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  1. 札幌市議会 2004-05-28
    平成16年(常任)建設委員会−05月28日-記録


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成16年(常任)建設委員会−05月28日-記録平成16年(常任建設委員会  札幌市議会建設委員会記録            平成16年5月28日(金曜日)       ────────────────────────       開 会 午後1時24分 ○村松正海 委員長  ただいまから,建設委員会を開会いたします。  報告事項は,ありません。  それでは,議事に入ります。  最初に,議案第5号 平成16年度札幌公共用地先行取得会計補正予算(第1号)を議題といたします。  理事者から,補足説明を受けます。 ◎佐藤 用地部長  議案第5号 平成16年度札幌公共用地先行取得会計補正予算について,補足説明いたします。  この会計は,主に都市計画道路などの事業用地先行取得及び事業用地取得の際に必要な代替地取得を行うもので,その財源財産収入です。  平成15年度においては,歳出15億6,400万円に対し,歳入が2億8,900万円となっておりまして,差し引き12億7,500万円の不足が生じる見込みとなったもので,これを繰り上げ充用により補てんするものです。  収入不足する原因としては,事業用地取得を円滑に進めるため,事業関係者の必要とする代替地事業年度以前に取得する場合があるほか,事業関係者代替地要望に速やかにこたえるために,ある程度の種類代替地を保有しておく必要があり,結果として,それらを処分するまでの間,財源不足となるものです。 ○村松正海 委員長  それでは,質疑を行います。  質疑はございますか。 ◆横山光之 委員  公共用地取得に伴う代替地対策についてお伺いします。  公共事業の施行に伴って,土地という生活の基盤を失うことになる,立ち退きに応じる事業関係者ですが,その生活再建施策である代替地対策について,何点かお伺いします。  道路の新設,拡幅事業等において用地が買収されることによって,建物等を他の場所移転させなければならない事業関係者は,今までの土地にかわる移転先地を求めなければなりません。公共事業のために立ち退きを迫られる事業関係者にとっては,代替地要望は当然のことと思います。また,代替地提供に当たっては,用地補償と同様に,適正かつ公平でなければならないものと思うのであります。  そこで,本市の取り扱いにおいて,代替地のあっせん並びに提供基準及び方法はどのようになっているのか,お聞きしたい。
     1点目として,代替地提供する場合の要件あるいは基準についてお伺いします。  2点目は,提供する代替地面積についての取り決めや基準はどのようになっているかについてお伺いします。  次に,代替地取得処分についてですが,本市の厳しい財政状況の中において,今後,各種公共事業を進めていくためには,過去にも増して,より一層の効率化が求められているところであり,代替地対策についても同様であると考えます。公共事業の円滑な推進と代替地の速やかな提供による事業関係者負担軽減を図るために,あらかじめ先行的に代替地として提供する土地取得し保有しておくことの必要性はだれもが認めるところですが,本市財政負担を考えると,取得から処分までの期間をできるだけ短期にするなどの措置が必要と考えます。  そこで,公共用地先行取得会計における平成15年度時点土地保有件数面積,それから,代替地対策にかかわる効率化についてどのように対応しているのか,考え方をお聞かせ願いたい。 ◎佐藤 用地部長  代替地面積については,原則としまして,買収する面積と同じか,もしくは,その価格に応じた面積のどちらか少ない方を提供することとしております。  それから,提供する代替地所有要件ですが,買収する土地について,所有権賃借権など,所有について正当な権限を有する者で,移転先が必要な方と定めております。  今,決算整理中ですが,平成15年度末においては61件,面積では2万4,365平米になっております。  これらの土地の効率的な代替地対策についてですが,代替地については,事業関係者からの提供希望にいかに速やかに対応できるかが用地買収円滑化の上で必要なことと考えております。そのために,代替地要望がある場合は,事業関係者移転のスケジュールや,希望する代替地場所,それから面積価格等の意向をあらかじめ把握して,計画的に代替地取得処分を行っているところです。 ◆横山光之 委員  代替地提供についての要件,その他基準についてお伺いしました。  我々議員は,地域において,道路拡幅にかかわって引っ越さなければならないという人たちからはしょっちゅう相談を受けておりまして,当局の大変なご苦労もよく存じております。我々議員としても,円滑な公共事業の遂行のためには,これが効率的かつ公平に行われることがどうしても必要という観点から,事業が適正に行われることを要望したわけであります。  そこで,再度,お伺いします。  平成15年度末において,公共用地先行取得会計で保有している,61件の代替用地土地についてです。この中で,保有期間が5年以上となっているものがどのくらいあるか,お伺いします。  また,5年以上保有している土地については,代替地としての活用が見込めないものとして市民への売り払いを検討してもよいのではないかと思いますが,代替地としての活用が見込めない土地処分についてどのように考えているのか,あわせてお伺いします。 ◎佐藤 用地部長  平成15年度末の時点で,5年以上保有している土地については61件のうち40件あります。面積については,1万6,469平米です。  現在,保有している土地については,事業関係者の多様な代替地要望に対応するために,一般住居用土地がそのうち34件,商業用土地が19件,それから工業用土地が8件と,いろいろな種類土地を保有しておりまして,単純に保有年数の長さだけで処分が可能かどうかを言うことはできないと考えております。  しかしながら,街路事業などの計画の有無とか,他の公共事業の動向,さらには,長年たって代替地としての魅力が薄れたようなものについては,今後,市民への売り払いという方向に積極的に持っていきたい,なおかつ,この売り払いにより財政負担軽減が図れればということで,今年度から考えていきたいと思っております。 ○村松正海 委員長  ほかに質疑はございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○村松正海 委員長  なければ,質疑を終了いたします。  次に,討論を行います。  討論はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○村松正海 委員長  なければ,討論を終了いたします。  それでは,採決を行います。  議案第5号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○村松正海 委員長  ご異議なしと認め,議案第5号は可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第6号 平成16年度札幌砂防用地先行取得会計補正予算(第1号)を議題といたします。  理事者から,補足説明を受けます。 ◎佐藤 用地部長  平成16年度砂防用地先行取得会計補正予算について,補足説明いたします。  この会計は,国が施行する直轄砂防事業事業用地本市用地国債により先行取得するもので, その財源財産収入市債です。  平成15年度においては,歳出8億4,500万円に対し,歳入が8億3,900万円となっており,差し引き600万円の収入不足が生じる見込みとなるので,繰り上げ充用により,これを補てんするものです。  収入不足する原因としては,この会計における先行取得市債財源としていますが,市債の償還については,先行取得した事業用地を国に処分することによって得られる財産収入財源としており,この処分が翌年度以降4カ年以内となるため,処分が終了するまでの間,財源不足となるものです。 ○村松正海 委員長  それでは,質疑を行います。  質疑はございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○村松正海 委員長  なければ,質疑を終了いたします。  次に,討論を行います。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○村松正海 委員長  なければ,討論を終了いたします。  それでは,採決を行います。  議案第6号を可決すべきものと決定することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○村松正海 委員長  ご異議なしと認め,議案第6号は可決すべきものと決定いたしました。  以上で,委員会を閉会いたします。     ──────────────       閉 会 午後1時35分...