この
視察先を見ると、私は、どれも
札幌市でもいろいろ
対策を立てているし、急いで今回の
視察でどうしても行かなくてはならない
場所でもないのかなという気がしているのですよ。むしろ、
震災のそういう
場所というのは、
一定期間がたてばまた
復旧もされてくるし、ですから、時期を逃してはならないのではないかと。そういう意味では、数少ない、まさに教材となる
場所ですから、そういうところに行くべきではないのかなというふうに思っております。事前に
事務局から来ましたから、私もその旨は申し上げていたのだけれども、
委員長、副
委員長が調整されているということだったものだから、その旨を申し上げてと言っておいたのです。どこか1カ所ぐらいでもそういうのが入っているのかなと思ったら、全く、
九州ばかりで、
九州まで行ってとなると私は行程的にもかなり厳しいなと見ているのですが、入れなかったということについて今の
委員長の
説明では
余り説明になっていないかなと。
わけても、なぜ
九州の地ばかりを選んだのか。なぜ
九州の地に行かなければいけないのか。これと同じようなことをやっているところは、もっと遠くないところにもあろうと思うのです。なぜ
九州の地を選んだのか。わざわざ
九州まで行かなくても、
中心部で、日本の真ん中ぐらいでもやっているところがまだまだ多くあると思うので、なぜ
九州を選んだのか。それから、今、私が言ったようなことをどうして考えていただけなかったのかなと、この
二つについてお願いします。
◆
勝木勇人 委員 僕は、個人的に
仙台に行ってきました。
まず、
ホテルがとれません。
現地の
自民党の
市会議員のつてをたどって、まず、やっと
ホテルをとってもらいました。普通に行っても、どこも満員で入られません。行く先も、
現地の
自民党の
市会議員を通じて案内を設定してもらいました。だから、
委員会で行くというのは現実問題としては不可能だという
状況があります。
◆
松浦忠 委員 恐らく、どこの
委員会も
委員長、副
委員長は直接そういう
調査をしていないと思うのです。大体は
議会事務局に依頼して
調査をしてもらうということだけれども、
議会事務局で、今、
勝木委員が言われたようなこと、
調査に入るということについて、可能かどうか調べてみましたか。
◎冨永
議会事務局委員会担当係長 調べておりません。
◆
松浦忠 委員 やっぱり、きちっと、
委員会として、そんなに何十人も行くわけではないのですからね。
勝木委員も私的なことを言われたから私も私的なことを言わせてもらうと、私も、3月11日に被災して、その後、間もなく、2〜3日後ぐらいに、実は、
社会福祉協議会がやったような、
個人負担で集めて
バス1台でお手伝いに行こうかということで白石にある
バス会社と相談してみました。そして、およそ値段も決めて、また、
通行許可だとか
ガソリン補給の関係もあったから
警察とも相談してもらったら、
警察の方では、その
段階ではその種のものまでまだ
対応する
段階ではないからということで断られた
経緯があります。しかし、もう今は、恐らく、我々の方でどこに泊まるか調べればいいのではないかなと。
私が考えたのは、実は、陸路で言うと、
三沢から
向こうに行くと
東京までの間はずうっと被災しているわけです。特に
三陸は大きく被災しているわけですね。ですから、私が
事務局に言ったのは、
三沢空港ぐらいまで飛行機で行って、そして、
三沢から
バスを頼んで
三陸をずっと見て、そして、
仙台のそこを見て、可能であれば
仙台に泊まってと。泊まれなければ、場合によっては
東京の方の泊まれるような
都市まで行って泊まるというようなことです。
さっき言った
イトムカ鉱山に私が行ったときには、最初は、
議会の中では
計画にないものは
日当もだめだということだったのだけれども、たまたま私が副
委員長をやっていて、
自民党の
高橋政喜さんが
委員長で、
高橋さんもこれは行くべきだと。
自民党の中でいろいろ
反対意見はあったのだが、最終的には
委員長判断でまとまって、それで、場合によっては宿に泊まらないで、
マイクロバスで行って
マイクロバスで夜行で帰ってこようかということになったのです。しかし、最終的に
日当二つは出すということになって2万円が出て、帰る途中の層雲峡で泊まった、こういうような
経緯もありました。
ですから、要は、本当に
視察をするという気持ちがあって、どういう方法がとれるかということをきちっと検討すれば、今の
段階なら不可能ということはないと私は思っています。そういう点では、せっかく
常任委員会である
建設委員会が、そういうようなことで――特に私が言ったのは、1カ所でもいいから、例えば、
浦安は
液状化で非常にひどい
状況になっているのですよ。ですから、例えば
浦安を見て、もう1カ所どこか行くとか、少なくとも1カ所ぐらいは
被災地の
視察を入れるべきでないかと言ったのです。しかし、こういう案で出てきたので、私は非常に残念に思っています。
そういうことで、私は、率直に言って、この案については
反対です。せめて1カ所ぐらい
被災地を入れてというところがなかったら、今どき、
建設委員会が
視察に行きますで、
被災地が全く入っていないとなると、有権者の皆さんからも、それは
常任委員会の
視察としてちょっといかがかなというご
意見も寄せられるのではないかなという気がするのです。ですから、できれば
被災地を1カ所入れるようにしていただけたらいいなと思います。
○
佐々木みつこ 委員長 ただいまの
松浦委員のご
意見に対し、
賛成のご
意見はありますか。
◆
阿知良寛美 委員 今後の
参考意見として承っていいのではないですか。
◆
松浦忠 委員 そこで、正式に
委員会で言っておきます。
私は、この
視察に参加しません。なぜかといったら、本来、
札幌市としてきちっと
視察をして、
札幌市もおよそ
函館本線から北の方は
泥炭地域で
液状化現象が起きる
可能性のある
地域もあるわけです。そういうところの
対策なども、やっぱり
委員会として実際に
現地に行ってきちっと
視察をしてくる、そして、それへの
対応を
委員会として議論していく、こういうことが本来の
委員会の
視察の役割だというふうに思っています。この辺は私たちも何回か行ったところだし、それから、どれを見ても、今、そんなに急いで金を使って
視察に行かなければいけないところかな、私には余りそう急いでというふうにも考えられないので、私はこの
視察には欠席いたします。
○
佐々木みつこ 委員長 ほかにご
意見はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
佐々木みつこ 委員長 なければ、改めてお諮りします。
本案のとおり
行政視察を実施することに
賛成の
委員の
挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○
佐々木みつこ 委員長 賛成多数であります。
したがって、
行政視察を実施することといたします。
なお、詳細につきましては、適宜、
委員の
皆様にお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で、
委員会を閉会いたします。
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閉 会 午前11時16分...