◆
伴良隆 委員 先ほど、もう
一つ、
接種率の
状況でございますね。
最新で
接種率がどのようになっているかということ、それから、1,400円の
自己負担に関しましては、おおよそ、定額とすると、今のその
負担割合、
割合としてはどれぐらい、何割負担しているということで計算が成り立ちますでしょうか。
◎
山口 感染症担当部長 接種率につきましては、
最新の
接種率は約49%でございます。
自己負担で頂いております1,400円でありますけれども、
ワクチン代金が約1回3,000円から4,000円ぐらいになりますので、
割合としては、40%から50%
程度の
補助率となっているところでございます。
◆
伴良隆 委員 ご説明ありがとうございます。
それでは、次の
質問でありますが、助成するなどの、先ほど来ありましたいろんな
接種勧奨がございましたけれども、こういった
接種勧奨にもかかわらず、
インフルエンザの
予防接種を受けていないという
理由とは、主に何と
考えられるか、お答えください。
◎
山口 感染症担当部長 高齢者インフルエンザの
ワクチンを受けていらっしゃらない
理由についての
お尋ねでございますが、
高齢者の
方々、1,400円という
自己負担があるということもありますけれども、
一つには、
予防接種は、もちろん
インフルエンザの
重症化、もしくは、その
感染についての
効用がある一方で、副
反応もあるということもありますので、そうしたこともお
考えになった上での判断があるのではないかというふうに
考えてございます。
◆
伴良隆 委員 1,400円という
金額の
負担感もあるだろうといったご
認識もありました。
そこで、続けて伺いますが、このたびの
インフルエンザの
予防接種によって、いわゆる
コロナ対策として有効なこととは何なのか、お願いいたします。
◎
山口 感染症担当部長 インフルエンザワクチンにおける
コロナ対策の
効用についての
お尋ねでございますけれども、今
シーズンにおきましては、
コロナの
流行シーズンでございますので、
発熱をした場合において
医療機関を
受診した場合に、
コロナを疑う場合、それから
インフルエンザを疑う場合というふうに、今
二つの
病気を、多くは、ほかの
病気もあるんですけれども、主に
二つを疑わなきゃいけないということがありますけれども、
インフルエンザワクチンを
接種していることで、
感染もしくは
重症化が抑えられた場合につきましては、
発熱という
状況において
コロナのほうを疑うということになりますので、そうした
インフルエンザを防ぐことが、
インフルエンザという
病気を
予防し、肺を守るという
観点では、お年寄りの方は
インフルエンザが
重症化しやすいということもありますので、そうした肺を守るという
観点と、それから、
病気を鑑別する、
病気を分けるという
意味において、
インフルエンザの
可能性が低くなるという
観点がありますので、そうした
観点から、
インフルエンザの
ワクチンというのは、今
シーズンに非常に重要な問題というふうに
考えてございます。
◆
伴良隆 委員 先ほど、どういった
理由で、
接種勧奨しているにもかかわらず、受けないのかという
お話もありまして、これは
原因の
分析だというふうに思います。当然、
原因があって、そこにアプローチをかけないと
対策を打てないということでございます。そのうちの
一つは、
金額だということでございました。
今回、非常に有効だということは、それは、
インフルエンザそのものに対する
予防、つまり肺であるとかと、例えばという
お話がありました。そして、併発、
重症化しないようにということもありますし、
医療の
現場で分けて
考えることができる
可能性が高まるということですね。
インフルエンザの
予防接種を受けていれば、それでは
コロナかもしれませんねと、こういうふうに
現場が
混乱しないという
効果もある、いずれにしても有効だということでございます。
そこで、今、いわゆる安全・
安心、命ということの
有効性というものも、あるいは、
混乱抑止ということの
有効性があるというその
答弁を踏まえまして伺いますが、今回
予算で
補助対象の
全員分を確保していくと、こうなっておりますけれども、
対象となる
年齢の
方々、つまり
高齢者の
全員に受けてほしいということなのか、それとも、必ずしも、
全員に受けてというわけではないが、
予算上は確保しておくということなのか、伺います。
◎
山口 感染症担当部長 予防接種の受けていただきたい方についての
お尋ねでございますけれども、今
シーズンは、
コロナの
流行の時期でございますので、そうした
観点からしますと、多くの
方々に受けていただきたいというふうに
考えてございます。
◆
伴良隆 委員 一人でも多くの方ということでございますね。
もう一度、
確認で伺いたいと。一人でも多くの方ということですね。
◎
山口 感染症担当部長 コロナの
シーズンでございますので、この
インフルエンザワクチンにつきましては、多くの方に受けていただきたいというふうに
考えてございます。
◆
伴良隆 委員 特に
コロナという、こういう時期でございますからという
お話でございました。
それでは、一人でも多くの
高齢者に
インフルの
予防接種をしてもらいたいということが、まさに今ご
答弁でありましたけれども、本気なのであれば、
受診勧奨を
強化するのは当然ながら、今申したような、命とか、安全・
安心に関わるようなことでございます。
高齢者の
方々でございますから。
こういった中で、1,400円と既に割り引かれているものの、1,400円という
自己負担をさらに減らして
接種率を高めるのが筋だと
考えますが、いかがでしょうか。
◎
山口 感染症担当部長 高齢者インフルエンザワクチンの
費用助成についてでございますけれども、全ての
対象者の方に対しまして、
自己負担分を市が全額負担する場合におきましては、相当な
財政負担が生ずることになりますので、今現在、
自己負担1,400円を頂いているのですけれども、さらなる
費用助成は困難であるという
認識をしているところでございます。
そのため、
札幌市といたしましては、継続的に、かつ、
効果的な
広報活動を行いながら、
対象者の
意識向上を図ることにより、
接種率の
向上に努めてまいりたいと
考えてございます。
◆
伴良隆 委員 高齢者の、先ほど体力ということであれば、これは、
インフルが、もしかしたら、マスク、
皆さん方も
予防ということもされていますので、そこまで大
流行しないんじゃないかという、そういう
分析もありますけれども、やはり
高齢者の
方々のリスクというものを
考えたときに、これははっきり申しますけれども、先ほど
財政負担があるということ、これは当然だと思います。
しかし、命の換算は幾らになりますかという話です。1,400円というお金が高いのか安いのか。
先ほど、一人でも多くの
方々、多くの
方々に受けてほしいとおっしゃっています。
高齢者の
方々が、もし
インフルエンザの
予防接種を受けていればということが、命の危機に関わっていたということが後で検証されたとしたら、これは大変な問題だと思います。
1,400円という値段が高いのか安いのか。この時期においては、私は時限的な措置もあり得るというふうに思っております。
保健福祉、つまり、
厚生分野において、今後は、自助という
予防や自立の
観点や
世代間格差を助長させない
意味でも、一定の
受益者負担はとても大切であることは、私は述べてまいりましたけれども、しかし、今回は命と安全に関わる極めて重要な質を持ち、しかも、
補助率拡大は
時限的措置にでもできる案件でございます。
ふだんの
受益者負担なら、これは理解できますけれども、この大事なときこそ、
札幌がいち早くめり張りをつけ、
市民の命や安全を守る
本気度と
危機管理体制こそが、あるべき姿だと私は
考えております。
そこで、伺ってまいりますが、
高齢者インフルエンザ予防接種について、ご
答弁のように、さらなる
金額補助、こういったものを、
接種勧奨を仮にしないのであれば、
金額補助をしないというんであれば、先ほどちょっと触れましたけれども、継続的にいろいろな
接種勧奨を行ってまいりたいという
お話がありましたけれども、この
補助と引けを取らないような
接種率向上を実現するための方策を一体どうしていくのか、具体的に伺いたいと思います。
◎
山口 感染症担当部長 接種率向上に向けての
取組についてでございますけれども、
札幌市といたしましては、
コロナ流行時の今
シーズンにおきまして、
インフルエンザワクチンの
接種に関する
周知は特に重要という
認識をしてございまして、
広報活動を
強化する
考えでございます。
具体的な
取組といたしまして、新たな
取組として、テレビの
広報番組などを活用し、
市民への
ワクチン接種の目的をよりわかりやすく発信するとともに、地下鉄などの
公共交通機関、
各種公共交通機関の
広報媒体を利用して、長期間にわたり、
情報提供を継続するなど、積極的な
周知に努めてまいりたいと
考えております。
あわせて、
情報発信が
一過性のものとなりませぬよう、複数回にわたり、
広報さっぽろに掲載するなど、
広報を行う
機会を増やすことにより、
対象者の
接種意識の
向上を図ってまいりたいと
考えております。
札幌市といたしましては、今後も、様々な
機会を捉えまして、種々の媒体を活用しながら、
ワクチンに対する理解を深め、
接種率の
向上に寄与する
取組を進めてまいりたいと
考えております。
◆
伴良隆 委員 例えば
東京でございますけれども、聞くところによると、国の意向に沿ってというのか、独自で判断したのか、
高齢者の
方々の、今回は
全額免除というふうに聞いております。その近隣の市と混じり合わせながら、ゼロになるということです。
当然、それは一人でも多くの
方々に受けていただきたいからですね。もちろん、
全員が受けるとは限りません。先ほど、副
反応とか副作用の話もちょっとありましたけれども、そういうふうに思う
方々もいるので、それは強制できませんけれども、一人でも多くの
方々にということの
一つの強い意志、
姿勢の表れが、その
金額、
全額免除ということでございました。
考え方のね、これは違いということでありますから、これ以上は申しませんけれども、
先ほどお話がありました命ということの中で、それから、もう
一つは、
現場の
混乱の抑制という費用対
効果もございます。
先ほど、様々な
手段を駆使して強力に行うということでございますから、それはそれとしても、やはり、もし
補助をしないというようなことなのであれば、もっと強力にしていただきたい。
町内会の回覧を回すとかですね。あるいは、
東京もそうですけれども、
東京はダイレクトメールです。もう個別に郵送をかけています。
受診券と一緒に。
こうやって、一人でも漏らさないという
姿勢が表れてくると、
補助どうこうということについては、そういう
考え方もありますねとなりますけれども、今のところは、やはりその
補助をしないというその分の応分の
周知・啓発というものについては、まだまだ私は足りないというふうに思いますので、ぜひ、全庁挙げてやっていただくように、
保健所から強く
要請をしていただきたいと、このように思います。
たしかに、
補助金とはあくまで有力な
手段の
一つにすぎませんけれども、今回さらなる
補助をしないということでありますが、
市民の命の危険や
混乱、不安にどのように影響していくのか、議会として今後注視し、
状況によっては、さらなる
補正等対策が必要となる
可能性も視野に入れます。そのときの市側の
責任論は逃れられないことになりますが、今は、
市民が大事に至らぬように、一人でも多くの
接種に全力を尽くすように
要請をしたいと思います。
それでは次に、今冬の
発熱患者など、
市民への
対応について伺ってまいります。
今冬は、
季節性インフルエンザの
流行とともに、
発熱患者の発生が想定されます。
インフルエンザと
新型コロナウイルス感染症が混在すれば、多くの
市民が戸惑うことになります。
そこで、
質問でありますが、今年前期に
保健所関連の
相談窓口が
混乱した
原因は何だったか、伺います。
◎
吉津 医療政策担当部長 相談窓口が
混乱した
原因ということの
お尋ねでございますが、かなり
相談件数が多い中、実際の
相談の
体制といいますか、
相談人数だとか、そういったところが足りていないというところがございまして、それよりも多くの
問合せが入ったというところで、なかなか
相談につながらなかったというようなことが、
感染がはやり始めた頃に起こったものということで
認識してございます。
◆
伴良隆 委員 これは、
人数ということだけじゃなくて、
人数というのは
問合せの件数という
意味ですけれども、それから、もちろん受け手の
体制という、
人数もそうかもしれませんけれども、
相談内容というのは、様々なものが、やはり、当時、一気に押し寄せたんじゃないでしょうか。そこをお答えください。
◎
吉津 医療政策担当部長 相談内容につきましても、様々というか、そういった
症状のことでいろいろご
相談される方もいらっしゃいましたし、
あとは、実際に
新型コロナウイルス感染症、そういったものの
不安感だとか、そういったものもございますので、そういう
不安感だとか、
あと、周りの方がいろいろ不安になっているということで、ご本人じゃないけれども、
問合せをされたりとか、
あとは、周りの方にうつさないようにというか、もし自分が
感染した場合に、そのようなことがあってはいけないだとか、そんないろんな
心配事というか、そういったことについて
問合せが寄せられてきたという
状況でございます。
◆
伴良隆 委員 それでは、せんだって配っていただきました
広報さっぽろ10
月号にこう書いてあります。
体調不良に関する不安は
一般相談窓口へと、このようにございますが、これは、
症状はないけれども、不安であるという人を
対象としているのか、つまり、
症状があったら
一般相談窓口には連絡してくれるなということなのかどうか、伺います。
◎
吉津 医療政策担当部長 基本的な
相談の
窓口の分けのところにつきましては、
一般相談窓口については、基本的には、
症状はないけれども、不安な方ということで
考えてはございます。
症状のある方は、
救急安心センター、♯7119にお問い合わせいただきたいということで
考えてございますが、
一般相談窓口で
症状があるからといって受けませんとか、そういったことはしておりませんで、
お話は聞かせていただいた上で
相談に応じていると、そのような
対応を取ってございます。
◆
伴良隆 委員 冒頭、せんだっての
混乱への
分析、反省ということがありまして、実際に、
広報さっぽろでも2通りの
電話番号が書いてあるわけですね。今
月号ですよ、この前の。今、
吉津部長がおっしゃったように、一応色分けはしてありますと。しかし、どちらにかけても、これはやむなしというふうな
お話でございます。しかし、どちらかと言えば、やはり
症状があるほうは♯7119、そうでない不安等々のことに関しては
一般相談電話ということだと思います。
これは、分かるんですけれども、私も、
広報さっぽろの
ページを見せて言いましたよ、地域の方に。どっちかけますかと。ちょっと試してみましたら、もうどっちがどっちだかという感じでした。取りあえずかけるかなと、
症状があっても、取りあえず
一般相談にかけるかなという方もいました。
つまり、
症状への不安に苦しむ
市民が、一々、
宛先番号の仕分にさらに苦労するのは変な話なのであります。
二つ番号を用意してある以上はですね。
そこで、伺いますが、
症状がある人、つまり
発熱患者が
一般相談ダイヤルなど市の関連の
相談窓口に連絡をしてしまった場合、
混乱しないような
体制となっているのか、伺います。
◎
吉津 医療政策担当部長 実際、
混乱しない
体制になっているかという
お尋ねでございますが、我々
札幌市といたしましては、
相談窓口は、実際、複数ございますので、その役割を分かりやすく
周知させていただくことで、できる限り
混乱のないようにということで、
周知を進めてまいるということをさらに徹底してまいりたいということで
考えてございます。
◆
伴良隆 委員 ちょっと釈然としませんよね。
要するに、結局、
市民が
発熱等の
症状を患った場合は、結局どうすればいいんですか。どこにかければいいんですか。そのことが、今、
市民に伝えるとおっしゃいましたけれども、あの
広報さっぽろでは伝わりませんよ。
市民一人一人にどうきちんと伝わるのか、明確にご
答弁してください。
◎
吉津 医療政策担当部長 実際に
発熱の
症状を患った場合に、どのような行動をという
お尋ねでございますが、
発熱したと、明確にそのようなことがあった場合につきましては、事前に
かかりつけの
医療機関に
電話などで
相談していただいた上で、
受診をするようにしていただきたいと、このように
考えております。
また、これまでのやり取りでも申し上げておりましたが、実際、
かかりつけを持っていない方もいらっしゃいますし、そのほかでも、どこに
相談すればいいか、その辺のところが不安というか、分からないという方につきましては、
救急安心センター、♯7119にご
相談いただいて、
受診につなげていただきたいというように
考えてございます。
◎矢野
医務監 ただいまの
伴委員のご
質問ですけれども、当初、
救急安心センター、♯7119だけでスタートしていたんですけれども、
相談電話がどんどん増えていくということで、♯7119の
相談回線も増やし、オペレーターの数も増やして、さらに
一般電話相談窓口も増やしているという、そういう経過がございます。
そういった中で、
症状があった方が
一般電話相談のほうにかけた場合にどうなるかということですけれども、例えば、3日の日の
一般電話相談は、170件、
電話相談がございましたけれども、そのうち、
症状がある方が102件ございまして、そのうち、
コロナウイルス感染が疑われる症例として該当する方が25件ということで、そういう方はしっかりと
検査のほうに回っております。
それは、もちろん、♯7119のほうでも、例えば、3日の日に
相談件数が472件ございまして、そのうち、
症状がある方が247件で、
疑い例に該当する方が47件ということで、♯7119と
一般電話相談を合わせて、この日だけでも70件以上の方が
PCR検査等のほうに回っておりますので、どちらにかけていただいても、
検査が必要な方については、
市民の方は
検査に回っているというふうにご理解いただければ幸いです。
◆
伴良隆 委員 医務監が、
お話がありましたけれども、
市民への
周知はね、ここはこういう場でありますけれども、
市民の
周知はどうするんですかという
質問をさせていただきました。
ただ、やっぱり
現場が、
現場って、今、そういう
窓口の
混乱があっちゃならないということで、私は一応
確認をしているわけでございますけれども、それについては、
バックアップ体制ということで、連携ということでは、きちんとやりますよという、担保を取りますよということの
お話がありました。
しかし、分かってきましたのは、
かかりつけ医がある場合は、
かかりつけ医にまず
電話してくださいと。それから、そうでない場合、
症状があるけれども、そうでない場合、分からない場合は、それは市の♯7119を中心にかけてくださいということをきちんと伝えていただきたいということなんですね、要は申したいのは。
その漏れがあっても、それはきちんと拾いますよという
お話でしたけれども、基本的には♯7119だということです。
発熱患者ということで。そこら辺は、きちんとやっぱり伝えるべきだと私は思います。
そこで、
質問でありますけれども、次に、
かかりつけ医がない
患者の
相談先としての
救急安心センターさっぽろとのことでありますが、数多く
相談が寄せられ、逼迫するのではとのこのように大きな不安がある中でございますが、
救急安心センターさっぽろ、♯7119
そのものの
発熱患者への
相談体制はどのように
強化をされるのか、されたのか、伺います。
◎
吉津 医療政策担当部長 救急安心センターさっぽろ、♯7119の
体制の
強化についての
お尋ねでございます。
今のところ、
救急安心センターさっぽろには、1日平均で、おおむね300件の
新型コロナウイルス感染症に関する
相談が寄せられております。
今後、最大で1日900件
程度まで
相談件数が増加することを見込んでおりまして、
発熱患者に
対応する
相談員を大幅に増員するとともに、
回線数につきましても増強いたしまして、
体制強化を図ることとしております。
あわせまして、
発熱外来を案内する際には、
医療機関の場所や診療時間など、丁寧にご案内できるよう、マニュアルの整備でありますとか、
相談員への教育などを進めてまいります。
このようにして、
体制の
強化を図ってまいりたいと
考えております。
◆
伴良隆 委員 予算も上程するけれども、しかし、
体制もきちんとやるという
お話でありましたけれども、私、先ほど
矢野医務監から
お話がありました、どっちの
番号かというふうなことは、やっぱりきちんと色づけして、きちんとこうだというものを伝えるなら伝えてほしいと思います。まだ、私は
混乱すると思いますよ、この
番号についてはね。
市民は、どっちにかけたらいいのかという時点です。
そこは、きちんとやっていただきたいんですけれども、例えばですよ、
電話番号は統一して
プッシュボタンで分けていくほうが、お互い
混乱しないんじゃないかと、私はふと思うところでありますけれども、とにかく
救急安心センターさっぽろ、♯7119に限らず、市の
相談体制というものは万全にしておくように、この辺のところはお願いをしたいと思います。
ところで、今回の
発熱外来については、
医療機関のリストなどを
ホームページ等で
一般市民には公開しないと。一般には公開しないということになっておりますけれども、
質問でありますが、
発熱外来の
医療機関名等をあえて公表しない
理由について伺います。
◎
吉津 医療政策担当部長 医療機関名等を公表しない
理由についての
お尋ねでございます。
医療機関名などを公表した場合ですが、
患者が事前に
相談をせずに特定の
発熱外来に殺到し、診療までに多大な時間を要するということでありますとか、
対応可能な時間以外に来院したり、
受診待ちの
患者が密集状態になるなど、
現場が
混乱してしまうことや、
感染リスク拡大、そのようなおそれがございます。
このため、現時点の
対応といたしましては、ホーム
ページなどによる公表は行わず、
救急安心センターさっぽろ、♯7119などからの案内に基づきまして、
発熱外来に事前に連絡をした上で
受診していただくことが適当であると、このように
考えてございます。
◆
伴良隆 委員 公表いかんにかかわらず、
市民や
医療機関には、それなりの不安がつきまとうことになりましょう。
救急安心センターさっぽろ、♯7119からの案内先となる
医療機関とはいえ、
発熱患者の受皿として、
医療現場の理解と協力の上に十分な
体制がしかれているのかどうか、非常に心配でございます。
そこで、
質問でありますが、
発熱外来における診療
体制構築について、どのように行ってきたのか、また、行っていくのか、伺います。
◎
吉津 医療政策担当部長 発熱外来の
体制構築への
取組についての
お尋ねでございます。
発熱外来につきましては、これまで、関係団体との協議や専門家へのヒアリング、市内
医療機関への意向調査及び説明会を重ねまして、診療
体制の構築に向けて取り組んできたところでございます。
こうした協議などを経まして、
医療機関の規模や診療科目等に応じた
体制の整備が必要と
考えておりまして、各
医療機関における
発熱患者への診療、
検査等の実施内容や規模に応じて、幅広い
医療機関が診療する
体制を構築することとしております。
さらに、
医療機関の間での情報共有や連携等を働きかけることで、
発熱した
患者が適切に
医療を受けられるよう、診療
体制の整備を進めてまいりたいと
考えております。
◆
伴良隆 委員 発熱の外来ということでございます。
どこまでの
方々が
医療機関として手を挙げていただくか、これは期待をしたいところでありますけれども、それぞれの区分ごとでメニューで請け負っていただく、そのメニューごとで施設整備も当然必要なので、
補助金も
考えられているということで、実際に伺ってはおりますが、しかし、私は、今回代表
質問を我が会派もさせていただきましたけれども、
コロナ危機管理に関わる我が会派の代表
質問に対し、市長は、
市民の
混乱なく、安全に過ごす適切な
体制づくりに努めると、こういった
お話がございました。
先ほど、
山口部長にも、少しちょっと厳しめにお伝えさせていただいたところでもございます。これは、やっぱり
現場に
混乱があっちゃいけないということと、命の安全・
安心です。
それから、実際に
相談窓口のほうは
吉津部長に伺ってまいりました。これも、やはり安全・
安心、特に命に関わってはならないということは当たり前でありますが、2度目の
混乱があってはならないということでございます。
この辺は、我が会派が非常に厳しく見ておりますので、我が会派も、各場面を駆使し、
市民目線で今後もチェックしてまいりますけれども、市長の言葉を基に、市役所が行動と結果でそれをしっかりと裏づけるように厳しく指摘をさせていただきまして、
質問を終えます。
◆成田祐樹
委員 私からは、
議案第8号、第9号、
高齢者の
インフルエンザワクチンの
接種について、いろいろ先ほども
質問が出ていましたが、簡潔に
質問したいと思います。
新型
コロナウイルスの
感染拡大に伴い、最近の動向を見ますと、市中
感染も起こり、地域を取り巻く環境は、依然として厳しい
状況が続いていると
考えられます。
このような中で、北海道も秋を迎えて気温が下がっており、今月下旬からは
季節性インフルエンザの発生も
考えられ、今後、
コロナ禍における
インフルエンザと同時
流行することが懸念されているところです。
既に
高齢者の
接種については始まっており、例年より早い動きが見えているとの報道もありました。いずれにせよ、
重症化リスクの高い層には
接種勧奨が必要だと思われます。
そこでまず、経過についてお伺いしたかったのですが、
高齢者インフルエンザワクチンの
接種実績において、最近の
対象者数及び
接種率の傾向について、若干、先ほどと重複している部分もありますが、流れについて、どのような
状況にあるのか、お伺いしたいと思います。
◎
山口 感染症担当部長 高齢者インフルエンザワクチンの
接種実績等についてでございますが、
対象者と
接種率の推移を見てみますと、平成30年度には、
対象者数52万人に対しまして
接種率は46%でしたが、翌年度の
令和元年度におきましては、
対象者数53万人に対して
接種率は49%でございました。
最近の傾向につきましては、
高齢者の増加に伴い、
対象者数も増えるとともに、
接種率についても上昇傾向となってございます。
今
シーズンは、
コロナ流行時であることから、できるだけ多くの方に
接種をしていただきたいと
考えているところでございます。
◆成田祐樹
委員 今、
接種実績等についてお答えいただきましたが、少しずつ増えているということで、
高齢者の
インフルエンザワクチンについては、100%
接種の一部助成に関わる
予算を計上しており、今年は
コロナ禍にあることを踏まえると、ぜひ、
札幌市としては、
接種勧奨について引き続き取り組んでいただきたいと思います。
ただ、今年は、
コロナの影響もありますけれども、定期
接種の
高齢者のみならず、乳幼児や妊婦などハイリスク群に関しての
接種勧奨もとても重要になるのではないでしょうか。
ただ、しかしながら、厚生労働省は、9月11日に
高齢者優先の
接種スケジュールというものを公表しました。この
コロナ禍を考慮して、10月26日までは
高齢者が優先で受けるという話です。
これには、
医療関係者から疑問の声が多数出ております。日本小児科医会や日本
感染症学会が見解を示しているのですが、
医療関係者、ハイリスク者、乳幼児から小学校低学年までの
インフルエンザワクチンの
接種を強く勧奨すると、こういったような見解を出しております。
こういうことを踏まえると、小児への
接種時期を一律に遅らせることは避けるべきではないかと
考えます。とりわけ、
高齢者は、この
コロナ禍で出控えもあることから集団
感染する見込みは低いと
考えられますが、逆に、学校や幼稚園、保育園などに通う子どもたちは、集団
感染のおそれがあります。
また、乳幼児は、
インフルエンザ脳症のリスクがあることから、そもそもハイリスク群に入っており、優先順位が高いことや、今期は
インフルエンザワクチンの供給
状況が例年より早期に完了する予定であることから、
高齢者だけを早期に完了する
接種計画を立てるのではなく、他の
年齢層で
接種が必要な方への
接種も考慮していくべきではないでしょうか。
そこで、
質問ですが、
札幌市としては、
高齢者に限らず、リスクのある他の
年齢層等も含めての
接種勧奨をすべきと
考えますが、市の見解をお伺いしたいと思います。
◎
山口 感染症担当部長 高齢者以外の
インフルエンザワクチンに係る
接種の勧奨についてでございますが、
札幌市といたしましても、
高齢者のみならず、任意
接種であります妊婦さん等のハイリスク群や乳幼児、また小学校低学年の
方々への
接種も重要であるというふうに
認識してございます。
このため、
高齢者以外の
年齢層の
方々にも適切に
接種をしていただけるよう、ホーム
ページなどを活用して丁寧な
情報提供に努めてまいりたいと
考えてございます。
◆成田祐樹
委員 この厚労省の通達を真に受けて、本当に
高齢者が優先になったらどうしようかなと思っていたんですけれども、本当に、ほかの層にも含めて受けていただくというのが大事かなというふうに思っております。
本当であれば、殺到しないように、粛々と、皆さんがバランスよく、本来は受けてくれるのが一番理想的ではあるんですけれども、なかなかそうもうまくいかないのかなと思います。
今年も
インフルエンザの子どもの
予防接種を
かかりつけの病院に予約しましたけれども、やっぱりかなり早かったです。埋まるのが、もう埋まっていて、10月は、多分、もう取れないんじゃないかなと。これは病院によりけりだと思うんですけれども、やっぱり、そういったのも見えますし、やはり、
インフルエンザが、早く受けたほうがいいなというのは、いろいろ報道でも繰り返し出ていますので、早くはなるのかなと思うんですけれども、そういった形で、今
お話をさせていただいたように、様々な
年齢層も含めて、ハイリスクな方への
接種勧奨というのは、引き続き行っていただきたいなと思っております。
また、こういった
状況で、どうしても新型
コロナと
インフルエンザというところばかりに目が行ってしまうかと思うんですが、
病気はそれだけじゃないです。特に、子どもさんの定期
接種が、すごい、今遅れているというような話というのは、多数出てきているかと思います。
コロナも
インフルエンザも怖いですけれども、それ以外の
病気もしっかり
予防していくということも大切かと思いますので、ぜひ、市においては、こういった、今報道では話題になっていないですけれども、定期
接種等について、しっかり
周知、そして勧奨を行っていくことを求めまして、
質問を終わりたいと思います。
◆森山由美子
委員 私からは、後方支援病院について、3点伺わせていただきます。
初めに、
医療提供
体制の現状について伺います。
2月中旬に市内の
新型コロナウイルス感染症の
患者が初めて
確認されてから、約8か月が経過いたしました。全国でも早い段階で、北海道として緊急事態宣言が発令され、その後も、国としての緊急事態宣言が発令、私たちは、かつて経験したことのない不安の中、第1波、第2波の
感染拡大の波に襲われました。
特に、第2波では、一時、
医療機関や
高齢者施設でのクラスター発生のため、受入れ病床が逼迫する局面もありました。その後も、様々な
感染状況に合わせ、また、国の
対策なども刻々と大きく変化する中で、市内の
医療提供
体制を整備してきたと
考えますが、変化が急であったため、全体像は分かりにくくなってきております。
これから冬に向かって、
インフルエンザの同時
流行も懸念されるところですが、ここで改めて、現在、市内の入院
医療体制はどのようになっているのか、伺います。
◎
吉津 医療政策担当部長 後方支援病院についてお答えいたします。
市内の入院
医療体制についてでありますが、新型
コロナウイルス陽性者に対しましては、
症状等に応じて、ホテルでの宿泊療養と入院による治療の
対応を行っております。
入院
医療体制につきましては、今年の2月以降、市内の
医療機関にご協力をいただき、現在は最大で350床を確保しております。
この
体制の中で、
高齢者、妊婦や透析
患者等、
患者の特性に合わせた受入れ
対応について整備を進めているところでございます。
さらに、陽性
患者だけではなく、
感染が疑われ、入院が必要な
患者においても
対応可能な
医療機関の確保を進めてきたところでございます。
なお、入院の受入れにおきましては、
医療機関への負担も大きく、過度な負担とならないよう配慮しつつ、
患者の発生
状況に応じて
対応できるよう、
医療機関との協議や情報共有を行っております。
◆森山由美子
委員 現在の入院
医療体制が、
患者の
状況に合わせて整理をされているとのことであり、
安心をしました。
新型コロナウイルス感染症に
対応する
医療提供
体制のうち、特に入院が長期化しやすい
高齢者を専門的に受け入れる後方支援病院については、我が会派でも重要と
考え、さきに行われた第1回
新型コロナウイルス感染症対策調査特別
委員会でもご
質問させていただいたところです。
高齢陽性者の場合、入院が長期化し、新たな陽性
患者の受入れに支障を来すこともあるとのことであり、
高齢者を専門的に受け入れる
医療機関が必要で、拡充を検討していきたいとの
答弁をいただきました。
答弁の繰り返しになりますが、
高齢者は、回復までに時間を要することが多く、陰性になっても油断をすると急変する場合もあり、また、人によっては、陽性であっても無
症状であったり、様々な
症状や
状況が想定されます。
高齢者は、介護を必要とする方も少なくありません。
高齢者の病状や体の
状況に応じて、入院、転院、退院が円滑に進むことは、その
高齢者のご家族や関わる人、
市民が
安心できる入院
医療体制が整備される
一つの要因になることは確実です。
そこで、
質問ですが、後方支援病院の拡充に向けての
取組についてお伺いいたします。
◎
吉津 医療政策担当部長 拡充に向けての
取組についての
お尋ねでございます。
退院までに時間を要する陽性高齢
患者と、退院基準を満たしたが、別な疾患で引き続き入院が必要な高齢
患者は、必要な
医療や整備しなければならない環境が異なるため、それぞれに
対応する
医療機関の拡充が必要であると
考えております。
また、高齢
患者に必要な
医療の提供においては、
医療機関同士の連携や協力が必須となっております。
このため、
札幌市医師会、北海道病院協会などの
医療関係団体との連名で、後方支援病院の拡充に向けた意向調査を行いまして、市内
医療機関から回答をいただいたところでございます。
今後、この意向調査において、
高齢者の受入れ意向の回答があった
医療機関と具体的な受入れ要件等について協議を進めまして、後方支援病院の拡充を図ってまいります。
◆森山由美子
委員 陽性高齢
患者や退院基準を満たした高齢
患者においても、それぞれにたくさんの
医療機関等が必要なことはよく分かりました。
今後、高齢
患者を専門的に受け入れ、事故なく安全に治療していくためには、
医療機関も相当の準備があると思いますが、どのような支援をしていくのか、お伺いいたします。
◎
吉津 医療政策担当部長 医療機関への支援についての
お尋ねでございます。
高齢
患者を受け入れるには、自立度が低いなど、
患者の
状況に応じた環境を整備することが必要であると
認識しております。
医療機関に対しては、病床数など、準備した受入れ
体制に応じた財政的支援を
考えております。
さらに、院内
感染の防止に必要な個人防護具の提供や、
感染管理を専門とする看護師による
感染防止
対策に関しての技術的支援などによりまして、
医療機関及び
医療従事者を支えてまいりたいと
考えております。
◆森山由美子
委員 高齢者は、独り暮らしの場合も、その陰には、献身的に尽力されている介護
現場の皆様、また、介護しているご家族、介護はしていなくとも、思いを寄せているご家族がいらっしゃいます。
これからの冬に向かい、第3波が危惧される中ですが、その中でも、一人も漏れなく、その人が必要なときに必要な治療を
安心して確実に受けられること、また、使命感を持ち、命を守るために治療していく側の
医療従事者の皆様の
安心・安全のためにも、丁寧な
対策をされるよう強く求めまして、私の
質問を終わります。
◆田中啓介
委員 私は、
議案第8号の
一般会計補正予算の介護サービス事業所等
感染症
対策について
質問をさせていただきます。
この
感染症
対策というものは、介護施設等において
感染が疑われる者が発生した場合に、
感染拡大のリスクを低減するため、ウイルスが外に漏れないよう、陰圧装置の設置や工事等に必要な経費について
補助をするというものだと、本市が事前にそれぞれの事業所に
確認を取ったところ、86施設から手が挙がったというふうに聞いております。
そこで、この86施設では、陰圧装置を施設内のどの部屋に設置するというふうに聞いているのか、また、想定をしているのか、伺います。
◎前 高齢
保健福祉部長 簡易陰圧装置の設置場所についての
お尋ねでございますが、静養室や空き部屋などに設置することになると聞いております。
◆田中啓介
委員 静養室、空き部屋ということですけれども、この陰圧装置というのは、やはり新型
コロナウイルスの
感染症に限らず、様々な
感染症の拡大を防ぐためにも有効であり、全ての
高齢者施設に設置することというのは、本当に重要だというふうに思います。
でも、特養ホームなど、多くの高齢施設では、余分に空いている部屋というのはないところもございます。
また、静養室というふうな
答弁もございましたけれども、実際、この静養室というのも、必要であって設置しているもの、例えば、通所している方、また入所している段階で、具合が悪くなったときに静養室というのが活用されるものが、使えなくなってしまうということも懸念があります。
本当は、こういう陰圧装置を設置したいというふうに思っていても、なかなかその部屋がないという事業所に対しても、増改築等の費用の財政的な支援、これを今後行っていくことが、高齢化していくこの
札幌市で、
感染症防止
対策にとっても重要だと述べて、
質問を終わります。
○
阿部ひであき 委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
阿部ひであき 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
阿部ひであき 委員長 なければ、討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第8号中
関係分及び第9号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
阿部ひであき 委員長 異議なしと認め、
議案2件は、可決すべきものと決定いたしました。
次に、
議案第13号
札幌市国民健康保険条例等の一部を改正する条例案を議題といたします。
それでは、質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
阿部ひであき 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
阿部ひであき 委員長 なければ、討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第13号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
阿部ひであき 委員長 異議なしと認め、
議案第13号は、可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員会を閉会いたします。
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閉 会 午前10時48分...