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  1. 札幌市議会 2022-08-01
    令和 4年第 3回臨時会−08月01日-01号


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和 4年第 3回臨時会−08月01日-01号令和 4年第 3回臨時会                令和4年   第3回臨時会           札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 1 号 )            令和4年(2022年)8月1日(月曜日)          ―――――――――――――――――――――――――――議事日程(第1号)  開会日時 8月1日 午後1時 第1 会期の件 第2 陳情第141号(1件)    (1件に対する委員長報告等) 第3 議案第1号、第2号(2件市長提出)  ―――――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 会期の件 日程第2 陳情第141号 2030年札幌冬季オリンピックパラリンピック招致活動を止めること            を求める陳情
    日程第3 議案第1号 令和4年度札幌一般会計補正予算(第3号)      議案第2号 令和4年度札幌水道事業会計補正予算(第1号)  ―――――――――――――――――――出席議員(58人)  議   長       細 川 正 人  副 議 長       峯 廻 紀 昌  議   員       小須田ともひろ  議   員       藤 田 稔 人  議   員       小 田 昌 博  議   員       三 神 英 彦  議   員       恩 村 健太郎  議   員       田 島 央 一  議   員       あおい ひろみ  議   員       たけのうち有美  議   員       うるしはら直子  議   員       くまがい 誠一  議   員       森 山 由美子  議   員       千 葉 なおこ  議   員       村 山 拓 司  議   員       村 松 叶 啓  議   員       松 井 隆 文  議   員       中 川 賢 一  議   員       成 田 祐 樹  議   員       かんの 太 一  議   員       岩 崎 道 郎  議   員       松 原 淳 二  議   員       竹 内 孝 代  議   員       わたなべ 泰行  議   員       長 屋 いずみ  議   員       田 中 啓 介  議   員       川田 ただひさ  議   員       阿部 ひであき  議   員       伴   良 隆  議   員       小 竹 ともこ  議   員       北 村 光一郎  議   員       中 村 たけし  議   員       林   清 治  議   員       前 川 隆 史  議   員       小 口 智 久  議   員       好 井 七 海  議   員       丸 山 秀 樹  議   員       池 田 由 美  議   員       太 田 秀 子  議   員       村 上 ひとし  議   員       佐々木 みつこ  議   員       村 上 ゆうこ  議   員       山 口 かずさ  議   員       しのだ 江里子  議   員       桑 原   透  議   員       福 田 浩太郎  議   員       國 安 政 典  議   員       小 形 香 織  議   員       石 川 さわ子  議   員       長 内 直 也  議   員       こんどう 和雄  議   員       高 橋 克 朋  議   員       勝 木 勇 人  議   員       鈴 木 健 雄  議   員       三 上 洋 右  議   員       武 市 憲 一  議   員       大 嶋   薫  議   員       小 野 正 美  ―――――――――――――――――――欠席議員(10人)  議   員       水 上 美 華  議   員       佐 藤   綾  議   員       佐々木 明 美  議   員       吉 岡 弘 子  議   員       飯 島 弘 之  議   員       こじま ゆ み  議   員       よこやま 峰子  議   員       五十嵐 徳 美  議   員       山 田 一 仁  議   員       ふじわら 広昭  ―――――――――――――――――――説明員  市   長       秋 元 克 広  副 市 長       町 田 隆 敏  副 市 長       吉 岡   亨  副 市 長       石 川 敏 也  水道事業管理者  水 道 局 長     佐々木 康 之  総 務 局 長     山 根 直 樹  まちづくり政策局長   小 角 武 嗣  財 政 局 長     福 西 竜 也  子ども未来局長     山 本 健 晴  経済観光局長      田 中 俊 成  ―――――――――――――――――――事務局出席職員  事 務 局 長     鈴 木 和 弥  事 務 局 次 長     酒 井 欣 洋  総 務 課 長     沼 田 征 延  政策調査課長      安 澤   哲  議 事 課 長     岩 岡 吾 一  議 事 係 長     木 村 公 彦  書   記       酒 井 彰 悠  書   記       伊 藤 友 介  書   記       上 田 真 士  ―――――――――――――――――――
          開 会 午後1時  ――――――――――――――――――――議長細川正人) ただいまから、令和4年第3回札幌市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。  ――――――――――――――――――――議長細川正人) 出席議員数は、58人です。  ――――――――――――――――――――議長細川正人) 本日の会議録署名議員としてこんどう和雄議員、山口かずさ議員を指名します。  ――――――――――――――――――――議長細川正人) ここで、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長鈴木和弥) 報告いたします。  五十嵐徳美議員、よこやま峰子議員飯島弘之議員水上美華議員吉岡弘子議員佐々木明美議員、佐藤 綾議員は、所用のため、本日及び明日8月2日の会議を欠席する旨、山田一仁議員、こじまゆみ議員ふじわら広昭議員は、所用のため、本日の会議を欠席する旨、それぞれ届出がございました。  去る7月25日、議長は、陳情第141号 2030年札幌冬季オリンピックパラリンピック招致活動を止めることを求める陳情を本臨時会に付議するため、市長に対し、その旨の告示を依頼しましたところ、7月27日、市長から、同件を告示したとの通知がありましたので、その写しを各議員控室に配付いたしました。  本日の議事日程陳情審査結果報告書は、お手元に配付いたしております。  以上でございます。  ――――――――――――――――――――議長細川正人) これより、議事に入ります。  日程第1、会期の件を議題とします。  (佐々木みつこ議員議長」と呼び、発言の許可を求む) ○議長細川正人) 佐々木みつこ議員。 ◆佐々木みつこ議員 会期設定動議を提出いたします。  本臨時会会期を本日及び明日8月2日の2日間とすることを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長細川正人) ただいまの佐々木議会運営委員長動議に対し、所定の賛成者がありますので、本動議を直ちに問題とし、採決を行います。  動議のとおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長細川正人) 異議なしと認めます。  したがって、本臨時会会期は、本日及び明日8月2日の2日間と決定されました。  ――――――――――――――――――――議長細川正人) 次に、日程第2、陳情第141号を議題とします。  委員長報告を求めます。  冬季オリンピックパラリンピック招致調査特別委員長 村上ゆうこ議員。  (村上ゆうこ議員登壇) ◆村上ゆうこ議員 冬季オリンピックパラリンピック招致調査特別委員会に付託されました陳情第141号 2030年札幌冬季オリンピックパラリンピック招致活動を止めることを求める陳情について、その審査結果をご報告いたします。  主な質疑として、冬季オリンピックパラリンピック招致に関連して、このたびの陳情をはじめ、市民からは大会招致に対する不安や懸念の声が上がっているが、これらをどう受け止め、今後どのような取組を進めていくのか。開催経費について、現時点での消費者物価指数大会概要案作成時の見込みを超過しており、施設整備費をはじめ、運営費公共工事全般への影響が懸念されるが、今後さらに膨らむ可能性はないのか等の質疑がありました。  これらに対し、理事者からは、出前講座など様々な機会を捉え、多くの方に大会概要案考え方を丁寧に説明し、不安や懸念を解消するとともに、オリンピックパラリンピックが様々な課題解決のきっかけとなることを市民と共有していくことが重要と考えている。また、現状において開催経費の大幅な増嵩はないものと認識しているが、今後、予期できない物価上昇の際には、市民負担が増えない範囲での施設整備を検討するとともに、大会運営費についても収入の範囲内で対応してまいりたい等の答弁がありました。  続いて、討論を行いましたところ、自由民主党 三神英彦委員民主市民連合 恩村委員公明党 竹内委員から不採択とすべきものとの立場で、日本共産党 長屋委員から採択すべきものとの立場で、それぞれ意見の表明がありました。  採決を行いましたところ、陳情第141号は、賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長細川正人) ただいまの委員長報告に対し、質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長細川正人) 質疑がなければ、討論に入ります。  通告がありますので、順次、発言を許します。  まず、松井隆文議員。  (松井隆文議員登壇) ◆松井隆文議員 私は、札幌市議会自由民主党議員会を代表し、冬季オリンピックパラリンピック招致調査特別委員会に付託されました陳情第141号 2030年札幌冬季オリンピックパラリンピック招致活動を止めることを求める陳情について不採択とすべき立場で、討論を行います。  オリンピックパラリンピック競技大会は、本来、世界の人々の相互理解友好親善推進する世界最大スポーツ、文化の祭典であり、だからこそ、今、その原点に立ち返って行われるべき大会であると認識しています。  札幌での開催は、スポーツ振興国際交流推進はもとより、青少年の育成、さらには、大会そのものや関連する投資を通じた経済効果など、本市が未来に向けて札幌の魅力や機能を新たな次元に高め、冬季の豊かな生活を具現化する国際都市としてさらに飛躍をしていくための絶好の機会と捉えます。こうした考えの下で、本市議会においても議論を重ね、3月の市民意向調査の結果なども踏まえ、議会として総合的に判断して招致決議を行ったところであります。  我が会派としては、さきの招致決議に対し、責任を持って向き合うことが幅広い市民に対する議員としての責務だと認識しており、そのためには、少しでも多くの方に、オリンピックパラリンピック招致が本市の将来に向けた飛躍のために絶好の機会であることを理解していただけるよう努めていくことが重要であると考えます。  以上の理由により、陳情第141号が求めている2030年札幌冬季オリンピックパラリンピック招致活動をやめることについては、不採択とすべきものと考えます。  以上、申し上げて、討論を終わります。 ○議長細川正人) 次に、かんの太一議員。  (かんの太一議員登壇) ◆かんの太一議員 私は、民主市民連合を代表して、陳情第141号 2030年札幌冬季オリンピックパラリンピック招致活動を止めることを求める陳情を不採択とすべきとの立場で、討論をいたします。  1972年にアジア初となる札幌オリンピック冬季競技大会開催されたのを機に、札幌市は、地下鉄や地下街などの都市基盤整備を進め、国際的に知名度の高い観光都市となる礎を築きました。  オリンピックから50年の歳月が経過し、世界では、人口減少・超高齢社会、脱炭素社会実現、新たな感染症への対応、平和への脅威など多くの課題を抱えています。こうした課題を乗り越え、次のステージに進むためには、札幌未来を担う若い世代と夢を共有し、50年後、100年後を見据えた持続可能な都市実現に向けた道筋をつけていくことが必要です。  私は、2030札幌冬季オリンピックパラリンピック競技大会開催は、次のステージに進む大きな契機となり、持続可能な都市札幌実現することにつながるものであると確信をしております。  札幌市がさきに発表した札幌冬季オリンピックパラリンピック開催概要計画では、世界に誇れるスノーリゾートとして国際都市認知度を高めることや、再生可能エネルギー積極導入を進めることを掲げています。さらには、新たな雇用、産業を創出し、札幌経済基盤を強化すること、交通結節点バリアフリー化などによる共生社会実現、人に優しいまちづくりが加速されるなど、札幌ブランドの向上につながることが期待されています。  我が会派は、今年の第1回定例市議会において、2030札幌冬季オリンピックパラリンピック競技大会北海道札幌招致に関する決議賛成しており、今後も大会招致に向け、党派を超えた活動をしていく決意です。  一方、札幌市が行った市民への意向調査結果を見ると、好意的な意見過半数を超えたものの、費用負担などに懸念を持つ市民の方々がいることも事実です。今後、いかに札幌開催の理解を広げていくか、札幌北海道の具体的な未来像を示しつつ、説得力を持った計画を提示することが重要です。招致活動大会開催に関わる情報や意義、開催経費などの考え方を丁寧に説明し、大会開催未来の持続可能な都市札幌実現につながることを市民と共有し合うことが招致機運の醸成にもなると考えます。  つきましては、陳情第141号は不採択とし、市民の皆さんの声をしっかりと受け止めながら、大会開催に向けて市民とともに活動を進めていくことを表明し、私の討論を終わります。(拍手) ○議長細川正人) 次に、竹内孝代議員。  (竹内孝代議員登壇) ◆竹内孝代議員 私は、公明党議員会を代表して、陳情第141号 2030年札幌冬季オリンピックパラリンピック招致活動を止めることを求める陳情について不採択とすべきものとする立場で、討論を行います。  少子高齢化社会の到来による人口構造の変化は、働き手の減少を招き、まち経済規模の縮小にもつながる可能性があるほか、高齢者割合の上昇に伴う福祉的経費の増加など、将来にわたり札幌市が発展を続けていくために解決すべき課題は山積をしております。  その上で、陳情者からございました都市インフラ整備をはじめ、除排雪福祉等市民生活を支える行政サービスを将来にわたり持続させていくべきものとの考えは、行政にとっての重要課題であると認識をしております。  また、昨今直面している新型コロナウイルス感染症への対応をはじめ、近年多発する自然災害への対応、今般の原油価格や物価の高騰などのような不測の事態への備えについても、今後の行政課題であると考えております。  こうした市民生活に直結する課題を解決する取組を着実に進めていくためには、まちが発展し、財源を生み出すとともに、活力のある札幌まちを持続させていくことが重要であり、札幌市が目指す2030北海道札幌オリンピックパラリンピック冬季競技大会は、そうしたまちづくりを加速させるものであると考えております。  札幌市は、我が会派が繰り返し主張してまいりました招致活動大会準備を通じて、平和の尊さを世界に広く発信する機会にするとともに、インフラバリアフリー化を進めながらパラリンピック開催を通じた心のバリアフリーを進展させること、また、世界課題である脱炭素社会実現に向けた世界の先駆けとなる取組を行うことなどを目指しております。  本日、札幌市は、市制100周年という節目を迎えました。次の100年への力強い歩みを進めるためにも、大会招致推進は重要な取組になると考えております。招致推進に当たっては、3月、市民・道民を対象に意向調査を実施し、道内他市町村や未来を担う若い世代から多くの賛同を集めました。また、札幌市民からも過半数を超える賛成を得たほか、まちづくりを支える経済団体等からも招致を望む要望とともに多くの署名が寄せられ、札幌世界都市として大きく前進する希望ある取組として賛同を得ているものと判断をしております。  そうしたことからも、陳情者をはじめ、招致反対である市民の方々の不安や懸念を払拭できるように、本市は、今後、より一層、市民に寄り添った丁寧な説明機会を設けて、理解を広げることが非常に重要であると申し上げておきます。  札幌市議会は、令和4年第1回定例会で、2030年冬季オリンピックパラリンピック北海道札幌招致に関する決議を可決いたしました。これは、様々な形式で行ってきた市民対話をはじめ、調査特別委員会の設置による調査と議論を重ね、長年にわたる議会議論を経るとともに、市が行った意向調査の結果を踏まえて、大会の意義と目的を議会として示した決議であります。  我が会派としても、この大会招致は、誰一人取り残さないSDGsの理念を踏まえた共生社会実現への大きな歩みを進めるとともに、積雪寒冷地である本市の魅力と活力を高め、未来に向けて札幌市が大きく飛躍する絶好の機会であるとの考えに立ち、賛成したことから、このたびの陳情は不採択とすべきものとして、私の討論を終わります。(拍手) ○議長細川正人) 次に、長屋いずみ議員。  (長屋いずみ議員登壇) ◆長屋いずみ議員 私は、日本共産党を代表し、陳情第141号 2030年札幌冬季オリンピックパラリンピック招致活動を止めることを求める陳情について採択すべきとの立場で、討論を行います。  このたびの陳情は、今冬の大雪対策福祉灯油など市民暮らしを守るための施策が優先されるべきこと、コロナやロシアの侵攻などグローバルな課題が山積している中で招致開催は無謀であること、大会運営費が膨らんだ場合の本市の負担増懸念等から、本市が行っている招致活動をやめるよう議会に求めています。  我が党は、こうした意見を持つ市民は少なくないと考えます。今年3月に本市が行った意向調査の結果は、賛成、どちらかといえば賛成は52.2%でした。しかし、2014年11月の調査と比較すると14.5ポイントも減少しました。招致反対する市民は増加し、賛否は拮抗しているのです。  我が党は、自治基本条例に基づき、市政上の重要事項として、オリパラ招致について賛否を問う住民投票を実施することが不可欠だと考え、2030北海道札幌オリンピックパラリンピック冬季競技大会招致に関する住民投票条例案を提出しましたが、反対多数で否決となりました。しかし、今なお、住民投票の実施や、オリパラ招致反対等市民意見は根強く、SNS等市民が呼びかけた6月12日の札幌五輪招致推進デモに100名を超える人々が集まるなど様々な態度表明がなされており、このたびの陳情もその一つです。  52.2%の賛成を一定の賛同を得たとし、市民理解を得るための取組こそ必要だとして招致活動に走っている本市の姿に対して、中止を求める市民からの陳情が出されるのは当然ではないでしょうか。オリパラ開催は、圧倒的な市民の賛同がなければ成功することはできません。自治基本条例がうたう市民が主体のまちづくり実現するために、日に日に増えるオリパラ招致への懸念の声に耳を傾け、十分な審議を行うことが議会に求められていると考えます。  よって、2030年冬季オリンピックパラリンピック招致活動を止めることを求める本陳情は妥当であり、採択すべきです。  以上で、私の討論を終わります。(拍手) ○議長細川正人) 次に、石川さわ子議員。  (石川さわ子議員登壇) ◆石川さわ子議員 私は、市民ネットワーク北海道を代表し、陳情第141号 2030年札幌冬季オリンピックパラリンピック招致活動を止めることを求める陳情について採択すべきとの立場から、討論をいたします。  オリンピックパラリンピックは、スポーツ競技を通し、世界中の人々との相互理解友好親善推進し、世界平和の実現に寄与するものとして大きな意義があると認識しております。こうした競技大会札幌招致するとすれば、まさしく札幌市政にとって最大級の大きな事業であり、圧倒的多数の市民が歓迎と協力を惜しまない確かな意思によって支持されるべきと考えます。  しかし、大会招致に関して、市民参加とそのために必要な情報公開は十分になされていないため、市民大会開催に伴う様々な課題を熟知し、不安を解消し、判断を下せる状況にはなっておりません。それは、今年の3月、札幌市が行った市民意向調査で約4割の市民大会反対意向を示したことや、反対の理由などからも明らかです。  札幌市は、5月、日本オリンピック委員会プロモーション委員会を設置するなど、招致活動により力を入れておりますが、こうした市民懸念の声を受け止め、真摯に市民に向き合う姿勢はあまり見ることができません。一方で、意向調査結果の公表以降、大会招致反対する市民の声はむしろ広がり、かつ大きくなってきており、陳情提出者意見はその表れであると考えます。  高齢化インフラ老朽化市民生活の困窮など、様々な課題に直面している札幌市政において、市民の安全と暮らしを守ることが最も重要な課題、役割であるという観点から、どのように市政を運営し、どのような札幌市を目指していくのか、市民参加情報共有の下、決定することが極めて重要になっています。  東京2020大会について、経費の総額が招致時の試算のほぼ2倍である1兆4,238億円になったことや、情報を開示する法的仕組みがないことなどは、市民感覚では到底考えられないことです。こうしたことに対する懸念を払拭することなく、札幌市が大会招致に向けて突き進むのであれば、市民理解を得ることはますます困難になり、市民は分断されてしまうのではないでしょうか。  早急に、厳しい状況にある本市の財政や他のまちづくり政策に与える影響の有無、あるいは、大会招致のメリット・デメリットなどについて情報共有を進めることが必要と考えることから、札幌市は、大会招致については一旦中止をし、再検討するべきです。  よって、陳情第141号については、採択すべきと考えます。  以上で、私の討論を終わります。 ○議長細川正人) 以上で討論を終了し、採決に入ります。  本件を採択することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長細川正人) 起立少数です。  したがって、本件は、不採択とすることに決定されました。  ――――――――――――――――――――議長細川正人) 次に、日程第3、議案第1号、第2号の2件を一括議題とします。  いずれも、市長の提出によるものです。  提案説明を求めます。
     秋元市長。  (秋元克広市長登壇) ◎市長秋元克広) ただいま上程されました議案2件につきましてご説明申し上げます。  これらは、いずれもコロナ禍における原油価格・物価高騰への対応に係るものでありまして、去る4月26日に決定されました国のコロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」を踏まえたものであります。  さきの令和4年第2回定例市議会におきましては、低所得の子育て世帯に対する生活支援特別給付金を支給するための経費や、物価高騰による食材費の値上がりに対し、小・中学校、保育所等においてこれまでどおりの給食を提供するために必要となる経費の追加に係る補正予算について議決いただいたところでありますが、このたびの補正予算は、原油価格・物価高騰の影響を受けている市民や事業者に対し、さらなる支援を広く行うため、必要な予算措置を講ずるものであります。  初めに、議案第1号 令和4年度札幌一般会計補正予算についてご説明いたします。  補正の第1は、市民生活への支援に関するものであります。  これは、北海道において決定されました低所得の子育て世帯に対する18歳以下の児童等1人当たり1万円の給付について、対象となる約4万8,000人分の給付に必要な経費を追加するとともに、本市独自のさらなる給付として、原油価格・物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯を広く支援することを目的に、北海道で決定された給付における支給要件を満たさない18歳以下の全ての児童等約23万人を対象として1万円の臨時特別給付金を給付するため、必要な経費を追加するものであります。  また、原油価格・物価高騰の影響を受ける幅広い市民を支援することを目的に、令和4年10月及び11月検針分の家事用の水道料金について、基本料金に相当する額を減額するため、水道事業会計への繰出金を追加するものであります。  補正の第2は、事業者への支援に関するものであります。  これは、原油・原材料価格の高騰の影響を受けているタクシー事業者の安定的な事業運営を支援することを目的に、札幌市内の営業所に配置されているタクシー及びハイヤーの車両を対象として、1台当たり2万5,000円を支給するため、必要な経費を追加するものであります。  この取組は、北海道において決定されましたタクシー事業者に対する支援と連動し、本市独自のさらなる給付として、当該支援の対象外となる車両を対象に支援金を支給しようとするものであり、これにより、札幌市内の営業所に配置されているタクシー及びハイヤーの全ての車両が支援対象となるものであります。  また、原油・原材料価格の高騰に対応するため、中小企業融資制度に新たな融資枠を創設するとともに、事業再構築に取り組む中小企業に対する融資枠を拡大するほか、これらの融資に係る信用保証料の補給を行うため、必要な経費を追加するものであります。  以上によります一般会計歳入歳出予算の補正総額は121億9,400万円となり、この財源といたしましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金60億1,000万円のほか、道支出金等、全額、特定財源を充てるものであります。  次に、議案第2号 令和4年度札幌水道事業会計補正予算は、ただいまご説明いたしました家事用の水道料金について、基本料金に相当する額を減額するため、必要な経費を追加するものであります。  以上で、ただいま上程をされました各議案についての説明を終わります。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。 ○議長細川正人) これより質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑を終了します。  (佐々木みつこ議員議長」と呼び、発言の許可を求む) ○議長細川正人) 佐々木みつこ議員。 ◆佐々木みつこ議員 委員会付託の動議を提出いたします。  ただいま議題とされております議案2件を、お手元に配付の議案付託表のとおり、関係の常任委員会にそれぞれ付託することを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長細川正人) ただいまの佐々木議会運営委員長動議に対し、所定の賛成者がありますので、本動議を直ちに問題とし、採決を行います。  動議のとおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長細川正人) 異議なしと認めます。  したがって、ただいま議題とされている議案2件は、お手元に配付の議案付託表のとおり、関係の常任委員会にそれぞれ付託されました。  ――――――――――――――――――――議長細川正人) ここで、陳情の特別委員会付託についてお諮りをします。  お手元に配付の陳情受理付託一覧表記載の陳情のうち、第146号については、本市議会で設置している新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会で定める運営方針に関わりが深いことから、同表のとおり新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会に付託することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長細川正人) 異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  ――――――――――――――――――――議長細川正人) お諮りします。  本日の会議はこれで終了し、明日8月2日午後1時に再開したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長細川正人) 異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  ――――――――――――――――――――議長細川正人) 本日は、これで散会します。  ――――――――――――――――――――       散 会 午後1時35分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長        細   川   正   人    署名議員        こんどう    和   雄  署名議員        山   口   か ず さ...