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平成16年第 1回定例会−03月08日-05号

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  1. 札幌市議会 2004-03-08
    平成16年第 1回定例会−03月08日-05号


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    平成16年第 1回定例会−03月08日-05号平成16年第 1回定例会                平成16年    第1回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 5 号 )                平成16年3月8日(月曜日)           ――――――――――――――――――――――――議事日程(第5号)  開議日時 3月8日 午後1時 第1 議案第43号から第59号まで(市長提出)  ―――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第43号 札幌食品衛生法施行条例及び札幌地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例案 議案第44号 札幌自転車等の放置の防止に関する条例の一部を改正する条例案 議案第45号 札幌教育委員会教育長給与等に関する条例の一部を改正する条例案 議案第46号 地方独立行政法人法等の施行に伴う関係条例整備等に関する条例案 議案第47号 町の区域を新たに画する件 議案第48号 札幌市区設置等に関する条例の一部を改正する条例案
    議案第49号 市道の認定,変更及び廃止の件 議案第50号 平成15年度札幌一般会計補正予算(第8号) 議案第51号 平成15年度札幌土地区画整理会計補正予算(第2号) 議案第52号 平成15年度札幌老人医療会計補正予算(第2号) 議案第53号 平成15年度札幌公債会計補正予算(第4号) 議案第54号 平成15年度札幌下水道事業会計補正予算(第4号) 議案第55号 札幌基金条例等の一部を改正する条例案 議案第56号 財産の取得の件(学校用地) 議案第57号 公の施設の指定管理者の指定の件(保育所) 議案第58号 公の施設の指定管理者の指定の件(精神障害者地域生活支援センター) 議案第59号 公の施設の指定管理者の指定の件(夜間急病センター)  ――――――――――――――――――出席議員(68人) 議   長       武 市 憲 一 副 議 長       西 村 茂 樹 議   員       村 山 秀 哉 議   員       細 川 正 人 議   員       小須田 悟 士 議   員       峯 廻 紀 昌 議   員       桑 原   透 議   員       藤 川 雅 司 議   員       林 家 とんでん平 議   員       谷 沢 俊 一 議   員       芦 原   進 議   員       阿知良 寛 美 議   員       小 形 香 織 議   員       伊 藤 理智子 議   員       佐 藤 典 子 議   員       坂   ひろみ 議   員       長 内 直 也 議   員       村 松 正 海 議   員       山 田 一 仁 議   員       近 藤 和 雄 議   員       三 宅 由 美 議   員       村 上 勝 志 議   員       藤 原 廣 昭 議   員       三 浦 英 三 議   員       青 山 浪 子 議   員       坂 本 恭 子 議   員       熊 谷 憲 一 議   員       五十嵐 徳 美 議   員       恩 村 一 郎 議   員       小 林 郁 子 議   員       勝 木 勇 人 議   員       鈴 木 健 雄 議   員       横 山 光 之 議   員       馬 場 泰 年 議   員       宮 村 素 子 議   員       大 嶋   薫 議   員       小 野 正 美 議   員       涌 井 国 夫 議   員       本 郷 俊 史 議   員       高 橋   功 議   員       宮 川   潤 議   員       井 上 ひさ子 議   員       高 橋 克 朋 議   員       堀 川 素 人 議   員       笹 出 昭 夫 議   員       三 上 洋 右 議   員       上瀬戸 正 則 議   員       宮 本 吉 人 議   員       畑 瀬 幸 二 議   員       大 西 利 夫 議   員       柿 崎   勲 議   員       義 卜 雄 一 議   員       小 川 勝 美 議   員       飯 坂 宗 子 議   員       原 口 伸 一 議   員       田 中 昭 男 議   員       福 士   勝 議   員       松 浦   忠 議   員       大 越 誠 幸 議   員       高 橋 忠 明 議   員       小 谷 俵 藏 議   員       猪 熊 輝 夫 議   員       川口谷   正 議   員       伊与部 敏 雄 議   員       湊 谷   隆 議   員       小 田 信 孝 議   員       柴 田 薫 心 議   員       佐 藤 美智夫  ――――――――――――――――――欠席議員(なし)  ――――――――――――――――――説明員 市   長       上 田 文 雄 助   役       田 中 賢 龍 助   役       福 迫 尚一郎 助   役       小 澤 正 明 収 入 役       牧 野 勝 幸 交通事業管理者 交 通 局 長     黒 田 隆 樹 水道事業管理者 水 道 局 長     小 川 敏 雄 総務局長        濱 田 雅 英 企画調整局長      下平尾 文 子 財政局長        平 口 愛一郎 市民局長        高 本 光 藏 保健福祉局長      宮 田 睦 彦 環境局長        中 野 淑 文
    経済局長        波 田 正 明 建設局長        田 中   透 都市局長        千 葉   守 下水道局長       仁 科   聰 市立札幌病院長     富 樫 武 弘 消防局長        藤 林 義 廣 教育委員会委員     丹 羽 祐 而 教育委員会教育長    松 平 英 明 選挙管理委員会委員長  越 智 健 一 人事委員会委員長    伊 藤 忠 男 人事委員会事務局長   宮 崎 芳 幸 監査委員        川 越 公 夫 監査事務局長      南   槇 子  ――――――――――――――――――事務局出席職員 事務局長        岸     稔 事務局次長       長 岡   大 総務課長        高屋敷 智 彦 議事課長        大 島 和 幸 調査係長        武 田 章 憲 資料係長        山 越 英 明 議事係長        出 井 浩 義 記録係長        長谷川 万壽美 委員会一係長      酒 井 欣 洋 委員会二係長      中 村 俊 樹 書   記       菅 原 正 子 書   記       柴 井   康 書   記       堀 川 秀 樹 書   記       酒 井 智 美 書   記       本 島 光 二 書   記       松 崎 朗 子  ――――――――――――――――――  〔午後1時開議〕 ○議長(武市憲一) ただいまから,本日の会議を開きます。  出席議員数は,68人であります。  ―――――――――――――――――― ○議長(武市憲一) 本日の会議録署名議員として大西利夫議員高橋克朋議員を指名します。  ―――――――――――――――――― ○議長(武市憲一) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長(岸稔) 報告いたします。  去る3月3日,人事委員会委員長から,議案第22号 札幌職員退職手当支給条例の全部を改正する条例案に対する意見書が提出されましたので,その写しを各議員控室に配付いたしております。  また,去る3月5日,市長から,宮川 潤議員文書質問9項目中,残余の部分に対する答弁書及び松浦 忠議員文書質問5項目中,残余の部分に対する答弁書がそれぞれ提出されましたので,その写しを各議員控室に配付いたしました。  本日の議事日程及び議案審査結果報告書は,お手元に配付いたしております。  以上でございます。  〔報告書巻末資料に掲載〕  ―――――――――――――――――― ○議長(武市憲一) これより,議事に入ります。  日程第1,議案第43号から第59号までの17件を一括議題といたします。  委員長報告を求めます。  まず,総務委員長 山田一仁議員。  (山田一仁議員登壇) ◆山田一仁議員 総務委員会に付託されました議案7件につきまして,その審査結果を報告いたします。  最初に,議案第50号 平成15年度札幌一般会計補正予算(第8号)中関係分,議案第53号平成15年度札幌公債会計補正予算(第4号)及び議案第55号 札幌基金条例等の一部を改正する条例案の3件についてですが,主な質疑として,労働費の補正のうち,札幌サンプラザについて,譲り受けるに当たり,附帯条件はあるのか。譲り受けることにより,本市にとってどのようなメリットがあるのか。今後の施設改修必要性利用見込みなど,譲り受け後の収支の見通しはどのようなものか。また,利用者をふやすためにどのような運営改善を図っていくのか。譲り受けにより,今後の運営赤字を本市が補てんすることになるという懸念があるが,どのように考えているのか。複合施設である当該施設管理運営について,事業ごとに分割委託することは可能なのか。当該施設内に就業サポートセンターを設置する予定があると聞くが,個室をSOHOやNPOの活動支援のために貸し出す考えはないのか。営業目的の施設は民間企業を圧迫するものであり,市が所有することは望ましくないと考えるが,どのような検討を経て譲り受けることにしたのか。総務費の補正のうち,札幌ドーム改修費用について,運営企業と本市の負担割合はどのような考え方に基づいて決定するのか等の質疑がありました。  続いて,討論を行いましたところ,市政改革クラブ松浦委員から議案第50号中関係分について否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。  引き続き,採決を行いましたところ,議案第50号中関係分については,賛成多数で可決すべきものと,議案第53号及び議案第55号については,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第46号 地方独立行政法人法等の施行に伴う関係条例整備等に関する条例案についてでありますが,主な質疑として,地方独立行政法人について,今回の条例改正により,地方公共団体と同一の情報公開水準が担保されるが,民間法人との差はどのようなものか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第56号 財産取得の件(学校用地)についてですが,主な質疑として,当該用地取得価格について,北海道住宅供給公社から提示を受けて,本市はどのように価格査定を行ったのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,町の区域に関する議案第47号及び議案第48号の2件についてですが,質疑・討論はなく,採決を行いましたところ,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長(武市憲一) 次に,文教委員長 村上勝志議員。  (村上勝志議員登壇) ◆村上勝志議員 文教委員会に付託されました議案2件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第50号 平成15年度札幌一般会計補正予算(第8号)中関係分についてでありますが,主な質疑として,校内LANの整備について,利便性が向上し,コストを抑制できることから,無線LANを導入すべきと考えるが,どのように検討したのか。校内LANについて,高い教育効果を得るため,また,教職員の事務効率化を図るために,どのような活用方法を考えているか。学校施設整備など,翌年度へ繰り越す事業について,地域経済対策の観点から,可能な限り早期に発注すべきと考えるがどうか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第45号 札幌教育委員会教育長給与等に関する条例の一部を改正する条例案についてでありますが,質疑・討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長(武市憲一) 次に,環境消防委員長 近藤和雄議員。  (近藤和雄議員登壇) ◆近藤和雄議員 環境消防委員会に付託されました議案2件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第50号 平成15年度札幌一般会計補正予算(第8号)中関係分についてでありますが,主な質疑として,補正予算に計上された望楼の解体について,歴史的建造物として何らかの形でその保存を図るべきと考えるが,どのように検討しているのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第54号 平成15年度札幌下水道事業会計補正予算(第4号)についてでありますが,主な質疑として,管路延長事業を前倒しして実施するとのことだが,今日の経済状況を考慮し,発注時期はできるだけ早くすべきと考えるが,どうか。地下水メーターの誤作動に伴う下水道使用料の還付について,再発防止をするため,今後の対応策をどのように考えているのか等の質疑がありました。  これに対して,理事者から,地下水利用者に対し,給排水設備の点検を呼びかけるとともに,古くなったメーターについては交換の協力を要請したいと考えている。あわせて,地下水メーター検針業務点検促進業務を追加することを含めて,対策強化に努めていきたい等の答弁がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長(武市憲一) 次に,厚生委員長 本郷俊史議員。  (本郷俊史議員登壇) ◆本郷俊史議員 厚生委員会に付託されました議案6件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第50号 平成15年度札幌一般会計補正予算(第8号)中関係分についてでありますが,主な質疑として,生活保護費の増加が本市財政圧迫要因とされており,今回の補正でも24億円の追加があるが,その要因をどのように分析しているのか。生活保護費は,4分の3を国が負担しており,残りも基準財政需要額に算定されて交付税で措置されているため,本市財政圧迫要因にならないと思うが,どうか。不正受給については,断固たる姿勢で臨むべきであり,その防止のため,今後どのような取り組みを行うのか。働ける状態にある生活保護受給者の自立を促すため,区役所でハローワークが実施する高齢者就業相談などとも連携し,就労支援を強化すべきではないか等の質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第50号中関係分は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第59号 公の施設の指定管理者の指定の件(夜間急病センター)についてでありますが,主な質疑として,本市の救急医療体制は,初期から3次までの体制で成り立っているが,それぞれどのような医療に対応しているのか。夜間急病センターは,本市の初期救急医療体制の役割を担う唯一の施設だが,患者数はどのように推移しており,診療科別患者数はどのようになっているのか。新しい夜間急病センターが4月に開設され,診療機能も充実すると聞くが,2次,3次の救急医療体制についてもどのような充実が図られるのか。また,開設者医師会から札幌市に変更になることにより,運営方法にどのような違いが生じるのか。新しい夜間急病センターの運営が赤字になった場合の対応について,一般会計からの繰り入れを行う可能性があるのか。新しい夜間急病センター指定管理者と結ぶ協定の内容について,医療事故などの不測の事態が生じた場合の対応も十分留意して検討していくべきではないか。南ヶ丘診療所は3月で感染症指定医療機関の機能を失うため,4月以降に緊急の感染症患者が発生した場合の対応が懸念されるが,本市の救急医療体制でどのように対応するのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第59号は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  最後に,議案第43号中関係分,第52号,第57号及び第58号の4件についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長(武市憲一) 次に,建設委員長 井上ひさ子議員。  (井上ひさ子議員登壇) ◆井上ひさ子議員 建設委員会に付託されました議案5件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第44号 札幌自転車等の放置の防止に関する条例の一部を改正する条例案についてでありますが,主な質疑として,放置自転車対策を推進するため,現在9地区で指定されている放置禁止区域の拡充が必要と考えるが,今後どのように取り組んでいくのか。条例改正により,禁止区域以外でも放置自転車の撤去が可能になるとのことだが,撤去までの期間を3日間とするのは短過ぎるのではないか等の質疑がありました。  これらに対して,理事者から,放置禁止区域の指定については,平成16年度にJR手稲駅周辺及び地下鉄白石駅周辺の2地区の指定を検討しており,将来的には,一定程度の駐輪場が確保された地区で,問題が深刻な地域から順次実施していきたい等の答弁がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第44号は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第43号中関係分,第49号,第50号中関係分及び第51号についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長(武市憲一) ただいまの各委員長報告に対し,質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(武市憲一) 質疑がなければ,討論に入ります。  通告がありますので,発言を許します。  松浦 忠議員。  (松浦 忠議員登壇
    松浦忠議員 私は,市政改革クラブを代表いたしまして,ただいま上程されております議案のうち,議案第43号から第49号まで及び議案第51号から第59号までの16件には賛成いたしますが,議案第50号には反対をいたします。  ご存じのように,議案第50号は,サンプラザ買い取りの問題であります。  サンプラザは,ご承知のように,札幌市の市電の車庫の跡地の活用をめぐって,当時,労働省外郭団体から補助金が出て,そして,札幌市も一部負担をして建設するという,いわゆる勤労者福祉向上ということで建設がされました。当初は,その目的が確かにありました。  しかし,今,札幌市で抱える国から譲り受けた幾つかの施設の中で,問題になっているのは労働省からの二つであります。一つは,皆さんご存じのように,昭和40年代にですね,勤労青少年ホームという,地方から都会に就職をしてくる,そして,そこでの友達がいない,その青少年が集う場所として,勤労青少年ホーム労働省の肝いりで全国につくられました。これは一定の役割が終わって,札幌市に移譲されました。今,札幌市は,この利用実態を含めてですね,この維持管理大変苦慮をいたしております。  また一方,今回出されておりますこのサンプラザも,平成13年12月に,国が所管する外郭団体の整理をするという閣議決定に基づいてですね,中央省庁のそれぞれの外郭団体へ出資している,出資団体出資金を全部引き揚げるなり,あるいは,かかわっているものは移譲するなり,売却するなり,取り壊すなりということでの方針を決めて取り組んできている,その一環の施設であります。そんな中で,これは札幌市が買い取りをしなければ,国が平成17年度末に解体をして,更地にして札幌市に返すというものであります。  今回,国の方は,10億円ちょっとの金をかけて,一部,設備などを改修いたしました。札幌市も,持ち分の比に応じて2億円弱の金を出しました。しかし,国からはですね,この施設の運営管理札幌市が向こう13年間やっていくという条件がついております。この施設については,昭和61年から営業が開始されて以来,補助金として,実に今までに投入された金が5億円を超えております。累積赤字も3億円を超えております。  このような状況からすればですね,ホテル結婚式場など宴会場,そしてプールなども併設をされておりますが,今日段階の札幌市内における,例えばホテル部門であれば,民間ホテル客室数からいってもですね,これは,もはや民間ホテル余剰状態だと。先般の雪まつりでもわずか二,三日しか民間のホテルは満室になっていない。こういう状態から,民間ホテルからは,こういう官がかかわっている共済組合などを含めたホテル業は撤退してほしいと,こういう声が以前からも強く出されております。  そんなことからすればですね,今回の問題については,国の,いわゆる外郭団体整理方針から派生した問題でありますから,今回は,国に,きちっと解体をして,更地で戻してもらう。そして,プールが必要であればですね,どの場所に建てることが北区のプールとして必要なのか,そのことを,市長は,北区の区民の皆さんの意見を十分いただいて,そして,その上でプール建設についてどうするかということをきちっと決めていく,私はこれがあるべき姿だと思います。  今回の議案になっていませんから今は申し上げませんけれども,今回のほかに,旧郵政省の外郭団体の出資を受けてつくった施設が札幌市には二つあります。これも,後ほどの議会で指摘をし,市長にその扱いをきちっと求めてまいりますけれども,そういう,国から言われて,国の後始末を,札幌市が後々の負担を抱え込むというのは,これは間違いであります。  したがって,私ども会派といたしましては,このサンプラザ買い取り,金額にしたら3,800万円余りだ,4,000万円弱だから安いもんだと,こういうですね,何か子供が駄菓子屋に行ってキャラメルかあめ玉を買うような感覚での議論がされておりますけれども,そういう問題ではない,後々の負担もまだずっと続いていく。去年の1年間で約1億円の補助金を出しているわけであります。それでもなおかつ,赤字が出るかどうかという瀬戸際の問題であります。  そんなことからしたらですね,こういうものは,きちっと清算するときには清算をする,このことが大事であります。何でもかんでも引き受けてですね,それでやり切れるのかといったら,これはやり切れません。  したがってですね,市長は,そういうことで,行政の本来のあるべき姿を市民に問いかけて,そして,整理をするものはしていくという,市長は,こういう方針に立って,今,行政を進めているわけでありますから,前市長時代からの引き継ぎであったとしてもですね,これはやっぱり,市長がかわって方針を変えるとすればですね,きちんと市長の今やっている方針に基づいて,私は,国に対してですね,方針変更します,これは解体してください,きちっとこう言うべきだったというふうに思います。  この点を市長に指摘して,その理由から我が会派は反対をするということを申し上げて,終わります。 ○議長(武市憲一) 以上で討論を終了し,採決に入ります。  この場合,分割して採決を行います。  まず,議案第50号を問題とします。  本件を可決することに賛成の方は起立を願います。  (賛成者起立) ○議長(武市憲一) 起立多数です。したがって,議案第50号は可決されました。  次に,議案第43号から第49号まで,第51号から第59号までの16件を一括議題といたします。  議案16件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(武市憲一) 異議なしと認めます。したがって,議案16件は可決されました。  ―――――――――――――――――― ○議長(武市憲一) お諮りします。  本日の会議はこれをもって終了し,明日3月9日から3月29日までは委員会審査等のため休会とし,3月30日午後1時に再開したいと思いますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(武市憲一) 異議なしと認めます。したがって,そのように決定しました。  ―――――――――――――――――― ○議長(武市憲一) 本日は,これで散会いたします。  ――――――――――――――――――      散 会 午後1時25分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長        武   市   憲   一  署名議員        大   西   利   夫  署名議員        高   橋   克   朋...