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  1. 札幌市議会 2014-10-06
    平成26年 第3回定例会−10月06日-05号


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    最終取得日: 2024-09-10
    平成26年 第3回定例会−10月06日-05号平成26年 第3回定例会                平成26年    第3回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 5 号 )            平成26年(2014年)10月6日(月曜日)           ――――――――――――――――――――――――――議事日程(第5号)  開議日時 10月6日 午後1時 第1 議案第8号から第29号まで、第32号から第38号まで(市長提出)   (29件に対する委員長報告等) 第2 議案第39号から第41号まで、諮問第1号(市長提出追加日程 意見書案第1号、第2号  ―――――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第8号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第2号)  議案第9号 平成26年度札幌介護保険会計補正予算(第1号)  議案第10号 平成26年度札幌公債会計補正予算(第2号)
     議案第11号 平成26年度札幌下水道事業会計補正予算(第1号)  議案第12号 札幌附属機関設置条例案  議案第13号 札幌自治基本条例等の一部を改正する条例案  議案第14号 札幌情報公開個人情報保護審議会及び札幌情報公開個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例案  議案第15号 札幌基金条例の一部を改正する条例案  議案第16号 札幌証明等手数料条例の一部を改正する条例案  議案第17号 札幌特別会計条例等の一部を改正する条例案  議案第18号 札幌子ども子育て支援法施行条例案  議案第19号 札幌市立幼保連携型認定こども園条例案  議案第20号 札幌幼保連携型認定こども園設備及び運営基準に関する条例案  議案第21号 札幌児童福祉法施行条例の一部を改正する条例案  議案第22号 札幌保育実施基準に関する条例を廃止する条例案  議案第23号 札幌市区保育子育て支援センター条例案  議案第24号 札幌墓地条例の一部を改正する条例案  議案第25号 札幌指定居宅介護支援等事業の人員及び運営基準等に関する条例案  議案第26号 札幌指定介護予防支援等事業の人員及び運営基準等に関する条例案  議案第27号 札幌地域包括支援センター包括的支援事業の実施に係る基準等に関する条例案  議案第28号 札幌火災予防条例の一部を改正する条例案  議案第29号 薬事法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例案  議案第32号 損害賠償及び和解に関する件  議案第33号 専決処分承認の件(損害賠償及び和解)  議案第34号 専決処分承認の件(損害賠償及び和解)  議案第35号 専決処分承認の件(損害賠償及び和解)  議案第36号 町の区域を変更する件  議案第37号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第3号)  議案第38号 平成26年度札幌公債会計補正予算(第3号) 日程第2 議案第39号 教育委員会委員任命に関する件  議案第40号 人事委員会委員選任に関する件  議案第41号 固定資産評価審査委員会委員選任に関する件  諮問第1号 人権擁護委員候補者推薦に関する件 追加日程 意見書案第1号 北海道電力株式会社電力料金値上げ幅見直し等に関する意見書  意見書案第2号 北海道電力による電力料金値上げの認可を行わないことを求める意見書  ――――――――――――――――――出席議員(68人)  議   長       高 橋 克 朋  副 議 長       ふじわら 広昭  議   員       伴   良 隆  議   員       阿部 ひであき  議   員       小 竹 知 子  議   員       北 村 光一郎  議   員       川田 ただひさ  議   員       植 松 ひろこ  議   員       中 村 たけし  議   員       林   清 治  議   員       村 上 ゆうこ  議   員       山 口 かずさ  議   員       丸 山 秀 樹  議   員       石 川 佐和子  議   員       金子 やすゆき  議   員       木 村 彰 男  議   員       飯 島 弘 之  議   員       こじま ゆ み  議   員       佐々木 みつこ  議   員       宗 形 雅 俊  議   員       よこやま 峰子  議   員       小須田 悟 士  議   員       宝 本 英 明  議   員       小 川 直 人  議   員       しのだ 江里子  議   員       福 田 浩太郎  議   員       國 安 政 典  議   員       小 形 香 織  議   員       小 倉 菜穂子  議   員       伊 藤 牧 子  議   員       村 山 秀 哉  議   員       細 川 正 人  議   員       長 内 直 也  議   員       五十嵐 徳 美  議   員       長谷川   衛  議   員       峯 廻 紀 昌  議   員       桑 原   透  議   員       林家とんでん平  議   員       三 宅 由 美  議   員       阿知良 寛 美  議   員       芦 原   進  議   員       谷 沢 俊 一  議   員       伊 藤 理智子  議   員       坂 本 恭 子  議   員       村 松 正 海  議   員       山 田 一 仁  議   員       こんどう 和雄  議   員       勝 木 勇 人  議   員       鈴 木 健 雄  議   員       恩 村 一 郎  議   員       大 嶋   薫  議   員       三 浦 英 三  議   員       本 郷 俊 史  議   員       涌 井 国 夫  議   員       宮 川   潤  議   員       井 上 ひさ子  議   員       宮 村 素 子  議   員       三 上 洋 右  議   員       武 市 憲 一  議   員       小 野 正 美  議   員       畑 瀬 幸 二  議   員       福 士   勝  議   員       猪 熊 輝 夫  議   員       西 村 茂 樹  議   員       川口谷   正  議   員       伊与部 年 男
     議   員       堀 川 素 人  議   員       松 浦   忠  ――――――――――――――――――欠席議員(なし)  ――――――――――――――――――説明員  市   長       上 田 文 雄  副 市 長       生 島 典 明  副 市 長       井 上 唯 文  交通事業管理者  交 通 局 長     若 林 秀 博  水道事業管理者  水 道 局 長     長 利 秀 則  病院事業管理者  病 院 局 長     関   利 盛  危機管理対策室長    相 原 重 則  市長政策室長      渡 邊 光 春  総 務 局 長     板 垣 昭 彦  市民まちづくり局長   池 田 佳 恵  財 政 局 長     藤 原 知 朗  保健福祉局長      瀬 川   誠  子ども未来局長     岸   光 右  環 境 局 長     長 岡 豊 彦  経 済 局 長     荒 井   功  観光文化局長      可 児 敏 章  建 設 局 長     吉 岡   亨  都 市 局 長     高 橋   稔  会 計 室 長     上 野 輝 佳  消 防 局 長     佐 藤   有  教育委員会委員     阿 部 夕 子  教育委員会教育長    町 田 隆 敏  選挙管理委員会委員長  湊 谷   隆  人事委員会委員長    大 塚 龍 児  人事委員会事務局長   堀 口 洋 一  監 査 委 員     藤 江 正 祥  監査事務局長      吉 澤 政 昭  ――――――――――――――――――事務局出席職員  事 務 局 長     本 間 章 弘  事務局次長       小 島 祐 司  政策調査課長      東 館 雅 人  議 事 課 長     酒 井 欣 洋  調 査 係 長     森     譲  議 事 係 長     深 井 貴 広  委員会担当係長     斉 藤 匡 朋  委員会担当係長     八 代   吟  書   記       太 田 真 司  書   記       大 山 佳 洋  ――――――――――――――――――  〔午後1時開議〕 ○議長高橋克朋) ただいまから、本日の会議を開きます。  出席議員数は、67人です。  ――――――――――――――――――議長高橋克朋) 本日の会議録署名議員として飯島弘之議員中村たけし議員を指名します。  ――――――――――――――――――議長高橋克朋) ここで、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長本間章弘) 報告いたします。  本日の議事日程議案審査結果報告書は、お手元に配付いたしております。  以上でございます。  〔報告書巻末資料に掲載〕  ――――――――――――――――――議長高橋克朋) これより、議事に入ります。  日程第1、議案第8号から第29号まで、第32号から第38号までの29件を一括議題とします。  委員長報告を求めます。  まず、総務委員長 小須田悟士議員。  (小須田悟士議員登壇) ◆小須田悟士議員 総務委員会に付託されました議案9件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第28号 札幌火災予防条例の一部を改正する条例案についてですが、主な質疑として、集客施設消防用設備設置について、新たな内装工事等により消防法令違反が生じていることから、事前に関係者等と連携すべきだが、どのような対策を考えているのか。防火安全対策の推進に当たっては、自治基本条例の理念を導入し、市民が日常的に取り組むべき内容を具体的に規定することが重要と考えるが、条例案にどう盛り込んだのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第28号は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第8号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第2号)中関係分についてですが、主な質疑として、海外シティプロモートについて、経済発展が著しいインドネシアの活力を取り込むためには札幌認知度を向上させる取り組みが必要と考えるが、どう事業を展開していくのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第8号中関係分は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第12号から第14号、第16号、第33号、第34号及び第37号中関係分の7件についてですが、質疑討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決または承認すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長高橋克朋) 次に、財政市民委員長 山口かずさ議員。  (山口かずさ議員登壇) ◆山口かずさ議員 財政市民委員会に付託されました議案第8号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第2号)中関係分議案第10号 平成26年度札幌公債会計補正予算(第2号)、議案第15号 札幌基金条例の一部を改正する条例案議案第29号 薬事法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例案関係分議案第36号 町の区域を変更する件及び議案第38号 平成26年度札幌公債会計補正予算(第3号)の議案6件について、その審査結果をご報告いたします。  質疑討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長高橋克朋) 次に、文教委員長 宗形雅俊議員。  (宗形雅俊議員登壇) ◆宗形雅俊議員 文教委員会に付託されました議案8件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第18号 札幌子ども子育て支援法施行条例案議案第20号 札幌幼保連携型認定こども園設備及び運営基準に関する条例案議案第21号 札幌児童福祉法施行条例の一部を改正する条例案及び議案第22号 札幌保育実施基準に関する条例を廃止する条例案についてですが、主な質疑として、既設の放課後児童クラブについて、条例で定める面積を満たさない場合でも当分の間は開設を継続できることとしているが、過密化解消のため、早期に対応策を検討すべきと考えるが、どうか。民間児童育成会について、長年にわたり、働く保護者子育てニーズに応えてきた重要な組織であるが、今後、民間事業者の参入や新たな財政負担増の不安の声がある中、どのように支援をしていくのか。児童福祉法で定める市町村保育実施責任について、希望する人全てが認可保育所に入れるよう、市は確実に役割を果たすべきと考えるが、この規定をどう受けとめているのか等の質疑がありました。  続いて、討論を行いましたところ、日本共産党坂本委員から、議案第18号、第20号及び第21号の3件については否決すべきものとの立場で、市民ネットワーク北海道小倉委員から、議案第21号について否決すべきものとの立場で、それぞれ意見の表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第18号、第20号、第21号の3件については、賛成多数で可決すべきものと、議案第22号については、全会一致、可決すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第8号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第2号)中関係分についてですが、主な質疑として、賃貸借物件での認可保育所開設に当たっては、入居テナントによる騒音やシックハウス等の悪影響が懸念されるため、園児の生活環境に対する十分な配慮が必要と考えるが、市としてどう対応するのか。保育所の確保について、基本的には事業者の責任で進めるべきものであるが、急速な保育所整備や厳しい労働条件等により、人材不足が深刻化する中、市としても方策を考えているのか等の質疑がありました。  続いて、討論を行いましたところ、日本共産党坂本委員から、否決すべきものとの立場意見の表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第8号中関係分は、賛成多数で可決すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第17号 札幌特別会計条例等の一部を改正する条例案についてですが、主な質疑として、父子家庭への支援について、法改正に伴う制度の拡充が進められる中、必要な人に情報を届けることが重要と考えるが、今後、周知にどう取り組むのか。ひとり親家庭相談窓口について、DVの当事者が遭遇した事例があるため、安心して訪れることができるよう、母子と父子を別の建物で開設すべきと考えるがどうか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第23号 札幌市区保育子育て支援センター条例案についてですが、主な質疑として、区保育子育て支援センターについて、整備がおくれる地域があることは公平性の点で問題があると考えるが、全区での設置が実現するのはいつころになるのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定をいたしました。  最後に、議案第19号についてですが、質疑討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定をいたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長高橋克朋) 次に、厚生委員長 福田浩太郎議員。  (福田浩太郎議員登壇) ◆福田浩太郎議員 厚生委員会に付託されました議案8件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第24号 札幌墓地条例の一部を改正する条例案についてですが、主な質疑として、合同納骨塚料金改定に当たっては、増設費用等から使用料を大幅に増額するとのことだが、単に経費を原価計算せず、利用者へ配慮した金額にすべきと考えるが、どうか。消費増税や物価が高騰する中、さらなる負担は強いるべきではないと考えるが、低廉な金額ゆえに利用している低所得者の実態を認識しているのか等の質疑がありました。  続いて、討論を行いましたところ、日本共産党・伊藤(理)委員から、否決すべきものとの立場意見の表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第24号は、賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  次に、本市の業務用自動車による車両への追突事故に関する議案第32号 損害賠償及び和解に関する件についてですが、主な質疑として、相手方は、所有車を破損、約半年間の通院を要する傷害を負ったとのことだが、事故を起こした職員への処分は行われたのか等の質疑がありました。
     討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第8号中関係分、第9号、第25号から第27号及び第29号中関係分の6件についてですが、質疑討論はなく、採決を行いましたところ、いずれも全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長高橋克朋) 次に、建設委員長 よこやま峰子議員。  (よこやま峰子議員登壇) ◆よこやま峰子議員 建設委員会に付託されました議案4件について、その審査結果をご報告いたします。  最初に、議案第37号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第3号)中関係分についてですが、主な質疑として、豪雨対策に当たっては、市民の生活安全上の観点から、管理河川のみならず、山間部の水路を含め、掌握し、順次、対策を講じていくべきと考えるが、どうか。また、近年の集中局地的な降雨状況からも、従来の河川管理道路維持に対する発想を転換させる必要があると考えるがどうか等の質疑がありました。  続いて、討論を行いましたところ、改革・松浦委員から、可決すべきものとの立場意見の表明がありました。  採決を行いましたところ、議案第37号中関係分は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第8号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第2号)中関係分についてですが、主な質疑として、除雪パートナーシップ制度について、ことしも労務単価の上昇に伴う支払い額の増額が見込まれるため、地域では早目の準備が必要と考えるが、どう周知するのか。LED街路灯への切りかえについて、歩道への光の拡散が十分ではなく、夜間の安全上、問題があることから、対応可能な灯部の設置を検討すべきと考えるがどうか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  次に、暗渠河川点検用マンホールによる車両損傷事故に関する議案第35号 専決処分承認の件(損害賠償及び和解)についてですが、主な質疑として、マンホールには特段問題がなかったとのことだが、今後も同様の事故が起きないよう、詳細に検証の上、早急に点検方法を確立すべきと考えるがどうか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、承認すべきものと決定いたしました。  最後に、議案第11号についてですが、質疑討論はなく、採決を行いましたところ、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長高橋克朋) 次に、経済委員長 長谷川 衛議員。  (長谷川 衛議員登壇) ◆長谷川衛議員 経済委員会に付託されました議案第8号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第2号)中関係分について、その審査結果をご報告いたします。  主な質疑として、平岸プール老朽化に伴い、水深を変更できる可変床を補修するとのことだが、さまざまな水泳競技に対応できる施設の特徴を生かし、どのように活用してきたのか。安心・安全なプールの利用には塩素による消毒が重要だが、施設の改修に当たって今後どのように対応するのか等の質疑がありました。  討論はなく、採決を行いましたところ、議案第8号中関係分は、全会一致、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、報告を終わります。 ○議長高橋克朋) ただいまの各委員長報告に対し、質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長高橋克朋) 質疑がなければ、討論に入ります。  通告がありますので、順次、発言を許します。  まず、坂本恭子議員。  (坂本恭子議員登壇) ◆坂本恭子議員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております議案第8号、第18号、第20号、第21号及び第24号の5件に反対、残余の議案に賛成の立場で、討論を行います。  まず、議案第8号 平成26年度札幌一般会計補正予算(第2号)についてです。  新年度の待機児童解消のため、660人分を認可保育所で、114人分を小規模保育事業で増員整備しようというものですが、市の保育需要予測ニーズ実態を反映しているとは言えず、新年度当初の待機児童解消はできないと考えます。  さらに、10年期限の賃貸物件を活用して整備するのは、容認できるものではありません。10年たっても更新は可能で、10年限りで終わるものではない旨の部長答弁がありましたが、物件によっては賃貸契約が継続できない場合も考えられます。安定した保育が持続されない事態は問題です。  17カ所整備を予定している認可保育所小規模保育事業は、地下鉄駅周辺への設置を想定しており、交通量の多い道路に面した場所です。園庭は保育所から離れている都市公園でも可能とし、保育所設置階数も、できれば1階、2階以下が望ましいとしながらも、何階に設置してもよいなど、子どもの日常の安全対策は不十分と言わざるを得ません。  安心して子育てしたいという保護者の願いに応え、子どもたちの成長・発達が保障されるよう、よりよい保育を提供するのが本市の責任です。待機児童解消は喫緊の課題ですが、営利企業が参入すれば、もうけ本位で利益が上がらなければ撤退するという事態は容易に想像がつきます。保育の質の低下や格差が出ることになります。従前どおり社会福祉法人での認可保育所整備で解決すべきであり、そこにこそ力を注ぐべきです。  よって、議案第8号には反対です。  次に、議案第18号 札幌子ども子育て支援法施行条例案は、幼稚園、保育所幼保連携型認定こども園地域型保育事業運営に関する基準を、議案第20号 札幌幼保連携型認定こども園設備及び運営基準に関する条例案は、幼保連携型認定こども園設備運営基準をそれぞれ策定するものです。  これらの条例案に関して、先日の市長提案説明において、いずれも質の高い幼児期学校教育保育の総合的な提供等を目的とする、いわゆる子ども子育て関連3法の制定に伴うものとありますが、今回の条例案で規定されている基準が本市の保育の質を高くするとは到底思えません。  児童福祉法第24条第1項には、市町村は、保護者の労働または疾病その他の事由により、その監護すべき乳児、幼児、その他の児童について、保育を必要とする場合において当該児童保育所において保育しなければならないと規定されています。市町村保育実施責任を全うし、保育を必要とする全ての子どもたちに格差のない安心な保育を提供していく必要があります。  ほぼ国の基準をなぞり、本市独自の上乗せ基準も極めて不十分、子どもの最善の利益を守るという子どもの権利条例を持ち、日本一、子育てしやすいまちを標榜する本市において、子どもたちが成長・発達の機会を均等に与えられないという状況をつくり出すことには、大きな危惧を抱くものです。これまで、多くの保護者保育団体とともに積み上げてきた本市の保育の水準を後退させるようなこれらの条例案には、反対です。  議案第21号 札幌児童福祉法施行条例の一部を改正する条例案では、放課後児童健全育成事業放課後児童クラブ設備運営基準を策定していますが、遊び及び生活の場、静養するための機能を備えた専用区画、必要な設備、備品等を設けること、専用面積は児童1人につきおおむね1.65平方メートル以上とすることなどを、当分の間、適用しないこととしました。多くの共同学童保育所は、古い建物で、設備や備品は十分にそろえることができません。職員の常時複数配置も、不十分な育成会への補助金と保護者からの保育料では限界があります。市として財政支援を行うべきです。  児童クラブ、ミニ児童クラブにおいては、静養室の確保は優先して行われるべきです。折り畳みの簡易ベッドを職員の机の横において児童を休ませているような状態は、早急に改善しなければなりません。  また、小規模保育事業は、とりわけ3歳未満児が対象であることから、B型、C型において無資格者が保育に当たることは許されません。容認できません。  なお、議案第23号 札幌市区保育子育て支援センター条例案についてですが、旧真駒内緑小後利用施設での10年暫定の利用となっています。設置される保育所は、小規模保育事業A型で、指定管理者による管理となっています。今後、事業者の募集、選定委員会の設置となりますが、安定的な保育所運営ができる良質な事業者の選考をすべきであることを申し上げておきます。  最後に、議案第24号 札幌墓地条例の一部を改正する条例案についてですが、今回、埋蔵予定遺骨数5,000体の合同納骨塚が、2013年7月までに埋蔵数が6,600体と埋蔵可能骨数を超過したことから、埋蔵スペースの増設工事を実施し、新たに1万2,000体の埋蔵が可能となりました。しかし、これまで1体1,900円だった手数料が改定料金では9,100円と、5倍近くもの値上げとなります。  合同納骨塚は、無縁遺骨の保管の必要と行旅病死者などの保管施設の要請があったことから1966年に設置したものであり、設置の際に一般の市民利用もできる施設としたものです。消費税の増税や諸物価の高騰などでぎりぎりの生活を強いられて、貯蓄もできずに大変な暮らしをしている市民の実態に照らせば、所得の低い方たちを初め、市民が安心して利用できる合同納骨塚にするべきであり、値上げは行うべきではありません。  よって、議案第24号 札幌墓地条例の一部を改正する条例案には、反対いたします。  以上で、討論を終わります。 ○議長高橋克朋) 次に、小倉菜穂子議員。  (小倉菜穂子議員登壇) ◆小倉菜穂子議員 私は、市民ネットワーク北海道を代表し、ただいま議題となっております議案第21号 札幌児童福祉法施行条例の一部を改正する条例案について反対、その他の議案について賛成の立場から、討論をいたします。  本条例案は、児童福祉法の一部改正に伴い、新たに放課後児童健全育成事業及び家庭的保育事業等に関する設備及び運営に関する基準を定めるほか、一部の児童福祉施設に関する基準を改定するものであります。  条例案における基準については、国基準及びそれ以上を確保するとしており、妥当と受けとめていますが、最低基準のさらなる向上には、事業者札幌市ともに、これまで以上に積極的に取り組むべきです。国の省令によれば、放課後児童健全育成事業及び家庭的保育事業等における最低基準の向上について、市町村長は、事業者に対し、最低基準を超えて常にその設備運営を向上させるよう勧告することができるに加え、市町村は、最低基準を常に向上させるよう努めるものとするとの2項があるにもかかわらず、本市条例案は、市長は事業者に勧告することができるとの1項のみであり、不十分と考えます。市は、事業者設備運営を向上させるよう市が努めることは当たり前であり、これまでも盛り込んでいないからとしていますが、2015年度より新たな制度が実施されるに当たって、また、当たり前であると考えるのであれば、省令にあるのですから、ちゅうちょすることなく盛り込むべきです。  とりわけ民間学童保育所にあっては、子どもたちにより質の高い放課後の生活の場を提供しようと、最低基準を満たすために先行して取り組みを進めているところもあります。しかし、これまでのところ、そのような取り組みへの支援は実現しておらず、また、来年度の国の予算措置も不透明な中、市の姿勢が条例に示されていないことから、民間学童保育関係者が今後の運営を不安視するのは当然です。  わずか1項でありますが、今後の子ども施策にかかわる最低基準の向上、いわゆる保育の質の向上を図ることに対する市の姿勢をあらわすものとして重要であり、誰が見てもわかるように条例に盛り込むべきと考えることから、議案第21号には反対です。  以上で、討論を終わります。 ○議長高橋克朋) 以上で討論を終了し、採決に入ります。  この場合、分割して採決を行います。  まず、議案第21号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長高橋克朋) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。  次に、議案第8号、第18号、第20号、第24号の4件を一括問題とします。  議案4件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長高橋克朋) 起立多数です。  したがって、議案4件は、可決されました。  次に、議案第9号から第17号まで、第19号、第22号、第23号、第25号から第29号まで、第32号から第38号までの24件を一括問題とします。  議案第9号から第17号まで、第19号、第22号、第23号、第25号から第29号まで、第32号、第36号から第38号までの21件については可決することに、議案第33号から第35号までの3件については承認することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長高橋克朋) 異議なしと認めます。  したがって、議案第9号から第17号まで、第19号、第22号、第23号、第25号から第29号まで、第32号、第36号から第38号までの21件については可決することに、議案第33号から第35号までの3件については承認することに決定されました。  ――――――――――――――――――議長高橋克朋) 次に、日程第2、議案第39号から第41号まで、諮問第1号の4件を一括議題とします。  いずれも、市長の提出によるものです。  提案説明を求めます。  上田市長。  (上田文雄市長登壇) ◎市長(上田文雄) ただいま上程をされました議案3件及び諮問1件につきましてご説明申し上げます。  まず、議案第39号は、教育委員会委員任命に関する件であります。  札幌教育委員会委員であります臼井 博氏は、来る10月29日をもって任期満了となりますが、引き続き同氏を任命することを適当と認め、議会の同意を得るため、本案を提出したものであります。  臼井 博氏は、現在、札幌学院大学人文学部教授をされているほか、平成18年10月から札幌教育委員会委員に就任されている方で、人格、識見ともに高く、教育委員会委員として適任と考えるものであります。  次に、議案第40号は、人事委員会委員選任に関する件であります。  札幌市人事委員委員であります濱田雅英氏は、来る10月31日をもって任期満了となりますが、引き続き同氏を選任することを適当と認め、議会の同意を得るため、本案を提出したものであります。  濱田雅英氏は、現在、地崎商事株式会社代表取締役社長をされているほか、平成22年11月から札幌市人事委員委員に就任されている方で、人格、識見ともに高く、人事委員委員として適任と考えるものであります。  次に、議案第41号は、固定資産評価審査委員会委員選任に関する件であります。  札幌市固定資産評価審査委員委員であります板垣美津子氏、宮西 惠氏の両氏は、いずれも来る10月29日をもって任期満了となりますが、引き続き両氏を選任することを適当と認め、議会の同意を得るため、本案を提出したものであります。  板垣美津子氏は、昭和54年に税理士の登録をされ、現在、北海道税理士会広報部特別委員等をされている方で、平成23年10月から札幌市固定資産評価審査委員委員に就任されております。  宮西 惠氏は、平成20年に税理士の登録をされ、現在、北海道税理士会会員相談室相談員をされている方で、平成23年10月から札幌市固定資産評価審査委員委員に就任されております。  次に、諮問第1号は、人権擁護委員候補者推薦に関する件であります。  札幌市を職務区域とする人権擁護委員であります植木則子氏は、来る12月31日をもって任期満了となりますので、引き続き推薦することを適当と認め、また、去る4月25日に死亡退任されました岡 五百理氏の後任者といたしまして小林理子氏を推薦することを適当と認め、議会の意見を求めるため、本案を提出したものであります。  植木則子氏は、長く教職に携わり、札幌市立常盤小学校校長等を歴任された方で、平成24年1月から人権擁護委員に就任されております。  小林理子氏は、精神科医であり、医療法人社団林下病院理事のほか、札幌市精神医療審査委員をされている方であります。  以上で、ただいま上程をされました各案件についての説明を終わりますが、何とぞ原案のとおりご同意いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長高橋克朋) これより、質疑討論の通告がありませんので、採決に入ります。  議案3件については同意することに、諮問1件については推薦することを適当と認めることにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長高橋克朋) 異議なしと認めます。  したがって、議案3件については同意することに、諮問1件については推薦することを適当と認めることに決定されました。  ――――――――――――――――――議長高橋克朋) ここで、日程に追加して、意見書案第1号 北海道電力株式会社電力料金値上げ幅見直し等に関する意見書意見書案第2号 北海道電力による電力料金値上げの認可を行わないことを求める意見書の2件を一括議題とします。
     意見書案第1号は、自民党・市民会議、民主党・市民連合、公明党所属議員全員及びみんなの党・木村彰男議員の提出によるものであり、意見書案第2号は、日本共産党及び市民ネットワーク北海道所属議員全員の提出によるものです。  これより、質疑討論の通告がありませんので、採決に入ります。  この場合、分割して採決を行います。  まず、意見書案第2号 北海道電力による電力料金値上げの認可を行わないことを求める意見書を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長高橋克朋) 起立少数です。  したがって、本件は、否決されました。  次に、意見書案第1号 北海道電力株式会社電力料金値上げ幅見直し等に関する意見書を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は、ご起立願います。  (賛成者起立) ○議長高橋克朋) 起立多数です。  したがって、本件は、可決されました。  ――――――――――――――――――議長高橋克朋) お諮りします。  本日の会議はこれで終了し、明日10月7日から11月5日までは委員審査等のため休会とし、11月6日午後1時に再開したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長高橋克朋) 異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  ――――――――――――――――――議長高橋克朋) 本日は、これで散会します。  ――――――――――――――――――      散 会 午後1時39分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長        高   橋   克   朋  署名議員        飯   島   弘   之  署名議員        中   村   た け し...