅力を発信する取組を検討していく予定でございます。  なお、具体の事業計画につきましては、12月19日に開催予定であります実行委員会総会にてご審議をいただく予定です。 ◆中川賢一 委員  12月19日に実行委員会総会開催ということでございますので、これから実のあるすばらしい会合になっていくように、しっかりとご議論、ご検討いただければと思います。  期待していますので、頑張ってください。 ◆恩村健太郎 委員  私からも、G7関連大臣会合に向けた本市取組部分と、産業振興センター指定管理者更新について、それぞれ幾つか伺ってまいります。  初めに、G7関連大臣会合に向けた市としての取組について、幾つか伺っていきたいと思います。  先ほどの質疑でもございましたけれども、来年4月15日と16日にG7の気候・エネルギー環境大臣会合札幌開催されることが決まっております。この国際会合は、G7の10を超える関係閣僚会合の中でも注目度が高いものでございます。この会合開催に向けては、札幌市を中心として実行委員会を立ち上げて、実行委員会開催者である国への支援ですとか、そのほか、会合に向けての機運の醸成、各国から来札する方々へのおもてなし札幌北海道魅力発信といった取組を行っていくということが先ほどのご質疑の中でもございました。  しっかり取り組んでいただきたいというところではございますが、やはり、会合まで4か月という短い期間しかございませんので、実行委員会だけで全て取り組んでいくということはなかなか難しいのではないかなと推察するところでもあります。  そこで、質問ですけれども、幅広く環境問題を所管する環境局をはじめ、全庁を挙げて協力して取り組むべきではないかと考えますがいかがか、伺います。 ◎葛西 サミット担当部長  全庁を挙げた取組についてお答えをいたします。  ご指摘のとおり、会合まで約4か月となりました中で、実行委員会支援して効果的に取組を実施していくために、環境局をはじめ、総務局教育委員会など、関連する部局で構成する庁内プロジェクトを10月に設置するとともに、連携できる事業について、全ての部局に呼びかけをしまして、現時点で約70の事業が集まったところでございます。  この庁内プロジェクト実行委員会と連携しながら、会合開催支援機運醸成おもてなし地域発信などを進めていくほか、集まりました連携事業につきましても実施をしていく予定でございます。  今後、これらの庁内プロジェクトをはじめとした全庁を挙げた様々な事業を通じまして、実行委員会の活動を支援してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆恩村健太郎 委員  今も、既に庁内プロジェクトが設置されて、全庁を挙げて、様々な事業によって実行委員会の活動を支援されていくということでしたので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  そして、今回の補正予算案では、観光MICE推進部からの実行委員会への負担金のほか、環境局事業が盛り込まれておりますが、新たな予算をかけずに既存の事業と今回の大臣会合を関連づけ、相乗効果を生んでいくことも非常に重要ではないかと考えるところでございます。  そこで、質問ですが、庁内ではどのような取組がなされる予定なのか、この部分について伺いたいと思います。 ◎葛西 サミット担当部長  庁内での取組についてお答えをいたします。  例えば、実行委員会実施予定環境イベントにおきましては、札幌市の環境施策を紹介する展示ブースを設置しますほか、広報関係では、広報誌や市のホームページなどへの会合関連イベントなどの記事の掲載、それから、各部局で所管する施設イベント会場などにおきまして、ポスターなどの広報物を掲示していく予定でございます。  また、既存の事業会合開催記念事業として位置づけまして、相互に広報を行うことですとか、例えば、子どもを対象としまして学校での教育活動において環境についての意識向上や行動の変化につながるような内容を盛り込んでいきたいというふうに考えてございます。  実行委員会とともに、こうした取組を実施いたしまして、会合開催を契機とした環境に対する取組の加速へとつなげてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆恩村健太郎 委員  今、子どもたちへの取組などもお話がございましたので、ぜひとも、小さい頃からの原体験が非常に大切ですので、子どもたちにもしっかり伝えていっていただけるような形をお願いしたいと思いますし、ぜひ全庁を挙げて成功に導いていただきたいと思います。  そして、今回の経験を機に、ぜひ、ほかの国際会議などの誘致に取り組むなど、札幌市のポテンシャルの高さ、これらをぜひ世界に発信していっていただきたいなということを申し述べまして、次の質問に移らせていただきたいと思います。  次に、産業振興センター指定管理者更新に関しまして、幾つか伺ってまいります。  産業振興センターは、これまで、セミナー開催入居施設の提供などを通じて、中小企業小規模企業者、あるいは、創業間もない企業ですとか、クリエーティブ産業に関わる事業者等支援されてきて、札幌市の産業振興にとって中核的な役割を果たしてきているところでございます。  そうした中、昨今の急激な社会経済情勢変化を踏まえ、このたびの指定管理者更新に当たっては、現指定管理者であるさっぽろ産業振興財団の持つ企業関係機関とのネットワークや、長年にわたる企業支援の実績、ノウハウが欠かせないという理由から、選定方法公募から非公募へと変更しております。  我が会派は、従来より、従業員の安定的な就業環境の確保の観点からも、指定管理者選定は可能な限り非公募が望ましいとの立場でございまして、このたびの非公募化は歓迎するところでございます。しかしながら、最も重要なのは、選定方法ではなく、事業者が何を提案し、どのような事業産業振興センターで行い、市内経済活性化につなげるのか、この点にあることは言うまでもありません。  そこで、最初質問ですけれども、このたび非公募選定された事業者提案の概要と、選定委員会での評価について伺いたいと思います。 ◎坂井 産業振興部長  事業者提案の概要と選定委員会の評価についてお答えいたします。  このたびの指定管理者募集に対するさっぽろ産業振興財団からの提案については、仕様書に沿いながら、財団の強みであるノウハウネットワークを随所に生かした内容となっていると認識をしております。  具体的には、財団内のスタッフで新たに支援チームを組成し、IT、クリエーティブ、食、販路拡大国際展開といった多分野にわたるノウハウを総動員した上で、入居企業に対し、領域横断的な支援メニュー等を提供していくことが提案されたところでございます。  ほかにも、従来、クリエーティブ産業に関わる企業等利用が限定されていたセンター1階のクロスガーデン業種等を問わず利用できるハブ拠点とし、財団ネットワーク集客等に生かしながら、利用者のニーズに応じたイベントセミナー等を積極的に展開するという内容が盛り込まれておりました。  選定委員会では、これらの内容などが高く評価されたほか、財団自らがセンターを舞台に率先して特徴的な取組をつくり出し、発信していってほしいといった将来に向けた期待感を示すコメントもいただいたところでございます。 ◆恩村健太郎 委員  今、お話がありました中で、財団提案選定委員会から高く評価されたということは分かりました。しかしながら、事前にご説明をいただきました選定結果の各項目一つ一つに目を落としていきますと、多少疑問が残る部分も見受けられるのではないかなと思っております。  大きく五つある評価項目のうちの一つで、管理経費縮減に関して、財団提案は180点中40点、割合で見た場合は約22%とかなり低い点にとどまっています。優秀な人材を確保し、適正な雇用環境の下で働いていただくためには、経費削減にも一定程度の限界があるものということは理解しております。一方で、民間活力の導入による効果的・効率的な施設運営という指定管理者制度の目的からすれば、たとえ事業者を非公募選定する場合であったとしても、経費縮減の観点はおろそかにされていいものではないということは当然のことかと思います。  そこで、質問ですが、このたびの結果は、選定方法公募から非公募に変わったことで、管理経費縮減努力がなされなくなったと見られても仕方がない形になっているように思われますが、この項目に関する事業者提案についてどう受け止めていらっしゃるのか、伺います。
    ◎坂井 産業振興部長  管理経費縮減に関する事業者提案に対する受け止めについてお答えいたします。  委員からのご指摘のとおり、このたびの選定結果において、管理経費縮減項目得点率は、他の項目に比べて低くなっております。指定管理費削減額を求める際に基準となる基準管理費は、過年度に財団において実際にかかった経費を基礎としておりますことから、今回の提案では、新チームの組成やハブ拠点での積極的な事業展開など、指定管理事業充実させているため、大幅なコスト削減には限界があったものと認識をしております。  一方、財団提案の中には、自主事業として、人材育成セミナー充実スタートアップ創出といった本市産業振興方向性と合致した事業が盛り込まれていることから、提案全体として効果が見込まれる質の高い提案になっているものと評価しているところでございます。 ◆恩村健太郎 委員  管理経費縮減には一定程度の限界があった一方で、自主事業も含めた提案全体としては効果的な内容であると評価されているということでございました。確かに、コストの削減に重点を置いた結果、肝心のサービス施設設置目的達成につながらない水準にとどまってしまっては本末転倒だと思います。  財団からの提案によれば、自主事業として、人材育成セミナー充実スタートアップ創出などが掲げられているということでございまして、中小企業経営力の底上げのためには、それを支える人材育成が欠かせません。  また、先進的なテクノロジーやアイデアにより、課題を解決し、短期間で急成長を遂げるスタートアップは、市内経済成長エンジンともなり得るものでございまして、いずれも重要な視点であると考えております。  これらの推進は、企業付加価値を高め、札幌の次なる100年を支える企業を生み出していく重要な一手になっていく、その可能性を感じているところです。  そこで、質問ですけれども、財団自主事業として取り組む人材育成セミナー充実スタートアップ創出について、具体的にどのような取組が掲げられており、これに対して、札幌市として、どのように連携し、市内経済のさらなる成長につなげようと考えているのか、伺います。 ◎坂井 産業振興部長  自主事業具体的取組内容と、札幌市としての連携を含めた今後の考え方についてお答えいたします。  自主事業具体的取組内容として、まず、人材育成セミナー充実に関しては、若手、中堅、管理職経営層といった階層別に体系立ったスキルアップ研修を行うほか、経営課題解決セミナーとして、SDGsやDXといった今日的な経営課題を取り上げ、時宜に応じた企業成長を促していく内容となっております。また、スタートアップ創出に関しては、最初スタートアップを紹介するイベントや、海外スタートアップ誘致等提案されたところでございます。  これらの取組は、現在、策定作業を進めている次期産業振興ビジョンのこれまでの議論と軌を一とするものであり、札幌市としても、企業人材育成経営課題解決への支援関係機関と連携したスタートアップ成長促進などに取り組み、市内企業イノベーション市内経済を一層力強くする好循環をつくり出してまいりたいと考えております。 ◆恩村健太郎 委員  最後に、要望となりますが、産業振興センターがこのたびの条例改正によって機能強化されたことに伴い、指定管理業務がより充実化されたほか、答弁にもございましたように、自主事業にも期待が持てる内容提案されたことと思います。ぜひ、これを絵に描いた餅に終わらせることなく、しっかりと成果が残る形で実現していただきたいと思います。  また、今後も、長期的な観点から、業種を問わず様々な企業が集まり交流し、イノベーションが生まれる産業振興中核拠点として、産業振興センター存在価値がさらに高まるような取組を要望させていただきまして、私の質問を終わらせていただきます。 ◆前川隆史 委員  私からは、スポーツ施設指定管理についての質問と、G7環境大臣会合に関しての質問を2点、順次、質問させていただきたいと思います。  まず最初に、スポーツ施設指定管理についての質問をいたします。  体育館プールなどは、競技大会などの競技レベル利用のみならず、レクリエーションですとか健康づくりといった市民の身近なスポーツの場となっており、市有体育館プールなどの施設を最大限に有効活用していくことは非常に大事でございまして、指定管理者によります創意工夫した取組が求められるところでございます。  そもそも論ですが、私は市有施設スポーツ施設がそもそも足りないと思っていますけれども、その議論はさておいて、今あるものを、今回の指定管理者選定に当たって、今後5年間における利用者サービス向上ですとか利用促進に資する取組事業について、指定管理者候補者の皆さんから様々な提案があったんじゃないか、こんなふうにも思います。  スポーツ振興を一層促進していくには、札幌市によるスポーツをするための環境を整備する取組はもちろんですけれども、指定管理者自らが、管理するスポーツ施設利用、活用した様々な取組を展開していくことは非常に重要でございます。  そこで、最初質問ですが、スポーツ競技力向上ですとか裾野拡大といったことに向けて、候補者からどういった提案があったのか、お伺いしたいと思います。 ◎金谷 スポーツ部長  スポーツ施設指定管理に関する競技力向上や、裾野拡大に向けた候補者からの提案内容についてお答えをいたします。  指定管理者候補者であります札幌スポーツ協会からは、スポーツ競技力向上裾野拡大に向け、次世代トップアスリート輩出事業トップアスリート活用事業などの提案があったところでございます。  具体的には、競技団体と連携をし、スポーツ少年団などで活動する子どもたちの中から将来有望な選手を見出しトップ選手への育成を行う取組や、新たに月寒体育館など冬季スポーツを象徴する施設において、オリンピアンなどを配置し、裾野拡大に向け、利用者との交流や教室受講者への定期的な指導を行うモデル事業を展開するなどの内容となってございます。  これらに加えまして、障がい者スポーツ指導員を各施設に配置するほか、障がいのある子どもを対象としたスポーツ教室を実施するなど、これまで以上にパラスポーツ普及振興にも取り組むとの提案があったところでございます。 ◆前川隆史 委員  トップアスリートによる人材育成ですとか、また、障がい者スポーツ指導者にもいろいろ頑張っていただいて、いろんな利用促進等に資する取組をやっていきたい、このようなお話だったかと思います。  市民にとりましても、そうしたトップアスリートによる指導は非常に貴重な機会ともなると思いますし、競技力向上のみならず、スポーツ振興にもつながる大切な取組でありますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。  一方で、現状のそうした取組も大切なのでありますけれども、今後の施設運営に当たっては、多くの利用者の意見をしっかり受け止めていくとともに、また、有識者や経営コンサルといった外部の意見をしっかり取り入れながら、様々な取組に固定概念にとらわれないでチャレンジしていくことが非常に大事かなというふうに思います。  そこで、伺いますけれども、今後のスポーツ施設の運営に当たりまして、利用者や外部の意見を積極的に取り入れていく、そういったことをしっかりやっていくべきだと考えますがいかがか、お伺いをしたいと思います。 ◎金谷 スポーツ部長  施設運営に当たっての外部意見の活用についてお答えをいたします。  スポーツ施設の運営に当たりましては、施設利用者はもちろん、有識者など外部の専門家の意見を積極的に活用していくことが重要であると認識をしてございます。  次期指定管理期間につきましては、施設運営サービス向上策などを年4回議論いたします運営協議会に、新たに競技団体や有識者を加えることを予定しており、専門的知見や先進事例など、より多くの意見やノウハウを取り入れ、実現していく体制を構築してまいります。  また、利用者アンケートの対象人数を増加させることで、多様な利用ニーズをきめ細かに把握し、施設運営の改善に努めるとともに、これらの意見を踏まえたスポーツ施設の新たな活用策の検討を進めることで、スポーツ施設の機能向上を図ってまいりたい、このように考えてございます。 ◆前川隆史 委員  様々な意見をしっかり取り入れながら、単純に今あるものを活用するという枠の中だけじゃなく、先ほどちょっとお話ししました、スポーツ施設というのが、これからの健康長寿の社会の中で、今の施設規模でいいのかとか、本当の意味で適正規模なのか、昨年来、そんな議論もされて、一定程度札幌市としての目標感も持たれているようですけども、私は、ちょっとまだまだこの人口200万人のまちで、健康長寿のまちで、この冬場のなかなか運動不足にもなりがちな中で、今の状況だとやっぱり足りないというふうに思いますので、いろんな意味で、今後、単なる施設の利活用の、いい利活用をしていくということだけに限らず、大きな意味でのトライにもつながっていくような、施策につながるような、そういったご意見をしっかり承っていく姿勢でいていただきたいということを申し上げまして、この質問を終わりたいと思います。  次に、G7サミットの環境大臣会合について、簡潔に質問したいと思います。  来年4月に開催予定をされておりますG7札幌気候・エネルギー環境大臣会合では、2010年のAPEC以来、13年ぶりに札幌で行われる大規模な国際会議となります。  この会合には、各国の大臣ですとか政府関係者、プレスなど、海外から多くの方が来札されることから、そうした方々に自然や食といった札幌の魅力を発信する絶好の機会であることは言うまでもございません。  札幌の魅力が多くの方々の心に残り、札幌はよかった、また来てみたい、そう思っていただいて、帰国後にも魅力を広めていただけるよう効果的に発信する、そうした機会にしていくべきだと思います。  そこで、質問でございますけれども、大臣やそういったプレスの方々に対して、どういった場で魅力を発信していくお考えなのか、お伺いいたします。 ◎葛西 サミット担当部長  大臣やプレスに対する札幌の魅力を発信する場についてお答えいたします。  札幌には、都市にいながらにして触れることのできる四季折々の豊かな自然に加えまして、豊富なアクティビティーや食文化など、様々な魅力がございます。このような魅力に触れる場として、各国の大臣や政府関係者のためのレセプションや体験型ツアー、いわゆるエクスカーションでありますが、さらに、報道関係者を対象としたプレスツアーなどが考えられます。  会合開催に合わせまして、できるだけ効果的に札幌の魅力を発信する場や機会がつくれるよう、国や関係機関と調整をしてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆前川隆史 委員  これから実行委員会も開かれるので、あまり具体的なことを今はちょっとお話しできないのかもしれませんけども、了解でございます。レセプションですとかプレスツアー等々、そんなことを今ざっくり考えているということかと思います。  では、そうした発信の場や機会が設けられた場合に、具体的にどういった魅力を発信したいという思惑、考えを持っているのか、お伺いしたいと思います。 ◎葛西 サミット担当部長  札幌の魅力の具体的な発信の仕方についてお答えをいたします。  大臣などにご出席をいただくレセプションにおきましては、札幌北海道の自然ですとか観光の魅力を映像で紹介するほか、道産食材や道産酒の提供などを考えてございます。  また、プレスツアーなどでは、札幌北海道の自然を肌で体感していただくほか、地元ならではの食や文化などにも触れていただくということを想定してございます。  さらに、プレスセンターなどには、北海道の食や観光の魅力を発信する情報ブースですとか、特産品などを提供するコーナーを設けることも考えてございます。  こうした取組を通じまして、来札された方々の心に残るよう、実行委員会北海道と連携いたしまして、札幌北海道の魅力を伝えてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆前川隆史 委員  こういった機会はめったにないことなので、少しでも効果が上がるように、最後まで執念を持って、いろいろ知恵を振り絞って、いろんな人にまたご意見を伺いながら、それこそ、先ほどのいろんな有識者とかいろんな声を聞くというスポーツのほうの話もありましたけれども、よくありがちなものに終わらず、ちょっと知恵を絞ったインパクトの残るものにぜひトライしていただきたいということをお願いしまして、質問を終わりたいと思います。 ○わたなべ泰行 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第1号、第16号から第20号、第27号及び第39号から第42号の11件を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○わたなべ泰行 委員長  異議なしと認め、議案11件は、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午前10時35分...