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  1. 札幌市議会 2016-10-04
    平成28年(常任)厚生委員会−10月04日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成28年(常任厚生委員会−10月04日-記録平成28年(常任厚生委員会  札幌市議会厚生委員会記録            平成28年10月4日(火曜日)       ────────────────────────       開 会 午後0時57分     ―――――――――――――― ○こじまゆみ 委員長  ただいまから、厚生委員会を開会いたします。  報告事項ですが、勝木委員からは、欠席する旨、連絡がございました。  それでは、議事に入ります。  最初に、議案第8号 平成28年度札幌一般会計補正予算(第2号)中関係分及び議案第9号 平成28年度札幌国民健康保険会計補正予算(第1号)を一括議題といたします。  質疑を行います。 ◆北村光一郎 委員  議案第8号、第9号が一括ということで、議案第8号では介護ロボット導入支援事業補助金について、第9号では保険料コンビニ収納について、2点質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、介護ロボット導入支援事業補助金についてでございます。  高齢化の進展に伴い、介護を必要とする高齢者のさらなる増加が見込まれる中、将来的に介護人材の不足が深刻となることが懸念されております。将来にわたって安定的に介護サービスを提供していくためには、新たな介護人材確保する以外に、職員一人一人が効率的なサービス提供を行うことができる環境整備も重要であり、本年6月に閣議決定されたニッポン一億総活躍プランにおいても、介護業務生産性向上を通じた労働負担軽減テーマに挙げられているところです。  このため、国においては、介護ロボットといった次世代型の介護技術活用による労働負担軽減を目指しているところであり、国の交付金である地域介護福祉空間整備推進交付金を財源として、1事業所当たり300万円を上限自己負担のない10割補助介護ロボット購入費用補助する事業を実施する旨、本年2月に全国市町村に通知されておりました。こうした国の施策を背景に、このたび、札幌市でも、介護ロボット導入する介護事業所に対して購入経費補助を行おうとしていることは意義のあるものと考えます。  しかしながら、介護ロボットは、一般に販売されるようになってからまだ日も浅く、さらには高額な機器も多いことから、残念ながら多くの事業所普及しているとは甚だ言いがたい状況で、介護ロボット普及を推進していくためには、より多くの事業所に本補助事業活用いただきたいところです。今回の補正予算要求前に、対象となる市内の約2,000事業所に本補助事業活用しての購入意思を確認したところ、248事業所が購入したいと申し出ていましたが、最終的に採択された事業所数は80事業所にとどまっていると聞いております。  今回の介護ロボット導入支援事業補助金活用を希望している事業所市内では最終的に80事業所に絞られておりますが、その選定経緯がどのようなものだったのか、まず、お尋ねいたします。 ◎渋谷 高齢保健福祉部長  まず、事業所選定経緯についてお答えいたします。  札幌市では、本補助金活用を希望する全ての事業所申請を受理し、これを国に提出いたしましたが、全国市町村からの補助金の全体の申請額が国の予算枠を超えたことから、補助金は1法人当たり事業所に制限され、補助上限額も300万円から92万7,000円に減額となったところでございます。  その結果、札幌市内補助金申請した248事業所のうち93事業所補助対象として内示されましたが、そのうち13事業所が辞退を申し出たことから、残る80事業所が採択されたものでございます。
    北村光一郎 委員  事業所の意向を尊重し、80事業所を採択したことはわかりました。  今後、介護ロボット普及推進のためには、今回の補助事業により、介護事業所のニーズなどを十分に把握し、これからの施策に生かしていく必要があると考えますが、今回の補助対象となる介護ロボットのうち、どのような機種事業所から求められているのか、お伺いいたします。 ◎渋谷 高齢保健福祉部長  どのような機種事業所から求められていたかについてでございます。  補助対象となった介護ロボットのうち、最も利用希望が多かったものは、要介護者が利用するマットレスにセンサーが組み込まれて、要介護者の寝起きの状態を集中管理するなどの機能により、介護従事者の見守りに対する負担軽減する機種でございました。次に多かったものは、介護従事者の体に装着し、要介護者を持ち上げる際に腰にかかる負担軽減する効果を有する移乗用機種でございました。  今申し上げた見守り用については、施設サービス事業所からの要望が多く、また、移乗用につきましては、在宅サービス事業所からの要望がそれぞれ多かったところでございます。 ◆北村光一郎 委員  事業所サービス形態により、導入を希望するロボット機種に差が出ているということは、多くの事業所問題意識を持ちながら、必要と考え機器を選択した結果なのではないかと考えます。それだけに、介護従事者が抱えている労働負担軽減は急務であり、ぜひとも、こうした状況を改善する有効な手段となり得る介護ロボット普及を国の方針にのっとり進めていくべきと考えます。  以上を踏まえて、最後質問になりますが、今年度の介護ロボット導入施策に関する国の検討状況についてはどのように把握されているのか、また、札幌市として介護ロボット普及に向けてどのように取り組んでいく考えがあるのか、お伺いいたします。 ◎渋谷 高齢保健福祉部長  国の検討状況札幌市としての普及に向けた取り組みについてでございます。  まず、厚生労働省の来年度予算概算要求資料等を見ますと、今回と同様の補助事業を行うとの情報は入っておりませんが、試作段階機器を現場で実証するなど、介護ロボット開発あるいは普及を加速させる事業などが盛り込まれているところでございます。また、ことし9月に開かれた国の社会保障審議会介護保険部会において、ロボット活用している事業所には介護報酬の上乗せをする、あるいは、人員または設備基準の緩和を検討してはどうかという提案も行われているところでございます。  札幌市としては、介護ロボット普及については、まずは機器そのもの有効性を広く知ってもらうことが大変重要だと考えておりますことから、介護従事者対象に実施する研修事業などの中でロボットに関する内容も取り上げていくことを予定しております。 ◆北村光一郎 委員  来年度の介護ロボット施策に関する国の検討状況、そして札幌市の考えについては理解いたしました。  ニッポン一億総活躍プランにおいても、介護人材確保に向けて、介護業務生産性向上を通じた労働負担軽減が一つのテーマに挙げられている以上、来年度も、国の施策を踏まえつつ、支援を継続していただくことを要望して、この質問を終わらせていただきたいと思います。  続きまして、国保料コンビニ収納についてでございます。  本市では、平成29年度より、国民健康保険料コンビニエンスストアで支払いできるよう、現在、電算システムを開発中とのことで、それに先立って、今年度中に収納代行業者と徴収の委託契約を行うために債務負担行為の設定をするとのことでございます。  これまで、国民健康保険料は、口座振替にしない限り、毎月、納付通知書を持って金融機関や区役所の窓口に行って支払いをしなくてはならず、特に、共働き世帯などでは、平日の日中に納付するのはなかなか都合がつかないとの意見を聞いておりました。うちの会派のよこやま議員も、この辺を議会の中で何回か質問させていただいたところでございます。  今回のコンビニ納付の開始は、これにより保険料収納率を上げるというよりは、市民の利便性向上のための納付機会を拡大しようという目的が大きいと聞いております。行政手続納付を少しでも簡素化できることで、暮らしの質の向上を図るという点から評価できるものと考えております。  そこで、質問ですが、今回、国民健康保険料コンビニ納付を実施することとなった経緯についてお伺いいたします。 ◎富樫 保険医療部長  国保料コンビニエンスストア収納についてのご質問でございます。  コンビニ収納の実施に至った経緯についてですが、全国的にも市町村における国民健康保険料納付しやすい環境づくりに向けた取り組みとして多様な納付方法確保が挙げられておりまして、政令指定都市札幌市の近隣市町村でも、現在、ほとんどの自治体がコンビニ収納を実施している状況になっております。  札幌市におきましては、既に市税平成23年度からコンビニ収納を本格実施しているところですが、国民健康保険料につきましては、金融機関窓口があいている平日の時間帯に納付できないので、曜日や時間に余り制約されないコンビニエンスストア納付したいという要望が日常的に寄せられていたところでございます。  そこで、昨年策定された札幌まちづくり戦略ビジョンアクションプラン2015の暮らし・コミュニティの政策目標のところで、地域に密着した保健福祉サービスを提供する環境づくり事業として実施することとなったものでございます。 ◆北村光一郎 委員  コンビニ収納を実施するに当たって、今の内容は大体わかりました。  収納代行業者との契約の問題ですが、収納代行業者とはどのような業者で、何社ぐらいあるのか、教えていただきたいと思います。  次に、収納代行業者手数料はどのように決まっていくのか、これが2点目です。  3点目ですが、収納代行業者によってコンビニ納付できる店舗が異なってくるのか、おおむねどれぐらいの店舗コンビニ納付ができるのか、この3点を質問いたします。 ◎富樫 保険医療部長  収納代行業者とはどのような業者で、何社ぐらいあるのかとのご質問でございます。  まず、収納代行業者とは、市町村にかわってコンビニの本部と契約し、コンビニを介して保険料などを集金した上で、一括して市町村に送金する事務を行う業者でございます。現時点において、他の政令指定都市国民健康保険料市税水道料金などのコンビニ収納代行の実績のある業者は、全部で7社となっているところでございます。  次に、収納代行業者との手数料はどのように決まるのかというご質問でございますが、収納代行業者との手数料につきましては、収納1件当たりの単価を競争入札で決定するものでございます。  最後に、収納代行業者によってコンビニ納付できる店舗が異なってくるのか、おおむねどれぐらいの店舗コンビニ納付できるのかとのご質問でございます。  収納代行業者によって若干異なりますが、どの代行業者でも基本的には大手のコンビニは全て対応しておりまして、全国で言えば約6万店舗、道内では約3,000店舗札幌市内では約1,000店舗納付できることとなっております。 ◆北村光一郎 委員  ただいまの答弁によりますと、コンビニ納付は、収納代行業者によって納付できる店舗は若干異なるものの、これまでと比べて納付できる場所が格段にふえることとなり、特に金融機関が少ない地域に市外転出された方にとっては納付しやすい環境が整うことになると思います。  一方で、3年間で手数料が約1億円と大きな金額が想定されているところであり、適正な入札により、少しでも手数料を引き下げるとともに、保険料収納効果が少しでも上がるように努力していただくことを要望して、質問を終わらせていただきます。 ○こじまゆみ 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○こじまゆみ 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○こじまゆみ 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第8号中関係分及び第9号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○こじまゆみ 委員長  異議なしと認め、議案2件は、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第10号 平成28年度札幌介護保険会計補正予算(第2号)を議題といたします。  質疑を行います。  質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○こじまゆみ 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○こじまゆみ 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第10号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○こじまゆみ 委員長  異議なしと認め、議案第10号は、可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第31号 平成28年度札幌一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。  質疑を行います。  質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○こじまゆみ 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○こじまゆみ 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第31号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○こじまゆみ 委員長  異議なしと認め、議案第31号は、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午後1時14分...