(
武市憲一議員登壇)
◆
武市憲一議員 私は、ただいまより、
札幌市議会議員を代表いたしまして、故人となられました伊与
部年男議員に対し、謹んで追悼の言葉をささげます。
ことし初めての
定例会となります
平成28年第1回
定例会が、きょう、開会となりました。
しかし、この議場に伊与
部年男議員の姿がありません。あなたは、去る1月31日、何の前ぶれもなく、帰らぬ人となられました。私どもは、突然の悲しい知らせを聞き、ただただ驚くばかりでございました。ここにいる
議員全員の誰よりも、
議員としての経験、人としての経験が豊かな伊与
部議員の存在は余りにも大きく、その姿を拝見することができないことは、私どもにとって痛恨の
きわみでございます。
つい先日、最愛の奥様を亡くされ、さぞかし気を落とされているのではないかと案じておりましたけれども、この
定例会にはいつものような元気な姿を当然見せていただけるものと思っていたやさきのことであり、まことに無念であります。
さらに、ご遺族の皆さんにおかれましては、私ども以上に深い悲しみの中でつらい思いをされていることと存じます。その心中をお察しいたしますと、お慰めの言葉も見つかりません。ここに、謹んでお悔やみを申し上げる次第でございます。
振り返りますと、あなたは、政党での経験を礎に、昭和54年、
札幌市政への熱き思いを胸に
札幌市議会議員選挙に打って出られ、初当選を果たされて以来、実に、10回
連続当選を重ね、36年余にわたり市政の発展に大きく貢献されました。この間、
経済公営企業委員長、
決算特別委員長、
議案審査特別委員長などの要職を歴任され、
平成5年から
平成7年にかけては第27代
札幌市議会副議長を務めたのであります。
こうした
地方自治の推進に尽くされたご功績に対し、
平成2年には
札幌市
市政功労者表彰、
平成13年には
藍綬褒章など数多くの栄誉に浴されたのであります。
また、日ごろから、
ベテラン議員として、豊富な経験をもとに、
後輩議員のよきアドバイザーとしてその役割を十二分に務められたほか、人間味豊かなお人柄から、会派を超えて厚い信頼を得ておりました。私は、そのようなあなたと時期を同じくして市政に参画できましたことを、心から誇りに思うものであります。
あなたは、常々、俺は死ぬまで
議員をやるんだと力強く宣言しておられました。これを
言葉どおりに完遂したことは、さすが、伊与部さん、こう感嘆しているところではありますが、しかしながら、まだまだ頑張るんだ、次の25期でも初議会で3回目の
臨時議長を務めるんだ、こうおっしゃっていたことを忘れたわけではないでしょうね。でも、一番悔しい思いをしているのは、伊与部さん、あなたご自身だろうと思います。
私が
市議会に当選したのは、あなたにおくれること4年、昭和58年でした。以後、私は、選挙のたびに、先輩であり、なおかつ、小樽にゆかりのある者同士としてあなたの背中を追いかけてまいりました。この24期においては、あなたが
最多当選の10期、続いて私が9期となりました。しかし、あなたが突然旅立たれたことで、誰も私の前に
議員がいなくなってしまったことを思いますと、本当に寂しい思いがいたします。きょうからは、68人の
議員のトップを走っていたあなたのありし日の姿を思い起こしながら、私も、さらに
札幌市の発展に尽くしていきたいと感じているところであります。
伊与部さん、もはや、独特の伊与部節を聞くことも、笑顔を見ることもできません。しかし、あなたのご功労は本市の歴史の上にしっかりと刻まれ、あなたが熱心に
札幌のことを思い続けてきたその心は、必ずや後世に受け継がれていくことと思います。
伊与部さん、どうぞ安らかにお眠りください。そして、あなたが愛してこられた
札幌のまちを、
札幌市議会を、いつまでも温かく見守ってください。
ありし日の伊与
部年男議員の活躍をしのび、生前のご功績に深甚なる敬意を表しますとともに、心からご冥福をお祈り申し上げ、追悼の言葉といたします。
平成28年2月17日。
札幌市議会議員武市憲一。
――
――――――――――――――――
○議長(
鈴木健雄) それでは、ここで、
事務局長に諸般の報告をさせます。
◎
事務局長(
本間章弘) 報告いたします。
山口かずさ
議員は、所用のため、本日の会議を欠席する旨、届け出がございました。
監査委員から、
監査報告3件が提出されましたので、各
議員控室に配付いたしました。
本日、市長から、
平成28年度各
会計予算説明書(
一般会計・
特別会計)の
正誤表が提出されましたので、その写しを各
議員控室に配付いたしました。
本日の
議事日程、
陳情受理付託一覧表は、お手元に配付いたしております。
以上でございます。
〔
一覧表は
巻末資料に掲載〕
――
――――――――――――――――
○議長(
鈴木健雄) 次に、去る12月10日の本会議において当選されました
本市選挙管理委員を、順次、ご紹介します。
まず、
伊藤委員長。
◎
選挙管理委員長(
伊藤知光) ただいまご紹介をいただきました
選挙管理委員の
伊藤知光でございます。
公正・中立な立場でその責務を果たしてまいりたいと思います。どうぞよろしく
お願いを申し上げます。(拍手)
○議長(
鈴木健雄) 次に、
川口谷委員。
◎
選挙管理委員(
川口谷正) 同じく、
川口谷 正でございます。
真面目にやります。どうぞよろしく
お願いします。(拍手)
○議長(
鈴木健雄) 次に、
馬場委員。
◎
選挙管理委員(
馬場泰年) 同じく、
馬場泰年でございます。
職務を一生懸命全うしてまいります。どうぞよろしく
お願いをいたします。(拍手)
○議長(
鈴木健雄) 次に、
西村委員。
◎
選挙管理委員(
西村茂樹) 同じく、
西村茂樹でございます。
同様、この職責をしっかりと果たしてまいりたいと思います。今後とも、ご指導のほどをよろしく
お願いいたします。(拍手)
――
――――――――――――――――
○議長(
鈴木健雄) これより、議事に入ります。
日程第1、会期の件を議題とします。
(
細川正人議員「議長」と呼び、発言の許可を求む)
○議長(
鈴木健雄)
細川正人議員。
◆
細川正人議員 会期設定の動議を提出いたします。
本
定例会の会期を本日から3月29日までの42日間とすることを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木健雄) ただいまの
細川議会運営委員長の動議に対し、所定の
賛成者がありますので、本動議を直ちに問題とし、採決を行います。
動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木健雄) 異議なしと認めます。
したがって、本
定例会の会期は、本日から3月29日までの42日間と決定されました。
――
――――――――――――――――
○議長(
鈴木健雄) 次に、日程第2、
議案第1号から第60号までの60件を
一括議題とします。
いずれも、市長の提出によるものです。
提案説明を求めます。
秋元市長。
(
秋元克広市長登壇)
◎市長(
秋元克広)
提案説明に先立ちまして、このたびの伊与
部年男議員の突然の訃報に接し、
札幌市を代表いたしまして、心からの哀悼の意を表させていただきます。
伊与
部年男議員は、昭和54年に初当選されてから、10期にわたり、
札幌市議会議員としてご活躍されました。この36年9カ月もの間、
札幌市政と
札幌市民のために心血を注がれ、まさに、この
札幌市の発展に人生をささげていただいたと言っても過言ではございません。
昨年の
統一地方選挙後、初の
臨時市議会においては、
臨時議長として
議長席に座り、
新人市長である私にも、しっかりした行政を行うよう激励くださったことが今でも強く印象に残っております。
ご生前の多大なるご功績をしのび、故人の安らかなご冥福を心からお祈り申し上げまして、私の追悼の言葉とさせていただきます。
ただいま上程をされました
平成28年度予算を中心とする諸案件の説明に先立ちまして、一言、所信を申し述べさせていただきます。
私が
札幌市長に就任しましてから、9カ月が経過をいたしました。この間、市民の皆様、そして
市議会議員の
皆様方のお力添えをいただきながら、
大都市札幌のかじ取りという大変な重責を担わせていただきましたことを、この場をおかりして、深く感謝申し上げます。
私は、
市長就任後、これまでの経験を生かし、新人ながらも即戦力の市長として
スタートダッシュを心がけ、急ぎ着手しなければならない事業などを
補正予算に盛り込むとともに、約半年間という短い期間で
札幌市
まちづくり戦略ビジョン・
アクションプラン2015を取りまとめるなど、
スピード感を持って
市政運営に当たってまいりました。さらには、人を大事にするということを原点に据え、地域の実情をしっかりと見詰め、徹底的な
地域主義で
市政運営を進めるため、積極的に地域に赴き、市民の皆様の生の声に直接触れてきたところであります。
そして、就任2年目となります本年の年頭に当たり、私は、1年間の抱負を示す漢字に躍動の「躍」という一文字を掲げました。本年は、私自身、これまで以上に勢いを増し、身を粉にして全力でさまざまな課題に取り組む躍動の一年としてまいります。
このことによって、年齢や性別、障がいの有無にかかわらず、全ての市民がさまざまな場面で活躍でき、
札幌の経済が躍進し、
札幌が大きく飛躍していくための道筋をつけ、誰もが安心して暮らし生涯現役として輝き続ける街と
世界都市としての魅力と活力を創造し続ける街という、相互に関係し合い、高め合う二つの未来の
札幌の姿を目指していきます。
来る
平成28年度は、
札幌がウインタースポーツの
拠点都市として飛躍するために極めて重要な一年となります。来年2月に
札幌と帯広で開催されます2017
冬季アジア札幌大会には、国内外から多くの方々が訪れます。この大会を機にさまざまな交流が生まれ、
札幌や帯広だけでなく、
北海道全体の魅力を体感していただけるよう、心のこもったおもてなしでお迎えしたいと思います。そして、この大会を成功に導き、
子どもたちに夢と希望を与える
冬季オリンピック・パラリンピックの招致に向けた
取り組みを一層加速してまいります。
本年にも予定する
開催概要計画の取りまとめを含め、
招致活動の推進に当たっては、市民を初め、
地元経済団体や
競技団体などと一体となり、熱意を持った
招致運動を
北海道全体に広げていくことが何より重要でありますことから、市民・企業・行政の総力、
市民力を結集して、
オール札幌、
オール北海道で
取り組みを推し進めてまいります。そのためにも、
北海道との連携を一層深めてまいります。
多くの市民が好きだと思い、全国一と評される魅力的なまちであり続けたい、そして、その誇れる
まち札幌を次の世代である
子どもたちにつないでいきたい、そのような思い、「つづける、つなぐ、つぎへ」という決意を新たに、私は、
市民感覚を持って世の中の動きを確実に捉え、一歩先を見通し、先手を打つ
市政運営を行ってまいります。
それでは、
平成28年度の予算の
編成方針につきましてご説明いたします。
我が国の経済は、雇用・
所得環境が改善し、
原油価格の
低下等により
交易条件が改善する中で、緩やかな
回復基調が続いており、今後も堅調な民需に支えられた
景気回復が見込まれております。しかし、
個人消費の
改善テンポはおくれ、地方によっては
経済環境にいまだ厳しさがあるほか、
企業収益に比して
設備投資も弱い状況にあるなど、一部に弱さも見られるところであります。
こうした中、国は、
経済成長の隘路の根本には少子高齢化という構造的な問題があるという認識のもと、経済政策と子育て支援、社会保障の強化による成長と分配の好循環を目指した一億総活躍社会の実現に向けた
取り組みを進めていくとしております。また、地方財政につきましては、地方税などの一般財源総額を前年度比プラス0.2%確保した上で、赤字地方債である臨時財政対策債の発行を大幅に抑制するなど、地方が地方創生等の重要課題に
取り組みつつ安定的な財政運営ができるよう配慮することとしております。
このような背景のもと、
札幌市の財政環境につきましては、景気の緩やかな持ち直し等により、歳入では、市税等の一般財源の増が見込まれる一方で、依然として地方交付税への依存度は大きく、また、歳出では、社会保障費が引き続き増加するなど、今後も不透明な状況が続くと見込んでいるところであります。
こうした状況を踏まえて、私の最初の本格予算となる
平成28年度予算につきましては、先ほど申し上げました二つの未来の
札幌が好循環を生み出すことを目指し、今後5年間の収支の見通しを示す中期財政フレームに基づく予算編成を行うことにより、将来世代に過度な負担を残さないよう留意しながら、
アクションプランに盛り込んだ
取り組みを着実に計上いたしました。
中でも、人口減少・超高齢社会を目前に控える中、市民が安心して暮らしていくには雇用の場の確保が何より重要という思いと、子育て世代が安心して子どもを産み育てていけるようにしたいという考えから、さまざまな業種にその効果が波及する観光分野を含めた地域経済の活性化や子育て支援に意を用いたところであります。また、こうした
アクションプランに位置づけられた事業に財源を配分するため、事務の執行方法の工夫や企業会計繰出金の見直しなどの内部努力のほか、土地の売却などの財産の戦略的な活用に優先的に
取り組み、合計で28億円の効果を見込んでおります。
これらの結果、
平成28年度の各会計の予算規模は、
一般会計では9,365億5,000万円で、
平成27年度肉づけ後の予算と比較して3.9%の増となり、また、公債会計を除いた
特別会計、企業会計を合わせた合計では1兆6,010億6,010万円となり、1.8%の増となるものであります。
次に、
議案第1号から第15号までの各会計予算につきまして、その主な事項の内容を
アクションプランに掲げる体系に沿いましてご説明申し上げます。
第1は、暮らし・コミュニティの政策分野についてであります。
まず、互いに支え合う地域福祉が息づく街の実現に向けた施策につきましては、特別養護老人ホームの整備について補助を行い、4施設、320人分の定員増を図るとともに、在宅での療養を希望する方が住みなれた地域で安心して暮らせるよう、在宅医療の体制整備や在宅医療機関と介護サービス事業者の連携を推進してまいります。
また、障がいのある方からの
日常生活や就業などに関する相談への支援体制を強化するとともに、医療・介護関係者や住民などが一体となって、認知症の方やそのご家族の方への早期支援と見守りの体制づくりを進めるなど、誰もが地域で安心して暮らせる環境を整えてまいります。
さらには、ふえ続ける救急需要に対応するため、中央消防署に救急隊を1隊増強するほか、老朽化した消防ヘリコプターを更新するなど、消防体制の強化を図ってまいります。
次に、誰もが生涯現役で活躍できる街の実現に向けた施策につきましては、増加する保育ニーズに対応するため、私立保育所や認定こども園などの整備に対する補助により755人分の定員増を図るとともに、私立幼稚園などにおける特別支援教育に関する補助を拡充するなど、保育や幼児教育の量の拡充と質の向上を図ってまいります。
また、子どもが生まれ育った環境によって将来を左右されることのないよう、子どもの貧困対策計画の策定に着手するほか、児童福祉施設入所児童等の大学進学に係る奨励給付やひとり親家庭の経済的自立に向けた支援の拡充などにも取り組んでまいります。
さらには、高齢者の社会参加支援に係る具体策の検討に着手するほか、身体に障がいのある方に対する外出支援サービスの対象者要件を拡大するなど、年齢や障がいの有無などにかかわらず、誰もが社会に参加できるよう支援を充実してまいります。
次に、地域の課題を地域の力で解決する街の実現に向けた施策につきましては、区や地域の特性を生かしたまちづくり活動を推進するための支援を強化するほか、地域における多世代交流を促進するため、小学校の改築に合わせてまちづくりセンターや児童会館を複合化する
取り組みを引き続き進めてまいります。
第2は、産業・活力の政策分野についてであります。
まず、
北海道経済の成長をけん引する街の実現に向けた施策につきましては、
札幌のまち全体で観光客を受け入れる環境をつくり上げていくために、市民のおもてなし意識の醸成を図るとともに、ホワイトイルミネーションの会場をさらに西8丁目まで拡大するほか、今後の国際大会等の開催や誘致を見据え、
札幌ドームを初めとするスポーツ施設にWi−Fi環境を整備するなど、さまざまな業種にその効果が波及する観光分野の
取り組みを推進してまいります。
また、健康関連産業における研究開発では、食・健康分野に加え、医療分野を新たに支援の対象とするなど、超高齢社会の進行を踏まえた産業の振興を図ってまいります。
次に、国内外の活力を取り込む街の実現に向けた施策につきましては、来年2月に予定されております
冬季アジア札幌大会の開催や、
冬季オリンピック・パラリンピックの招致に向けた準備を進めてまいります。
なお、後ほどご説明いたします
平成27年度の
補正予算において、
冬季オリンピック・パラリンピックの招致及び開催に伴う財政負担に備えるとともに、広く市民の皆様や企業の皆様からの寄附金を受け入れるために、新たに設置いたします基金の造成費として30億円を計上しております。
また、国際会議などを積極的に誘致するため、新たにMICE施設の整備に向けた検討を進めるほか、
北海道がシンガポールに設置する拠点を活用し、ASEAN各国への道産品の輸出ルートを開拓するなど、食関連企業を初めとした市内中小企業の海外展開の
取り組みを支援してまいります。
さらには、企業の本社や本社機能の移転促進を図るため、現行の補助制度に加え、新たに工事費などの開設費に対する補助制度を設けることといたします。
なお、
平成29年度以降は、後ほど
議案第39号においてご説明いたします固定資産税の軽減措置も講じてまいります。
また、将来の
北海道新幹線の
札幌延伸を見据え、
札幌駅周辺のまちづくり計画の策定に向けた検討を進めるなど、
札幌の魅力を高める
取り組みを進め、国内外の活力を取り込む環境整備を進めてまいります。
次に、産業分野の人材を育む街の実現に向けた施策につきましては、将来を担う創造性豊かな人材を育成するため、小学校5年生、6年生の算数において25人程度の少人数指導を試行的に実施するほか、中学校への図書館司書の配置を現行の10校から30校へ拡大いたします。
また、若者を対象にライフプランに関する情報発信を行うとともに、育児休業に係る雇用に対する助成の新設など、企業に対する支援を充実させることによりワーク・ライフ・バランスの推進を図るほか、就業サポートセンターなどにおいてセミナーの開催や求人開拓を通じて高齢者の就労支援を強化するなど、誰もが活躍できる社会の実現を目指してまいります。
さらに、東京圏の大学生を対象とした
札幌への就職支援や、市内企業の採用力や人材育成力の向上支援といった若年層の転出超過を抑えるための
取り組みなど、さっぽろ未来創生プランに位置づけた事業のうち、緊急性の高い事業については、国の地方創生加速化交付金を積極的に活用することにより、後ほどご説明いたします
平成27年度の
補正予算に計上し、
平成28年度の当初予算と一体的に進めてまいります。
第3は、低炭素社会・エネルギー転換の政策分野についてであります。
まず、自然と共生する環境負荷の少ない街の実現に向けた施策につきましては、再開発などの手法により、都心部における駐輪場の整備を行うとともに、利用者のニーズに応じた公園の再整備や老朽化した公園施設の改修を行います。
次に、エネルギー効率の高い持続可能な街の実現に向けた施策につきましては、電気自動車などCO2の排出量が少ない次世代自動車の普及に向け、引き続き、購入費用の一部を補助するほか、燃料電池自動車の普及促進に向けた計画を官民一体となって策定してまいります。
また、再生可能エネルギーが最大限活用される社会システムの構築に向けて、真駒内地区におけるエネルギー需給の見通しに関する基礎調査を行うとともに、将来の水素社会を見据えた次世代型エネルギータウンのあり方について検討を行ってまいります。
さらには、道内連携による市有施設の有効活用を図るため、
議案第34号で提出させていただいている規約により、
札幌市が石狩市、当別町のし尿を受け入れ処理するほか、スプレー缶類の誤った穴あけによる事故や収集車両の火災事故を防止するため、清田区をモデル区としてスプレー缶類の排出・収集方法を変更し、全市実施に向けた検証を行ってまいります。
第4は、戦略を支える都市空間の政策分野についてであります。
世界都市として魅力と活力あふれる街の実現に向けた施策につきましては、創世交流拠点のまちづくりを先導する北1西1地区市街地再開発事業を推進し、今後の
札幌の文化芸術や市民活動の拠点となる
札幌市民交流プラザの整備を進めるほか、民間投資を最大限に活用し、都心にふさわしい土地の高度利用を図るため、南2西3南西地区などの再開発事業を支援してまいります。
また、平成28年11月の供用開始に向け、地下鉄白石駅に隣接した市有地に、区役所を初め、保健センター、区保育・子育て支援センター、(仮称)絵本図書館などを白石区複合庁舎として整備するほか、老朽化が進んだ中央区役所庁舎について、今後の整備に当たっての調査検討に着手いたします。
さらには、災害に強い都市を構築するため、耐震改修工事などに対する補助制度を拡充し、商業施設などの民間建築物や木造住宅の耐震化を促進するほか、学校施設につきましては、今後、本格化する建てかえ需要への対応を見据え、施設や設備の維持・保全を計画的に行ってまいります。
続きまして、歳入の主なものにつきましてご説明申し上げます。
まず、歳入の根幹である市税でありますが、法人市民税について法人税割の税率引き下げなどによる減収を見込む一方で、個人市民税について給与所得に係る納税者数の増加や、固定資産税について新増築家屋の増加を見込んだことなどから、平成27年度と比較して35億円増の2,846億円と見込んでおります。
また、地方消費税交付金につきましては、これまでの収入実績を踏まえまして、
平成27年度と比較して46億円増の384億円を見込んでおります。
次に、臨時財政対策債を含む広義の地方交付税につきましては、税収増等を考慮し、
平成27年度と比較して64億円減の1,351億円と見込み、そのうち、臨時財政対策債については、地方税収の増加を考慮し、
平成27年度と比較して15億円減の505億円と見込んだことから、地方交付税といたしましては49億円減の846億円を計上しております。
次に、市債につきましては、ただいま申し上げました臨時財政対策債は減少するものの、建設債等は増加することから、
平成27年度と比較して189億円増の1,183億円となります。
次に、使用料及び手数料につきましては、
議案第16号から第23号まで及び第59号の各
条例案に関連いたしますので、一括してご説明いたします。
公の施設の使用料やくみ取り手数料など各種の使用料及び手数料につきましては、今後とも安定した市民サービスを提供し、また、受益者負担の適正化を図るという観点から、事務処理経費の増加、または類似施設との均衡等を勘案して、行政の効率化や経費の節減を図った上で、なお必要となる最小限の範囲内での改定を行うこととしたものであります。
以上のほか、その他の歳入につきましても可能な限り計上しているところでありますが、なお不足する財源を補填するために、財政調整基金を26億円取り崩すこととしております。
次に、
特別会計予算についてでありますが、国民健康保険会計につきましては、1人当たりの医療費は増加するものの、被保険者の減少により療養給付費の減が見込まれることなどから、
平成27年度と比較して19億900万円減の2,285億4,900万円を計上しております。
また、介護保険会計につきましては、サービス利用者の増加などに伴う保険給付費の増が見込まれることから、
平成27年度と比較して6億5,181万円増の1,325億4,000万円を計上しております。
次に、企業会計予算につきましては、高速電車事業会計において、安全対策として東豊線全駅へのホーム柵設置を行いまして、これにより全線全駅への設置が完了いたします。
また、下水道事業会計におきましては、
平成28年度からの経営計画である
札幌市下水道事業中期経営プラン2020に基づき、老朽化に伴う下水道施設の再構築や災害対策を重点的に進めてまいります。
以上で、
平成28年度各会計予算の説明を終わります。
次に、各会計の予算及び
補正予算以外の一般
議案につきましてご説明申し上げます。
まず、
議案第16号
札幌ドーム条例の一部を改正する
条例案は、先ほどご説明いたしました受益者負担の適正化による改定のほか、展望台の利用料金区分の改定及び一部有料施設の利用時間の変更を行うものであります。
次に、
議案第21号
札幌市
都市公園条例の一部を改正する
条例案は、先ほどご説明いたしました受益者負担の適正化による改定のほか、豊平公園緑化植物園緑のセンターの改築に伴い、ミーティングルームの使用料を新たに定めるものであります。
次に、
議案第24号
札幌市区の
設置等に関する
条例の一部を改正する
条例案は、
地方自治法の一部改正に伴い、区役所が分掌する事務を
条例で定めるものであります。
次に、
議案第25号は、
札幌市
事務分掌条例の一部を改正する
条例案であります。
これは、
アクションプランで示した重要施策の強力な推進や行政需要増加への対応を図るため、局の再編成を行い、より効果的・効率的な組織体制を整備するものであります。
その主な内容を申し上げますと、第1は、政策立案部門とまちづくりの計画策定・事業実施部門の連携強化を図るため、市長政策室、市民まちづくり局及び都市局を再編し、市長政策室政策企画部、市民まちづくり局都市計画部及び総合交通計画部並びに都市局市街地整備部の一部から成るまちづくり政策局を新設するものであります。
第2は、経済、観光及び国際化推進の各分野を集約し、一体的かつ効率的な施策展開を進めていくため、経済局に観光文化局観光コンベンション部及び総務局国際部の一部を統合し、経済観光局とするものであります。
第3は、
冬季オリンピック・パラリンピック及び国際スポーツ大会招致の機能を強化するとともに、障がい者スポーツの振興など、スポーツを通じたまちづくりを総合的に推進するため、スポーツ局を新設するものであります。
そのほか、市民まちづくり局に観光文化局文化部を統合して市民文化局とし、建設局下水道河川部及び下水道施設部を再編して下水道河川局を新設するほか、局の再編に伴う所掌事務の移管を行うものであります。
次に、
議案第26号及び第27号は、いずれも
行政不服審査法の全部改正に伴うものであります。
そのうち、
議案第26号
札幌市
行政不服審査条例案は、審査庁からの諮問に応じて審査請求について調査審議を行う附属機関である
札幌市行政不服審査会の組織及び運営に関して必要な事項を定めるほか、審査請求人等に対する提出書類等の交付に係る手数料を定めるものでありまして、
議案第27号は、新たな
行政不服審査法の施行に伴う
関係条例の規定整備を行うものであります。
次に、
議案第29号は、
札幌市
発達医療センター条例の全部を改正する
条例案であります。
これは、現在改修工事等のため休館中ですが、
平成28年度から運営を再開する予定である発達医療センターの設置、診療科目等について所要の改正を行うものであります。
次に、
議案第30号は、
札幌市動物の愛護及び管理に関する
条例案であります。
これは、動物の愛護及び管理に関する法律の改正を踏まえ、
札幌市における動物の適正な取り扱い等に関し、新たな
条例を制定しようとするものであります。
その主な内容としましては、
札幌市、市民、動物取扱業者及び動物関係団体並びに動物取扱責任者の責務について定めることや、動物の適正な取り扱い及び罰則の見直しを行うほか、犬猫の引き取り手数料及び収容した猫の返還手数料を新設するとともに、附属機関として
札幌市動物愛護管理推進協議会を設置するものであります。
次に、
議案第31号は、
札幌市立学校設置条例の一部を改正する
条例案であります。
これは、
札幌市教育振興基本計画に基づき、南区真駒内に新たに市立
札幌みなみの杜高等支援学校を設置するとともに、同校と同一の目的及び教育内容を有する
北海道札幌市立豊明高等養護学校の名称を市立
札幌豊明高等支援学校に変更するものであります。
次に、
議案第34号は、石狩市及び当別町のし尿処理事務の受託に関する協議の件であります。
これは、現在、石狩市及び当別町の区域内で収集したし尿及び浄化槽汚泥を処理している北石狩衛生センターの老朽化が進んでいることから、当該し尿等を
札幌市クリーンセンターで受け入れることとし、
地方自治法第252条の14第1項の規定により、当該し尿等の処理事務の委託に関する規約を定め、当該事務を
札幌市が受託することについて石狩市及び当別町と協議するために議会の議決を求めるものであります。
次に、
議案第35号
包括外部監査契約締結の件は、
平成28年度において
地方自治法の規定に基づく包括外部監査を実施するに当たり、税理士である久保英樹氏と包括外部監査契約を締結するものであります。
久保英樹氏は、
平成26年度から
札幌市の包括外部監査人をされている方で、地方公共団体の財務管理など、行政運営に関し、すぐれた識見を有しており、包括外部監査人として適任と考えるものであります。
次に、
議案第36号は、
札幌市
建築審査会条例の一部を改正する
条例案であります。
これは、地域の自主性及び自立性を高めるためのいわゆる第5次一括法による建築基準法の一部改正に伴い、建築審査会の委員の任期を定めるものであります。
次に、
議案第37号は、
札幌市
農業委員会の選挙による委員の定数等に関する
条例の全部を改正する
条例案であります。
これは、
農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、市長が議会の同意を得て任命することとなる
農業委員会の委員の定数を11人と定めるほか、新たに
農業委員会が委嘱することとなる農地利用最適化推進委員の定数を17人と定め、その報酬及び費用弁償について定めるものであります。
次に、
議案第38号は、
札幌市
個人番号利用条例の一部を改正する
条例案であります。
これは、いわゆるマイナンバー法に基づき、
札幌市において新たに個人番号を利用することができる事務等を定めるものであります。
次に、
議案第39号は、
札幌市
税条例の一部を改正する
条例案であります。
これは、地域再生法の改正に伴い、
北海道が定めた地域再生計画に基づき、
北海道知事の認定を受けて、東京都特別区から
札幌市内に本社機能を移転する企業が当該移転に伴って事務所等を新設する場合においては、3年間、当該事務所等に係る固定資産税の軽減措置を講ずることを定めるものであります。
次に、
議案第40号
札幌市
消費者センター条例の一部を改正する
条例案は、消費者安全法の一部改正に伴い、
札幌市消費者センターが同法に基づく施設であることを
条例上明らかにした上で、内閣府令で定める基準を参酌して、同センターの組織及び運営並びに情報の安全管理に関する事項を
条例で定めるものであります。
次に、
議案第41号は、
札幌市
障害者の
日常生活及び
社会生活を総合的に支援するための
法律施行条例及び
札幌市
児童福祉法施行条例の一部を改正する
条例案であります。
これは、指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める厚生労働省令等の一部改正に伴い、
札幌市における当該基準を省令と同様の内容に改正するものであります。
次に、
議案第42号は、
札幌市
婦人保護施設の設備及び運営に関する
条例の一部を改正する
条例案であります。
これは、
婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める厚生労働省令の一部改正に伴い、幅広い人材の中から
婦人保護施設の施設長に関する人選を行うことができるようにするため、当該施設長の資格要件のうち、年齢要件を廃止するものであります。
次に、
議案第43号は、
札幌市
診療所における
専属薬剤師の
配置基準に関する
条例の全部を改正する
条例案であります。
これは、地域の自主性及び自立性を高めるためのいわゆる第4次一括法による医療法の一部改正に伴い、これまで
北海道が
条例で定めていた病院における
専属薬剤師の配置に関する基準並びに人員及び施設に関する基準を
札幌市の
条例で定めるものであります。
次に、
議案第45号は、
札幌市
火災予防条例の一部を改正する
条例案であります。
これは、近年、グリドルつきこんろ等の新たな調理用器具が市場に流通してきており、これらを設置する際の可燃物等との距離の基準が総務省令の一部改正により新たに定められたことから、
条例においても当該基準を新たに定めるほか、所要の規定整備を行うものであります。
次に、
議案第46号から第48号までは、いずれも工事請負契約締結の件であります。
まず、
議案第46号は、消防局本庁舎及び市内8カ所の無線基地局等に設置されている多重無線ネットワークシステムの機器更新に係る工事のほか、それに伴う
札幌市を含む近隣5市消防本部及び1消防組合のネットワーク管理設備の改修工事等を行うものであります。
次に、
議案第47号及び第48号は、いずれも南部高等支援学校の新築に係る主体工事でありまして、主な建物の規模は鉄筋コンクリートづくり地上3階建てで、総延べ面積は9,187平方メートルであります。
以上3件の工事請負契約につきましては、
地方自治法施行令第167条の5の2の規定による一般競争入札により、各
議案記載の請負業者が契約の相手方となりましたので、このたび、それぞれ請負契約を締結しようとするものであります。
次に、
議案第49号は、
円山動物園(仮称)ホッキョクグマ・
アザラシ館新築工事請負契約締結の
件議決変更の件であります。
この工事請負契約は、
平成27年第3回定例
市議会で議決をいただいたものでありますが、ホッキョクグマの出産準備のため、騒音、振動等を伴う作業を一時停止したことから、竣工期限を延長しようとするものであります。
次に、
議案第60号は、
札幌市
介護保険条例等の一部を改正する
条例案であります。
これは、介護保険法の一部改正に伴いまして、新たに地域密着型通所介護の指定に係る手数料を定めるほか、介護保険サービス等の人員、設備、運営等に関する基準を定める厚生労働省令の一部改正に伴い、関係する
条例について所要の改正を行うものであります。
このほか、以上ご説明いたしました
議案以外の一般
議案の内容につきましては、いずれも
議案末尾に記載の理由によりご了解いただけるものと存じますので、説明を省略させていただきます。
また、報告第1号から第5号までは、損害賠償事件に係る附帯控訴の提起、市営住宅に係る調停、
札幌市の業務に関して発生した事故に係る損害賠償及び和解、工事請負契約の金額変更並びに裁決取り消し等請求事件に係る控訴の提起に関する専決処分の報告であります。
次に、
議案第51号から第56号までは、
平成27年度予算の補正に関する
議案であります。
初めに、
議案第51号は、
平成27年度
札幌市
一般会計補正予算であります。
まず、歳入歳出予算の補正項目の第1は、一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策など、国の
補正予算に伴うものでありまして、先ほどご説明した地方創生加速化交付金を活用した若年層の転出超過を抑えるための
取り組みなどを行うほか、
平成28年度当初予算に計上している臨時福祉給付金に先んじて、低所得の高齢者向けに年金生活者等支援臨時福祉給付金を支給するとともに、河川の氾濫等を防ぐ治水整備事業などを行うものであります。
補正項目の第2は、予算の執行状況等を踏まえて所要の予算措置を講ずるものでありまして、主なものといたしましては、利用者の増加などにより当初の見込みを上回ることになった障がいのある方への介護給付費や、多額のご寄附をいただいたことを受けまして奨学基金造成費などの追加を行うほか、先ほどご説明しましたオリンピック・パラリンピック基金の造成費としまして30億円を計上しております。
なお、これに関連いたしまして、
議案第57号
札幌市
基金条例の一部を改正する
条例案を提出しております。
また、当初予算に計上していた国庫支出金などの歳入及び保健福祉費や土木費などの歳出について、決算見込みに合わせた補正を行うものであります。
以上によります
一般会計歳入歳出予算の補正総額は57億9,406万9,000円となり、この財源といたしましては、ただいま申し上げました決算見込みに合わせた歳入の補正によるものも含めて、国庫支出金等の特定財源38億4,743万1,000円を充て、差し引き19億4,663万8,000円の一般財源につきましては、増収が見込まれる市税を充てるほか、繰越金により措置するものであります。
次に、繰越明許費の補正でありますが、これらは、さきにご説明いたしました国の
補正予算に関連する事業のほか、事業の進捗のおくれなどにより年度内の執行が困難と予想される事業につきまして、事業費の全部または一部を翌年度に繰り越すために設定するものであります。
次に、債務負担行為の補正でありますが、契約準備行為に相応の時間を要する事業のうち、年度当初から事業を開始する必要があるもののほか、工事の早期発注による事業執行の平準化を図るため、道路・街路新設改良事業の一部についてそれぞれ債務負担行為を設定することとしております。
また、
夜間急病センターにつきまして、
指定管理者制度に係る協定の期間が本年度末をもって満了することから、本年度中に次年度以降の運営管理業務に係る協定を締結するために債務負担行為を設定するものであります。
なお、これに関連いたしまして、
夜間急病センターの
指定管理者を指定するため、
議案第58号 公の施設の
指定管理者の指定の件を提出しております。
次に、
議案第52号
平成27年度
札幌市
土地区画整理会計補正予算は、東雁来第2地区土地区画整理事業について、決算見込みに合わせた歳入歳出予算の補正を行うとともに、保留地処分金の一部をまちづくり推進基金に積み立てるほか、契約準備行為に係る債務負担行為の設定を行うものであります。
次に、
議案第53号
平成27年度
札幌市
駐車場会計補正予算は、円山公園駐車場運営管理について、第2駐車場立体化工事の完了に伴い、指定管理制度に係る協定の変更を行うため、債務負担行為の設定を行うものであります。
次に、
議案第54号
平成27年度
札幌市
国民健康保険会計補正予算は、
平成26年度に概算交付された国庫負担金の額が確定したことに伴い、その超過受け入れ分について返還金を追加するものであります。
次に、
議案第55号
平成27年度
札幌市
公債会計補正予算は、このたびの
一般会計の補正に伴う市債の整理を行うものであります。
最後に、
議案第56号
平成27年度
札幌市
下水道事業会計補正予算は、契約準備行為に係るもののほか、工事の早期発注による事業執行の平準化を図るため、管路整備費の一部についてそれぞれ債務負担行為の設定を行うものであります。
以上で、ただいま上程をされました各案件についての説明を終わります。よろしくご審議のほどを
お願い申し上げます。
○議長(
鈴木健雄) お諮りします。
ただいま説明のありました
議案60件のうち、
議案第1号から第45号まで、第50号から第60号までの56件につきましては、議事の都合上、その議事を延期することとし、
議案第46号から第49号までの4件につきましては、これよりその議事を続行したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木健雄) 異議なしと認めます。
したがって、そのように決定しました。
これより、
議案4件に対する質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑を終了します。
(
細川正人議員「議長」と呼び、発言の許可を求む)
○議長(
鈴木健雄)
細川正人議員。
◆
細川正人議員 委員会付託の動議を提出いたします。
ただいま議題とされております
議案4件を、財政市民委員会に付託することを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木健雄) ただいまの
細川議会運営委員長の動議に対し、所定の
賛成者がありますので、本動議を直ちに問題とし、採決を行います。
動議のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木健雄) 異議なしと認めます。