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札幌市議会
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2005-04-19
>
平成17年(常任)文教委員会−04月19日-記録
平成17年(常任)建設委員会−04月19日-記録
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昭和62年第 1回臨時会−01月19日-目次
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札幌市議会 2005-04-19
平成17年(常任)文教委員会−04月19日-記録
取得元:
札幌市議会公式サイト
最終取得日: 2024-09-10
平成
17年(常任)
文教委員会
−04月19日-
記録平成
17年(常任)
文教委員会
札幌市議会文教委員会記録
平成
17年4月19日(火曜日) ──────────────────────── 開 会 午後0時59分 ○
青山浪子
委員長
ただいまから、
文教委員会
を開会いたします。 開会に当たり、ご
あいさつ
を申し上げます。
文教委員長
に選任されました
青山浪子
でございます。
札幌
の
教育
についてのかじ取りを行うという重要な
委員会
の
委員長
を引き受けることになりました。その責任の重さを感じております。何分、ふなれな役であり、力不足であることは
十分承知
をしておりますので、各会派の
先輩方
の助けをかりながら、精いっぱい頑張っていきたいと思います。 これから1年、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ──────────────────────── ○
青山浪子
委員長
それでは、議事に入ります。 最初に、副
委員長
の互選についてお諮りをいたします。 ご意見はありませんか。 (
林家委員
「
委員長
」と呼び、
発言
の許可を求む) ◆林家とんでん平
委員
副
委員長指名推選
の動議を提出いたします。 副
委員長
には、
小須田悟士委員
を推薦することの動議であります。 ○
青山浪子
委員長
ただいまの動議のとおり、
小須田悟士委員
を副
委員長
とすることにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○
青山浪子
委員長
異議なしと認め、副
委員長
には
小須田悟士委員
が選任されました。
それでは、
小須田
副
委員長
、就任の
あいさつ
をお願いいたします。 ○
小須田悟士
副
委員長
ただいま選任をいただきました
小須田
でございます。
青山委員長
をしっかり補佐し、また、
委員
の
皆さん方
のご協力をいただきながら一生懸命やりますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○
青山浪子
委員長
次に、
関係理事者
の紹介及び
所管事務概要
の
説明聴取
を議題とします。 それでは、順次、お願いをいたします。 ◎丹羽
教育委員長
本日は、
設楽委員
と
山中委員
が所用により欠席しております。どうぞよろしくお願いいたします。 (
理事者自己紹介
) ◎松平
教育長
引き続きまして、
教育次長
及び各
部長
から、それぞれ
自己紹介
をさせていただきます。その後、私から
教育委員会
の
行政機構
、また、
市立学校
の
概要等
につきましてご
説明
をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 (
理事者自己紹介
) ◎松平
教育長
それでは、私から、
教育委員会
の
概要
につきましてご
説明
を申し上げます。 まず、
資料
の1ページでございます。
平成
17
年度
札幌
市
教育推進
の目標、
指針
についてご
説明
をいたします。 この
札幌
市
教育推進
の目標、
指針
につきましては、
札幌
市全体の
教育
の方針としてこれまで示してきたところでございますが、昨年9月に
策定
をいたしました
札幌
市
教育推進計画
の中で示されております
札幌
市の
子どもたち
の現状や
課題
、
教育
の
方向性
を踏まえまして、今
年度
、見直しを図ったところでございます。今
年度
の方針といたしましては、目指すべき
市民像
といたしまして、「21世紀を切り拓く人間性豊かで創造性あふれる
市民
」を目標に掲げるとともに、これを実現するための
教育委員会
としての
方向性
を示すものといたしまして、
幼児教育
から生涯
学習
までの各
教育段階別
の
指針
を掲げているところでございます。 次に、
行政機構
の
概要
についてご
説明
申し上げます。 お
手元
の
資料
の2ページでございます。
札幌
市
教育委員会行政機構図
、
事務分掌
をごらんいただきたいと思います。
事務局
に置く部といたしましては、
総務部
、
学校教育部
、生涯
学習部
の3部がございまして、ほかに、
教育機関
に置く組織で部に準ずるものといたしまして、
中央図書館
及び
高等専門学校事務局
がございます。また、課の組織といたしましては、
事務局
全体で10課、さらに、課に準ずる組織として生涯
学習部
に
文化資料室
と
市民会館
を置いているところでございますが、そのほか、
事業
を実施するための
担当課長
を別途
配置
しているところでございます。 次に、
市立学校
の
概要
でございますが、お
手元
の
資料
の3ページをごらんいただきたいと思います。 本市には、
平成
17年4月1日現在で、
幼稚園
から
高等専門学校
まで合わせまして339校がありまして、その
児童生徒
、
学生数
は、
小学校
、
中学校
、
高等学校
、
養護学校
及び
幼稚園
につきましては
平成
17年2月28日現在で15万5,280人、
高等専門学校
におきましては
平成
17年4月1日現在で367人となっているところでございます。 なお、新入学後の
児童生徒数
につきましては、現在、集計中でございます。 また、これらの
市立学校
の
職員数
でございますが、
教職員
が8,654人、その他
学校職員
が1,353人、合わせまして1万7人となっているところでございます。 続きまして、
平成
17
年度
予算
でございますが、お
手元
の
資料
の4ページをお開き願いたいと思います。
札幌
市の厳しい
財政状況
を反映したこと、また、今
年度
は昨
年度
と比較しまして
新築校
2校分の
建設費
がないことなどによりまして、
予算総括表
の上段に記載のとおり、前
年度
に比べ21%減の303億3,800万円余を計上したところでございます。 次に、主な
事業
を記載してございます。 詳細につきましては、この後、各
部長
から
説明
申し上げますが、
小・中学校
の
小規模化等
に適切に対処するため、
学校適正配置計画
や今後の
幼児教育
の
指針
となります
幼児教育振興計画
を
策定
いたすこととしてございます。
教育環境
の改善といたしましては、
老朽化
が進んでおります
円山小学校
の
改築
を行うことを初めといたしまして、
小・中学校
の
改築工事
に係る
実施設計等
を行うとともに、
外国語指導助手
、
ALT
の増員を図るほか、
スクールカウンセラー
として
臨床心理士等
を
中学校
、
高校
の全校に
配置
することといたしております。また、生涯
学習
の
推進
といたしましては、
文化資料室移転
後の
資料館内
に旧
札幌控訴院
の
刑事法廷
を復元、
整備
するほか、仮称八軒
中央地区センター
に
図書室
を設置することとしているところでございます。 ◎中村
総務部長
私から、
総務部
の
所管事務
についてご
説明
を申し上げます。 2ページにお戻りいただきまして、
機構図
、
事務分掌
の表をごらんいただきたいと思います。 ちょっと小さい字で申しわけございませんけれども、
総務部
は、
教育委員会
の
事務
に関する
総括的事項
を処理するほかに、
学校施設
の新・
改築等
の
整備
、さらに、
私立学校
に対する補助などに関する
事務
を所管しているところです。また、
総務部
には、労務に関すること、
市立学校
、
幼稚園
339校の
管理運営事務
、いわゆる
管理課
の
事務
を所管する
調整担当部長
を置いているところでございます。 ページが前後いたしますが、4ページの
平成
17
年度
予算
のうち、
総務部関係
でございますけれども、2の主な
事業
のところでご
説明
を申し上げます。 まず、今、
教育長
からもご
説明
しましたが、
学校適正配置計画
の
策定
とあります。 少子化に伴いまして、
札幌
市全体で
学校
の
小規模化
が進んでいる中で、
学校規模
の
適正化
を進めて
子どもたち
の
教育環境
の向上を図るという観点から、
外部有識者
による
検討懇談会
を設けております。その答申を踏まえまして、
平成
17
年度
中に、
小・中学校
が主になりますが、
学校
の
適正配置計画
を
策定
するものです。 その下にございます
幼児教育振興計画
の
策定
ですが、これにつきましても、現在、
市民会議
を設置しまして、
公立幼稚園
と
私立幼稚園
の
役割分担
ですとか、今後の
幼児教育
のあり方などについて
検討
を進めておりまして、その結果を踏まえて
平成
17
年度
中の
計画策定
を目指しているところです。 その下の旧
教育委員会庁舎解体
ですが、
南1条西
14丁目にございます旧
委員会庁舎
につきましては、今後、全市的に
行政財産
としての
利用予定
がございませんので、今
年度
に解体を行います。あわせて、隣の二条
小学校
の
グラウンド
がやや狭い状況にありますので、
教育委員会庁舎
の解体に合わせて、若干、二条
小学校
の
グラウンド用地
を拡張するという内容になっております。 それから、その下ですが、
老朽化
しております
円山小学校
について、建物の
長寿命化
、あるいは省エネという観点から、
市立学校
としては初めて
外断熱工法
を取り入れて
改築
しております。 なお、本
年度改築工事期間
中は、旧
大通小学校
を仮校舎として使用しまして、児童はスクールバスで
登下校
をしているという実態にございます。 そのほか、
教育環境
の
充実
ということで、
信濃小学校
と
伏見中学校
の
改築実施設計
にとりかかりますし、大
規模改造
、
耐震補強等
の工事を
計画
的に進めていく考えです。 なお、新しいタイプの
定時制高校
を
整備
するに当たっては、
PFI手法
の
導入可能性
についても本
年度
は
調査
をすることにしております。 最後に、
学校給食
の
関係
ですけれども、楽しさとゆとりのある
給食推進事業
の中で、今、大変重要となっております
食指導
の
充実
、あわせて、
食器具
の
改善等
を
計画
的に実施していく考えでおります。 ◎北原
学校教育部長
私の方から、
学校教育部
の
所管事務
につきましてご
説明
いたします。 繰り返しになって申しわけございませんが、2ページにお戻りいただいて、
機構図
、
事務分掌
の表をごらんください。
学校教育部
は、
札幌市立
の
幼稚園
、
小学校
、
中学校
、
高等学校
及び
養護学校
にかかわる
児童生徒
の
学校指定
や入学、退学などの就学に関する
事務
、
教科用図書
の
採択
、
奨学金制度
の運用や
就学援助
、また、
児童生徒
の健康にかかわる
学校保健
や
安全管理
に関する
事務
、さらには、
教職員
にかかわる人事、給与、服務の取り扱い、
健康管理
及び
教育制度
の
調査研究
に関する
事務
を所管しております。 また、当部には、
指導担当部長
、
教育研修担当部長
を置いておりますので、それぞれの
所管事務
につきましてもご
説明
いたします。 まず、
指導担当部長
ですけれども、各校長、園長及び
教職員
に対しまして、
学校
及び
幼稚園
の
教育計画
や
指導内容
など、
学校経営
及び
学校教育
の
専門的事項
についての
指導
・助言に関する
事務
を所管しております。 次に、
教育研修担当部長
でございますが、
教職員
に対する
研修
、
教育
に関する
専門的事項
の
調査研究
及び
子ども
の
教育相談
に関する
事務
を所管してございます。 続きまして、4ページをごらんください。
教育費予算
のうち、
学校教育部所管事業
についてご
説明
いたします。 本
年度
の主な
事業
でございます。 まず、
外国語指導助手関係
とありますが、
英語教育
の
充実
と
国際理解教育
の
推進
のために、
外国語指導助手
、
ALT
を
中学校
、
高等学校
に
配置
しており、本
年度
は5名増員いたしまして38名の
配置
といたします。 次に、
スクールカウンセラー活用事業
ですけれども、不登校や
問題行動
などの
生徒指導
上の
課題
に対応するため、
臨床心理士等
の
スクールカウンセラー
を
中学校
、
高等学校全校
に
配置
しております。また、
高等学校教育改革推進計画
に基づきまして、特色ある
市立高校づくり
を進めまして、本
年度
は、
平岸高校
に
デザイン
アートコース、
清田高校
に
グローバルコース
を設置いたしまして、
啓北商業
全日
制商業科
を
未来商学科
へ改編したところでございます。このほか、
医療的ケア
に係る
看護師配置モデル事業
や、
特別支援教育基本計画
に基づき、
子ども
一人一人の
ニーズ
に応じた多様な
教育
の展開を図るとともに、教員の
資質向上
に向けまして
各種研修事業
を進めてまいります。 ◎石原 生涯
学習部長
私から、生涯
学習部所管
の業務の
概要
についてご
説明
をさせていただきます。 たびたびで恐縮ではございますが、2ページの
機構図
、
事務分掌
の表をごらんいただきたいと思います。 生涯
学習部
では、
学校教育
、
家庭教育
、
社会教育
の連携を図りながら、
市民主体
の生涯
学習社会
の構築を目指しまして、
学習機会
の提供、
学習支援
のための
各種施策
を
推進
しております。また、
子ども
の
学校外
の
活動
の
機会提供
、さらには、
各種社会教育施設
の
整備
、
運営
などを所管しております。 主な
事業
といたしましては、
市民向け
の講座といたしまして、さっぽ
ろ市民カレッジ
がございます。これは、生涯
学習センター
を拠点にいたしまして、大学などの
関係機関
に協力をいただきながら、
市民
の多様な
ニーズ
にこたえる
学習機会
として今
年度
は127講座を予定してございます。さらに、
学校
、家庭、
地域
の
連携促進
に係る
事業
といたしましては、
幼稚園
、
小学校
、
中学校
合わせて196校で
家庭教育学級
を開設してまいります。そのほか、
読書活動
を通じ、
地域
の交流の輪を広げる
学校図書館地域開放事業
、あるいは、
学校
を拠点に
活動
する
地域
の団体、人材で構成する
学校開放運営委員会
が
子ども向け
のプログラムに取り組みます
学校開放地域活動モデル事業
の実施など、その
推進
に向けて取り組んでまいりたいと考えております。また、自然との触れ合いの中で心身の健全な育成、成長を図る
野外活動
といたしまして、小学生を対象をいたします
林間学校
、あるいは、中学生を対象といたしますアタックキャンプなどを実施いたしまして、
子どもたち
にさまざまな
体験活動
の
機会
を提供していきたいというふうに考えております。
平成
17
年度
における主な
事業
でございますけれども、恐縮でございますが、4ページをごらんいただきたいと思います。 生涯
学習部関係
で、3点、ここに列挙してございます。 まず最初に、新たな生涯
学習推進構想
についてでございますが、現在の生涯
学習推進構想
は
策定
から10年を経過したことから、
平成
18
年度
中に新たな構想を
策定
するということを目指しまして、今
年度
は、
現状把握
のための
アンケート調査
、あるいは、
市民
や
学識経験者等
を
メンバー
といたします
策定審議会
、あるいは、庁内の
内部ワーキンググループ
、こういったことに取り組みまして、
課題
や
方向性
について
検討
を始めてまいりたいと思います。また、現在、
文化資料室
などが入っております
札幌
市
資料館
でございますが、これは旧
札幌控訴院
の建物でございますけれども、
文化資料室
は本年11月に旧
豊水小学校
の校舎の
跡利用
ということで移転の予定がございます。
文化資料室
の移転後につきましては、
裁判員制度
の導入など、
司法制度改革
が具体化してまいりますので、旧
札幌控訴院
当時の
刑事法廷
を復元いたしまして、
模擬裁判等
の
司法教育
の場として活用するために、
平成
18
年度
に向けて
整備
を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◎荒澤
中央図書館長
私から、
図書館
の
所管事務
につきましてご
説明
を申し上げます。 本市の
図書館
は、
中央図書館
を
センター館
といたしまして、各
地区図書館
及び
区民センター図書室
並びに
地区センター図書室
などを
サービスポイント
といたしまして、
図書資料
の貸し出し、閲覧、それから
調査
・
相談業務
などを行ってございます。 お
手元
にお配りいたしました
資料
の最後についている、「ここはあなたの
情報空間
」という
資料
の2〜3ページをごらんいただきたいと存じます。
施設数
でございますけれども、現在、
中央図書館
のほか、
地区図書館
が9館、
区民センター図書室
が7室、
地区センター図書室
が19室、
出張所等図書コーナー
が6室の合計42
施設
となってございます。 今後の
図書館運営
についてでございますが、
平成
14
年度
に
策定
いたしました
札幌
市
図書館ビジョン
をもとに、
図書館
の利用時間の拡大を最
優先課題
といたしまして、引き続き、
市民
の
ニーズ
に対応した
図書館サービス
の
充実
により一層取り組んでまいりたいと考えてございます。その一環といたしまして、先月、
有識者
や
公募市民等
から成る
札幌
市
図書館協議会
を設置し、その第1回会議におきまして、
札幌
市
図書館
の開館時間及び
開館日
の拡大に向けての考え方につきまして諮問をしたところでございます。また、昨
年度
より取り組んでまいりました
子ども読書
の
活動
に関する施策を総合的、
計画
的に
推進
する
札幌
市
子ども
の
読書活動推進計画
、まだ仮称でございますけれども、これにつきましては、4月1日に
パブリックコメント
の募集も終了いたしまして、これら
市民意見
を参考に再
検討
を図りながら、5月下旬には
計画
を
策定
する予定となってございます。 最後に、
資料
の4ページの
教育費予算
のうち
中央図書館所管事業
についてご
説明
を申し上げます。 まず、
中央図書館センター機能整備
でございますけれども、
中央図書館
の蔵書の
充実
を図るため
計画
的に
整備
を進めているものでございまして、
平成
17
年度
は約1万900冊の
図書
と約300点の
視聴覚資料
の購入を予定してございます。 次に、
地区センター図書室整備
でございますが、
平成
17
年度
に西区に開設を予定しております、仮称でございますけれども、八軒
中央地区センター
内に開設時約1万8,000冊の
図書室
を設置する
事業
でございまして、この開設によりまして
地区センター図書室
は
札幌全市合計
で20
施設
となります。 ◎内藤
高等専門学校事務局長
私から、
高専事務局
の
所管事務
についてご
説明
申し上げます。
高専事務局
は、
教職員
の人事、給与、
学校施設
の
維持管理
並びに教務、学務に関する
事務等
を所管しております。
学生数
は、
市立大学
の開学を控えまして、本
年度
から
本科入学生
の募集を停止したところでありまして、1年生はおりませんが、
本科
が2年生から5年生までの316名、
専攻科
が51名で、計367名でございます。
高等専門学校
は、
中学校卒業
を
入学資格
とし、5年間の
一貫教育
を行う
高等教育機関
でございます。本校は、
地域産業
にかかわりの深い
デザイン
の
早期教育
を目指して、
インダストリアルデザイン学科単科校
として
平成
3年4月に開校いたしました。また、
平成
8年4月には、
修了年限
2年の
専攻科
を開設し、さらに高度な
専門知識
と技術を有するデザイナーの育成に努めているところでございます。
本科卒業生
はことしの春までに713名を数え、また、
本科
から進学した者を含む
専攻科
の
修了生
は168名となってございます。これらの
卒業生
は、
地元企業
を初めとした
デザイン関連
の
会社等
への就職のほか、
本校専攻科
あるいはほかの大学、大学院へ進学する者も最近は多くなってございます。 ○
青山浪子
委員長
ただいまの
説明
に対して、
質疑
はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○
青山浪子
委員長
なければ、
質疑
を終了いたします。(「ちょっと確認をしておきたいのです」と呼ぶ者あり) ○
青山浪子
委員長
堀川委員
に申し上げますが、今、
質疑
はございませんかというふうに……(「今の
説明
についての
質疑
はありません。その他として、ちょっと時間をいただきたいなと思います」と呼ぶ者あり) ○
青山浪子
委員長
では、
堀川委員
の
発言
ということで、
発言
をお願いします。 ◆
堀川素人
委員
きょうも新聞に出ていたのですけれども、
教育改革道民協議会
が主催します
教育シンポジウム
に、
札幌
市
教育委員会
が
名義後援
をしたと。きょうの新聞では、それが取り消されたというふうになっておりますけれども、その経緯を
説明
していただきたい。
名義後援
が
承認
されて、それが取り消されるというのは、どちらかといえば異常な状態だと僕は感じておりますので、何で
承認
をして、何で取り消しになったのか、これをちょっと確認しておきたい。 ○
青山浪子
委員長
堀川委員
に申しますが、
質疑
は終了をしておりますので、今、お話をしたことに対しての回答はできません。 ◆
堀川素人
委員
今の
質疑
というのは、
説明
に対する
質疑
がありませんかということではないですか。ですから、それは僕もなかったから、それでいいのですよ。 それで、きょう、今、今回の件について
説明
がありますということを我々は聞いておりました。それで、きのうも確認した中では、
委員長
の方にも、このことについて僕から質問があるであろうということが伝わっているということで僕は聞いておりました。今、
事務分掌
の
関係
については質問がないから、それでわかりました。その他として、きょうの新聞にも載っているそういうことがありますので、この
機会
に、なぜ
承認
された
名義後援
が取り消されたのか、こういうことでお伺いをしたいのです。 ○
青山浪子
委員長
堀川委員
のお話はよくわかりましたが、これに対して
理事者
の方からご
説明
をなさる方はいらっしゃいますか。 ◎山崎
調整担当部長
私の方から、
教育改革道民協議会主催
の
シンポジウム
に係る
名義後援
に関してご報告いたします。
平成
17年2月24日付で、
教育改革道民協議会
から、ことしの4月23日、今週の土曜日でございますが、この日に開催する
教育改革シンポジウム
、「崩壊をくい止めるために」の
名義後援
の
承認申請
がございました。これに対しまして、
教育委員会
は、本市のガイドラインに基づきまして審査を行いましたが、
当該行事
は、道内の
教育論議
の発展に寄与することを目的としており、広く
市民レベル
で
教育問題全般
を議論する
シンポジウム
であるということから、3月18日付で
承認
したものでございます。 ただし、
当該シンポジウム
のパネリストの中に、特定の
教科書
の是非について主張しております新しい
歴史教科書
をつくる会の
会長等
が含まれていたため、本年は
中学校教科書採択
の年であることを考慮いたしまして、
主催者
である
協議会
と、特定の
教科書
の是非を論じる内容とならないよう十分留意するということを確認の上、それを
条件
として
承認
したものでございます。 ところが、この
承認
後、この行事が、新しい
歴史教科書
をつくる会が発行しております
機関紙
「史」の3月号に同封されました「日本は
歴史教科書
から立ち直る」と題しました
全国縦断教科書シンポジウム
の
一覧表
に掲載されていることがわかりました。これが事実でありますと、
当該行事
が
教科書問題シンポジウム
とされておりますことから、さきの
条件
に反することになりますので、
主催者側
に問い合わせをいたしました。しかし、これに対する
協議会
の十分な
説明
が得られなかったために、
後援
を継続することは
教育委員会
による
教科書採択
の
公平性
、
中立性
を疑わせ、公益が損なわれるおそれがあると認めまして、4月18日付で
名義後援
を取り消したものでございます。 ◆
堀川素人
委員
まず、僕の立場から言いますと、この
名義後援
は初めからすべきではなかったのではないかと思います。今まで調べている中においても、この
シンポジウム自体
が、八木さんなどという新しい
歴史教科書
をつくる会の著明な
メンバー
が入っている、それからまた、
教育改革道民協議会
の中にもつくる会の
メンバー
が入っている、そして、
中学校
の
教科書
が
採択
をされる年であると。また、今までの新しい
歴史教科書
をつくる会のやっていることを考えますと、これは、そもそも
皆さん
も危惧をされているから
条件
をつけているわけです。でも、今までのことから言うならば、やはり、この時期に
名義後援
をするというのは、
札幌
市がつくる会の
教科書
に一定の
理解
を示したという
理解
になって当たり前かと思うのです。そうするならば、僕は、やっぱり、初めから今回の
シンポジウム
に
名義後援
を認めるということはすべきでなかったのではないだろうかと。 ですから、1回
承認
したものが、
承認
を取り消すという形になっているわけですが、そこについて、
教育委員会
では、
条件
が変わったというか、十分な
説明
が受けられなかったということなのですけれども、それはそもそもどういうことで確認をなさったのですか。
条件
に付されていることが果たされないというふうに考えたのは、何をもってそうしたのですか。判断を変えられたのですかということなのです。 ◎山崎
調整担当部長
何度か面会の上、
説明
を受けました。結局、問題は、
シンポジウム
の中身が特定の
教科書
を論ずるかどうかということでありまして、
協議会
の主張は、あれは話の行き違いである、「史」の記載は間違っているものであるということでありました。ですから、間違っているということについて
説明
を求めたのですが、それが満足なものでなかったということであります。 ◆
堀川素人
委員
満足な
答え
というのは、どういう
答え
なのでしょうか。満足でない
答え
というのは、どういう
答え
だったのでしょうか。 ◎山崎
調整担当部長
つまり、
札幌
で行われる
シンポジウム
は、「史」の記載のように
教科書
問題を扱うものではない、そのことについて、あの記載は間違いであるということを
協議会
がつくる会に申し入れをする、それに対する回答をいただく、初めはそういう趣旨であったのですが、結果的にそういうような回答をいただけなかったということであります。 ◆
堀川素人
委員
そうしたら、もう少しわかりやすく聞きますけれども、
教科書
問題について、彼らがつくった
教科書
について触れて……(「議事進行」と呼ぶ者あり) ◆原口伸一
委員
これは、どの
教科書
であっても、文部科学省の検定に合格をして、今、俎上に上がっているわけです。これから大事な選択の問題に入ってくるわけですから、そういうところでこの
委員会
で一定の政治的信条のもとにとやかく言うということは、この
委員会
で議論することは、私は不適当であると思います。 私はそう思いますから、この
質疑
については打ち切るべきだというふうに提案をいたします。 ○
青山浪子
委員長
お諮りいたします。 今の原口
委員
の動議に対して、賛成の方は挙手をお願いいたします。(「議事進行」と呼ぶ者あり) ◆猪熊輝夫
委員
今回の
教育委員会
の判断という点で言えば、いわゆる当初は、
教育
ということについて
シンポジウム
が企画されるということで、そういう部分については
名義後援
ということで従前からしてきたことですから、そのことについて同意をした。しかし、その後の変化の中で、チラシの中に、特定の
教科書
を推薦するかのような誤解を招く表現が含まれていると。こういう時期ですから、その部分で、
教育委員会
が
名義後援
をするということは、
中立性
というか、客観性を損ねる危険性があるということで自主的に判断をされたという一つの経過がありますから、それを了とするということです。そのことの流れの中で何かが明らかに間違いだというのであれば別ですけれども、そういう流れを受けて、この場合はこの程度という議論の締めをされることが適当かなと思います。そういう意味で、この程度で
質疑
を打ち切るという意味合いだと思います。 ただし、
堀川委員
がどうしても私は発言をしておきたいということがあるとすれば、この場合、もう一回、ご
発言
いただいて、あと、答弁をいただくものはいただいて、締めることは締めるという形で、あえてそういう
発言
の
機会
を与えて議事を進行されたらいかがでしょうか。(「賛成」と呼ぶ者あり) ◆
堀川素人
委員
僕は、結論としまして、こういう
名義後援
を、
皆さん
は安易ではないと言うかもわかりませんけれども、今後ともこういう形で安易にやってはだめだと思います。特に、今まさに
教科書
が
採択
をされるこの時期に、一定の思想、信条をもって極めて強力に運動をしているグループです。
主催者
とつくる会というのは別な団体です。でも、申請から許可までに3週間の時間がありました。その中で、もう少しきちんと調べたならば、今回みたいに
承認
が不
承認
という変化をしなくても済む。こういう変化が繰り返されるようなことがあってはならぬ、こういうことなのです。ですから、今後とも、
名義後援
だと言って、気を抜いてそれを認めることのないようにしっかりしてほしい。 今、
教科書
問題というのは、アジアの問題になっているわけです。まさに、これが原点なのですよ。このことについて、今みたいに安易な
名義後援
を許すということであってはならぬということを申しておきたいということであります。 ○
青山浪子
委員長
以上で、本日の
委員会
を閉会いたします。 ────────────── 閉 会 午後1時39分...
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