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札幌市議会
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2003-05-29
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平成15年(常任)建設委員会−05月29日-記録
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札幌市議会 2003-05-29
平成15年(常任)文教委員会−05月29日-記録
取得元:
札幌市議会公式サイト
最終取得日: 2024-09-10
平成
15年(
常任
)
文教委員会
−05月29日-
記録平成
15年(
常任
)
文教委員会
札幌市議会文教委員会記録
平成
15年5月29日(木曜日) ──────────────────────── 開 会 午後1時37分 ○
村上勝志
委員長
ただいまから,
文教委員会
を開会いたします。
報告事項
は特にございません。 それでは,議事に入ります。 最初に,
議案
第1号
平成
15年度
札幌
市
一般会計補正予算
(第2号)中,
関係分
を
議題
といたします。
質疑
を行います。 ◆
熊谷憲一
委員
補正予算
のうち,私は,
インターンシップ
について
一つ
と,それから
旭丘高校
の
単位制導入
の問題について,大きく分けて
二つ
,
懸念
と
問題点
を指摘し,
お答え
を願いたいと思います。
一つ
は,
インターンシップ
についてでありますけれども,この
事業
については,私は非常にいい
取り組み
であるというふうに考えますが,取り組むに当たっての
問題点
や
懸念
について,2点,
質問
させていただきます。
一つ
は,
インターンシップ
を円滑に
導入
する際にかかわる仕事をだれが担うのかということであります。 その窓口だとか
調整作業
をどこが行うのか,
教育課程
上の位置づけはどうなるのか,あるいは,
指導担当
はだれが担い,
評価
はどうなるのか,結局は
教職員
にその
負担
がかかって
過重負担
にならないのかどうか,その辺についてお聞きをしたいと思います。 この問題で,もう一点は,不況が続いている中で,
インターンシップ
を受け入れる
企業
が実際に
希望
に見合った形で確保できるのかどうか,この点についてお聞きをしたいと思います。 それから,
単位制
の
導入
の問題でありますけれども,
旭丘高校
に進学型の
単位制
を
導入
するということになって,
学区
の縛りもなくすということであります。このことが,
教育改革
の
委員会
でも議論された,
大学受験
に偏った
エリート校づくり
にならないのかどうか,その
対策
はどういうふうにとられているのか。この点で,既に先行的に
単位制
を
導入
している
学校
があると思うのですけれども,その
学校
の実態について
評価
などがあれば,お示しを願いたいと思います。 それから,
単位制
の問題で
二つ目
は,
クラス
という基礎的な
集団形成
が,
単位制
を
導入
することによって不十分になるのではないかという
懸念
です。特に,
高校
生は,
集団
の中で切磋琢磨していくということが,
教育
上,非常に重大だと思いますけれども,今回の
単位制導入
でそういう
集団形成
が失われることがないのか,お伺いをしたいと思います。 それから,
質問
の
三つ目
は,今でも,
学校間格差
といいますか,
学力格差
というのがあるわけですけれども,
単位制導入
で
学区
もなくしていくということで,この
格差
をむしろ助長するというようなことにならないのか,お聞きをしたいと思います。 ◎
佐々木
学校教育部長
初めに,
事業
の
推進
により
教員
の
過重労働
につながるのではないかというご
質問
でございますけれども,
インターンシップ等
によりまして,
企業開拓
や
企業
と
生徒
とのマッチング,
企業講話
などの
生徒
の
事前指導
などを行う必要が出てまいります。こうした
取り組み
は,
一つ
の
学校
や一人の
教員
だけで行うのではなくて,
教育委員会
と
学校
がまず一体となりまして,その上に
札幌商工会議所
やハローワーク,
市長部局等
が
連携
協力して取り組んでいくことを考えております。このように,
教員
の
過重労働
とならないよう工夫してまいりたいと考えております。 次に,
受け入れ先
の確保についてでありますけれども,
事業
の
実施
に当たりましては,
商工会議所等関係機関
と
協議
を進めているところでありまして,
受け入れ先
は確保できると考えてございます。
◎
佐藤
指導担当部長
まず,
単位制
の
導入
が
大学受験
に偏った
学習
になるのではないかという点でございますけれども,
教育課程
,いわゆる
教育計画
でありますが,これは,
必修科目
として基礎・
基本
を中心とした幅広い
科目
が設定されております。また,
選択科目
といたしましては,
大学入試科目
だけではなく,例えば
札幌教育
,
札幌研究
といった郷土の歴史や
文化
についての
科目
など,
生徒
の
興味
や
関心
を喚起する
科目
も選択させる仕組みになっております。 次に,
単位制導入
によって,
クラス集団
がなくなって,
生徒
が
集団
の中で学び合う
機会
が失われてしまうのではないかという
懸念
についてでありますが,
旭丘高校
では,1年目は従来どおりの
クラス
に所属し,2年目以降は,
生徒
が選ぶ
テーマ
に基づく
クラス
,例えば,
地域
,
環境
,経済,
メディカル等
,こうした
テーマ
に所属することになります。この
クラス
を通して,朝や帰りの
ホームルーム活動
やいろいろな
学校行事
を行い,
生徒同士
で学び合う
機会
を確保することができる
旭丘高校
独自の
単位制
を考えております。 ◎
佐々木
学校教育部長
最後
に,
通学区域
の問題について,私から
お答え
を申し上げます。
旭丘高校
と
開成高校
の新
学科
の
通学区域
につきましては,
札幌
市全域として,
市内
のどこからも
受験
できるようにする
予定
でございます。これは,これまでに
本市
に
設置
されていない特色ある
教育内容
を持つ
学校
であることから,
札幌
全
市民
に
受験
の
機会
を提供するものでございます。 したがいまして,
通学区域
の拡大は,
学校間格差
,
受験競争
の激化に拍車をかけるものではなく,
生徒
の能力・適正,
興味
・
関心
,
進路希望等
に応じた
学校選択
をひとしく可能とするために行うものと考えております。 ◆
熊谷憲一
委員
大学受験
に偏った
学校
にしないということでありますけれども,ぜひそういうことで努力をしていただきたいと思います。
最後
に,ちょっと聞きたいのですけれども,例えば,
単位制高校
で
単位
を落としてしまったという場合に,4年生だとか5年生だとか,結局,残って,その
一つ
の
単位
を取るためにその
単位
の時間だけ行くということになるのでしょうか。教えてください。 ◎西村
指導担当課長
基本
的には,3年間で約90
単位分
くらいを取れる時数を設定する
予定
でございますけれども,
高等学校
の場合は,そのうちの74
単位分
を取得したならば
卒業
の資格がございます。その中で,わずかな
単位等
を取得できない場合については,
基本
的に1年から2年になれないという留年はございませんけれども,3年間が終わったところで規定の
単位数
を取得しなければ
卒業
はできません。したがって,4年目ということに行きますけれども,それについては,
ホームルーム等
には所属いたしますが,必要な
単位数
を取れば
卒業
ということになりますから,必ずしも一日いっぱい
学校
に来るということにはならないかと思います。 ◆恩村
一郎
委員
今の
熊谷委員
の話とも若干関連してきますけれども,今回の
補正
の中で,
高等学校改革推進事業
ということで1,100万円が
補正
されているわけです。これは,14年度の
改革推進計画
に基づくものというふうに伺っておりますが,
市立
の
高等学校
がどんどん変わっていく,その
特殊性
を出していくということは非常に結構かなと思うのですけれども,そういった中で,いわゆる
道立高校
,
道教委
との
連携
といいますか,その辺の
連携
は今までどのように図られてきているのかということをまず1点お伺いしたいと思います。 それから,今いる
中学校
の方に対して,
保護者
も,また
子供たち
も含めて,今回は4月からこういったものが配られていますけれども,これに関してのいわゆる
PR活動
といいますか,
周知徹底
はどのようになっているのかなと,これを第2点としてお伺いしたいと思います。 また,この中で,今
インターンシップ
の話がございましたけれども,いわゆる
高大連携
という話が出てきています。その
高大連携
の具体的な事例としてどういったものが挙がっているのか,それもあわせて,まとめてお伺いしたいなと思います。 ◎
佐々木
学校教育部長
北海道教育委員会
との
連携
についてでございますけれども,本年2月,
札幌市立高等学校教育改革推進計画
を策定いたしましたが,その際,
本市
の
高校教育
の
改革
の
内容
について,道の
教育委員会
と
協議
を行ってきたところでございます。 また,
旭丘高校
への
単位制
の
導入
,それから,
開成高校
の新
学科
の
設置
に当たりましては,
通学区域
や
入学者選抜制度
などにつきまして,
生徒
,
保護者
が安心して
受験
できるよう,
道教育委員会
と
連携
し,詳細について
協議
しておりまして,
平成
16年度,来年度から
実施
する見通しがついているものでございます。 次に,2点目の
旭丘高校
の
単位制
及び
開成高校
の新
学科
の
PR
についてでございますけれども,本年2月に策定した
高等学校
の
教育改革推進計画
につきまして,
教育委員会
のホームページへの掲載や概要を記載したリーフレットを
市内
の
中学校
3年生及び
中学校教員
すべてに配付いたしまして,
平成
16年度からの
実施
について
周知
してきたところでございます。 今後の
PR
についてでございますけれども,広報さっぽろ7月号へ掲載するほか,
生徒
,
保護者
に対しましては,
両校
が作成する
PRパンフレット
を配付するとともに,7月には
市民会館
において2校
合同
の
学校説明会
の開催を
予定
しております。さらに,8月と11月に
両校
が行う
学校説明会
がありますけれども,この中で,新しい
教育内容
と
通学区域
,
入学者選抜
の詳細について十分に
理解
を図ってまいりたいと考えております。また,
中学校
に対しましては,
校長会
,
進路指導担当教員
の
会議
などを活用して説明してまいりたいと考えております。 ◎
佐藤
指導担当部長
3点目の
高大連携
の具体的な
取り組み
についてでございますけれども,このたびの
市立高等学校改革
の柱の
一つ
には,自分の将来の生き方や
進路
について考えさせる
進路探究学習
を掲げておりまして,
インターンシップ等
の
授業
とともに,
高大連携事業
を
推進
することとしており,とりわけ
高大連携事業
では,
市立高校
全体で取り組む
事業
と,各
学校
で独自に取り組む
事業
を
予定
しております。 全体で取り組む
事業
といたしましては,
生徒
が学問のおもしろさを実感するために,各分野の第一線で活躍している
研究者等
を
道内外
から招きまして,全
市立高校
の
生徒
を
対象
とした
講演会
を計画しているところであります。 また,
学校
独自の
事業
といたしましては,今年度から,
清田高校
において,北星学園
大学
と
合意書
を交わし,
大学
で開講される異
文化コミュニケーションパート
1を初めとした五つの講義を
生徒
が受講することとなっております。さらに,
旭丘高校
や
開成高校
では,北海道
大学
との
連携
に取り組んでおり,いずれも
高校
の
単位
として認定することを
検討
しております。 なお,他の
市立高校
においても,
大学教員
による
出前授業等
を
予定
してございます。 ◆恩村
一郎
委員
今のことで大体の
内容
はわかったのですが,
一つ
,
要望
といいますか,ともかく,今の現場といいますか,
中学生たち
の間に混乱を来さないような,そういった
周知
に関しては十分に
配慮
していただきたいなということと,あわせて,
市立高校
が目指す方向,今やろうとしていることが,まさに
受験戦争
をあおるようなことにならないように,その点にも本当に十分な
配慮
をしていただきたいと思います。 と同時に,いわゆる
高大連携
の中で,
子供たち
に,本当に,何のために
大学
に行くのか,
大学
に入ることが
目的
ではなくて,何を学ぶために
大学
に行くのか,そういったことをその中でしっかり踏まえてやっていっていただきたいなと,そんな
要望
だけを申し上げておきたいと思います。 ○
村上勝志
委員長
ほかにありませんか。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
村上勝志
委員長
なければ,
質疑
を終了いたします。 それでは,
討論
を行います。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
村上勝志
委員長
ないようですので,
討論
を終了いたします。 それでは,採決を行います。
議案
第1号中,
関係分
を可決すべきものと
決定
することにご
異議
ありませんか。 (「
異議
なし
」と呼ぶ者あり) ○
村上勝志
委員長
異議
なし
と認め,
議案
第1号中,
関係分
は可決すべきものと
決定
いたしました。 次に,
議案
第11号
札幌市立学校設置条例
の一部を改正する
条例案
を
議題
といたします。
質疑
を行います。 ◆
三宅由美
委員
北翔養護学校
についてですけれども,3点ほど
質問
いたします。
豊成養護学校
ができまして,
中等部
,
高等部
が
中央
中,
中央小
の中にできていますね。
豊成養護学校
ができました
経緯
,特に
重度
の
重複肢体不自由児
における
教育
についての
方針
,それからこれまでの経過,そこも含めて,
北翔養護学校
の設立に至る
経緯
について,まず第1点,お伺いしたいと思います。 第2点については,新しい
学校
をつくったわけですけれども,
建設
に当たって,
父母
,
教職員
からはどのような
意見
,
要望
があったかということをもう少し詳しくお聞きしたいと思います。今,
建設
に当たって,何を重視して十分に
意見
を反映したのかということです。あわせて,
北翔養護学校
が最も求めるものは何なのかということをお伺いしたいと思います。 それから,第3点目ですけれども,新しい
校名
の
決定
の
経緯
と
決定
の理由ですね。そこについて,もうちょっと詳しくお伺いしたいと思います。 ◎
佐々木
学校教育部長
1点目の
豊成養護学校
の成立に至る
経緯
でございますけれども,
委員
がご指摘のとおり,
昭和
47年に,
重度重複肢体不自由児
を
対象
とした
特殊学級
として
設置
いたしまして,
昭和
58年に
山の手養護学校
の分校といたしました。その後,
平成
4年に,発足当初からの課題でありました障がいの程度や発達の
状況
に応じた適切な
教育
を行える
環境
を
充実
するために,独立した
養護学校
といたしまして
豊成養護学校
を
設置
しております。
小学部
につきましては,新
校舎建設
により,
教育環境
や
学校管理
・
運営面
で大幅な改善が図られました。一方,
中学部
につきましては
中央中学校
に,
高等部
につきましては
中央小学校
に併設する形で
施設対応
を行ってまいりましたが,このたび,
中学部
,
高等部
の6カ年間の
教育
の中で,
生活自立
,
社会参加
を目指した
教育
が行えるように,
中学部
,
高等部
の
教育環境
の
充実
を図るため,西区発寒に
移転新築
をするものでございます。 次に,3点目にございました
校名
について,先に
お答え
させていただきます。
新設校
の
校名
につきましては,
母体校
であります
豊成養護学校
に対しまして,
校名
の
学校案
を依頼してきたところでございます。
豊成養護学校
におきましては,
校内
に
検討委員会
を設けまして,
保護者
,
教職員
及び
後援会
から
意見
を集約し,
検討
を重ねていただきました。
教育委員会
では,
学校
からいただいた
幾つ
かの
校名案
の中から,
新設校
の
校名
を
北翔
と
決定
した次第でございます。 この
北翔
という
校名
には,
豊成養護学校
の校歌にございます「北の
大地
にゆるぎなく」の「北」の文字と「大空高く夢かける」の「翔る」の「翔」の字を合わせたものでございまして,
豊成
がさらに
充実
・発展し,北の
大地
に高くかけてほしいという
関係者
の願いが込められております。 ◎
中村
総務部長
私からは,2点目の,
建設
に当たって
父母
,
教職員
からの
意見
,
要望
,そして,どのようなことを重視して
建設
しているのかというような
お尋ね
でございますけれども,今回
設置
する
養護学校
の
設計
に当たりましては,
保護者
の方から,昨年6月19日に,
教職員
の分と合わせて
意見
,
要望
が提出されております。中・高
合同校舎移転新築
に係る試案,いわゆる
要望書
が提出されております。その中で,
北翔養護学校
が目指すもの,何を重視しているか,何を求めているかというのが集約されていると思いますけれども,大きく5点ございます。 まず,1点は,
中学部
と
高等部
の
共有スペース
であります多
目的ホール
,体育館などを,
コミュニティーエリア
として
保護者
あるいは
地域
の
方々
にも開放できるようにする,そういう機能を持たせてほしいということがございました。2点目として,
生徒
の
スペース関連
では,
学習室
を使いやすように
開閉式
の壁で仕切れるようにということ,それから,大きな問題は
トイレ
について広さを十分に確保することといったことがございます。それから,
支援者スペース
としての
保健室
あるいは
保護者控室
をできるだけ
生徒
の近くに
配置
するということがございます。また,
校舎周辺施設
として,
地域
の
人たち
と共用し交流できる
遊歩道
,緑地を整備することと。
最後
になりますが,快適な
生活環境
とするための仕様としまして,
校内
を
床暖房
にする。これは,
重度重複障害児
を抱えている
学校
ですので,
校内
を
床暖房
にするということとあわせて,
エレベーター
やスロープなどの
バリアフリー対策
を十分に講ずること,こういったことで大きく5点が挙げられると思います。 いずれも,この
要望
というのは,
生徒
や
保護者
,
地域
の
方々
にとりまして,よりよい
施設
をつくる上での極めて貴重な
意見
や提案というふうに受けとめておりまして,これらの
内容
を十分取り入れた形でこれまで
設計
を行ってきているところでございます。 ◆
三宅由美
委員
やはり,
北翔養護学校設置
に当たっての一番大きな根幹というのは,今の流れでもあります
生活自立
,
社会参加
を目指しているものだと私は感じております。 それで,この
校舎
の中にも,
遊歩道
の
設置
とか
コミュニティーホール
の
設置
とか,そういうことが十分に図られているのですけれども,今後とも,このような
施設
を利用いたしまして,
地域
に溶け込み,交流できる,あるいは,ボランティアの方も
活動
に参加できるような,そんな
中身
にしていただきたいと思います。 また,障がい者のいろいろな
教育
の
中身
とか,そういうものについては今後の
お話
ですけれども,この
設置
の
条例案
の中ではこのくらいにしておきます。 ◆
川口谷正
委員
ちょっと関連して,
学校建設
に当たっての
シックスクール
問題ですけれども,
本市
の場合,
シックスクール
の問題は余り顕在化してこなかったと思うのですが,
建設
に当たってその点はどのように
対策
が行われているのか。
万が一
,せっかくでき上がったものから
化学物質
による反応が起きてはと。非常に
個人差
があると言われているのですけれども,
シックスクール対策
はどのように行われているのかについて,追加で
お答え
いただきたいなと思います。 ◎
中村
総務部長
今
お尋ね
のあった
シックスクール対策
については,
平成
13年度から
新設校
あるいは
改築校
について講じているところで,今回の
北翔養護学校
,
豊成
の
中学部
,
高等部
の
新設
に当たりましても,当然,
父母
や
学校側
から
シックスクール
への
配慮
ということがございました。 これにつきまして,
市教委
としても,
平成
13年度から対応しているほかの
小・中学校
の
新築
,
改築
などと同様の体制で,今回も遺漏のないように
配慮
しているところです。 ◆
川口谷正
委員
きょう,同時に,
契約締結
の
議案
が
総務委員会
にかかっているわけです。これは念を押しておきますけれども,
万が一
にも
シックスクール
が現出するようなことのないように,改めて,その
対策
,点検を求めておきたいというふうに思います。 ◆
高橋功
委員
今,
北翔養護
の
施設
の
新設
に当たっての
基本
的な
考え方
ということで前段に
幾つ
かご
質問
がございましたので,
基本
的な
考え方
は
理解
をしました。 しかし,細かい話で大変恐縮ですが,私も,今現在ある
豊成養護
というのは南区にあるものですから,時々お邪魔もいたしますし,
関係者
の
方々
,
父母
の
方々
とも
お話
をする
機会
が何回かございます。私も何回かお邪魔する中で,気にかかるというか,例えば,先ほど
部長
から話のあった
トイレ
が狭いとか,
プール
の深さの問題ですね。簡単に言うと,浅過ぎませんかと。浅いということは,
教職員
の
方々
にしてみればつらいのです。かといって深過ぎればいいというものでもないし,適度な深さというのは当然あると。それにしても,今のあそこは浅過ぎないかなと,私も率直に思っております。 それから,先ほど
三宅委員
からもあったように,とにかく
中学
,
高校
ですから,6年間,
生活
の
自立
と
社会参加
を目指す,そういう
観点
でありますから,再度,この
新設
に当たってもう少し具体的な
配慮
をお考えだったのかどうか改めてお伺いしたい,こう思います。 ◎
中村
総務部長
今
お話し
にありましたように
重度重複肢体不自由児
が
生活
の
自立
,
社会参加
を目指す体験の場ということですので,もちろん,この
施設
については,
安全性
とか
快適性
,使いやすさ,緑豊かな
環境
,そして
コミュニティー
ということを
基本方針
として
設計
を進めております。
幾つ
か
具体例
を挙げさせていただきますと,まず,
トイレ
の問題ですけれども,特に
使用頻度
が高いということで,実際に車いすや
バギー車
というものも楽に入れるように,1ブースの大きさを2.5メートル四方というふうにかなり広目にとっております。そうしまして,
生徒
とか
介護者
がゆとりをもって使用できるようにしておりますし,また,おむつがえの
スペース
とか,体が汚れた場合に備えて
シャワースペース
というものも今回は設けております。 それと,
プール
の
関係
ですけれども,現在の
中学部
,
高等部
にはないわけですが,
水中訓練室
として確保しておりますのは,
小学部
の
プール
の場合は約90センチの
水深
ということがございまして,
お話し
にありましたように,
介助者
が中腰でかなりの
負担
を伴っているという
状況
がございます。今度の新しい
学校
の
プール
につきましては,約30センチほど深くして120センチ強の
水深
ということを確保しております。 また,実際に
水中
で
訓練
を受けるということになりますと,体が冷えますので,
体温調節
が非常に難しい
生徒
が多いものですから,採
暖用浴槽
と申しまして,
プール
から上がるときに体を暖める
浴槽
というものも今回は整備しているところです。 そのほか,
視聴覚訓練
の
関係
では,
生徒
の視覚,聴覚,触覚,嗅覚に働きかける
訓練室
,刺激を感じ取ってそれを楽しんでもらうということで,
オランダ語
を語源とした
スヌーズレン室
と言うのだそうですが,そういう部屋も確保しているところです。また,
生徒
の移動の
負担
を軽減するためにということで,6年間,
生徒
が過ごすということもありますけれども,
生徒
が使う
教室
はすべて1階に
配置
をして使いやすいようにということの目配りのほかに,
保健室
と
保護者控室
を
教室
が見通せる場所に
配置
をしまして,だれでも,いつでも,
緊急事態
に対応できるように,あるいは,
健康状態
の変化に対応できるようにといった
配慮
をしております。
最後
に,
校内
を
床暖
にするということは,
先ほど要望
としてもありましたけれども,もちろん
床暖対応
ということをしておりますし,
バリアフリー
の
観点
から
エレベーター
の
設置
ということで,障がいを持った
生徒たち
のためのきめ細かな
教育
ということに
配慮
しております。 ◆
高橋功
委員
配慮
が大変具体的にもあるのかなという確認ができたところですけれども,またもう
一つ
,大変細かい話になりますが,どこの
学校
であれ,
学校
で使う
教材
,
備品
,これは当然必要なものでございまして,どこの
学校
も,
校長先生
初め,
皆さん方
から
お話
を伺うと,大変なのです,
学校予算
もなかなかないのですという
お話
は本当によく聞いております。 ただ,特に
養護学校
におきましては,まさに障がいを持っていらっしゃる
子供
さん
たち
ですから,そういう障がいに対応した
備品
,
教材
については特別なものがあると思うのです。ほかの
学校
ではちょっと考えられないようなことというのは当然出てくるわけです。 具体的に言うと,私も実際に
豊成養護
で伺いましたけれども,普通の
学校
であれば,
身体検査
のときに,
身長
をはかるには普通のものがあれば足りるわけです。ところが,半分寝たきりの
状況
の中では,あれではとてもとても
身長
をはかれませんから,ちょっと特殊な
身長計測
の器具についてもなかなか認めてもらえないのですという話をおっしゃっておりました。血圧でも,我々ですと,ここでぽんぽんと圧縮していけばはかれるのだろうけれども,なかなか黙っていてくれませんから,ちょっと指にはめると瞬時にはかれるものもある。 具体的にそれを入れろと言うのではなくて,
養護学校特有
の,他の
小・中学校
ではなかなか考えられないようなことというのは,当然,
教育委員会
としても把握していらっしゃるし,ご
要望
もあると思うのです。特に今回,この
新設
に当たって,あえてこのことについて
配慮
をしていただきたい。
学校
関係者
並びに
父母
の
方々
からの
意見
,
要望
を,今までも聞いているのだと思いますが,特によく聞いていただきたいということをあえて申し上げたいと思うのです。 今の
お話
を聞いても大変すばらしいですね。このことについては,私も本当にもろ手を挙げて賛成ですし,バックアップもしてまいりたいと思うのですけれども,せっかくこういうものができるのですから,あえて
要望
にしておきたいと思いますが,そのことを特にお願いをしたいと思います。 ○
村上勝志
委員長
ほかに
質疑
はありませんか。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
村上勝志
委員長
それでは,ないようですので,
質疑
を終了いたします。
討論
を行います。
討論
はありませんか。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
村上勝志
委員長
なければ,
討論
を終了いたします。 それでは,採決を行います。
議案
第11号を可決すべきものと
決定
することにご
異議
ありませんか。 (「
異議
なし
」と呼ぶ者あり) ○
村上勝志
委員長
異議
なし
と認め,
議案
第11号は可決すべきものと
決定
いたしました。 以上で,
委員会
を閉会いたします。 ────────────── 閉 会 午後2時12分...
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