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平成27年(常任)厚生委員会−07月30日-記録

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  1. 札幌市議会 2015-07-30
    平成27年(常任)厚生委員会−07月30日-記録


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    平成27年(常任)厚生委員会−07月30日-記録平成27年(常任)厚生委員会  札幌市議会厚生委員会記録            平成27年7月30日(木曜日)       ────────────────────────       開 会 午後0時58分     ―――――――――――――― ○丸山秀樹 委員長  ただいまから、厚生委員会を開会いたします。  報告事項でありますが、本日、審査を行います陳情第8号につきましては、7月27日までに5万2,019人の署名提出がありましたけれども先ほど518人の署名の追加があり、陳情書への記載が間に合わなかったものを含め、合計署名者数は5万2,537人となっております。また、提出者より資料の提出がございましたので、お手元に配付しております。  それでは、議事に入ります。  陳情第8号 札幌動物愛護センター新設に関する陳情を議題といたします。  陳情第8号は、本日が初審査ですので、提出者から趣旨説明を受けるため、委員会を暫時休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午後0時59分       再 開 午後1時13分     ―――――――――――――― ○丸山秀樹 委員長  委員会を再開いたします。  質疑を行います。 ◆阿部ひであき 委員  私から、幾つか質問したいと思います。  今回の動物愛護センター新設に関する陳情を受けて、私は、先週、旭川市の中心部に建設して大変大きな成果を上げている旭川動物愛護センターあにまあるを視察してきました。あにまあるは、旭川市のまちの中、特に官公庁街設置しており、譲渡の積極的な推進、そしてまた、犬や猫の殺処分を極力低減する取り組みを進めています。施設内には充実した診療施設最新手術室を完備して、譲渡する犬猫不妊手術を施すなど、殺処分ゼロに向けた取り組みをきっちりと実践しており、感銘を受けてきたところであります。  しかしながら、本市の現状動物管理センターは、残念なことに、殺処分イメージが残る施設であり、あにまあるとは印象が大きく異なっております。しかも、現在の動物管理センター保護収容施設は、北区の外れに当たる篠路町福移にあり、交通の便も悪く、市民が足を運びにくいため、本来あるべき動物愛護管理推進中心的役割を担う拠点イメージとはかけ離れたものであります。私は、今、まさに世の中の流れが動物愛護に軸足を移している中、本市も新しい動物愛護センター新設するべき時期に来ていると改めて強く感じています。
     また、市の中心部動物愛護センター新設することによって大きく譲渡推進され、この事業にとって必要不可欠なボランティアも足を運びやすく、活動の中心となって市民の交流が深まることにもつながるものと考えます。また、環境省も、動物愛護及び管理に関する施策の推進を図るためには、動物愛護センターを整備する必要性をうたっているところであります。  動物愛護センター新設する場合に、まず問題になるのは立地条件であります。現在の北区福移では市民が足を運びにくいというのは先ほど申したとおりでありまして、私自身は中央区が一番よいのではないかと考えております。さらに、動物と触れ合えるなど、市民が気軽に交流できる施設こそが必要であると考えます。  そこで、動物愛護センター新設方向性について、まず、質問したいと思います。  さらに、動物愛護センター新設検討について、具体的にはいつからどのように進めていくのか、市の考えを伺います。  また、厳しい財政状況にありますが、特に必要性といった観点から総合的に見て、新たに調査費を計上して時代に合った新たな施設整備計画を立てるよう一歩踏み出すべきではないかと思いますけれどもいかがか、伺います。 ◎石田 生活衛生担当部長  まず、1点目の動物愛護センター新設検討についてでございます。  札幌市では、平成27年5月に札幌動物愛護管理基本構想を策定しておりまして、その中で、人と動物が幸せに暮らせるまち・さっぽろを目指して、動物管理センター動物愛護管理推進中心的役割を果たせるように機能充実強化を図ることとしております。  動物管理センターあり方につきましては、さまざまな機会を捉えて検討を進めてきたところでございますが、施設新設の是非につきましては、今回の陳情趣旨を踏まえまして、庁内関係部局の調整を含め、今年度以降もさまざまな観点から検討を続けてまいりたいと考えております。  次に、2点目の時代に合った新たな施設整備計画検討につきましては、さらなる動物愛護推進、また、関係団体などとの連携協働において中心的役割を果たすためには、さまざまな機能充実強化が必要となることから、旭川市、横浜市を初めとした先進都市事例を調査するなど、議論を深めてまいりたいと考えております。 ◆阿部ひであき 委員  あにまあるに視察に行ったときの話ですが、移転前はもともと嵐山という立地条件の悪いところで、山の中にあったということでした。しかし、市街地に移したことによって見学者年間4,000人ほどふえ、また、犬や猫の収容スペースは移転前の6倍に広がり、保護収容期間を長く確保できるようにしたこともありまして、平成25年度、26年度ともに犬の殺処分ゼロを達成したということであります。さらに、市の中心部に移転して積極的に譲渡や啓発を行ったことが大きく評価され、全国的にも一躍有名となって、環境省でも旭川の姿勢が全国に広がってほしいと注目されているところであります。また、私もよく目にしますが、SNS、インターネット等々を使って情報を拡散しながら本当にうまく回転している現状でありまして、そうしたところも含めて、旭川市の取り組みはまさに先進事例であるというふうに思います。  もう一つ、非常に特徴的だなというふうに思ったのは、施設内に手術室治療室といったものを設けております。そして、札幌では外猫という言い方をするのでしょうか、旭川市では外猫のことを地域猫という言い方をしておりましたが、いわゆる飼い主のいない猫に対して避妊や去勢などの不妊手術を実施するなど、そうした対策を着実に進めている状況であります。本市の動物管理センターにはこのような先進の診療施設がない現状ですから、私は、本市も早急に動物愛護センターを建設して、旭川市のような最新動物用医療設備を整えていくことが重要だと考えます。  そこで、飼い主のいない猫の対策について質問したいと思います。  この5月に公表された札幌動物愛護管理基本構想の中でも、収容動物健康管理を進めることを掲げていますが、今後、医療面での充実を図る考えがあるのか、伺います。 ◎石田 生活衛生担当部長  飼い主のいない猫の対策を進めるための医療面充実についてでありますが、委員のご指摘のとおり、現在の動物管理センターには、旭川市の動物愛護センターにあるような最新動物用医療設備は備えていない現状にございます。  札幌市では、猫に関する苦情は電話相談年間5,000件以上が寄せられておりまして、実際に現地に赴いた件数は年間約800件となっております。その苦情の大半が、全国的にも問題となっている飼い主のいない猫に関するものでございまして、本市においても大変重要な課題であると捉えているところでございます。その対策一つといたしまして、行政、愛護団体連携し、地域方々の理解や協力連携のもと、飼い主のいない猫の避妊や去勢手術を実施することができれば大きな効果をもたらすものと考えております。  今後とも、先進都市事例を参考としながら、動物医療面充実を含め、動物管理センター機能充実について検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆阿部ひであき 委員  新設といった面も当然必要であって、新設しながら、そのセンターをどのように活用していくのか、さらには、殺処分をゼロにしていくのか、地域猫あるいは外猫と言われる飼い主のいない猫をこれからどのようにしていくのか、そういう幅広い視点は今後も必要になってくると私も思います。殺処分ゼロを目指すことをしっかりと掲げ、札幌市はこれからもきちんと取り組むべきではないかというふうに思います。  また、もう一つ課題として譲渡といった面が挙げられるのではないかと思います。飼い主の問題は非常に重要でありまして、飼えなくなって持ってくる方々には、本当に飼えないかどうかということを確認する、あるいは、ぜひともこれを引き取りたいと言う人たちにはこれからしっかりと面倒を見てもらうためにも、そうしたところの取り組みもしっかりやっていかなければならないのではないかと思います。これは、あにまあるの話ですが、譲渡の際には譲渡前講習を義務づけたり、また、譲渡推進策として譲渡後のアフターケアも含めてしっかりとやっているという印象がありました。  そこで、譲渡推進していくに当たって、保護収容している犬猫の飼育を希望する市民への対応について本市はどのように考えているか、質問したいと思います。  また、譲渡後のアフターケアについてどのように対応しているのか、伺いたいと思います。 ◎石田 生活衛生担当部長  譲渡後のアフターケアについてお答えいたします。  譲渡講習会につきましては、札幌市においても、過去に犬猫の飼育を希望する市民に対して実施しておりましたが、現在では、譲渡希望者一人一人に聞き取りを行い、譲渡が可能かどうか、その適正を判断するなど、個別に対応しながら譲渡を進めていく方式をとっております。また、譲渡後のアフターケアといたしまして、家族の一員となったその後の様子を写真とともにご報告いただき、札幌市のホームページ上でその後についてのお便りを一部紹介するとともに、福移支所において閲覧用としてファイリングしたり、掲示板で紹介するなどの対応を行っているところでございます。 ◆阿部ひであき 委員  犬猫が欲しい、飼いたいと思っている方々一人一人に対する個別の対応というのは、私も大変重要であるというふうに思います。  今年度、札幌市は、札幌動物愛護管理基本構想を策定し、この基本構想に基づき、人と動物が幸せに暮らせるまち・さっぽろの実現を目指すこととしております。しかし、陳情者の主張のとおり、現在は二分化されている施設あり方利便性の悪い札幌動物管理センターでは、この実現に向けてどう工夫しても物理的に無理なのではないかと思います。したがって、拠点となる施設整備がなければ絵に描いた餅であると私は思います。さまざまな年代の方々がいつでも利用できる市民の交流の場となるような、また、動物を通じて子どもたちに命の教育ができるような動物愛護基幹施設として、動物愛護センター新設が求められます。ぜひ、具体的な施設整備計画検討していただかなければならない、このことを強く指摘するものであります。 ◆成田祐樹 委員  陳情趣旨を踏まえながら、何点か質問させていただきたいと思います。  先ほど自民党の阿部委員もおっしゃっていた旭川市のあにまあるには、私も5月半ばに見に行かせていただきました。また、民主党・市民連合の有志としても、おととい、新潟市の動物愛護センターを視察させてもらいました。そういった部分を含めて、何点かお伺いしたいと思います。  本市は、5月28日に札幌動物愛護管理基本構想を策定され、そして、札幌市の動物愛護管理に関する条例制定、また、札幌動物愛護管理推進計画(仮称)の策定と動物管理センターあり方検討について、今後取り組んでいく方向性を示されました。とりわけ、2013年に動物愛護管理法の改正が行われたことから、動物愛護取り組みに関しては他の政令市においてもどんどん行われて、既に条例制定及び愛護センター設置などが進んでいる市もあると聞いております。先ほどお話しした新潟市もその一つだと思います。  そこで、札幌市の動物愛護管理に関する条例については、具体的にいつごろまでに制定するご予定なのか、ご見解をお聞かせ願えればと思います。 ◎石田 生活衛生担当部長  動物愛護管理に関する条例制定時期についてでございます。  札幌市では、犬猫に関する迷惑問題や遺棄、虐待など、さまざまな課題が後を絶たない状況にございます。また、大幅に改正されました動物愛護管理法平成25年9月に施行され、自治体においては動物愛護に関する取り組みのさらなる推進が求められることとなりました。こうしたことから、平成27年5月末に札幌動物愛護管理基本構想を策定いたしまして、札幌市が抱える喫緊の課題の解決に向けて動物愛護管理に関する条例制定することとしております。具体的な条例制定の時期につきましては、平成27年度中の制定を目指して、現在、関係機関庁内関係部局と調整を行っているところでございます。 ◆成田祐樹 委員  平成27年度中ということで、できるだけ早い制定をお願いしたいと思っております。  ただ、この条例制定されてしまえば、当然ながら、既存の動物管理施設ではその条例に沿った運用をするのは少し難しいというふうに思います。陳情者からも、現状施設では、動物愛護をするというよりも、残念ながら殺処分をしてしまうということでご説明をいただいたと思いますが、条例はつくる、でも今の施設でやっていくというのは、今の状況考えると非常に難しいのではないかというふうに思うのです。  そこで、条例制定を見越して、将来的な動物管理センターあり方について市はどのように考えているのでしょうか。  陳情者趣旨説明されておりましたが、市は動物愛護センター設置検討する方針を持ち合わせているのか、見解をお聞かせいただきたいと思います。 ◎石田 生活衛生担当部長  動物愛護センター設置検討する方針を市が持っているかどうかというご質問でございます。  基本構想で掲げている目標達成や新たに制定する条例に基づく取り組み推進するためには、動物管理センターあり方を見直して機能強化充実を図ることが不可欠であると私どもも認識しているところでございます。これまでも、基本構想に基づいて、動物管理センターあり方についてさまざまな機会を捉えて検討を進めてまいりましたが、施設新設観点というよりも、動物管理センターにどのような機能を持たせるのかという議論中心に行ってきたところでございます。  今後は、先ほど申し上げましたとおり、今回の陳情趣旨あり方検討委員会からいただいた提言を踏まえまして、先進都市事例も調査するなど、さまざまな観点から議論を深めてまいりたいと考えております。 ◆成田祐樹 委員  機能強化が不可欠ということで、ぜひご検討いただければと思います。  少し話を変えまして、ここにかかわる団体等々についてのお話ですが、とりわけこういった動物愛護に関しては、非常に熱心に取り組まれているNPO団体市民団体の方がたくさんいると聞いております。先ほど陳情者は、愛護センターができれば団体としても動物愛護取り組みをより手伝うことができるというようなこともお話しされていたというふうに思うのです。市民皆さんがお手伝いをするというのは、行政側にとっては、ある意味で非常に強力な支援だと思います。  こうした団体がさまざまな力を合わせて施設を助けていくようになると思うのですが、こういったことが起きた場合、施設運営面においてはどのようなよい影響が出てくるのか、もし見解を持っていらっしゃればお聞かせ願いたいと思います。 ◎石田 生活衛生担当部長  市民団体による施設運営面へのよい影響についてというご質問でございます。  動物愛護取り組みは、行政のみならず、市民団体動物愛護団体、さらには獣医師会事業者など、さまざまな主体と一体となって推進していくことが極めて重要であると私どもは認識しております。現在の動物管理センター機能強化検討するに当たっては、このような連携協働取り組みを実施していける体制づくりを目指して検討を進めることで、動物愛護に関するより高い普及啓発効果が得られるものと考えております。 ◆成田祐樹 委員  お伺いして、非常に高い可能性というか、いろいろな期待が持てるものになるのではないかということがわかりました。  もう1点お伺いさせていただきたいのですが、愛護センターは、単純に動物だけを保護するとか大事にするだけではなくて、マナーやモラルを学ぶこと、生命エネルギーについて考える場になること、また、動物愛護精神を啓蒙していくことで、特に子ども教育的な効果についてメリットがあるというふうに聞いております。昨今、残念ながら、動物に限らず、残虐な事件が相次いで起こっていることもありまして、身近にいる動物を大切にするという精神は、青少年の健全な育成にもつながるのではないかというふうに考えております。  こうした教育という部分が付加されていくことを考えると、動物愛護センターは、単純に動物愛護施設として捉えるだけではなく、市として、教育的な効果部分考えながら愛護施設設置に取り組んでいただきたいと思うのですが、それについても見解をお聞かせ願えればと思います。 ◎石田 生活衛生担当部長  教育的な側面を持った愛護施設設置ということでございます。  動物愛護に関する取り組みは、地域、学校、家庭などでさまざまな機会を捉えて普及啓発をしていく必要がございます。特に、次世代を担う子どもたちに対しては、命の大切さなどを教えていくことは、基本構想で掲げる目標、人と動物が共生する社会の実現達成のためにも非常に重要なことであると認識しております。  また、獣医系大学との動物医療分野での連携協働、さらには実習の受け入れなどを進めることによりまして、動物愛護教育推進するための知の拠点としての機能を持たせるなど、施設あり方検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆成田祐樹 委員  今おっしゃっていただいた教育的な効果とか知の集積等も含めて、さまざまな要因、要素、また可能性を持ったものになっていくと思いますので、ぜひ前向きなご検討をお願いしたいと思います。 ◆竹内孝代 委員  さきの質問及び答弁にもありますように、札幌市は、昨年度、札幌動物愛護管理あり方検討委員会からの提言を受けて、札幌動物愛護管理基本構想を策定し、ちょうど5月末から公表しております。その中で、先ほどから何度か出てきておりますとおり、札幌市の掲げる目標というのは、人と動物が幸せに暮らせるまち・さっぽろとしております。そのような中、札幌市は地道な取り組みを行い、そしてボランティア団体皆さん協力を受けて、昨年度、犬の殺処分ゼロを達成したということで、これは大変大きな成果であり、すばらしいことだというふうに思います。その一方で、収容期間が延びることになりますので、現在は施設収容能力を超えてこれまでにない過密状況となっています。  実は、私も、愛犬と暮らす一人として、北区の福移支所を何度か訪問したことがあります。こちらの施設は、処分を前提とした旧態依然のつくりとなっており、どうしても暗いイメージがございます。陳情者の言われるとおり、本当に時代にそぐわないというふうに感じている方は多数いらっしゃいます。そういう中で、平成25年度に動物愛護管理法が改正されて、国が動物愛護及び管理の基本的な考え方を明確に示している中で、札幌市においても、いよいよ動物管理センター保護収容施設の拡充が必要な時期に来ていると私も感じております。  そこでまず、先ほど陳情者からの提出資料にもありますが、全国の他都市動物愛護センター設置状況についてお聞きしたいと思います。  最近は、ほかのどの自治体においても財政状況が厳しくて、さらに建設資材の高騰も課題であり、新しく動物愛護センターをつくるとなると、それ相当の財政の出動が必要になります。このような厳しい財政状況の中で、政令都市を初め、最近の全国建設動向はどのようになっているのか、把握されていることをお伺いいたします。 ◎石田 生活衛生担当部長  政令市を初めとした最近の全国建設動向についてであります。  横浜市では、平成23年4月に動物愛護センターが開設され、旭川市では、平成24年9月にあにまあるという愛称の動物愛護センター市内中心部に開設されたところでございます。また、平成26年4月には浜松市の動物愛護教育センターが、また、平成27年4月には京都動物愛護センター京都府と京都市合築という形で開設されたところでございます。その他、今後建設の予定がありますのは、群馬県、北九州市、宮崎市と宮崎県の合築、神奈川県、秋田県となっております。また、以前から開設されている施設といたしましては和歌山県、長野県、兵庫県などがございまして、いずれも先進的な施設であり、今後の札幌市のあり方検討の中で参考とすべきものと私どもも認識しております。 ◆竹内孝代 委員  今の答弁で、他都市でも次々に着々と動物愛護センター新設されている現状をご説明いただきました。しかしながら、札幌市が独自で建設するには余りにも大きな事業であるため、具体的に実現させるには国や道の協力が不可欠であると思います。  そこで、再質問ですけれども動物愛護センター建設費として国の補助制度があると聞きましたが、どのような補助内容なのか、お伺いいたします。 ◎石田 生活衛生担当部長  センター建設費に関して、国の補助制度のことでありますが、動物愛護管理法施行令におきまして、収容施設焼却施設などの設置に要する費用の2分の1以内の額を補助するという規定がございます。この規定を受けて、環境省が定めた環境保全施設整備費補助金交付要綱におきまして、動物収容譲渡対策施設工事費に対する補助金が規定されているところでございます。横浜市、京都市などがこの補助制度を活用したと聞いております。 ◆竹内孝代 委員  やはり、すごく充実した施設をつくられている横浜市や京都市はこういった国の補助制度を活用されている、また、多くの都市で活用されていることをお聞きしました。札幌市の財政的な負担を大きく軽減する国の補助制度は、この先いつまでも続くとは限りませんので、この制度をなるべく早目に有効活用して設置していく準備を進めていくことが重要だというふうに改めて感じました。  施設を整備し、そして拡充するということは、犬や猫の収容日数をふやせることのみならず、譲渡希望者との触れ合い機会を与えられる効果もあると思います。譲渡の促進にも大きな効果が期待されるというのは、先ほどのお話でも伺いました。  その中で、近年、教育、福祉、医療の分野において動物との触れ合いが注目されております。特に、先ほどありましたように、子どもの命の教育のほかに、動物セラピーと言いまして、動物との触れ合いを通じて精神の安定や認知症の改善などにも貢献する取り組みが注目されております。現在、兵庫県内の箕面市の動物愛護センターでも動物セラピー事業が予算化されるなど、各自治体でも広く市民に親しまれる施設としてさまざまな取り組みを行っております。  そこで、再々質問ですが、さきの委員質問に加えまして、今後の動物愛護センター新設に当たっては、子どもから高齢者まで多くの市民方々に広く利用していただき、そして、地域に根差したさまざまな効果を与える施設づくりが重要だと思います。本市の考えをお伺いいたします。 ◎石田 生活衛生担当部長  地域に根差した施設づくりについてでありますが、基本構想目標達成に向けましては、動物を飼育する人や関心のある人だけではなく、動物を飼育していない人、また、関心のない人たちにも理解していただけるように動物愛護取り組みを進めていく必要がございます。また、動物との触れ合いを通じた命の教育など、子どもから高齢者まで多くの市民に利用していただけるような動物愛護中心的な役割を果たせるようにすることも必要であります。今後とも、幅広い世代の方々が集い、ペットについての理解を深めることができる機会を提供し、ペットにかかわる問題解決に向けて、市民との交流を推進することができる拠点となるように、動物管理センターあり方検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆竹内孝代 委員  ぜひ、よろしくお願いいたします。札幌動物管理センターには、市民がいつでも利用できる動物愛護基幹施設としての機能の整備充実がいよいよ求められていることをさらに強く感じました。札幌市に動物愛護センター新設するためには、国の補助制度をぜひとも活用していただきたいと思います。  また、聞くところによると、他都市では、寄附等を受けて、それをセンター建設の基金として活用している事例もあるようです。京都動物愛護センターでは、個人で約580万円、また、都内の女性から1億円の寄附を受領したというようなお話もお聞きしました。本市においても、財政支援に関するさまざまな工夫や取り組みにも力を入れていただき、ぜひとも、実現に向けて一歩踏み出していける計画をお願いしたいと思います。  動物愛護管理にとどまるだけではなく、動物に関する学習、そして、人と動物のよりよい関係について市民にアドバイスをする役割を担い、広く市民に親しまれ、活用される動物愛護センター新設をぜひ前向きに検討していただくことを求めて、私の質問を終わります。 ◆池田由美 委員  私からも、質問させていただきます。  ただいまのさまざまな質問に対して、動物愛護センター新設実現したとなれば、動物愛護、福祉というものがもっともっと定着していく希望のある答弁ではないかというふうに思います。私も、ぜひこれが実現に向かうように、そういう立場で質問させていただきたいと思います。  私たちは、地域の中で犬と散歩されている方を身近に見かけると思いますが、家族同様に愛情をかけて一緒に生活されている姿は、本当にほほえましいというふうに思います。その反面、ペットショップで目と目が合ってかわいかったという一時の衝動で簡単に犬を購入してしまう、そして、飼い切れなくなって遺棄したり放棄したり、そういう状況もふえてきていると思います。また、ペットショップやブリーダーによる犬に犠牲を強いて大量生産・大量消費で命を奪う数々の事例には、本当に心が痛みます。もうけの道具として動物が市場にさらされていくことへの規制も、自治体の責任ではないかというふうに感じています。  そこで、質問ですが、本市における犬猫が遺棄される状況について、2013年は、犬の捕獲、放置で344匹、猫の捕獲、遺棄で1,607匹と報告されています。その動物たちが遺棄されている具体的な状況をお聞きしたいと思います。  あわせて、販売する業者に対して、または市民動物の飼い方など、愛護と福祉を定着させていく取り組みについて、日ごろからの努力または愛護団体皆さんとの協働ども含めてお話をお聞きしたいと思います。 ◎石田 生活衛生担当部長  まず、札幌市内で犬猫が遺棄されている状況についてでございます。  札幌市において犬猫が遺棄されている事例といたしましては、動物病院や動物管理センターの玄関前や公園などに、犬や猫がケージやキャリーバックに入った状態で放置されているという事例がございます。これらの事例については、所管の警察署に通報し、対応を依頼しておりますが、動物愛護法に定める遺棄との判断は難しく、そのほとんどで飼い主が判明しない状況となっております。  それから、販売する業者等への普及啓発ということでございます。  これにつきましては、私どもはさまざまな形で取り組んでいるところでございます。具体的には、関係団体と一緒にさまざまな事業を展開しておりまして、例えば、市内の公園であるとか、先日はチ・カ・ホの中でも広く市民に呼びかけるなど、私ども機会を捉えて鋭意努力しているところでございます。 ◆池田由美 委員  さまざまな努力の中で、少しでも無責任に命を扱うことがないように、そのことが少なくなっていくように、こういう活動も含めて動物愛護センター新設の中で広げていければいいというふうに思います。  質問の二つ目ですが、動物愛護が進んでいるドイツでは、動物を飼うのに規制があって、動物を飼うことが本当に難しいです。それが、結果的に飼い主や販売者に責任感、動物愛護精神を根づかせていくことにつながっていると聞いています。札幌では今後どういう形をとるべきか、このことは本当に検討課題ではないかと思っています。  札幌市がこれから迎えようとしている超高齢社会の中で、十分にペットの世話ができなくなる、引っ越しでペットを飼えなくなる、また、今、犬猫のアレルギーもふえておりますから、こういう事情で大切なペットを手放さなくてはならない状況もふえてくるのではないかというふうに予想されます。ドイツでは、ティアハイム、動物の家という施設に保護されるということですが、本市としては、そのような状況にどのように対応していこうとしているのか、動物愛護センター新設も必要ではないかと思うのですけれども、どのように考えておられるでしょうか。 ◎石田 生活衛生担当部長  高齢化社会に伴い、ペットを手放す方がふえていくことに対して今後どのような対応をしていくかというご質問でございます。  現在、札幌市では、殺処分ゼロに向けて譲渡推進した結果、譲渡されるまで犬猫を長く収容することとしておりまして、特に、猫については収容能力の限界に達している現状にございます。また、委員のご指摘のとおり、今後さらに高齢化社会が進展すれば、病気や入院などの理由によりまして放棄される犬猫の頭数はふえる可能性がございます。譲渡推進する中で、現施設では収容能力を超えることもあり得るかなと考えております。  今後とも、広報さっぽろやホームページによる情報提供、啓発用のチラシの配布、パネル展や動物愛護イベントの開催など、高齢化社会を見据えながら、基本構想に基づきまして動物愛護推進する取り組みをより一層進めてまいりたいと考えております。 ◆池田由美 委員  三つ目の質問をさせていただきます。  さまざまな質問や答弁の中で旭川横浜のことが出されておりましたけれども、今、浜松市、京都市では殺処分機をなくしている施設がふえてきております。市民が気軽に動物の飼い方などを相談できて、市民動物触れ合い、交流でき、命の大切さを学んで動物愛護や福祉を位置づかせていくことができる施設が本当に大事になってきているというふうに感じています。私は、陳列販売ではなくて、いずれは正式な譲渡で身勝手な飼い方をなくしていくことが動物愛護や福祉の立場からも必要ではないかと考えています。  本市では、先ほどからお話があるように、犬については殺処分ゼロを実現しております。これは、今回、陳情提出者となっているしっぽの会やさまざまなボランティア団体皆さん協力も大きいのではないかとお聞きしています。ただ、猫の殺処分にはまだまだ大きな課題があるとお聞きしておりまして、多くは子猫と聞いております。2013年12月現在で764匹と数は減ってきていますが、2011年、2012年には1,000匹以上の殺処分が行われています。  猫の問題の大きさは聞いているところですが、猫の殺処分ゼロに向けた今後の課題について、動物愛護センターでどのように取り組んでいく考えなのか、伺っていきたいと思います。 ◎石田 生活衛生担当部長  殺処分ゼロに向けて動物愛護センターをどう活用していくかということについてでございます。  犬猫の殺処分ゼロの達成に向けましては、多くの市民に対して終生飼養や適正飼養といった動物愛護意識の醸成をより一層図るとともに、さらなる譲渡推進のために市民団体ボランティアとの連携協働が大変重要であると認識しております。市民が利用しやすい拠点としての機能充実強化が必要であると考えているところでございます。 ◆池田由美 委員  札幌市のアンケート調査の結果を見ますと、ペットを飼っていない方が73.3%で、飼っていない方も多いなと認識いたしました。  先ほど地域猫の問題ですが、我が家の庭でふんをするとか、そういう苦情もあるのだと答弁の中でもおっしゃっていたと思いますが、地域猫の問題というのはこれからますます深刻になっていくのではないかと考えています。先ほどから言っておりますドイツのティアハイムでは、地域の住民が地域にいる野良猫を持ち込むと無料で去勢して地域に戻すことが行われていると私は認識しております。今後は地域猫の問題がクローズアップされていくのではないかと思いますけれども、去勢の問題に関しては、いろいろな考えの方がいらっしゃって難しいという話もお聞きしております。地域住民や動物愛護団体皆さんの意見を十分に吸い上げて、地域猫も含めて、どんなルールで殺処分ゼロに向かっていくのかということが大事になってくると思います。そして、そういうルールがきちんとできることが猫の殺処分ゼロにつながっていくのではないかというふうに思っています。  市民動物愛護と福祉がさらに広がり、動物の命がもうけの道具にされない社会が実現されるように、そして、動物愛護センターについては、他都市施設動物愛護と福祉の実践が進んでいる諸外国の施設取り組みなどの研究を進め、市民の願いが反映される計画を力強く進めていただきますよう求めて、質問を終わらせていただきます。 ◆石川佐和子 委員  私からも、何点か質問させていただきます。  今まで、動物管理センター機能強化について質疑されていたと思いますが、機能を一元化した場合の現在の福移支所の利活用について、まず、1点伺いたいと思います。  犬や猫などのペットは、家族の一員として本当に大切にされている一方で、飼い主のマナーの問題とか利益優先の業者の飼育放棄などによる被害等が後を絶たない状況にあるのは本当だと思います。2013年に法が大幅に改正されて、札幌市の基本構想にも、動物動物らしく生活できるよう、動物の福祉の向上という文言を盛り込んだことは、私は本当に評価しているところです。こうした基本構想実現に向けて、条例制定推進計画の策定とあわせて、きょうも議題になっている動物管理センターあり方検討が示されているところです。  動物愛護取り組みを進めていくためには、その中心的役割を果たす札幌市の施設市民にとって利用しやすいこと、さらに、親しみやすく、さまざまな人が交流できる場であることが重要だというふうに私も思います。しかし、きょうも陳情者の上杉さんが訴えておられるとおり、現在の動物管理センターは、動物収容施設が郊外の福移支所にあるため、これらの役割を果たすために十分な機能を有しているとは言えないと思います。このことを解消するためには、現在の動物管理センターの本所機能動物の収容・譲渡機能を一元化して、より交通アクセスのよい場所へと移転することが必要なのではないかと私も考えております。  昨年11月に、札幌動物愛護管理あり方検討委員会が専門的な見地から市長への提言をまとめて手交されておりますけれども、その中でも、交通アクセスのよい1カ所への集約、交流できる場としての施設機能などが要望されております。  そこで、伺いますが、このように、現在の動物管理センター機能を一元化した動物愛護センター新設した場合、現在の福移支所をどのように活用していくおつもりなのか、伺います。 ◎石田 生活衛生担当部長  機能一元化後の福移支所の利活用についてのご質問でございます。  現在の動物管理センター福移支所は、保護、引き取りをした動物収容施設、ペット火葬のための火葬炉、処分機など、さまざまな設備を有しているところでございます。仮に、福移支所の収容・譲渡機能を本所へ一元化することとなった場合におきましても、動物の火葬炉については市街化調整区域にしか設置できないという規定がございますので、火葬自体は引き続き福移支所で行うこととなります。また、火葬したペットの慰霊碑についても、多くの市民の方が参拝に来られていることもございまして、これらの役割を果たす施設として引き続き活用していくこととなります。 ◆石川佐和子 委員  きょうの陳情者のお話の中にもありましたが、動物を通じての命の教育の重要性ということは、私も本当にそのとおりだと思います。ペットロスという言葉もありますように、命の終わりに向き合うことが本当に重要だと思いますので、管理センター機能を有効に用いてペットを丁寧に埋葬し、そして、慰霊碑もあるということですので、飼い主の気持ちを慰める場所としてそうした機能をしっかりと残していってほしいというふうに思います。  次に、動物愛護センター新設による効果について伺いたいと思います。
     基本構想におきましては、動物に対する愛護、飼育動物の適正管理動物の飼育環境への配慮が重点課題として位置づけられております。そして、これらの課題解決に向けて取り組みを進めていくという構想であります。  そこで、伺いたいのですが、動物愛護センター新設することによってこれらの課題をどのように解消できるというふうに考えておられるのか、また、新たに期待できる効果についてもお伺いいたします。 ◎石田 生活衛生担当部長  動物愛護センター新設による効果についてのご質問でございます。  札幌動物愛護管理基本構想実現に向けましては、動物管理センターあり方を見直して、動物愛護に関する教育やペットにかかわる問題解決に向けた市民との交流、適正譲渡推進などの機能充実強化させることによりまして課題解決につながるものと考えております。仮に、施設新設検討するという方向に議論が進んだ場合には、これらの機能を果たせるよう、研修、講習、実習などの市民活動の場や動物との触れ合いスペースなどの導入、市民ボランティアなどの動物愛護団体との連携協働による取り組みのさらなる推進が可能になるものと考えているところでございます。 ◆石川佐和子 委員  本市では、仮に愛護センターができたとすれば、市民ボランティアとの連携強化されるような方向性を持っておられるということなので、そういった取り組みができることを期待したいと思います。  今の答弁の中にもありましたが、現在、札幌市が抱える動物愛護に関する課題を解決していくためには、市民ボランティア方々の活動を推進していくことが本当に重要だというふうに思います。行政の皆さん犬猫の殺処分ゼロに向けて本当に一生懸命に取り組まれていることはよくお聞きしておりますが、収容される犬や猫などの命を守るために、例えば、長く収容されている子を引き出したりとか、譲渡会を実施されたりとか、愛護団体ボランティアとして活動されていることは本当に大きいと思います。そうした動物愛護取り組みをさらに進めていくためには、ボランティアを育成するなど、市民の関心を高めて動物愛護の意識を高める取り組みが必要だと思います。また、構想の中でも、課題として動物愛護推進員や愛護団体などの担い手となる人材が不足していて、人材の確保、育成を進める必要があるというふうに押さえられておりますから、そうしたことからも取り組みが必要だと考えます。  そこで、最後に伺いたいのですが、こうした市民ボランティアの育成などを進めるに当たって、動物愛護センターをどのように活用していくおつもりなのか、伺います。 ◎石田 生活衛生担当部長  市民ボランティアの育成についてであります。  札幌市では、市民ボランティアとして、関係団体から推薦のあった方や、公募市民によって構成する動物愛護推進員制度を平成23年度から運用しているところであります。その推進員には、福移支所における土曜開庁での飼い主探し事業など、本市の動物愛護に関する各種事業にご協力いただいているところでございます。仮に、施設新設された場合には、動物愛護推進譲渡推進が図られるようになり、推進員制度の運用に加え、動物愛護団体などとの連携協働によって活動の場がさらに広がり、さらなる市民ボランティアの育成につながることが期待できるものと考えているところでございます。 ◆石川佐和子 委員  最後に、要望です。  これまでの質疑の中でも、愛護センター新設に当たっては先進事例を調査していくということですので、そうしたことも行いながら、また、今の答弁の中にありました推進員とか愛護団体皆さんとの協力連携をさらに深めていくことも大事だと思います。そうした方たちの手をかりて、犬や猫が人になれたり、食事の世話をするとか、そういったこともできるのではないかと思いますので、センターをつくるときには、そうした皆さんの意見をしっかりと反映するようなつくり方をしていくことを強く求めて、私の質問を終わります。 ○丸山秀樹 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○丸山秀樹 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  それでは、陳情第8号の取り扱いについてお諮りいたします。 ◆阿部ひであき 委員  私は、今回の陳情を受けて、本厚生委員会の市内視察として本市の動物管理センターへ赴くことが必要ではないかというふうに思います。  そのため、審査を継続する必要があるのではないかと考えます。 ○丸山秀樹 委員長  ただいま、阿部委員から、動物管理センターの視察に関するご意見がございましたが、この件につきましては、当職として調整させていただきたいと思います。  それでは、改めまして、陳情第8号の取り扱いについてお諮りいたします。  取り扱いは、いかがいたしますか。  (「継続」と呼ぶ者あり) ○丸山秀樹 委員長  それでは、陳情第8号を継続審査とすることにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○丸山秀樹 委員長  異議なしと認め、陳情第8号は、継続審査と決定いたしました。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午後2時7分...