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  1. 札幌市議会 2004-11-29
    平成16年第 4回定例会−11月29日-01号


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成16年第 4回定例会−11月29日-01号平成16年第 4回定例会                平成16年    第4回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 1 号 )            平成16年(2004年)11月29日(月曜日)           ――――――――――――――――――――――――議事日程(第1号)  開会日時 11月29日 午後1時 第1 会期の件 第2 議案第1号から第26号まで(市長提出)  議案第27号(自民党公明党及び自民党第二所属議員全員提出)           ―――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 会期の件 日程第2 議案第1号 平成16年度札幌一般会計補正予算(第6号) 議案第2号 平成16年度札幌一般会計補正予算(第7号) 議案第3号 平成16年度札幌土地区画整理会計補正予算(第1号)
    議案第4号 平成16年度札幌国民健康保険会計補正予算(第2号) 議案第5号 平成16年度札幌介護保険会計補正予算(第2号) 議案第6号 平成16年度札幌公債会計補正予算(第3号) 議案第7号 平成16年度札幌病院事業会計補正予算(第1号) 議案第8号 平成16年度札幌中央卸売市場事業会計補正予算(第1号) 議案第9号 平成16年度札幌軌道事業会計補正予算(第2号) 議案第10号 平成16年度札幌高速電車事業会計補正予算(第3号) 議案第11号 平成16年度札幌水道事業会計補正予算(第1号) 議案第12号 平成16年度札幌下水道事業会計補正予算(第1号) 議案第13号 札幌職員給与条例及び札幌特別職職員給与に関する条例の一部を改正する条例案 議案第14号 札幌知的障害者福祉施設条例の全部を改正する条例案 議案第15号 札幌都市公園条例の一部を改正する条例案 議案第16号 札幌屋外広告物条例の一部を改正する条例案 議案第17号 札幌土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例案 議案第18号 札幌地区計画区域内における建築物制限に関する条例の一部を改正する条例案 議案第19号 札幌中央卸売市場業務規程の一部を改正する条例案 議案第20号 仮称札幌市立大学芸術森キャンパス整備工事請負契約締結の件 議案第21号 仮称札幌市立大学桑園キャンパス整備工事請負契約締結の件 議案第22号 財産の取得の件(公園用地議案第23号 町の区域変更する件 議案第24号 平成17年度当せん金付証票発売限度額を定める件 議案第25号 市道の認定及び変更の件 議案第26号 当別道路線認定についての承諾に関する件 議案第27号 札幌たばこ吸い殻及び空き缶等散乱防止等に関する条例案  ――――――――――――――――――出席議員(68人) 議   長       武 市 憲 一 副 議 長       西 村 茂 樹 議   員       村 山 秀 哉 議   員       細 川 正 人 議   員       小須田 悟 士 議   員       峯 廻 紀 昌 議   員       桑 原   透 議   員       藤 川 雅 司 議   員       林 家 とんでん平 議   員       谷 沢 俊 一 議   員       芦 原   進 議   員       阿知良 寛 美 議   員       小 形 香 織 議   員       伊 藤 理智子 議   員       佐 藤 典 子 議   員       坂   ひろみ 議   員       長 内 直 也 議   員       村 松 正 海 議   員       山 田 一 仁 議   員       近 藤 和 雄 議   員       三 宅 由 美 議   員       村 上 勝 志 議   員       藤 原 廣 昭 議   員       三 浦 英 三 議   員       青 山 浪 子 議   員       坂 本 恭 子 議   員       熊 谷 憲 一 議   員       五十嵐 徳 美 議   員       恩 村 一 郎 議   員       小 林 郁 子 議   員       勝 木 勇 人 議   員       鈴 木 健 雄 議   員       横 山 光 之 議   員       馬 場 泰 年 議   員       宮 村 素 子 議   員       大 嶋   薫 議   員       小 野 正 美 議   員       涌 井 国 夫 議   員       本 郷 俊 史 議   員       高 橋   功 議   員       宮 川   潤 議   員       井 上 ひさ子 議   員       高 橋 克 朋 議   員       堀 川 素 人 議   員       笹 出 昭 夫 議   員       三 上 洋 右 議   員       上瀬戸 正 則 議   員       宮 本 吉 人 議   員       畑 瀬 幸 二 議   員       大 西 利 夫 議   員       柿 崎   勲 議   員       義 卜 雄 一 議   員       小 川 勝 美 議   員       飯 坂 宗 子 議   員       原 口 伸 一 議   員       田 中 昭 男 議   員       福 士   勝 議   員       松 浦   忠 議   員       大 越 誠 幸 議   員       高 橋 忠 明 議   員       小 谷 俵 藏 議   員       猪 熊 輝 夫 議   員       川口谷   正 議   員       伊与部 敏 雄 議   員       湊 谷   隆 議   員       小 田 信 孝 議   員       柴 田 薫 心 議   員       佐 藤 美智夫  ――――――――――――――――――欠席議員(なし)  ――――――――――――――――――説明員 市   長       上 田 文 雄 副 市 長       田 中 賢 龍
    副 市 長       福 迫 尚一郎 副 市 長       小 澤 正 明 収 入 役       牧 野 勝 幸 交通事業管理者 交 通 局 長     黒 田 隆 樹 水道事業管理者 水 道 局 長     小 川 敏 雄 総務局長        濱 田 雅 英 企画調整局長      下平尾 文 子 財政局長        米 田 順 彦 市民局長        佐々木 修 一 保健福祉局長      宮 田 睦 彦 子ども未来局長     平 井 章 彦 環境局長        高 橋 徹 男 経済局長        池 田 捨 成 観光文化局長      北 野 靖 尋 建設局長        田 中   透 都市局長        千 葉   守 下水道局長       波 田 正 明 市立札幌病院長     富 樫 武 弘 消防局長        藤 林 義 廣 教育委員会委員     野 尻 桂 子 教育委員会委員     山 中 善 夫 教育委員会教育長    松 平 英 明 選挙管理委員会委員長  越 智 健 一 選挙管理委員会委員   本 舘 嘉 三 選挙管理委員会委員   赤 田   司 選挙管理委員会委員   常 本 省 三 人事委員会委員長    伊 藤 忠 男 人事委員会事務局長   深 谷   仁 監査委員        川 越 公 夫 監査委員        橋 本 昭 夫 監査事務局長      佐 藤   勉  ――――――――――――――――――事務局出席職員 事務局長        大久保   裕 事務局次長       山 内   馨 調査担当課長      山 本 祥 一 議事課長        大 島 和 幸 資料係長        山 越 英 明 調査係長        武 田 章 憲 議事係長        出 井 浩 義 常任委員会担当係長   酒 井 欣 洋 特別委員会担当係長   尾 形 英 樹 記録係長        金 田 博 恵 書   記       樅 山 睦 子 書   記       堀 川 秀 樹 書   記       酒 井 智 美 書   記       中 島 禎 司 書   記       本 島 光 二 書   記       松 崎 朗 子  ――――――――――――――――――  〔午後1時開会〕 ○議長武市憲一) ただいまから、平成16年第4回札幌市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。  ――――――――――――――――――議長武市憲一) 出席議員数は、68人であります。  ――――――――――――――――――議長武市憲一) 本日の会議録署名議員として山田一仁議員熊谷憲一議員を指名します。  ――――――――――――――――――議長武市憲一) ここで、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長大久保裕) 報告いたします。  本日、市長から提案されます議案第13号 札幌職員給与条例及び札幌特別職職員給与に関する条例の一部を改正する条例案につきまして、議長は、地方公務員法第5条第2項の規定により、人事委員会意見を求めております。  本日の議事日程陳情受理付託一覧表及び陳情取り下げ一覧表は、お手元に配付いたしております。  以上でございます。  〔一覧表巻末資料に掲載〕  ――――――――――――――――――議長武市憲一) 次に、去る10月4日の本会議におきまして、同意の議決を行い、任命されました本市教育委員をご紹介します。  まず、野尻委員。 ◎教育委員野尻桂子) 一言、ごあいさつ申し上げます。  さき市議会におきましてご承認をいただ き、過日、札幌教育委員会教育委員を拝命いたしました野尻桂子と申します。  これまでの私の教育に対するさまざまな経験を生かし、微力ではございますが、本市学校教育のために努力いたす所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長武市憲一) 次に、山中委員。 ◎教育委員山中善夫) 同じく、このたび、教育委員に就任いたしました山中善夫でございます。  どうも、近ごろ、人の命や心を踏みにじるような事件、あるいは紛争、こういったものが大変多うございますが、そういったことのないようにしていくのも教育として重要なことかと存じます。私といたしましても、多少なりとも、そういったことのお手伝いができればと念じておりますので、どうぞよろしくご指導のほどをお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。(拍手)  ――――――――――――――――――議長武市憲一) これより、議事に入ります。  日程第1、会期の件を議題といたします。  (三上洋右議員議長」と呼び、発言の許可を求む) ○議長武市憲一) 三上洋右議員。 ◆三上洋右議員 会期設定動議提出いたします。  本定例会会期を本日から12月14日までの16日間とすることを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長武市憲一) ただいまの三上議会運営委員長動議に対し、所定の賛成者がありますので、本動議を直ちに問題とし、採決を行います。  動議のとおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長武市憲一) 異議なしと認めます。したがって、本定例会会期は、本日から12月14日までの16日間と決定されました。  ――――――――――――――――――議長武市憲一) 次に、日程第2、議案第1号から第27号までの27件を一括議題とします。  議案第1号から第26号までの26件は、市長提出によるものであり、議案第27号は、自民党公明党自民党第二所属議員全員提出によるものです。  まず、議案第1号から第26号までの26件の提案説明を求めます。  上田市長。  (上田文雄市長登壇) ◎市長上田文雄) ただいま上程をされました諸案件につきまして、逐次、提案趣旨とその概要をご説明申し上げます。  初めに、議案第13号 札幌職員給与条例及び札幌特別職職員給与に関する条例の一部を改正する条例案並びに議案第1号、議案第3号から第5号まで及び議案第7号から第12号までの平成16年度予算補正は、いずれも職員給与改定に関する議案でありますので、一括してご説明申し上げます。  国は、本年度国家公務員給与につきまして、去る9月10日、人事院勧告どおり月例給改定見送り及び寒冷地手当抜本的見直しを行うことを閣議で決定し、この決定に基づく給与法改正案は、さきの第161回臨時国会において、去る10月27日に可決、成立しているところであります。  また、札幌人事委員会は、本年9月3日に、札幌職員給与について0.98%引き下げるとともに、通勤手当について低廉な定期券の価格により一括支給すること、寒冷地手当について民間準拠を基本に人事院勧告内容と同様に改定することなどを内容とする勧告を行ったところであります。  そこで、この勧告及び国の措置内容等を考慮いたしまして、札幌職員給与について、所要改正を行おうとするものであります。  その主な内容についてご説明いたしますと、まず第1に、給料表につきましては、人事委員会勧告内容を勘案し、札幌職員実態を考慮して、行政職給料表消防職給料表及び医療 看護職給料表を改定するものであります。  第2に、諸手当につきましては、通勤手当及び寒冷地手当を改定するとともに、本年12月の期末手当につきまして、本年4月からの民間の給与との格差相当分を解消するため、人事委員会勧告内容を考慮した所要措置を講ずるものであります。
     また、札幌市を取り巻く厳しい社会経済状況札幌市の財政状況等を考慮いたしまして、現在取り組んでおります行財政改革をより一層進めていく姿勢を示すためにも、本年12月から平成19年6月までの間、私の期末手当を50%削減するとともに、副市長及び収入役期末手当をそれぞれ40%、30%削減するものであります。  以上によります本年度給与改定に伴う影響額は、私ども特別職5人の期末手当減額分539万8,000円を含めまして、全会計で12億9,005万6,000円の減額となりますが、今回の補正は、共済年金財政の再計算に伴う不足が生じる見込みとなりました共済費追加や、灯油価格の上昇に伴い不足が生じる見込みとなりました寒冷地手当追加等を合わせまして、一般会計補正予算におきまして、職員費6億4,240万円及び特別会計企業会計への繰出金1億5,760万円を減額するとともに、議案第3号から第5号まで及び議案第7号から第12号までの各会計補正予算におきまして、合わせて3億2,000万円を減額するものであります。  次に、議案第2号は、平成16年度札幌一般会計補正予算(第7号)でありますが、これは、新たに年度内に予算措置の必要が生じました経費追加にかかわるものであります。  まず、補正項目の第1は、台風18号の被害に対する復旧に要する経費であります。  さきの第3回定例市議会におきましては、緊急に措置が必要な倒木の撤去等に要する経費補正したところでありますが、今回の補正は、被害状況調査財源措置検討に若干の時間を要した街路灯などの復旧に要する経費追加するものであります。  補正項目の第2は、本年8月に発生いたしました南区の道道小樽定山渓線ツ峰トンネル内のコンクリート剥落事故を受けまして、同時期に施工された他の5カ所を含めた6カ所のトンネルにつきまして、本格的な原因究明のための地質調査コンクリートひび割れ調査等に要する経費追加するものであります。  補正項目の第3は、国庫補助金算定上の錯誤の修正に伴う返還金でありまして、過大な受領となっておりました公営住宅家賃対策補助金を国に返還するものであります。  以上によります一般会計補正予算(第7号)の歳入歳出予算補正総額は、2億4,567万4,000円となり、この財源といたしましては市債2,900万円を充て、差し引き2億1,667万4,000円の一般財源につきましては平成15年度からの繰越金をもって充てるものであります。  次に、議案第6号 平成16年度札幌公債会計補正予算は、このたびの一般会計補正に伴う市債を整理するものであります。  次に、議案第14号は、札幌知的障害者福祉施設条例の全部を改正する条例案であります。  これは、自閉症等の特有な発達障がいを有する方などに対する支援目的といたしまして、東区に新たに自閉症者自立支援センター及び自閉症発達障害支援センターを設置することに伴い、その名称及び位置を定めるものであります。また、これらの施設を含めた知的障害者援護施設等管理指定管理者に行わせる場合の開所時間等の管理の基準及び業務の範囲を定めるほか、指定管理者を指定する場合の特例について定めるなどの改正を行うものであります。  なお、これらの施設は、来年11月に開所する予定であります。  次に、議案第15号は、札幌都市公園条例の一部を改正する条例案であります。  これは、円山動物園集客増を図ることを目的といたしまして、来年度から新たに年間パスポートを発行するために、1人1年当たりの入園料の額を定めるものであります。  次に、議案第16号は、札幌屋外広告物条例の一部を改正する条例案であります。  これは、屋外広告物法改正等に伴いまして、新たに簡易除却制度の対象となりました広 告旗につきまして、道路道路上の工作物等に設置することを禁止するとともに、この条例に違反したために除却した広告物等の保管、売却等の手続を定めるなどの改正を行うものであります。  次に、議案第17号であります。  札幌土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例案は、東さっぽろ地区土地区画整理事業の終了に伴う規定整備を行うものであります。  次に、議案第18号は、札幌地区計画区域内における建築物制限に関する条例の一部を改正する条例案であります。  これは、本年10月までに新たに都市計画決定を行った曙西公園周辺地区など2地区及び都市計画変更した森林公園パークタウン北地区など4地区区域内における建築物につきまして、その用途、構造及び敷地に関する制限の新設または変更を行うものであります。  次に、議案第19号は、札幌中央卸売市場業務規程の一部を改正する条例案であります。  これは、卸売市場法改正によりまして、卸売業者等取引に関する規制が緩和されたことに伴いまして、新たにインターネット等を利用した取引の方法や、市場外での販売について承認制度を設けるなどの改正を行うとともに、市場において流通する生鮮食料品等の適正な品質管理を推進するため、所要改正を行うものであります。  次に、議案第20号及び第21号は、いずれも、仮称札幌市立大学整備に関する工事請負契約締結の件であります。  まず、議案第20号は、芸術の森キャンパス整備に係る主体工事でありまして、建物規模は、鉄筋コンクリートづくり地下1階地上3階建てで、増築部分延べ面積は4,157平方メートルであります。  次に、議案第21号は、桑園キャンパス整備に係る主体工事でありまして、建物規模は、鉄筋コンクリートづくり地上4階建てで、増築部分延べ面積は4,862平方メートルであります。  以上2件の工事請負契約につきましては、地方自治法施行令第167条の5の2の規定による一般競争入札により、各議案記載請負業者契約の相手方となりましたので、このたび、それぞれの請負契約を締結しようとするものであります。  次に、議案第26号は、当別道路線認定についての承諾に関する件であります。  これは、このたび、当別町長から、札幌市の区域内にその一部が存します当別道路線認定について承諾を求められましたので、これを承諾しようとするものであります。本件につきましては、札幌市近辺の道路網整備に寄与するものと認められることなどから、これを承諾するのが適当と考えるものであります。  このほか、議案第22号から第25号までにつきましては、議案末尾に記載の理由によりご了解いただけるものと存じますので、説明を省略させていただきます。  なお、報告第1号及び第2号は、訴えの提起及び調停に係る専決処分報告であります。  以上で、ただいま上程をされました各案件についての説明を終わります。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。 ○議長武市憲一) 次に、議案第27号の提案説明を求めます。  馬場泰年議員。  (馬場泰年議員登壇拍手) ◆馬場泰年議員 ただいまから、公明党自由民主党第二及び自由民主党所属議員全員により提出いたしました議案第27号 札幌たばこ吸い殻及び空き缶等散乱防止等に関する条例案趣旨をご説明申し上げます。  本市では、これまで、たばこ吸い殻空き缶ポイ捨てなどに関しまして、市民に対する啓蒙活動を初めとしたさまざまな取り組みを行ってまいりましたが、あくまで一人一人のモラルマナーの問題として市民の良識にゆだねてまいりました。  この間、我々3会派は、美しい街札幌を守るという立場から、いわゆるポイ捨て禁止条例必要性について、日常的に目にするポイ捨て実態などを指摘し、さらには、他の政令指定都市条例やその運用の状況を例に挙げながら、議会において、再三にわたり問題提起を行ってきたところであります。  しかしながら、この問題を初めて取り上げました平成6年以降、清掃ボランティアなどの市民の自主的な活動は盛んになった反面、ポイ捨てについては、依然として後を絶たない状況にあります。特に、冬の間に捨てられた、たばこ吸い殻空き缶などが、雪解けと同時に一気に街にあふれ、あるいは、公共の場所に犬のふんが漫然と放置されている状況などを見るにつけ、もはやモラルマナーに期待するだけでは限界があり、ルールによる対応に変えていく必要があると考えております。  さらに、先般実施された歩行喫煙及びポイ捨て防止実態調査により、ポイ捨てされたごみの約半数がたばこ吸い殻であるという事実が明らかになったことに加え、歩行中の喫煙行為が、ポイ捨てにつながるだけではなく、他人の身体、特に小さな子供にもたらす危険性については、子を持つ親のみならず、だれもが不安に感じている身近な問題であるだけに、こうした歩行喫煙に対する一定の制限もやむを得ないものと改めて認識させられたところであります。  こうした中、我々3会派は、昨年11月にプロジェクトを立ち上げ、二十数回にわたる検討会議において議論、研究を行うとともに、町内会など地域の方々の声を聞き、独自のアンケート調査を実施するなど市民意見をお伺いし、条例による実効性の確保と、昨年12月に施行されました北海道空き缶等散乱防止に関する条例との相乗効果の発揮を念頭に置きつつ、さまざまな角度から検討を重ね、このたびの提案に至った次第であります。  本条例案につきましては、第1条に規定しているとおり、本市事業者及び市民等が協働して美しい街づくりを推進することにより、市民の安全で快適な生活環境、さらには、観光都市さっぽろにふさわしい環境を確保することを目的に掲げております。  このための主なルールとして、たばこ吸い殻空き缶などの投げ捨て及び公共の場所における飼い犬のふんの放置を禁止するとともに、これらに違反した者に対し、罰則として過料を科しております。また、たばこ吸い殻空き缶などの散乱を防止する必要が特に認められる区域を美化推進重点区域とし、さらに、この区域内において喫煙を制限する必要が特に認められる区域を喫煙制限区域とし、それぞれ指定して重点的に取り組みを行うことを規定しております。  こうした区域の指定に関しては、あらかじめ関係する地域住民や団体などから意見を聴取することを義務づけるとともに、区域内においては、目的に応じて、禁止行為に違反した者に対する過料を高く設定し、さらに、喫煙制限区域内における歩行喫煙などに過料を科すなど、規制の対象及び内容に関して北海道の当該条例よりも厳しい内容としているところであります。  いずれにいたしましても、本条例の施行のみをもって、美しい街札幌がすぐに実現されるわけではありません。我々議員一人一人がその重責を認識し、既に芽生えている市民の自主的な活動を積極的に支援していくとともに、市民一人一人に最低限守るべきルールを自覚していただくことが、モラルマナーの醸成につながり、ひいては、美しい街札幌の実現に向けた第一歩になるということを申し上げまして、議案第27号に対する提案説明を終わります。(拍手) ○議長武市憲一) お諮りします。  ただいま説明のありました議案27件のうち、議案第2号、第6号、第14号から第19号まで、第22号から第27号までの14件につきましては、議事の都合上、その議事を延期することとし、議案第1号、第3号から第5号まで、第7号から第13号まで、第20号、第21号の13件につきましては、議事を続行したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長武市憲一) 異議なしと認めます。したがって、そのように決定いたしました。  これより、議案第1号、第3号から第5号ま で、第7号から第13号まで、第20号から第21号の13件に対する質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑を終了いたします。  (三上洋右議員議長」と呼び、発言の許可を求む) ○議長武市憲一) 三上洋右議員。 ◆三上洋右議員 委員会付託の動議提出いたします。  ただいま議題とされております議案13件を、お手元に配付の議案付託表のとおり、関係の常任委員会にそれぞれ付託することを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長武市憲一) ただいまの三上議会運営委員長動議に対し、所定の賛成者がありますので、本動議を直ちに問題とし、採決を行います。  動議のとおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長武市憲一) 異議なしと認めます。したがって、ただいま議題とされております議案13件については、お手元に配付の議案付託表のとおり、関係の常任委員会にそれぞれ付託されました。  〔付託表は巻末資料に掲載〕  ――――――――――――――――――議長武市憲一) お諮りします。  本日の会議はこれで終了し、明日11月30日午後1時に再開したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長武市憲一) 異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。  ――――――――――――――――――議長武市憲一) 本日は、これで散会いたします。  ――――――――――――――――――      散 会 午後1時26分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長        武   市   憲   一  署名議員        山   田   一   仁  署名議員        熊   谷   憲   一...