札幌市議会 2014-02-25
平成26年(常任)厚生委員会−02月25日-記録
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 なければ、質疑を終了します。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 なければ、討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第44号及び第45号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 異議なしと認め、議案第44号及び第45号は、可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第46号
札幌市障害者福祉施設条例の一部を改正する条例案及び議案第48号
札幌市知的障害者更生
相談所設置条例の一部を改正する条例案を
一括議題とします。
理事者から、補足説明を受けます。
◎天田 障がい
保健福祉部長 配付
資料はございませんが、私から、議案第46号
札幌市障害者福祉施設条例の一部を改正する条例案及び議案第48号
札幌市知的障害者更生
相談所設置条例の一部を改正する条例案について補足説明させていただきます。
障がい
保健福祉部が所管しております
札幌市第二かしわ学園及び
札幌市知的障害者更生
相談所につきまして、障がい児(者)医療・福祉複合施設が本年度中に完成することに伴い、移転を行うものでございます。
○
國安政典 委員長 それでは、質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 なければ、討論を終了します。
それでは、採決を行います。
議案第46号及び第48号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 異議なしと認め、議案第46号及び第48号は、可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第52号
平成25年度
札幌市一般会計補正予算(第6号)中関係分、議案第55号
平成25年度
札幌市介護保険会計補正予算(第3号)及び議案第62号 公の施設の指定管理者の指定の件(老人休養ホーム)を
一括議題とします。
理事者から、補足説明を受けます。
◎高棹 調整担当課長 私から、議案第52号
平成25年度
札幌市一般会計補正予算(第6号)のうち、臨時福祉給付金
事業費について補足説明させていただきます。
本
事業は、
平成26年4月からの消費税率の引き上げに伴いまして、低所得者及び子育て世帯への影響を緩和するために
実施するものでございます。
お手元にお配りしております
資料3−1をごらんください。
1の臨時福祉給付金は、
平成26年度の
市民税均等割が課税されないなど一定の要件を満たす方に対しまして1万円を給付するものでございます。また、このうち、老齢福祉年金を受給されている方などにつきましては、別途5,000円を加算することとなっております。
次に、2の子育て世帯臨時特例給付金は、
平成26年1月分の
児童手当を受給されている方のうち、
平成25年の所得が特例給付を除いた
児童手当の所得制限額に満たないなど一定の要件を満たす方に対しまして、対象
児童お1人につき1万円を給付するものであります。
事業費といたしましては、裏面の3にございますとおり、臨時福祉給付金が加算分を合わせまして51億円、子育て世帯臨時特例給付金が17億円、給付に伴う事務費が9億1,700万円であり、これらを合わせました77億1,700万円を補正するものでございます。
なお、給付時期等の見込みについてでございますが、4にありますとおり、所得制限などの関係から6月の
市民税の賦課決定以降でなければ給付
対象者が決定できないため、これ以降の給付事務の開始となります。
また、地方税法の守秘義務規定の関係から、税情報利用についての同意をいただいてから給付
対象者を確定した上で申請書の送付、返送、審査、口座振り込みなどを行っていくこととなるため、事務処理に相当の期間を要することとなり、
市民の皆さんへの給付は7月中旬以降になることを想定しております。
◎中村 生活保護担当部長 私から、議案第52号
平成25年度
札幌市一般会計補正予算(第6号)のうち、生活保護扶助費減額補正予算についてご説明させていただきます。
お手元の
資料3−2をごらんください。
生活保護扶助費につきましては、当初、歳出では約1,361億6,000万円を計上しておりましたが、
平成25年10月末の決算見込みで被保護人員数や世帯数が当初見込みを下回ることから、35億円を減額するものであります。
被保護人員数や世帯数の増加が鈍化している要因につきましては、世帯主や世帯の失業を理由とする
相談件数が減少していることや、稼働収入増加を理由とする生活保護廃止件数の微増などから、景気動向の影響を受けていると推測しております。
また、生活保護扶助費につきましては、4分の3が国の負担となっていますことから、歳入につきましても26億2,500万円を減額するものでございます。
◎菱谷 高齢
保健福祉部長 私から、議案第52号の
平成25年度
札幌市一般会計補正予算(第6号)のうち、高齢
保健福祉部関係分及び議案第55号の
平成25年度
札幌市介護保険会計補正予算並びに議案第62号 公の施設の指定管理者の指定の件について補足説明させていただきます。
お手元にお配りしております
資料3−3をごらんいただきたいと思います。
今回の補正予算の内容は、まず、第1点目として、
平成25年度の保険給付につきまして、訪問介護や通所介護などの居宅介護サービスの利用件数が当初予算の見込みから伸びていることなどから、給付費全体で8億3,000万円の不足が見込まれており、その不足見込み額を増額補正するものでございます。
なお、保険給付費の増額に伴い、国庫支出金等の歳入は増加いたしますが、第1号被保険者の保険料については連動して増加する性質ではないことから、保険料相当分の約1億7,000万円につきましては、介護給付費準備基金を取り崩すことにより対応いたします。
次に、2点目として、保険給付費の増額に伴い一般会計繰入金が増額となりますので、一般会計側においても介護保険会計繰出金を約1億円増額補正するものでございます。
続きまして、公の施設の指定管理者の指定の件でございます。
お手元にお配りしております
資料の3−4をごらんいただきたいと思います。
札幌市保養センター駒岡の指定に関するものでございます。
保養センター駒岡につきましては、そのあり方などを昨年8月の
厚生委員会にお諮りし、保養センター駒岡の活用に関する基本方針を定めた後、選定の作業を進め、今回の1定議会に提出したところでございます。
候補者の選定は、公募により行いまして、
札幌市社会福祉協議会1団体からの応募があり、選定
委員会においてこれを選定しております。
なお、同施設は、老朽化等に伴う大規模修繕工事のため、
平成27年6月から10カ月間休館いたしますことから、今回の指定管理期間は、
平成26年4月から
平成27年5月までの1年2カ月としているところでございます。また、同時期に要する指定管理費相当額でございます約9,900万円につきまして、債務負担行為の設定をしているところでございます。
◎天田 障がい
保健福祉部長 私から、議案第52号
平成25年度
札幌市一般会計補正予算(第6号)のうち、関係分3点について補足説明させていただきます。
まず、1点目でございますが、自立
支援更生医療給付費につきまして、お手元の
資料3−5をごらんいただきたいと思います。
扶助費に係る補正予算額についてでございますが、本年度、2億3,500万円の補正が必要となったものでございます。
不足額発生の要因でございますが、主な理由といたしましては、更生医療の受給者数の増加、特に更生医療の負担率が大きい生活保護受給者の給付分が増加したこと、また、診療報酬の改定により単価が上昇したことによるものでございます。
次に、2点目は、障がい福祉施設整備費の繰越明許につきまして、
資料3−6をごらんいただきたいと思います。
資料にございます二つの法人、社会福祉法人はるにれの里及び社会福祉法人
札幌療育会に対する補助
事業につきまして、国庫補助内示のおくれや入札不調に伴い、本年度中に補助対象整備が完了しないため、
平成26年度も継続して整備を行う必要が生じたことによるものでございます。
なお、いずれの施設も本年中にはオープンできるものと考えております。
最後に、3点目でございますが、指定管理費の消費税増税相当分に係る債務負担行為の追加につきまして、
資料3−7をごらんいただきたいと思います。
指定管理者制度に係る協定が継続する施設のうち、
資料に掲げております4施設につきまして、本年4月からの消費税増税に対応する必要が生じたことから、施設の協定を変更するために債務負担行為を設定するものでございます。
◎川上 保険医療部長 私から、議案第52号
平成25年度
札幌市一般会計補正予算(第6号)のうち、後期高齢者療養給付費負担金分について補足説明させていただきます。
お手元の
資料3−8をごらんいただきたいと思います。
今回の補正は、このたび、北海道後期高齢者医療広域連合に対しまして、
札幌市が負担すべき
平成24年度の後期高齢者療養給付費負担金が確定したことに伴いまして、その結果、不用となる3億円を減額するものでございます。
◎
矢野 保健所長 私から、議案第52号
平成25年度
札幌市一般会計補正予算(第6号)のうち、妊婦健康診査
支援費の補正について補足説明させていただきます。
お手元にお配りしております
資料3−9をごらんください。
まず、
資料の1、補正の内容についてでございますが、妊婦一般健康診査につきましては、14回分の検査費用を公費負担しております。特定財源として、
平成24年度までは道補助金の交付を受けておりましたが、
平成25年度から、全額、普通交付税措置されることとなったため、当該補助金を受け入れるための歳入予算を減額補正するものでございます。
なお、
平成25年度予算の編成時には、全額、普通交付税措置となるかどうか未確定であったため、道補助金を歳入予算に計上していたものでございます。
次に、
資料の2、補正額についてでございますが、本来であれば、道からの補助金がなくなったため、歳入予算額3億6,731万7,000円の全額を減額補正するところでありますが、
平成24年度
事業費の精算分として、今年度、既に2,994万2,000円を受け入れ済みでありますことから、差し引いた3億3,737万5,000円の減額補正を行うものでございます。
◎飯田 生活衛生担当部長 私から、議案第52号
平成25年度
札幌市一般会計補正予算(第6号)のうち、平岸霊園合同納骨塚増設工事に係る予算の繰越明許についてご説明申し上げます。
お手元にお配りしております
資料3−10をごらんいただきたいと思います。
平岸霊園内にある合同納骨塚は、主に市内の古い墓地が都市開発等で移転する際に出土した遺骨や、死亡しても引き取り手がない方の遺骨の納め先として、昭和41年に設置されたものでございます。その後、
平成4年に5,000体を埋蔵可能な規模に増設いたしましたが、約20年を経過いたしまして満杯状態となりましたことから、今年度中に増設工事を
実施しようとしていたものでございます。
増設工事の概要といたしましては、
資料1にありますとおり、地下の埋蔵スペースを増設いたしまして、さらに1万2,000体を埋蔵できる規模にするとともに、周辺の住環境などに配慮いたしまして上屋の設置を行うものでございます。
繰り越しの理由でございますが、こちらの工事は、
資料の2にございますとおり、昨年、2回の入札を行いましたが、いずれも不調となりました。3回目の入札につきましては、工事期間のほとんどが冬期間にかかることから、工事期間が延び、年度内に工事を終了することができませんし、また、冬季加算等で工事費がかさむため断念いたしました。一方で、遺骨の受け入れを待っている
市民のことを考えますと、予算を繰り越して年度中に設計、入札などの手続を進めてしまいまして、新年度早々にも着工し、一刻も早く工事を終了させることが最善と判断いたしました。
繰越額は3,500万円を予定してございます。
繰り越しのスケジュールは、
資料の4のとおりと考えておりまして、工事の完了次第、できるだけ速やかに遺骨の受け入れができるようにしたいと考えております。
○
國安政典 委員長 それでは、質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 なければ、質疑を終了します。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 なければ、討論を終了します。
それでは、採決を行います。
議案第52号中関係分、第55号及び第62号の議案3件を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 異議なしと認め、議案第52号中関係分、第55号及び第62号は、可決すべきものと決定いたしました。
最後に、議案第54号
平成25年度
札幌市国民健康保険会計補正予算(第2号)を議題とします。
理事者から、補足説明を受けます。
◎川上 保険医療部長 私から、議案第54号
平成25年度
札幌市国民健康保険会計補正予算(第2号)について補足説明させていただきます。
お手元の
資料4をごらんいただきたいと思います。
今回の補正予算といたしまして、2点ございます。
まず、1点目は、療養給付費等負担金の返還でございます。
療養給付費負担金は、国保加入者がかかった療養給付費等の一定割合を国が負担いたしますいわゆる国庫支出金でございまして、当該年度中に概算額が交付され、翌年度に精算が行われることになってございます。このたび、
平成24年度分を精算した結果、概算交付額が実績を上回り、超過交付となった負担金を返還しなければならなくなったことから、その返還分といたしまして25億6,000万円を増額補正するものでございます。
次に、2点目は、特定健康診査等負担金の返還でございます。
この負担金は、特定健康診査等に係る費用を国と北海道が3分の1ずつ負担しておりまして、こちらも、当該年度に概算額が交付され、翌年度に精算が行われることになってございます。
平成24年度分につきましては、特定健診の
受診者数が概算交付の際に見込んだ人数を下回ったことから、超過交付となった分を返還するものであり、国及び北海道への返還分としてそれぞれ1,190万1,000円を増額するものでございます。
以上、
先ほどの療養給付費負担金と合わせまして25億8,380万2,000円を増額補正するものでございます。
○
國安政典 委員長 それでは、質疑を行います。
◆芦原進
委員 私からは、特定健診の負担金が減額補正されたということで、このことについて
質問いたします。
今、説明がありましたように、
受診者数の見込みが減ったために、超過分の負担金を国、道に返しますと。今回、このための減額補正だと聞いておりますが、非常に残念だな、せっかく、国も道も元気な
札幌をつくりなさいと言って支給されているにもかかわらず、もったいないなと。本当にもったいない。マータイさんがもったいないと言いましたけれども、本当にもったいないと思うのです。それだけ健康な
札幌市民がふえてくることにつながってくることと、療養給付負担金が減額されることとは違うんです。そういう意味ではもったいない。本当にこれに尽きる。本来ならば増額補正してほしいぐらいはあってもいいのではないのかと、まず、これは感想です。ここは言わせていただきます。
年々、医療費は増加の傾向で、税と社会保障の一体改革ということで消費税も上げられますけれども、医療費の3分の1が
生活習慣病だと言われていますから、この対策は大変重要だと思うのですね。実は、私も特定健診を受けました。受けて、びっくり、がっくりでした。本当に自分は健康だなと思っていたにもかかわらず、中性脂肪は高いわ、ガンマGTPは高いわ、高さは、とてもじゃない、2倍、3倍の比じゃなかった。1年以上前ですが、それで特定健診というのは大事だなと、これは自分の実感です。そのことによって、やっぱり、生活のリズムも、なかなかよくなりませんけれども、リズムよくやるようにして、飲酒もできるだけ控え、週何回かは禁酒日をつくって努力してまいりました。数値もかなり落ちてきました。やっぱり、そういう意味では大事なのですね。
それが減らされる、減額するということで、何遍も言いますけれども、非常に残念だなという気がいたします。そのことは、私ごとで結構ですけれどもね。要するに、早く見つけて、早く治療することによって重篤化しないというのか、逆に言えば、その分だけ医療費が減額されていくと思いますので、特定健診のチェックというのはそれだけ重要なものだと私は思います。
札幌市の国保では、
平成20年に特定健診がスタートし、以来、少しずつですけれども、
受診率は上昇してきました。決して高い率ではないんですね。なぜ高くないか。いただいた
資料に基づきますと、私はびっくりしました。20の政令指定都市の中で最下位から5番目をキープしているのですね。高いところでのキープはいいのですが、低いところでキープしている。仙台市は、20年度にスタートしたのに47.3%と、それから少しずつ下がってはきましたが、23年度でも44.2%という高い率で推移しています。30%以上というのは5都市あるのです。20%以上というのは10都市あるのです。10%台というのは、残念ながら、
札幌を入れて5都市しかない。こういう
状況ですから、やはり、ここは上げていくべきではないのかなと。わずかずつ、着実に上がっていることはわかりますけれども、余りにも差があり過ぎる、これは何なのだろうなと私は思います。
ところが、
平成24年度は
受診率が見込みより減少した、今回、減額補正ですから、減ったというのですね。少ない中でまた減った。そういう意味では、本当になぜ減ったのか。このことについて
質問したい。まず、
平成24年度の
受診者数はどのように見込んだのか、そこを伺います。
それから、なぜ見込み数より減少したのか、それについて考えることがあれば、その原因をお尋ねしたいと思います。
◎川上 保険医療部長 まず、
平成24年度の
受診者数をどのように見込んだかということでございます。
今、
委員がおっしゃったように、少しずつでありますけれども、
平成23年度まで
受診率が上昇してきたことから、
平成24年度についても少なくとも23年度と同程度の方が
受診するだろうというふうに見込んだところでございます。その見込みに基づきまして
先ほど申し上げた負担金を当初申請したところでございますが、24年度の
受診率がその見込みより減少したことから返還せざるを得ないことになったところでございます。
受診率が低下した原因でございますが、いろいろな要因が考えられまして、残念ながら、これだというはっきりした原因を特定するところまでは至っておりません。
しかしながら、要因の一つといたしまして、
平成23年10月に、いわゆる付加健診
事業ということで検査項目を追加しました。この
事業が一部で影響したのではないかというふうに考えております。具体的に申し上げますと、付加健診
事業は、年度の途中からの開始であったことから、その当時、
平成23年4月か9月に既に基本健診を受けていた方にも、
平成23年10月以降、付加健診のみを
受診できる取り扱いにしたことから、年度当初の
受診券とは別に、付加健診の
受診券を
対象者全員に一斉送付させていただいたところでございます。このことが、結果として
受診勧奨につながりまして、
平成23年度は年度後半で
受診率が大きく向上いたしました。その反面、その反動といたしまして、24年度の
受診率が低下したのではないかというふうに一つ考えているところでございます。
また、例えば、例年、春とか夏など年度前半で
受診されている方が、
平成23年10月以降に付加健診を
受診したことによりまして、大体、健診というのは年に1度
受診するというサイクルになりますことから、
平成24年度も年度後半に
受診時期をずらした方がいらっしゃったのではないかということが一つ予想されます。ただ、年度後半というのはちょうど冬場と重なりまして、また、いわゆる住民
集団健診がないことから、
対象者の一部には、
平成24年度の
受診を見合わせて25年度の春や夏にその時期をずらす方も少なからずいたのではないかというふうに推測しているところでございます。
◆芦原進
委員 平成23年10月に付加健診があったと。私は、実は付加健診を受けたのですが、付加健診があってよかったなと。今、そのことなどで
受診率がちょっと減ったというご答弁がありましたが、32ページにおもしろいことを書いてあります。
特定健診
受診率を他の政令指定都市と比較すると、
札幌市国保の特定健診率は下位グループに属していますと、ここまではさっき言ったとおりでございますね。その後がおもしろいのです。経年的な変化について見ると、下位グループは
受診率が微増している市が多いですが、中・上位グループは減少している市が多くなっている、要するに、下のほうは
受診率がふえてきているけれども、中・上位グループは逆に減ってきているところがありますと。何となく、悪い中にもいいことがあって頑張っていますよというようなことを書いてあるなという気がしてなりません。どうでもいいことですが、こういうことを書かなければいけないというのは、正直、問題だなという気がしないでもありません。
やはり、
受診率アップに取り組むべきではないかと思うのです。予定表を見ますと、
札幌市の
受診率の目標値は、第1期の場合、
平成24年度で最高65%になっているのですね。23年度は57.5%を目標にしたけども、19.7ということで、全然、実態とそぐわない目標になっているのではないかなという気がします。さっき言いました仙台市のように40%超えているところ、30%超えているところがありますから、そういうところもしっかり検証して取り組んでいただきたいなと思います。やはり、見直していく必要があるのではないかと思います。
そこで、
質問しますが、こうした結果を受けて、現在はどのような
取り組みを行っておられるのか、伺います。
また、
平成25年度の
受診状況は、今、現在進行中でしょうけれども、どうなっているか、あわせて伺いたいと思います。
◎川上 保険医療部長 まず、
平成25年度におきます
受診率の向上対策といたしまして、私どもといたしましては、
受診のきっかけづくり、継続
受診、普及啓発、この三つの観点から新たに取り組んできているところでございます。
まず、
受診のきっかけづくりといたしましては、健診
受診者の中から抽せんでスポーツ観戦などのチケットがプレゼントされる、いわゆるとくとくキャンペーンというものを、ことしの春と冬の2回、
実施しているところでございます。
次に、継続
受診に向けた
取り組みといたしましては、
平成20年度から24年度において一度でも
受診したことのある方に対して、継続して
受診していただこうということを目的に、これまでの健診結果の経年的な変化をグラフにあらわしたものとか、健診結果のリスク
状況に応じた注意喚起を記載した勧奨文を送付しているところでございます。
また、最後の普及啓発に関する
取り組みといたしましては、いきいき福祉・健康フェア2013あるいはヘルス&ビューティーフェアなど多くの
市民が訪れるイベント会場で、
生活習慣病の予防PRとか、健康チェックコーナーといったブースを出展いたしまして
生活習慣病予防の
周知、特定健診のPRを行ったところでございます。さらに、今月13日には、初めて、北海道と協会けんぽ北海道支部、
札幌市の三者の共同によりまして、チ・カ・ホの中で特定健診の普及啓発活動を行ったところでございます。
この結果、
平成25年度の
受診状況でございますが、まだ年度途中の段階ではございますけれども、4月から9月までの
受診者数を見てみますと約3万1,000人ということで、これは、
平成24年度と比べて約15.6%、さらに、付加健診を始めた23年度と比べても4.2%それぞれ上回っている
状況でございます。年度後半も、気を引き締めてさらに
受診向上対策に努めてまいりたいと考えております。
◆芦原進
委員 受診率が上がってきているということですので、この調子で
平成26年、27年と上げていただきたいなと思います。やっぱり、知恵を絞って――
先ほど、スポーツ観戦のチケットが当たりますよとかいろいろなものがありました。また、このようにして経年でグラフに示すということはある意味では非常にいいのかなと。自分の健康状態はどうなっているかわかるし、そういうことは本当にいいと思いますので、もっと広く、
市民がそういう気持ちになるように、もう少し
周知徹底をしていただきたいなと思います。とにかく、
平成25年、26年と、
市民が元気で健康寿命が延びるように、高齢社会は幸せな都市と公明党は言いますが、高齢社会、こういう社会をつくっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
○
國安政典 委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 なければ、質疑を終了します。
次に、討論を行います。
討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 なければ、討論を終了します。
それでは、採決を行います。
議案第54号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
國安政典 委員長 異議なしと認め、議案第54号は、可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員会を閉会いたします。
――――――――――――――
閉 会 午前11時12分...