一方で、再び
感染拡大する、そういうようなリスキーな面もあるため、その場合は
活動を停止していただくなど、
状況に応じた
対策を適切かつ迅速に行うことが肝要でございます。
また、営業の本格スタート時に、
新型コロナウイルスが完全に
終息しているとは想定できませんので、ある程度の共存
期間があると考えます。安心して営業するためには、衛生面での配慮が一層必要と思われます。例えば、エチルアルコールのような消毒液の確保は必要不可欠でありますが、現在でも品薄状態が続いておりますので、このような衛生用品の調達についても、安定供給できる時期を見極めることが必要と考えます。
いずれにしましても、
新型コロナウイルスによって一変してしまった、世界に誇れるすばらしい
観光地札幌に、再びたくさんのお客様をお迎えできるよう、一日でも早く
経済活動の
回復に努めた
取り組みとなるよう要望して、私の
質問を終わります。
◆石川さわ子
委員 このたびの
補正予算は、
経済への
影響を緩和するためのセーフティネットの
拡充とのことであります。
新型コロナウイルス感染拡大により深刻な
影響を受けている
中小企業への
支援である
資金融資や
相談体制の強化のほか、身近な
商店街を対象とするものでは、地域
経済振興
対策費として、
商店街感染症対策支援費が盛り込まれております。
感染拡大に伴う
観光客の
減少や
市民の
外出自粛などによって、
商店街を利用する方々が大きく
減少しておりまして、地域の
商店街の方からも、本当にただごとではないという、困っている、そういうお声を聞いているところであります。
商店街は、
飲食サービス業、生活
関連サービス業、小売業を主な構成員としておりますが、今回まさしく
影響を受けている業種でありまして、
緊急調査結果を見ますと、
商店街加盟店の経営に大きな
影響が生じているという声がまさしく多数でありまして、また、消費
活動を活性化するための
支援策に対する
事業者の期待の声は、
融資や
休業補償よりも多いというふうに見受けられます。
商店街は、多くの
市民の消費生活を支えるのみならず、夏祭りやまちの美化
活動など、様々なまちづくり
活動の担い手としても重要な役割を果たしております。こうした消費
活動の
減少などが長期化し、
商店街加盟店の経営的な体力が弱まっていきますと、地域コミュニティーの減退にもつながっていくのではないかと大きく危惧をしております。
商店街加盟店への
支援として、実効性のある
取り組みを行っていくべきというふうに考えるところです。
そこで、
質問ですが、
商店街感染症対策支援事業におきましては、
商店街とどのような
取り組みを行っていくのか、伺います。
◎一橋
産業振興部長 商店街感染症対策支援事業の
取り組み内容についてでございます。
この
事業は、
新型コロナウイルスの
感染拡大に伴いまして大きな
影響を受けている
商店街の
感染対策について、
感染防止等の対応から収束後の
活動までの総合的な
対策を構築するものでございます。具体的には、
感染リスクを低減させるための対応強化、安全性PRのための広報
活動、
感染収束後を見据えたキャンペーンの企画などに関する
商店街の
活動計画策定に対しての
支援を、
関係団体との連携のもと、実施をしていく予定でございます。
◆石川さわ子
委員 感染防止から収束後を見据えた総合的な
支援、
対策であるというご説明がありました。
新型コロナウイルスの
感染拡大によって、本当に深刻な
影響を受けております
商店街が、
感染症対策と商業
活動を可能な形で両立させていくということは本当に大変重要なことでありまして、今、お聞きいたしましたが、そのために
札幌市が積極的に
支援をしていくということは大変重要なことだというふうに感じます。
一方で、
市内にある
商店街は、立地の
状況ですとか、加盟店の業種、それから、販売の対象としている顧客の
皆さんのそうしたお顔が様々であるというふうに感じております。
そこで、
質問ですが、
商店街感染症対策支援事業は、どのような
商店街を対象としていくとお考えなのか、伺います。
◎一橋
産業振興部長 商店街感染症対策支援事業の対象とする
商店街についてでございますが、
感染症対策を推し進めていくに当たりましては、エリア外からの来訪者が多い都心部の
商店街と地域に密着した郊外の
商店街とでは、商業
回復までに要する
期間などが異なりますことが想定されますことから、都心部と郊外からモデルとなる
商店街をそれぞれ選定して計画を策定してまいります。
あわせて、これらの
取り組みを広く発信し、
市内全域の
商店街へ波及させることで、
市民がより安心して
商店街へ足を運ぶことができる環境づくりを進めてまいりたいと考えてございます。
◆石川さわ子
委員 要望を申し上げて、終わりたいと思いますけれども、今日、私のみならず、たくさんの
委員の方がご指摘をされておりましたが、本当に、この
新型コロナウイルスの
感染が世界レベルで広がっていて、全く収束を見通せないという
状況の中、
資金繰りなどで大変緊迫をして困難を抱えておられる
事業者もたくさんいらっしゃるということでありますから、
商店街と
札幌市が協働で、
感染の収束後の
活動までを見据えた、そういう
取り組みを行うということには大変な意義を感じますし、
事業者の
皆さんの期待にも応えていくものではないかというふうに思います。
また、
市民も、食事に行ったりですとか、買い物をすることで、
商店街を利用し、応援をしたいというふうに思っているんですけれども、人混みを避けなくてはいけないですとか、買い物に行く時間帯を考えなくてはいけないなど、消費行動が抑制、制限をされていることから、大きな不安も感じております。
今、
市民にもお伝えしていくということでありましたが、こうした
札幌市の
感染対策にかかわる
取り組みは、
事業者のみならず、
市民の不安を少しでも払拭していくことにつながるのではないかと考えることから、
市民にも広く周知をするなどして、
取り組みを進めていくことを強く要望いたしまして、私の
質問を終わります。
○
前川隆史 委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
前川隆史 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
前川隆史 委員長 なければ、討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第1号中
関係分を可決すべきものと決定することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
前川隆史 委員長 異議なしと認め、
議案第1号中
関係分は、可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員会を閉会いたします。
――――――――――――――
閉 会 午後1時53分...