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平成29年(常任)厚生委員会−04月18日-記録
平成29年(常任)文教委員会−04月18日-記録

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  1. 札幌市議会 2017-04-18
    平成29年(常任)厚生委員会−04月18日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成29年(常任)厚生委員会−04月18日-記録平成29年(常任)厚生委員会  札幌市議会厚生委員会記録            平成29年4月18日(火曜日)       ────────────────────────       開 会 午後3時58分     ―――――――――――――― ○中村たけし 委員長  ただいまから、厚生委員会を開会いたします。  報告事項は、特にございません。  議事に入ります前に、一言、ご挨拶を申し上げます。  さきの本会議で厚生委員会委員長に選任されました中村たけしでございます。  もとより、大変ふなれではございますが、活発、そして円滑な委員会運営に力を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  本委員会は、福祉医療介護、さらには健康衛生分野といった課題に直面している委員会ですが、今、少子高齢社会、また、人口減少社会が到来する中、この委員会は本当に大きな使命を負っているものと認識しております。  委員皆様、そして理事者皆様のご協力をいただきながら、活発で円滑な議論ができればということで、しっかりとその任務を全力で果たしてまいりますので、皆様のご協力をいただきますことをよろしくお願い申し上げます。(拍手)     ―――――――――――――― ○中村たけし 委員長  それでは、議事に入ります。  最初に、副委員長の互選についてお諮りします。  ご発言はございませんか。  (中川委員委員長」と呼び、発言の許可を求む) ◆中川賢一 委員  副委員長指名推選の動議を提出いたします。  副委員長には、小形香織委員を推薦することの動議であります。
    中村たけし 委員長  ただいまの動議のとおり、小形香織委員を副委員長とすることにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中村たけし 委員長  異議なしと認め、副委員長には小形香織委員が選任されました。  それでは、小形副委員長、ご着席の上、就任のご挨拶をお願いします。 ○小形香織 副委員長  ただいま副委員長に選任されました小形香織でございます。  中村委員長をしっかりと支え、そして、この厚生委員会が活発な議論となりますよう、私、副委員長としてその任を果たしていく所存でございます。皆さんのご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。  どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○中村たけし 委員長  次に、関係理事者の紹介及び所管事務概要説明聴取を議題といたします。  なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、自己紹介をしていただいた後、引き続き、所管事務概要説明をお願いします。 ◎長谷川 保健福祉局長  本日、出席しております高齢福祉担当局長医務監、各部長から自己紹介させていただきます。  (理事者自己紹介) ◎長谷川 保健福祉局長  なお、子ども発達支援総合センター所長子ども心身医療担当部長診療担当部長及び発達医療担当部長は、所用によりまして、本日、欠席させていただいております。  それでは、私から、保健福祉局概要についてご説明を申し上げます。  保健福祉局では、急速に進展いたします少子高齢化などへの対応を初め、本市の保健医療福祉に関する各施策を総合的に推進しております。高齢者や障がいのある方への福祉事業介護保険国民健康保険制度運営健康づくり推進、さらには、食品安全対策や斎場、墓園の管理に至るまで、まさに市民皆さん生活に密着したさまざまな事業を行っているところでございます。  まず、資料の1ページから2ページ目にございます局の機構についてでございますが、保健福祉局は、超高齢社会に対応し、地域包括ケアをより推進させるため、今年度、障がい保健福祉担当局長を廃止し、新たに高齢福祉担当局長を新設いたしました。これにより、保健福祉局長高齢福祉担当局長医務監の3局長体制となってございます。高齢福祉担当局長高齢保健福祉に関する事務全般を、医務監は、保健衛生医療に関する事務のほか、局内の医務関係業務全般を担当してございます。  局全体の機構といたしましては、総務部監査指導室高齢保健福祉部、障がい保健福祉部保険医療部保健所衛生研究所の7部体制となっており、現員数は4月1日現在で630人となってございます。  次に、予算についてですが、資料の4ページにございますように、平成29年度歳出予算は、一般会計が前年度から約18億円増の約3,154億円、特別会計が約99億円増の約3,937億円となっており、これらの合計ですと、本市予算額の4割強を占めることになります。このように、保健福祉局は、組織や予算の規模が他局に比べて大変大きくなってございます。  私どもといたしましては、少子高齢化が急速に進む中で、地域関係機関とより一層連携を深め、支援を必要とする方の現状を積極的に把握し、きめ細やかな福祉施策を展開してまいりたいと考えております。また、各区や子ども未来局など関係部局との連携を密にし、保健福祉にかかわるさまざまな課題を着実に解決しながら、市民サービスの向上に取り組んでまいりたいと考えております。  今後とも、委員皆様には、忌憚のないご意見、ご指導を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、各部の所管事業につきまして、各部長からご説明を申し上げます。 ◎菱谷 総務部長  私から、総務部所管事業等につきましてご説明させていただきます。  初めに、機構についてでありますが、資料の1ページ上段をごらんいただきたいと思います。  総務部は、総務課保護自立支援課の2課体制で、現員数は4月1日現在で42名でございます。このほか、札幌社会福祉協議会課長職1名と係長職1名を派遣しております。  総務部の主な業務といたしましては、局所管事務総括調整保健及び福祉に係る施策総合調整地域福祉活動推進生活保護生活困窮者自立支援に関する事務などを所管しております。  また、各区役所の保健福祉部機構等につきましても、私からご説明させていただきます。  3ページをお開きいただきたいと思います。  区保健福祉部には、保健福祉部長のほかに、豊平区、清田区、手稲区におきましては福祉担当部長、それら3区を除く残りの7区には保健担当部長が配置されているところでございます。  次に、課につきましては、保健福祉課、健康・子ども課保護課及び保険年金課で構成されております。また、福祉活動支援担当課長は、自主運営を除く各地区のまちづくりセンター所長が兼務しているところでございます。  各課の業務でございますが、保健福祉課は、各種手当給付介護保険の認定、給付高齢者や障がいのある方への保健福祉に関する相談サービスの支給などを行っておりまして、健康・子ども課は、母子保健健康づくり生活衛生に関する業務などを所管しております。保護課は、生活保護に関する業務を行っておりまして、区によっては複数の課が設置されているところでございます。保険年金課は、国民健康保険後期高齢者医療及び介護保険料の賦課、徴収に関する業務などを行っているところでございます。  続きまして、総務部平成29年度における主な事業予算概要について説明させていただきます。  資料の6ページ目をごらんいただきたいと思います。  総務部予算額は約1,320億7,000万円で、前年度に比べ4.5%減となっております。  主な支出項目説明してまいります。  まず、民生委員費ですが、これは、民生委員活動支援する活動費交付金資質向上を図るための研修経費でございます。  次に、太字項目の3番目、社会福祉事業助成費についてであります。  このうち、2段目の社会福祉協議会運営費等補助金は、社会福祉協議会運営費や、判断能力が不十分な高齢者や障がいのある方が地域で自立した生活を送ることを支援いたします日常生活自立支援事業などの事業費に対する補助となっております。  また、3段目の福祉まち推進センター事業費は、少子高齢化が進む中、誰もが安心して暮らせる地域社会づくりを進めるため、地区福祉まち推進センター活動費などを助成するものでございます。  次に、6ページ太字項目の一番下にございますその他社会福祉事業総括費の中の2段目、福祉除雪事業費でございますが、これは、自力で除雪を行うことが困難な高齢者や障がいのある方の世帯に対しまして、地域協力員が間口などの除雪を行うものでございます。  次に、7ページ太字項目の1番目と2番目の中国残留邦人等支援事業費中国残留邦人等生活支援給付金は、中国残留邦人等に対しまして、通訳の派遣や日本語教育支援生活支援給付金給付等を行うものでございます。  続きまして、3番目の太字項目生活困窮者福祉事業費の1番目の就労ボランティア体験事業費でございますが、これは、長期未就労等生活保護受給者生活困窮者に就業体験的なボランティア活動の機会を提供するものでございます。  2番目の生活困窮者自立支援事業費は、生活困窮世帯への就労、その他の問題に関する相談支援住居確保給付金の支給、一時生活支援及び中学生の学習支援等を行うものでございます。  最後に、4番目の太字項目生活保護扶助費でございます。平成29年度予算額は約1,292億3,000万円で、前年度当初予算と比べまして2.5%、約30億円の減となっているものでございます。 ◎山縣 監査指導室長  続きまして、監査指導室事務概要についてご説明いたします。  初めに、機構につきまして、お手元の資料の1ページにございますように、監査指導室長監査指導課長及び指導担当係長8名の体制となっており、合計10名ということでございます。また、経理監査等充実強化を図るために、非常勤職員2名を配置しております。  当室では、社会福祉法人設立認可事務及び指導監査のほか、保護施設老人福祉施設、障がい者支援施設児童福祉施設指導監査及び介護老人保健施設実地指導を行っております。監査対象となる社会福祉法人は205法人で、これらの法人等運営する監査対象施設につきましては、平成29年4月1日現在で、保護施設4、老人福祉施設108、障がい者支援施設28、児童福祉施設294の合計434の社会福祉施設介護老人保健施設48を合わせまして482施設となっております。これらの法人施設を対象に、原則、年1回、指導監査を行っており、今年度も同様に実施する予定でございます。 ◎渋谷 高齢保健福祉部長  まず初めに、機構についてご説明させていただきます。  資料は1ページ目でございます。  高齢保健福祉部は、先ほどもご紹介がありましたけれども、平成29年度より地域包括ケア推進担当部長が新設され、地域包括ケアの実現に向けた体制構築をしていくこととしております。また、部内は、高齢福祉課介護保険課認知症支援介護予防担当課長事業指導担当課長を置く2課2担当課長体制で、4月1日現在で現員数は60名でございます。  次に、平成29年度当初予算における主な事業予算概要についてご説明させていただきます。  お手元の資料の8ページ目をごらんください。  高齢保健福祉部予算額は、上段にありますとおり約306億円で、前年度に比べまして3.3%、額でいいますと約9億9,000万円の増となっております。  具体的な事業につきましては、ちょっと飛びますが、10ページをごらんください。  10ページ目の一番上の太字項目老人福祉施設整備費のうち、その下の広域型特別養護老人ホーム新築費等補助金につきましては、予算額は約5億9,000万円となっております。定員80名の特別養護老人ホームの新設に対する補助として、平成28年度着工分が4カ所、29年度着工分が3カ所、合計で7カ所分を計上しております。  次に、それから5項目下特別養護老人ホーム床室プライバシー保護改修費補助金という事業がありまして、これは新規事業でございます。予算額は、約2億5,000万円となっております。特別養護老人ホームの多床室の環境改善のため、各ベッドの間に建具や家具などを設置する場合に必要な改修費用に対する補助として、予算上は6カ所分を計上しているところでございます。  続きまして、介護保険会計についてご説明を申し上げます。  ページが飛んで恐縮でございますが、28ページをごらんください。  28ページ上段予算総額がございます。総額で1,401億円で、前年度に比べまして5.7%、約76億円の増となっております。  このうち、上から3番目の太字項目居宅介護サービス費から次のページの29ページの同じく太字項目の下から2番目、高額医療合算サービス費までが保険給付費になりますが、保険給付費総額で約1,308億円、前年度に比べますと3.5%の増となっております。平成29年度予算におきましては、介護職員に対する月額平均1万円相当の処遇改善のための介護報酬改定分を約16億円、この保険給付費の中に計上しております。  次に、同じく29ページの一番最後太字項目介護予防生活支援サービス事業費のうち、その下の訪問・通所型サービス事業費につきましては、約25億6,000万円を計上しており、この事業につきましては、総合事業の廃止に伴い、保険給付事業から介護予防訪問介護、それと介護予防通所介護を移行するために新設した事業でございます。  また、次の30ページの上から2番目の太字項目包括的支援事業費のうち、下から2番目の生活支援体制整備事業費につきましては、額でいきますと約6,000万円を計上しており、こちらの事業は、地域住民やNPOとの連携による地域の支え合いの体制整備推進していくものでございます。 ◎山本 障がい保健福祉部長  続きまして、障がい保健福祉部所管事務につきましてご説明いたします。  初めに、機構についてでございますが、資料ページに戻っていただきまして、左列の下段から2ページの左列の上段までとなってございます。  障がい保健福祉部は、障がい福祉課身体障害者更生相談所知的障害者更生相談所精神保健福祉センター子ども発達支援総合センター地域支援課子ども心身医療課児童心理治療課自閉症児支援課で構成されてございます。また、部全体の現員数につきましては、4月1日現在で253名となってございます。  次に、平成29年度の主な事業予算概要についてですが、飛びまして、10ページをごらんください。  10ページ下段でございますが、障がい保健福祉部予算につきましては約787億円で、前年度と比べまして8.5%増、約61億円の増となってございます。この主な要因といたしましては、障害者総合支援法に基づき提供いたします障害福祉サービスで約38億円の増加、及び、児童福祉法に基づき提供いたします障害児通所支援で約15億円の増加によるものでございます。  次に、具体的な施策の主なものにつきましてご説明いたします。  資料ページが飛びますが、13ページをごらんください。  13ページの上から4項目め共生社会環境づくり事業費730万円についてですが、こちらは、内部障がい等により、外見からは配慮を必要としていることがわからない方などに配付いたしますヘルプマークを導入する費用を新たに計上したところでございます。  同じく13ページ太字項目で、その他精神障害者福祉費がございますが、その上から2項目め発達障害者支援体制整備事業費1,100万円は、発達障がいがある方の支援を行う福祉サービス事業所等に対しまして、専門的な支援をする発達障がい者地域支援マネージャーを新たに配置する費用を計上し、支援体制整備推進することとしてございます。  次に、おめくりいただきまして、14ページをごらんいただきたいと思います。  14ページの一番下の項目、障がい者施設等防犯対策強化事業補助金5,600万円についてですが、昨年の相模原市障がい者支援施設におけます事件を受けまして、障がい者支援施設等に対する防犯体制強化整備にかかる費用補助するものでございます。  最後に飛んでいただきまして、17ページでございます。  17ページの上から2項目め、障がい児地域支援マネジメント事業費750万円でございますが、障がい児通所支援事業所に対しまして、療育支援を行う障がい児地域支援マネージャーを1名増員するための費用を計上し、地域療育体制の充実を図るものでございます。  なお、条例の関係でございますが、手話等の障がい者のコミュニケーションを促進するための新たな条例の制定につきまして、ことし秋の第3回定例市議会での提案に向けて、現在、検討を進めているところでございます。 ◎富樫 保険医療部長  保険医療部概要についてご説明いたします。  資料を戻っていただきまして、2ページ左側上部をごらんいただきたいと思います。  保険医療部は、保険企画課1課と、そのほかに担当課長2名で構成されておりまして、4月1日現在の現員数は44名となっております。  事務分掌につきましては、国民健康保険国民年金後期高齢者医療制度医療費助成制度といった市民医療や年金にかかわる事業を担当しております。また、北海道後期高齢者医療広域連合に対して、部長職1名、係長職5名、一般職5名の合計11名の職員を派遣しているところでございます。  次に、平成29年度における主な事業予算概要についてであります。  保険医療部につきましては、一般会計のほかに、国民健康保険後期高齢者医療の二つの特別会計を所管しております。  資料の17ページ中段をごらんください。  まず、一般会計ですが、平成29年度予算総額は約607億3,000万円と、前年度に比べまして、額にして約7億7,000万円、率にして1.3%の増加となっております。その主な要因は、上から三つ目太字項目医療助成費、18ページ一つ目太字項目になります後期高齢者療養給付費負担金の増によるものであります。  主な事業といたしましては、国民年金にかかわる法定受託事務重度心身障がい者医療を初めとする各種医療助成事業、そして、後期高齢者医療制度に加入されている方に対する健診事業などがあります。  次に、特別会計についてご説明いたします。  少し飛びまして、24ページをごらんください。  24ページは、国民健康保険会計です。  予算総額につきましては、平成29年度予算は約2,291億8,000万円となりまして、前年度に比べ約6億3,000万円、率にして0.3%の増加となっております。  その主な要因としましては、上から五つ目太字項目高額療養費、それから、おめくりいただきまして、25ページの上から三つ目太字項目にあります高額医療費共同事業拠出金増加したことによるものでございます。  24ページに戻っていただきまして、国民健康保険会計の歳出の多くを占めるのが上から三つ目太字項目療養給付費でございます。平成29年度予算では、前年度に比べて増加しております。これは、被保険者数自体は減少傾向にあるのですが、1人当たり医療費が引き続き増加しているためであります。  札幌市の国民健康保険は、1人当たり医療費が高く、加入者平均所得が低いという構造的な問題を抱えて厳しい状況でございますけれども、加入世帯保険料の負担を少しでも軽減するために、一般会計繰入金により、医療分支援金分の1世帯当たり平均保険料を据え置いているところでございます。  最後に、後期高齢者医療会計でございますが、27ページをごらんください。  この会計は、後期高齢者医療制度保険料を収入しまして、それを北海道後期高齢者医療広域連合へ納めるための会計でございます。平成29年度予算では総額で約244億3,000万円と、前年度に比べ、額にして約17億4,000万円、率にして7.7%の増加となっております。 ◎川上 健康企画担当部長  続きまして、保健所概要につきましてご説明いたします。  初めに、機構についてでございますが、保健所は、資料の2ページのとおり、昨年度と同じく八つの課で構成されております。保健所長は、引き続き保健福祉局医務監事務取扱となっておりまして、4月1日現在の現員数は186名となっております。  次に、保健所事務分掌についてでございますが、市民健康づくり栄養改善母子保健等推進夜間急病センター運営管理病院等許認可や立入検査、インフルエンザや結核、エイズ等感染症対策火葬場、墓地、動物管理センター運営管理飲食店食品製造業、旅館、公衆浴場許認可指導など、市民生活に関連の深い事業を幅広く担当しております。  次に、平成29年度の主な事業予算概要についてでございます。  資料の18ページ中段をごらんください。  平成29年度予算額は約130億5,000万円でございまして、前年度と比べ0.1%、約800万円の増となっております。
     次に、主な事業でございますが、最初に、一番上の太字項目救急医療対策費の4項目めにあります外国人患者受入医療機関確保事業費でございます。これは、夜間や休日における外国人患者受け入れ医療機関を確保することで、急な病気やけがをした外国人観光客等受け入れを円滑に行うための経費でございまして、新たに430万円の事業費を計上しております。  次に、19ページの上から5番目の太字項目感染症予防費でございます。これは、予防接種風疹抗体検査の実施のほか、感染症発生時における患者の調査や普及啓発活動など感染症の蔓延を防止するための事業でございまして、平成29年度予算額は約45億8,000万円でございます。  次に、20ページの最初の太字項目母子保健対策費の一番下の項目にあります不育症治療助成事業費でございます。これは、不育症と診断された夫婦に対しまして新たに治療費等の一部を助成する事業でありまして、560万円の事業費を計上しております。この事業費につきましては、1回の治療期間につき、不育症治療等に要した経費の2分の1、10万円までを上限としておりましたが、北海道と同一の助成内容である不育症治療等に要した費用に対して10万円までを上限として助成する事業でございます。  なお、予算上は、上限の10万円掛ける54件の540万円に事務費20万円を足し合わせて、合計560万円で算定しておりますけれども、申請人数が54件を超えた場合でも、申請のあった全ての方々に助成できるよう、治療を望む方のためにしっかりと対応してまいりたいと考えております。  次に、その下の太字項目健康増進対策費の3項目めにありますがん対策推進事業費でございます。これは、本年3月に策定いたしました札幌がん対策推進プランに基づきまして、新たにがん予防推進を目的とした禁煙外来受診促進や、がん患者支援を目的とした相談支援体制就労支援体制整備等を実施するものでございまして、560万円の事業費を計上しております。 ◎鈴木 衛生研究所長  私からは、衛生研究所概要について説明させていただきます。  初めに、所の機構についてでございますが、資料ページ右側下段をごらんください。  衛生研究所は、保健科学課生活科学課の2課体制となっており、4月1日現在の現員数は35名でございます。  次に、予算についてでありますが、22ページをごらんください。  今年度の予算額は、前年度より5.7%減の約1億8,400万円でございます。  各課の主な事業でございますが、保健科学課では、新生児や妊婦のさまざまな病気の早期発見を目的とした集団検査、また、インフルエンザなどの感染症検査や食中毒の原因となる微生物検査エイズ抗体検査などを通じて市民健康危機管理を担っております。生活科学課では、食品中の残留農薬や放射能の検査、遺伝子組み換え食品の検査など食品の安全確保、また、河川水の水質検査や大気中の有害物質検査など環境汚染の監視を行っております。さらに、これらの業務に関連した調査研究を行うなど、保健環境行政の科学的かつ技術的中核機関の役割を担っております。 ○中村たけし 委員長  ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○中村たけし 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  ここで、理事者退席のため、委員会を暫時休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午後4時35分       再 開 午後4時36分     ―――――――――――――― ○中村たけし 委員長  委員会を再開いたします。  最後に、委員派遣についてを議題といたします。  お手元に配付の厚生委員会行政視察実施(案)をごらんください。  本委員会に関係する本市の諸課題や取り組みについて、道外他都市の事例を調査し、今後の委員会活動の参考とするため、本案を作成させていただきました。  ここで、委員皆様にお諮りいたします。  本案のとおり、行政視察を実施することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中村たけし 委員長  異議なしと認め、行政視察を実施することといたします。  なお、詳細については、適宜、委員皆様にお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午後4時37分...