今冬は,
雪対策基本計画に基づきまして,重点的な施策を織りまぜるとともに,各工種にわたり効率的で効果的な除排雪を行ってまいりたいというふうに思っているところであります。
まず,(1)の
除雪体制についてでありますが,
幹線マルチにつきましては,10月24日に既に業務に着手しております。
作業期間は11月1日から3月30日まで,151日間であります。また,
地区マルチにつきましては,11月13日に
業務着手をしまして,11月20日から3月30日までの132日間を
作業期間としてございます。
除雪センターにつきましては,いずれも12月1日から3月20日までの開設を予定してございます。
(2)の
バスレーンでございます。通勤・通学の市民の皆さんの足を確保するために,
車道拡幅及び
運搬排雪の強化を図り,バスの定時性の確保に努めてまいりたいというふうに思っているところであります。
(3)の
通学路排雪であります。3
学期開始時までに排雪を行い,児童の
安全確保を図ってまいりたいと考えているところであります。
4番目の
交差点排雪であります。主要な
幹線道路について,その
道路機能を強化し,より効果的な排雪を行うため,全市的な実施時期の調整を行いまして,円滑な
交通確保を図るとともに,さらに,
雪対策基本計画に基づきまして,渋滞の解消を目的としまして
交差点排雪を強化してまいりたいというふうに思っているところであります。
(5)の
歩行者対策であります。地下鉄駅,JR駅などの
公共施設周辺で歩行者の多い箇所を対象としまして,
凍結防止剤,滑りどめ材の散布を強化しまして,また,
パートナーシップ型の
歩行者対策としまして砂箱の増設に努めてまいりたいというふうに思っているところであります。
次の
ロードヒーティングであります。
雪対策基本計画に掲げる効率的で効果的な冬期
路面管理を推進するために,
縦断勾配がおおむね6%以下の
幹線道路を対象に,
既存ロードヒーティングを停止しまして,除排雪と
凍結防止剤の散布の強化による
路面管理手法に順次努めてまいりたいというふうに思っております。
(7)の
雪堆積場であります。今冬は,公募,民活合わせて58カ所を用意していますけれども,そのうち早期の降雪に対応するため,12月1日から6カ所の
雪堆積場を開設してまいりたいというふうに思っているところであります。
最後の雪害の対策であります。
交通障害などによる
市民生活の影響を最小限にするために,豪雪時
対応指針に基づきまして,迅速かつ適切に対応させていただきたいというふうに思っているところであります。
次に,3ページでございます。
4番目の
道路除雪事業についてであります。平成15年の事業費につきましては,ここにゴシックでございますように115億4,600万円で,平成14年度の113億6,400万に対しまして1.6%の増となってございます。
工種別の事業量,事業費につきましては,資料の最後の6ページに
除雪事業計画一覧表を添付してございますので,これを参考にしていただきたいというふうに思います。
また,平成15年度の
マルチゾーンの数につきましては,昨年同様の39地区となってございます。
続きまして,各工種の
事業内容についてご説明をさせていただきます。
(1)の
車道除雪であります。
本市管理の幅員8メートル以上の道路,または,8メートル以下の道路につきましても
機械除雪が可能な路線につきまして,降雪量だけでなく,吹きだまりの
発生状況や
圧雪状況及び路面の
でこぼこ状況などを総合的に判断しまして,計画的な
除雪作業を実施することにしてございます。
除雪計画延長につきましては,
管理延長5,289キロのうち96.4%に当たります5,100キロでございます。
除雪回数につきましては,
全区平均では
幹線道路が25回,
生活道路につきましては15回を見込んでございます。また,
除雪計画全路線を対象としまして,
ロータリー除雪による
拡幅除雪を行い,車道の
有効幅員の確保を図りたいというふうに思っているところであります。
(2)の
歩道除雪であります。
これにつきましては,
バス路線及び住宅の
連檐地区などの歩行者の多い幅員2メートル以上の歩道を対象に実施することとしてございます。
除雪計画延長につきましては,
歩道幅員2メートル以上の歩道3,733キロのうち90%に当たります3,350キロであります。
除雪回数は,
全区平均で16回を見込んでございます。
(3)の
運搬排雪についてでございます。
まず,
バス路線や交通量の多い
幹線道路及びJR,
地下鉄駅等の車両の集中する路線1,309キロを対象に実施することにしてございます。このうち,
バスレーンに指定されている44キロにつきましては,バスの
定時性確保と
交通渋滞の緩和のために排雪の強化を図るとともに,
幹線道路,同種の交差点の
渋滞緩和を目指しまして,184カ所の主要な交差点で排雪を強化してまいりたいというふうに考えているところであります。
また,通学路につきましては,
教育委員会が指定しております通学路のうち,シーズンを通して
歩行者空間が確保されない267キロについて,排雪によって
道路幅員を確保して児童の
安全対策に努めてまいりたいというふうに思っているところであります。
さらに,
パートナーシップ関連排雪としましては,
申請区域内の10メートル以上の348キロを見込んでございます。
次に,4ページをお開きください。
パートナーシップ排雪であります。
地域の方々の申請に基づくものでありますけれども,これにつきましては10メートル未満の
生活道路1,180キロを見込んでございます。
(5)の
凍結路面対策でございます。
安全,快適で円滑な
冬季交通を確保するために,
幹線道路や
バス路線などについて
車道除雪及び
主要交差点周辺の排雪の強化を図るとともに,665キロを対象に
凍結防止剤を散布することにしてございます。歩行者の
安全対策としましては,歩行者の多い地下鉄駅,JR駅や
公共施設周辺の歩道を対象に
凍結防止剤などの散布を強化するとともに,とりわけ
薄野地区,北24条駅,それから麻生駅の三つの地区を
重点地区と位置づけまして,
歩道散布専用車による散布の強化,また機械に装着しているつめで
圧雪路面に傷をつける作業も行ってまいりたいというふうに考えているところであります。また,市民との
パートナーシップによる
歩行者対策としまして,砂箱の設置を早期に達成するため,今冬は100個増設して,全体では422個の設置を考えてございます。
次に,
ロードヒーティングにかわる
路面管理手法につきましては,昨年度の厚別区,豊平区の7区間を継続するとともに,今年度につきましては,新たに厚別区の1区間を加えて,白石区,清田区及び東区の南郷通,厚別通,
羊ケ丘通などの6路線,8区間につきまして実施したいというふうに考えているところであります。
(6)の
市民助成トラックであります。
町内会などの
運搬排雪を支援するために,
無償貸し出しトラックを6,500台見込んでございます。
(7)の
雪堆積場であります。
市の
運搬排雪や市民,企業からの排雪に対応するために,豊平川を初めとする国や道の
管理河川敷地18カ所,市有地12カ所,民有地28カ所の計58カ所を開設しまして,総搬入量1,275万立米を処理することとしております。
なお,
市専用雪堆積場につきましては,58カ所のうち25カ所でございます。
また,早期の降雪に対応するため,12月1日から6カ所の
雪堆積場を開設したいというふうに思っております。
なお,この6カ所のうち,中央区,北区,南区,手稲区の4カ所につきましては24時間の受け入れ,それから,白石区,清田区の2カ所につきましては日中のみの開設を予定してございます。
(8)の
広報業務であります。
市民,企業との連携を深めて効率的な雪対策を推進するためには,積極的な
広報活動として,広報さっぽろのほか,札幌市のホームページなどメディアを幅広く活用して市民に対するPRに努めてまいりたいというふうに思っております。それから,ことしも,冬期間の
生活ルールや
パートナーシップ制度の案内,それから除雪に関する
問い合わせ先をまとめた冬のガイド帳を広報さっぽろに織り込んで全戸へ配布し,情報の提供を行うようにしたいと思っております。また,地域の代表の方々との意見交換の場であります
地区除雪連絡協議会を通しまして市民へのPRに努めてまいりたいというふうに思っているところであります。
さらには,児童の雪対策の関心を高めるという観点から,環境局,水道局,
下水道局と共同しまして小学生用の副教材を作成し,事業に活用しているところでございます。
次に,5ページをお開きください。
その他事業であります。
1番目の流雪溝についてであります。
藻岩下流雪溝を初めとしまして6カ所の流雪溝を供用してございますけれども,平成15年度につきましては,
北郷流雪溝の整備を完了いたしまして,平成16年1月の
供用開始を予定してございます。
(2)の
融雪施設であります。
厚別,発寒,
都心北融雪槽など7カ所の
融雪施設を供用してございますけれども,平成15年度には,
新川融雪槽,それから伏古川融雪管の整備を完了いたしまして,平成16年2月に供用を開始したいという予定をしてございます。
3番目の施設型の
雪堆積場であります。
雪堆積場の確保につきましては,年々難しくなっているということから,専用の用地を確保しまして,夏季には
スポーツ広場として使用できるような
複合施設として堆積場を計画的に整備しているところでございます。既に,
屯田地区,それから
澄川地区の
雪堆積場が供用されているところでございまして,平成15年度には新たに
発寒地区雪堆積場の
供用開始を予定してございます。
次に,
ロードヒーティングについてであります。
今後は,老朽化した
既存施設の改修工事を計画的に行ってまいりたいというふうに思っております。平成15年度には,
清田地区の清田3号線のほか3カ所,それから厚別の跨
線人道橋1カ所を実施しているところであります。
以上で,平成15年度
除雪事業実施計画の概要について,私からのご説明を終わらせていただきたいと思います。
○
井上ひさ子 委員長 それでは,質疑を行います。
質疑はございませんか。
◆
峯廻紀昌 委員 私の方から,
雪堆積場について,1点,お伺いをいたします。
ただいま,
除雪事業の
実施計画概要の説明で,今年度の
雪堆積場は,
河川敷地18カ所,市有地12カ所,そして民有地28カ所の計58カ所が確保されたということでございました。
私は,さきの
決算特別委員会の中で,東区の
モエレ南地区,厚別区の
山本北地区,さらには西区の五
天山地区など,大
規模雪堆積場が使用できなくなり,全市で約200万立米の不足が生ずるということから,今冬の雪処理がどうなるかということで質疑をさせていただきました。そのことにつきましては,
雪堆積場の処理量は,公募型あるいは民活型,さらには
融雪施設の
新規供用開始を含めて,平年並みの全市総量の1,600万立米を受け入れることができるということでお話がありました。また,区ごとの雪処理については,大
規模雪堆積場が閉鎖となった東区,厚別区,そして西区においては,昨年度を下回る
雪処理容量となることから,不足分については隣接区へ運搬してやるなど,全市的な枠組みの中で調整を図って処理をしていくということで答弁がありました。
そこで,質問でございますけれども,
雪堆積場の確保は決定したわけであります。しかし,不足する部分を隣接区で処理をするという中で,とりあえずここに入れて満杯になったら違うところという形にはならないと思いますので,そういった中で区ごとの処理について不足する区の処理量がどのぐらいになるのか,また,不足分をどういう形で隣接区の中で処理をしていく計画をお持ちになっているのか,お伺いをしたいと思います。
◎志賀
雪対策室長 今のご質問でございます。
各区における大
規模雪堆積場の閉鎖に伴う不足の量,それから,それをどういう形で解消していくのかという話だと思います。
先般も委員会の中でお話をさせていただいたとおり,大規模な閉鎖によって東区と厚別区,西区においては雪の処理量が不足となります。具体的には,東区につきましては,約300万立米の発生に対しまして区内で処理できる量は250万立米でございます。不足する50万立米につきましては,主に北区の上篠路,
拓北方面,それから
新琴似方面に運搬をしたいというふうに思っております。それから,厚別区につきましては,厚別区全体では140万立米の発生を予定してございます。区内で処理できる量につきましては,110万立米となってございまして,不足する約30万立米につきましては,白石区の厚別川の
河川敷地と清田区の
羊ケ丘方面に運搬をしたいというふうに思っているところであります。それから,西区につきましては,約150万立米の発生量に対しまして区内で処理ができるのが90万立米となってございます。不足する60万立米につきましては,手稲区の
前田方面,それから,幸いにして
民活型雪堆積場として今年度から新規に応募していただき採用した
山口方面の2カ所の
雪堆積場へ運搬したいというふうに考えております。
いずれにしましても,大規模な
雪堆積場を閉鎖することによって足りなくなった部分については,隣接区に対して運んでいきたいというふうに思っています。ただ,雪の搬入量につきましては降る量によって変わりますので,そういう意味では,そういう形の中で
臨機応変に対応させていただきたい。基本的には今言ったような形でやらせていただきますけれども,量によっては
臨機応変にやらせていただきたいというふうに思っています。
◆
峯廻紀昌 委員 今,ご説明がありましたお話を聞きますと,今年度については,具体的に不足分はどちらに搬入してという計画のお話がありましたので,安心をいたしました。
特別委員会でもお話をしたように,これから先も含めて,今は58カ所確保した中でも,以降は使えなくなる可能性の場所も多くあります。そういう中では,委員会の中で,やはり本市の所有地の中で安定的な雪処理ができる体制をつくってほしいということで私は申し上げました。そういった意味では,今年度は早急な話ですから今の形でやっていただくとしても,次年度以降も含めて,やはり,その地区の雪はその地区で処理をするという形を基本としていただきたい。当然,隣接区に行けばコスト面でも大分変わってくるわけですから,本市の市有地,あるいは,今,市で持っている未利用地域などの活用を含めて,安定的な雪処理ができる
体制づくりをしていただくことを求めまして,私の質問を終わりたいと思います。
◆
阿知良寛美 委員 ことしの2定の
特別委員会で,私は,わだちとか歩道の段差を少しでも解消したいということから,
技術レベルを向上させるために実地研修をということで質問させていただいたと思います。今冬からという回答があったと思うのですけれども,その辺の計画をちょっとお聞かせ願いたいと思います。
◎志賀
雪対策室長 あのときは,
オペレーターの技術を上げるということで,札幌市みずから研修をやっていってはというお話をされまして,私の方も検討させていただきたいというようにお答えを申し上げたところであります。
全市が一度にやるという話については,実はなかなか難しい面もございます。けれども,委員がおっしゃるような形で,市みずから,
オペレーターに対する指導・育成という観点から,やれるところからやりたいということで,先日の10区の
土木部長会議においてもぜひ取り組んでいただきたいというお話をさせていただきました。しかし,具体的な
メニューとかフォーマットみたいなものはまだ検討している最中でございまして,そういう中で個別な形で姿を見せるまでにはまだ達してございません。正直に言って,そういう話になっています。
今後とも,当然,業者任せということではなく,市の方としても
発注者責任としてそういう形の中で取り組むということについては,やっていきたいというふうに思っていますので,もうしばらく時間をおかし願えればというように思います。
◆
阿知良寛美 委員 具体的に,例えば試行的にやるということもないのですか。
◎志賀
雪対策室長 実は,一部で取り組んでいるところもございます。例えば,手稲区のように取り組んでいるところもございます。そういう意味では,一遍にという話にはならないかもしれませんけれども,少しずつそういう
技術指導をやれるような形の中で,取り組めるところは取り組んでくださいということでお願い申し上げているという話であります。
◆
阿知良寛美 委員 手稲区は,もう既に一部実施していることはお聞きしておりましたから,それ以外の区でもということで質問をさせていただいたつもりなのです。
今後,具体的に進めていただきたいということを重ねて要望いたします。
◎志賀
雪対策室長 今そういう方向で取り組んでいますけれども,具体的な
メニューとして出しているという話ではないということです。よろしくお願いします。
◆
伊藤理智子 委員 私は,
ロードヒーティングについて質問させていただきます。
冬の
凍結路面の危険な状況は,現在でも市民の不安が大きく,安全で安心できる
路面管理を行政の責任で行ってほしいという要望が強い問題です。
そういう中で,昨年から
ロードヒーティングの停止が始まっていますが,平成14年度の厚別区と豊平区の
停止箇所3路線7カ所では,
停止箇所を含む一定の区間を
路面管理強化区間と位置づけて
凍結防止剤の散布などを強化しているとのことですけれども,昨年度の
実施状況はどうだったのか,6時間ごとの
パトロールで
スリップなどの
トラブルはなかったのか,お尋ねいたします。
◎志賀
雪対策室長 昨年度の
ロードヒーティング停止の
実施状況,それから
パトロールの中で具体的な渋滞等のいろいろなものがなかったのかというご質問だと思います。
一つ目の14年度の
ロードヒーティングの
停止箇所における
凍結防止剤の
散布状況でありますけれども,
凍結防止剤の効果が持続する時間を考慮いたしまして,おおむね6時間ごとに
路面状況の
パトロールを行い,必要に応じて
凍結防止剤の散布を実施してございます。14年度の具体的な
散布状況でございますけれども,厚別区では,2区間の
停止箇所を含む3.3キロについて,委員がおっしゃるような
路面管理強化区間と位置づけまして,280回の
散布回数で
凍結防止剤130トンを使用してございます。豊平区につきましては,5区間の
停止箇所を含む3.5キロを
路面管理強化区間としまして,274回の散布で
凍結防止剤149トンを使用しまして
路面管理強化を図ってございます。
次に,
トラブルがなかったのかという話でございますけれども,それぞれの区におきましては,ヒーティングの
停止箇所の
スリップ事故など,それから,
スリップによる渋滞などの苦情はなかったというふうに報告を受けていますし,そういう形で認識をしてございます。
◆
伊藤理智子 委員 今回,平成15年度
停止路線が発表されていますけれども,そこについてお聞きします。
札幌−夕張線の南郷18丁目南は,勾配は4.2%ですが,
ロードヒーティングが設置される以前は,
トラックなどの大型車両が頻繁に通行するところで,
トラックが
スリップをして一度とまると坂を上れず,大谷地まで渋滞してしまう大変な場所であり,当時は
ロードヒーティングを設置してほしいという要求が強く,そういう経過の中で
ロードヒーティングが設置されたところです。
先ほどの答弁で,
路面管理強化区間としてしっかりと対応しているとのことですが,
トラックの
スリップなど,渋滞が頻繁に起こることが予測される場合の対応策について伺います。
また,6時間ごとに
パトロールをすることになっていますが,
降雪状況や気温の変化などによっては
トラブルの発生しやすい路線についてきめ細かい対応を考えているのかどうか,伺います。
◎志賀
雪対策室部長 南郷18丁目のところでありますけれども,これにつきましては,
強化区間の中で散布の強化という形で整備をさせていただきたいということで,大丈夫である,やれるのではないかというふうに思っているところでございます。
それから,2点目の
臨機応変な対応ということでございます。
6時間ごとに
パトロールをしながらやっているわけでございますが,例えば,今冬におきまして,急激な温度の変化,それから
降雪状況を見まして,あるいは,
降雪予測システムの活用とか,
停止区間の重点的な
パトロールとか,こういうことで
臨機応変に状況に応じた適切な対応をさせていただきたいというふうに考えているところであります。
◆
伊藤理智子 委員 最近では,
凍結路面でのスパイクタイヤなどの装着率もふえてきて問題となっています。冬道の
凍結路面対策について,整備充実してほしいと多くの市民から要望が出されています。そういう中で,
ロードヒーティングの停止は市民の要望に逆行するものです。
我が党は,引き続き,
ロードヒーティングは廃止すべきではないという立場です。現在,勾配の緩やかな箇所から
ロードヒーティングの停止が始まっていますが,
路面管理強化区間として対策を講じても
交通渋滞や危険が生じた場合は,市民からの不安が寄せられた場合,機械的に対応するのではなく,
ロードヒーティングを継続することを含めた対策をしっかりと行うことを求めて,質問を終わらせていただきます。
◆佐藤美智夫 委員 ことしは,初雪が12日遅い,
気象予報も平年並み,そういう中で1.6%,1億8,200万円をふやしたというのは,除排雪が目的なのか,堆積場なのか,ふやした一番の目的は何を想定しているのですか。
◎志賀
雪対策室長 まず,要素は三つありまして,一つは,当然,道路は年々少しずつふえてきますので,そういうことでの
路面管理の話です。これは大して大きくないのですが,二つ目としましては,
雪対策基本計画に基づく重点化の事業がございます。例えば,
凍結防止剤の散布とか,歩行者の滑りどめの対策とか,そういう形の中で粛々とアクションプログラムの強化を図っていきたいという部分です。もう一つは,先ほどの
雪堆積場の閉鎖とか,それに基づきまして運搬距離の延長が伸びるわけです。そういう中で1.6%ぐらいの伸びになっているということでございます。
◆
井上ひさ子 委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
井上ひさ子 委員長 質疑がなければ,質疑を終了いたします。
以上で,委員会を閉会いたします。
──────────────
閉 会 午後1時34分...