選考に当たりましては、透明性とか
公平性が今後より一層求められるというふうに
考えております。ですから、例えば、選考
委員の比率の検討とか選考
委員会の公開、それから情報提供といったことは不可欠と
考えますので、今後はこれらをより明確に進めていただきたいということを
要望しておきます。
それから、4年後、例えば
コンベンションセンターなどはそうですけれども、異なる
団体が
選定された場合については、前任
団体との円滑な引き継ぎとか、
施設の
運営の継続性とか、一貫性が十分
確保されて
市民への
サービス低下といった影響が起こらないように努めていただくことが大変重要かと思いますので、これもあわせて
要望して、
質問を終わります。
◆松浦忠
委員 二つです。
一つは、
コンベンションセンターでは、実質9,856万7,000円、
平成17年と比較して市は補助金を出さなくていい、
委託費を出さなくていいということになりましたけれども、大まかな
仕事の内容としては、例えば、
設備の点検とか、
清掃業務とか、使い勝手などで
利用者に
サービス補助をしますね。それから、あとは営業があります。大きくこの四つくらいに分けて、今までやっていたところと、今度、応募してきた人たちとの間で、
金額的にどのぐらい違っているのか。
◎三
ッ谷 観光部長 まず、再
委託料の関係になります。
これは、
基準管理費用が1億9,700万円に対しまして、今回、
提案があった再
委託料が1億1,900万円でございます。支出トータルでは、
基準管理費用が4億5,200万円、今回の
提案では4億円ということになっております。その他では、2億5,400万円に対しまして2億8,200万円という形になってございます。
◆松浦忠
委員 やっぱり、今までの市の
委託を見直すことによって下がる
部分で、ことしは5,800万円くらいを予定していた、それがゼロになり、なおかつ、1,584万円程度予定していた新設される事業所税も向こうが納めてくれるということで、内容としては大変いいことだなと私は思うのです。さらに、検討の結果は、それぞれ
管理だとか何かについても、計画どおりであれば全く支障はないと判断をされているとすれば、これは、本当にすばらしいことだなと私は思うのです。
それと同時に、今度は、例えばドームなどを一つ抽出してみると、ここで7,960万円の
委託費を出しますということが出ています。しかし、新しく制度としてできた事業所税で幾らかかるのかとお尋ねしたら、5,473万5,000円程度を事業所税で見ていますと。では、この7,960万円から事業所税の約5,500万円を差し引いたら2,500万円前後ぐらいと。実質、
札幌市の持ち出し分である
委託料はこのくらいになりますね。そうすると、
平成17
年度と比べたら、これも4分の1くらい
委託費が減っている、こういうことになります。
したがって、こういうようなことから押しなべて見ていくと、私は、
委託内容と
積算のあり方についてはまだ見直す余地があるのではないのかなという感じがするのです。したがって、ことしはこういう形で
選定されましたから、これはこれとして4
年間やらざるを得ないでしょうけれども、私は、やっぱり、もう一回、
業務委託の数量的なものがこれでどうだったかということをきちんと見直し、契約ですから4
年間はこれを変えることはできないけれども、4年後にはさらに下げられるように、そういうことをできるだけ早くきちんと明示していくことが、次に応募する人たちの検討事項として大事になるのではないのかと思います。ですから、ぜひ、1年やったところで再検討して、我々議会にも
市民にも明示してくれることを強く求めておきたいと思います。
そんなことで、出された案件については、私は、今回はこういうことかなというふうには思っています。懸念はしていません。特に、
コンベンションセンターなど、懸念はしていません。全体的にいったら、市が予定したものよりも1割くらい
お金が少ないという程度のことですから、
業務の執行内容について、当たり前にやれば、受けた方が適切にしなければ別ですけれども、適切にやればこの程度のことは別に
心配するには当たらないことだなというふうに思っております。そういう点で、1
年間、ぜひしっかりと内容を検討していただきたいということを申し上げて、終わります。
◆小田信孝
委員 簡単なことで恐縮ですが、2点ほど
質問させていただきます。
教育文化会館についてです。
いただいた資料の15ページ目に、
事業計画として貸し館事業があり、小ホールのリハーサル利用における割引制度の導入ということで、今回こういうふうにしますという説明がございます。これは、小ホールを利用して芸術・文化を
発表されるときに、主催者側にとっては、リハーサルに使用する際の利用料金の割引制度が導入されるということは大きな
評価ができるなというふうに私は思っております。
そこで、お伺いしたいのですけれども、
市民会館の利用が来年1月で停止され、3月に閉館ということになれば、教育文化会館に頼らざるを得ない
団体が今後はふえてくるのかなというふうに私は予想しております。そこで、プロデューサーといいますか、企画する側が教育文化会館の利用予約をとるとすれば、何カ月前から予約開始できるのか。
なぜかといいますと、今まで、2カ月前から受け付けするとか、半年前から受け付けするということでやっております。
市民会館は1年前からでしたね。芸術・文化で何か事業をやろうとすれば、会場を
確保して、印刷物をつくり、入場券をつくり、販売しなければならないということで、かなり前から準備しなければなりません。
ところが、従来の
考え方ですと、教育文化会館というのは
市民一般の
皆さんに公開していますから、
事前に募集するとなると、それぞれ勝手に入ってきます。そうすると、例えば演劇あるいはミュージカルだとか、こういうものが来たときに、ある程度期間を
確保しないとリハーサルもできないですし、興行もできないということになりますね。そういう面では、今度、
指定管理者がかわったことによって、どんなふうになっていくのかなというのが、私は期待を込めて
質問をしているのですけれども。その辺の説明をしていただきたい。
小さな点を一つ聞きますが、かぎなのです。例えば、午後の部、
皆さんには1時から始まりますと徹底したとします。かぎをもらうのが、今までは10分前とか15分前なのですよ。そうすると、1時開会と言っているのに、10分とか15分前にかぎをもらうのでは設営も何もできないのです。こういう
管理のあり方というのは柔軟性がなさ過ぎる。
今度、教育文化会館は
指定管理者が同じですけれども、この辺の少し柔軟なあり方というのは
利用者側で期待していると思うのです。例えば、かぎなどはもうちょっと早く渡して
事前に設営ができるようにしてあげる、それぐらいの配慮をきちんとしてあげないと、本当に官僚的過ぎる。
指定管理者制度になったのだから、こういうことは早速改善してもらいたい。
この辺について、どういう見解か、どう指導するのか、お伺いいたします。
◎大村 文化部長
市民会館の関連で
お話がございました。
市内の劇場、会場のキャパというのは、トータルで決まっております。ただ、それぞれの
施設の設置目的というのがございまして、
市民会館は、使い勝手を見ますと、8割方はコミュニティ
施設としての使われ方をしております。教育文化会館は、舞台芸術を主体とした使われ方をしています。ただ、
市民会館の使われ方の中に、例えば卒業式とか会社の説明会とか、
コンベンションセンターで担うべき役割のものもあります。これは、やはり交通の便のよさというものがあると思います。これに関しましては、教育
委員会と私どもと観光部と相互に連携をとりながら、どのように役割分担をしていくか、検討をさせていただきたいと思います。
それから、かぎの受け渡しの件で
お話がございましたが、
指定管理者制度で決まりますので、かぎの柔軟で適切な対応につきまして、従来からも言っておりますけれども、そういうことのないように私からも厳しく指導していきたいと思います。
◆小田信孝
委員 要望にしますけれど、今、大村部長から丁寧なご説明があったので私も了としますけれども、例えば小ホールは、音楽の
発表会とか演劇とか、多分、今後は
市民会館を使えない分はそちらに回っていくと思うのです。
そうすると、例えば名の売れた方というか、そういうピアニストを呼んで、
札幌のピアノを習っている学生さんにピアノ演奏の
発表の場をつくりたいというときに、そういうすぐれた芸術・文化の予約というのはどうなのでしょうか。最初に
事前の予約期間の話を
質問させてもらいましたけれども、本当は平等にしなければなりません。この中でも決まっていますよね。公平なあり方というのはうたわれているから、特別扱いはできないでしょう。しかし、ある程度
事前に予約できる期間を前もって認めてもらえないと、いろいろな面でできなくなる可能性がありますので、今後、その辺に留意していただいて、ぜひこの意見を生かしていただけるような配慮をお願いしたいと思います。
○
山田一仁 委員長 ほかに
質疑はございませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
山田一仁 委員長 なければ、
質疑を終了いたします。
次に、
討論を行います。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
山田一仁 委員長 なければ、
討論を終了いたします。
それでは、採決を行います。
議案16件を可決すべきものと決定することにご
異議ございませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
山田一仁 委員長 異議なしと認め、
議案16件は、可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
委員会を閉会いたします。
──────────────
閉 会 午後1時59分...