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平成29年(常任)厚生委員会−04月18日-記録
平成29年(常任)文教委員会−04月18日-記録

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  1. 札幌市議会 2017-04-18
    平成29年(常任)文教委員会−04月18日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
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    平成29年(常任)文教委員会−04月18日-記録平成29年(常任)文教委員会  札幌市議会文教委員会記録            平成29年4月18日(火曜日)       ────────────────────────       開 会 午後0時58分     ―――――――――――――― ○よこやま峰子 委員長  ただいまから、文教委員会を開会いたします。  報告事項は、特にございません。  議事に入る前に、一言、ご挨拶をさせていただきます。  さきの本会議で委員長に選任されましたよこやま峰子でございます。  甚だ微力ではありますが、皆さまとともに、次代を担う子どもたち若者たちのために、そしてまた、山積する教育課題の改善、解決のために力を尽くしてまいりたいと思います。委員の皆様には、どうぞ活発なご議論、そしてご協力をよろしくお願いいたします。  1年間、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)     ―――――――――――――― ○よこやま峰子 委員長  それでは、議事に入ります。  最初に、副委員長の互選についてお諮りいたします。  (阿部委員委員長」と呼び、発言の許可を求む) ◆阿部ひであき 委員  副委員長指名推選の動議を提出いたします。  副委員長には、好井七海委員を推薦することの動議であります。 ○よこやま峰子 委員長  ただいまの動議のとおり決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○よこやま峰子 委員長  異議なしと認め、副委員長には好井七海委員が選任されました。  それでは、好井副委員長、ご着席の上、就任のご挨拶をお願いします。 ○好井七海 副委員長  ただいまご選任いただきました公明党の好井七海でございます。  初めてのことで大変緊張しておりますが、よこやま委員長の補佐役といたしまして、また皆様にご協力いただきまして、そして市民の負託に応えられるよう、一生懸命、誠心誠意頑張ってまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。(拍手) ○よこやま峰子 委員長  次に、関係理事者の紹介及び所管事務概要説明聴取を議題といたします。  最初に、子ども未来局からお願いいたします。  なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、自己紹介をしていただいた後、引き続き、所管事務概要の説明をお願いいたします。 ◎可児 子ども未来局長  局概要の説明に先立ちまして、一言、ご挨拶を申し上げたいと思います。  私ども子ども未来局では、新・さっぽろ子ども未来プラン基本理念でもございます、子どもの権利を尊重し、子どもの輝きがすべての市民を笑顔で結ぶまちを目指して、多様な保育サービスの充実、子どもにかかわる相談支援体制の強化など、さまざまな施策に取り組んでいるところでございます。  少子化などにより、子どもと家族を取り巻く環境あるいは社会情勢が大きく変化している中で、個々の状況に応じ、適切に対応するために、職員が一丸となって取り組んでいきたいと考えているところでございます。  委員の皆様には、今後ともご意見、ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  ここで、子ども未来局の各部長から自己紹介をさせていただきます。  (理事者自己紹介) ◎可児 子ども未来局長  それでは、子ども未来局の概要につきまして、お手元の資料に基づき、各部長からご説明させていただきます。 ◎有塚 子ども育成部長  子ども育成部所管事業等につきましてご説明申し上げます。  初めに、配付資料の1ページをごらんください。  子ども育成部は、子ども企画課子ども権利推進課の2課体制、職員定数は29人となっております。  右側の枠内の事務分掌でありますが、一番上の子ども企画課では、児童に関する施策の総括調整、新・さっぽろ子ども未来プラン進捗管理などを担当しております。また、その下の子ども権利推進課では、少年の健全育成に係る事業の企画立案及び実施や、子どもの権利の推進に関すること、若者支援に関することなどを担当しております。  次に、3ページに飛んでいただきたいと思います。  一番下の子ども権利救済事務局についてですが、職員定数は3人となっており、子どもの権利の相談及び救済の申し立て等の処理に係る事務を行っております。  続きまして、資料の4ページをごらんください。  平成29年度における予算及び主要事業の概要についてご説明させていただきます。  1の予算総括表にありますように、子ども未来局一般会計予算総額は約1,002億円で、前年度に比べまして約51億円、率にして5.4%の増となっております。その下の子ども権利救済事務局を含む子ども育成部予算総額は約66億円で、前年度に比べまして約5億5,000万円、率にして9.2%の増となっております。  次に、その下にございます主な事業の概要につきまして、表に沿ってご説明させていただきます。  初めに、1段目の子ども権利推進事業費は、子どもの権利の普及啓発や、子ども議会を初め、子どもの参加の促進に係る事業費等を計上しております。  その下の子どもの学びの環境づくり事業費でございますが、不登校児童生徒の受け皿となっておりますフリースクールに対する補助を、受け入れ児童生徒数に応じて拡充し、子どもたちの学び、育ちの環境を整えるとともに社会的自立を促進いたします。  その下の札幌市児童育成会運営委員会補助金は、民間の児童育成会に対しまして、児童数等に応じて助成金の交付を行うものであります。  その下の仕事と暮らしのライフプラン支援事業費についてですが、若者への情報発信企業支援により、ワーク・ライフ・バランス推進の好循環を生み出し、社会全体で子育て世代を応援する環境を整備していくものでございます。  その下の子ども居場所づくり促進事業費でございますが、子ども食堂の全国的な広がりを受けまして、各団体の運営状況や地域のニーズなどの実態把握と並行して、開設、運営に資する情報提供関係団体とつなぐなど、市民活動の主体性を尊重した支援を実施いたします。  その下の児童会館運営管理費ミニ児童会館運営管理費放課後子ども教室等事業費は、児童の健全育成を図る子育て、子育ちの拠点として、児童会館ミニ児童会館放課後子ども教室などを実施する経費を計上しているところでございます。  その下の児童会館整備費でございますが、栄西、石山地区児童会館につきまして、小学校への複合化を進めるとともに、上野幌東小上野幌西小の統合校につきまして、余裕スペースを活用した新型児童会館整備手法について調査などを行うものでございます。  その下のミニ児童会館整備費は、面積が小さく、運営に支障のあるミニ児童会館の面積を拡大する工事を実施いたします。  最後に、若者支援施設運営管理費でございますが、若者支援総合センター及び若者活動センター4館の運営管理に係る経費でございまして、5館のネットワークを活用しながら若者の社会的自立を総合的に支援しているものでございます。 ◎川原 子育て支援部長  引き続きまして、子育て支援部についてご説明申し上げます。  初めに、機構と職員定数についてご説明いたします。  資料の1ページから2ページに子育て支援部の機構図が掲載されておりますので、ごらんください。  子育て支援部は、子育て支援課区保育子育て支援センター認定こども園にじいろ及び施設運営課を合わせた9課体制で、職員定数は485人となっております。  次に、課ごとの事務分掌についてご説明します。  子育て支援課では、公立保育所子育て支援総合センターなど23カ所の公立施設の管理、母子、父子、寡婦の福祉に関する事務、児童扶養手当特別奨学金などの支給事務地域子育て支援事業企画推進区保育子育て支援センター整備計画保育所等における児童処遇の指導などを担当しております。また、区保育子育て支援センターでは、保育所としての機能のほか、区の子育て支援の拠点として、さまざまな地域子育て支援事業の実施や関係他機関との連絡調整などを担当しております。  次に、2ページの下段の施設運営課では、保育所等入所事務の総括、施設への監査、保育料等に関する事務、認可・確認事務施設整備補助各種給付や助成などに係る事務を担当しております。  続きまして、平成29年度の予算の概要についてご説明いたします。  お手元の資料の4ページの1 予算総括表一般会計の3段目の子育て支援部の欄をごらんください。  平成29年度の予算総額は約890億円となっており、前年度当初予算に比べて約43億円、率にして5.1%の増となっております。また、次の段の特別会計母子父子寡婦福祉資金貸付会計は、ひとり親家庭経済的自立に必要な資金の貸し付けを行うもので、29年度予算額は約1.6億円となっております。  次に、主な事業の概要についてご説明いたします。  同じページの2 主要事業の中ほどの子育て支援部の欄をごらんください。  初めに、1段目の助産施設費ですが、これは、経済的理由により入院助産を受けることができない妊産婦を受け入れる施設に対して支給する費用です。  次に、2段目と3段目の児童手当費児童扶養手当費は、児童の養育を支援するため、必要な世帯に各種手当を支給するものです。  その下のひとり親家庭自立支援給付金事業費は、ひとり親家庭資格取得等による経済的自立を支援するために給付金を支給するものです。  その下の私立教育保育施設給付費は、保育所幼稚園認定こども園の運営について、その下の小規模保育事業費は、新制度で新たに創設された認可事業である小規模保育事業の運営について、それぞれ必要な費用を給付するものです。  その下の私立保育所等補助金とその下の私立幼稚園等補助金は、保育所幼稚園における保育、教育の質の確保や運営を支援するため、各種の補助や助成を行うものです。  その下の私立幼稚園就園奨励費補助金は、幼稚園児の家庭の経済的負担を軽減するため、入園料や保育料の一部を補助するものです。  その下の私立保育所整備費等補助金認定こども園整備費補助金は、施設の増改築や新設等にかかわる費用の一部を補助するものです。  その下の子育てサロン事業費、一時預かり事業費、時間外保育事業費の三つは、いずれも地域における子育て支援事業であり、子育てサロンの運営や一時預かり、時間外保育の実施に必要な費用の補助などを行うものです。 ◎天田 児童相談所長  引き続きまして、児童相談所所管事業等についてご説明申し上げます。  初めに、機構につきまして、資料の3ページをごらんください。  児童相談所は、所長以下、地域連携課相談判定一課、相談判定二課の3課体制となっており、職員定数は110人であります。  次に、右側の枠内の事務分掌でありますが、地域連携課では、児童福祉施設等への措置費の支弁及び保護者からの負担金徴収、発達に心配のある児童への療育支援事業、一時保護所の運営のほか、関係機関との連携による児童虐待防止対策事業等を担当しております。  その下の相談判定一課及び相談判定二課は、児童に関するさまざまな相談に対応するとともに、心理判定医学的診断などに基づいて措置を決定する業務などを担当しております。  続きまして、平成29年度における予算の概要と主な事業についてご説明いたします。  お手元の資料の4ページをごらんください。  上段の1 予算総括表の4段目、児童相談所の平成29年度予算総額は約46億2,000万円であり、前年度に比べまして約2億5,000万円、率にしまして5.8%の増加となっております。  次に、同じページの下段の2 主要事業児童相談所の部分につきましてご説明申し上げます。  初めに、児童相談所運営管理費では、児童に関するさまざまな問題について相談援助活動を行ってまいります。  その下の児童虐待防止対策事業費では、虐待を防止するため、医療関係者向けの研修などを行う経費を計上するものでございます。  その下の児童相談体制強化事業費では、第2次札幌市児童相談体制強化プランの具体的な取り組みとして、要支援世帯への評価チェックシート、いわゆるアセスメントツールを開発することで、関係機関との協働による相談支援力の強化を図るとともに、支援状況情報共有を強化するため、区家庭児童相談室への児童相談システムの導入及び在宅支援の強化を図るため、養育支援ヘルパーの派遣などを行うものでございます。  最後に、大学進学等奨励給付事業費では、児童福祉施設入所児童が大学などに進学する場合に、進学に際して必要な生活費などについて、返済不要な給付金として1人につき年間60万円を限度に支給するものでございます。 ○よこやま峰子 委員長  ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  ここで、理事者交代のため、委員会を暫時休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午後1時16分       再 開 午後1時18分     ―――――――――――――― ○よこやま峰子 委員長  委員会を再開いたします。  次に、教育委員会の理事者の紹介及び所管事務概要の説明をお願いいたします。  なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、自己紹介をしていただいた後、引き続き、所管事務概要の説明をお願いいたします。 ◎長岡 教育長  続きまして、教育委員教育次長、各部長から自己紹介をさせていただきます。  なお、本日、委員の一人である阿部夕子委員は、所用のため、欠席させていただいております。  自己紹介の後、私から教育委員会の方針についてご説明し、続きまして、教育次長から教育委員会の概要についてご説明申し上げます。  (理事者自己紹介) ◎長岡 教育長  私から、教育委員会の方針について、札幌市教育振興基本計画をもとにご説明申し上げます。  お手元の資料の札幌市教育振興基本計画概要版をごらんいただければと思いますけれども、その3ページ、4ページをお開きください。  本計画では、札幌市の教育が目指す人間像として、自立した札幌人を掲げております。自立した札幌人とは、未来に向かって創造的に考え、主体的に行動する人、心豊かで自他を尊重し、共に高め合い、支え合う人、ふるさと札幌を心にもち、国際的な視野で学び続ける人をあらわしております。  この人間像を実現するための基本的な方向性として、3ページ下段でございますが、自ら学び、共に生きる力を培う学びの推進、多様な学びを支える環境の充実、市民ぐるみで支え合う仕組みづくりの三つを掲げており、社会状況の変化を的確に捉え、学校、地域、家庭など、さまざまな活動主体が一体となって生涯にわたる学びを高め合っていきたいと考えております。自立した札幌人の実現に向けて、関係機関等との連携を図るとともに、企業などからの協力も得ながら、概要版5ページ、6ページのとおり、14の基本施策と37の施策を着実に進めてまいります。  未来の札幌を担う子どもたちが健やかに成長していくため、教育委員会が果たすべき役割はますます重要になっております。札幌市の教育行政の推進に当たって、誠心誠意、職責を果たす所存でございますので、よろしくお願いいたします。  引き続き、教育委員会の概要につきまして、教育次長からご説明申し上げます。 ◎大友 教育次長  私から、教育委員会の概要についてご説明いたします。  資料の1ページ、1 札幌市教育委員会行政機構図をごらんください。  事務局に置く部といたしましては、生涯学習部学校教育部の2部があり、ほかに、部に準ずるものとして中央図書館がございます。また、課の組織といたしましては、事務局全体で八つの課、そのほか、事業を実施するための担当課長を別途置いております。  次に、4ページの2 市立学校の概要をごらんください。  平成28年5月1日現在、札幌市には幼稚園から高等学校及び特別支援学校を合わせて324校があり、その幼児、児童生徒数は14万2,396人です。また、これらの市立学校の職員数は、教職員が9,268人、その他職員が726人、合わせて9,994人となっております。  続きまして、平成29年度の教育費予算についてご説明いたします。  5ページの3 平成29年度教育費予算の1 予算総括表をごらんください。  平成29年度教育費予算額でありますが、総額396億5,000万円余り、前年度に比べて44億円弱、率にしますと10.0%の減となっております。これは、学校改築費等の一部を平成28年度補正予算に前倒しして計上したことにより、減額幅が大きくなったものでございます。詳細につきましては、後ほど各部長からご説明いたします。  平成29年度予算におきましては、札幌市まちづくり戦略ビジョンアクションプラン2015における計画目標の達成に加え、事業の緊急性や優先度を考慮して編成いたしました。具体的には、学校のICT環境の整備のほか、高等学校通学費助成に係る管理システムの構築、市立高校コンシェルジュの配置など、さらなる教育環境の充実に取り組んでまいります。また、昨年より対応を進めておりますアスベスト含有断熱材を使用した煙突につきましては、緊急かつ重要な課題として改修等を順次行ってまいります。
     各部ごとの予算額については、資料に記載のとおりとなっております。  私からの説明は以上でございますが、2 主な事業の項目を含めた各部の概要につきましては、それぞれの部長からご説明いたします。 ◎山根 生涯学習部長  私から、生涯学習部所管事務についてご説明いたします。  1ページにお戻りいただきまして、1 札幌市教育委員会行政機構図をごらんください。  生涯学習部は、教育委員会の事務に関する総括的事項学校配分予算に関する事務を所管するほか、学校、家庭、地域等の連携を図りながら、多様な学習機会を提供するなどの各種生涯学習施策の推進、生涯学習センター青少年科学館を初めとした社会教育施設運営等を行っております。また、学校施設担当部では、学校、幼稚園管理運営教材等整備、施設の改築、耐震補強等に関する事務、学校給食学校保健に関する事務などを所管してございます。  次に、平成29年度教育費予算のうち、生涯学習部所管事業につきましてご説明いたします。  5ページの3 平成29年度教育費予算の2 主な事業の生涯学習部の欄をごらんいただきたいと思います。  まず、教育の情報化推進事業費でございます。これまで実施してきましたコンピューター教室などの機器更新に加えまして、教員用及び特別支援学級用タブレット端末の段階的な整備及び全小学校において算数の指導者用デジタル教科書を導入する予定でございます。  続きまして、3項目めの学校改築費でございます。耐震性能が低く、老朽化が進んだ学校施設を対象に、順次、改築を実施しており、今年度は、中の島小学校などの校舎改築などや東白石小学校などの実施設計を行います。  続きまして、その下の施設改修等整備費でございます。児童生徒安全確保のため、老朽化が進行している校舎の外壁や給水設備などについて、短期的かつ集中的に改修を行うものでございます。また、学校施設における煙突につきましては、アスベスト含有断熱材の使用が判明した煙突について、予算の執行状況などに鑑みながら、できるだけ早期に改修を行ってまいります。  最後に、学校規模適正化関係改修等整備費でございます。上野幌西小学校上野幌東小学校の統合に伴い、仮称上野幌南地区小学校を新設する方針であり、その新設校として活用する上野幌東小学校の校舎につきまして、外壁やトイレなどの改修工事に係る実施設計を行います。  なお、学校規模の適正化につきましては、平成19年12月に基本方針を定めて取り組んでまいったところでございますが、さらなる少子化の進行や学校を取り巻く環境の変化に適切に対応する必要があることから、今年度1年間をかけまして基本方針の見直しを行う予定でございます。この見直し作業を進めるに当たっては、文教委員会の委員の皆様には、随時、情報提供させていただきながら進めていきたいと考えております。 ◎引地 学校教育部長  私から、学校教育部所管事務についてご説明いたします。  2ページにお戻りいただき、1 札幌市教育委員会行政機構図をごらんください。  まず、学校教育部所管事務ですが、市立幼稚園市立学校の就学に関する事務のほか、教科用図書の採択、奨学金制度の運用や就学援助及び教科指導など、学校の教育活動に関する専門的事項の指導、調査、研究、教職員の研修に関する事務等を所管しております。  次に、児童生徒担当部所管事務ですが、いじめや不登校の未然防止及びその早期発見早期対応に向けた教育相談など生徒指導に関する事務のほか、札幌市全体の幼児教育水準向上を図るための各種施策の推進に関する事務を所管しております。  次に、教職員担当部所管事務ですが、教職員にかかわる人事、給与、服務の取り扱いや健康管理に関する事務を所管しております。  次に、調整担当部所管事務ですが、学校職員定数管理勤務条件、職員費の予算、決算に関する事務等を所管するほか、その他所掌事務に関する庁内調整を行っております。  続きまして、平成29年度教育費予算のうち、学校教育部所管事業についてご説明いたします。  6ページの学校教育部の欄をごらんください。  主な事業を抜粋してご説明いたします。  まず、高等学校等生徒通学交通費助成準備費ですが、公共交通機関を利用して石狩管内高等学校等に通う生徒に、通学に要する交通費の一部について平成30年度より助成を予定している事業でございまして、平成29年度は管理システムの構築を行います。  次に、その下の高校改革事業費でございますが、札幌市立高校教育改革方針に基づき、平成29年度は新たに市立高校コンシェルジュを配置し、高校と企業や地域等の外部組織との連携を推進するなど、教育内容の一層の充実を図ってまいります。  続きまして、4項目めの算数にーごープロジェクト事業費でございますが、平成29年度は、非常勤講師を3人から6人に増員し、研究推進校を5校から10校にふやし、算数少人数指導の実施と札幌市の独自カリキュラムの整備を行います。  最後に、一番下の教育センター運営管理費でございますが、特別支援教育に関する相談体制のさらなる充実を図るため、相談員を12人から16人に増員し、相談待機日数の短縮を図ってまいります。 ◎前田 中央図書館長  私からは、中央図書館所管事務についてご説明いたします。  3ページにお戻りいただき、1 札幌市教育委員会行政機構図の中段から下をごらんください。  図書館では、資料の収集、整理、閲覧、貸し出しを初め、レファレンスとも呼んでおります相談業務、さらに、講演会等のイベントを中心とした普及事業などを行っております。図書施設の数は、13ページの5 社会教育施設一覧の右側にございますように、中央館や地区図書館図書室等に昨年11月に新設したえほん図書館を加えて、1増の46カ所となってございます。  なお、参考までにお伝えいたしますと、全体の利用状況等につきましては、平成28年度末で、蔵書冊数は約260万冊、年間貸し出し冊数は約630万冊となってございます。  次に、平成29年度の予算についてでございますが、6ページにお戻りいただき、下段の中央図書館の欄をごらんください。  まず、中央図書館運営管理費でございますが、いわゆる維持管理費のほか、今年度限りの経費といたしまして、中央図書館の大規模改修に伴い、本年8月から年度末までの8カ月間に可能な限りサービスを継続するため、中央館敷地内に設置する仮設事務所へ移転するための費用や、新たに出張事業として行う読み聞かせに係る費用などを計上してございます。  2項目めのえほん図書館運営管理費につきましては、館の維持管理費のほか、さっぽろ絵本グランプリの開催に係る費用やデジタル絵本の運用に係る費用等を計上しております。  4項目めの、図書・情報館整備事業費は、平成30年10月の供用開始を予定しております図書・情報館の建設工事費等となってございます。  なお、このたび作成いたしました図書・情報館の最新のパンフレットを皆様のお手元に配付させていただいてございます。 ○よこやま峰子 委員長  ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。 ◆堀川素人 委員  一つは、言葉の意味をお聞きしたいのです。  6ページに市立高校コンシェルジュを配置しという言葉があります。このコンシェルジュというのはどういう意味なのか、また、これは何とか日本語にならないものなのかなというふうに思うのですけれども、説明を願いたい。  もう一つは、教育委員会制度が変わりまして、教育長教育委員長が一本化されています。僕自身の個人の意見からいけば、教育委員会というのはこれまで大変大きな役割を担ってきたなというふうに思っているのですが、今は、教育長教育委員長が一本化されたという形の中で、行政的な側面が非常に肥大化してきて、その分だけ相対的に教育委員会というものの地盤沈下が感じられております。教育委員会というのは、本来、大きな役割があろうかと思うのですが、その地盤沈下を心配している人方がたくさんおりますので、今後、地盤沈下などと言われるようなことがないように、教育委員の皆さんの任期はそれぞれ違うと思いますけれども、この後もひとつ頑張っていただきたいなという思いでいっぱいなのです。  そういう中で、我々にすると、教育長はふだんからその活動を見ておりますが、教育委員の皆さんの活動については見えない部分もあるので、それぞれの方にそういうことに対する決意のほどを聞いておきたいなと思います。 ◎引地 学校教育部長  コンシェルジュの意味についてお答えいたします。  コンシェルジュというのは、フランス語でアパートの管理人というもともとの意味があって、ほかにもホテルの接客案内係などといった意味もございまして、昨今は、病院コンシェルジュとかホテルコンシェルジュなどというように、案内したり調整したりする方にも使われてきております。コンシェルジュにつきましては、今回、市立高校コンシェルジュということで、総合調整役とともに、啓発、PR等も含めたり、あるいは、地域や企業との連携を調整していただくような役割を担っていただいております。ご指摘のとおり、ちょっとわかりづらい部分も確かにありますので、高校教育改革方針の中でも、コンシェルジュについて解説をつけたり、総合調整役であるというような言葉をつけたりして市立高校コンシェルジュと呼んでおります。 ◆堀川素人 委員  長い間言ってきておりますから、コンシェルジュというのは聞いておりましたけれども、わざわざコンシェルジュなんてつけないで、日本語に置きかえたほうが万人にわかりやすい。フランス語ばかりではなく、横文字になったときにもう既にわからないという人がたくさんいる中で、わざわざこういうことを公の文書の中で出すということ自体、見識を疑われると僕は思うのです。  この件については、僕は前にも教育委員会に指摘しましたけれども、相変わらずこういうふうにして出てくる。日本語だと、おばあさんでも子どもたちでも何か理解する足がかりがあります。こういう言葉を使うことは不見識であると僕は思うので、やめていただきたいということを申し上げておきます。今後、できるだけ日本語を使ってわかりやすくしていただきたいと思います。 ◎長岡 教育長  各教育委員にも発言の機会をということですが、まずは私から発言させていただき、その後に一言ずつ発言していただきます。  まず、教育委員会制度が大きく変わりましたが、この趣旨は、グローバル化なり情報化などで社会の変化が非常にダイナミックで大きくなってきており、教育行政をめぐる懸案や課題に的確に対応することができるように地教行法が改正されたということでございます。札幌市教委では、私が拝命させていただいた一昨年の5月25日から新制度に変わっておりまして、それからはそういう懸案に対して適時適切に対応できるようになってきているものと考えております。委員がおっしゃった地盤沈下というのは、私自身、よく理解できていないところでございますが、そのようなご意見があるとしたら、今後なお、適宜・適切に当を得た対応ができるようにしてまいりたいと考えております。  また、市長との間でも総合教育会議が開催されておりまして、より密接に連携することができてきていることもあり、教育行政をめぐる諸案件について今後も的確に対応できるように努めてまいりたいというふうに考えております。 ◎池田[光] 教育委員  委員のご指摘のように、私も随分悩んだ経緯がありまして、国の方針でありますが、確かに、今の形は以前と比較してよいところと物足りなさの二つがございます。しかし、札幌市の教育委員会会議は、ほぼ午後1時半から4時、5時まで相当な議論を積み重ねており、一つの議題で意見の交換がないことがないくらいに非常に議論を闘わせております。私は、遠慮なく言うことが教育委員としての立場だというふうに思っておりまして、そのことを常に胸に秘めて発言しており、ご指摘のように、大きな流れに流されず、大局を持って具現し、教育の実現に向けていくように心がけております。そういう気持ちで出席し、日ごろの生活もそういうふうにしております。 ◎池田[官] 教育委員  ご指摘があったのは、恐らく、制度が変わったことによって、教育委員会会議のメンバーの持つ権限が減じたことによって、前の制度のときと比べて私たちの機能を発揮できなくなっているのではないかということだと思います。  確かに、今、池田光司委員からもありましたとおり、よい面と悪い面の両方があると思います。ただし、私自身は、常勤ではなく、本務を持っておりますので、教育委員会会議に上げられてくるさまざまな案件について、一つ一つの細かなところまで把握するのは難しいところもありますけれども、札幌市の児童生徒の皆さんの教育に関して、市民の目から見てできるだけ委員会の中で自由闊達に意見を述べていくことが自分の責務だと思っております。つまり、事務局から上がってきたものをそのまま承認するのではなく、自分なりに批判的な目を持って見て、札幌市の教育をよりよいものにしていきたいというふうに考えています。  そういう意味で、教育委員会会議の案件の中で、どのように自分の視点を生かして発言していくかが非常に重要だと思っていますので、今後ともその役割を果たしていきたいと思います。そしてまた、視察の機会なども事務局につくっていただきまして、できるだけ学校の現場に出向いて先生たちの生の声や現場でのご苦労などをお聞きして、理解し、そういうことを踏まえて議論していきたいというふうに思っています。 ◎佐藤 教育委員  教育委員としての取り組み姿勢については、今、両池田委員がおっしゃったとおりで、私も同感でございます。  そこで、私としては、教育委員としての抱負を私なりに述べたいと思っております。  私の専門は教育心理学でございまして、その中の教授学習過程、つまり教えることと学ぶことのプロセスについて専門としております。そうした立場から、子どもたちによりよい学びを提供できる授業づくり、そして、それを実現する先生方の研修に注目して、いい学校づくりに取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◎長田 教育委員  昨年10月から教育委員に就任させていただきましたが、教育行政に関しては全くの素人でございます。私は、弁護士でありまして、札幌弁護士会の推薦に基づいて教育委員に就任させていただいておりますので、法律家の立場からいろいろ意見を述べたいとは思っております。また、弁護士会は行政とは少し違った立ち位置で活動していますので、法律家の視点だけではなく、行政から一歩離れたところで、なるべく札幌市民の皆さんのさまざまな意見が反映されるように、風通しのいい委員会であるように尽力していきたいという思いでおりますので、よろしくお願いいたします。 ○よこやま峰子 委員長  ほかに、質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ、質疑を終了いたします。  ここで、理事者退席のため、委員会を暫時休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午後1時50分       再 開 午後1時51分     ―――――――――――――― ○よこやま峰子 委員長  委員会を再開いたします。  最後に、委員派遣についてを議題といたします。  お手元に配付の文教委員会行政視察実施案をごらんください。  本委員会に関係する本市の諸課題や取り組みについて、道外他都市の事例を調査し、今後の委員会活動の参考とするため、本案を作成させていただきました。  ここで、委員の皆様にお諮りいたします。  本案のとおり、行政視察を実施することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○よこやま峰子 委員長  異議なしと認め、行政視察を実施することといたします。  なお、詳細については、適宜、委員の皆様にお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午後1時52分...