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札幌市議会
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2006-07-18
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平成18年(常任)文教委員会−07月18日-記録
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昭和62年第 1回臨時会−01月19日-目次
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札幌市議会 2006-07-18
平成18年(常任)文教委員会−07月18日-記録
取得元:
札幌市議会公式サイト
最終取得日: 2024-09-10
平成
18年(
常任
)
文教委員会
−07月18日-
記録平成
18年(
常任
)
文教委員会
札幌市議会文教委員会記録
平成
18年7月18日(火曜日) ──────────────────────── 開 会 午前10時 ○
藤原廣昭
委員長
ただいまから、
文教委員会
を開会いたします。
報告事項
は、特にございません。 それでは、議事に入ります。
陳情
第233号
札幌市内
の
公立高等学校
の
間口
を
削減
することおよび
石狩管内
の7
学区
を統合して1
学区
に
拡大
することに反対する
陳情
を議題といたします。
陳情
第233号は、本日が初審査ですので、
提出者
から
趣旨説明
を受けるため、
委員会
を暫時休憩いたします。 ―――――――――――――― 休 憩 午前10時1分 再 開 午前10時11分 ―――――――――――――― ○
藤原廣昭
委員長
委員会
を再開いたします。 それでは、質疑を行います。 ◆
山田一仁
委員
私の方から、今回の
陳情
に関して、このたび
道教委
が発表しました
学区編制
の1
学区
問題について、1〜2点、
質問
させていただきます。
平成
12年、13年にこういうふうに今の
学区
が編制されたときに、はっきり記憶はありませんけれ
ども
、たしか
文教委員会
の
質問
の中で、当時、私
ども
はこの分け方というのは非常に納得いきませんでした。特に東区で4校しか受けられないような
やり方
はいかがなものか、ちょっと不平等ではないかということで
質問
させていただきました。当時の
道教委
の話の中では、なぜこうなってくるかというと、
市立
も
道立
もそうですけれ
ども
、
札幌
の
公立高校
の
平均化
というものがこれから必要だから、こういう
学区編制
でやっていきたいのだということで、
道教委
は今日のような
学区編制
にして
石狩
は6区ぐらいに分けられました。しかしながら、今度は
オール
1区になってしまうという
改正案
が出てきたのです。 こういう
道教委
の
やり方
というのは、先をどう
考え
てやられているのか、私
ども
としては非常に納得できない。こういうものは、決めたら、ある程度長くやってもらわなければ――どういう
状況
で
道教委
がこんなふうにするのかわからないけれ
ども
、
自分
の
考え
で言うならば、
オール北海道
ですから、いろんな
過疎地
があり、そういうところと大都市との違いがあって、統合しなければならないいろいろな問題があるから、やはりこういうふうに出てくるのだと言われれば、少しはわからないわけでもない。しかし、私
ども札幌
にいる身としては、こういうふうにちょこちょこ変わるのはいかがなものかなと、個人的なことで申しわけないが、そう思っております。 そういう中において、こんな短時間に変わってしまうという
やり方
というのは、
札幌
市教委
として
道教委
に対してどういうふうに言っているのか、
市教委
としてその意思をきちんと言っているのか、本当にどう
考え
ているのか、まず、
市教委
の
考え方
をひとつお伺いしたいと思います。
もう1点は、当時は
平均化
しようとしましたが、こういうふうに1
学区
になると、
学校間格差
というのが当然出てくると思うのです。そうすると、
平成
20年の予定になるのでしょうが、そのときに受ける
子どもたち
は、ごろごろ変わると大変なのです。変わった瞬間が特にまた大変なのです。こういう
可能性
は相当あると思いますが、
市教委
としてどう
考え
ているのか、まず2点、お伺いしたいと思います。 ◎
北原
学校教育部長
まず、
通学区域
のたび重なる
改正
が
生徒
、
保護者
の
混乱
を招くのではないかというご
質問
についてであります。
北海道教育委員会
では、
高等学校教育
を取り巻く環境が大きく
変化
してきている
状況
を踏まえ、
生徒
の個性や
能力
を一層伸長させることができるよう、今後の望ましい
通学区域
の
あり方
を
検討
するために、
平成
14年に
道立高等学校通学区域改善検討会議
を設置いたしました。
平成
15年の答申では、
生徒
の
学校選択幅
の
拡大
をするため、
通学区域
及び
学区外就学枠
の
拡大方針
が示され、今、
委員
からご
指摘
もありましたけれ
ども
、
平成
12年云々の過去の
経緯
もございますが、あわせて、
石狩管内
についても、過去の
改正
にとらわれずに
拡大
する
方向
で
検討
することが示されたところであります。
札幌
市
教育委員会
としては一貫して
拡大
する
方向
で要望してまいりましたけれ
ども
、これを受けまして、
平成
17年度の
通学区域
の
改正
において、全道的には55
学区
を26
学区
に
拡大
再編いたしました。
石狩管内
につきましては、
生徒
、
保護者
などに
混乱
が生じないよう、
生徒
の
進路動向
を見きわめるために、
学区外就学枠
で
学校選択幅
を
拡大
するにとどめ、引き続き、
通学区域
については
拡大
する
方向
で
検討
することとしていたところであります。 その後、
学区外就学枠
の
拡大
によりまして、
生徒
の
進路動向
に大きな
変動
が見られなかったことなどから、さらに、
学校関係者
、
保護者
などからの
意見
も踏まえて総合的に
検討
を重ね、長期的な
展望
のもとに今回の
通学区域
の
拡大案
を示すに至ったというふうに
考え
ております。 また、2点目の
通学区域
の
拡大
に伴って、
特定
の
高校
に志願する者が集中することへの
懸念
についてであります。
平成
17年度の
通学区域
の
改正
におきまして、
石狩管内
につきましては、
学区外就学枠
を一律20%にすることで
学校選択幅
が
拡大
されたところでありますけれ
ども
、
生徒
の
動向
、
つまり学区間
の
流出入
に大きな
変動
や
混乱
が見られませんでした。今回、
北海道教育委員会
は、このことを新たな
高校教育
に関する
指針案
の中で
通学区域
を
拡大
する
理由
の
一つ
としているところであります。 また、
市立高校
の
普通科
5校におきましても、
平成
17年度から
学区外就学枠
を
拡大
しておりますけれ
ども
、他
学区
からの
入学者
の割合は、平均すると例年およそ10%程度、
つまり
20%の枠内で推移しておりほとんど
変化
がないことから、
通学区域
を
拡大
したとしても、
即座
に
特定
の
高校
に
志願者
が集中するなど、
委員
ご
指摘
の著しい
学校間格差
を招くものではないと
考え
ております。 いずれにいたしましても、
教育委員会
といたしましては、
札幌市立高等学校教育改革推進計画
に基づく特色ある
学校づくり
を推進いたしまして、一人一人の
ニーズ
に応じた
教育
に努めてまいりたい、このように
考え
ているところであります。 ◆
山田一仁
委員
今までの
経緯
で、
学区外枠
20%があるということで、その
計画
で何年間やってみてそうわかったと。今後、
長期的展望
だと言うのであれば、まさか5年や6年で
状況
が変わりました、6だったけれ
ども
、今度は4にしましょうとか、3にしましょうとか、こんなことには100%ならないということですね。そんないいかげんなことをやられたのであれば、とてもたまったものではない。当然ですよ。
子ども
がいないことも想定して、
道教委
も
市教委
とそんなことは
お話
しされているのでしょうから、今までやってきた7年間において、
長期的展望
と言うなら、少なくともやるとするのなら、僕はすべて悪いと言うわけではないのです。そういうふうにきちんと長くやっていかないと、それこそ本当に、
部長
は
格差
が出ないだろうと。今までの
やり方
でいくと、例えば、我々東区はとんでもないところまで通うかというと、それはほんの一部の人であって、やはり、通うとすればどうしても近いところが選択されるだろうと想定されている。そういうことも多分あろうと思います。そういう
格差
が出てこないだろうということになるのは、
長期的展望
と今言うならば、また4〜5年
たち
、
状況
が変わりました、今度は四つに分けましょうと。そんなふうにやられてしまったら、いつもそのときに困るのは
子どもたち
、受験生、
親たち
なのです。 だから、今回、こういう
道教委
の
趣旨
ですから、
札幌
市もある程度やむを得ないけれ
ども
、その辺に関して
道教委
にきちんとそれなりに物を言っているのか、そういうことでは困る、これをやるのならば、ある程度スパンを決めてやるのだということを言ってきたのか、その辺の
部長
の見解をお聞かせ願いたいと思います。 ◎
北原
学校教育部長
長期的な
展望
に立って、今後、
通学区域
が頻繁に変わることのないようにというご
指摘
ですが、これにつきまして、
札幌
市
教育委員会
としては、
先ほど
も申し上げましたように、一貫して
札幌市内
の
通学区域
の
拡大
ということについて求めてきたところですし、基本的な姿勢としては、
札幌
市としては一貫しているものというふうに
考え
ております。 その
考え方
につきましては、これまでも
道教委
に対してお伝えしてきたところですし、今後とも、こうした基本的な
考え方
については
道教委
に対して要望してまいりたいというふうに思っております。 ◆
山田一仁
委員
部長
が言われたように、本当にそういうふうに頑張ってもらいたいと思うのです。 これは、
市教委
としてなかなかできないので、
教育長
に
最後
に
一つ
だけ
質問
させていただくのですが、今の
部長
の
答弁
のように、やはり、これは長期的なものでやっていかなければならない。本当にそうしなければ、ころころ変わっては困るのです。
札幌
市としても、こういう要望をしたら、今回やっとなるかもしれないけれ
ども
、こういうものをずっとやっていくためには、確かに
札幌
市教委
と
道教委
の
立場
もわからないでもない。しかし、これから
地方分権
になってきたときに、
政令市
として、我々も
政令市
の議員として、
政令市
の議会として、道とこういうふうにやっていけといっても、道は全道の過疎から大きい
まち
から小さい
まち
まで
考え
ると確かに大変だと思うのです。
政令市
は、独自である程度やっていくのでなければ、道の意向で動くとなると大変になってきます。 これから、そういう面で、私
ども
も国の方にも本当にお願いしていかなければならないのですが、
札幌
市が独自でやっていくのだということをこれから表明していくことも必要ではないか。権利をくれと言うのはちょっとおかしな話だけれ
ども
、そういうものは、
札幌
市の
教育委員会
にみんな任せろというのも、道にしてみたらどうかというのはわかりますけれ
ども
、そういうふうなことを我々は訴えていかなければならないときに来ているのではないかなと思うのです。 我々は
政令市
の議連の中でいろいろ議論をしております。何でも
政令市
が都道府県から
権限云々
というわけではないですけれ
ども
、やはりそうしていかないと、
学区
問題というのはこれだけ大きな
まち
になってくると、ほかの
まち
と比べてもらわれては困るところもあるわけですから、
教育長
として、今後、国に対して、
文科省
に対してもこういう場面というのはやはり
政令市
は独自である程度やれるような、もちろん今言ったようにすぐにはできませんけれ
ども
、そういうことを国に要望しながら、
地方分権
として将来はそういう
あり方
にしたいということを
札幌
市として表明すべきではないかと思うのです。
最後
に、
教育長
のお
考え
をひとつお聞かせ願いたいと思います。 ◎松平
教育長
今、
委員
から、これは
通学区域
の
お話
の中で、
政令市
といいますか、独自の
考え方等
を持ってやるべきではないかという
お話
でございます。 確かに全道と
考え
ますと、本当に広い
地域
でございますから、一律に
考え
ることは非常に難しい面は確かにあると思っております。それで、これまで
高等学校
の
通学区域
の設定につきましては、
設置者
の判断にゆだねられているところでございますけれ
ども
、これまで
市立高校
の全
日制普通科
につきましては、
道立高校
と同じ
通学区域
を設定してきております。これは、従来の
考え方
をご
説明
いたしますと、
道立高校
と
市立高校
が異なる取り扱いをした場合、
市内
の
子どもたち
、
市民
といいますか、
生徒
、
保護者
にわかりづらくなる、また、
中学校
の
進路指導
が大変複雑になるということも考慮してきたところでございます。 ただ、特色ある
教育内容
を
市立高校
で取り入れました
旭丘高校
の
単位制
、または、
普通科専門コース等
につきましては、
市内
の中学生がひとしく受験の
機会
を得られるように、
市内
一円を
通学区域
といたしまして、
市立高校
が独自に設定してきているところであります。 大きな
考え方
として
政令市
の
立場
で独自の
考え方
を持ってはどうかという
お話
でございますけれ
ども
、基本的には、
生徒
、
保護者
のわかりづらさとか、
先ほど
言いましたように
中学校
の
進路指導等
の
複雑化
を避けるということは、どういう
施策
を
考え
る上でも根本に
視点
として持っている必要があるわけでございます。今後、
保護者
、
校長会等
の
意見
を十分お聞きする中で、各
学校
の特色ある
取り組み
を踏まえまして、長期的な
視点
に立って、ぜひ
市民
にとって望ましいものを
北海道教育委員会
とも協議して
検討
していきたいと
考え
ているところでございます。 ◆
林家
とんでん平
委員
私からも、
質問
させていただきたいと思います。 今、
陳情者
から
趣旨説明
をいただきましたけれ
ども
、ここに書かれている
趣旨説明
は、いわゆる書き切れないというか、いろいろ問題が生ずるのではないか、あるいは、言葉でも言い切れない部分があるのではないかなと思うのです。 そこで、
混乱
しないように、
適正配置
についてと
通学区域
について分けて
質問
させていただきたいと思います。 率直に伺いますが、来年度、
石狩
第2
学区
の
道立札幌東高校
が1
間口減
とされた
理由
はどのようなものか、これがまず第1点です。 それから、全道と比較して、
札幌
市の
公立高校
の
収容率
、
先ほど
も数字が出ておりましたけれ
ども
、全道が78.8%、
札幌
市は60%台と、かなり
格差
があり、
札幌
市の方が低いと思うのですが、これをどのように認識しているのか、これが第2点です。 第3点は、
先ほど
もいろいろ経済的な
不安等
を述べていただきましたけれ
ども
、
公立高校
の
間口減
による家庭の
経済的負担
が心配です。そこで、いわゆる
私学
に対する
助成
はどうなっているのか、まずこの3点をお願いしたいと思います。 ◎
北原
学校教育部長
まず、
道立札幌東高等学校
の1
間口減
についてお答えいたします。
北海道教育委員会
の推計によりますと、
札幌
市が属する
石狩
第1から第5
学区
における
平成
19年3月の
中卒者数
は、本年3月の1万8,120人と比較して、27人多い1万8,147人と見込まれておりますけれ
ども
、
札幌東高校
の属する
石狩
第2
学区
につきましては、
平成
19年度161人、
平成
20年度45人、そして
平成
21年度も123人と、向こう3年間にわたって
中卒者
の
減少
が続く見込みでございます。このような
状況
から、
北海道教育委員会
は、総合的な
検討
を行い、現在、9
間口
で、第2
学区唯一
の
過大規模校
であります
札幌東高校
を来年度は1
間口減
としたものと理解しているところであります。 次に、
公立高校
の
収容率
についてでございます。
北海道教育委員会
の資料に基づく
平成
18年度の
公立高校
全日制の
収容率
で申し上げますと、全
道平均
78.8%との比較で、
石狩
第1から第5
学区
を平均した
収容率
は63.6%となり、15.2ポイント下回っております。このような
学区
間の
収容率格差
につきましては、他の
地域
と比較して、
札幌
市に
私学
が集中しており、
北海道教育委員会
において、
石狩
第1から第7
学区
でおおむね68対32を目途として、
収容定員
の増減に対する
公私
の分担を決定しているためと
考え
ているところであります。 次に、
私学助成
についてであります。
札幌
市では、従来から、国及び
北海道
が行う
私学助成
を補完する
立場
で、
私立高校
に対する
教材教具等整備費補助金
、
施設整備費貸し付け
などの
助成
を行っております。
高校
の
教材教具等整備費補助金
は、
札幌
市の財政が極めて厳しい
状況
にありますことから、
札幌
市
財政構造改革プラン
では21.5%の
削減方針
が示されておりますが、
公私
の
保護者負担
の
格差
な
ども
踏まえまして、
平成
18年度予算では10.3%の
削減
にとどめているところであります。 なお、1校当たりの金額では、580万円から520万円と、60万円
減少
いたしますが、減額後の単価であっても、他の
政令指定都市
と比較するとトップクラスの
補助単価
を維持しているところであります。 また、
私学助成
について第一義的に責務を負う国や
北海道
に対しましては、
保護者負担
の軽減を図るため、今後とも、
機会
があるごとに
助成
の拡充について要望してまいりたい、このように
考え
ております。 ◆
林家
とんでん平
委員
数字が示されましたけれ
ども
、やはり、
保護者
や
生徒
のことなどを
考え
ると、
道教委
が進める
公立高校
の
間口減
については、とても問題が多いのではないかなと思うのです。
市教委
は、今回示された
道立東高校
の1
間口減
についてどのように
考え
るか、もしかしたら、繰り返しになるかもしれませんけれ
ども
、この辺をもう一度お聞きしたいと思います。 ◎
北原
学校教育部長
今回の
適正配置計画
につきましては、来年度以降における
中卒者
の
減少
を踏まえまして、
計画立案
の役割を担います
北海道教育委員会
が、各
学区
における
中卒者
の
状況
や
進路動向
、
通学状況
、
学校
や
学科
の
配置状況
などから、
地域
における
関係者
の
意見
を聴取して、また、
過大規模校
の解消とか
私学
とのかかわりも勘案して、全道的な見地から総合的に判断したものである、このように
考え
ております。 したがいまして、こうした
考え方
に立って策定された今回の
適正配置計画案
は、
教育委員会
といたしましては妥当なものと
考え
ているところでございます。 ◆
林家
とんでん平
委員
今の
説明
は、
中卒者減少
への対応、
市内
の
私立高校
の存在による全道との
収容率格差
、道と市の
私学助成
の
状況
などについての
答弁
がいろいろございました。 しかし、
陳情者
も
お話
ししているとおり、本当に必要なのは、
間口
の
削減
ではなく、40人より少人数の
学級編制
の実施によるゆとりある
学校生活
の実現ではないかと思うのです。
陳情者
の方もここに明記しております。このことについてどうお
考え
なのか、お聞きしたいと思います。 ◎
北原
学校教育部長
少人数の
学級編制
に関するご
質問
に対してお答えいたします。 いわゆる
高校標準法
では、
学級編制
について、40人を基本とし、やむを得ない事情がある場合及び
生徒
の実態を考慮して特に必要がある場合には、これを下回ることができるとしているところであります。
北海道教育委員会
は、
保護者
を含む
関係者
の
意見
も聞きながら、昨今の
中卒者数
の
減少
や
公私
の比率などを総合的に勘案して
適正配置
に当たり、40人を基本に
間口
を決定しているところでございます。
教育委員会
といたしましては、基本的に
適正配置計画案
のとおり取り扱うことが妥当と、このように
考え
ております。 ◆
林家
とんでん平
委員
次に、
通学区域
などについて、ちょっとお伺いしたいと思います。 今回、新たな
高校教育
に関する
指針案
が示されまして、
石狩
第1
学区
から第7
学区
までを1
学区
に
拡大
することにしておりますけれ
ども
、
石狩管内
については、他
地域
に比べ
中卒者
が多いのです。
通学区域
の
拡大
によって、
受験競争
の激化、
遠距離通学者
の
増加
、
保護者負担
の
増加
などさまざまな問題が生じる
懸念
がある。今の
陳情者
の
説明
の中にもいろいろ心配されることがあったと思います。 そこで、
質問
ですが、
通学区域
の
拡大
は
高校
の
序列化
につながるのではないか。また、
市外
から通学する
生徒
の
増加
により、
市外
へ遠距離通学する
生徒
の
増加
につながるのではないか。これがとても問題ではないかと思いますが、以上についてお聞きしたいと思います。 ◎
北原
学校教育部長
まず初めに、
通学区域
の
拡大
が
高校
の
序列化
につながるのではないかというご
質問
についてお答えいたします。
委員
ご
指摘
の
序列化
ということは、
学力
という
単一尺度
による
進路選択
の
考え方
に発しているものと
考え
ております。しかし、
生徒
が
高校
を選ぶ際に、
学力
という単一の尺度で選ぶのではなく、
自分
の適性や興味・
関心
、
進路希望等
に基づいて、それに合った特色ある
学校
を主体的に選ぶことが
生徒
の意欲的、積極的な
学習活動
を促すことにつながるものと
考え
ておりまして、今回の
通学区域
の
拡大
もそのための措置と受けとめております。 したがいまして、
生徒
の主体的な
学校選択
を促すためには、
通学区域
の
拡大
だけでなく、各
学校
・
学科
の特色に応じて、
生徒
の多様な
能力
・適性、意欲・
関心
などを多面的に評価する
選抜方法
を工夫するとともに、
生徒
の多様な
ニーズ
にこたえることのできる魅力ある
学校づくり
を進めることが重要だと
考え
ております。 次に、
市外
から通学する
生徒
の
増加
により、
市外
へ遠距離通学する
生徒
の
増加
につながるのではないかというご
質問
にお答えいたします。
山田委員
からのご
質問
にもお答えいたしましたとおり、
学区外就学枠
の
拡大
に伴う
市立高校
の事例などから、
通学区域
を
拡大
したとしても、
生徒
の
進路動向
が大きく
変化
し、
即座
に
市外
から通学する
生徒
が
増加
し、そのために
市内
から
市外
へ遠距離通学する
生徒
が
増加
するものではない、このように
考え
ているところでございます。 ただ、これまで、
札幌
市としては、
市内
の
通学区域
の
拡大
を求めてきたものの、
市外
までの
拡大
は想定していなかったところでございまして、今後、
本市
の
考え方
を
道教委
に伝えてまいりたい、このように
考え
ているところであります。 ◆
林家
とんでん平
委員
今の
説明
の中で、
学力
だけではないという言葉も出てきましたが、
選択肢
を狭められていくのではないかとは思うのです。例えば、
通学区域
の
拡大
だけではなく、いわゆる魅力ある
学校づくり
をしなければ
生徒
の
選択肢
の
拡大
にならないというような
答弁
だったと思うのですけれ
ども
、
市立高校
と
道立高校
の特色ある
学校づくり
の
取り組み状況
は今どうなっているのか、お聞きしたいと思います。 ◎
北原
学校教育部長
市立高校
と
道立高校
の特色ある
学校づくり
の
取り組み状況
についてでございます。
本市
におきましては、社会の
変化
に柔軟に対応するとともに、
生徒
の多様な興味・
関心
、
進路希望等
に対応するために、
旭丘高校
に
単位制
を導入し、
開成高校
に
コズモサイエンス科
を開設したほか、
普通科専門コース
として
平岸高校
にデザインアートコース、
清田高校
に
グローバルコース
をそれぞれ開設するなど、魅力ある
学校づくり
を進めてまいりました。 また、
道教委
におきましても、
市内
及びその周辺では、これまで
学科集合型高校
の開設、
総合学科
への転換や
単位制
の導入など新しい
タイプ
の
学校
を設置してきております。また、今回の新たな
高校教育
に関する
指針案
の中では、こうした新しい
タイプ
の
学校
を設置するほかに、
普通科高校
に
フィールド制
を導入するなど特色ある
学校づくり
を一層推進することとしておりまして、その目指すところは、
本市
の
高校教育改革
と軌を一にするものであると
考え
ております。 そうした観点から、
本市
と
北海道
がともに
高校改革
を進める中で、相互に連携しながら魅力ある多様な
選択肢
を提供してまいりたい、このように
考え
ているところであります。 ◆
林家
とんでん平
委員
道立高校
も、新たな
高校教育
に関する
指針案
で、
平成
20年度から順次、
普通科高校
の
特色づくり
などの
施策
を実施すると書いておりますけれ
ども
、
最終年次
や
目標年次
などの記載がないのです。
通学区域
を
拡大
するのであれば、具体的に特色ある
学校づくり
の
スケジュール
を明示するように
北海道教育委員会
に働きかけるべきではないかと思うのですが、これについてはいかがでしょうか。 ◎
北原
学校教育部長
通学区域
の
拡大
に伴う特色ある
学校づくり
についての
北海道教育委員会
への働きかけについてお答えいたします。
生徒
の
学校選択
の幅を
拡大
するためには、
通学区域
の
拡大
にとどまらず、
入学者選抜方法
の工夫や魅力ある
学校づくり
をあわせて実施することが必要である、このように認識しているところであります。 新たな
高校教育
に関する
指針案
につきましては、現在、
北海道教育委員会
で策定中でございます、
平成
20年度以降、10年間の
教育理念
や
方向性
を示します
北海道教育ビジョン
及びそれに基づく
次期北海道教育長期総合計画
の個別・具体的な
施策事業
となることが想定されておりますために、現段階では各
高校
の
特色づくり
の
スケジュール
は示されておりません。 したがいまして、
札幌
市
教育委員会
といたしましては、
市立高校
の
教育
改革をさらに推進するとともに、それと連携、連動を図る意味でも、
道教委
に対しまして、新たな
高校教育
に関する
指針案
に基づく改革ができるだけ早期に実施されるよう要望してまいりたいと
考え
ております。 ◆宮川潤
委員
公立高校
の
間口
の
削減
案が出されるたびに、この
趣旨
の
陳情
が毎回出ておりますので、
間口
削減
に対して、
削減
しないでほしいという要望は非常に切実だというふうに思っております。
市内
の全日制の
公立高校
の
収容率
については、
石狩
第1
学区
から第5
学区
までで63.6%というお答えがありましたけれ
ども
、それに対して、
中学校
を卒業する
生徒
、卒業した人あるいは卒業する見込みの人、そういう
生徒
のうち、何%が
公立高校
への進学を希望しているのか、この点について掌握されているのであればお示し願いたいと思います。 それから、
学区
の
拡大
についてですけれ
ども
、これは、恐らくさまざまな
意見
が出されているのだろうというふうに思います。
学区
の
拡大
によって、今も
お話
がありました
学校
の
序列化
というようなことについても
懸念
する声が随分出ているのではないかと思います。その点について、掌握されているのかどうか、そういった声がないのかどうか、
市教委
としてはどのようにつかんでいるのか、お知らせを願いたい。 それから、
序列化
については、単に
学力
だけではなくて、特色ある
学校
というようなことをお答えになりました。 私は、特色ある
学校づくり
というような点であれば、
一つ
は、
生徒
一人一人の個性を大切にするような
教育
が行われること、それを大事にするという観点から、ゆとりある
教育
を進めるという点を確保しなければ、特色ある
学校づくり
はできないのであろうというふうに思います。それを抜きに、ただ単に
学区
の
拡大
ということであれば、言葉では、
学力
だけではなくと言っても、結局のところ、
学力
だけによる
序列化
ということになってしまうと思うのですけれ
ども
、この点についてどのようにお
考え
か、認識をお示しいただきたいと思います。 ◎
北原
学校教育部長
まず、1点目の
中学校
卒業者の何%が公立希望かというご
質問
でございます。 私
ども
としては、
私立高校
との併願を含んで約88%程度の
生徒
が公立を希望しているというふうに把握しております。 なお、この併願者のうち、第1希望が私立なのか、公立なのかについては、資料はございません。 次に、
学区
の
拡大
について
懸念
があるのではないかということについてでございます。
本市
として、
道教委
に対して要望する中で、
学区
の
拡大
について要望することとあわせて、遠距離通学、その他配慮すべきことについてさまざまな
意見
があることをご了知いただきたいということは
道教委
に対して申し上げてきているところであります。 したがいまして、そういう
意見
があることについては承知した上で把握しておりますけれ
ども
、校長会、
保護者
等の要望全体を見ていったときに、
札幌
市においては、公共交通機関等の整備もされていることから、
学区
を
拡大
して展開していくことが望ましいと要望してきたところでございます。 なお、
最後
のゆとりある学びということを
考え
ていったときにいかがなのかということであります。
札幌
市の
市立高校
の
教育
改革の展開の中で、
子どもたち
に意味のある学びの場、そして魅力のある学びの場として
市立高校
を魅力あるものにしていこう、これが
高校教育改革
の基本的な
考え方
でございます。
子どもたち
がそうした豊かな学びを実感できるようにするためにも、今ご
指摘
のあったゆとりある学習が大切であるというふうに
考え
ているところです。それは、今後の
高校教育改革
の中でも追求されていかなければならない課題だと
考え
ておりますし、今、
道教委
が進めようとしている
高校教育改革
の中でも生かされていく
考え方
だというふうに理解しているところでございます。 ◆宮川潤
委員
まず、
学区
の
拡大
についてでありますけれ
ども
、
学校
の
序列化
とか通学距離が長くなることについては、現実に
懸念
する声が出ておりますので、これについて十分尊重すべきだということを重ねて要望しておきたいと思います。 それから、第1志望が公立か私立かは別として、
公立高校
に対して併願も含めて志望している
生徒
が88%いることに対して、
石狩
第1
学区
から第5
学区
までの
公立高校
の
収容率
が63.6%ということでは、私は著しい開きがあるというふうに思うのであります。この点については、やはり配慮をしなくてはいけないというか、一方的にこの差がもっと開くようなことがあってはならないというふうに思うのであります。 それから、
市民
所得が全体として上がらない傾向があります。国全体としての経済がよくなっているということは随分言われておりますけれ
ども
、
市民
所得については上がらず、授業料を払えないということで、
私立高校
を泣く泣く中退するという事態が後を絶たないというふうに聞いております。
先ほど
、私立の授業料については、
陳情
提出者
の方から、2万5,000円であるとか3万円といった数字も出されておりますが、私立と公立の比較で入学料及び授業料に大きな差があるというふうに思うのですけれ
ども
、どの程度のものなのか、具体的にお示し願いたいと思います。 ◎
北原
学校教育部長
私立と公立の入学料、授業料の差でございますけれ
ども
、
平成
18年度は、入学料、授業料合わせまして、公立は12万850円、
私立高校
は56万263円、差が43万9,413円、倍率としては
先ほど
お示ししたように4.6倍という開きが生じております。 ◆宮川潤
委員
4.6倍の差ということでありますが、
市立高校
における授業料の減免についての資料をちょうだいしております。2001年、
平成
13年では590人、7.0%の方が授業料の減免を受けていらっしゃるということですが、これが、2005年、
平成
17年になりますと、865人、11.3%というぐあいにふえてきております。私立と公立で、父母負担が4.6倍という開きの上に、授業料減免もふえてきているという実態も受けて、これ以上、公立の
間口
を
削減
することについては問題があるという認識はないのか、また、
私学
における父母負担軽減のために措置を講ずるよう
北海道
に要望すべきだと思いますけれ
ども
いかがか、お伺いします。 ◎
北原
学校教育部長
今回の
適正配置計画案
につきましては、
中卒者
の
減少
を踏まえまして、
計画立案
の役割を担う
北海道教育委員会
が、
関係者
の
意見
を聴取して、総合的な判断に基づいて作成したものであると
考え
ております。 ご
指摘
の
保護者負担
の問題につきましては、現実に公立と私立の
高校
における入学金や授業料に依然として
格差
がある中で、これまでも国や
北海道
に対して
私学助成
の拡充を求めてきたところでございます。 私
ども
も、
保護者
の負担軽減につきまして大きな課題であると認識しておりますが、今後も、
機会
あるごとに、
助成
拡充の要望を続けるとともに、厳しい財政
状況
ではございますけれ
ども
、
札幌
市といたしましても、
保護者負担
の軽減につながる
私学
への
助成
措置について可能な限り努力してまいりたい、このように
考え
ております。 ◆宮川潤
委員
今回の
間口
削減
に関して総合的な判断があったということでありますけれ
ども
、
保護者負担
の4.6倍というのは埋めがたいものであります。私は、その点について重視すべきだというふうに思いますので、改めてこの点について再考をお願いしたいということを申し上げて、終わります。 ◆佐藤典子
委員
私からも、簡潔に
質問
させていただきます。 今回、6月19日に、
道教委
が2008年度以降の
高校教育
と配置の
あり方
を示す新たな
高校教育
に関する
指針案
をまとめまして、今、段々に議論されてまいりました
石狩管内
7
学区
を1
学区
に統合する、それからまた、
高校
配置では、学級定員を引き下げて2学級を維持する特例2
間口
校制度の廃止を新たに盛り込むなど、少子化に対応して
高校
の統廃合をより加速する方針を打ち出しており、
道教委
は8月までに正式な指針をまとめると聞いています。 そこで、今回提出されている
陳情
に関連して私も
質問
します。
先ほど
来、
高校
への進学率がかなり高く、今、道内では98%を超えていると聞いておりまして、後期中等
教育
の果たす役割、また、さらなる充実が求められているところです。今回、特に1
学区
制になるという問題で、父母ならず、多くの
市民
がこうした公
教育
の
あり方
へ期待と要望を寄せながら見守っているところであります。
先ほど
から伺っておりますが、
収容率
が63.6%であるということで、私立の関連から
札幌
ではそういう数字だということであります。こうした公
教育
の意味というものは、やはり
教育
全般の基本に置かれなければならないのは、私立ももちろんでありますが、
教育
基本法の理念の中の人格形成を目指し、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじて、自主的精神に満ちた心身ともに健康な国民の育成を期している、そういうところで
教育
が行われてきていると思いますし、それを行わなければならないと
考え
ています。 道の指針ですけれ
ども
、この目的のところに、未来を担う人材をはぐくむための
高校教育
を目指し、
教育内容
の改善・充実など、
高校教育
のあるべき姿が今回示されておりますが、
札幌
市における
高校教育
の根本は何を掲げており、そして、どのような
高校教育
を目指しているのか、いま一度、改めて伺いたいと思います。 ◎
北原
学校教育部長
札幌
市が
高校教育
の根本に何を掲げ、どのような
高校教育
を目指しているのかということについてでございます。
教育委員会
といたしましては、
生徒
一人一人の個性を伸ばすとともに、みずから
考え
判断し、行動できる
能力
をはぐくむことによって、急速に
変化
しつつある社会の中で自己を確立させることを
市立
高等学校
における
教育
の根本に掲げているところでございます。 そのため、進路探究学習の導入やカウンセリング体制の充実などの
市立高校
共通の
取り組み
を推進するとともに、
旭丘高校
に
単位制
を導入したり、
開成高校
に新しい
タイプ
の専門
学科
として
コズモサイエンス科
を設置したりするなど、各
学校
の
特色づくり
を進め、
市立高校
を真に意味のある学習の場、魅力ある学習の場として充実させることを目指しているところでございます。 ◆佐藤典子
委員
一人一人の個性を伸ばすということをまず重点に置かれており、また、自己の確立を目指しているということであります。そして、各
学校
の特色ある
教育
を目指しているということであります。 そして、今回の1
学区
制におきましては、1
学区
から7
学区
を
一つ
にまとめるということです。東京を初めとしまして、全国でも1
学区
制を取り入れている自治体がふえているようにも思います。こうした
取り組み
について、市は、成果とか検証というか、実態をどのように受けとめられておられるのか、その認識を伺いたいと思っております。
先ほど
皆さんの
意見
の中にも出てまいりましたが、
特定
の人気のある
高校
に受験生が集中するのではないか、競争が激化するのではないか、また反対に、人気のない
学校
の定員割れも予想されるのではないか、偏差値などで
序列化
が進むのではないかと、父母のみならず、多くの
市民
が
懸念
を感じているところです。 今まで以上に、近くに行けないとか、行きたいところに行けないとか、かえってそういう
状況
が生まれるのではないかということも
考え
られますし、不本意に遠くに行かざるを得ない
状況
も
考え
られます。そして、
子どもたち
にそういう意味での
教育
の
機会
均等ということが保障されるのかどうか、そして、
地域
とともに進める
学校づくり
ということを
教育委員会
の方でも掲げられておりますが、本当にそれを促進することができるのかといったことなど、1
学区
制に関するメリットまたはデメリットについてどのようにとらえておられるのか、率直に伺いたいと思っております。
◎
北原
学校教育部長
東京都などの1
学区
制を実施する自治体の
取り組み
に対する
札幌
市の見解についてでございます。
札幌
市において実施されようとしている1
学区
制というのとはちょっと
趣旨
が違いますけれ
ども
、
公立高等学校
の
通学区域
につきましては、東京都、和歌山県、福井県、埼玉県、青森県、秋田県、石川県の7都県が全県1
学区
としたほか、他の自治体におきましても
通学区域
を
拡大
する傾向にございます。
札幌
市といたしましては、このような
通学区域
の
拡大
は各自治体による条件の違いはそれぞれあるものの、
生徒
の
能力
・適性や
高等学校教育
の多様化等に対応して
公立高等学校
入学者
選抜を改善する方策の
一つ
として実施しているものというふうに
考え
ております。 次に、
通学区域
の
拡大
と
教育
の
機会
均等との関係についてであります。
通学区域
を
拡大
した場合、
教育
の
機会
均等が保障されるのかという点についてでありますけれ
ども
、
札幌
市におきましては、
通学区域
の
拡大
が
子どもたち
の
教育
の
機会
を狭めることになるのではなく、むしろ
学校選択
の幅を
拡大
し、
先ほど
来お答えしてきたとおり、多様な
教育
を受ける
機会
が大きくなるものと
考え
ているところであります。 次に、
通学区域
の
拡大
により、
地域
とともに進める
学校づくり
ができるのかという
懸念
についてでございます。
市立高校
と
地域
との関係を
考え
た場合、
地域
を
学校
の周辺ととらえる
視点
と
札幌
市全体ととらえる視点の二つの
視点
がございまして、
札幌
市におきましては、
通学区域
を
拡大
するか否かにかかわらず、この両方の
視点
を踏まえて、今後とも、
地域
と
学校
の双
方向
の協力関係を築くとともに、開かれた
学校づくり
を一層推進してまいりたいと
考え
ております。
最後
になりますが、
通学区域
の
拡大
に伴うメリット等についてでございます。
北海道教育委員会
では、
通学区域
を
拡大
した場合、
生徒
の
進路動向
によっては、
遠距離通学者
の
増加
や
保護者
の
経済的負担
が
増加
することは
懸念
されるが、一方、
学校選択
の幅が広がり、これまで以上に、
生徒
が主体的に
自分
の興味・
関心
、
進路希望等
に合った特色ある
学校
を選択することが可能となるとしているところであります。 また、これらの
懸念
を解消するために、
生徒
の多様な
ニーズ
にこたえる特色ある
学校づくり
を一層推進するとともに、こうした特色ある
学校づくり
を生かす
入学者
選抜の方法の工夫が必要であるとしており、
札幌
市といたしましても、同様に
考え
、努力してまいりたいと
考え
ております。 これは、
先ほど
林家
委員
に
答弁
させていただいたところでございますけれ
ども
、
通学区域
が
市外
にまで
拡大
することにつきましては想定していなかったことから、今後、
本市
の
考え方
を
道教委
に対して伝えてまいりたいと
考え
ております。 ◆佐藤典子
委員
今回、
子ども
の権利条例が制定途中であります。その中にも、
子ども
の定義としまして、
市内
に学ぶ、働きに来るという若者、18歳までの
子ども
ということですけれ
ども
、それからまた、
市外
に出ると、
先ほど
おっしゃっていた
状況
が生まれてくるわけです。そういう
子どもたち
が本当に安心して学ぶことができる環境をつくることは、私
たち
大人が、本当に誠心誠意、全力で取り組まなければならないと
考え
ております。
保護者
、また
教育
関係者
の皆さんはもとより、さらに
子ども
の声にも十分耳を傾けていただきまして、さらなる環境整備を
考え
ていただきたいと思います。こうした1
学区
制で、今言われている
懸念
は本当に多くの人がたくさん抱えていることですので、そういうことにも十分留意していただきまして、道の方にもさまざまな申し入れも行っていただきたいということを強く求めまして、
質問
を終わらせていただきます。 ○
藤原廣昭
委員長
ほかに質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○
藤原廣昭
委員長
なければ、質疑を終了いたします。 それでは、取り扱いについてお諮りいたします。 いかがいたしましょうか。 (「継続審査」と呼ぶ者あり) ○
藤原廣昭
委員長
継続という声が出ておりますけれ
ども
、
陳情
第233号を継続審査とすることにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○
藤原廣昭
委員長
ご異議なしと認め、
陳情
第233号は、継続審査と決定いたしました。 以上で、
委員会
を閉会いたします。 ―――――――――――――― 閉 会 午前11時1分...
地方議会議事録
全都道府県市区町村議会
47都道府県議会
東京23区議会
政令指定都市議会
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