札幌市議会 > 2019-10-02 >
令和 元年第 3回定例会−10月02日-05号

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  1. 札幌市議会 2019-10-02
    令和 元年第 3回定例会−10月02日-05号


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    令和 元年第 3回定例会−10月02日-05号令和 元年第 3回定例会               令和 元年   第3回定例会          札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 5 号 )            令和 元年(2019年)10月2日(水曜日)         ―――――――――――――――――――――――――――議事日程(第5号)  開議日時 10月2日 午後1時 第1 議案第8号から第24号まで、第29号、第30号(19件市長提出)    (19件に対する委員長報告等) 第2 議案第31号から第33号まで(3件市長提出) ―――――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第8号 令和年度札幌一般会計補正予算(第3号)      議案第9号 令和年度札幌公債会計補正予算(第2号)      議案第10号 令和年度札幌中央卸売市場事業会計補正予算(第1号)      議案第11号 令和年度札幌高速電車事業会計補正予算(第1号)
         議案第12号 公の施設指定管理者指定の件(羊丘児童会館)      議案第13号 札幌個人番号利用条例の一部を改正する条例案      議案第14号 札幌会計年度任用職員給与等に関する条例案      議案第15号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律施行に伴う関係条例の整           備に関する条例案      議案第16号 札幌証明等手数料条例の一部を改正する条例案      議案第17号 札幌住民基本台帳条例及び札幌印鑑条例の一部を改正する条例案      議案第18号 札幌災害弔慰金支給等に関する条例の一部を改正する条例案      議案第19号 札幌児童福祉法施行条例の一部を改正する条例案      議案第20号 札幌児童会館条例の一部を改正する条例案      議案第21号 札幌建築基準法施行条例の一部を改正する条例案      議案第22号 札幌地区計画区域内における建築物制限に関する条例の一部を改正する           条例案      議案第23号 札幌水道事業給水条例の一部を改正する条例案      議案第24号 札幌市立学校設置条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例案      議案第29号 町の区域を変更する件      議案第30号 市道の認定及び変更の件 日程第2 議案第31号 教育委員会委員任命に関する件      議案第32号 人事委員会委員選任に関する件      議案第33号 固定資産評価審査委員会委員選任に関する件  ―――――――――――――――――――出席議員(68人)  議   長       五十嵐 徳 美  副 議 長       桑 原   透  議   員       小須田ともひろ  議   員       藤 田 稔 人  議   員       小 田 昌 博  議   員       三 神 英 彦  議   員       恩 村 健太郎  議   員       水 上 美 華  議   員       田 島 央 一  議   員       あおい ひろみ  議   員       たけのうち有美  議   員       うるしはら直子  議   員       くまがい 誠一  議   員       森 山 由美子  議   員       千 葉 なおこ  議   員       佐 藤   綾  議   員       村 山 拓 司  議   員       村 松 叶 啓  議   員       松 井 隆 文  議   員       中 川 賢 一  議   員       成 田 祐 樹  議   員       かんの 太 一  議   員       岩 崎 道 郎  議   員       松 原 淳 二  議   員       竹 内 孝 代  議   員       わたなべ 泰行  議   員       長 屋 いずみ  議   員       佐々木 明 美  議   員       吉 岡 弘 子  議   員       田 中 啓 介  議   員       川田 ただひさ  議   員       阿部 ひであき  議   員       伴   良 隆  議   員       小 竹 ともこ  議   員       北 村 光一郎  議   員       中 村 たけし  議   員       林   清 治  議   員       前 川 隆 史  議   員       小 口 智 久  議   員       好 井 七 海  議   員       丸 山 秀 樹  議   員       池 田 由 美  議   員       太 田 秀 子  議   員       村 上 ひとし  議   員       飯 島 弘 之  議   員       こじま ゆ み  議   員       佐々木 みつこ  議   員       よこやま 峰子  議   員       細 川 正 人  議   員       村 上 ゆうこ  議   員       山 口 かずさ  議   員       しのだ 江里子  議   員       峯 廻 紀 昌  議   員       福 田 浩太郎  議   員       國 安 政 典  議   員       小 形 香 織  議   員       石 川 さわ子  議   員       長 内 直 也  議   員       山 田 一 仁  議   員       こんどう 和雄  議   員       高 橋 克 朋  議   員       勝 木 勇 人  議   員       鈴 木 健 雄  議   員       三 上 洋 右  議   員       武 市 憲 一  議   員       ふじわら 広昭  議   員       大 嶋   薫  議   員       小 野 正 美  ―――――――――――――――――――欠席議員なし)  ―――――――――――――――――――説明員  市   長       秋 元 克 広  副 市 長       町 田 隆 敏  副 市 長       吉 岡   亨  副 市 長       石 川 敏 也 交通事業管理者 交 通 局 長      浦 田   洋
    水道事業管理者 水 道 局 長      三 井 一 敏 病院事業管理者 病 院 局 長      向 井 正 也  危機管理対策室長    荻 田 葉 一  総 務 局 長     木 内 二 朗  まちづくり政策局長   小 西 正 雄  財 政 局 長     福 西 竜 也  市民文化局長      川 上 佳津仁  スポーツ局長      中 田 雅 幸  保健福祉局長      木 下 淳 嗣  子ども未来局長     山 根 直 樹  経済観光局長      村 山 英 彦  環境局長        平 木 浩 昭  建設局長        小 林 安 樹  下水道河川局長     渡 邉 多加志  都市局長        佐 藤   博  会計室長        大 古   聡  消防局長        萬 年 清 隆  教育委員会教育長    長谷川 雅 英  教育委員会委員     石 井 知 子  選挙管理委員会委員長  西 村 茂 樹  人事委員会委員長    常 本 照 樹  人事委員会事務局長   中 塚 宏 隆  監査委員        藤 江 正 祥  監査事務局長      出 井 浩 義  ―――――――――――――――――――事務局出席職員  事 務 局 長     泉   善 行  事 務 局 次 長     奥 村 俊 文  総 務 課 長     庄 中 将 人  政策調査課長      烝 野 直 樹  議 事 課 長     川 村   満  政策調査係長      土 屋 隆 明  議 事 係 長     佐 藤 善 宣  委員会担当係長     西 川 慎太郎  委員会担当係長     中 村   憲  書   記       羽 貝 拓 己  書   記       高 橋 陽 平  書   記       吉 田 亮 太  ―――――――――――――――――――       開 議 午後1時  ――――――――――――――――――――議長五十嵐徳美) ただいまから、本日の会議を開きます。  ――――――――――――――――――――議長五十嵐徳美) 出席議員数は、68人です。  ――――――――――――――――――――議長五十嵐徳美) 本日の会議録署名議員として小野正美議員村上ひとし議員を指名します。  ――――――――――――――――――――議長五十嵐徳美) ここで、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長泉善行) 報告いたします。  去る9月26日、市長から、石川さわ子議員文書質問に対する答弁書が提出されましたので、9月27日、その写しを各議員控室に配付いたしました。  本日の議事日程議案審査結果報告書は、お手元に配付いたしております。  以上でございます。  ――――――――――――――――――――議長五十嵐徳美) これより、議事に入ります。  日程第1、議案第8号から第24号まで、第29号、第30号の19件を一括議題とします。  委員長報告を求めます。  まず、総務委員長 小竹ともこ議員。  (小竹ともこ議員登壇) ◆小竹ともこ議員 総務委員会に付託されました議案3件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第8号 令和年度札幌一般会計補正予算(第3号)中関係分についてですが、主な質疑として、消防団への無線機等追加配備について、より有効に活用するには、ふだんから訓練や研修を積み重ねることが重要だが、どのように取り組んでいくのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第8号は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第14号 札幌会計年度任用職員給与等に関する条例案及び議案第15号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律施行に伴う関係条例整備に関する条例案についてですが、主な質疑として、非常勤職員臨時職員給与処遇改善は安定した人材確保に資するものだが、制度の導入により、本市行政運営にどのような効果をもたらすのか。制度創設に伴い必要な人件費の財源について、国からの財政措置も必要と考えるが、今後どのように確保していくのか。制度の安定的な運用に向け、対象職員だけではなく、各所属への細やかな情報提供が必要だが、勤務条件等をいつまでに、どのように周知していくのか。制度創設によって、非正規雇用を合法化し、不安定雇用を広げることになってはならないと考えるが、どのように認識しているのか等の質疑がありました。  続いて、討論を行いましたところ、日本共産党池田委員から、いずれも否決すべきものとの立場意見表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第14号及び第15号の2件は、いずれも賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長五十嵐徳美) 次に、財政市民委員長 中村たけし議員。  (中村たけし議員登壇) ◆中村たけし議員 財政市民委員会に付託されました議案4件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第8号 令和年度札幌一般会計補正予算(第3号)中関係分及び議案第9号 令和年度札幌公債会計補正予算(第2号)についてですが、主な質疑として、アイヌ政策推進交付金を活用した施策に関連して、食を通じた文化を発信する事業は、アイヌ民族の知恵を市民に伝える取り組みとしてとても興味深いものだが、どのように実施していくのか。民族教育充実に当たり、アイヌ民族の代表的な楽器であるムックリを用いた事業を計画しているとのことだが、どのような内容なのか等の質疑がありました。  続いて、討論を行いましたところ、日本共産党佐藤委員から、議案第8号中関係分については否決すべきものとの立場意見表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第8号中関係分は、賛成多数で可決すべきものと、議案第9号は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第17号 札幌住民基本台帳条例及び札幌印鑑条例の一部を改正する条例案についてですが、質疑はなく、討論を行いましたところ、日本共産党佐藤委員から、否決すべきものとの立場意見表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第17号は、賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第29号 町の区域を変更する件についてですが、質疑討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長五十嵐徳美) 次に、文教委員長 松井隆文議員。  (松井隆文議員登壇) ◆松井隆文議員 文教委員会に付託されました議案5件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第8号 令和年度札幌一般会計補正予算(第3号)中関係分及び議案第12号 公の施設指定管理者指定の件(羊丘児童会館)についてですが、主な質疑として、幼児教育保育無償化に関連して、子ども子育て支援事務センターを設置することにより市民サービス向上につなげるとのことだが、申請等手続はどのように行うのか。事務処理外部委託に当たり、子ども子育て支援制度システム改修を行わなければならないとのことだが、その理由は何か等の質疑がありました。  続いて、討論を行いましたところ、日本共産党長屋委員から、いずれも否決すべきものとの立場意見表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第8号中関係分及び第12号の2件は、いずれも賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第19号、第20号及び第24号の3件についてですが、質疑討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長五十嵐徳美) 次に、厚生委員長 太田秀子議員。  (太田秀子議員登壇) ◆太田秀子議員 厚生委員会に付託されました議案2件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第13号 札幌個人番号利用条例の一部を改正する条例案についてですが、質疑はなく、討論を行いましたところ、日本共産党佐々木委員から、否決すべきものとの立場意見表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第13号は、賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第18号についてですが、質疑討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長五十嵐徳美) 次に、建設委員長 中川賢一議員。  (中川賢一議員登壇) ◆中川賢一議員 建設委員会に付託されました議案6件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第8号 令和年度札幌一般会計補正予算(第3号)中関係分についてですが、主な質疑として、清田区里塚地区市街地復旧工事に関連して、薬剤注入による改良が必要な土量の増加によって地盤工事を当初の予定どおり完了できるのか気がかりだが、工程に影響は出るのか。地盤改良工事影響により、民地に亀裂が確認されている中、今後、同様の被害が判明した箇所も含め、補償が必要な場合も生じてくると考えるが、どう対応していくのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第8号中関係分は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第21号 札幌建築基準法施行条例の一部を改正する条例案についてですが、質疑はなく、討論を行いましたところ、日本共産党吉岡委員から、否決すべきものとの立場意見表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第21号は、賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。
     最後に、議案第16号、第22号、第23号及び第30号の4件についてですが、質疑討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長五十嵐徳美) 次に、経済観光委員長 好井七海議員。  (好井七海議員登壇) ◆好井七海議員 経済観光委員会に付託されました議案3件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第11号 令和年度札幌高速電車事業会計補正予算(第1号)についてですが、質疑として、地下鉄駅トイレの更新工事に当たっては、機能面だけではなく、観光客へのおもてなしシティプロモーションの観点を取り入れることも重要であるが、デザインについてどのように考えているのかとの質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第11号は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第8号 令和年度札幌一般会計補正予算(第3号)中関係分についてですが、質疑はなく、討論を行いましたところ、日本共産党千葉委員から、否決すべきものとの立場意見表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第8号中関係分は、賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第10号についてですが、質疑討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長五十嵐徳美) ただいまの各委員長報告に対し、質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長五十嵐徳美) 質疑がなければ、討論に入ります。  通告がありますので、順次、発言を許します。  まず、田中啓介議員。  (田中啓介議員登壇) ◆田中啓介議員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております議案19件中、議案第8号、第12号から第15号、第17号及び第21号の7件に反対、残余の議案12件には賛成する立場から、討論を行います。  まず、議案第8号 札幌一般会計補正予算(第3号)に反対する理由の第1は、2018年度の決算剰余金44億7,600万円のうち、条例に基づき、23億円は財政調整基金に積み立てますが、繰越金12億4,496万5,000円から10億円をオリンピックパラリンピック基金に積み立てるからです。  冬季オリンピックパラリンピック札幌招致については、市民意見は賛否が拮抗しており、市民合意が得られているとは言えません。こうした中で、基金を先行して積み立てることは問題です。  今回積み立てるとオリンピックパラリンピック基金は約50億円となりますが、北海道胆振東部地震発災から1年が経過した今なお、被災された多くの方々は、見通しを持てずに不安な気持ちで日々を暮らしています。また、経済的理由によって修学が困難な学生、生徒の支援など、繰越金は、被災者に寄り添った支援給付型奨学金充実など、市民から要望が強い施策に使うべきです。  理由の第2は、幼児教育保育無償化により、施設等利用費支給事務など、新たに発生する業務を札幌子ども子育て支援事務センター外部委託するものだからです。  今回、外部委託するためにシステム改修を行い、市職員以外でも個人情報を扱うことを可能にするとしていますが、札幌イントラネット利用要領市職員以外はシステム操作等が不可と定められているように、本来、市職員が行うべきものです。個人情報漏えいリスクが高まることは明らかであり、反対です。  次に、議案第12号 公の施設指定管理者指定の件に反対する理由は、羊丘児童会館運営管理について指定管理者を導入するものだからです。  羊丘小ミニ児童会館は、現在、業務委託されていますが、指定管理者管理権限が与えられるなど、これまで以上に市の関与を弱め、市有施設への民間参入を一層拡大するものです。また、指定管理者拡大は、低賃金、不安定な非正規雇用労働者を生み出し、官製ワーキングプアを広げるものであり、反対です。  議案第13号 札幌個人番号利用条例の一部を改正する条例案についてです。  本市が10月1日から行う障がい者等災害対策用品購入費助成事業は、在宅で人工呼吸器などが必要な障がいのある方が停電時でも作動できる非常用電源装置を購入する費用を助成するというもので、当事者とその家族などからは非常に歓迎されています。  しかし、本議案は、その手続マイナンバー利用拡大につなげることになるため、反対です。  マイナンバーについては、これまでも指摘してきましたが、個人情報漏えいの危険、それに伴うセキュリティーの強化のため、際限なくシステム改修等に税金を投入し続けることになるため、容認できません。  次に、議案第14号 札幌会計年度任用職員給与等に関する条例案についてです。  この条例案は、地方公務員法及び地方自治法の一部改正に伴い、新たに会計年度任用職員制度を導入するものです。  この間、正規職員定数削減を進める一方で、臨時非常勤職員をふやしながら、この制度によって任用期間会計年度範囲内に限定し、最長1年という有期雇用制度化することは極めて問題です。しかも、本市では、現在フルタイムで働いている臨時的任用職員1,000人のうち、930人を週30時間のパートタイムにし、報酬面でも退職手当対象から外れるなど、本市職員の中に不安定、低賃金の非正規雇用固定化拡大するものであり、反対です。  よって、関連する議案第15号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律施行に伴う関係条例整備に関する条例案にも反対です。  次に、議案第17号 札幌住民基本台帳条例及び札幌印鑑条例の一部を改正する条例案についてです。  5月24日に成立したデジタル手続法により、住民基本台帳法の一部が改正され、除票利用が法定化されました。今回の条例案は、この法改正に伴い、住民登録が抹消された住民票、いわゆる除票に関する部分が不要となったために削除するもので、あわせて、保存期間を5年から150年に変更するというものです。  また、住民基本台帳法施行令改正に伴い、印鑑登録等に旧氏の記載を可能とするよう、札幌印鑑条例の一部を改正するものです。  国によるデジタル手続法は、事務手続効率化利便性向上を言いますが、戸籍情報などマイナンバー対象拡大マイナンバーカードの普及を目的とするものです。個人の出自や家族関係情報を含め、プライバシーにかかわる個人情報の一体的な管理をさらに拡大しようとするもので、個人情報漏えいリスクを一層高め、また監視社会への懸念も拭えません。しかも、システム構築改修セキュリティー対策など莫大な費用がかかり続けるなど、マイナンバー拡大する法改正によるものであり、反対です。  最後に、議案第21号 札幌建築基準法施行条例の一部を改正する条例案についてです。  この条例案は、建築基準法の一部改正に伴い、既存の建築物を一時的に興行場など別の用途に転用することを可能にするもので、その際、同条例の第2条から第72条で定められた建築物の敷地、構造及び設備、災害危険区域における建築制限等の規制を適用しなくてもよいとするものです。  申請に当たっては、市長が、安全上、防火上及び衛生上、支障がなく、かつ、公益上やむを得ないと認められる場合に許可するとされていますが、その判断基準は極めて曖昧で、現行の規制を緩和するものであり、安全上、防災上の懸念があり、反対です。  以上で、私の討論を終わります。 ○議長五十嵐徳美) 次に、石川さわ子議員。  (石川さわ子議員登壇) ◆石川さわ子議員 私は、市民ネットワーク北海道を代表し、ただいま議題となっております議案第13号 札幌個人番号利用条例の一部を改正する条例案反対、残余の議案には賛成立場で、討論をいたします。  この議案は、いわゆる番号法に基づき、障がい者等災害対策用品購入費助成事業の実施に関する事務を新たに個人番号を利用することができる事務に加えるほか、他の事務における一定の特定個人情報利用を可能とするため、条例改正するものです。  個人番号にさまざまな情報をひもづけるマイナンバー制度は、国による国民の管理、監視を進めるものにほかなりません。2016年1月からマイナンバー制度が始まっておりますが、さまざまな情報漏えいの危険性が明らかになっているにもかかわらず、個人情報の収集、蓄積、提供を行政が行っていくことに多くの市民が強い不安を抱いているのが現状です。  札幌市のマイナンバーカードの交付率は7月末現在で11.8%と低迷しており、市民マイナンバー制度の安全性を懸念し、カードの使用に慎重になっていることは明白です。個人番号にさまざまな情報をひもづけた利用範囲拡大市民の不安が募る中、マイナンバー制度に基づき、市民個人情報連携等を進めることは、市民のプライバシーの侵害や情報漏えいの危険性をさらに増大させるものであり、市の責務である市民の生命と財産を守ることに逆行すると考えます。  また、政府は、マイナンバー制度の目的を、行政の効率化、国民の利便性向上等としておりますが、逆に、国民にとっては本人確認書類の提出の手間がふえ、行政や事業者にとっても本人確認や番号管理等の負担が増大し、非効率となっております。  法定受託事務として札幌市は国に追随しておりますが、法律の解釈においては、自治体が主体的に行うのが本来の地方分権であるはずです。札幌市は、市民の生命と財産を守るために、マイナンバーカードの利用拡大の見直しなど、制度改正を国に対し強く求めるべきです。  個人番号にさまざまな個人情報をひもづけた利用拡大に対して市民の不安が募る中、個人のプライバシー侵害、国による国民の管理・監視強化が強く懸念される共通番号制度に異議を唱える立場から、議案第13号については反対をいたします。  以上で、私の討論を終わります。 ○議長五十嵐徳美) 以上で討論を終了し、採決に入ります。  この場合、分割して採決を行います。  まず、議案第13号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長五十嵐徳美) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。  次に、議案第8号、第12号、第14号、第15号、第17号、第21号の6件を一括問題とします。  議案6件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長五十嵐徳美) 起立多数です。  したがって、議案6件は、可決されました。  次に、議案第9号から第11号まで、第16号、第18号から第20号まで、第22号から第24号まで、第29号、第30号の12件を一括問題とします。  議案12件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長五十嵐徳美) 異議なしと認めます。  したがって、議案12件は、可決されました。  ――――――――――――――――――――議長五十嵐徳美) 次に、日程第2、議案第31号から第33号までの3件を一括議題とします。  いずれも、市長の提出によるものです。  提案説明を求めます。  秋元市長。  (秋元克広市長登壇) ◎市長(秋元克広) ただいま上程をされました議案3件につきましてご説明申し上げます。  まず、議案第31号は、教育委員会委員任命に関する件であります。  札幌教育委員会委員であります池田官司氏は、来る10月28日をもって任期満了となりますので、その後任者といたしまして、中野倫仁氏を任命することを適当と認め、議会の同意を得るため、本案を提出したものであります。  中野倫仁氏は、現在、北海道医療大学心理科学部長等をされているほか、北海道医師会産業保健活動推進委員会委員に就任されている方で、人格、識見ともに高く、教育委員会委員として適任と考えるものであります。  次に、議案第32号は、人事委員会委員選任に関する件であります。  札幌市人事委員会委員であります祖母井里重子氏は、来る10月31日をもって任期満了となりますが、引き続き同氏を選任することを適当と認め、議会の同意を得るため、本案を提出したものであります。  祖母井里重子氏は、平成8年に弁護士の登録をされ、現在、北石狩公平委員会委員をされているほか、平成28年6月から札幌市人事委員会委員に就任されている方で、人格、識見ともに高く、人事委員会委員として適任と考えるものであります。  次に、議案第33号は、固定資産評価審査委員会委員選任に関する件であります。  札幌市固定資産評価審査委員会委員であります工藤美智子氏は、来る10月31日をもって任期満了となりますので、その後任者といたしまして、巧 直子氏を選任することを適当と認め、議会の同意を得るため、本案を提出したものであります。  巧 直子氏は、平成6年に一級建築士の登録をされ、現在、一級建築士事務所メイルストレエム所長をされている方であります。  以上で、ただいま上程をされました各議案についての説明を終わりますが、何とぞ原案のとおりご同意くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長五十嵐徳美) これより、質疑討論の通告がありませんので、採決に入ります。  議案3件に同意することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長五十嵐徳美) 異議なしと認めます。  したがって、議案3件は、同意されました。  ――――――――――――――――――――議長五十嵐徳美) お諮りします。  本日の会議はこれで終了し、明日10月3日から10月27日までは委員会審査等のため休会とし、10月28日午後1時に再開したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長五十嵐徳美) 異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  ――――――――――――――――――――議長五十嵐徳美) 本日は、これで散会します。  ――――――――――――――――――――       散 会 午後1時34分
    上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議   長       五 十 嵐   徳   美  署名議員        小   野   正   美  署名議員        村   上   ひ と し...