平成22年(
常任)
経済委員会−11月24日-
記録平成22年(
常任)
経済委員会
札幌市議会経済委員会記録
平成22年11月24日(水曜日)
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開 会 午後1時34分
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山田一仁 委員長 ただいまから、
経済委員会を開会いたします。
報告事項でありますが、
大越委員からは、欠席する旨の連絡がございました。
それでは、議事に入ります。
最初に、
議案第9号
平成22年度
札幌市
病院事業会計補正予算(第1号)を
議題といたします。
質疑を行います。
◆
松浦忠 委員 本
委員会に付託されている
病院事業の
案件は、大きく分けて、
一つは
給与の
関係と、もう
一つは
精神科病棟の建設ということで二つありますが、まず、きょうは
給与のみなのだけれども、あらかじめ
指摘しておきたいことがあります。
給与については、
病院事業も大変で、
先生方も
職員の皆様も一生懸命やっているけれども、
経営的にはなかなか大変だという状況がずっと続いております。
企業会計になったということは、ある
意味では、
企業としていかに収支が合うように
経営するかということが最大の目的だと思うのですけれども、
給与について、
一般会計と横並びということではなくて、
病院なりに、例えば、
一般会計よりも若干低く抑えるとか、そういうようなことについてご検討いただいたことがありましたかどうか。
◎野崎
経営管理部長 現状の
病院職員の
給与については、ご
指摘のとおり、
市長部局の
職員と同じ
給与体系を使っているところでございます。
委員ご承知のとおり、今後、21年度以降の
市立病院の
経営を行う上で、今現在、新
パワーアッププランというもので進めているところでございますが、その
パワーアッププラン策定においては、独自の
給与の
見直しをすることについては検討してございません。ただ、さまざまなコストのカットだとか、あるいは、収益の改善という面で
経営を好転させるように努力しようということで
パワーアッププランを策定したところでございます。
◆
松浦忠 委員 やはり、
企業会計制度というのは、本来、そういうことも含めて考えていかなければならないことなのですね。例えば、
横浜市に行きますと、
交通事業会計などは、
一般会計とは
賃金体系が完全に違うわけです。
人事異動のときは
人事異動のときでどう考えるかということもあろうかと思いますが、私は、
一般会計との中で、4〜5年で人を交流するということは、
病院のような特殊な
業務内容からいったら必ずしも適当なのかどうか、実はこういうふうに思っているところなのです。したがって、ある面では、
病院の
事務系統にしても、長くそこで仕事をしていくことが有益なのではないかなと。逆に言えば、採用も
病院としてそういう
条件で採用することなども考えていかなかったら、これからの
病院経営というのは成り立っていかない。それから、もう
一つ言うと、
利用者の実態からいっても、距離的なことからやはり
中央区とか北区とか
一定の半径の中で
利用者がおられる。清田とか厚別というところからの
病院利用者の占める割合は少ない。私は、こういうようなこともあわせて考えていかなければ、早晩、行き詰まってしまうのではないかなというふうに思うものですから、こういう点についてきちっと検討をすべきであるということを求めたいのです。
こういうことについて、私が
病院に求めるのはきょうが初めてでありますから、きょうは、
管理者からの返答は求めません。こういう強い
指摘があったということを踏まえて、ぜひひとつ、次の機会までにそれらについて検討いただいて、また、私の方で
考え方を求めますから、その
段階でぜひひとつご答弁をお願いしたいということを求めておきます。
それから、
委員長、ちょっと短く、きょうの
案件になっていませんけれども、建物の
関係について、
事前に
精神病棟の
関係の
補正予算の
説明がありました。
病院としては、11億円規模の
入札を行うのは初めてでありますから、そういう点ではいろいろご苦労もあろうかと思います。
ただ、一言、
地方自治法に基づく
一般競争入札、制限
なし競争入札、このことをきちっと踏まえた上で
入札条件を設定するということだけをきょうは求めておきます。
議題外になっておりますからそれ以上は言いませんけれども、ただ、出てきてからああだ、こうだと余り議論するのも私は有益でないと思うものですから、
事前に
説明を受けた
段階でちょっと疑義に感じましたから、そのことだけは
指摘して、終わります。
○
山田一仁 委員長 ほかに
質疑はございませんか。