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  1. 札幌市議会 2011-05-18
    平成23年(常任)文教委員会−05月18日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成23年(常任文教委員会−05月18日-記録平成23年(常任文教委員会  札幌市議会文教委員会記録            平成23年5月18日(水曜日)       ────────────────────────       開 会 午後0時59分 ○國安政典 委員長  ただいまから、文教委員会を開会いたします。  報告事項は、特にございません。  議事に入ります前に、一言、ごあいさつをさせていただきます。  このたび、文教委員長の大任を拝しました國安政典でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  本市におけます少子化問題と子どもたちを取り巻く環境は、まさに変化を続けているところでございます。また、このたびの東日本大震災を受けて、さらに本市の課題も洗い直して取り組んでいかなければならない大変重要な時期に来ていると認識しております。  いずれにいたしましても、難しい状況ではありますが、委員皆様、そしてまた理事者皆様のご協力をいただきながら、さまざまな課題の解決に向けて全力で取り組んでまいりたいと思いますので、ご協力のほどをどうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)     ―――――――――――――― ○國安政典 委員長  それでは、議事に入ります。  最初に、副委員長の互選についてお諮りいたします。  ご発言はございませんか。  (こじま委員委員長」と呼び、発言の許可を求む) ◆こじまゆみ 委員  副委員長指名推選動議を提出いたします。  副委員長には、伊藤理智子委員を推薦する動議です。 ○國安政典 委員長  ただいまの動議のとおり決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    國安政典 委員長  異議なしと認め、副委員長には伊藤理智子委員が選任されました。  それでは、伊藤委員長、ご着席の上、就任のごあいさつをお願いいたします。 ○伊藤理智子 副委員長  ただいま選任いただきました副委員長伊藤理智子でございます。  1年間、委員長を補佐し、委員皆さん、そして理事者皆さん協力を得ながら、市民の負託にこたえられるように一生懸命頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○國安政典 委員長  次に、議案第1号 平成23年度札幌一般会計補正予算(第2号)中関係分を議題といたします。  質疑に先立ち、理事者から補足説明を受けます。 ◎金山 学校教育部長  まず、このたびの東日本大震災におきまして被害に遭われました皆様方に対しまして、心からお祈りを申し上げたいと存じます。  それでは、本日の避難児童生徒修学支援一時金の審議をしていただく前に補足説明をさせていただきます。  避難児童生徒修学支援一時金は、東日本大震災被災地から札幌市に避難してこられた児童生徒に対し、安心して学校生活を送れるよう支援するため、学校生活に必要とする経費の一部として給付するものでございます。  給付金額は、小学生中学生高校生とも1人当たり一律2万円とし、予算額は700人分、1,400万円を予定しております。 ○國安政典 委員長  それでは、質疑を行います。 ◆こじまゆみ 委員  私から、端的に、避難児童生徒修学支援一時金について、3点お伺いいたします。  1点目は対象金額について、2点目は未就学児対応について、そして、3点目は今後の見通しバランスについて伺わせていただきます。  1点目の対象金額についてですが、小・中・高校とも一律2万円ということでございますが、どのような根拠対象金額設定したのか、また、現在、東日本大震災による教育支援は、このほかに我が市としてどのようなものがあるのか、伺わせていただきます。 ◎金山 学校教育部長  まず、1点目の一時金の対象金額設定根拠についてお答えいたします。  対象につきましては、義務教育であるという観点小・中学生を、さらに、中学生からほぼ100%近く進学しているという観点高校生設定したものであります。  次に、金額の2万円につきましては、被災地から避難されてきた児童生徒に係る学校に着ていく服や上靴ジャージーかばん参考書代など、学校に通うために必要な経費の一部に充てることを想定しており、就学援助新入学児童生徒学用品費につきましても新小学1年生で1万9,900円、新中学1年生で2万2,900円となっており、およそ2万円であることからバランスも考慮して妥当だと判断したものであります。  次に、東日本大震災被災地から札幌市へ避難し、市立学校に転入された児童生徒に対する支援につきましてお答えいたします。  被災した児童生徒就学機会を確保する等の観点から、各種支援制度について弾力的な対応を行っているところでございます。具体的には、震災直後から住民票の異動がなくても学校において受け入れをするという弾力的な運用を行うとともに、受け入れ児童生徒の心のケアにつきましても、学校に対し、改めて、早期の適切な対応スクールカウンセラー活用等についてお願いしているところでございます。さらに、小・中学校児童生徒に対しては、給食費学用品費等を支給する就学援助について、通常、新1年生だけを対象としている入学準備金を、学年にかかわらず支給するとともに、これらの援助費の迅速な支給を行うなど、特例的な取り扱いを行っております。  次に、高等学校生徒につきましては、授業料平成22年度より無償化されておりますが、そのほか、通常転入学の際に納付が必要となる入学料入学手数料について、現在、徴収猶予をしており、今後減免することができるようにするため、条例や規則を改正することについて検討しているところでございます。 ◆こじまゆみ 委員  今回は一時金ということでございますが、今後、教育に係る必要な経費は、今挙げられたものの中に就学援助とか準備金等がございますけれども、これが長期化すれば、さらにまた検討の余地があると思います。  そこで、今後どのように考えているのか、伺わせていただくとともに、弾力的とおっしゃっておりますので、その弾力的な対応をぜひとも続けていただきたいと思いますが、現段階ではどのように考えていらっしゃるのか、伺います。 ◎金山 学校教育部長  今後必要となる教育費考え方についてのご質問だと思います。  さきに申し上げました現在の支援内容保護者等に確実に周知し、活用していただくとともに、就学援助であれば年間の学用品費が支給されますので、個々の実情も踏まえながら適切に対応してまいりたいと考えております。 ◆こじまゆみ 委員  2点目の未就学児への対応について伺わせていただきます。  今回は、小・中・高ということで一律2万円ですけれども、幼稚園児被災地から避難している子どもたちがいると伺っております。我が市として、未就学児への対応についてはどのようになっているのか、伺わせていただきたいと思います。 ◎金山 学校教育部長  未就学児幼稚園児への対応についてお答えいたします。  まず、公立幼稚園園児に対しましては、保育料減免等により実質的に負担が発生しない取り扱いを行うこととしております。  次に、私立幼稚園園児に対しましては、公立幼稚園と同様の取り扱いをすることは困難でありますが、所得に応じた入園料及び保育料補助制度において、被災者については一律特例的な取り扱いを行うこととし、最も補助額の多い生活保護世帯に準拠して階層区分の認定を行うよう、保護者負担の軽減について最大限の配慮をすることとしております。 ◆こじまゆみ 委員  市立幼稚園に関しては減免という措置で、私立に関しては補助と。同様な取り扱いは難しいということではございますが、被災して避難されてこられた場所によって幼稚園も限られてくると思いますけれども、公私間格差という部分ではできるだけ解消していただけるようにお願いしたいと思います。もちろん、もともと札幌市民公私間格差もありますけれども、そういったことも含めてご検討をお願いしたいと思います。  また、教育委員会が携わるところでございまして、未就学児となっておりますけれども、子どもたちには幼稚園に通っていないお子さんもいらっしゃると思います。札幌市がこういった対応をしているということで、避難してきて、前は幼稚園に行っていたが、こちらに来てからは通えていないお子さんもいらっしゃると思いますので、ぜひとも、そういった方へも幅広く支援をしていただけるようお願いしたいと思います。  それでは、3点目に、今後の見通しバランスについて伺わせていただきたいと思います。  今回は、1人当たり2万円ということで、1,400万円規模の予算になっていますから700名までの児童生徒であれば対応できることとなるわけです。ただ、これは、行政側と接触せず、教育機会が保障されないで、まだ潜在している子どもたちがいるのではないかと思うのです。例えば、行政側に何らかのコンタクトをとったり、学校に行かせたいので教育委員会コンタクトをとっている方たちについては明らかになっていると思うのですが、一時的な避難ですので、潜在しているお子さんはまだまだいるのではないかと私は思います。  今回は一時金ということではございますが、先ほどから申しますように、長期化すればこれからの支援見通しやほかの支援とのバランスも考えていかなくてはならないと思います。教育委員会だけではなく、国から支援されて補助される部分もあるでしょうし、札幌市全体で各世帯ごとに行われている支援の体制もあると思いますので、そういったものも含めたバランスをどのように考えているのか、伺わせていただきたいと思います。 ◎金山 学校教育部長  今後の支援見通しにつきましては、現段階では、さきに申し上げましたとおり、支援策を活用することで適切に対応してまいりたいと考えておりますが、今後の避難状況推移等を踏まえながら必要に応じて対応してまいりたいと考えております。  他の支援とのバランスについてのご質問でしたが、就学支援制度における新入学児童生徒学用品費も、先ほど申し上げましたけれども、新小学1年生で1万9,900円、新中学1年生で2万2,900円となっております。およそ2万円であることから、他の支援児童生徒とのバランスも考慮して、私ども教育委員会としては妥当と判断しているところでございます。 ◆こじまゆみ 委員  最後に、要望も含めてお話を差し上げたいと思います。  今おっしゃられたように、被災により避難されている方々生活背景、住まいの背景はそれぞれ異なることだと思います。また、札幌市も10区ございますので、各区で窓口が違いますから、行政とのコンタクト、接触のあり方もさまざまだと思います。しかし、子どもたちにとっては、先ほどから心のケアとおっしゃっていますが、いろいろな意味でこれから必要になってくる教育支援があると思いますので、そのあり方は、お金だけではなく、支援あり方についてもぜひとも検討していただきたいことを強く要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 ◆林家とんでん平 委員  私からも、少し質問させていただきたいと思います。  実は、私のかみさん実家が福島県いわき市でございまして、私も7年ほど生活をしたことがあります。山の方ですが、今回の震災によって3月11日で一変したわけです。生活ががらっと全く変わってしまった。それで、生活ができなくなって、頼るところを見つけてそれぞれが避難してきたと思うのです。  私の家にもかみさん実家家族が4名避難してきました。いわゆる着の身着のままで、いつどうなるかわかりませんから、すぐにこちらへ来て生活が始まりました。たまたま、かみさんの妹の子ども小学校1年生に上がるときだったものですから、準備をしていたと思うのです。3月11日ですからちょうど準備をしている中で、着の身着のまま、それこそランドセルも何も持たずに来たということですから、子どもは暗い生活を強いられています。  そういう状況でしたが、札幌市としてはそういう子どもたち受け入れるということだったものですから、すぐにご連絡を申し上げまして、受け入れてくれるということだったのです。それを聞いただけでも子どもは本当に喜んだのです。そして、準備をしなければいけないということで、もちろん一番大切なのはお金でありますから、ここで2万円ということですが、今、根拠お話ししていただきましたけれども、もしかしたらもう少しあってもいいのかと思うのであります。ただ、これが、もしかしたら心のケアにもなるかもしれないと思うのです、家族のですね。そういうことで、とてもよかったと思っております。今、1,400万円ということで、700人までは確保できるということでした。  さて、これが、今後はもっとこちらに来るかもしれない、そういう状況があり得るかもしれないということで、700人を超えたらどうするのだろうということを疑問に思うのですよ。700名を超えた場合、いわゆる予算不足になった場合にどうされるのか、まずお聞きしたいと思います。 ◎金山 学校教育部長  予算額は700名分で1,400万円でございます。現段階では、札幌市立の小・中・高等学校受け入れ避難児童生徒は130名弱でございます。少しずつふえるといたしましても、今回の予算額対応できると考えておりますが、札幌への避難状況推移によっては改めて検討することになろうかと考えております。 ◆林家とんでん平 委員  わかりました。今のところは弾力的にというお話で、とてもありがたいと思っております。  そこで、学校受け入れるということで、すぐにお電話申し上げました。しかし、校区をよく考えると、あれっと思ったことがありました。校区で言うとここだろうと思う学校があって、私の家からすぐ近くなものですから、お電話しました。しかし、校区は向こうだよと違う学校を言われたのですね。そこは歩くと25分くらいかかるのです。でも、校区を考えないで言うと10分ぐらいで行ける学校があるので、あれっと。いろいろな思いをしながら避難してきた方々が多いわけです。1年生に上がるお子さんだと恐らくお子さんと手をつないで登校すると思うのですけれども、なるべく近い方がいいなと思うのですね。そして、元気よく登下校ができれば一番いいのではないかなと思うのです。  そこで、私もいろいろと疑問を持ったものですから、そういう疑問を持ったときにどういう対応をしてくれるのか。例えば、こういう校区云々関係なく、避難してきた方々に対しての思いやりの部分でこういうところはどう対応していこうとしているのか、お伺いしたいと思います。 ◎金山 学校教育部長  本来の通学区域以外の学校への通学につきましては、避難してこられた児童生徒が、ただいま委員お話にございましたように精神的にも肉体的にも大変な負担を背負ってこられていることを考慮しまして、その負担を少しでも軽減できますよう、個々の事情を踏まえ、弾力的に運用するように、対応するように努めているところでございます。 ◆林家とんでん平 委員  今現在、学校に通い始めました。もう間もなく運動会が始まると思います。子ども学校生活ということでは、幼稚園も含めて、子どもたちはその場所になれようとして生活するのでしょうけれども、やはり、心のケアが、今までの故郷を捨ててと言うと変ですが、全く場所を変えて生活するわけですから、ストレスとしていろいろなことがあると思うのですね。そして、学校生活にもなじめなくなる方もいると思うのです。たまたま東北の方々ですから、言葉の違いというのもあります。ですから、言葉の違いで子どもたちがぎくしゃくしているということも聞いております。  そういう面で、教育委員会としては、どういうふうに学校生活になじませていくのか。心のケアも含めて、先ほども出ましたけれども、そこも含めてお話をしていただければと思います。 ◎金山 学校教育部長  先ほど、こじま委員にも申し上げましたけれども、受け入れ児童生徒の心のケアにつきましては非常に大事な問題だろうというふうに思っております。その点から、学校に対しまして、改めて早期の適切な対応ということ、それから、学校に配置しておりますスクールカウンラーの活用等についても改めてお願いしているところでございます。 ◆堀川素人 委員  僕からもお聞きしたいと思います。  先ほど子ども避難をしてきましたと。それで、小学生は1万9,000何がし、中学生は2万2,000何がしですか。それでは、高校生はどのぐらいの計算になったのですか。 ◎金山 学校教育部長  小・中学生は2万円、高校生も2万円と考えました。  これにつきましては、今回の一時金については、あくまでも被災地から避難されてきた児童生徒に係る学校に着ていく服、上靴ジャージーかばん参考書代など、学校に通うために必要な経費の一部に使っていただくことを想定しております。その意味から、子ども学校の種類、校種、さらには、公私の別ではなく一律に支給することが適当である、このように考えたところであります。 ◆堀川素人 委員  僕が質問しているのは、高校生基礎になった計算というのは、高校は何円だったのかということです。 ◎金山 学校教育部長  2万円の根拠で考えましたので、その点では高校もその中に含めて考えたところでございます。 ◆堀川素人 委員  僕が聞いているのは、高校生に2万円を出すことについて、基礎になる計算があったのではないかと。小学生は1万9,000何がしで、中学生は2万2,000何がしだと。そうしたら、高校生だって計算をしているはずではないですか。それは幾らだと聞いているのです。 ◎北原 教育長  この2万円の根拠について、先ほど小学生は1万9,000円余り中学生は2万2,000円余りということについては、入学一時金としての就学援助金額でございます。高校生については、当然、その設定がございません。そのときに、小学校も約2万円、中学校も約2万円ということで、校種による差が生じていないことから、高等学校についても校種による差を設定せずに一律で2万円と整理をさせていただいたところであります。 ◆堀川素人 委員  どうも違うのではないですか。実際には計算しているはずではないですか。  それでは、予算要求はどうしたのですか。予算要求は初めから2万円だったのですか。 ◎北原 教育長  予算について打ち合わせをする段階では、さまざまな考え方を持ちながら、どういった額が妥当かということについては、教育委員会内、あるいは財政との打ち合わせの中でも検討はしてまいりました。結果的に、今申し上げたような根拠から一律2万円ということで整理をさせていただいたところでございます。 ◆堀川素人 委員  おかしいのではないですか。小学生計算して、中学生計算して、高校生計算するのに基礎がないと。今言うように、小学生は1万9,000何がしかまでは出ているのですよ。中学生は2万2,000何がしかまでは出ているのです。そうするならば、高校生だけは計算がなかったということはないでしょう。 ◎北原 教育長  繰り返しになりますが、1万9,000何がし、2万2,000何がしの根拠にしたものは就学援助規定でございます。高校生についてはこの規定がございませんので、その考え方に立って整理をさせていただいたところです。 ◆堀川素人 委員  余り何回も聞きたくないのですよ。あったけれども、こうしたと言うならば、したことの理由を説明すればいいのです。ないわけがないではないですか。(「ないんだって」と呼ぶ者あり)違いますよ。違うんだっていうの。おれはここでは言わんよ。言わないけれども、実際にあったということは事実なのだ。  そうするならば、そのことについては、あったけれども、財政との予算の交渉の中で最終的にこういうふうにして一律2万円にしたのですと言うならば、僕はその方が大変常識的だと思います。そして、小学生中学生高校生が同じなわけがない。靴を一つ買うにしても、当たり前のことではないですか。それを、計算しましたと。計算したけれども、財政とのやりとりの中で、最終的には2万円ということで、これが全体とすれば札幌市としてベストだ、でも、教育委員会とすればこういう考えもあったのだということを言った方が市民は納得しますよ。何で一律2万円ですか。  例えば、1万9,000何がしで2万円にしました、2万2,900円であるならば2万3,000円にしました、例えば、高校生ならば、2万4,000何がしになったから2万5,000円ですと。こうあって当たり前ではないですか。困って来ている人ですよ。  3月の松浦議員代表質問の中で、札幌市は受け入れますと言って受け入れた。部屋だけ貸して、あとは金も出さない。ほかで受け入れたところは出しているのですよ。そんな恥ずかしいことをするなと言って、今は一時金を出すようになったではないですか。そのことを考えたら、これは札幌市民がやっているのですからね。教育委員会がやっているなんて考えないでくださいよ。札幌市が受け入れているとするならば、やはり、札幌市に来てよかったと思えるような支援をしてあげることが大事ではないですか。  一番先に受け入れた20何世帯ですか。その中の1世帯は、余りにも冷たいと言って帰ったと、こういう話も聞いていますよ。だから、僕は、ただ2万円ということが何も公平ではないと思うのです。対象になる人間がだれかによって基準が決まっていたら、それを当てはめていくことが受ける側にとっては公平なのではないのですか。今、そんなことで一律2万円と言うのは教育長らしくないなと。僕は、聞かなければ何も言わないのですよ。聞いているから言っているのです。今後、もしそういうことであるならば、相手の側の気持ちになってこれからもやってほしい。これがまず一つです。  それから、教育委員会に対する特定寄附関係が300万円あったかと思います。教育委員会指定をした特定寄附と言われるものは、札幌教育委員会にどのぐらい寄附されたか、そういうものは現在あるのか、それを教えてください。 ◎金山 学校教育部長  今回の300万円に、新たに50万円の寄附がありました。 ◆堀川素人 委員  実際に、そういうふうにしてあるわけです。今、僕はこれについて確認をしたとき、例えば、今の50万円についてはこういうことです。どこに寄附をしたらいいかと僕のところに問い合わせがありました。僕は、必ず子どもが来るはずだから、教育委員会で使ってくれという形にしてもらったらいいのではないかと言って、それで50万円の寄附があるわけです。  でも、実際には、ついこの間まで、何日か前までは、このことがあることさえわからない。全体で集める部分から、どこにどういう指定があったかということについてきちんと連携がとれている状態にしなければならぬ。これがわからないでやっていてはだめです。そのことを指摘して、終わります。 ○國安政典 委員長  ほかに質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○國安政典 委員長  なければ、質疑を終了いたします。  次に、討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○國安政典 委員長  なければ、討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第1号中関係分を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○國安政典 委員長  異議なしと認め、議案第1号中関係分は、可決すべきものと決定いたしました。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午後1時31分...