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  1. 札幌市議会 2012-05-30
    平成24年(常任)財政市民委員会−05月30日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成24年(常任財政市民委員会−05月30日-記録平成24年(常任財政市民委員会  札幌市議会財政市民委員会記録            平成24年5月30日(水曜日)       ────────────────────────       開 会 午後1時22分 ○しのだ江里子 委員長  ただいまから、財政市民委員会を開会いたします。  報告事項は、特にございません。  それでは、議事に入ります。  議案第13号 北九条小学校改築工事請負契約締結の件及び議案第14号 手稲中学校改築工事請負契約締結の件の2件を一括議題とし、理事者から補足説明を受けます。 ◎木村 管財部長  議案第13号 北九条小学校改築工事請負契約締結の件及び議案第14号 手稲中学校改築工事請負契約締結の件につきまして、事前にお渡ししております説明資料に沿ってご説明させていただきます。  最初に、北九条小学校改築工事の件でございます。  工事概要ですが、構造規模鉄筋コンクリートづくり地上5階建てで、延べ面積は7,782平方メートル、内容校舎改築工事であります。契約相手方伊藤組土建株式会社であります。  地方自治法施行令第167条の5の2の規定による一般競争入札を行った結果、契約金額は10億8,570万円となっております。また、竣工期限平成25年3月12日でございます。  続きまして、手稲中学校改築工事の件であります。  工事概要ですが、構造規模鉄筋コンクリートを主とする構造地上3階建てで、延べ面積は8,892平方メートル、内容校舎改築工事でございます。契約相手方伊藤組土建株式会社でございます。  地方自治法施行令第167条の5の2の規定による一般競争入札を行った結果、契約金額は11億7,705万円となっております。また、竣工期限平成25年3月12日でございます。  以上、2件、ご審議のほどをよろしくお願いいたします。 ○しのだ江里子 委員長  それでは、質疑を行います。 ◆中村たけし 委員  私から、まず、1点質問させていただきます。  この案件は、二つとも最低制限価格を下回る落札であったというふうにお聞きしているところですが、この低入札価格調査がどのような流れで行われて、どのような状況になったのか、最初にお伺いします。
    木村 管財部長  低入札価格調査におきましては、失格判断基準による調査を行いまして、失格判断基準以上の最低価格入札者から、低価格入札した理由、手持ち工事状況経営状況等に関する書類の提出を求めまして、それを審査の上、さらにヒアリングを行いまして、その後は、その結果の内部審議を経まして落札者を決定しているところでございます。 ◆中村たけし 委員  失格判断基準ですけれども、失格判断基準の設定についてはどのようになっているのか、また、失格判断基準基準はどのように決められているのかということについてお聞きします。 ◎木村 管財部長  失格判断基準についてですけれども、設計金額に対する割合が直接工事費で80%、共通仮設費で70%、現場管理費で80%、一般管理費等で40%を設定しており、最低価格入札者から提出された工事費等内訳書積算内訳のうち、いずれか1項目でもこの基準を下回った場合は、その入札において失格にしているものでございます。  なお、当該基準につきましては、この4月に引き上げをいたしまして、現場管理費につきましては85%、一般管理費等につきましては65%としておりますけれども、当該契約締結案件につきましては、本年3月に告示した案件でございますので、旧基準の適用となっているものでございます。 ◆中村たけし 委員  一つ確認ですけれども、この失格判断基準は、国の定めと道の基準を参考にして決めているというふうにお話があったと思うのですが、いわゆる国の会計令で定めている特別重点調査基準価格よりは、札幌市が決めている失格判断基準は厳しくなっているという認識でいいのでしょうか。 ◎木村 管財部長  国の特別重点調査基準と比較いたしますと、直接工事費では、国が75%ですけれども、札幌市は80%、共通仮設費は同じく70%でございますが、現場管理費では70%のところを85%、一般管理費等につきましては30%のところを65%ということで、失格判断基準は国より高くなっております。 ◆中村たけし 委員  札幌市では、このように国の基準よりも厳しい失格判断基準を定めています。この点は、工事品質、また作業の安全を確保する上で大変重要で、評価できる点だと思います。また、最低制限価格も昨年度より上げております。ただ、最低制限価格は設定しておりますが、入札ではそれより低い価格入札してきているわけですね。それでまた、工事の安全、品質を担保するために判断基準を設定しているということで、より上の価格落札するという形になっているわけです。  そういうふうに札幌市がチェックしていくことによって品質と安全などは担保されてくるのですけれども、ここで働く労働者賃金については、落札価格が上がったからといって、なかなかそのまま払われるわけではありません。そこで、作業者への賃金の底上げという意味では、やはり、これから公契約条例をしっかり制定して、そこで働く皆さんの賃金はしっかり担保される状況をつくっていくことが重要であるということを指摘して、私の質問は終わります。 ◆ふじわら広昭 委員  芝部長にちょっと質問したいと思います。  小学校中学校二つ改築になりまして、当然、太陽光パネルが設置されると思いますけれども、小学校中学校では、どういった形態のパネルで、どのぐらいのキロワットのものを設置する予定なのか、この点についてまずお聞きしたいと思います。 ◎芝 都市局設備担当部長  北九条小学校手稲中学校については、おのおの30キロワット太陽光発電パネルを設置する予定です。容量については30キロワットで考えています。 ◆ふじわら広昭 委員  壁面でいくのか、あるいは固定式でいくのか、いろいろなパターンがあると思うのですが。 ◎芝 都市局設備担当部長  学校太陽光パネルの設置の基本的な考え方は、教育委員会とも協議の上、屋上に設置するということで聞いております。ただ、北九条小学校の場合は、5階建てということで校舎棟が非常に高いものですから、裏の民間マンションへの日影関係がございまして、屋上に上げる太陽光パネルをなるべく少なく、いわゆる高さをとらないようにということで壁面に設置します。逆に、手稲中学校の場合については、校舎の上に採光のためのトップライトを三角形の形で入れていますので、そこを利用して太陽光パネルを設置する予定でございます。 ◆ふじわら広昭 委員  北九条小学校は、高さによる日影権関係ということですけれども、やはり、もう少し創意工夫をするべきでなかったのかと。壁面太陽光パネルというのは、費用対効果からいって発電量が一番少ない形になっていまして、ただつければいいということではないと思います。状況は理解できますけれども、もう少し検討の余地がないのか。今後、こういう学校も出てくると思うのですが、この点についてどのように考えているのか、お伺いします。 ◎芝 都市局設備担当部長  今、委員からお話があったように、壁面につけた場合の効率についてですが、太陽光屋上につけて50度ぐらいの傾斜角をつけた場合も効率的には落ちてくると思っております。北九条小学校の場合、あえて入れたのは、先ほどお話ししたような形で、やむを得ずというか、壁面を下にせざるを得なかったということがございます。今回の場合はそういう事例ですけれども、将来は、改築校既存校太陽光パネルを入れていく案につきましては、やはり、教育委員会とも綿密に協議して、どういうような形で、それから、コストはどうなのか、効率はどうなのかということもあわせて協議しながら設計の中に入れていきたいというふうに考えております。 ◆ふじわら広昭 委員  そうした日影権関係がある場合には、ぜひ、設計の段階からもう少し工夫をしながら、きちっとした太陽光パネルの本来の機能を発揮できるような取り組みをしていただきたいことを強く求めて、質問を終わります。 ○しのだ江里子 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○しのだ江里子 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○しのだ江里子 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第13号及び議案第14号の2件を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○しのだ江里子 委員長  異議なしと認め、議案第13号及び議案第14号の2件は、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午後1時34分...