まず第一に、この計画がバブルで日本中が狂っている、経済的に狂っているという時代に立てられた計画であること、その後20年間、全くと言っていいほどこの計画は進んでいないこと、そして、今、耐震の問題で起きた
市民会館の建てかえという極めて現実的で急がなければならない、本格的な施設を建てなければならないにもかかわらず、北1条西1丁目、まだまだ全く20年間も進んでいないところに本格的
市民会館を建てると言う。雲をつかむような話としか思えないようなところに、現実的に急がなければならない
市民会館の建設がそちらに持っていかれる。
そしてまた、これがリースバックという方式で、6年後に札幌市の施設になる。これをリースバック方式として選択をした。この選択の理由が、返済の平準化だと言って、いかにもリースバック方式しかできないようなことで説明をしてきていたにもかかわらず、これは起債でできることが明らかになった。そしてまた、この
代替施設の建設が最もすぐれたものであるかどうか、これがなされていないということが明らかなのに、これを最もいい方法であるかのように決める。
そして、市長は、
市民意見の聴取、いつもこれを言います。しかし、今回に限っては、選択幅が小さいからと言って、これが最もいいものであるというふうに私は解釈をしたと言う。まことに、ふだん言っていることと今回の件に、まさに首尾一貫しないこの態度というのは、極めて強く反省を迫らなければなりませんし、今後、このようなことが続く中で4年間が過ごされていくとするならば、空白の4年間はまこと明らかである。
私は、今回の市長の
市民会館の
代替施設の建設については、
市民に対する最もよいという根拠を示せないのであるから、私はこれを取り下げてしかるべきである、このことを強く申し上げまして、本
委員会に提案されました議案に対する私の討論といたします。
○
近藤和雄 委員長 以上で討論を終結し、直ちに採決を行います。
この場合、分割して採決を行います。
最初に、議案第9号及び議案第11号を一括して問題といたします。
議案2件を可決すべきものと決定することに賛成の
委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
近藤和雄 委員長 起立多数であります。
よって、議案2件は、可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第1号中関係分を問題といたします。
議案第1号中関係分を可決すべきものと決定することに賛成の
委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
近藤和雄 委員長 起立多数であります。
よって、議案第1号中関係分は、可決すべきものと決定いたしました。
最後に、議案第2号、議案第6号、議案第7号、議案第8号、議案第10号、議案第15号、議案第20号、議案第22号、議案第23号及び議案第27号を一括して問題といたします。
議案10件を可決すべきものと決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
近藤和雄 委員長 異議なしと認め、議案10件は、可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本
委員会に付託されました全案件に対する審査を終了いたしました。
――――――――――――――
○
近藤和雄 委員長 それでは、
委員長として、一言ごあいさつを申し上げたく思います。
本
特別委員会は、補正
予算の議案審査をする
委員会でございます。そして、三宅副
委員長、さらには、各理事はもとよりでございますけれども、各
委員の皆様、そして
理事者の皆様の絶大なるお力をいただきましてスムーズな議事進行が図れたと思っております。
各
委員の皆様の提言、そして要望につきましては、
理事者におかれましてしっかりと真摯に受けとめていただきまして、それが
予算執行に反映されますよう、
委員長からも切にお願いしたい次第でございます。
本日は、まことにご苦労さまでした。ありがとうございました。(拍手)
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○
近藤和雄 委員長 これをもちまして、第一部
議案審査特別委員会を閉会いたします。
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閉 会 午後1時42分...