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  1. 札幌市議会 2011-06-23
    平成23年(常任)建設委員会−06月23日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成23年(常任建設委員会−06月23日-記録平成23年(常任建設委員会  札幌市議会建設委員会記録            平成23年6月23日(木曜日)       ────────────────────────       開 会 午前11時1分 ○佐々木みつこ 委員長  ただいまから、建設委員会を開会いたします。  報告事項ですが、伴委員からは、欠席する旨、連絡がございました。  議事に先立ちまして、一昨日、急逝されました高橋 功議員に対し、謹んで哀悼の意を表します。  それでは、議事に入ります。  委員派遣についてを議題といたします。  お手元に配付の建設委員会行政視察実施案をごらんください。  本委員会に関係する本市の諸課題や取り組みについて、道外他都市の事例を調査し、今後の委員会活動参考とするため、本案を作成させていただきました。  ここで、委員皆様にお諮りいたします。  本案のとおり行政視察を実施することにご異議ございませんか。 ◆松浦忠 委員  この項目を見たのだけれども、私は、建設委員会視察するとしたら、当然、今の震災被災地などの状況視察が入っているのだなというふうに思っていたのです。しかし、これを見たら全く入っていないのですが、どうして被災地視察場所に選ばなかったのか、それについてちょっとお尋ねいたします。 ○佐々木みつこ 委員長  私からお答えをいたします。  一自治体の機関である、今回の建設委員会の、議会委員会視察ですので、視察する先は自治体の方になるかと思います。しかるに、被災都市の今の行政自治体状況災害復旧最大優先としているところであり、今、私どもが団体で視察として伺うには向こう対応も非常に厳しいと思い、時期尚早と考えました。 ◆松浦忠 委員  視察というのは、別に、行政対応してもらうことが視察ではないのですよ。  私が1期目のとき、実は、使い古した乾電池処理問題が全国的に大変問題になっていました。水銀乾電池だったのですけれども、この水銀処理をしているのは、全国でただ1カ所、今は北見市になっていますが、昔は留辺蘂町だったのですね。この留辺蘂町にイトムカ鉱山というのがあって、ここで処理をしているということで、実は、環境消防委員会でここを視察することになりました。当時は、議会が年間で計画をしている視察費の中にそれが入っていなかったものですから、いろいろと議会で議論がありましたけれども、当時の日当は1万円でしたが、議会事務局マイクロバスで、長い距離なものですから、2日分の日当をつけて途中で1泊してそこを調査に行ってきた、そういうことも以前にありました。  そんなことからしたら、私は、例えば、今回、仙台市の行政区の中で、港を持っているあそこの区の中では、15階建てのマンションで基礎のくいが折れてマンションが傾いてしまった、使えなくなってしまった、こういうのがありました。それから、液状化現象の中では、千葉県の浦安ですが、あそこは県会議員の選挙も延びましたね。こういうところがあったりして、行政区に頼らなくても、我々が直接その場所に行って視察してくるということはできるわけですね。ですから、そういうようなことをするのが、私は常任委員会の本来の姿かなと思っているのです。
     この視察先を見ると、私は、どれも札幌市でもいろいろ対策を立てているし、急いで今回の視察でどうしても行かなくてはならない場所でもないのかなという気がしているのですよ。むしろ、震災のそういう場所というのは、一定期間がたてばまた復旧もされてくるし、ですから、時期を逃してはならないのではないかと。そういう意味では、数少ない、まさに教材となる場所ですから、そういうところに行くべきではないのかなというふうに思っております。事前に事務局から来ましたから、私もその旨は申し上げていたのだけれども、委員長、副委員長が調整されているということだったものだから、その旨を申し上げてと言っておいたのです。どこか1カ所ぐらいでもそういうのが入っているのかなと思ったら、全く、九州ばかりで、九州まで行ってとなると私は行程的にもかなり厳しいなと見ているのですが、入れなかったということについて今の委員長説明では余り説明になっていないかなと。  わけても、なぜ九州の地ばかりを選んだのか。なぜ九州の地に行かなければいけないのか。これと同じようなことをやっているところは、もっと遠くないところにもあろうと思うのです。なぜ九州の地を選んだのか。わざわざ九州まで行かなくても、中心部で、日本の真ん中ぐらいでもやっているところがまだまだ多くあると思うので、なぜ九州を選んだのか。それから、今、私が言ったようなことをどうして考えていただけなかったのかなと、この二つについてお願いします。 ◆勝木勇人 委員  僕は、個人的に仙台に行ってきました。  まず、ホテルがとれません。現地自民党市会議員のつてをたどって、まず、やっとホテルをとってもらいました。普通に行っても、どこも満員で入られません。行く先も、現地自民党市会議員を通じて案内を設定してもらいました。だから、委員会で行くというのは現実問題としては不可能だという状況があります。 ◆松浦忠 委員  恐らく、どこの委員会委員長、副委員長は直接そういう調査をしていないと思うのです。大体は議会事務局に依頼して調査をしてもらうということだけれども、議会事務局で、今、勝木委員が言われたようなこと、調査に入るということについて、可能かどうか調べてみましたか。 ◎冨永 議会事務局委員会担当係長  調べておりません。 ◆松浦忠 委員  やっぱり、きちっと、委員会として、そんなに何十人も行くわけではないのですからね。勝木委員も私的なことを言われたから私も私的なことを言わせてもらうと、私も、3月11日に被災して、その後、間もなく、2〜3日後ぐらいに、実は、社会福祉協議会がやったような、個人負担で集めてバス1台でお手伝いに行こうかということで白石にあるバス会社と相談してみました。そして、およそ値段も決めて、また、通行許可だとかガソリン補給の関係もあったから警察とも相談してもらったら、警察の方では、その段階ではその種のものまでまだ対応する段階ではないからということで断られた経緯があります。しかし、もう今は、恐らく、我々の方でどこに泊まるか調べればいいのではないかなと。  私が考えたのは、実は、陸路で言うと、三沢から向こうに行くと東京までの間はずうっと被災しているわけです。特に三陸は大きく被災しているわけですね。ですから、私が事務局に言ったのは、三沢空港ぐらいまで飛行機で行って、そして、三沢からバスを頼んで三陸をずっと見て、そして、仙台のそこを見て、可能であれば仙台に泊まってと。泊まれなければ、場合によっては東京の方の泊まれるような都市まで行って泊まるというようなことです。  さっき言ったイトムカ鉱山に私が行ったときには、最初は、議会の中では計画にないものは日当もだめだということだったのだけれども、たまたま私が副委員長をやっていて、自民党高橋政喜さんが委員長で、高橋さんもこれは行くべきだと。自民党の中でいろいろ反対意見はあったのだが、最終的には委員長判断でまとまって、それで、場合によっては宿に泊まらないで、マイクロバスで行ってマイクロバスで夜行で帰ってこようかということになったのです。しかし、最終的に日当二つは出すということになって2万円が出て、帰る途中の層雲峡で泊まった、こういうような経緯もありました。  ですから、要は、本当に視察をするという気持ちがあって、どういう方法がとれるかということをきちっと検討すれば、今の段階なら不可能ということはないと私は思っています。そういう点では、せっかく常任委員会である建設委員会が、そういうようなことで――特に私が言ったのは、1カ所でもいいから、例えば、浦安液状化で非常にひどい状況になっているのですよ。ですから、例えば浦安を見て、もう1カ所どこか行くとか、少なくとも1カ所ぐらいは被災地視察を入れるべきでないかと言ったのです。しかし、こういう案で出てきたので、私は非常に残念に思っています。  そういうことで、私は、率直に言って、この案については反対です。せめて1カ所ぐらい被災地を入れてというところがなかったら、今どき、建設委員会視察に行きますで、被災地が全く入っていないとなると、有権者の皆さんからも、それは常任委員会視察としてちょっといかがかなというご意見も寄せられるのではないかなという気がするのです。ですから、できれば被災地を1カ所入れるようにしていただけたらいいなと思います。 ○佐々木みつこ 委員長  ただいまの松浦委員のご意見に対し、賛成のご意見はありますか。 ◆阿知良寛美 委員  今後の参考意見として承っていいのではないですか。 ◆松浦忠 委員  そこで、正式に委員会で言っておきます。  私は、この視察に参加しません。なぜかといったら、本来、札幌市としてきちっと視察をして、札幌市もおよそ函館本線から北の方は泥炭地域液状化現象が起きる可能性のある地域もあるわけです。そういうところの対策なども、やっぱり委員会として実際に現地に行ってきちっと視察をしてくる、そして、それへの対応委員会として議論していく、こういうことが本来の委員会視察の役割だというふうに思っています。この辺は私たちも何回か行ったところだし、それから、どれを見ても、今、そんなに急いで金を使って視察に行かなければいけないところかな、私には余りそう急いでというふうにも考えられないので、私はこの視察には欠席いたします。 ○佐々木みつこ 委員長  ほかにご意見はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○佐々木みつこ 委員長  なければ、改めてお諮りします。  本案のとおり行政視察を実施することに賛成委員挙手を求めます。  (賛成者挙手) ○佐々木みつこ 委員長  賛成多数であります。  したがって、行政視察を実施することといたします。  なお、詳細につきましては、適宜、委員皆様にお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午前11時16分...