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  1. 札幌市議会 2007-05-25
    平成19年(常任)文教委員会−05月25日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成19年(常任)文教委員会−05月25日-記録平成19年(常任)文教委員会  札幌市議会文教委員会記録            平成19年5月25日(金曜日)       ────────────────────────       開 会 午後1時58分 ○谷沢俊一 委員長  ただいまから、文教委員会を開会いたします。  報告事項は、特にございません。  それでは、ごあいさつをさせていただきたいと思います。  このたび、文教委員長に選任をいただきました谷沢でございます。  お子さんを取り巻くさまざまな状況がございますが、一生懸命取り組んでまいりたいと思います。  委員の皆様には、ご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。また、理事者の皆様にも、ご支援を心からよろしくお願いいたします。     ―――――――――――――― ○谷沢俊一 委員長  それでは、議事に入ります。  最初に、副委員長の互選についてお諮りいたします。  ご発言はございませんか。  (宗形委員委員長」と呼び、発言の許可を求む) ◆宗形雅俊 委員  副委員長指名推選動議を提出いたします。  副委員長には、桑原 透委員を推薦することの動議であります。 ○谷沢俊一 委員長  ただいまの動議のとおり、桑原 透委員を副委員長とすることにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    谷沢俊一 委員長  ご異議なしと認め、副委員長には桑原 透委員が選任されました。  それでは、桑原副委員長、ご着席の上、就任のごあいさつをお願いいたします。 ○桑原透 副委員長  ただいま選任されました副委員長の桑原 透でございます。  1年間、理事者の方、そして委員の方、どうぞよろしくお願い申し上げます。  委員長を一生懸命サポートするよりも、迷惑かけないように、1年、頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○谷沢俊一 委員長  それでは次に、関係理事者の紹介及び所管事務概要説明聴取を行います。  最初に、子ども未来局からお願いいたします。  なお、個々にご指名はいたしませんが、順次、ご発言いただきたいと思います。 ◎八反田 子ども未来局長  本日、出席しております各部長から、順次、自己紹介をさせていただきます。  (理事者自己紹介) ◎八反田 子ども未来局長  では、私から、局の概要についてご説明を申し上げます。  お手元の資料をごらんいただきたいと思います。  まず、機構についてでありますが、資料では1ページでございます。  子ども未来局は、子ども育成部子育て支援部、そして児童福祉総合センターの3部体制となっておりまして、左肩にございますように、職員定数は587名であります。このうち、子ども育成部は、次代を担う子どもたちの健やかな成長を支援するための諸施策と関連の事業を行っております。次に、子育て支援部でございますが、子ども子育て家庭を対象にした保育サービス子育て支援のためのさまざまな事業を推進しております。また、児童福祉総合センターについては、深刻化している児童虐待への対応や、障がいのある子どもたちの療育や相談などを行っております。  詳細につきましては、後ほどそれぞれの部長からご説明をさせていただきます。  次に、資料5ページをごらんいただきたいと思います。  予算の概要についてでありますが、資料上段の1予算総括表をごらんいただきたいと存じます。  子ども未来局一般会計予算総額は約489億6,000万円、そして、前年比17億円余、率にして3.6%増となってございます。特別会計としては、母子寡婦福祉資金貸付会計がありまして、この額が約2億5,000万円となってございます。  同じページの2として、各部の19年度の主要事業を挙げております。  子ども未来局としては、お手元にご用意をさせていただいておりますが、本市の次世代育成支援対策推進行動計画でありますさっぽろ子ども未来プランに掲げる各事業を、教育委員会保健福祉局を初めとする関係部局との連携により着実に推進してまいりますとともに、保護者はもちろん、学校や地域、そして企業関係者の方々など、多くの方々の理解とお力添えをいただきまして、子どもの健やかな成長をすべての市民の皆様にとっての喜びとして感じていただけますように、職員一丸となって業務に邁進してまいりたいと存じております。どうぞよろしくお願い申し上げます。  続いて、各部長から各部の主要事業についてご説明を申し上げます。 ◎高屋敷 子ども育成部長  それでは、私から、子ども育成部所管事業等につきましてご説明を申し上げます。  初めに、機構につきまして、お手元にお配りしております子ども未来局の概要の1ページをごらんください。  子ども育成部は、子ども企画課子ども権利推進課の2課体制となっておりまして、職員定数は29名となってございます。  次に、事務分掌でございますが、続いて2ページをごらんください。  子ども企画課では、児童に関する施策の総括調整次世代育成支援対策の総合的な研究、企画及び立案、児童会館ミニ児童会館の整備及び維持管理放課後児童健全育成事業などを担当しております。また、子ども権利推進課では、少年の健全育成に係る事業の企画、立案及び実施や、子どもの権利の推進に関すること、少年に関する相談及び指導業務に関する事務を行ってございます。  次に、平成19年度におきます主な事業と予算の概要についてご説明申し上げます。  資料の5ページをごらんください。  1予算総括表の2段目になりますが、子ども育成部予算総額につきましては、約35億2,000万円で、前年度に比べまして約1億1,000万円、率にしまして3.5%の増となっております。増加の要因といたしましては、新規に11カ所のミニ児童会館を整備することによるミニ児童会館施設設備整備費の増などによるものでございます。  それでは、主な事業の概要につきまして、同じ5ページの2主要事業の表に沿ってご説明させていただきたいと思います。  初めに、子ども権利推進事業費でございますが、骨格予算におきましては、子ども権利条約普及啓発に係ります費用等を計上させていただいております。  なお、子ども権利条例につきましては、さきの市議会でのご議論等を踏まえまして、改めて市議会の皆様あるいは市民の皆様にご理解をいただくための取り組みを進めてまいる所存でございますが、これに係ります経費につきましては、肉づけ予算といたしましてご審議いただきたいと考えてございます。  次に、少子化対策啓発事業費でございますが、少子化問題についての市民意識の醸成を図っていきますために、企業の取り組みを促進するための認証制度などの検討、あるいは、若者自身が企画する同世代を対象とした啓発事業などを実施いたしてまいります。  次に、児童会館運営管理費は、児童会館104館の運営管理に係る経費でございますけれども、昨年度からは、新たに20館で夜間の開館日を設けまして、ふだん、児童会館を利用しにくい中・高校生の利用を促進してまいります。  次に、児童会館改築費でございますが、老朽化の著しい北郷児童会館北郷小学校との併設によりまして改築するため、19年度は実施設計を行ってまいります。  最後に、ミニ児童会館施設設備整備費でございますが、小学校余裕教室等を活用いたしましたミニ児童会館を18年度は8館整備したところでございますけれども、19年度は、従来から学校内に設置している学校施設方式児童育成会からの転換分7館を含む計11館を整備することとしております。  なお、その他の事業につきましては、6ページ以降に記載しておりますので、ごらんいただきたいと存じます。 ◎櫻井 子育て支援部長  引き続きまして、子育て支援部所管事業等につきましてご説明を申し上げます。  初めに、機構について、資料の1ページをごらんください。  子育て支援部は、子育て支援課保育課、豊平区、西区、手稲区の保育・子育て支援センター、そして、本年4月から開設となりました東区の保育・子育て支援センターの6課体制で、職員定数は403名でございます。  次に、子育て支援部事務分掌でございますが、資料2ページの下段をごらんください。  子育て支援課では、児童福祉施設整備計画、設置の認可、運営指導等児童手当児童扶養手当等支給関係事務、母子及び寡婦福祉関係事務総括調整子育て支援総合センター管理運営地域子育て支援事業企画推進などを担当しております。保育課は、19カ所の公立保育所の運営、5カ所の公立民営保育所及び159カ所の私立保育所に対する運営指導保育料の徴収、保育所整備計画などを担当しております。また、東区、豊平区、西区、手稲区の保育・子育て支援センターは、みずから保育を実施するほか、地域子育て支援事業の実施、子育てに係る他機関との連携・調整などを担当しております。  次に、平成19年度における主な事業と予算の概要についてご説明をいたします。  お手元の資料5ページをごらんください。  上の1予算総括表の3段目になりますが、子育て支援部予算総額につきましては、約411億円で、前年度に比べまして約20億円の増、率にして約5.2%の増となっております。増となった要因といたしましては、児童手当手当額の拡充による児童手当支給費の増などによるものであります。  次に、主な事業の概要について、ただいまごらんいただいております5ページの2主要事業の表に沿ってご説明をさせていただきます。  まず、母子家庭等自立促進計画策定費ですが、現計画の実施内容を検証し、20年度以降の新たな5カ年計画を策定いたします。  次に、児童手当支給費ですが、子育てを行う家庭の経済的負担の軽減を図るため、3歳未満の児童にかかわる第1子、2子の手当額をこれまでの5,000円から10,000円に引き上げます。  次に、地域主体子育てサロン設置事業費ですが、昨年度に引き続き、地域主体で設置される子育てサロンへの支援を行ってまいります。  次に、延長保育事業費補助金等と一時保育事業費補助金等ですが、子育て家庭の多様な保育ニーズに対応するため、それぞれ実施箇所を拡大してまいります。  次に、認可保育所整備促進事業費ですが、保育所待機児童解消に向けた取り組みとして、19年度においては2カ所の新設を予定しております。また、ここには記載されておりませんけれども、平成18年度からの全額繰り越しによる新築1カ所、改築2カ所の整備補助があり、これらを合わせますと270人の定員増となる予定です。  最後に、仮称)市立認定こども園整備費ですが、清田区真栄2条1丁目に設置されているしんえい幼稚園を全面改築し、幼稚園区保育子育て支援センターを併設することにより、幼保連携モデル施設となる市立認定こども園を整備いたします。19年度は実施設計を行い、20年度に建築工事、21年4月の開設予定となっております。  なお、その他の事業につきましては、7ページ以降に記載しておりますので、ごらんいただきたいと存じます。 ◎菅 児童福祉総合センター所長  続きまして、児童福祉総合センター所管事業等につきましてご説明申し上げます。  初めに、機構についてでございますが、資料の1ページの左側をごらんください。  児童福祉総合センターは、児童福祉総合センター所長療育担当部長及び児童相談所担当部長のもと、児童療育課発達医療センター相談判定課の3課体制となっており、職員定数は155人であります。  次に、児童福祉総合センター事務分掌でございますが、資料の4ページをごらんください。  児童療育課では、児童福祉施設等への措置費の支弁及び保護者からの負担金徴収、発達に心配がある子どもへの療育支援事業、障がい児通園施設運営等を担当しております。発達医療センターは、発達のおくれや障がいのある子ども専門診療所として、診察、検査、治療及び機能訓練等を行っております。相談判定課は、札幌市児童相談所として、子どもに関するさまざまな相談を受け、必要に応じて一時保護を行うとともに、心理判定医学的診断などに基づいて措置を決定する業務などを担当しております。  続きまして、平成19年度における主な事業と予算の概要についてご説明いたします。  お手元の資料の5ページをごらんください。  1予算総括表の4段目になりますが、児童福祉総合センター予算総額につきましては約43億3,000万円で、前年度に比べまして約4億2,000万円の減、率にいたしますと8.9%の減となっております。主な要因といたしましては、障がい児の措置制度から利用契約制度への移行による児童福祉施設措置費の減によるものであります。  次に、主な事業の概要について、同じページの2主要事業の表に沿ってご説明いたします。  表の下の方をごらんください。  初めに、児童相談所運営管理費ですが、深刻化している児童虐待早期発見早期対応や、障がいのある子どもに関する相談及び発達支援事業の充実に一層努めてまいります。  次に、児童家庭支援センター運営費補助金ですが、24時間体制で相談等に対応する児童家庭支援センターは、現在、市内2カ所に設置されており、複雑多様化する児童問題に関する地域に根差した相談体制の充実を図っております。  次に、児童福祉施設措置費ですが、児童養護施設に措置する児童に対する措置費の支弁を行います。  その下の児童福祉施設給付費ですが、障がい児施設利用契約制度新設に伴う札幌市の負担部分にかかる経費でございます。  次に、自立支援法利用者負担減免事業費ですが、障がい児通園施設利用者の負担を軽減するため、札幌市独自の減免を実施いたします。  なお、その他の事業につきましては、10ページ以降に記載しておりますので、ごらんいただきたいと存じます。 ○谷沢俊一 委員長  ただいまの説明に対しまして、質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○谷沢俊一 委員長  特になければ、質疑を終了いたします。  それでは次に、教育委員会理事者紹介及び所管事務概要の説明をお願いいたします。 ◎丹羽 教育委員会委員長  本日、設楽委員山中委員臼井委員は、所用のため欠席しております。どうぞよろしくお願いいたします。  (理事者自己紹介) ◎松平 教育長  引き続きまして、私の方から、教育委員会の概要についてご説明をさせていただきます。  まず、お手元の資料の1ページ、札幌市教育推進の目標・指針についてご説明を申し上げます。  札幌市教育推進の目標・指針は、平成16年9月に策定いたしました札幌市教育推進計画の中で示されております札幌市の子どもたちの現状や課題、教育の方向性を踏まえて、平成17年度に見直しを図ったところでございます。その内容についてでございますが、目指すべき市民像といたしまして、「21世紀を切り拓く人間性豊かで創造性あふれる市民」を目標に掲げるとともに、これを実現するための教育委員会としての方向性を示すものといたしまして、幼児教育から生涯学習までの各教育段階別に五つの指針を掲げているところであります。  なお、これらの五つの指針を受けまして、各教育段階における基本計画を平成18年度末までにすべて策定しているところでございます。  次に、行政機構の概要についてご説明を申し上げます。  資料の2ページ、札幌市教育委員会行政機構図事務分掌をごらんいただきたいと思います。  事務局に置く部といたしましては、総務部学校教育部、生涯学習部の3部がございます。ほかに、教育機関に置く組織で、部に準ずるものといたしまして中央図書館及び高等専門学校事務局がございます。また、課の組織といたしましては、事務局全体で九つの課、そのほか事業を実施するための担当課長を別途置いているところでございます。  次に、市立学校の概要でございます。  資料の3ページをごらんいただきたいと思います。  札幌市には、平成19年5月1日現在で、幼稚園から高等専門学校まで合わせて339校がございます。その児童生徒学生数ですが、小学校中学校高等学校養護学校及び幼稚園が平成19年5月1日現在で14万8,896人、高等専門学校が平成19年4月1日現在で198人となっており、合わせまして14万9,094人の児童生徒、学生がおります。また、これらの市立学校職員数ですが、教職員が8,545人、その他学校職員が1,162人、合わせまして9,707人となっているところであります。 続いて、平成19年度の教育費予算でございますが、資料の4ページ、1予算総括表をごらんいただきたいと思います。  札幌市の厳しい財政状況下ではございますが、教育費全体といたしましては、総額で約333億9,000万円、前年度に比べまして約28億6,000万円、率にいたしますと9.4%の増となっているところであります。19年度予算は、予算編成方針に基づき、経常的経費臨時的経費の圧縮に努めた一方、学校の改築、増築、耐震補強事業子どもの安全・安心対策、また特別支援教育の充実など、喫緊の課題に対応する事業を盛り込んだところでございます。  各部ごと予算額につきましては、資料記載のとおりとなっております。  私からの説明は以上でございますが、2主な事業の項目を含めた各部の事業につきましては、この後、各部長からご説明を申し上げます。 ◎森 総務部長  私から、総務部所管事務についてご説明をいたします。  総務部は、教育委員会の事務に関する総括的事項を処理するほか、学校配当予算教材等整備、施設の改築、耐震補強等に関する事務を所管しております。また、総務部には、労務に関することや、市立学校幼稚園管理運営事務等を所管する調整担当部長を置いております。  次に、資料4ページ教育費予算のうち、総務部所管事業につきましてご説明をいたします。  2主な事業の表中の総務部の欄をごらんいただきたいと思います。  学校適正配置計画推進費につきましては、児童生徒数の減少に伴う小・中学校小規模化に適切に対処し、良好な教育環境を確保するため、現在、策定作業を進めております計画に基づいて学校規模適正化を検討していこうとするものであります。  地域ぐるみ学校安全体制整備事業費につきましては、通学路や学校の管理下における事件・事故が大きな問題となっている状況を踏まえ、子どもの安全のために地域社会全体で取り組む体制を整備するものであります。具体的には、スクールガード防犯ボランティアの養成やスクールガード・リーダーによる巡回指導など、地域の防犯に関する実践的な取り組みを充実してまいります。さらに、地域防犯活動と連携した防犯の効果を上げるため、18年度、小学校1年生から3年生までの全児童に防犯ブザーを貸与いたしましたが、19年度は、新たに入学する新1年生全員に配付をしたところであります。  次に、中央区の中央幼稚園改築費でありますが、新定時制高校校舎建築工事に伴い、危険回避のため、当該幼稚園の仮園庭を整備するものであります。また、清田区のしんえい幼稚園改築費については、認定こども園建設に伴い、園舎解体工事期間中の仮設園舎リース料を計上しております。
     次に、小学校増築費についてでありますが、児童数の増加に伴い、教室が不足する北区の百合が原小学校和光小学校について、増築整備をするものであります。また、白石区の北郷小学校改築費は、今年度、実施設計並びに仮設校舎リース料を計上しております。白石区の東白石中学校と豊平区の羊丘中学校改築費につきましては、18年度、実施設計仮設校舎の建設を行っており、19年度は新校舎の建築工事を実施し、20年3月に竣工の予定であります。また、清田区の北野中学校につきましては屋内運動場の改築を、また、平岡中央中学校につきましては格技場を新築整備することにしております。  耐震補強費につきましては、児童生徒安全確保のため、耐震性に問題のある学校施設耐震補強を行うものであり、琴似小学校補強工事などを行うほか、地震に耐えられる程度をあらわす構造耐震指数、これをIs値と申しますが、このIs値が0.3未満の学校のうち、24校につきまして耐震補強工事実施設計等を行うものであります。  新しいタイプの定時制高校設置事業費につきましては、旧大通小学校跡地に既存の定時制高校4校を統合する新しい定時制高校を設置するもので、新校舎の建設等に当たってはPFI手法により行うこととし、平成20年度から旧大通小学校暫定校舎として開校するため、19年度はこの暫定校舎改修工事や備品の購入等を行います。また、学校施設延命化策として、3カ年計画で実施する大規模改造費につきましては、19年度、小学校3校、中学校1校で新規に実施をし、中学校1校で2年次目の工事を行うこととしております。 ◎北原 学校教育部長  私の方から、学校教育部所管事務についてご説明をいたします。  2ページ機構図事務分掌の表をごらんください。  学校教育部は、札幌市立幼稚園小学校中学校高等学校及び特別支援学校にかかわる児童生徒学校指定や入・退学などの就学に関する事務、教科用図書の採択、奨学金制度の運用や就学援助児童生徒の健康にかかわる学校保健安全管理に関する事務、教育推進計画高等学校教育改革特別支援教育基本計画幼児教育振興計画及び私学助成に関する事務、教職員にかかわる人事、給与、服務の取り扱い、健康管理及び教育制度調査研究に関する事務を所管しております。  また、当部には指導担当部長教育研修担当部長を置いておりますので、それぞれの所管事務についてもご説明いたします。  まず、指導担当部長ですが、各校長、園長及び教職員に対して、学校及び幼稚園教育計画指導内容など、学校経営及び学校教育専門的事項についての指導・助言に関する事務を所管しております。  次に、教育研修担当部長ですが、教職員に対する研修、教育に関する専門的事項調査研究及び子ども教育相談に関する事務を所管しております。  続きまして、教育費予算のうち、学校教育部所管事業についてご説明いたします。  資料5ページの主な事業の学校教育部の欄をごらんください。  まず、自動体外式除細動器、いわゆるAEDの整備ですが、平成18年度には札幌市立中学校高等学校特別支援学校の全校にAEDを配置いたしました。平成19年度は、4月末までに小学校幼稚園の全校にもAEDを配置したところでございます。  次の北翔・豊成養護学校看護師配置モデル事業ですが、北翔、豊成養護学校にそれぞれ看護師2名を配置し、適切な医療的ケア体制について調査研究を行っております。  次に、特別支援教育巡回相談員配置モデル事業費ですが、通常の学級で学ぶ特別な支援が必要な児童生徒に対して、学校が適切な指導と必要な支援を行うことができるよう、平成19年度は、特別支援教育巡回相談員を3名から10名に増員強化し、より効果的な学校支援あり方等について調査研究を行っております。  最後に、スクールカウンセラー活用事業費ですが、不登校や問題行動などの生徒指導上の課題に対応するため、臨床心理士等スクールカウンセラー中学校高等学校の全校に配置し、相談や校内研修など課題解決に向けた取り組みを行っております。平成19年度からは、小学校全校へ派遣する体制を整え、教育相談体制の一層の充実を図ることとしております。 ◎加藤 生涯学習部長  私から、生涯学習部所管事務につきましてご説明いたします。  2ページ機構図事務分掌の表をごらんいただきたいと思います。  生涯学習部では、学校教育家庭教育社会教育の連携を図りながら、生涯学習機会の提供、支援のための各種施策を推進するほか、子ども学校外活動の機会提供や生涯学習センターを初めとした各種社会教育施設の運営等を行っております。  続きまして、教育費予算のうち、生涯学習部所管事業の特徴的なものについてご説明をいたします。  資料5ページ、下から4番目の学校図書館地域開放事業費についてでございますが、学校を拠点に、読書活動を通じ、地域の交流の場を広げること及び地域社会の教育力向上に役立てることを目的に、昭和53年から実施している事業でありまして、18年度末現在87校で実施しております。また、他に、学校、家庭、地域の連携促進にかかわる事業といたしまして、家庭教育学級の開設や学校地域連携事業の実施に取り組んでいるほか、子どもたちの野外活動事業として、小学生を対象とした林間学校及び中学生を対象としたアタックキャンプを実施しております。  次に、その下の市民会館代替施設整備事業費(解体)をごらんいただきたいと思います。  これは、19年度の現市民会館の解体及び舞台装置等の撤去、保管にかかわる費用でございます。現市民会館の解体除却工事につきましては、本年4月に着手しておりまして、9月中に終える予定であります。 ◎守谷 中央図書館長  中央図書館所管事務についてご説明いたします。  本市の図書館は、中央図書館をセンター館としまして、地区図書館が9館、区民センター図書室が7室、地区センター図書室が20室、図書コーナー等が6カ所、計43施設と、さらに、平成18年度に設置いたしました大通カウンターをサービスポイントとして配置しておりまして、図書資料の貸し出し、閲覧、調査、相談業務などを行っております。  平成19年度の図書館運営につきましてご説明いたします。  まず、平成14年に策定いたしました札幌市図書館ビジョンの中でも大きな課題でありました開館日、開館時間の拡大、貸し出し上限冊数の増加について、昨年4月1日から実施し、1年が経過いたしましたので、その状況からご報告いたします。  これまで休館としておりました月曜日、祝日を開館したことにより、中央図書館及び各地区図書館合わせて10館では、開館日数が45日間増加し、年間では324日間の開館となっております。開館時間につきましても、中央図書館は、平日の夜間開館を1時間延長し、午後8時まで、また、これまで夜間開館を実施していなかった地区図書館は、平日3日間、火曜から木曜日まででございますが、午後7時まで開館しております。さらに、個人貸し出しの上限冊数については、これまでの4冊から10冊に増加したことから、図書館利用のサービスアップに大きくつながりました。特に、年間の貸し出し冊数について言いますと、開館日、開館時間の拡大、貸し出し上限冊数の増加によりまして、前年度から約150万冊ふえ、約690万冊となっております。1.3倍、3割の伸びとなりました。  また、都心部における市民へのサービスアップを目的に、予約図書の貸し出しと返却ができるサービスポイントとしまして、地下鉄コンコースの大通カウンターを昨年8月に開設いたしました。最近の状況で申し上げますと、1日平均の予約貸し出し冊数が約200冊、返却冊数は通勤・通学などの際の返却利用が多いことから、1日平均300冊となっております。  今後は、サービスポイントの拡充に努めるとともに、インターネットを利用したサービス充実のあり方を検討するなど、図書館利用の推進を図ってまいりたいと考えております。  なお、資料5ページ教育費予算のうち、所管事業の中央図書館センター機能整備費につきましては、中央図書館の蔵書を計画的に整備していくため、今年度に約1万900冊の図書と約300点の視聴覚資料の購入を予定しております。 ◎内藤 高等専門学校事務局長  最後になりますが、私から高等専門学校事務局所管事務についてご説明申し上げます。  2ページ機構図事務分掌の表をごらんください。一番下になります。  高専事務局は、教職員の人事、給与及び教務、学務に関する事務等を所管しております。  次に、3ページ市立学校の概要をごらんください。  市立高等専門学校は、インダストリアルデザインの単科校として、中学校卒業後の5年間の一貫教育を行う高等教育機関でございます。市立大学の開学に伴いまして、既に平成17年度から本科生の募集を停止しておりますため、在校生は、本年4月1日現在で、本科が4年、5年の2学年で156名、また、専攻科は42名となっております。  本校の卒業生は、地元企業や、最近は景気動向を反映しまして道外企業など、デザイン関連の会社等へ多く就職しているほか、美術系の大学等へ編入学をするなど進学の割合も高くなっているところでございます。  なお、昨年4月1日から同一キャンパス内で市立大学と共存しておりますが、この大学との間では、事業運営や施設利用等に関する協定を締結いたしまして、それに基づき、高専の授業も大学の教員が分担するなど、両校が相協力して円滑に学校運営を進めております。  今後とも、現在の在校生が卒業するまで、教育環境の維持・向上に全力で努めてまいりたいと考えております。 ○谷沢俊一 委員長  ただいまの説明に対しまして、質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○谷沢俊一 委員長  特になければ、質疑を終了いたします。  以上で、委員会を閉会いたします。     ――――――――――――――       閉 会 午後2時40分...