(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○芦原進 委員長 異議なしと認め、副委員長には
飯島弘之委員が選任されました。
それでは、飯島副委員長、ご着席の上、就任のごあいさつをお願い申し上げます。
○飯島弘之 副委員長 ただいま選任をいただきました副委員長の飯島弘之でございます。
芦原委員長をしっかりと補佐して、理事者並びに委員の皆様のご協力を賜りながら、しっかりと責務を果たしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
○芦原進 委員長 それでは次に、
関係理事者の紹介及び
所管事務概要の説明聴取を行います。
最初に、建設局からお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、発言をお願いいたします。
◎山田
建設局長 平成19年度、
大変お世話になります。どうぞよろしくご指導を賜りますよう心からお願い申し上げます。
まず最初に、建設局の理事及び部長職、それぞれ自己紹介をさせていただきます。
(
理事者自己紹介)
◎山田
建設局長 それでは、私の方から、既にお手元に配付してございます
主要事業概要に沿ってご説明を申し上げます。
まず、建設局の機構についてご説明申し上げます。
1ページから8ページは、建設局の機構及び役職者名でございます。
所管事業の効率的・効果的な執行を目指しまして、4部1室7担当部28課、職員定数939名の体制となってございます。
なお、今年度から、
下水処理場の名称を
水再生プラザと変更いたしまして、処理場の今日的な役割、機能をより適切に表現するとともに、地域住民に愛されるような名称とさせていただいております。
次に、建設局の予算及び
所管事業についてご説明申し上げます。
大変厳しい財政事情が続いておりますが、市民の安心・安全、快適な生活を守るということを念頭に置きまして、
局実施プランに掲げました
重点取り組み事項を着実に推進していくよう、所要の経費を計上しております。
それでは、9ページの平成19年度
建設局予算総括表をごらんいただきたいと思います。
まず、
一般会計でございますが、骨格予算ということもございまして、前年度比6.1%減の553億7,600万円を計上してございます。
次に、
特別会計でございますが、平成18年度をもちまして
砂防用地先行取得会計を閉鎖しております。今年度は、
駐車場会計のみの2億2,700万円の予算を計上してございます。
この結果、
一般会計と
特別会計を合わせました予算規模で申し上げますと、556億300万円で、前年度との比較では36億7,200万円、率で6.2%の減となっております。
なお、
下水道会計につきましては、後ほどお手元の資料19ページでご説明をさせていただきますが、全体で909億7,400万円を計上しておりまして、前年度との比較では34億900万円、率で3.9%の増となっております。
続きまして、各部の
所管事業につきまして、各部長の方からそれぞれご説明をさせていただきます。
◎阿部
管理部長 管理部所管の主な事業につきましてご説明を申し上げます。
管理部は、主に道路、橋梁の
維持管理、雪対策、用地取得などに関する事業を担当しております。
それでは、お手元の資料の10ページをごらんください。
管理部関係につきましては、資料の10ページから15ページにわたっております。その事業も広範多岐にわたりますことから、主な
事業項目につきましてご説明を申し上げたいと思います。
まず、10ページの太字のゴシックで書かれております項目の二つ目、
地図整備事業費でございますが、その3段目の
地籍調査事業費についてでございます。
国庫補助事業として
地図混乱地区の
土地境界是正を行うものでございまして、4,500万円を計上してございます。
次に、その下にございます
自転車等駐車場費のうち、3段目にございます歩行者と自転車の共存する空間の
創出事業費でございます。これは、歩行者と自転車の共存を図りながら、路上などの安全で安心な通行空間の確保を目指すものでございます。
自転車放置禁止区域等におきます
路上放置自転車対策といたしまして、1億1,100万円を計上してございます。
次に、11ページをごらん願いたいと思います。
ゴシックで書かれました項目の二つ目でございます
残地処理費、それから、三つ目の
代替地取得事業費でございます。
事業用地の買収後に残りました面積が過小な土地を取得するための買収費、それから、
道路整備等に係る
事業関係者のための代替地の取得・処分のためのものでございまして、それぞれ6億4,600万円及び5億円を計上してございます。
次に、12ページに参りまして、下段にございます
道路橋りょう維持費でございますが、本市が管理しております道路、橋梁などの
維持管理の経費といたしまして37億2,700万円を、また、次の13ページの
道路清掃費では、
幹線道路等の清掃経費といたしまして8億4,600万円を、さらにその下段の
舗装等整備費につきましては、
幹線オーバーレイなどの舗装補修、橋梁補修などに係る経費といたしまして6億900万円を計上いたしております。
次に、14ページに参りまして、1項目めの
道路除雪費でございます。車道除雪、歩道除雪、運搬排雪などに114億5,100万円を計上いたしております。
次に、15ページの1項目めでございますが、地域と創る
冬みち事業推進費につきましては、市民、除雪業者、行政とが地域における除排雪のあり方について話し合いを行い、地域の実情に応じた除排雪の取組方法を検討いたします経費といたしまして1億2,800万円を計上いたしております。
◎長利 土木部長 私からは、
土木部所管の主な事業につきましてご説明を申し上げます。
土木部では、道路及び橋梁の整備に関する事業を担当してございます。
資料は、15ページから17ページまででございます。
15ページ下から2項目めの
道路建設総務費から次のページ3項目めの
直轄事業負担金までは、主に道道と市道の整備を行う
道路新設改良事業でございます。
まず、15ページ下段の
交通安全施設整備費でございますが、都心地区の歩道の
バリアフリー化や手稲駅周辺地区などで実施いたします
あんしん歩行エリア、
事故危険箇所対策などに要する経費としまして23億600万円を計上してございます。
次に、16ページをごらんいただきたいと思います。
道路改良費でございますが、本市の
骨格幹線道路でございます
札幌北広島環状線など15路線の
道路改良や、
真駒内篠路線など3路線の
電線類地中化のほか、
生活道路91路線の整備などに要する経費としまして47億2,800万円を計上しております。
次に、
道路橋りょう整備費でありますが、仮称)簾舞川橋の新設や山本栄橋など2橋のかけかえのほか、東川下橋の耐震補強に要する経費として6億5,800万円を計上しております。
次に、
直轄事業負担金でありますが、これは、国道の改築、修繕などに必要な負担金でありまして、国道230号などの改築、修繕の経費として33億8,000万円を計上しております。
続きまして、
街路改良費から次のページのJR白石駅
周辺地区整備費までが、主に
都市計画道路の整備を行う
街路事業でございます。
まず、
街路改良費でありますが、新琴似6番通など23路線の改良や
手稲左股通の
情報ボックス整備のほか、
生活道路55路線の整備などに要する経費として58億6,600万円を計上しております。
次に、
立体交差新設費でありますが、北郷通及び西宮の沢・新発寒通の
立体交差事業に要する経費として15億5,500万円を計上しております。
次に、17ページをごらんいただきたいと思います。
街路橋りょう整備費でありますが、仮称)追分2号橋など2橋の新設や雁来5号橋など2橋のかけかえのほか、
白石環状跨線橋など4橋の耐震補強に要する経費としまして13億7,800万円を計上しております。
次に、
創成川通アンダーパス連続化整備費でありますが、掘削工や
本体構築工などに要する経費としまして47億3,400万円を計上しております。
次に、
札幌駅前通地下歩行空間整備費でありますが、
通路本体部分の仮設工や、掘削工のほか、地下鉄さっぽろ駅機械室の構築工などに要する経費としまして19億9,500万円を計上しております。
土木部の最後になりますけれども、JR白石駅
周辺地区整備費でありますが、駅前広場の用地補償や白石駅北通の
道路改良などに要する経費として15億1,000万円を計上しております。
◎諏訪田
下水道河川部長 私からは、
下水道河川部が所管しております
河川事業につきまして、その概要をご説明いたします。
資料17ページ下の段でございます。
平成19年度河川費といたしまして、総額30億9,000万円を計上してございます。
その内訳でございますが、まず、
河川維持管理費として、本市が管理いたします延長582キロメートルの河川、本数として421河川ございますが、その草刈り、しゅんせつ、護岸補修などの
維持管理に要する経費といたしまして6億3,400万円を計上してございます。
次に、
河川整備費として、雁来川など22河川の河道拡幅や護岸整備などの治水整備及び鴨々川などの4河川について緑化や
親水施設整備などの環境整備に合わせて24億5,600万円を計上しております。
◎吉野
財務企画担当部長 私から、
管理部所管業務のうち、
下水道事業にかかわる事項についてご説明いたします。
担当事業の内容としましては、
下水道事業にかかわる経営戦略の策定及び
事業運営にかかわる総括調整並びに予算・決算を初めとする
下水道事業会計の財務に関することを所管してございます。
資料の19ページ、
予算総括表をごらんいただきたいと存じます。
平成19年度の
下水道事業会計予算でございますが、支出につきましては、網かけ部分のとおり、
収益的支出は452億9,700万円を計上し、前年度に比べて1.3%の減、
資本的支出につきましては456億7,700万円を計上し、前年度に比べて9.6%の増となっております。この
資本的支出の増は、償還金に係る公営企業金融公庫借換債について、前年度に比べ40億円ほど増額計上したためであります。
この結果、
下水道事業会計全体では909億7,400万円を計上しておりまして、前年度に比べて3.9%の増となってございます。
◎諏訪田
下水道河川部長 引き続き、私から、
下水道河川部が所管する
下水道事業につきましてご説明いたします。
下水道河川部では、下水道の基本計画及び
事業計画の策定、管路、
ポンプ場、
終末処理場の新設、改築更新など
下水道施設の建設に関することを所管しております。
最初に、札幌市の下水道の
整備状況についてご説明いたします。
お手元の資料20ページをごらんください。
表中の網かけ部分にありますように、平成18年度末の
整備状況につきましては、
管路延長が約8,000キロメートル、処理面積が約2万4,000ヘクタール、総人口に対する
処理人口普及率につきましては99.6%になる見込みでございます。
次に、平成19年度の
下水道建設事業費の概要につきましてご説明いたします。
お手元の資料21ページをごらんください。
平成19年度の
下水道建設事業費でございますが、事業の厳選によりまして、当初予算としては昨年度より7%減の173億円を計上しております。
その内訳でございますが、まず、
一般整備につきましては、管路の整備などに要する経費として44億6,800万円、改築・更新・再構築につきましては、老朽管の改築・更新や
汚泥圧送管の整備、
東部スラッジセンターの新設などに要する経費といたしまして103億900万円を計上いたしております。また、浸水対策につきましては、
雨水拡充管や
浸透式下水道の整備に要する経費といたしまして16億8,200万円を、水質改善につきましては、
合流式下水道改善のための
はけ口対策などに要する経費といたしまして2億5,200万円、雪対策につきましては、
アクセスサッポロ敷地内に新設いたします
地域密着型雪処理施設の整備などに要する経費として2億5,400万円を計上しております。さらに、地震対策につきましては1億7,800万円、
下水道資産・資源の有効利用といたしましては1億5,700万円をそれぞれ計上し、合計で173億円となっております。
なお、この建設費173億円の施設別の内訳といたしましては、管路が73億4,000万円、
ポンプ場・処理場が99億6,000万円となってございます。
◎後藤
下水道施設部長 下水道施設部の概要につきましてご説明いたします。
下水道施設部の所管業務といたしましては、まず、
管路施設の
維持管理がございます。
資料の22ページをごらんください。
管路延長約8,000キロメートルにつきまして、東西両
下水管理センターでそれぞれ五つの区を所管し、
管路施設の点検、調査、修繕などの
維持管理を行っております。また、
公共下水道に接続される排水設備の指導及び
事業場排水の水質指導などを行っております。
次に、
創成川水処理センターなど3カ所の
水処理センターでは、17カ所の
ポンプ場と、資料の23ページにございますように、10カ所の
水再生プラザで、1日
当たり処理能力117万3,800立方メートルの
水処理施設の
運転管理を行っております。
このほか、
西部スラッジセンターなどの
汚泥処理施設の
運転管理を行っております。
○芦原進 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○芦原進 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午後1時23分
再 開 午後1時25分
――――――――――――――
○芦原進 委員長 委員会を再開いたします。
次に、都市局の
理事者紹介及び
所管事務概要の説明をお願いいたします。
なお、個々にご指名いたしませんので、順次、ご発言願います。
◎荒川 都市局長 まず、都市局の
事業概要のご説明の前に、各部長から自己紹介をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
(
理事者自己紹介)
◎荒川 都市局長 それでは、都市局の
事業概要についてご説明いたします。
まず、お手元の資料をごらんいただきたいと思います。
機構、職員定数についてでございますが、お手元の資料1ページ、2ページに記載のとおり、
市街地整備部、
開発事業部、建築部、
建築指導部の4部で構成されており、4月16日現在の職員定数は370名となっております。このほか、2ページの下段にありますとおり、関連団体への業務支援を目的として
財団法人札幌市
住宅管理公社に8人の職員を派遣しております。
次に、部ごとの組織、分掌事務であります。
まず、
市街地整備部は、
市街地整備部長、
開発調整担当部長、
住宅担当部長と4課4担当課で構成されており、
地域整備等に係る
事業計画の策定及び調整、再開発及び
土地区画整理等の計画策定、
開発行為等に係る許可、住宅に係る計画、調査及び相談、
住宅関連資金の貸し付け、
市営住宅等の計画、管理などを所管しております。
開発事業部は、
開発事業部長、
区画整理担当部長と4課3担当課で構成されており、
土地区画整理事業、
団地造成事業などの事業を所管しております。
建築部は、
建築部長、
工事担当部長、
設備担当部長と4課2担当課で構成されており、本市の
公共建築物のうち、一部の
企業会計等を除いた建築工事と
設備工事全般の施工を所管しております。
建築指導部は、
建築指導部長、
建築調整担当部長と4課2担当課で構成されており、
建築確認申請の審査、
違反建築物の是正指導、
中高層建築物に係る紛争調整などの業務を所管しております。
以上の事業を執行するための予算といたしまして、平成19年度は、お手元の資料3ページにありますとおり、
一般会計が105億1,300万円、
特別会計が65億8,300万円、合計約170億9,600万円であります。
それでは、各部の
主要事業につきまして各部長から説明をいたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
◎石原
市街地整備部長 私から、
市街地整備部の平成19年度
主要事業、特徴的な事業につきまして、その概要をご説明させていただきます。
資料の4ページをごらんいただきたいと思います。
事業費につきましては、資料に記載のとおりでございますので、省略させていただきます。
まず、
左側ゴシック表示の事業の3番目、都市再
開発推進費でございますが、北3東11
周辺地区計画策定費でございます。これは、苗穂駅周辺に
まちづくりの一環といたしまして、民間再開発を適正に誘導するための調査等を行うものでございます。また、その他都市再
開発推進費につきましては、
東札幌地区の商業・
業務ゾーンにおきます汚染土壌の除去費がこの中に含まれてございます。
一つ飛んで、民間再
開発促進費でございますが、JR篠路駅西第2地区での再
開発事業への補助と
周辺基盤整備を実施することとしてございます。
次の
開発計画調査費でございますが、厚別副
都心地区街づくり事業費でございます。これは、
公共交通機関相互の
乗り継ぎ動線の
バリアフリー化を図るために、その
基本設計等を実施するものでございます。
5ページの方をごらんいただきたいと思います。
四つ目の事業の
住宅相談費でございますが、
マンション管理組合を対象といたしました
分譲マンションの
維持管理、補修などをテーマといたしますセミナーなどを開催する
分譲マンション適正管理普及啓発事業、あるいは、旧耐震基準で建設されております木造住宅につきまして、市民が直接行います耐震診断の費用について、その一部を補助する
木造住宅耐震診断補助金等を予定してございます。
その次に、二つ飛びまして、借上
市営住宅整備事業費でございますが、これは、
民間事業者等が建設いたします住宅を、20年間、
市営住宅として借り上げ、市民に供給するものでございまして、その
建設費補助を行うものでございます。年間100戸程度を見込んでございますが、先ほど申し上げました篠路駅西第2地区での再
開発事業の中で72戸の借り上げを予定しておりますので、新規に30戸の募集を予定してございます。
それから、6ページをごらんいただきたいと思います。
市営住宅整備費でございますが、
市営住宅の大規模修繕といたしまして水道直圧化を行うほか、既設の
市営住宅の
エレベーターの設置を初めとする
バリアフリー化に取り組むこととしておりまして、平成19年度につきましては、北30条団地の1棟におきまして3基の
エレベーターを設置する予定でございます。
最後に、
市営住宅建設費でございますけれども、単
年度事業と三つの継続費がございますが、下野幌、幌北団地の建てかえを進めるものでございまして、これらを合わせまして2団地8棟で458戸を予定してございます。
◎山口
開発事業部長 私から、
開発事業部の
主要事業の概要についてご説明いたします。
まず、
土地区画整理会計でございますが、お手元の資料の10ページをお開き願います。
本市施行の
土地区画整理事業につきましては、西宮の沢地区、
富丘西地区、東雁来第2地区、新琴似駅前地区の4地区におきまして、前年度から引き続き事業を実施いたします。
次に、このページの一番下の
組合等土地区画整理指導費と、11ページに続く
組合等土地区画整理補助費でありますが、継続の4地区に対する技術指導を行い、また、
手稲山口地区及び
南あいの里地区における
土地区画整理組合に対しまして事業費の一部を助成するものであります。
続きまして、12ページの
団地造成事業についてご説明いたします。
団地関連費は、既に事業を終了いたしました既存団地で、現在、
まちづくり推進基金地として分譲あるいは管理している土地の広告や
維持管理費に係る経費であります。
◎長谷川
建築部長 私から、建築部の平成19年度の
事業概要についてご説明をいたします。
お手元の資料7ページをお開き願います。
まず、
保全計画策定費についてでありますけれども、これは、施設の
劣化度調査を行い、これをもとに長期の保全計画とその実行計画となる修繕計画を策定して、市有施設の計画的、効率的な
維持管理を図るという事業を行うものでございます。
次に、
耐震診断費についてでございますけれども、これは、昭和56年に設けられました新
耐震構造基準以前に建築された施設の
耐震診断調査を行うものでございます。
次に、
市有建築物長寿命化推進事業費でありますけれども、これは、
資産管理基本方針に基づきまして、
市有建築物の保全を
計画的修繕へ移行させるために
モデル事業を実施するとともに、劣化が進んでいる建築物について緊急的な修繕や改修を行うものでございます。
次に、その他
建築計画等総括費でありますけれども、これは、建築部全体に係る
事務的経費でございます。
続いて、
受託事業の概要についてご説明を申し上げます。
8ページをごらんいただきたいと思います。
まず、平成19年度の
受託予定工事でありますけれども、公営住宅、一般庁舎及び学校関係を合わせまして216件、総額126億6,700万円となっております。18年度と比較いたしますと、大型工事の
中央卸売市場再
整備事業の完成などによりまして約61億円の減額、率にしまして32%の減となっております。
主な新規・継続工事といたしましては、項目2、3に記載のとおりでございます。
次に、4 委託業務についてでございますけれども、261件、総額で6億5,500万円となっております。18年度と比較いたしますと7,000万円の減、率にして9%の減でございます。
主な
設計委託業務は、項目5に記載のとおりでございます。
◎高崎
建築指導部長 私から、
建築指導部の平成19年度の
主要事業概要についてご説明いたします。
お手元の資料の7ページをごらんください。
まず、建築確認及び相談指導費についてでありますが、これは、建築物の審査、確認、紛争調整、違反是正、建築基準法に基づく許可などの業務を行うものであります。
次に、建築物耐震化促進事業費についてでありますが、昭和56年以前の、いわゆる旧耐震基準で建てられた建物について、計画的に耐震化を進める札幌市耐震改修促進計画の策定を行うものであります。
次に、構造計算支援等事業費でありますが、今年度は簡易調査100件、詳細調査10件を予定しております。
次に、定期報告支援システム再構築費についてでありますが、特殊建築物の定期報告関係システムの再構築を行うものであります。
続いて、資料9ページをごらんください。
平成18年度における建築確認についてでございますが、建築確認件数は8,786件で、対前年比101.9%となっております。また、住宅の確認戸数については2万7,400戸で、対前年比93.1%になっております。
次に、建築確認件数の括弧書きの部分についてご説明をいたします。
括弧内は、指定民間確認検査機関における建築確認状況でございますが、平成18年度の民間機関の建築確認件数は合計で5,035件であり、指定民間確認検査機関への移行率は57.3%となっております。
○芦原進 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○芦原進 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、暫時休憩をいたします。
――――――――――――――
休 憩 午後1時38分
再 開 午後1時40分
――――――――――――――
○芦原進 委員長 委員会を再開いたします。
最後に、水道局の
理事者紹介及び
所管事務概要の説明をお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、発言を願います。
◎田中 水道事業管理者 この4月に水道局に参りまして、35年目にして水道局は初めての職場でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
部長職につきましては、それぞれ自己紹介をさせていただきます。
(
理事者自己紹介)
◎田中 水道事業管理者 続きまして、所管事務の概要を総務部長からご説明申し上げます。
◎加藤 総務部長 本日、2種類お渡ししてございまして、こちらの方は絵がかいてあって非常に厚いものですから、それを取りまとめた札幌市の水道事業というものを利用してご説明させていただきます。
まず、1ページ目をお開きいただきたいと思います。
札幌市の水道事業の沿革について記載してございまして、上から四つ目に昭和12年藻岩浄水場通水と書いてございます。この通水というのは、昭和12年に給水を開始したということで、札幌市が市民に水道水を提供して以来、ことしは70周年になるという節目の年でございます。
現在、水道局では、利用者の視点に立つことを基本理念といたしまして、平成16年に策定いたしました札幌市水道長期構想及びこの長期構想に掲げました目標を実現するための施策や事業を取りまとめた札幌水道経営プランに基づいて、中長期的な視点に立って
事業運営に努めているところでございます。
続きまして、2ページ目をごらんいただきたいと思います。
業務量と書いてございますが、給水人口が平成18年10月1日現在で約187万9,000人、普及率が99.8%に達しており、水道事業はほぼ100%の普及になってございまして、市民生活及び都市生活を支えるライフラインとして必要不可欠な存在になっているところでございます。
次に、3番目の水源状況と給水能力についてご説明を申し上げます。
札幌市では、これまで、昭和47年に完成した豊平峡ダムと平成元年に完成した定山渓ダムを主要な水源といたしまして、増加する給水需要にこたえてきているところでございます。給水能力は、1日当たり83万5,200立方メートルでございます。
なお、将来の水源の確保と水源の分散化に対応するため、北海道、小樽市、石狩市、当別町とともに、当別ダムを水源とする石狩西部広域水道企業団に参画しているところでございます。
次のページ以下が執行体制でございまして、3ページから6ページに札幌市水道局の機構図が載ってございます。総務部、給水部の2部体制でございまして、4月1日現在で職員定数は661名となってございます。
続きまして、7ページでございます。
平成19年度の予算について、その概要を記載させていただいてございます。
この表の一番下にございます本年度の予算規模でございますが、
収益的支出、
資本的支出を合計いたしまして740億4,600万円となってございます。
なお、19年度予算につきましては、高金利対策分の借換債の74億5,310万円を含んでいるところでございます。
次の8ページに
主要事業を掲げてございます。
主要事業であります施設
整備事業につきましては、事業を所管してございます給水部長からご説明を申し上げますが、総務部では、現在、平成9年から休館しておりました水道記念館が、平成15年度から進めてまいりました再整備を終えまして、今月26日、今週の土曜日にリニューアルオープンをするところでございます。新しい水道記念館は、「もいわで体験、水の旅」をキャッチフレーズにいたしまして、展示室全体を大自然から大都会、そして海へと向かう水の旅を表現して、各展示物において随所に環境問題を取り上げ、水道を通して自然環境と人間とのかかわりを考え、水や自然の大切さを感じ取ることができる施設となっているところでございます。また、この施設は、さまざまな集客施設と大自然の潤いをあわせ持つ藻岩山山ろくに位置しているところでございまして、周辺施設との調和、連携を図りながら、市民や観光客が気軽に立ち寄れるスペースとして藻岩山エリアの魅力アップに貢献したい、このように考えているところでございます。
施設
整備事業につきましては、木村給水部長からご説明申し上げます。
◎木村 給水部長 私から、施設
整備事業についてご説明申し上げます。
施設
整備事業では、安全で安定した給水サービスを継続するために、老朽化しつつある施設の改良、更新を図るとともに、災害時の飲料水確保のための施設整備や施設の耐震化など、災害に強い水道を目指した事業を予定しております。
具体的な内容でございますけれども、導・浄水施設の整備としまして、良質で安全な水を将来にわたり安定して供給していく観点から、水道水源の水質保全事業を進めるとともに、札幌市水道の給水路の80%を供給いたします白川浄水場の配水処理システムの強化と耐震化のための工事として、白川浄水場濃縮槽新設工事及び高架水槽耐震化工事を進めてまいります。
次に、送・配水施設の整備といたしまして、白川第3送水管新設工事、高区配水施設関連工事といたしまして西岡高台、宮の丘、平和、藤野沢配水池の耐震化工事、西部
ポンプ場、羊ヶ丘配水池流入管の新設工事、緊急貯水槽につきましては手稲区と厚別区にそれぞれ1カ所の整備を進めてまいります。
最後に、配水管の整備でございますけれども、合計34.90キロメートルの新設及び更新を実施するとともに、ブロック配水施設の整備も進めてまいる考えでございます。
◎田中 水道事業管理者 以上、水道局所管の事務事業の概要をご説明申し上げました。
今後とも、安全・安定給水の確保に万全を期しますとともに、経営の効率的な執行を図り、市民サービスの向上に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
○芦原進 委員長 ただいまの説明に対し、質疑はございませんか。
◆大越誠幸 委員 水道局の庁舎ができて20年近いのかな。
◎田中 水道事業管理者 はい、20年と聞いています。
◆大越誠幸 委員 私は調べたんだけれども、当時、職員は900名超えている。今、あなた方の資料を見たら661人でしょう。これは、機構が物すごく変わって減ったとか、いわゆる機構の変化によって、組織の変化によって減ったとかなんとかということであれば納得しますけれども、そうではなくて、だんだん事業量が減ってきている中で同じ庁舎でやっているということでは、部内でスペース余るからどこか交通局に貸すとか、他の運用だとか、今までそんなことを検討したことがあるのですか。
◎加藤 総務部長 まず、本局庁舎は昭和62年に完成いたしまして、その当時はまさに水道事業の拡張時代でございまして、拡張部というような部があって3部体制で行ってございました。その3部体制が、拡張時期が終わりましてだんだん維持体制になってきたものですから、総務部、給水部という2部体制に変わったところでございます。ただ、庁舎の部分でいきますと、例えば分散していた部分を本庁舎の局の方に集約するとか、そういう部分で、随時、むだのないような取り扱いはやっているところでございます。
◆大越誠幸 委員 今の理由では納得できないんだ。行ってみたら、やっぱり、当時と比べたらすかすかだよ。私は当選して間もなく行ったんだけれどもね。やっぱり、管理者は、今後、運用を検討することにしたいという気持ちになっていただけますよう、きょうは答弁は要らないけれども、そういう研究が必要だと。あえて、それだけ言っておきます。
○芦原進 委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○芦原進 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
以上で、委員会を閉会いたします。
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閉 会 午後1時52分...