◎
山内 管財部長 1点目の今後の
検査体制でありますけれ
ども、今回、低
入札価格調査の
対象となった
工事につきましては、
工事担当部局の
担当課長によります
施工現場の
調査等を通常よりもかなり厳しい
内容で行っておりまして、
中間検査等も含めて相応の
体制で臨み、適正な
施工を
確保していきたいというふうに考えております。
それから、低
入札価格調査の
件数についてです。
最近の
発生状況について申し上げますと、
平成15年度で4件、
平成16年度で1件、
平成17年度はございません。
平成18年度は
機械設備の
プラント工事を
中心に8件、今年度は、今のところ、今般提案しております
里塚斎場大
規模改修の炉の
設備工事が1件という
状況であります。
18年度は
機械設備の
プラント工事を
中心に8件ということですけれ
ども、
プラント工事の
関係の
発注量自体は、
耐用年数との
関係でやっていかなければならないものですから、必ずしも逐年でトレンドがあるわけではありません。ただ、
工事全体として見ますと、ご
承知のとおり、
工事発注量自体が全体的に落ちてきておりますので、
競争自体が激しくなってきていることな
どもありまして、今後とも低
入札調査はふえていくというように考えております。
◆
坂本恭子 委員 今、ご
答弁の
最後にありましたように、
発注自体が減ってきているということですから、本当に
競争性が高まってきている、あるいは、世相も反映して、皆さん、
落札率に注目しているようなところもあると思います。そういう
意味では、本当に
調査の必要な
発注がふえていくだろうと思いますので、その点は、やはり、これからもしっかりと適正に執行していきただきたいということを申し上げて、終わりたいと思います。
◆
松浦忠 議員 一つは、3月末に、
包括外部監査人から、昨年実施した
入札に関する
監査報告が提出されました。今回の
入札に当たっては、これを踏まえた上で
入札が行われたかどうか、これをまず1点、お尋ねします。
2点目は、第16号から第19号までの4件について、
応募件数と、
入札の
最高額、そして
落札は
最低額ですから
落札率、これをそれぞれ示していただきたい。
3点目は、今、この
火葬炉工事の
関係で、なぜ、
維持管理は
特命契約にしなければならないのか。これは一体の
関係があるから、私はお聞きするのです。もし掌握していなければ掌握していないでいいですが、
特命というのは、大抵、
特許をたくさん持っている、だから
維持管理も
特命、こういうことが一般的に行われているんですね、
特許をたくさん持っているからと。
しかし、かつてコンピューターのシステムで1円
入札があった、こういう
話題もありました。これは、すべてその後の
維持管理、あるいは、各種のものを作成していく、そういう過程で全部それらを取り返していく、こういうこともあったわけですよ。
したがって、今回の
入札に当たって、後の
維持管理のことも含めて考慮した上で、今のような
一般競争入札、そういう条件の
入札にしたのかどうか、それについてお尋ねします。
◎
山内 管財部長 1点目の
包括外部監査人の
監査の
指摘を踏まえた上で今回の
契約に臨んだのかどうかという
お話でございます。
包括外部監査の方の
指摘につきましては、
議員もご
承知のとおり、その
対応の
一つということで庁内に
入札制度改善等の組織も置きまして、今、それに向けてさまざまな
検討を始めているところですけれ
ども、基本的には、
包括外部監査の
指摘がある前、あった後につきましても、私
どもは、今回の
包括外部監査の基本的な考え方というのは
競争性の向上をしっかりやってくれということでご
指摘があったと受けとめておりますから、今の
段階ではそうした
包括外部監査の
指摘の
趣旨を踏まえてこの
契約事務を執行したということで考えております。
次に、今回の
契約の
落札率、それから
最低、
最高の
入札額であります。
まず、
里塚斎場大
規模改修工事は、7件の
応札であります。
落札率は、
最高が95.98%、
最低は92.07%ということであります。
次に、
里塚斎場大
規模改修火葬炉設備工事でありますが、これは、
応札が2件、
最高が79.69%、
最低が59.69%、先ほど
お話ししましたとおり、低
入札価格調査制度の
対象になってございます。
次に、
羊丘中学校改築工事につきましては、4件の
応札でありまして、
最高が98.21%、
最低が89.96%ということであります。
最後に、
東白石中学校改築工事であります。これは、
応札が3件、
最高が98.19%、
最低が94.87%、こういう
状況であります。
それから、メンテの
関係の話でありますけれ
ども、先ほど
坂本委員にも
お話し申し上げたとおり、基本的には、長期のコストも含めて頭に置きながら、最適な
工事発注を心がけてほしいということでございます。今の
段階では、今後、どういう
工事内容で具体的に整備されていくのかというようなことについて私
どもは
承知しておりませんので、今
お話がありました
趣旨を踏まえまして、その都度、適正な
対応をしていきたいなと考えておりまして、その旨、
関係の
原局にもお伝えしたいと考えております。
◆
松浦忠 議員 最後の第19号の
落札率は九十何%ですか。
◎
山内 管財部長 これは、
最高が98.21%で、
最低が89.96%ということであります。
◆
松浦忠 議員 もう1件は。
◎
山内 管財部長 東白石中学校につきましては、
最高が98.19%、
最低が94.87%でございます。
◆
松浦忠 議員 私はずっと前から
指摘をしているんですけれ
ども、
火葬炉の
関係は特殊な仕事ですから
応募件数が2件というのはこれはこれでわかるんですが、
一般競争入札をして、第16号は7件応募していますね。
中学校2件については4件と3件だと。私はどうも少な過ぎるなという気がするんです。そして、1件は89.96%、約90%ですね。もう1件は94%と。私は、
Bクラスとか
Cクラスの
落札率と比べたら、これは極めて高過ぎるのではないかと。
その高い要因を私なりに
調査して分析したら、高い
落札率のところというのは、ほとんど市の
管理職の人が再就職している会社が
中心になって構成している、こういう
実態があります。世間では、こういうところが、いわゆる何らかの連絡をとり合ってこういう形になっていっているんではないかということが専ら言われています。私も、そうでないかと思うんです、これ。なぜかといったら、
落札率の低いBだとかCには再就職している方はほとんどいないんです。
したがって、こういう点について、私は、一度、
札幌市として、
落札率の高いA1、A2、こういったところに
札幌市の
退職職員がどのように再就職しているか、この
実態調査をすべきだと思うんです。ぜひ、
実態調査をしていただきたいんですが、いかがですか。
◎
山田 財政局理事 今、
議員がおっしゃったようなデータは、私
どもは持ち合わせておりませんし、関連することがあるのかないのか、それはこの場所で言える
状況ではないわけです。
ただ、おっしゃるような
調査が必要かどうかについては、
総務局職員部の方ともちょっと相談をしてみたいな、そういうふうに考えております。
◆
松浦忠 議員 私は、なぜこのことを申し上げるかといったら、
総務局職員部の問題ではないんですよ。
今、
新聞紙上で最大の
話題は何ですか。林野庁の問題ですね、
外郭団体、一連のずっと民間の
孫請に至るまで、そこが一番問題になっていますね。社会保険庁のあの不祥事も、何かといえば、その官庁の幹部が天下りをして、そしてまた、さらに天下っていくという構図があのずさんさを生んでいるということが問題になっていますね。
そうしたら、これは、
職員部の問題ではなくて、
契約担当の
理事として、私も含めて、
市民がこういうような疑念を持っているんですから、逆に言えば、
平成18年度の
札幌市の
入札に参加して
落札をした全
業者に対してこういう
調査をして、その関連があるかないかを客観的に推察してみる、このことは決して外れた話ではないと思うんです。
したがって、
契約担当の
部局として、これはぜひやっていただきたいというふうに私は思うんですけれ
ども、それについて、その
調査ができないという何か特別な
法的制約などがあってできないということがあるかどうか、その点、お尋ねいたします。
◎
山田 財政局理事 私
どもは、
契約制度につきましては、その基本であります
透明性あるいは
公平性、そして、特に
競争性といったものを
確保すべく、これまで過去5年ぐらいにおいてもおよそ70
項目にわたる
制度の見直しを行ってきました。それから、ことしの3月には
包括外部監査人、あるいは
入札等監理委員会の方からご
指摘あるいは
意見等もいただいております。そういうことも含めて、これまでの
改善措置を踏まえつつも、今後のあり方についてどうすべきか、こういうようなことについて、今、
制度の
改革推進会議といったものをつくって
検討しておりますので、その中で総合的に必要な
検討をしていきたい、こういうふうに考えております。
◆
松浦忠 議員 きょうは
市長が出ていませんから、
山田理事、
市長にきちっと伝えてください。18年度に
札幌市が
契約した
請負工事業者、ここに
札幌市の
職員が再就職をしているのか、していないのか。
個人名は要りません。どういう職種でやめられた方が再就職しているか、ぜひこの
調査をしていただきたいということを強く
市長に求めておきますから、このことを
市長にきちっと伝えてください。これからまた、
予算審議などを通じて
市長とも
質疑を交わしていきたいと思いますけれ
ども、あらかじめ予告をしておきますので、
市長に伝えておいてください、ぜひやってほしいと。
○
三宅由美 委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
三宅由美 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
それでは、
討論を行います。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
三宅由美 委員長 なければ、
討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案第16号から第19号の4件を可決すべきものと決定することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
三宅由美 委員長 異議なしと認め、
議案第16号から第19号の4件は、可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員会を閉会いたします。
――――――――――――――
閉 会 午後2時24分...