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  1. 札幌市議会 2013-04-25
    平成25年(常任)経済委員会−04月25日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成25年(常任)経済委員会−04月25日-記録平成25年(常任)経済委員会  札幌市議会経済委員会記録            平成25年4月25日(木曜日)       ────────────────────────       開 会 午後1時 ○川田ただひさ 委員長  ただいまから、経済委員会を開会いたします。  報告事項は、特にございません。  それでは、議事に入る前に、一言、挨拶を申し上げたいと思います。  今年度、経済委員長に選任いただきました川田ただひさでございます。  何分、初めてでございますので、ふなれなところもございますが、諸先輩方のいろいろなご指導をいただきながら円滑な議事運営をしてまいりたいと思います。特に、経済委員会の諸事案においてはいろいろな懸案事項がございますが、活発な議論をしてよりよいものにしていき、市民の皆様に尽くしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)     ―――――――――――――― ○川田ただひさ 委員長  それでは、議事に入ります。  最初に、副委員長の互選についてお諮りいたします。  ご発言はございませんか。  (阿部委員委員長」と呼び、発言の許可を求む) ◆阿部ひであき 委員  副委員長指名推選の動議を提出いたします。  副委員長には、中村たけし委員を推薦することの動議であります。 ○川田ただひさ 委員長  ただいまの動議のとおり、中村たけし委員を副委員長とすることにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○川田ただひさ 委員長  異議なしと認め、副委員長には中村たけし委員が選任されました。
     それでは、中村副委員長、ご着席の上、就任のご挨拶をお願いいたします。 ○中村たけし 副委員長  ただいま副委員長に選任いただきました中村たけしでございます。  微力ではございますが、川田委員長をしっかりと支え、その責務を果たしてまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○川田ただひさ 委員長  次に、関係理事者の紹介及び所管事務概要説明聴取を行います。  最初に、病院局からお願いいたします。  なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、ご発言をお願いいたします。 ◎富樫 病院事業管理者  経営管理室長以下は、順次、自己紹介させていただきます。  なお、理事の佐野、加藤、晴山、牧瀬につきましては、診療業務のため、やむなく欠席させていただいております。よろしくお願いいたします。  (理事者自己紹介) ◎富樫 病院事業管理者  それでは、引き続き、平成25年度の病院事業につきましてご説明いたします。  医療を取り巻く経営環境は、長引く景気低迷医師不足診療報酬の改定など依然として厳しい状況にある中、地域医療の中核を担う総合病院であります市立札幌病院では、複雑かつ多様化する市民の医療ニーズに対応し、高度で良質な医療を提供しております。また、自治体病院の使命といたしまして、救急や精神、周産期などといった政策医療の多くも担っており、市民の健康と医療の確保に努力しているところでございます。  平成24年度には、医療の質及び患者サービスの向上や経営基盤の強化を図り、計画的な施設整備を行いながら、国が示しております2025年に向けた医療・介護機能再編方向性を踏まえた市立札幌病院の将来像を描くという新たなステージを目指しまして、26年度までの中期経営計画であります市立札幌病院ステージアッププランを策定いたしました。25年度は、このステージアッププランの2年目に当たり、プランの達成へ向けて引き続き取り組んでまいります。  また、市立札幌病院は、平成7年の桑園移転から17年以上が経過しており、施設、設備の老朽化が進んでいることから、災害対策を含めて、耐用年数を経過した設備の更新や電力の確保、26年度末に保守期限が到来する総合医療情報システムの更新へ向けた業務等を進めてまいります。  今後とも、より一層の健全な経営を目指して病院局全職員が一丸となりまして、市民の皆様に求められている医療を提供してまいりたいと考えております。  それでは、病院局の事業の概要につきまして、お手元の資料によりまして、経営管理部長の木内から説明させていただきます。 ◎木内 経営管理部長  それでは、お手元の資料に基づきまして、病院事業の概要をご説明申し上げます。  初めに、病院局の機構についてでございますが、資料の1ページをごらんいただきたいと思います。  病院局は、大きく分けまして経営管理室市立札幌病院の二つから構成されております。経営管理室につきましては、1部3課体制で、病院経営部門を担っております。市立札幌病院につきましては、呼吸器内科から救命救急センターまで、32の診療科のほか、臨床工学科栄養科の2科、放射線部検査部薬剤部看護部の4部、さらに、医療安全推進室感染管理推進室及び地域連携センターで構成されております。  次に、資料の2ページをごらんください。  こちらは、病院局職員定数を掲載しております。今年度につきましては、医師146名、歯科医師2名、看護師699名など全体で1,052名となっております。  次に、資料の3ページは、予算の基礎となります業務量でございます。  表の左下の合計欄をごらんください。  入院の年間延べ患者数につきましては23万4,769人、1日平均では643人の患者数を見込んでおります。また、外来の年間延べ患者数につきましては44万1,187人、1日平均では1,808人の患者数を見込んでおります。  続きまして、4ページをお開きください。  平成25年度予算の総括表でございます。  初めに、収益的収入及び支出をご説明申し上げます。  中段の網かけ部分を左からごらんください。  収益的収入の合計は220億4,800万円を見込んでおります。これに対しまして、支出は220億1,100万円を見込んでおりまして、差し引き残額が3,700万円、いわゆる黒字の予算となっております。  次に、その下の網かけでございます資本的収入及び支出の計の欄でございますが、こちらも左からごらんください。  資本的収入の合計は28億6,300万円、これに対しまして、支出は40億2,300万円で、差し引きでは11億6,000万円の収支不足となっております。  資金の状況でございますが、右側の収支差し引きの平成25年度予算Eの欄の中ほどを下へごらんいただきますが、収益的収支の残額3,700万円と資本的収支不足額11億6,000円万円を当年度分損益勘定留保資金12億696万円で補填した結果、25年度単年度といたしましては、下から3段目にございます8,396万円の資金残を生じることになりますので、前年度までの資金残であります過年度分内部留保資金57億4,438万9,000円を合わせまして、25年度末としては58億2,834万9,000円の資金残となる見込みでございます。  続きまして、5ページに主要事業といたしまして建設改良費の内訳をお示ししております。  まず、施設の整備改修費であります病院整備費といたしまして、6億8,800万円を計上しております。内容としましては、災害等の非常時における電源確保を図るための受変電設備増設工事や冷暖房などの空調管理を行うヒートポンプユニット設備の更新などを予定しております。  次に、その下の医療器械購入費等として8億6,200万円を計上しておりまして、内容は、血管の状態を精密に検査する血管造影エックス線診断装置一般エックス線撮影装置、いわゆるレントゲン撮影装置の更新などを予定しております。 ○川田ただひさ 委員長  ただいまの説明に対し、質疑はございませんか。 ◆猪熊輝夫 委員  施設内保育所だったと思うのですが、きょう、説明できるものならしてくれればいいと思います。何を聞きたいかというと、定数が何名で、現状は足りないのか、定数を満たしていないのか、その現状をまず聞きたい。それから、経営形態がどうなっているのか、およそわかるのですが、少し詳しく教えてほしい。  もう一つは、看護師の採用のありようについてです。何月にどういう不足分の見通しを立てて、どういうような採用をしているのか、それを聞きたい。  もう一つは、当初の段階で平成25年度の1日平均の患者数を24年度より少しずつ減らしていますね。これは、減らす理由が明確にあるのだと思うけれども、その辺の理由を聞かせておいてもらわないと、これは、毎年、26年度も減ってくるような感じがするから、どういう内容でここに至るのか、この辺を聞かせてくれませんか。  今答えられなければ、後で資料をください。  ついでに、もうちょっと質問します。  今日、市立札幌病院では、体制を組んで、新しいものにいろいろとかえたり何だりしていますが、医療機器その他については、札幌市内における総合病院は幾つかあると思うけれども、総合病院としてどのぐらいの位置にあって奮闘されているのか、言えるものならばこれだけを聞かせてください。 ◎富樫 病院事業管理者  医療機器札幌市内医療機関の中でどういう位置にあるのかという大変難しいご質問でございますけれども、大学病院が二つございまして、残念ですが、そちらのほうは、それこそ最新の医療機器をほぼ完璧に整えております。  私どものところでは、平成7年に桑園に移転してから、ほぼ耐用年数に来た医療機器がどんどん出てまいりまして、逐次更新し、かつ、可能な範囲で、例えば、心臓その他を調べられるCTとか、昨年度はIMRTという強度変調型の放射線治療装置を入れさせていただいておりまして、札幌市内では大学病院を除いて他の医療機関と遜色のない医療機器を整えてこられているかと自負しております。  ただし、ここ最近では、保険適用の問題もございますが、今、世間で評判になっているロボット手術に対する機器とか、今後、私どもの病院としても対応を考えていかなくてはいけない医療機器があることも事実でございます。札幌市内というお話だとある程度上のレベルは保っておりますが、必ずしも最新ではない状況かと認識しております。 ◎榊 経営管理室長  先ほど3点ほどのご質問があったうち、保育園の現状については後ほどご報告したいと思います。  それから、2点目の看護師の採用の関係でございます。  必要数については、次年度以降の分も見込みまして、当年度もこれから採用試験を実施することにしております。採用については、札幌市内でも確保がなかなか難しいですので、今年度は、昨年よりも1カ月程度早目採用試験を行い、それでも足りない場合には、今後、さらに補充の採用も考えていく段取りになっております。  それから、業務量の関係で、入院の患者が減っているのではないかというご指摘がございました。  私どもは、現在、地域の医療機関との関係で逆紹介等を進めております。私どもの急性期病院で治療を終えた患者については、早目に地域の病院にお返しするようなことも進めていまして、その意味では、今、入院数については漸減傾向にあるということでございます。  これにつきましては、このままでいいということではないので、できるだけ新規入院患者をふやして予算どおりの確保に努めてまいりたいと考えております。 ◆猪熊輝夫 委員  管理者、実は、医療機器の部分で、あれが欲しい、これが欲しいというのは、やっぱり率直に言っていただきたいと思います。札幌市民のためにお役に立とうとしているわけですから、必要なものは整えて、札幌市民医療機関として、両手を広げてお迎えするような体制をつくるべきだと僕は基本的に思っているのです。  58億円の留保資金がありますが、それを全部使うわけにはいかないと思いますけれども、運営のありようにおける工夫を含めて、例えば、最新のもので、ロボットの関係などは、あちこちで交流してお医者さんの中にはもう既に一定程度の技術を身につけているのではないかと思います。そういう点では、整えてあげることが明らかに士気にも影響するのではないかと思うのです。そういうことを含めて、内部でしっかりと検討してやっていくのが正しいのではないかなと思います。上に立つ人こそ、そういう意味での積極面をお持ちいただいて、若い者の士気を高める意味でも頑張ってもらいたいなというのが僕の率直な気持ちです。  財政云々などというのはよく聞く話ですけれども、そういう言葉を使わないで済むようにご奮闘を願いたいのです。そんな意味では、宮村委員なんかは病院関係のベテランですから、皆さんの後押しをしっかりしてくれるのではないかと思います。僕も、力足らずですが、頑張りたいという気持ちがあるものですから、ぜひ前向きに、日ごろ頑張っておられることを評価しつつ、なお一層のご奮闘を願いたい。これは、意見として申し上げておきたいと思います。  それから、採用の仕方です。  僕は、看護師の場合、賃金体系についても、他の医療機関と比較してどのレベルにあるのか、関心を持たなければいけない視点だと思うのです。求めている人材を確保できているのかどうかという点では、全く問題はないと必ずしも言い切れない側面もあるのではないかという感じで受けとめさせていただいております。やっぱり、有能な人材に来ていただいて看護業務に専念いただくためにどうするかというような点で、創意工夫されるのが正しいのではないかと思います。それは、採用の時期の問題、あるいは、賃金の問題などを含めてです。黒字にするのが目的ではないですから、そんな点で、いま一度、検討をいただくことがいいのではないかという思いを強くしています。おまえの言っていることは間違っているというなら、後ほどご説明いただければありがたい、そんな感じでいます。  それから、他の病院との連携という点では、何回かお話を聞いていますから、そのことは理解しております。ただ、少なくなっているからうまく回っているかというと、必ずしもそうではなくて、受け入れも連携ですし、出していくのも連携ということで、総合的に全体がうまく流れていくと。患者が流れると言うのは適当ではないかもしれませんが、うまく役割分担を担っていけるようなシステムをどうするかというようなことですね。日ごろからやっていることだと思うけれども、収入が減ってもいいということではないはずだから、常に点検して、そして、緊張感を保ちながら全体が動いていく体制ということで、いろいろな職種の多い職場なので連携をとることの難しさも十分承知しておりますが、そこはやっぱり一番大事なところですので、あえて触れさせていただきました。  もう少しありますが、きょうは、これでやめます。よろしくお願いします。 ◆宮村素子 委員  猪熊委員から宮村という名前が出ましたので、何か言わなければならないかなと思いました。  やっぱり、市立病院は、2大学とは違って、市民のための最高の医療機関で、市民が一番行きたくなる病院という位置づけで私は考えております。130周年記念の式典を迎えるに当たって、当時の照井院長市立病院はそんなように誇り高い歴史があるべきだというふうにおっしゃいましたが、そういう意味では、市立病院は市民のための病院としてずっと考えてほしいなという思いでエールを送っていきたいと思っているところでございます。  そこで、一つだけ具体的なお願いをさせていただきます。  児童福祉法にのっとった助産施設ですが、低所得者生活保護の世帯のお産は、児童福祉法では自治体病院を指定しなければならないことになっていまして、その指定した病院でお産をするとなっています。札幌市の場合は、今、一つは勤医協、一つは田畑病院という2カ所の病院と、もう一つはあいの里の助産所の3カ所なのですが、多少のでこぼこはあっても、年間で大体250件ぐらいはずっとあるのです。その方たちは、措置費にプラスして1件につき3万1,000円を札幌市が負担してあげています。  ただ、これは措置費ですし、対象となる方たちは、経済的な問題だけではなくて、社会的にも精神的にも物すごく複雑な背景を持った人たちが多いのですね。10代で未婚であったり、相手に非常に問題あったり、そういうケースのお産はやっぱりある程度公的なところで見て、妊娠中もずっとフォローして、その後は何とか就業につなげたり、家庭支援もしっかり必要だというふうに思うのです。  しかし、いかんせん、児童福祉法子ども未来局が扱っていますが、中身を全然わかっていない。ただ、その件数に関してお金を出す、それだけの機能なのです。これは、母子保健の見地からすれば非常に問題があるケースばかりなものですから、今回、子ども未来局の質疑で、まず市立病院にということを副市長に質問しましたら、それは当然なことだ、病院と検討するやの話でした。そのうち話があるのかと思いますが、やっぱり市立病院の担う役割があるというふうに思います。  ただ、市立病院だけでは足りなくて、札幌市内の幾つかの公的な病院に準ずる病院があります。また、産婦人科医会もあって、晴山理事もその会長ですから、ぜひ調整して、ある程度は地域ごとケースをフォローできるようにする。そういう意味で、病院からは、どんな視点が必要かと。現状は同じ連鎖になっているものですから、看護部から地域の病院へ指導に入ったり、サポートに入ったりしながら、その連鎖を切っていい方向に仕向けていく役割は公的な病院として大変大きいし、必要だと思っていますので、ぜひご検討いただきたいと思います。詳しい説明はまたお伺いしたいと思いますが、そのことは早目にご検討いただきますように要望して、終わります。 ○川田ただひさ 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○川田ただひさ 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  ここで、理事者交代のため、委員会を休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午後1時27分       再 開 午後1時28分     ―――――――――――――― ○川田ただひさ 委員長  委員会を再開いたします。  次に、交通局理事者紹介及び所管事務概要の説明をお願いいたします。  なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、ご発言を願います。 ◎若林 交通事業管理者  交通局では、公共交通ネットワークの中核である市営交通の市民の足を守るという社会的使命を果たすため、効率的な事業運営を行うとともに、安全で安定した輸送サービスを提供する取り組みを一層進めてまいりたいというふうに考えております。  経済委員の皆様には、これから1年間、交通局関係の事案につきましてご指導、ご鞭撻をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、各部長から自己紹介をさせていただいた後、事業管理部長から、配付資料に基づきまして、交通局事業概要について説明を申し上げます。  (理事者自己紹介) ◎中田 事業管理部長  それでは、私から、お手元にお配りしております資料に基づき、交通局事業概要につきましてご説明させていただきます。  表紙をおめくりいただいて、1ページ目は、交通局の組織を記載しております。  まず、機構でございますが、若林管理者以下、3名の部長職の体制をとってございます。職員定数は、下に書いてございますが、平成24年度との比較で47名減の660名となってございます。  次に、お開きいただいて、2ページ目は、軌道事業会計の概要でございます。  まず、(1)の業務量でございます。  輸送人員につきましては、定期券利用者の伸びが大きいこともございまして、そういったことを考慮した結果、1日平均の欄にございますとおり、平成24年度予算より658人多い2万1,058人、乗車料収入では4,200万円増の10億8,300万円と見込んでございます。  なお、在籍車両数でございますが、平成24年度に低床車両を1両購入しております。来月5月5日から営業運行を開始する予定ですが、25年度にはさらに2両を購入する予定となってございますので、25年度末時点での在籍車両数は33両となります。  次に、(2)の予算総括表でございます。  表の4段目の網かけ欄にございますとおり、経常収支は4,600万円の赤字となってございます。最終的な年度末の資金状況につきましては、一番下の網かけ欄にございますとおり、約4億3,300万円の資金残となるものでございます。  なお、収益的収支の内訳につきましては、次の3ページにグラフであらわしておりますので、そちらをごらんいただきたいと思います。  真ん中あたりに平成25年度予算のポイントを記載させていただいておりますが、乗車料広告料などの営業収入から人件費あるいは減価償却費といった営業支出を差し引いた営業収支は、前年度と比較して1億2,900万円好転いたしましたが、約1億9,700万円の赤字となっております。  昨年度と比べて好転した要因といたしましては、乗車料収入が増になったほか、退職者の減に伴う退職給与費の減が主な要因でございます。  その下の(3)の主要事業でございます。  こちらは、街路拡幅に伴う軌道設備工事、あるいは、6月22日に予定しておりますSAPICA共通利用への対応、安全運行の確保を図るための軌道改良工事などを予定しているところでございます。また、先般の第1回定例市議会におきまして、補正の議決をいただきました路面電車ループ化を行うための準備工事を実施する路面電車延伸推進事業及び低床車両2両の購入につきましては平成25年度に繰り越して実施することとしております。  次に、おめくりいただきまして、4ページは、高速電車事業会計の概要となります。  まず、(1)の業務量でございますが、平成25年度の輸送人員につきましては、定期券利用者を中心に比較的好調に推移していることを考慮いたしまして、1日平均では24年度予算に比較して8,000人増の57万人と見込んでいるところでございます。また、乗車料収入につきましては、6億2,500万円増の366億2,200万円と見込んでおります。  次に、(2)の予算総括表でございます。
     表の4段目の網かけ欄のとおり、経常収支は64億6,300万円の黒字となっております。最終的な年度末の資金状況につきましては、一番下の段の網かけ欄のとおり、緩和分企業債44億円を発行いたしまして、最終的に年度末の資金不足はなしといった形で予算を組ませていただいております。  次に、5ページでございますが、こちらに収益的収支の内訳を記載しております。グラフであらわしておりますので、こちらをごらんいただければと思います。  真ん中あたりの平成25年度予算のポイントでございますが、営業収支につきましては、前年度から4億8,900万円好転いたしまして77億2,700万円の黒字となっております。好転の要因といたしましては、乗車料収入の増、あるいは人件費減価償却費が減少したためでございます。その下の経常収支につきましては、24年度と比較して17億400万円の好転で、64億6,300万円の黒字となっております。こちらは、借りかえによる利息の減少が大きな要因となってございます。  なお、年度末の不良債務につきましては、先ほどお話ししましたように、ゼロ円、不良債務はなしとなっております。  (3)の主要事業でございます。  こちらは、可動式ホーム柵関連工事ということで、東豊線のホーム柵設置に向けた実施設計を行うほか、丸の四つ目地下鉄照明設備更新工事LED化を進めること、あるいは、ICカード関連費用ということでSAPICA共通利用対応などを図る事業を予定しているところでございます。  お開きいただいて6ページでございますが、こちらは地下鉄事業10か年経営計画進捗状況を示しております。この計画では、営業収支の改善などの具体的な目標を5項目掲げております。  その進捗状況でございますが、上から二つ目の償却前営業収支の改善という項目がございますけれども、こちらは計画と比較いたしまして5億円悪化しております。主な要因といたしましては、平成23年度から、乗り継ぎ割引について、これまでバス、電車が負担しておりました20円分を地下鉄のほうで負担することによる部分で計画よりも5億円悪化しております。ただ、そのほかの項目につきましては、例えば、その下の三つ目の経常収支の改善につきましては、計画に比べて企業債利息が少なく済んでいることがございまして15億円好転するものと見込んでおり、そのほか、営業収支の改善あるいは不良債務の解消といった項目についても計画どおり達成できるものと見込んでいるところでございます。  なお、今年度、平成25年度につきましては、経営計画の最終年度でございます。  現在、交通局内では、来年度、平成26年度をスタートとする次期経営計画の策定に向けて鋭意検討を進めているところでございます。検討の節目節目に当たりましては、経済委員会にもご説明させていただきたいと思っておりますし、また、委員の皆様からはいろいろなご意見をいただきながら進めていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 ○川田ただひさ 委員長  ただいまの説明に対し、質疑はございませんか。 ◆こんどう和雄 委員  可動式ホーム柵の設置は、おかげさまで南北線が終わりまして、次は最後の東豊線ですね。これから実施設計が行われるということで、実際に工事に入るのはいつごろからの予定なのか。平成28年度と伺っておりますが、知っていらっしゃる範囲で教えていただきたいと思います。 ◎富澤 技術担当部長  東豊線のホーム柵の工事でございますが、今のところ、平成28年度中には完成させるということで準備を進めておりまして、実際に現場に設置する作業につきましては28年度の半ばぐらいを予定しております。 ◆猪熊輝夫 委員  予算特別委員会の中でも、伊与部議員が大変情熱的にお話しした路面電車ループ化に関連した用地買収の要員確保と速やかな用地買収、そして改修工事というようなことで、やっぱりテンポを速めていくべきだという点について、本局との打ち合わせなんかはもう済んでいるのですか、それともこれからなのか、これが一つです。  もう一つは、ループ化で駅前通に新線を入れることになりますが、ビルのオーナーの組織、それから店舗の組織などいろいろとあると思いますけれども、物資の搬入や除雪のありよう、あるいはロードヒーティングのありようなどについて事前説明はどの程度進んでいるのか、この辺を改めて聞かせてもらえませんか。  今、答えられなければ、後でもいいです。 ◎富澤 技術担当部長  まず、用地買収等について、本庁の一般会計との協調ですが、従前からいろいろ情報交換をしながら進めてまいっております。今後も、より密接に情報共有を進めていこうということでやっております。  2点目の地元商店街等のことに関しましては、直接は市民まちづくり局で進めておりますので、その辺は後ほどご説明させていただきたいと思います。 ◎田畑 高速電車部長  若干補足させていただきます。  今年度に入ってから、市民まちづくり局の担当部局と、毎週1回、水曜日の午後と決めて定期的に密な打ち合わせをするようにしました。今年度は既に3回ほど開催しております。今後も、歩調を合わせるためにこれを続けていこうと考えております。 ◆猪熊輝夫 委員  例の拡幅と線路を変えていくというのがありますね。400メートルだか何メートルだかということで、伊与部議員がよく数字を言っておりますが、これが本当に1年にわずかしか進まないというので大変な年月を要するという話をよく聞かされております。あれは、起点から終点まで1業者で進んでいけば何十年もかかるような話になるのだけれども、それを刻んで幾つかの業者でやることによって短期間にやっていくことも十分可能ではないかと思うのです、素人目で技術的な面を想定して。  だから、そんなことを含めてどうなるのか、あわせて、一度説明してくれませんか。きょうは、何も聞かなくて結構です。 ○川田ただひさ 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○川田ただひさ 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  ここで、理事者交代のため、委員会を休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午後1時43分       再 開 午後1時45分     ―――――――――――――― ○川田ただひさ 委員長  委員会を再開いたします。  次に、経済局の理事者紹介及び所管事務概要の説明をお願いいたします。  なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、ご発言を願います。 ◎荒井 経済局長  委員の皆様には、経済局の諸政策にわたりまして日ごろからご協力いただきまして、ありがとうございます。この場をかりまして、深く感謝を申し上げたいと思います。  それでは、農業委員会の会長及び各部長の自己紹介をさせていただきます。また、経済局の事務概要につきましては、各部長から順次させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◎坂田 農業委員会会長  農業、そしてまた農業者の代表機関として、農地の利用、保全、また担い手育成にかかわってその役割を担っていきますけれども、本年も同様に活動してまいりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。  (理事者自己紹介) ◎川畑 産業振興部長  それでは、経済局関連の事務概要につきまして、お配りした資料に基づいてご説明申し上げます。  まず、経済局の機構でございます。1ページが産業振興部、2ページが雇用推進部、農政部、中央卸売市場、そして、3ページが農業委員会事務局でございます。4ページから6ページが経済局の各部の事務分掌でございます。7ページは農業委員会事務局、8ページは農業委員会委員名簿、そして9ページに農業委員会の概要がございます。  次に、平成25年度の主要な事業につきましては、10ページのA3判横の表ですが、経済局の計画と25年度の主な取り組みに基づきましてご説明申し上げます。  初めに、経済局のビジョン、計画などでございますが、資料の左側をごらんください。  まず、産業振興ビジョンにおきまして、重点分野及び施策の方向性を定めております。札幌の経済成長を牽引する重点分野といたしまして、食、観光、環境、健康・福祉を掲げて各分野の振興を図っております。また、このビジョンのアクションプランの一つといたしまして、札幌型ものづくり振興戦略を定めております。こちらでは、札幌型ものづくり産業として、食料品製造、金属・機械製造、印刷、コンテンツ、IT、バイオの主要6産業を位置づけて振興しております。  また、雇用推進部におきましては、5万人の雇用創出を掲げております。第3次札幌新まちづくり計画の目標数値でございますが、事業の実施に伴い順調に雇用が生まれておりまして、平成26年度の目標年次までに目標雇用を達成できる見込みでございます。  また、農政部では、農業を取り巻く環境の変化に対応した新たな都市農業の展開を図るために、さっぽろ都市農業ビジョンの今後の重点的な取り組みを定めております。このため、関係機関との連携をさらに強化しながら、課題解決に着実に取り組んでまいります。  中央卸売市場では、経営活性化プロジェクトを進めております。その中に二つございまして、市場取引の取扱高の増加を目指す市場活性化ビジョン、市場経営の健全化を目指す市場経営改革プランを同時に実行していくことで、持続可能な強い市場づくりを進めてまいります。  続きまして、各部の取り組みでございますが、資料の右半分をごらんください。  初めに、産業振興部でございます。一つ目の項目のいわゆるフード特区の関連では、新規事業として2事業を設けております。フード特区関連大型設備投資利子助成金は、市内におきまして、食品関連の設備投資を行う企業に対し、融資を受けた場合の利子の一部を助成するものでございます。それから、輸出仕様食品製造支援事業では、海外市場のニーズに合った商品開発、企業の取り組みを支援してまいります。  札幌コンテンツ特区につきましては、アジア諸国と連携した映像の国際共同制作や映像の国際共同流通、そして、人材育成を進めてまいります。あわせまして、これらをさらに推進するための撮影環境の整備や資金調達手段の検討などに取り組んでまいります。  札幌型ものづくり産業の振興といたしましては、新たに若手の技術者育成支援を行うものづくり産業の人材育成支援事業や、二つ目としてデザインを積極的に活用した製品開発を支援する事業を創設しております。  資料の右上をごらんください。  戦略的な企業立地の促進につきましては、企業立地の予算額を大幅に増額するとともに、専任の担当課長を新たに設けまして、誘致体制を強化したところでございます。食、バイオ関連などを中心に立地を進めてまいります。  環境・エネルギー関連産業の振興につきましては、市内の企業がエネルギーをつくる、いわゆる創エネに関する技術や製品の開発を支援する事業を計画しております札幌型新エネルギー産業開発支援事業でございます。また、札幌型スマートファクトリー化推進支援事業といたしまして、工業団地の省エネ化を図る取り組みを新たにモデルとして実施いたします。  また、市民や企業のアイデアを生かした新たなビジネスの創出ということで、今年度は六つの提案型のビジネスコンテストを予定しております。スポーツや健康サービス、あるいは、学生による商店街活性化などのコンテストを一体として、創造都市さっぽろビジネスコンテストとしてPRいたしまして、発信力を高め、多くの方に関心を持っていただき、また、たくさんのご応募をいただきたいと考えております。 ◎白岩 雇用推進部長  続きまして、私から、中段左側の雇用推進部の主な取り組みにつきましてご説明申し上げます。  まず、あいワークの増設、就職のための各種支援につきましては、中央区と東区の職業相談コーナーをあいワークへ移行いたしまして、全区で職業紹介が可能な体制を整える予定となっております。女性や中高年齢者向けには、就職活動における基礎セミナー、カウンセリング、職業紹介等の総合的な支援を行うとともに、生活保護受給者にはスキルアップセミナーを実施し、早期就労に向けての支援を行ってまいります。これらの支援に加えまして、就職まであと一歩の求職者に対しまして、資格取得、職場実習等を通じて就職を支援しまいります。また、人材育成の分野につきましては、本市を初め、経済団体等の10者で構成されました札幌雇用創造協議会が厚生労働省から受託して行います地域雇用創造推進事業、これはパッケージ事業と呼ばれておりますが、これらの各種講座やマッチングのための合同企業説明会によりまして、産業振興ビジョンにおける重点4分野の産業を担う人材を育成し、就職促進を図ってまいります。  一方、若年求職者の雇用と定着の促進に向けた取り組みにつきましては、若年求職者の厳しい雇用状況を背景にいたしまして、当該求職者には、社会人基礎力養成研修などを実施し、企業側には雇用を後押しするための助成を行うことで、求職者と企業を双方向から支援し、若者の雇用と定着の促進を図ってまいります。 ◎三部 農政部長  次に、農政部につきましては、右側の段の1項目めの担い手対策の充実と農地利用の促進に向けた取り組みでは、新規就農者を育成いたしますさっぽろ夢農業人育成支援事業がございますが、これは、平成24年度の藤野地区での研修の実施に引き続きまして、25年度は滝野地区での研修事業を開始いたしますとともに、3カ所目の研修農場の開設に向けた取り組みを進めてまいります。  また、2項目めの地産地消の推進及び食と農業を大切にする環境づくりに向けた取り組みといたしまして、サッポロさとらんどにおいて、小学生への農業体験機会の拡充と食農教育を実践できる場として子ども学習農園整備事業に着手をしてまいります。平成24年度の実施設計を踏まえ、25年度は圃場と食育広場の一部の整備工事を実施してまいります。 ◎元木 中央卸売市場長  最後に、中央卸売市場についてご説明させていただきます。  右下の1項目めの中央拠点市場としての機能強化など活性化への取り組みについてでございます。活性化ビジョンの目標である市場取扱高の増加を後押しすることを目的といたしまして、卸売業者、仲卸業者などがみずから実施いたします販売力強化などの事業に対して、その事業費の一部を補助いたします戦略的経営支援事業を平成23年度から5カ年の継続事業で実施してございます。本年度は、その3年目として、23年度からの継続4事業に対する補助と新規8事業の募集をすることとしておりまして、道産品の販売促進への取り組みを支援することといたしてございます。  次に、経営改革プランの着実な実施といたしましては、市場内照明設備改良事業を実施いたします。この事業は、市場の照明設備のほとんどに当たる約7,000台をLED照明に取りかえるもので、照明に係る消費電力の約6割の削減を見込んでおりまして、光熱費の節減を図るとともに、二酸化炭素の排出量の削減を図ってまいります。 ○川田ただひさ 委員長  ただいまの説明に対し、質疑はございませんか。 ◆木村彰男 委員  三部部長にお聞きします。  先ほど、担い手対策のことで、南区の藤野と滝野のお話が出ましたね。きょうでなくて結構ですが、藤野の事業の総括と滝野の事業の今後の方針といいますか、予定について、ペーパーでもいいので、ご報告をお願いいたします。 ○川田ただひさ 委員長  要望ということでよろしいですか。 ◆木村彰男 委員  はい。 ◆こんどう和雄 委員  機構図の1ページに、北京の駐在ということで事務所を出していますが、今まで具体的にどんなことをなさっているのか。活躍されていらっしゃるわけですから、実際にどんなことを目標とされて、どういう実績を積み上げられたか、きょうでなくて構いませんので、ペーパーで具体的にお願いしたいと思います。  それから、歴史がずっとあります札幌市産業振興センター、財団法人さっぽろ産業振興財団やエレクトロニクスセンターにも派遣されていらっしゃいます。ここは、札幌市の頭脳集団として生かしていかれると思っているのですけれども、ここでは何を掲げて、これからどういうことをなさろうとしているのか、ペーパーでわかりやすく説明資料をいただければ助かります。 ○川田ただひさ 委員長  これも要望でよろしいですか。 ◆こんどう和雄 委員  はい。 ◆阿知良寛美 委員  私から、何点かお伺いします。  まず、産業振興部に戦略的な企業立地の促進とあります。この間、日本の総人口の減ということが発表になりました。ますます減少していくのだろうと思います。札幌市も、平成27年をピークに、予想では193万7,000人ということで、そこに到達するのがちょっと早まってきているというお話は聞いていますが、それ以降は緩やかに減少ということで、しかも高齢化ということですから、そういう意味では購買欲は相当落ちてくるのだろうと思うのです。そういった中で、今まで、本州から持ってきてここで販売するというやり方ですが、買う人も少なくなるので、ここでしっかりと物をつくって大消費地であるところに持っていくという戦略であろうと思うのです。しかし、これまでの取り組みでいくと、なかなか実績が上がっていないのが現状だろうと思うのです。  そんな条件が重なってきているわけですが、どのようなことを立地促進事業として考えていらっしゃるのかということが一つです。  それから、中央卸売市場では、LEDを7,000台だと。今、LEDはどのぐらいもつ計算ですか。それを確認したいと思います。 ◎川畑 産業振興部長  企業立地の関係でございますが、人口減少が予想される中で経済規模も縮小していくのではないか、それに対してどう考えるかというご質問だと思います。  ご承知のとおり、北海道は食が強みでございます。北海道の中にある札幌の製造業が北海道のいろいろな生産地と協力することで付加価値の高いものを生み出していけるのではないかということで、道庁とも連携しながら、フード特区と、それに関連した取り組み、先ほどご紹介しましたように、市内で設備投資をしていただける方へのご支援や海外に物を売っていく企業へのご支援を誘致だけではなくやっていきたいと思います。また、誘致に関しては、ご承知のとおり、今、フード特区の機能性食品について、独自の表示制度の運用を道庁で始められましたので、そういったものをメリットとして、北海道に工場、研究所などをつくりたいというところをターゲットに誘致を進めてまいりたいと考えております。 ◎元木 中央卸売市場長  2点目のLED照明の寿命ということだと思いますが、我々の今の使用実態から申しますと、18年程度はもつのではないかと考えております。 ◆阿知良寛美 委員  現状では何年ぐらいなのですか。 ◎元木 中央卸売市場長  今、私どもの市場にはいろいろな照明がございます。事務所にある白熱灯から、競り場は体育館につくような大きな照明がございますが、大きな照明の部分も、ひどいものでは1年ぐらいで球切れをしてしまうものもございます。参考までに申し上げますと、その球切れに要する費用が年間で1,300万円程度かかっている現状にございます。 ◆阿知良寛美 委員  LEDというと長寿命、省エネ、省電力ということで、本庁舎も取りかえました。ただ、LEDの電球にはいろいろなタイプがあるのです。LEDの素粒子だけが入っているものと、安定器を含んだものがあって、これをごっちゃにして考えたら困るのです。安定器が入ったものは、従来の電球と同じで、LEDのものはそのままもつかもしれないけれども、そちらが壊れるということは寿命がそこまで伸びないということです。  市場に入れるのはどちらですか。 ◎元木 中央卸売市場長  詳細は後ほどご説明させていただきたいと思いますけれども、両方のタイプがあるというのは承知しております。 ◆阿知良寛美 委員  これは、連休明けの発注予定ですね。 ◎元木 中央卸売市場長  今の予定では、連休明けというか、5月の中ぐらいにできれば契約に持っていきたいと予定しております。 ◆阿知良寛美 委員  では、どちらを選ぶのかは、後からで結構ですので、教えていただきたいと思います。  もう一つは、市場は広大な施設ですね。ここに、技術職員はどのぐらいいるのか、また、どんな職がいるのか、もしくは、市場としてはこういう職種の人が欲しい、でも、現実には来てくれないのだ、人がいないのだ、手当てしてくれないのだというものがあれば教えていただきたいと思います。 ◎元木 中央卸売市場長  現在、私どもの職員はたしか23名です。そのうち、技術職員といいますか、建築職が1名ございます。その1名の建築職によりまして市場内の建築関係や設備関係の保守をしてございます。  私どもの施設は、平成19年に全ての建てかえが終わっておりますので、建築関係につきましては、ところどころはシャッターなどが壊れたりするのですが、今後は、まず最初に寿命が来るのは設備系だと考えております。ですから、そういった設備系の職員もできればいたほうが、今後、建物の中でも最初に寿命が来る設備関係の保守関係では心強いなとは思ってございます。 ◆阿知良寛美 委員  もう建ってしまったから、建てるときや計画するときには建築が必要だろうと思いますが、これからは保守になるわけだから、局長、電気職、もしくは、設備職、機械職の人をぜひ強く要望したほうがいいのではないですか。我々も応援します。 ◎荒井 経済局長  心強いお話をありがとうございます。  これから、どうしても維持に入ってきますので、維持に適応した職員が必要になります。特に委員がおっしゃるように、広大な敷地なものですから設備系も膨大になりますので、そういったものをメンテナンスしながら長寿命化を図っていくにはそれに精通した人間が必要だと思いますので、後押しをよろしくお願いしたいと思います。 ◆阿知良寛美 委員  最後に、要望というか、意見です。  そういう建築職の方が、例えば、今回計画されているLEDの3億5,000万円の設計を多分されているのだろうと思うのです。建築士がどうのこうのということは僕は言わないけれども、やっぱり、電気のことは電気職がやらないと、全体を見渡すことは多分不可能だと思います。その意味では、今後どういうふうになるかはわかりませんが、そういった仕事に見合った職種を配置すると。札幌市では全体的に採用を減らしていた時期がありますから、今、大変な状況になっているのですね。要望したもの全部が通るということは多分ないとは思いますけれども、そうであれば、少なくとも都市局という局がありますから、お金を払わなくてはいけないですが、そこに設計委託するなり、いろいろな方法があるわけで、忙しい中で必ずしも自前でやる必要はないと思います。  そういったことも今後は提案させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◆福田浩太郎 委員  私からは、雇用と農政について簡潔にお伺いしたいと思います。  先ほど部長のご説明の中で、生活保護受給者に対する自立に向けた職業訓練等のお話がございました。昨今は、生活保護受給者のことがクローズアップされておりますし、また、扶助費の額のことも言われています。受給者の方とお話しする機会がありましたけれども、保護受給者の方としては、働く気持ちはあるけれども、ずっと働いていなかった中で、いきなりフルタイムで働くのは余りにもハードルが高い、中間的な労働があれば、自分がどこまでできるのかを試したいというようなお話がありまして、やはり重要な点だなというふうに思いました。  そこで、先ほどちらっと触れられた生活保護の方に対する職業訓練について、どんなようなことを考えられているのか、お聞きしたいと思います。  また、地域雇用創造推進事業ですが、これは、国の関係で去年ぐらいで終わりだったような記憶があったのですけれども、継続になったのかどうか、聞きたいと思います。
     それから、農政の関係ですが、担い手対策ということで、先ほど夢農業人のお話がございました。やはり、多様な担い手ということで、企業、また農業法人などの新しい担い手ということも言われておりますけれども、そうした企業や法人と利用されていない農地を結びつけるような事業をお考えになっているのかどうか、可能な範囲でお答えいただきたいと思います。 ◎白岩 雇用推進部長  まず、1点目のスキルアップセミナーということでございます。  これにつきましては、各区にあいワークがございまして、その中で、生活保護受給者の30歳以上の方、それから29歳以下の方という形で、生活保護受給者の方々の自立支援のためにセミナーを開催しております。これを昨年度から実施いたしております。今年度につきましても、先日、プロポーザルを終えまして、これからまた実施していく予定でございます。そういった意味におきましては、あいワークとも絡むのですが、あいワークは、今、中央、東で整備を進めておりますけれども、それも加えていく中で、生活保護受給者の自立に向けた施策について、保護指導課、各区の保護課とも連携しながら我々としても側面から対応してまいりたいと考えております。  それから、2点目のパッケージ事業、いわゆる地域雇用創造推進事業でございます。これにつきましては、国の10分の10の事業でございまして、一応、3カ年の期間になっており、今年度で一旦の期間が切れることになっております。私どもとしましては、今回で3回目のパッケージ事業となりますので、来年度以降につきましては、再度3カ年のパッケージ事業を取得すべく、国に対してまた新たな提案を作成して働きかけてまいりたいと考えております。 ◎三部 農政部長  多様な担い手ということで、特に企業、法人と遊休化したような農地を結びつけるというお話でした。現在、法人数としては約30ぐらいの法人でして、株式会社からいろいろな形のものが入っておりまして、今は一般法人も農地を借りることができるようになっております。そうした中で、私どもは、人・農地プランという地区ごとの計画を立てて、その地区にどんな遊休農地があり、それをどういう人に結びつけるかということを話し合っております。これは、優先順位としては、できればその地域の中心となる担い手や新規就農の方などを順番に結びつけておりますが、それでは到底埋まりそうにありません。そこで、今、法人とか福祉法人などのいろいろな団体が声を上げておりますので、そうしたところにも適宜結びつけるようなことをプランづくりの中で検討している状況でございます。 ◆福田浩太郎 委員  この場では時間も限りがありますので、改めて、担当の方から説明を聞かせていただきたいということを要望して、終わります。 ◆猪熊輝夫 委員  たくさんあるけれども、怒られるから一つだけにします。  LEDの話ですが、軟弱野菜を暗室でつくり始めましたね。あれには関心を持つべきではないかと思うのです。農業試験場がいいのかどうか、僕はよくわからないけれども、先行的にやって、都市型農業の従事者の皆さん方に何か素材を提供するようなことを含めて、先進的な大学の研修室もさることながら――ハンディのある人方を雇用対象にするのだということで、どこかの会社を退職して個人的にアパートの一室を使ってやっているという新聞報道が最近ありました。ですから、都市型農業の一つの形態として、農業従事者の皆さんも、土づくりから始めるという歴史的な農法の一方で、発想を変えて、調整区域といえども、そういうようなものを特区的な扱いでやっていけるようなことも含めて、構想を練りながら、実験的にやってみてはどうかと。  縮んだ菜っぱだけでいいのかどうかはわかりませんが、いろいろなことが可能なのだと思いますから、農業センターでそういうようなことを試行錯誤的にやっていくということがあってもいいのではないかと思うので、そんなことについて何か考えていることがあったら言ってみてください。 ◎三部 農政部長  LEDなど植物工場的なご発想だと思います。私が農業をやっていた経験上から申し上げると、普通の水耕栽培など高集約的な農業はありますけれども、普通の菜っぱものだけをつくって出していると、採算がなかなかとれないなと今まで感じているところです。そうした意味で、今、一つ成功しているのではないかと思われるものは、丘珠に水耕栽培の大きなところがあります。そこでは、ベビーリーフなんかをつくって、スーパーに出荷していて、非常にシェアを上げて何億円という売り上げになっている事例があります。そうした形で、例えば、そこで研修した人が外へ出て、同じような栽培をして、親会社と一緒に売ってもらうような、そういうフランチャイザーとフランチャイジーみたいな関係の農場的なことができればと思っております。  農地には、栽培上、不適な遊休農地もありますので、あくまでも太陽光利用型ですが、そうしたところを活用しながら、今、委員がおっしゃられたような障がい者の活用も含めて、集約的な栽培がいろいろと考えられるのではないかなと思ってちょっと興味を持って見ているところでございます。 ◆猪熊輝夫 委員  そこで、その部分を札幌の行政区域の中で専用農家としてやっている人方にもしっかりと受けとめていただいて、華麗に変身すると。畑をいじらないで、そういったことで生計を営めるのだというところまで、営業感覚というか、発想を広げるような意識を持ってやっていただくことが――今の農業委員会のありようとしては、全道的な視点で国への要望とかなんとかをとかくやっていますから、これは都市型には余りご利益がないのですね。やっぱり、都市型農業のありようという点で、僕は独自の発想を持ってやっていくことが大事だと思うので、政令市が約20にもなったから、そういう視点でそんなところとの交流の場を持つのもいいのかなと思います。ただ、こちらが余りに先行しても、いいとこどりでみんな持っていかれたら困るから、当面は独自でやるような形を含めて、都市型の農業従事者がある面で壁を感じつつ頑張っていらっしゃるところがありますので、そんな点で何か応えていくというか、種まきをするようなことを意識してほしい。きょうは、意見といたします。  そこで、委員長、僕はお願いがあるのだけれども、経済局で言うと、例えば、産業振興部を集中的に議論するとか、部単位に集中的に議論するような形で、将来の札幌の経済がどうなっていくのかということを勉強させていただくような企画を正副委員長でご検討いただくことを要望させていただいて、終わります。 ○川田ただひさ 委員長  検討させていただきます。  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○川田ただひさ 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  ここで、理事者交代のため、委員会を休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午後2時20分       再 開 午後2時21分     ―――――――――――――― ○川田ただひさ 委員長  委員会を再開いたします。  次に、観光文化局の理事者紹介及び所管事務概要の説明をお願いします。  なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、ご発言を願います。 ◎可児 観光文化局長  私ども観光文化局は、札幌の豊かな自然や四季折々のイベントをうまく活用しながら、国内外から多くの観光客に来ていただいて、活気あふれる集客交流都市さっぽろの実現を目指しているところでございます。また、国際芸術祭や雪まつりのプロジェクションマッピングなどが代表的な例でございますが、創造都市さっぽろの推進についても取り組んでいるところでございます。このようなことを含めまして、市民が文化芸術やスポーツを身近に感じ、気軽に楽しめる環境を整えて、このまちを誇りに持てるような魅力あるまちづくりを進めていきたいというふうに考えているところでございます。  それではまず、本日出席しております説明員の自己紹介をさせていただきたいと思います。  (理事者自己紹介) ◎可児 観光文化局長  それでは、観光文化局所管事務につきまして、担当部長から、順次、ご説明させていただきたいと思います。 ◎高野 観光コンベンション部長  お手元の資料に基づいてご説明申し上げます。  まず、1ページから4ページまででございますが、観光文化局全体の機構と事務分掌を載せております。機構における平成25年度の主な変更点ですが、1ページ目の観光コンベンションにおいては、MICE誘致の取り組みをより一層進めるため、MICE推進担当係長を新設しております。  次に、2ページ目の文化部におきましては、国際芸術祭の本格準備に向け、課長職、係長職を増員しております。  最後に、3ページ目のスポーツ部におきましては、第8回札幌アジア冬季競技大会に向け、組織委員会へ局長職以下を派遣し、準備体制を強化しております。  次に、平成25年度の観光コンベンション部の主要事業でございます。観光コンベンション部におきましては、札幌市が持つ観光資源を活用し、効果的にPRすることによりまして、集客、交流を促進させるとともに、観光客に対するホスピタリティーの向上など受け入れ体制を充実させてまいります。  それでは、5ページ以降の資料に基づきまして、主な事業を幾つかご説明いたします。  初めに、一番上の太字の観光振興費及び次の太字の観光行事等助成費ですが、これは、観光関連施設の維持管理費、各区の祭りや札幌観光協会に対する補助金等でございます。  次に、その下の太字の集客交流促進費でございます。主な新規事業をご説明しますと、まず、下から2番目の有望市場誘致強化事業費ですが、市場拡大が著しいタイを対象に、国、道、道内市町村、観光事業者と連携して観光客誘致事業を実施するものでございます。さらに、その下の戦略的観光資源発掘・創出事業費ですが、各国の市場のニーズを踏まえ、リピーターに対しても新たな魅力となる観光資源の掘り起こしや創出に取り組むものでございます。  次に、6ページの最初の太字の都市魅力向上費でございます。まず、さっぽろ雪まつり事業費及びさっぽろ雪まつり魅力アップ事業費ですが、実行委員会への補助、大通会場5丁目、10丁目の大雪像製作のほか、地下歩行空間での雪めぐり回廊やプロジェクションマッピングによる新たな魅力創出を行うものでございます。  次に、その下の定山渓地区魅力アップ事業費ですが、定山渓の魅力向上のための構想策定に向けた検討委員会の運営のほか、地域の魅力活性化を支援するソフト事業を実施いたします。  最後に、その下の太字のコンベンション推進費でございますが、MICE誘致強化のため、コンベンションビューロー運営費補助金等を支出するほか、最後に記載がありますMICE誘致強化事業費では、札幌の優位性をアピールするための新たなメニューを開発するなど、MICEを積極的に誘致する事業を新たに実施いたします。 ◎杉本 文化部長  次に、平成25年度の文化部所管事業につきましてご説明申し上げます。  文化部では、市民の皆さんが多様な文化芸術に親しむ環境をさらに整備していくとともに、貴重な文化財の保護と活用を図ることにより魅力あふれるまちづくりを進めてまいります。  それでは、文化部の主な事業についてご説明させていただきます。  初めに、6ページ下段の太字の文化芸術推進費でございますが、これは、PMF事業費補助金等やさっぽろアートステージ事業費、サッポロ・シティ・ジャズ事業費など、さまざまな文化芸術の振興にかかわる事業費でございます。その他の事業といたしましては、7ページ中段の国際芸術祭開催準備費でございますが、これは、平成26年度に予定しております国際芸術祭の開催に向けた実行委員会の運営やプレイベントを開催するものでございます。  次に、下段の太字の文化芸術施設整備費でございます。主な事業といたしましては、7ページの一番下の市民交流複合施設ホール等検討事業費ですが、これは、創世1.1.1区(さんく)内に計画しております市民交流複合施設の整備や運営、あるいは、事業計画等を検討する事業費でございます。  また、8ページの上から4段目の国際芸術祭交流施設整備事業費ですが、これは、国際芸術祭の継続的開催に当たり、アーティスト・イン・レジデンス型のアトリエを含む施設として活用するため、旧天神山国際ハウスを再整備するものでございます。  次に、3段下の太字の札幌芸術の森等運営管理費、その下の札幌コンサートホール運営管理費及びその下の教育文化会館運営管理費でございますが、これらは、各文化芸術施設の指定管理費と事業に対する補助でございます。  次に、その下の太字の文化財保護費でございます。まず、文化財保存費ですが、時計台など所管文化財施設の維持管理を行うものでございます。また、一番下の仮称)古代の里整備事業費ですが、これは、サッポロさとらんど内に整備いたします遺跡公園の基本構想を検討する委員会の運営や遺跡範囲の測量調査等を行うものでございます。  最後に、9ページの太字の文化財施設整備費でございます。これは、豊平館の保存・修理工事や活用にかかわる施設整備設計費のほか、道指定文化財である旧永山武四郎邸に付設しております旧三菱工業寮の活用にかかわる調査費等でございます。 ◎西田 スポーツ部長  スポーツ部所管の事業につきましてご説明申し上げます。  スポーツ部は、特にカーリングの普及振興を通した集客交流につながる取り組みなど、札幌ならではの地域特性を生かしたウインタースポーツの活性化を推進してまいります。  主な事業といたしましては、9ページ以降のスポーツ部の欄をごらんください。  初めに、一番下の太字の体育振興指導費でございます。一番下の項目のカーリング普及事業費でございますが、昨年9月にオープンしたどうぎんカーリングスタジアムにおいて、引き続き体験会や教室を開催するなど、市民や観光客の皆さんが気軽にカーリングを楽しめる環境を整えてまいります。  次に、10ページの下から二つ目の太字の体育施設運営管理費でございます。これは、スポーツ部が所管しております体育館や温水プール、また、今年度からスポーツ部の所管となりました厚別公園競技場を含めた36施設の指定管理費等でございます。  次に、その下の太字のその他体育施設運営管理費でございます。11ページの一番上のジャンプ競技場改修事業費でございますが、昨年、国際競技規則が改正され、クーリングシステムという滑走面の冷却装置の導入が必要となりましたことから、大倉山と宮の森の両ジャンプ競技場の改修を行うものでございます。  次に、二つ下の厚別公園競技場改修事業費でございます。厚別公園競技場は、道内で唯一の第1種公認の陸上競技場となっておりますが、引き続き第1種の公認を維持するためには、メーン競技場の補修や補助競技場の全天候化などが必要であることから、今年度は改修工事のための実施設計を行うものでございます。  次に、その下の太字の2017年アジア冬季競技大会開催準備費と次の項目の貸付金でございます。本年、4月1日付で大会組織委員会を設置しましたが、大会の開催に向け、大会実施プランの策定等を行ってまいります。また、貸付金につきましては、大会組織委員会から支払うこととなる本市派遣職員に対する各種手当及び社会保険料等の相当額を本市から貸し付けるものでございます。  次に、中央体育館改築事業費でございます。新体育館建設に向けまして、今年度は基本設計を実施するものでございます。 ◎可児 観光文化局長  今年度もどうぞよろしくお願いいたします。 ○川田ただひさ 委員長  ただいまの説明に対し、質疑はございませんか。 ◆林家とんでん平 委員  スポーツ部の関係では、先日、ボストンマラソンでの爆発事件で、国際的、社会的にいろいろと問題になっていると思うのです。その際、札幌で開催されるマラソンに限らず、そうなってしまうような気がするのですが、その辺の考え方を今後はどうしようとしているのか、お聞きできればと思っております。 ◎西田 スポーツ部長  マラソンに限らずというお話でございましたけれども、札幌市では、北海道マラソン、札幌マラソンを初め、さまざまな大規模なスポーツ大会がございます。ボストンの事件を受けまして、札幌市で開催するものについてはどうなのだというお話をいただくこともございますが、警備等につきましては、当然、警察を含めた関係機関と連携をしながら十分な体制をとるように図ってまいりたいと思います。具体的にどうこうというものまではまだできておりませんが、当然ながら、ボストンの事件を教訓としなければならないというふうには考えてございます。 ◆木村彰男 委員  私は、要望です。  5ページの観光案内所運営費に掲げられている中に、定山渓が一つ載っております。それから、6ページの都市魅力向上費の中に、定山渓地区の魅力アップ事業費のことが掲げられております。これは、たしか去年もやっていた事業で、私が知っている限り、ジャズなんかもやっていたと思いますけれども、それらのものを総括してことしはどのような形で力を入れていくのか、この2点について、後からで結構なので、ペーパーで教えていただくようにお願いしておきます。 ◆阿知良寛美 委員  札幌ドームのネーミングの3回目はどんな状況か、教えていただきたいと思います。 ◎西田 スポーツ部長  ご承知のとおり、過去に2回、5億円の5年という条件で公募しましたけれども、応募、決定に至らなかったということでございます。当然、額なり年数なりを慎重に見きわめた上で、再度、条件等について検討していきたいという段階でございます。まだ、いつであるとか、どういう条件かを決定しているものではございません。 ◆阿知良寛美 委員  では、なるべく早くその条件を決めていただきたいと思います。というのは、やっぱり100億円の補修費をかけてといいますか、保全をしなければいけないわけですから、そこがしっかり決まらないと市民負担がふえるばかりになります。相当な決意をされているとは思いますけれども、応募する側もしやすいような条件も多分あるだろうと思いますので、十分に検討して努力していただきたいというふうに要望して、終わります。 ○川田ただひさ 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○川田ただひさ 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  ここで、理事者退席のため、委員会を休憩いたします。     ――――――――――――――       休 憩 午後2時37分       再 開 午後2時38分     ―――――――――――――― ○川田ただひさ 委員長  委員会を再開いたします。  最後に、委員派遣についてお諮りいたします。  本委員会に関係する本市の諸課題や取り組みについて、道外他都市の事例を調査し、今後の委員会活動の参考とするため、お手元に配付の内容のとおり、行政視察を実施することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○川田ただひさ 委員長  異議なしと認め、行政視察を実施することにいたします。  なお、詳細については、適宜、委員の皆様にお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午後2時39分...