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  1. 札幌市議会 2004-10-01
    平成16年(常任)経済公営企業委員会−10月01日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成16年(常任)経済公営企業委員会−10月01日-記録平成16年(常任経済公営企業委員会  札幌市議会経済公営企業委員会記録            平成16年10月1日(金曜日)       ────────────────────────       開 会 午後1時 ○三浦英三 委員長  ただいまから,経済公営企業委員会を開会いたします。  それでは,議事に入ります。  議案第11号 平成16年度札幌高速電車事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  質疑に先立ちまして,理事者から説明を受けます。 ◎下村 事業管理部長  それでは,議案第11号 平成16年度札幌高速電車事業会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。  平成15年2月に韓国の大邱市で発生した地下鉄火災事故を受け,従来は駅舎などの改築または改造を行うときに火災対策技術基準に適合することとされていましたが,平成20年度末までに同基準に適合することが義務づけられました。 これに伴い,国は,火災対策施設整備を支援する制度として,地下火災対策施設整備事業費補助を本年7月に新設し,基準に適合していない地下駅の火災対策施設のうち,排煙設備及び避難通路の新設のための駅施設改良工事当該補助事業対象としました。  本市においても,東西線南郷18丁目駅及びひばりが丘駅について排煙設備工事補助対象事業として認められることとなり,設計終了後,本年度中に工事に着手する必要が生じたため,債務負担行為を設定するものです。  なお,工事期間は,両駅とも平成17年度限度額は,南郷18丁目駅で1億5,100万円,ひばりが丘駅で2億100万円と設定しております。  また,本工事に合わせ,改修時期にある空調及び防災設備改修も同時に施行し,費用の縮減を図るものとしております。 ○三浦英三 委員長  それでは,質疑を行います。 ◆伊与部敏雄 委員  今の説明の中で,二つのことが言われております。まず,補助金をつけるから平成20年度までに排煙設備等々を改修しなさい。もう一つは,それにあわせて,耐用年数が来て空調及び防災設備改築改良することがあったら合わせてやりなさいという通達です。  そこでまず,第1点に質問したいのですが,国から補助金幾らつくのですか。補助対象事業補助対象外事業はどういうふうに仕分けして受けとめたらいいのか。  この工事は,両駅で合わせて3億5,200万円あります。このうち,補助対象事業補助対象外事業はそれぞれ幾らで,どういう財源裏づけがあるのか,具体的に説明してください。 ◎北川 技術担当部長  今回の補正を含む改良工事内訳ですが,南郷18丁目駅とひばりが丘駅の火災対策関係総額1億8,000万円を予定しております。それから,これらの工事に合わせて行う補助対象外空調防災関係工事が1億7,200万円,総額で3億5,200万円の工事を予定しております。
     それらの財源は,起債国庫補助があり,起債関係では両駅合わせて1億9,800万円,国庫補助は6,000万円,一般会計補助が6,000万円,出資金が3,400万円です。 ◆伊与部敏雄 委員  部長から説明があった1億8,000万円の火災対策適合化工事は,補助対象事業なのですね。その補助対象事業は,二つの駅で1億8,000万円かかるというのでしょう。1億8,000万円のうち,6,000万円以外は起債一般会計からの補助金ですが,幾らずつついているのですか。  もう一つは,排煙対策と合わせて施行する工事,いわゆる補助対象外工事は3億5,200万円から1億8,000万円引いたら1億7,200万円,これは補助金がついていないのでしょう。それは,交通局単費持ち出しです。そのほかに,さっきの1億8,000万円から6,000万円引いた,あとの1億2,000万円は交通局一般会計から出ることになる。そのようにもっときちんとわかりやすく具体的に説明しなかったらわかりません。  もう一つは,あなたたちからもらった資料の中に設計費が入っていますか。もし入っていないとしたら,両駅でどのぐらいの設計費がかかり,どういう形の財源になっているのか,それも含めて明らかにしてください。 ◎北川 技術担当部長  ご質問設計費ですが,ひばりが丘駅と南郷18丁目駅については,申請すればできますけれども,補助対象にしておりません。具体的な設計費は,ひばりが丘駅で約700万円,南郷18丁目駅で500万円,合計1,200万円ぐらいになります。それに対して,火災対策部分と,補助対象外になる空調防災関係工事費を案分すると約半分になります。さらに,補助対象になる金額は3分の1なので,単純に計算すると約200万円弱ぐらいのオーダーになります。したがって,それを具体的に細かく計算してもいいのですが,非常に細かい数字になってしまうため,今回は補助の手続はしておりません。  それから,最初の補助対象となる火災対策工事財源としては,起債は両駅合わせて6,000万円,一般会計からの補助も同じく両駅で6,000万円です。 ◆伊与部敏雄 委員  要するに,補助対象になる1億8,000万円のうち6,000万円は国の補助金あとの1億2,000万円のうち6,000万円は起債で,あとの6,000万円は一般会計からの補助と理解すればいいのですか。 ◎黒田 交通事業管理者  全体工事の中で補助対象事業になる分と補助対象外があります。補助対象になるものの補助枠は,全体の総事業費の3分の1が国の補助で,その3分の1と同じ額の協調補助が市から出て,残り3分の1は起債を発行するという財源内訳になります。そのほかにも五つの工事がありますが,補助対象外工事もあって,今回,合わせてやる補助対象外工事財源内訳は,通常のルールでは一般会計から全体の2割が出資金で出てきて,残り8割が企業債の発行となり,それを全部足すとさっきの額の内訳になる,大きな流れはそういったことです。 ◆伊与部敏雄 委員  大きな流れはわかりました。  そこで,問題は,交通局には借金が約4,800億円もあるのでしょう。そして,年間190億円も金利を払っています。今度の決算の概況を見てもわかるように,その190億円のうち,150億円は一般会計から毎年出しているわけです。なおかつ,こういうふうにまた起債ということで,借金が膨らむ。今度の起債は,ずばり言って何年物の起債を組むのか,どのぐらい金利がつくのか。  もう一つは,今,管理者から初めて出資金という話が出ました。出資金というのは,こういう設備投資改良工事などについては,法的に札幌市の一般会計から出すことになっています。この出資金の総合計は今までどのぐらいあるのか。本当は,出資金というシステムは金をもうけたら返さなければなりません。しかし,交通局の全体の借金金利を含めたら,返すどころか,一般会計からどんどん繰り出されています。  そういう中で,補助対象外工事について,防災設備空調などと簡単に書いていますが,この中身は具体的に何なのか。空調とか防災設備と抽象的に言われても,私は素人だから,具体的に何にどう使うのか,全くわかりせん。  また,工事費は,ひばりが丘駅の方が5,000万円多い。素人目で単純に考えたら,ひばりが丘の方が駅が広くて大きいから,コンコースも大きいから5,000万円多く使うのではないかな程度には思います。でも,そんなことは全然説明していません。何でこれは5,000万円多いのかと聞かなかったら答弁してくれないから,中身はどうなのか聞きました。抽象的で,説明になっていません。雲でもつかむようで,ふわふわと何だかわけがわからない答弁をするのが札幌市役所の体質ですよ。 ◎北川 技術担当部長  排煙設備以外の工事内容ですが,空調設備とは冷暖房装置であり,その本体や冷却棟,ポンプなどもろもろの設備がついております。この工事は,それらの寿命更新のために行うもので,当然,駅舎の面積,規模に応じて設備のボリュームが大きくなります。今の試算では,空調は,南郷18丁目で約5,000万円,ひばりが丘駅で約8,900万円となります。防災設備は,自動火災報知器関係設備で,これも老朽化などによって計画的に改修していますが,面積の違いから約1,000万円と約倍の2,000万円となっています。 ◎下村 事業管理部長  どういう資金が入って,その償還年限,また利息は幾らぐらいかということについてですが,地下鉄事業債になりますと,公募債政府保証債が入っており,この償還年限は28年ないし30年になります。今の金利が2.4%ぐらいですので,今回,1億9,800万円借りると,最終償還年限まで大体9,000万円の利子が発生します。  また,現在,出資金平成15年度末累計で1,230億円です。 ◆伊与部敏雄 委員  全体的な話はわかりました。今回の話もわかりました。  ところで,こういうふうに政府が方針を出してやりなさいと言っても,わずか3分の1の補助しかくれません。それなのに,地方自治体に押しつけ,平成21年3月31日までにやれと言っています。さらに,改修時期に来ている空調防災も全部合わせてやりなさいということになっています。  私は,仮に3分の1にしても,補助対象外になっている空調防災設備も,同じく設計して,同じ時期にやれと言っているのだから,これにも3分の1の国の補助金を適用するように言っていかなければおかしいのではないか。  もう一つは,債務負担行為というのはいかがなものかと思うのです。こうした工事は,必要な金は出さなければなりません,それを3年にわたってやれと言っているわけでしょう。年度をまたがないで,一度にやってもいいのですよ。何のために債務負担行為をやるのか。緊急火災対策をやらなかったら,いつ火災になるか,1年待ってくれる保証はないのだから,債務負担行為をしないで来年度予算で組めば,南郷13丁目,大谷地,新さっぽろといったほかの地域もできます。つまり,債務負担行為をやる効果がどこにあるのか。  さらに,この三つ以外にこういう駅がほかにあるのか,ないのか,これを聞きたい。 ◎北川 技術担当部長  今の5駅以外にこういう駅があるかという最後のご質問からお答えします。  排煙設備については,昭和57年に火災対策基準が出た後,昭和60年ごろから計画的に改修を進めてきております。地下駅は45駅ありますが,昨年時点では,すすきの南郷7丁目ができていなくて,45駅中7駅が不適合になっておりました。現在,南郷7丁目は先月で大体完成し,すすきのも間もなく完成しますので,残り5駅となります。 ◎下村 事業管理部長  なぜ債務負担行為を組むのか,平成17年度予算を計上し,一括で行うべきではないかということについてですが,これは,平成16年度前倒して,その債務負担行為部分平成16年度に議会でお諮りさせていただき,できるだけ早く工事を前に進めていける効果をねらって行いたいと考えているものです。  また,補助対象事業以外の工事もできるだけ補助に拾ってもらうようにというお話ですが,今回の火災対策に関する新たな補助制度は,国土交通省がことしの7月1日に創設したもので,全国的に,国の基準に照らした火災対策を緊急にしっかりやっていくために,地方がかわってやるということで補助対象としたものです。委員がおっしゃっているとおり,我々も,できればほかの事業補助対象にしていただきたいと切に思っており,対象事業の中でも落ちこぼれるものがないように,できるだけ拾ってくださいということで,技術担当部以下,国土交通省の方に出向いて努力を続けていることをご理解いただきたいと思います。 ◆伊与部敏雄 委員  先ほどの答弁では,45駅のうち7駅が不適合だったが,2駅は既にやっていて,今度は5駅を3年かけてやると。それはいいのですが,ほかの駅は昭和57年の基準に合わせて改良してきたのでしょう。そうしたら,耐用年数は何年なのですか。 ◎北川 技術担当部長  換気や空調関係については大体20年から25年ぐらいを更新の目安にしております。 ◆伊与部敏雄 委員  今は平成16年です。耐用年数20年といったら,昭和57年の基準に合わせて昭和57年から行っていたとすると,もう22年もたっていることになります。基準に合わせて行ったうち,今,耐用年数が切れている駅はないのですか,あるのですか。 ◎北川 技術担当部長  一概に何年と耐用年数を限定できないのですが,寿命が来て部分的にオーバーホールをしますので,大体の幅を持たせております。一般的に,法定的なものでは15年ぐらいですが,今は厳しい状態なので,オーバーホールしてつなぎながら何とかもたせております。そういうことで,大体20年から25年が現在の更新のサイクルになっております。 ◆伊与部敏雄 委員  わかりました。  今のような質問をしなければ我々に説明がないということは,極めて不親切です。事前に何でもいいから,議会にもっと詳しく説明をする一つシステムなり流れをきちんとつくらなかったらむだな時間がかかります。やはり,みんなが共通認識に立って,財政の問題,財源裏づけの問題をしっかり議論しなければなりません。ペーパー1枚を出して審議してくださいと言っても,30分近くいろいろやりとりしなかったら出てこない。質問しなかったら具体的な事実がわかりませんから,もっと具体的にきちんとわかりやすく説明していただきたいということを重ねて要請して,終わります。 ◎黒田 交通事業管理者  今のお話はよくわかりました。  今のことで言えることは,工事内容や,これまでどういう形をとってきたか,コンパクトにまとめた資料をつくり,その資料に基づいて皆さんに事前にご説明し,それで足りない部分は,当日,また質疑していただく形にしたいと思います。 ◆本郷俊史 委員  排煙設備については,残り5駅で,今回2駅ですから,あとの3駅は5年以内に適合になるということです。  一方,避難通路の問題です。  去年2月の韓国火災を受けて,15駅と。その間,ホームさくで対応したりしてきていますが,これが,地下鉄事業経営健全化対策の中で,今後10年かけて全駅の避難通路改修を行うこととし,総事業費55億円となっています。 ところが,それを5年前倒し平成20年度までに完了させなければいけないということになり,大変厳しい財政事情交通局にとってどれくらい影響があるのか。  さらに,排煙設備と違い,地下通路工事はかなり大規模工事になりますし,営業しながらの改修工事では,工期もかなりかかることから,設計から含めて大体3年ぐらいのスパンを見ると思います。そうなってきますと,来年は平成17年ですからもう始めなければ間に合いません。また,2方向通路がとれていない駅も3駅あって,この辺の計画は具体的にどういうふうに考えられているか,2点について伺います。 ◎下村 事業管理部長  当初,健全化計画の中で事業費財源を見込んでいましたけれども,これらの内訳と,それから,平成20年度までに前倒しすることによる,交通局札幌市の財政負担がどういうふうに変わるかということについてですが, 健全化計画で見込んでいる火災対策関係事業費は,排煙設備工事が約5億円,避難通路関係工事が約55億円,総額で約60億円となっております。その財源は,火災対策に関する補助金のほか,火災対策工事と合わせて行う工事の一部について国のほかの補助制度の活用もいろいろ考慮した上で国庫補助金が約12億円,それから一般会計補助が13億円,一般会計からの出資が7億円,残り企業債約28億円を見込みました。  こういった見込みをさらに前倒しして財政負担はどうなったかですが,現在,工事内容に関して国との調整を鋭意進めておりますけれども,現時点で見込まれる総事業費は37億円程度となっております。健全化計画で見込んだものから約23億円程度減額となっており,市全体の負担は大きく減少した状況となっています。 ◎北川 技術担当部長  今後の対応,具体的な内容についてご説明します。  今,委員がご指摘のとおり,昨年,国交省で公表した避難通路に関して未適法の駅は,札幌では全部で15駅ございました。  これらの未適法の内容ですが,一つは,乗降場,つまりホーム端部から50メートル以内にホームから上がる階段,出入り口をつけること,それから,乗降場から地上まで出る避難経路二つ以上設けることという二つの条件があります。この二つの条件がそれぞれ適合していなかったものがあり,50メートルの距離の基準を満たしていないものが全部で6駅でした。この6駅は,主に東西線ですが,ホームの長さに余裕があるので,避難通路階段出入り口からの距離を50メートル以内に確保するため,余分のホーム端の方にさくを置いて実際のホームの長さを調整しました。あわせて,列車の停止位置などを若干調整するなどして,6駅のうちの5駅は本年3月までに措置しました。  なお,円山公園駅だけ残されていますが,ここは,駅の構造上,そういう細工ができないために,後半になりますけれども,平成20年ごろに改善する予定でおります。  それから,避難経路二つ以上確保されていない駅は全部で9駅あります。このうち,地上の道路あるいは公園など公共用地を利用できる駅は,すすきの駅,中島公園駅,幌平橋駅の3駅で,すすきの駅は平成17年度から19年度中島公園駅は平成18年度から20年度,さらに幌平橋駅は平成19年から20年度の間に整備する計画です。現在は,設計,それから,公園地にあるので樹木の診断,調査などを進めております。  残る南北線の北18条駅を初めとする6駅は,用地の確保とかいろいろ難しい問題があります。ただ,現在,国の方で火災対策基準の見直しをやっておりますが,その検討の中で,相対式ホームと言って,上りと下りのホームがそれぞれ分かれている駅がありますけれども,そういう駅には往々にして地下連絡通路を設けてあり,これを避難経路として活用する方法を認めようという動きがあります。これが認められると,北18条駅を初めとする6駅も,平成20年度までにすべてクリアすることが可能と考えております。 ◆本郷俊史 委員  残る6駅は,地下連絡通路避難経路として認められる方向だという話ですが,これは先ほどの37億円には含まれていないのですね。これで6駅が適合しないとなると,また大変なことになるから,安全上の問題もありますが,逆に,何としても認めていただくとして,この見通しが立つのはいつごろになるのか。  それから,今のお話しでは,平成20年度すすきの駅,中島公園駅,幌平橋駅がすべて終わるという計画ですけれども,万が一,平成20年度をまたいで平成21年度にかかるような場合に,何かペナルティーみたいなものはあるのか。 ◎北川 技術担当部長  今,正確にはお答えできませんが,今までのいろいろな交渉の中では,年内もしくは年度内には連絡通路活用等についてはっきりした返事をいただけると思っております。  それから,もし平成20年度をオーバーした場合というご質問です。  今の補助制度そのものが5年を目安となっており,なおかつ,省令も,今までの火災対策基準平成21年3月までということで,5年以内に達成しなさいという通達が出ております。したがって,今のままで行くと,平成20年度を超えた分については,制度がなくなるので補助対象から外れる可能性があります。 ◆小形香織 委員  私は,特にすすきの駅について質問します。  工事の全容は,今,段々のご説明がありました。9月21日の北海道新聞に,地下鉄すすきの駅は2007年度改札口を1カ所増設するという見出しで報道されていました。今,ご説明があったように,排煙設備避難通路についてもすすきの駅が予定されているということです。ここは,コンコースから地上に上がるエスカレーターエレベーター工事が昨年終わり,現在はホームからコンコースに上がるエレベーター設置工事をしています。その後,今度は火災対策基準に適合させる工事をしますから,利用者の方にすると,2年前から工事が始まって,随分長い間工事をしているなという印象を持っていると思います。  この駅の改札口周辺では,人との待ち合わせなどで立っている方も随分いまして,混雑している駅だなと思っているのですが,私は,避難通路を,避難するときだけのものにするより,むしろ,常時,お客さんが利用できるようなものにして,混雑を緩和できるようなものにすべきではないかと思っております。  そこで,ここではどのような避難通路を予定されているのか,今後の計画を明らかにしていただきたいと思います。 ◎北川 技術担当部長  委員がご指摘のとおり,現在,平成13年からすすきの駅の大規模改良工事を進めており,平成17年3月までの工期と考えております。中身的には,駅舎電気室にある老朽化した受変電機器更新ですが,これらはPCBなどを使っているので早く廃止しようと,ほかの駅とあわせて全体計画を立てております。加えて,バリアフリーに配慮したエレベーターエスカレーターや多機能トイレをロビンソン前の出入り口に設置しております。あわせて,火災対策のための排煙設備改良を行っておりました。  この駅の火災対策基準に限って考えますと,排煙については今改修しておりますが,2方向避難は確保できていません。昨年,こういう事態になり,急遽,2方向避難を設けることが急務になったために工事がちょっと長くなりますが,今やっている大規模改良工事に引き続き,平成17年度から19年度にかけて2方向避難通路を何とかつくろうとしております。  また,ご案内のとおり,すすきの駅は歓楽街の入り口でして,1日当たり4万人のお客さんが乗りおりしていますが,現在,改札口が1カ所しかなく,著しい混雑を来しております。そのため,新たにつくる避難通路については,コンコースで言いますと,今,券売機が並んでいる北の方,地下街側ホームからコンコースに上がる出入り口を設けることを検討しております。なおかつ,避難出入り口に併設して改札機とかエスカレーターも設置しようと考えております。 ○三浦英三 委員長  ほかに質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○三浦英三 委員長  なければ,質疑を終了いたします。  次に,討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○三浦英三 委員長  なければ,討論を終了いたします。  それでは,採決を行います。  議案第11号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三浦英三 委員長  ご異議なしと認め,議案第11号は可決すべきものと決定いたしました。  以上で,委員会を閉会いたします。     ──────────────       閉 会 午後1時44分...